JP2001058848A - 新規エナメル組成物、製造方法および得られたエナメル製品 - Google Patents

新規エナメル組成物、製造方法および得られたエナメル製品

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JP2001058848A
JP2001058848A JP2000205213A JP2000205213A JP2001058848A JP 2001058848 A JP2001058848 A JP 2001058848A JP 2000205213 A JP2000205213 A JP 2000205213A JP 2000205213 A JP2000205213 A JP 2000205213A JP 2001058848 A JP2001058848 A JP 2001058848A
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glass
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Andre Beyrle
アンドレ・ベイルル
Daniel Dages
ダニエル・ダジユ
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Saint Gobain Vitrage SA
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、900℃より高い温度で少なくともビスマ
ス、珪素、硼素およびマンガンを含むバッチ材料を溶融
し、その後、この直接溶融後に得られる混合物に少なく
とも亜鉛を含むガラスフリットを添加する、少なくとも
亜鉛を含む再生利用可能な黒色エナメルを製造する方法
に関する。本発明はまた、再生利用可能な亜鉛ベース黒
色エナメル組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板上に、
特にグレージング上にエナメルを付着させることに関す
る。詳しくは、本発明は、新規エナメル組成物とその組
成物を得るための方法、ガラス基板上にエナメル層を製
造するための方法および得られるエナメル製品、特にエ
ナメルグレージングに関する。
【0002】エナメルは先行技術においてよく知られて
おり、自動車産業または建築産業において、特にグレー
ジングなどのガラス基板を被覆するために用いられる。
エナメルのおかげで、装飾層または刻印文字(insc
ription)、導電層、保護層、特にボディ開口に
グレージングを取り付けようとする接着剤層または接着
剤ビードを紫外線放射から保護するための層、マスク、
特に加熱グリッドの集電ストリップの隠蔽あるいは前述
した接着剤ビードの隠蔽のためのマスクなどを形成する
ことが特に可能になる。
【0003】ガラス基板を被覆するために用いられるエ
ナメルは、一般に、両方共に金属酸化物に基づく(ガラ
ス状マトリックスを形成しなければならない)ガラスフ
リットと顔料(特に着色剤として、これらの顔料も場合
によってフリットの一部を形成する)とを含む粉末、お
よび基板へのエナメルの被覆および一時的接着を可能に
する媒体または「ビヒクル」から(基板に被覆し焼き付
ける前に)形成される。エナメルの使用目的により選択
される媒体は、用いられるフリットと顔料の粒子を適切
に懸濁させておかなければならないし、遅くともエナメ
ルの焼き付け中に消費されなければならない。この媒体
には、溶媒、希釈剤、油、樹脂などを挙げることができ
る。
【0004】既存のエナメルカラス基板にまつわる一つ
の問題は、特にシート(グレージング)の形態を取った
ガラス基板の製造におけるこうした製品の再利用の難し
さである。グレージングは、色合い、光透過および/ま
たはエネルギー透過などに関する多くの要件を満足させ
なければならないので、グレージングを製造するために
用いられる溶融炉に粉砕状で再導入されるガラス廃物
