JP2001059601A - 水管ボイラ - Google Patents

水管ボイラ

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JP2001059601A
JP2001059601A JP11235020A JP23502099A JP2001059601A JP 2001059601 A JP2001059601 A JP 2001059601A JP 11235020 A JP11235020 A JP 11235020A JP 23502099 A JP23502099 A JP 23502099A JP 2001059601 A JP2001059601 A JP 2001059601A
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gas
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JP11235020A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Akinori Kawakami
昭典 川上
Takashi Morimatsu
隆史 森松
Koichi Wakae
弘一 若江
Kanta Kondo
幹太 近藤
Tomohiro Okubo
智浩 大久保
Osamu Tanaka
収 田中
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Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水管ボイラにおいて、ボイラ効率のさらなる
向上を図る。 【解決手段】 複数の水管3により構成され、第一開口
部5を備えた環状の第一水管列4と、複数の水管3によ
り構成され、第二開口部10を備えた環状の第二水管列
9とからなり、前記第一水管列4の外側に前記第二水管
列9を配置するとともに、前記第一水管列4の内側に燃
焼室7を設け、前記両水管列4,9の間に前記第一開口
部5から前記第二開口部10へ至るガス通路12を形成
し、前記第二開口部10のほぼ中央部にガス案内用水管
17を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貫流ボイラ,自
然循環式水管ボイラ,強制循環式水管ボイラなどの水管
ボイラの缶体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水管ボイラの缶体構造には、複数本の水
管を環状に配置して内側水管列を形成し、この内側水管
列の内側を燃焼室とし、前記内側水管列の外側にさらに
複数本の水管を環状に配置して外側水管列を形成し、両
水管列の間にガス通路を形成したものがある。前記燃焼
室内では主に輻射による伝熱が行われ、前記ガス通路で
は主に対流による伝熱が行われる。
【0003】前記水管ボイラでは、ボイラ効率の向上を
図るために、前記水管に伝熱フィンを設けて伝熱面積を
増大させる対策が実施されているが、さらなるボイラ効
率の向上が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、水管ボイラにおいて、ボイラ効率のさら
なる向上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、複数の水管により構成され、第一開口部を備えた環
状の第一水管列と、複数の水管により構成され、第二開
口部を備えた環状の第二水管列とからなり、前記第一水
管列の外側に前記第二水管列を配置するとともに、前記
第一水管列の内側に燃焼室を設け、前記両水管列の間に
前記第一開口部から前記第二開口部へ至るガス通路を形
成し、前記第二開口部のほぼ中央部にガス案内用水管を
配置したことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記ガス案内用
水管に全周フィンを設けたことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記ガス案内用
水管における前記第一水管列側の周面および前記第一水
管列側と反対側の周面のどちらか一方または両方に、前
記ガス案内用水管の軸方向に沿って延在した状態で縦型
フィンを設けたことを特徴としている。
【0008】さらに、請求項4に記載の発明は、少なく
とも前記第二開口部の両側に位置する水管に全周フィン
をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、多管式の水管ボイラとし
