JP3188419B2 - 介護用リフト - Google Patents
介護用リフトInfo
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Description
害者等のように自分で身体を動かしにくい方(以下、病
人等という。)を介護するために使用する介護用リフト
に関するものである。
えばベッドからベッドサイドや車椅子に移したり、トイ
レに座らせたり、風呂に入れたりする等、色々な状況に
おいて使用される。このため、従来の介護用リフトは、
色々な場所へ移動できるようにキャスタが付いたベース
フレームと、ベースフレームに立設され回転不能に固定
された支柱と、基端が支柱に対し傾動自在に軸着され、
先端にハンガーが取り付けられた昇降アームと、基端が
支柱に対し傾動自在に取り付けられ、先端が昇降アーム
に対し傾動自在に取り付けられた昇降駆動装置とを備え
ている。そして、昇降アームを首降り回転させるとき
は、ベースフレームごと回転させるように構成されてい
た。
用リフトでは、転倒しないように、ベースフレームが平
面から見てかなり大きく形成されていた。このため、病
院のように部屋が大きく十分なスペースがある所では使
用できても、一般家庭のように部屋が小さく十分なスペ
ースがない所では、床面に置かれた色々な物にベースフ
レームが当たってしまい、自由に移動させたり昇降アー
ムを首降り回転させたりすることができないことがあ
り、非常に使用しにくかった。また、例えば縁側や玄関
のように大きな段差を越えさせることができず、使用可
能範囲が極めて狭かった。そうだからといって、色々な
場所に複数の介護用リフトを置くのは、経済的にもスペ
ース的にも無理なことであった。
背高になっていたため、既存のベッドによっては、ベッ
ドの基台に前記ベースフレームの端が当たってしまい、
その基台の下方へベースフレームを差し入れることがで
きないことがあった。そうなると、支柱をベッドに近付
けることができず、昇降アーム先端のハンガーをベッド
の中央部上方に位置させることができないため、病人等
をベッドに移すことができないという問題があった。
家庭のように部屋が小さく十分なスペースがない所であ
っても、寝室、化粧室、浴室、縁側、玄関等の色々な部
屋の壁面に取り付けることにより、床面を占有すること
なく設置することができる介護用リフトを提供すること
にある。
に、本発明の介護用リフトは、次の(1)(2)の通り
構成した。 (1)取付板及びその上下端部に固定された一対の軸受
部材からなり、建物の床面を占有することなく取付板に
おいて建物の壁面に取り付けられる取付部材と、支柱の
上端部が上側の軸受部材よりも上方へ突出するようにし
て、一対の軸受部材に対し回転自在に取り付けられた支
柱と、基端が支柱の上端部に対し傾動自在に軸着され、
先端にハンガーが取り付けられた昇降アームと、支柱と
昇降アームとの間に設けられた昇降駆動装置とを備えた
介護用リフト。 (2)建物の天井近くまで延長する支柱と、支柱の複数
箇所を建物の壁面に取り付ける取付部材と、支柱の上端
部と建物の他の壁面との間に設けられた突張りロッドで
あって、その二本が平面V字状に配され、その平面V字
状の角度が調節自在である突張りロッドと、基端が支柱
の途中部に対し傾動自在に軸着され、先端にハンガーが
取り付けられた昇降アームと、支柱と昇降アームとの間
に設けられた昇降駆動装置とを備えた介護用リフト。
の柱体がそれらの外周に螺合されたスリーブによって分
離可能に接合されて構成されているものでもよい。
して回転自在に取り付けることが好ましい。また、突張
りロッドは、例えば、その端部に止着されたリングを支
柱の上端部に嵌めることによって相対回動自在に取り付
けられる。
取付板及びその上下端部に固定された一対の軸受部材か
らなる取付部材を建物の壁面に取り付けるので、床面を
占有しない。また、支柱を取付部材に対して回転自在に
取り付けたため、昇降アームを首降り回転させることが
でき、従来のように大きなベースフレームごと回転させ
なくてもよいので、床面に色々な物が置かれていても、
それらの物が昇降アームの首振り回転の邪魔になること
はない。
によれば、突張りロッドを設けたため、介護用リフトが
吊り上げた病人等の重量によって取付部材の上部が壁面
から外れようとするのを、この突張りロッドが押え付け
て止めるので、取付部材を取り付ける壁面の強度が例え
ば最近の樹脂製ユニットバスのように弱い場合に有効で
ある。さらに、突張りロッドの二本が平面V字状に配さ
れ、その平面V字状の角度が調節自在であるため、建物
の部屋に合うように調整できる。
施例について、図面を参照して説明する。
持部材2又は3と、基端が支持部材2又は3に対し傾動
自在に軸着され、先端にハンガー6が取り付けられた昇
降アーム5と、基端が支持部材2又は3に対し傾動自在
に取り付けられ、先端が昇降アーム5に対し傾動自在に
取り付けられた昇降駆動装置7とを備えている。そし
て、図1〜図8に示すように、支持部材2又は3を備え
た介護用リフト1は建物の壁面で使用される態様であ
る。
この支持部材2は、例えば浴室8の壁面9に取り付けら
れた取付部材としての取付板10及びその上下端部に固