(カレット)が通常既に存在するガラス組成物を乱さ
ず、且つ必要な要件を満足させない製品をもたらさない
ことが実際上重要である。非エナメルガラスカレット
は、かくして、炉の投入量の概ね約20〜30重量%の
量でフロートガラスを製造する炉内に再導入することが
できるが、エナメルガラスカレットは、これに反して一
般に、形成されるガラス板中に残留する好ましくない色
合いの外観または残留する未溶融島の外観の原因にな
る。従って、これらの炉に再導入することができるエナ
メルガラスカレットの量は、一般には炉の投入量の2〜
3重量%を超えない(エナメルは、通常はこのガラスカ
レットの0.1〜0.5重量%を構成する)。
【0005】
【従来の技術】改善されたエナメルガラス基板、(特に
グレージングの製造において)特に既存エナメル基板よ
りも容易に再利用できるエナメル基板を得ることを可能
にする改善されたエナメル組成物およびエナメル加工方
法は既に知られており(文献WO第98/25864号
から)、その組成物は、一種以上のマンガン化合物を顔
料として含むと共に、750℃未満の焼き付け温度(融
点とも呼ばれる)を有する。自動車用途において、組成
物は、好ましくは、絶対値で以下の色座標をもつ黒色エ
ナメルを得るように選択される。 L 5;|a2および|b2(および好
ましくは、|a1および|b1)
【0006】これは、一般に、中間酸化物としてBi
を本質的に含む上述した文献に記載された組成物の
場合である。その組成物は、フリットと顔料の必要な混
ぜ物(combination)を得るために、Bi
を含むガラスフリット粉末に粉末状のマンガン化合
物を添加するか、あるいは好適な原材料(マンガン化合
物を含む)の混合物を溶融することによる「直接プロセ
ス」と呼ばれるプロセスによって得られる。
【0007】これに反して、自動車用途において求めら
れている黒の色合いは、再生利用可能な組成物の他のタ
イプでは系統的に得られない。特に、酸化亜鉛などのよ
り安価な酸化物でBiの全部または一部を置き換
えることにより行われる試験では、前のパラグラフにお
いて記載された最初のプロセスでマンガン化合物を添加
する前にBiをガラスフリット粉末中でより安価
な酸化物で置き換えても、又は、Biを得るため
に用いられる原材料または複数の原材料を、前のパラグ
ラフにおいて記載された直接プロセスの原材料の混合物
中でより安価な酸化物を得るために用いられる一種以上
の原材料で置き換えても、必要な黒の色合いを得ること
が可能ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、過去のビスマスベース組成物より安価である再生利
用可能な黒色エナメル組成物を開発することであった。
【0009】従って、本発明により得られるエナメル組
成物は、再生利用可能であると共に少なくとも亜鉛を含
む黒色エナメル組成物(すなわち、焼き付け後に黒色を
もつエナメル組成物)である。
【0010】
【課題を解決するための手段】こうした組成物は、前述
した色合いの問題のため、あるいは再利用の問題のため
(より安価な組成物は確かに存在するが、それらは再利
用できない)に現在まで思いもよらなかった。本発明
は、900℃より高い温度で少なくともビスマス、珪
素、硼素およびマンガンを含むバッチ材料を溶融し、そ
の後、この直接溶融後に得られる混合物に少なくとも亜
鉛を含むガラスフリットを添加するステップを含むエナ
メルを得るための特定の方法を考案することによりこう
した組成物の開発に成功した。
【0011】本発明による方法において用いられる原材
料は、天然材料(例えば、砂、コールマン石など)また
は合成材料(例えば、Biなど)であることが可
能である。一般に用いられる原材料によって供給される
ビスマス、珪素、硼素およびマンガンは、塩(硝酸塩、
炭酸塩など)および/または酸化物の形態を取ってい
る。本発明の方法により用いられるバッチ材料により、
溶融後にビスマス、珪素および硼素(それぞれ酸化物B
、SiOおよびBの形態を取って組成