て実施され、蒸気ボイラや温水ボイラのほか、熱媒を加
熱する熱媒ボイラなどに適用される。
【0010】複数の水管により環状の第一水管列が形成
され、この第一水管列の内側に燃焼室が設けられてい
る。前記第一水管列の外側に、複数の水管により環状の
第二水管列が形成され、この第二水管列と前記第一水管
列との間にガス通路が設けられている。前記第一水管列
には第一開口部が設けられ、この第一開口部により前記
燃焼室と前記ガス通路とが連通している。前記第二水管
列には第二開口部が設けられ、この第二開口部により前
記ガス通路と煙道とが連通している。
【0011】前記第二開口部の中央部には、ガス案内用
水管が配置されている。このガス案内用水管は、ガスを
前記第二水管列の最下流位置,すなわち前記第二開口部
の両側に位置する2本の水管(以下、「両最下流位置水
管」と云う。)に沿って案内しながら前記煙道へ導く働
きをなす。
【0012】すなわち、前記ガス案内用水管は、前記両
最下流位置水管との間にそれぞれ所定の間隔を保持した
状態で前記両最下流位置水管に近接して設けられ、前記
ガス通路をそれぞれ流れてきたガスの流れ方向を変え
て、ガスが前記両最下流位置水管の周面に沿ってそれぞ
れ流れるようにする。これにより、ガスが、前記両最下
流位置水管における前記第二開口部にそれぞれ面する周
面全体と接触し、伝熱量が増加する。また、前記間隔
は、ガスの流通抵抗が過度に増大しない程度に狭めら
れ、前記ガス案内用水管と前記両最下流位置水管との間
を流れるガス流速の増加により、さらに伝熱量は増加す
る。加えて、前記ガス案内用水管自体もガスから熱を回
収する作用をなす。
【0013】ここにおいて、前記ガス案内用水管は、伝
熱フィンを設けない構成とすることもできるし、伝熱フ
ィンを設けた構成にすることもできる。伝熱フィンを設
ける場合は、たとえば全周フィンを設け、帯状のフィン
部材を前記水管の周壁にスパイラル状に巻き付けた構成
とする。また、前記伝熱フィンは、複数の円板状のフィ
ン部材をそれぞれ分離させて前記水管の軸方向に多段状
に設けた構成とすることもできるし、周方向に複数個に
分割したフィン部材を前記水管の軸方向に多段状に設け
た構成とすることもできる。前記ガス案内用水管は、そ
の周面全体でガスと接触するため、前記全周フィンを設
けると伝熱量の増加に頗る効果的である。
【0014】さらに、前記ガス案内用水管に設ける伝熱
フィンとしては、前記ガス案内用水管の軸方向に沿って
延在した状態で設けた縦型フィンとすることもできる。
すなわち、前記ガス案内用水管における前記第一水管列
側の周面および前記第一水管列側と反対側の周面のどち
らか一方または両方に、前記縦型フィンを設けた構成と
する。前記縦型フィンを設けることにより、ガスをスム
ーズに前記煙道へ導くことができる。
【0015】ところで、前記第一水管列および前記第二
水管列は、伝熱フィンを設けない構成とすることもでき
るが、少なくとも前記第二水管列の前記両最下流位置水
管に全周フィンを設けた構成にすると、前記ガス案内用
水管を設けることによる伝熱量増加の効果が大きくな
る。
【0016】前記構成によれば、前記ガス通路出口部に
おける伝熱量が大幅に増加して、ボイラ効率をさらに向
上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明を多管式の貫流ボイラに適用
した実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】まず、図1および図2に示す第一実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の第一実施例におけ
る縦断面説明図であり、また図2は、図1のII−II線に
沿う横断面説明図である。
【0019】最初に、ボイラの缶体構成について説明す
ると、ボイラの缶体は、所定の距離を離して配置された
上部管寄せ1および下部管寄せ2を備えている。これら
の上部管寄せ1および下部管寄せ2の間には、複数の水
管3,3,…が環状に配置されている。これらの各水管
3は、水管壁構造をした環状の第一水管列4を形成し、
前記各水管3の上下端部は、前記上部管寄せ1および前
記下部管寄せ2にそれぞれ接続されている。前記第一水
管列4は、その一部に第一開口部5を備えている。前記
各水管3は、前記第一開口部5を除いて、密接された状
態または第一縦ヒレ部材6,6,…によりそれぞれ連結
されている。
【0020】前記第一水管列4の内側には、燃焼室7が
設けられている。この燃焼室7の上方には、バーナ8が
取り付けられている。このバーナ8は、前記上部管寄せ
1の内方中央部から前記燃焼室7へ向けて挿入されてい