定された一対の軸受部材11と、該軸受部材11に対し
回転自在に取り付けられた支柱12とからなる。支柱1
2は、上下の柱体12a,12bがそれらの外周に螺合
されたスリーブ13によって分離可能に接合されて構成
されている。
側面C字状をなし下側に開口部14のある一対の受け部
材15が固定され、該受け部材15の周囲には開口部1
4を開閉する抜け止め部材16が設けられている。この
抜け止め部材16は受け部材15の背側に回り込む平面
コ字状をなし、その両側部は両開口部14を閉じ得るよ
うになっており、その両端部は下方へ折曲してピン17
により回動可能に軸着されている。さらに、抜け止め部
材16はバネ18によって常には室内側へ付勢され開口
部14を閉じるようになっている。また、支柱12の下
部の室内側には、側面U字状をなし上側に開口部19の
ある受け部材20が固定されている。
端には係合部材としての係合ピン21が両面より突出す
るように止着されている。図5に示すように、この係合
ピン21の両端部が支柱上端の両受け部材15にその開
口部14から挿入されて係合することにより、昇降アー
ム5の基端は支持部材2に対し着脱自在に取り付けられ
ている。この係合ピン21の係合時には、図5に二点鎖
線で示すように、抜け止め部材16を手で操作し開口部
14を開いてから行うが、その係合後は、抜け止め部材
16がバネ18で戻り開口部14を閉じる。このため、
介護用リフト1に予期しない外力がかかったとしても、
受け部材15から係合ピン21が抜けることはなく、昇
降アーム5の基端が支持部材2から外れる事故を防止す
ることができる。
の途中部の下部には取付片30が止着され、該取付片3
0には下側に開口部31のある倒立カップ状の受け部材
32が、その上面に止着された突片33において支軸3
4により回動自在に軸着されている。
22によって止着された取付棒23と、該取付棒23の
下端に回転自在に取り付けられた山形アーム24と、該
山形アーム24の両端に止着されたフック25とから構
成されている。このフック25に公知の保持具(図示
略)を引掛けて病人等を吊り上げるとともに、回転し得
る山形アーム24によって病人等をその場回転できるよ
うになっている。
シリンダを内蔵した公知の駆動部26と、該駆動部26
によって繰出及び退入するロッド27とからなる。な
お、電動モータは商用電源でもバッテリでも作動可能で
ある。図6に示すように、昇降駆動装置7の基端に形成
された二股部28の間には、係合部材としての係合ピン
29が止着されている。この係合ピン29が支柱下部の
受け部材20にその開口部19から挿入されて係合する
ことにより、昇降駆動装置7の基端は支持部材2に対し
着脱自在に取り付けられている。また、図7に示すよう
に、係合部材としてのロッド27の先端が昇降アーム5
の受け部材32にその開口部31から挿入されて係合す
ることにより、昇降駆動装置7の先端は昇降アーム5に
対し着脱自在に取り付けられている。
アーム5の基端及び昇降駆動装置7の基端をそれぞれ支
持部材2に対し、受け部材15,20にその開口部1
4,19から係合ピン21,29を挿入して係合させる
ことによって、ワンタッチで取り付けることができ、反
対に受け部材15,20から係合ピン21,29を抜く
ことによって、ワンタッチで取り外すことができる。従
って、一般家庭のように部屋が小さく十分なスペースが
ない所であっても、介護用リフト1の昇降アーム5、ハ
ンガー6及び昇降駆動装置7という主要作動部だけを、
その支持部材2からワンタッチで分離して容易に移動さ
せることができる。しかも、この実施例では、昇降駆動
装置7の先端を昇降アーム5に対しワンタッチで着脱で
きるので、昇降アーム5と昇降駆動装置7とを分離し
て、さらに容易に移動させることができる。
て浴室8の壁面9に取り付けるので、床面を占有するこ
とがない。また、図4に二点鎖線で示すように、支柱1
2を取付板10に対し回転させることで昇降アーム5を
首降り回転させることができ、従来のように大きなベー
スフレームごと回転させなくてもよいので、床面に色々
な物が置かれていても、それらの物が昇降アーム5の首
振り回転の邪魔になることはない。この首降り回転によ
って病人等を洗い場35から浴槽36の上方へ移し、山
形アーム24によって病人等をその場回転させて身体の
向きを直し、昇降アーム5によって病人を浴槽36へ入
れることができる。
部材3は、支柱12の上端及び下端をそれぞれ浴室8の
天井及び床面近くまで延長し、その上端から下端までの
複数箇所を、壁面9に固定された取付部材としての軸受
部材37によって回転自在に取り付けた点と、支柱12
の上端部を支える二本の突張りロッド38を設けた点と
において、前記態様の支持部材2と相違している。突張
りロッド38の基端は、その基端に止着されたリング3
9を支柱12の上端部に嵌めることによって相対回動自
在に取り付けられ、突張りロッド38の先端は、該先端
に嵌めた取付金具51を浴室8の他の壁面40にネジで
固定することにより、該壁面40に取り付けられてい
る。二本の突張りロッド38は平面V字状に配され、そ
れらの角度は自在に調節できるようになっている。他の
構成は、前記態様と同様である。
り上げた病人等の重量によって、支柱12の上部が壁面