物中に本質的に存在し表現される。同様に、組成物中の
他の各化合物は、これらのエナメルフリットまたは組成
物中で一般に存在し、分析され表現される形態で以後表
現される)に基づく混合物(すなわち、フリット)を得
ることが可能になる。この混合物は少なくとも一種のマ
ンガン化合物を顔料として含む。
【0012】好ましくは、前述した混合物(以後、単に
「混合物」または「第1の組成物」と呼ぶ)中に存在す
るマンガン化合物または複数のマンガン化合物は、任意
に一種以上の他の顔料を少量(特に他の任意の顔料ごと
にマンガン化合物(複数を含む)の量未満で残存する
量)なら含んでもよい前記混合物の主たる顔料を形成す
る。有利には、マンガン化合物または複数のマンガン化
合物は、存在する顔料の少なくとも50重量%、好まし
くは存在する顔料の少なくとも75重量%であり、特に
好ましくは混合物中に存在する唯一の顔料である。特
に、且つ良好な再生利用可能性を有する本発明による組
成物を得るために、この混合物は、有利には酸化クロ
ム、酸化銅、酸化コバルト、酸化ニッケルを含有せず、
またクロム酸銅、クロム酸コバルトなどのその他のクロ
ム−、銅−、コバルト−、ニッケル−ベースの他の化合
物も含有しない。好ましくは、この混合物は、酸化鉄な
どの他の着色用酸化物も含有しない。混合物中の顔料
(複数を含む)(有利にはマンガン化合物(複数を含
む))の量は、一般に混合物の20〜50重量%の間で
ある。
【0013】マンガン化合物または複数のマンガン化合
物は、一般に、マンガン塩(複数を含む)および/また
は酸化マンガン(複数を含む)(例えば、MnOおよ
び/またはMnおよび/またはMnおよび
/またはMnO)の形態で供給され、好ましくは、炭酸
マンガン(複数を含む)および/またはMnOの形態
で供給される。
【0014】殆どの場合、本発明による方法において用
いられる原材料は、既に挙げた化合物に加えて、一種以
上のアルカリ(例えば、炭酸ナトリウムおよび/または
硝酸ナトリウム)およびアルミナを含む。好ましくは、
用いられる原材料は、割合が重量%で表される溶融後の
以下の混合物を得るように選択される。 Bi 28〜52% SiO 8〜32% B 1〜10% Al 0.1〜4% アルカリ酸化物(通常はNaOおよび/またはKO) 0.2〜6% MnO 20〜50%
【0015】本発明による方法における原材料は、好ま
しくは、1050℃(1100℃より高くさえある)よ
り高い温度で溶融し、この条件が充足されることによ
り、焼鈍処理などの混合物の追加の熱処理を要すること
なく、エナメルの後続の焼き付け中に必要な黒の色合い
を直接得ることが可能になる。それに反して、混合物の
こうした追加の熱処理は、直接溶融を1050℃未満の
温度(すなわち、本発明による方法において主として9
00℃〜1050℃の間)で行うならば好ましいことが
ある。焼鈍は、少なくとも亜鉛を含みこの場合必要なら
ば導電性であるフリットを黒の色合いの外観に加える前
に、例えば、およそ480〜550℃の間の温度(また
は650℃でさえ)で行われる。従って、本発明による
方法における原材料の融点は、900℃より高いよう
に、好ましくは1050℃より高いように、また一般原
則として1300℃を超えないように選択される。
【0016】原材料を溶融した後に得られる混合物は、
その後、一般には粉末状に粉砕され、少なくとも亜鉛を
含むガラスフリット(以後、亜鉛ベースガラスフリット
と呼ぶ)の混合物への添加は、好ましくは、この粉砕後
に行われる(それなら亜鉛ベースフリットも好ましくは
粉末状で供給される)。あるいは、亜鉛ベースフリット
(直接溶融によって、あるいは既に粉末の形態として得
られる)は、亜鉛ベースフリット/混合物の混ぜ物(c
ombination)を粉砕する前に混合物に添加す
ることができる。
【0017】好ましくは、行われる粉砕は、粉末を形成
する粒子の少なくとも90重量%が直径40μm未満、
好ましくは20μm未満、特に好ましくは10μmであ