る。また、前記バーナ8は、送風機(図示省略)を備え
ている。
【0021】前記第一水管列4の外側には、複数の水管
3,3,…が環状に配置されている。これらの各水管3
は、環状の第二水管列9を形成し、前記各水管3の上下
端部は、前記上部管寄せ1および前記下部管寄せ2にそ
れぞれ接続されている。前記第二水管列9は、その一部
に第二開口部10を備えている。この第二開口部10
は、前記第一開口部5に対して約180度反対側に設け
られている。前記各水管3間には、前記第二開口部10
および前記第二開口部10から所定距離上流側の範囲を
除いて、第二縦ヒレ部材11,11,…が設けられ、前
記各水管3は前記各第二縦ヒレ部材11でそれぞれ連結
されている。前記第一水管列4の各水管3と前記第二水
管列9の各水管3とは、周方向にほぼ半ピッチずつずら
した状態で配置されている。
【0022】前記第一水管列4と前記第二水管列9との
間には、前記第一開口部5から前記第二開口部10へ至
るガス通路12,12が設けられている。この両ガス通
路12は、前記第一開口部5を介して前記燃焼室7と連
通し、前記第二開口部10を介して煙道13と連通して
いる。したがって、前記燃焼室7を出たガスは、前記第
一開口部5で分岐して前記両ガス通路12へそれぞれ流
入し、前記第二開口部10において合流して前記煙道1
3へ流入するようになっている。
【0023】さて、前記缶体構成において、前記ガス通
路12を流れるガスの温度は、前記両水管列4,9への
伝熱により下流側へ向かうにしたがって低下していく。
そこで、この第一実施例においては、ガス温度の低下の
度合いに応じて、前記ガス通路12に面する前記両水管
列4,9によって構成される伝熱面構造を、高温域伝熱
面構造,中温域伝熱面構造および低温域伝熱面構造の3
段階とし、つぎのように設定している。なお、以下の説
明においては、前記両ガス通路12は、前記第一開口部
5から前記第二開口部10へ至る通路としてほぼ対称と
なっているので、一方の前記ガス通路12について説明
する。
【0024】まず、高温域伝熱面構造について説明す
る。前記第一開口部5から前記ガス通路12へ流入した
ガスの温度は、約1300℃である。ガス温度が約90
0℃〜約1300℃の高温域においては、前記両水管列
4,9は、複数のフィン無し水管A,A,…による水管
壁構造となっている。
【0025】つぎに、中温域伝熱面構造について説明す
る。ガス温度が約500℃〜約900℃の中温域におい
ては、前記両水管列4,9は、複数の片側フィン付水管
B,B,…による水管壁構造となっている。前記片側フ
ィン付水管Bは、前記水管3の片側(前記ガス通路12
側)に横ヒレ形状の多数の横型フィン14,14,…が
多段状に設けられている。
【0026】さらに、低温域伝熱面構造について説明す
る。ガス温度が約500℃以下の低温域においては、前
記第一水管列4は、複数のフィン無し水管A,A,…に
よる水管壁構造となっており、前記第二水管列9は、複
数の全周フィン付水管C,C,…を互いに所定の間隔を
保持して配置した構造になっている。前記全周フィン付
水管Cは、全周フィン15として、帯状のフィン部材が
前記水管3の周壁にスパイラル状に巻き付けられてい
る。したがって、前記第二水管列9の内外両側をガスが
流れ、前記全周フィン付水管Cの外周全体にガスが接触
して伝熱が行われるようになっている。
【0027】ここにおいて、前記全周フィン付水管C
は、その内側となる前記第一水管列4側が前記第一水管
列4の前記フィン無し水管Aにほぼ接触した状態で配置
されており、また前記第一水管列4と反対側となる前記
全周フィン付水管Cの外側には、ガス通路壁として機能
するガイド部材16がほぼ密着した状態で配置されてい
る。このガイド部材16は、前記低温域伝熱面構造を構
成する部分の隔壁として配置されるもので、その上流側
端部は、前記中温域伝熱面構造を構成する前記第二水管
列9の最下流側に位置する水管に連結されており、また
その下流側端部は、前記第二開口部10の一側を画成す
る端部となっている。そして、前記ガイド部材16は、
前記各全周フィン付水管Cの外周,すなわち前記各全周
フィン付水管Cで構成される第二水管列9の半径方向外
側の伝熱面に沿って凹凸状に形成されており、ガスを前
記各全周フィン付水管Cに沿うように流す機能を果たし
ている。
【0028】ところで、前記第二開口部10のほぼ中央
部には、ガス案内用水管17が設けられている。このガ
ス案内用水管17は、ガスを前記第二水管列9の最下流
位置,すなわち前記第二開口部10の両側に位置する2
本の前記全周フィン付水管C,C(以下、「最下流位置
水管18,18」と云う。)に沿って案内しながら前記