9から外れようとするのを、二本の突張りロッド38が
押え付けて止めるので、支柱12を取り付ける壁面9の
強度が例えば最近の樹脂製ユニットバスのように弱い場
合に有効である。
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。
(1)支持部材2,3を寝室、化粧室、縁側、玄関等の
各部屋の壁面に取り付けておくこと。 (2)支柱下部の受け部材20にも抜け止め部材を設け
ること。 (3)受け部材及び係合部材の形状を適宜変更するこ
と。
用リフトによれば、一般家庭のように部屋が小さく十分
なスペースがない所であっても、寝室、化粧室、浴室、
縁側、玄関等の色々な部屋の壁面に取り付けることによ
り、床面を占有することなく設置することができる、と
いう優れた効果を奏する。また、請求項2に係る介護用
リフトによれば、介護用リフトが吊り上げた病人等の重
量によって取付部材の上部が壁面から外れようとするの
を突張りロッドにより防止できるので、取付部材を取り
付ける壁面の強度が例えば最近の樹脂製ユニットバスの
ように弱い場合に有効であり、さらに、突張りロッドの
平面V字状の角度を部屋に合うように調整できる、とい
う優れた効果を奏する。
態様を示す透視図である。
面図である。
面図である。
ムの基端の取付構造の分解斜視図である。
装置の基端の取付構造の分解斜視図である。
降駆動装置の先端の取付構造の分解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 取付板(10)及びその上下端部に固定
された一対の軸受部材(11)からなり、建物の床面を
占有することなく取付板(10)において建物の壁面
(9)に取り付けられる取付部材と、 支柱(12)の上端部が上側の軸受部材(11)よりも
上方へ突出するようにして、一対の軸受部材(11)に
対し回転自在に取り付けられた支柱(12)と、 基端が支柱(12)の上端部に対し傾動自在に軸着さ
れ、先端にハンガー(6)が取り付けられた昇降アーム
(5)と、 支柱(12)と昇降アーム(5)との間に設けられた昇
降駆動装置(7)とを備えた介護用リフト。 - 【請求項2】 建物の天井近くまで延長する支柱(1
2)と、 支柱(12)の複数箇所を建物の壁面(9)に取り付け
る取付部材(37)と、 支柱(12)の上端部と建物の他の壁面(40)との間
に設けられた突張りロッド(38)であって、その二本
が平面V字状に配され、その平面V字状の角度が調節自
在である突張りロッド(38)と、 基端が支柱(12)の途中部に対し傾動自在に軸着さ
れ、先端にハンガー(6)が取り付けられた昇降アーム
(5)と、 支柱(12)と昇降アーム(5)との間に設けられた昇
降駆動装置(7)とを備えた介護用リフト。 - 【請求項3】 支柱(12)は、上下の柱体(12a,
12b)がそれらの外周に螺合されたスリーブ(13)
によって分離可能に接合されて構成されている請求項1
又は2記載の介護用リフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21043698A JP3188419B2 (ja) | 1993-11-19 | 1998-07-08 | 介護用リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21043698A JP3188419B2 (ja) | 1993-11-19 | 1998-07-08 | 介護用リフト |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31453293A Division JP3322970B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 一般家庭用介護用リフト及び介護用リフトシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189893A JPH1189893A (ja) | 1999-04-06 |
JP3188419B2 true JP3188419B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=16589305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21043698A Expired - Lifetime JP3188419B2 (ja) | 1993-11-19 | 1998-07-08 | 介護用リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188419B2 (ja) |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP21043698A patent/JP3188419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1189893A (ja) | 1999-04-06 |
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