るような微粉砕である(この微粉砕によって、エナメル
の不透明度に関してより良好な結果を得ること可能にな
る)。適宜、最終粉末(粉砕混合物と粉砕亜鉛ベースフ
リットとを含む)は、その後、被覆しようとする表面上
に付着させるため、またエナメルの最終焼き付けのため
に媒体中でペースト状にされる。あるいは、亜鉛ベース
フリットは、混合物に混ぜられる一方で、既に媒体中で
ペースト状にされてしまっている。
【0018】本発明による方法において、特定の二つの
別々の組成物(第1の組成物は混合物からなり、第2の
組成物は少なくとも亜鉛ベースガラスフリットを含む)
は、本方法においてまさしく今こうして混ぜられ、こう
した条件下で行われる特定の組成物のこのような混合に
よって、再生利用可能な組成物のままでありながら特に
安価な組成物(特に中間酸化物としてBiのみを
含む組成物と比較して)を得ることが可能になると共
に、混合を別の方法で行う時には得られない自動車用途
における再現性のある必要な黒の色合いを得ることが可
能になる。好ましくは、混合物に添加される組成物(こ
の組成物は上で第2の組成物と呼んだものである)は、
媒体中であろうとなかろうと亜鉛ベースガラスフリット
から本質的になると共に、顔料を本質的に含有しない。
混合物/亜鉛ベースフリット混ぜ物への顔料の添加は、
場合によって黒色の形成または得られたエナメルの再生
利用可能性に有害である。混合物に添加される組成物
は、特にはマンガン化合物を含有せず、混合物の場合と
同様に、酸化クロム、酸化銅、酸化コバルト、酸化ニッ
ケルも、クロム、銅、コバルト、ニッケル(および場合
によって鉄)に基づく他の一切の化合物も含有しない。
【0019】好ましくは、亜鉛ベースガラスフリット
は、混合物/亜鉛ベースガラスフリット混ぜ物の約20
〜55重量%であるように混合物に添加される。一般
に、亜鉛ベースガラスフリットは、亜鉛(中間酸化物と
して存在し、ZnOの形で表現される)の他に、B
またはSiOなどの他の酸化物を含む。
【0020】本発明の有利な実施形態において、亜鉛ベ
ースガラスフリットは、重量%で表される例えば以下の
組成を有する。 ZnO 18〜30% SiO 16〜50% B 10〜25% Al 1〜4% F 0〜5% アルカリ酸化物(通常はNaOおよび/またはKO) 6〜15% TiO 0〜8%
【0021】本発明による方法においてこうして得られ
るエナメル組成物は、本発明により定義されるような亜
鉛に基づく(または少なくとも亜鉛を含む)再生利用可
能な黒色エナメル組成物である。本発明による組成物
は、クロム、銅、ニッケル、コバルト(および場合によ
って鉄)組成物を含有せず、亜鉛を含有し焼き付け後に
黒の色合い(L 5;|a2および|b
2)を与えることが可能であるエナメル組成物として定
義することもできる。本発明による組成物は、特に且つ
有利に、本発明による方法によって得ることができる。
【0022】本発明によるエナメル組成物は、一般に、
少なくともZnOを含む酸化物(フリット)の混合物を
含む。「エナメル組成物」という表現は、焼き付け後に
本質的に着色ガラスマトリックス形態を取る、焼き付け
る前の対象エナメルの組成物を意味すると本発明により
理解されるべきである。一般に、本発明によるエナメル
組成物は、その他の酸化物、特にBiおよびMn
ならびに酸化珪素(網目形成酸化物として作用する
SiO)、酸化アルミニウムおよび酸化硼素、ならび
に場合によってナトリウム、リチウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウムまたはチタンなどの他の酸化物も
含む。好ましくは、特に本発明の方法により得られる本
発明による組成物は、重量%で表される以下の組成を有
する。 ZnO 4〜8% Bi 16〜35% SiO 20〜27% B 6〜10% Al 1〜4% F 0〜0.5% TiO 0〜1% アルカリ酸化物(通常はNaOおよび/またはKO) 4〜6% MnO 22〜38%