煙道13へ導く働きをなす。
【0029】したがって、前記ガス案内用水管17は、
前記両最下流位置水管18との間に所定の間隔をそれぞ
れ保持した状態で前記両最下流位置水管18に近接して
設けられ、前記ガス通路12をそれぞれ流れてきたガス
の流れ方向を変えて、ガスが前記両最下流位置水管18
の周面に沿ってそれぞれ流れるようにしている。前記ガ
ス案内用水管17と前記両最下流位置水管18との各間
隔は、ガスの流通抵抗が過度に増大しない程度に狭めら
れ、前記ガス案内用水管17と前記両最下流位置水管1
8との間を流れるガスの流速がそれぞれ大きくなるよう
にしている。
【0030】さらに、前記ガス案内用水管17は、前記
第一水管列4の前記フィン無し水管Aとの間に所定の間
隔を保持して配置されており、前記ガス案内用水管17
の前記第一水管列4側の周面にもガスが接触し、ガスが
前記ガス案内用水管17の全周に接触するようになって
いる。そして、前記ガス案内用水管17には、その周面
全体に前記全周フィン15が設けられている。
【0031】また、前記第二水管列9の外側には、断熱
材19が設けられ、さらにその外側に、缶体カバー20
が設けられている。
【0032】前記構成の貫流ボイラにおいて、その作用
を説明する。前記バーナ8を作動させると、前記燃焼室
7内で燃焼反応が行われ、燃焼反応がほぼ完了した高温
のガスが、前記第一開口部5を通って前記ガス通路12
へ流入する。前記ガス通路12へ流入したガスは、二方
向に分かれて前記ガス通路12を流れる。ガスが前記ガ
ス通路12を流れる際、ガスの熱が前記各水管3内の被
加熱流体に伝えられ、ガスの温度は下流側へ行くほど低
下する。そして、前記第二開口部10で合流したガス
は、前記煙道13から排ガスとして外部へ排出される。
一方、前記各水管3内の被加熱流体は、加熱されながら
上昇し、前記上部管寄せ1から蒸気として取り出され
る。
【0033】前記ガス通路12に面する前記両水管列
4,9の伝熱面構造を前記3段階の伝熱面構造とするこ
とにより、伝熱量が増加し、ボイラ効率が格段に向上す
る。特に、前記中温域および前記低温域の伝熱量が大幅
に増加する。しかも、全体的にガスの流通抵抗を増大さ
せることなく、かつ前記水管の熱負荷が高くなり過ぎな
いようにしつつ、ボイラ効率を向上させることができ
る。
【0034】また、前記ガイド部材16を設けることに
より、伝熱量の増加に対して効果の大きい前記各全周フ
ィン付水管Cの伝熱面全体を有効に活用することができ
る。すなわち、ガスが前記各全周フィン付水管Cに沿っ
て流れるとともに、ガスの流速が増加し、伝熱量が増加
する。また、前記ガイド部材16の凸部(符号省略)
が、前記各全周フィン付水管C間にガスが滞留するのを
防止して、伝熱量の増加により効果的である。
【0035】さらに、前記ガス案内用水管17を設ける
ことによる効果について説明する。前記ガス案内用水管
17を設けることにより、ガスが前記両最下流位置水管
18における前記第二開口部10に面する周面全体と接
触するとともに、前記ガス案内用水管17と前記両最下
流位置水管18との間を流れるガスの流速が増加する。
また、前記ガス案内用水管17自体もガスから熱を回収
する。したがって、前記ガス通路12の出口部における
伝熱量が大幅に増加して、ボイラ効率をさらに向上させ
ることができる。
【0036】つぎに、図3に示す第二実施例について説
明する。ここにおいて、前記第一実施例と同様の構成部
材には同一の参照番号を付して、その詳細説明を省略す
る。さて、この第二実施例においては、ガス案内用水管
17に、ガスの流れに沿って一対の平板状の縦型フィン
21,21を設けている。これらの両縦型フィン21
は、前記ガス案内用水管17の軸方向に沿って延在した
状態で、前記ガス案内用水管17における前記第一水管
列4側の周面および前記第一水管列4側と反対側(煙道
13側)の周面に、それぞれ設けられている。
【0037】前記両縦型フィン21を設けることによ
り、両ガス通路12,12を流れてきたガスが、スムー
ズに方向転換をして、前記煙道13へ向かって流れる。
したがって、前記両ガス通路12の出口部における流通
抵抗を低く抑えることができる。また、伝熱量の増加に
関する作用効果は、前記第一実施例と同様である。
【0038】以上の前記第一実施例および前記第二実施
例においては、前記ガス案内用水管17に前記全周フィ
ン15や前記縦型フィン21などの伝熱フィンを設けた
構成としているが、伝熱フィンを設けない,いわゆる裸
管とすることもできる。
【0039】また、前記第一実施例および前記第二実施
例は、前記ガス通路12において、前記第一開口部5か