【0023】(特に再利用に関連した理由のために)好
ましくは、組成物は、1重量%未満(有利には0.1%
未満、特に有利には0.05%未満)の酸化鉛を含み、
特に好ましくは酸化鉛を含有しない。好ましくは、組成
物は、酸化カドミウムなどの問題をはらむ他の元素も、
前述したクロム、銅、ニッケル、コバルト(および可能
ならば鉄)元素も含有しない。
【0024】本発明の有利な実施形態において、エナメ
ル組成物は、10重量%未満、好ましくは5重量%未満
の銀粒子をさらに含み、より一般には、10%未満のい
ずれかの銀ベース化合物またはいずれかの導電粒子を含
む。
【0025】既に前述したように、本発明によるエナメ
ル組成物は媒体を含むことが可能であるため、組成物
は、基板への被覆のために必要な粘度をもつことが可能
であると共に、基板に結合することが可能である。この
媒体は、従来のエナメル組成物中で通常用いられるいか
なる媒体であってもよく、それらには、特に、溶媒、希
釈剤、パイン油および他の植物油などの油、アクリル樹
脂などの樹脂、石油留分、セルロース材料などの膜形成
材料などが挙げられる。付着させようとするために準備
の整った組成物中の媒体の割合は、好ましくは、組成物
の15〜40重量%の間である。
【0026】本発明によるエナメル組成物はまた、有利
には、700℃未満(例えば、約550〜650℃)の
焼き付け温度(又は、融点)をもち、本発明による方法
において、用いられる原材料および亜鉛ベースフリット
は、特に、こうした焼き付け温度をもつ組成物を好まし
くは得るように選択される。「エナメル組成物の焼き付
け温度」という表現は、被覆しようとする基板上に付着
するようなエナメル組成物の形態を取ったエナメルの焼
き付け温度を意味すると本発明により理解されるべきで
ある。それは、エナメルの分野において、焼結中にエナ
メルの毛細管作用の消失によって特に現れる組成物の
「十分な」焼結が観察される最小温度に対応する。当業
者は、例えば、(エナメルを処理温度に上げ、その後冷
却した後)エナメル上にインキ入りペン(すなわち、よ
り具体的にはフェルト)を通過させ、インキの溶媒が毛
細管作用でエナメルによって吸収されるときに、該溶媒
によって冷却されたエナメル全体に残された痕跡が消失
する最低処理温度を記録することによるこの融点を測定
する方法を知っている。エナメル基板の製造において、
基板上に付着されるエナメルの焼き付けのために選択さ
れる温度は、そこで、好ましくはこの焼き付け温度以上
であるように選択される。
【0027】本発明による組成物を用いるガラス基板、
特にグレージングのエナメル加工のための方法におい
て、エナメル組成物は、基板上に付着された後に焼き付
けられる。適宜、焼き付けは、基板の曲げ加工および/
または強化に関連した熱処理中に行われる。焼き付け温
度は、一般に約550から700〜750℃であり、焼
き付け時間は、好ましくは数分を超えない。一般に且つ
好ましくは、本発明によるエナメル組成物上で(または
本発明による方法において得られる混合物/亜鉛ベース
フリット混ぜ物上で)行われるあらゆる熱処理は、70
0℃の温度を超えず、数分または数十分(多くとも1時
間)を超えない。より実質的な熱処理は、場合によって
黒の色合いの変色を引き起こす。しかし、これらの条件
の充足は、本発明によるエナメルの処理に有害ではな
く、その充足によって、特に自動車用途において従来の
エナメルを処理するために通常用いられる温度および圧
力条件下で装置を用いてこのエナメルを有利に処理する
ことが可能になる。
【0028】エナメル組成物は、スクリーン印刷、スパ
ッタリング、カーテンコーティングまたはロール塗布な
どによって基板上に付着させることができ、付着の後、
基板にエナメルを塗布するために用いられる媒体の希釈
剤の除去によってエナメルを一時的に固定するために、
一般に、例えば、赤外線を用いる乾燥が行われる。幾つ
かの層を基板上に付着させる場合、各層は、好ましく
は、次の層を付着させる前に乾燥され、焼き付けは多層
アセンブリー上で行われる。
【0029】ガラス基板の任意の曲げ加工および強化
は、知られた方法を用いて行われる。曲げ加工は、特
に、重力によって(特に、ラミネートガラス板の製造の
目的のために二つ一組になってガラス基板を曲げ加工す
る場合)、あるいはダイによって行うことができる。基
板を曲げ加工し強化する時、強化は、任意に同じ装置内
でエナメル基板を曲げ加工した後に行うことができる。
【0030】ラミネートグレージングを製造する目的た
めにガラス基板を同時に曲げ加工しなければならない場
合、エナメルは基板の少なくとも一つ上に付着されると
共に、基板は一緒に接合され、その後曲げ加工される。
ガラス基板は、その後、異なる材料の少なくとも一つの
内層膜を挿入するために分離される。ラミネートグレー
ジングは、その後、ホットプレスによってアセンブリー
を合わせて接合することにより得られる。
【0031】焼き付け後に得られるエナメルは良好な不
透明度(エナメルの光学密度は、一般に2.5より大き
い)を示す。光学密度(OD)は、デンシトメータ、例
えば、GRETAG(登録商標)D200装置(550
nmフィルターを用いるもの)で測定され、式OD=l
og1/Tによって光透過係数Tに関連づけられ
る。
【0032】さらに、本発明によるエナメル組成物の初
期色(焼き付け前)がどうあろうと、組成物は焼き付け
後に、自動車用途のために必要に応じて黒色エナメルを
与える。好ましくは、本発明によるエナメル組成物は、
絶対値で以下の色座標をもつ黒色エナメルを焼き付け後
に与えるように選択される。 L 5;|a1(および好ましくは、|a
0.6)および|b2(および好ましくは、|
1)
【0033】色座標L、aおよびbは、CIE
(International Illuminati
on Commission)によって1931年に定
義され提案され、1976年の公式CIE勧告の主題を
なした(International Illumin
ation Commission,Colorime
try−Official Recommendati
ons−CIE Publication No.15
−2,Vienna,1986)。上述した色座標は、
光透過係数約90%および厚さ4mmの非色付けガラス
基板上にある時、エナメルでは10度の観察角で鏡面排
除モードにおいてD65光源下でミノルタCM 200
2分光比色計を用いて反射で測定される。
【0034】本発明によるエナメルを被覆された基板
は、特に顔料の全部または一部としてマンガン化合物ま
たは複数のマンガン化合物を使用するので、より良好な
再生利用可能性も示す。従って、ガラス板の製造のため
の原材料を溶融する炉に本発明による組成物を有するエ
ナメルで被覆された基板をカレット状で再導入する時
(一般に約1350〜1500℃の温度で)、エナメル
の色は概ね消失し、用いられる原材料から生じるガラス
の色を妨げない。本発明による組成物の再生利用可能性
は、組成物が上述したものなどの問題成分(鉛、クロ
ム、銅、コバルト、ニッケル、鉄、カドミウム、銀およ
び導電粒子など)を1%未満しか含有しないか、あるい
は全く含有しない時に特に良好である。
【0035】本発明によるエナメル組成物は、種々の基
板を被覆するために用いることができる。エナメル組成
物を付着させる基板は、裸ガラス基板であってもよく、
あるいは一つ以上のエナメル層が、好ましくは本発明に
よる一つ以上のエナメル層が既に被覆されたガラス基板
であってもよい。この基板は、一枚以上のガラス板から
なってもよいし、改善された機械的強度および耐熱特性
を有するように強化してもよい。本発明によるエナメル
で被覆された基板は、こうして、本発明による組成物を
有するエナメルの少なくとも一つの層でガラス板の側面
の一方の少なくとも一部を被覆された少なくとも一枚の
ガラス板を備える。本発明によるエナメルは、他のタイ
プの基板を被覆するために用いることもできる。
【0036】本発明によるエナメルで被覆されたガラス