ら流入したガスが二方向に分かれて流れ、前記第二開口
部10で合流する,いわゆるオメガフローの缶体につい
て説明したが、この発明は、たとえば実開平7−127
01号公報に記載されているように、前記第一開口部5
から流入したガスが一方向に前記ガス通路12をほぼ一
周するように流れる,いわゆる「の」の字フローの缶体
にも適用することができる。また、この発明は、たとえ
ば特開平10−26303号公報に記載されているよう
に、前記第一開口部5を前記第一水管列4に周方向にほ
ぼ等分に複数個設け、これら各第一開口部5に対応させ
て前記ガス通路12を複数のブロックに分割した構成の
缶体にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、両水管列間に形成さ
れるガス通路の出口部における伝熱量が大幅に増加し
て、ボイラ効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第一実施例の縦断面説明図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿う横断面説明図である。
【図3】この発明における第二実施例の横断面説明図で
ある。
【符号の説明】
3 水管 4 第一水管列 5 第一開口部 7 燃焼室 9 第二水管列 10 第二開口部 12 ガス通路 15 全周フィン 17 ガス案内用水管 18 水管 21 縦型フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森松 隆史 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 若江 弘一 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 近藤 幹太 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 大久保 智浩 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 田中 収 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の水管3により構成され、第一開口
    部5を備えた環状の第一水管列4と、複数の水管3によ
    り構成され、第二開口部10を備えた環状の第二水管列
    9とからなり、前記第一水管列4の外側に前記第二水管
    列9を配置するとともに、前記第一水管列4の内側に燃
    焼室7を設け、前記両水管列4,9の間に前記第一開口
    部5から前記第二開口部10へ至るガス通路12を形成
    し、前記第二開口部10のほぼ中央部にガス案内用水管
    17を配置したことを特徴とする水管ボイラ。
  2. 【請求項2】 前記ガス案内用水管17に全周フィン1
    5を設けたことを特徴とする請求項1に記載の水管ボイ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記ガス案内用水管17における前記第
    一水管列4側の周面および前記第一水管列4側と反対側
    の周面のどちらか一方または両方に、前記ガス案内用水
    管17の軸方向に沿って延在した状態で縦型フィン21
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の水管ボイ
    ラ。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第二開口部10の両側に
    位置する水管18,18に全周フィン15をそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の水管ボイラ。
JP11235020A 1999-08-23 1999-08-23 水管ボイラ Pending JP2001059601A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008014569A1 (en) * 2006-08-03 2008-02-07 Carnegie Corporation Ltd Steam generation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008014569A1 (en) * 2006-08-03 2008-02-07 Carnegie Corporation Ltd Steam generation

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