基板、特にグレージングは、改善された再生利用可能性
を示し、これらの基板は、一般に、ガラス板を製造する
ための炉内で、特にフロートプロセスによってガラス板
の製造のために最も広く用いられる炉内で、炉の投入量
の場合によって少なくとも15%までに及ぶ量、あるい
は少なくとも50重量%までにさえ及ぶ量で特にカレッ
ト状で再生利用可能である(エナメルは一般にガラスカ
レットの0.1〜0.5重量%を構成する)。本発明に
よるエナメルで被覆された基板は、その基板を自動車用
途において用いるために十分な機械的特性を有する。
【0037】本発明の更なる利点および特徴は以下の実
施例の中で現れるであろう。実施例は本発明を限定しな
いで説明する。
【0038】
【実施例】実施例1 炭酸ナトリウム、アルミナ、硼酸、シリカ、酸化ビスマ
スおよびMnO(または炭酸マンガン)に基づくバッ
チ材料の混合物を約1200℃で溶融し、その後に粉砕
を行う。得られた混合物は、7.7%のB、4
5.5%のBi、12.2%のSiO、1.8
%のNaO、2.8%のAlおよび30%のM
nOの重量組成を有し、その後、得られた混合物の7
5重量部に、45.2%のSiO、2.6%のAl
、14.6%のNaO、11.7%のB
4.6%のTiO、0.8%のFおよび20.5%の
ZnOの組成物(重量%)25重量部を添加する。
【0039】3重量%のアクリル樹脂を含むパイン油性
媒体27部に組成物のこの混ぜ物を添加して、基板上に
容易に付着させることができるエナメル組成物を得る。
次に、組成物をガラス板上に付着させ、その後、約62
0〜640℃で数分にわたり焼き付ける。2.5の光学
密度およびL=2.7、a=0.4およびb
0.5の色座標(これらの色座標は、光透過係数約90
%および厚さ4mmのガラス基板上にエナメルがある時
に測定される)を有する黒色エナメル層で被覆された基
板を得る。
【0040】次に、炉の投入量の50重量%である基板
(エナメルはこの基板の0.5重量%である)を粉砕
し、それを、フロートプロセスによってガラス板を製造
する原材料を溶融するための炉に導入する。炉の温度は
約1500℃である。炉を出ると、全く色がなくバッチ
ストーンを含有しないガラスを得る。
【0041】さらに、中間酸化物としてビスマスのみに
基づく同じ再生利用可能な組成物と比べて、この実施例
において得られた組成物はずっと安価である。
【0042】実施例2 炭酸ナトリウム、アルミナ、硼酸、シリカ、酸化ビスマ
スおよびMnO(または炭酸マンガン)に基づくバッ
チ材料の混合物を約1200℃で溶融し、その後に粉砕
を行う。得られた混合物は、7.7%のB、3
5.5%のBi、12.2%のSiO、1.8
%のNaO、2.8%のAlおよび40%のM
nOの重量組成を有し、その後、得られた混合物の4
0重量部に、45.2%のSiO、2.6%のAl
、14.6%のNaO、11.7%のB
4.6%のTiO、0.8%のFおよび20.5%の
ZnOの組成物(重量%)13重量部を添加する。
【0043】3重量%のアクリル樹脂を含むパイン油性
媒体27部に組成物のこの混ぜ物100重量部をその後
添加して、基板上に容易に付着させることができるエナ
メル組成物を得る。次に、組成物をガラス板上に付着さ
せ、その後、約630〜650℃で数分にわたり焼き付
ける。2.7の光学密度およびL=4、a=0.3
およびb=0.5の色座標を有する黒色エナメル層で
被覆された基板を得る。
【0044】次に、炉の投入量の50重量%である基板
(エナメルはこの基板の0.5重量%である)を粉砕
し、それを、フロートプロセスによってガラス板を製造
する原材料を溶融するための炉に導入する。炉の温度は
約1500℃である。炉を出ると、全く色がなくバッチ
ストーンを含有しないガラスを得る。
【0045】前と同様に、中間酸化物としてビスマスの
みに基づく同じ再生利用可能な組成物と比べて、この実
施例において得られた組成物はずっと安価である。
【0046】比較例1 45.2%のSiO、2.6%のAl、14.
6%のNaO、11.7%のB、4.6%のT
iO、0.8%のFおよび20.5%のZnOの組成
のフリット35部に、11%のB、65%のBi
、17.4%のSiO、2.6%のNaOお
よび4%のAlを含むフリット35部(重量%)
を混合し、その後、MnO30重量部を添加する。
【0047】3重量%のアクリル樹脂を含むパイン油性
媒体27部に組成物のこの混ぜ物100重量部をその後
添加して、基板上に容易に付着させることができるエナ
メル組成物を得る。次に、組成物をガラス板上に付着さ
せ、その後、約650℃で数分にわたり焼き付ける。
1.4の光学密度およびL=17.7、a=3.0
およびb=6.4の色座標(これらの座標は、光透過
係数約90%および厚さ4mmのガラス基板上にエナメ
ルがある時に測定される)を有する褐色エナメル層で被
覆された基板を得る。
【0048】比較例2 ビスマスを供給する原材料の一部を亜鉛を供給する原材
料で置き換えて、実施例1のように原材料の直接溶融を
行って、実施例1において得られたものに近いがBi
の一部がZnOで置き換えられている混合物を得
る。この溶融後に粉砕を行う。
【0049】3重量%のアクリル樹脂を含むパイン油性
媒体27部にこの混合物100重量部をその後添加し
て、基板上に容易に付着させることができるエナメル組
成物を得る。次に、組成物をガラス板上に付着させ、そ
の後、約650℃で数分にわたり焼き付ける。褐色エナ
メル層で被覆された基板を前の比較例のように得る。
【0050】本発明によるエナメルは、特に、自動車産
業または建築産業のためのグレージングを被覆するため
に用いることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 900℃より高い温度で少なくともビス
    マス、珪素、硼素およびマンガンを含むバッチ材料を溶
    融し、その後、この直接溶融後に得られる混合物に少な
    くとも亜鉛を含むガラスフリットを添加する、少なくと
    も亜鉛を含む再生利用可能な黒色エナメルを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】 前記原材料の溶融を1050℃より上で
    行う、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 混合物/亜鉛ベースガラスフリットの混
    ぜ物の約20〜55重量%になるように、前記亜鉛ベー
    スガラスフリットを前記混合物に添加する、請求項1か
    ら2のいずれかに記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも亜鉛を含み顔料を含有しない
    ガラスフリットのみを場合によって媒体と組み合わせて
    前記混合物に添加する、請求項1から3のいずれか1項
    に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記亜鉛ベースガラスフリットを添加す
    る前に前記混合物を粉砕する、請求項1から4のいずれ
    か1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    製造方法によって得ることが可能である、少なくとも亜
    鉛を含む再生利用可能な黒色エナメル組成物。
  7. 【請求項7】 クロム、銅、ニッケルおよびコバルトを
    含有せず亜鉛を含む黒色エナメル組成物。
  8. 【請求項8】 900℃より高い温度で少なくともビス
    マス、珪素、硼素およびマンガンを含むバッチ材料を溶
    融することにより得られる第1の組成物を含み、少なく
    とも亜鉛を含む少なくとも一種のガラスフリットの形態
    で前記第1の組成物に添加される第2の組成物も含むエ
    ナメル組成物。
  9. 【請求項9】 媒体をさらに含む、請求項6から8のい
    ずれか1項に記載のエナメル組成物。
  10. 【請求項10】 ガラス基板の少なくとも一部を請求項
    6から9のいずれか1項に記載のエナメル組成物で被覆
    し、その後エナメル基板を熱処理に供してエナメルを焼
    き付ける、ガラス基板をエナメル加工する方法。
  11. 【請求項11】 請求項6から9のいずれか1項に記載
    の組成物を有するエナメルの少なくとも一つの層でガラ
    ス板の側面の少なくとも一方の少なくとも一部上を被覆
    された少なくとも一枚のガラス板を備えるグレージン
    グ。
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