JP2001058627A - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器

Info

Publication number
JP2001058627A
JP2001058627A JP11236052A JP23605299A JP2001058627A JP 2001058627 A JP2001058627 A JP 2001058627A JP 11236052 A JP11236052 A JP 11236052A JP 23605299 A JP23605299 A JP 23605299A JP 2001058627 A JP2001058627 A JP 2001058627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
dimension
axis
packaging container
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11236052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4567121B2 (ja
Inventor
Atsushi Sada
淳 佐田
Makoto Yamaguchi
誠 山口
Masanobu Okamura
正信 岡村
Takashi Takagi
崇 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Toppan Inc
Original Assignee
Tsumura and Co
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsumura and Co, Toppan Printing Co Ltd filed Critical Tsumura and Co
Priority to JP23605299A priority Critical patent/JP4567121B2/ja
Publication of JP2001058627A publication Critical patent/JP2001058627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567121B2 publication Critical patent/JP4567121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】持ち易く、内容物を振り出し易く、保管・収納
をし易くすること。 【解決手段】筒状の容器本体14の長さ方向に対して直交
する断面の形状が偏平形状を成す包装用容器であって、
容器本体14のほぼ中心を通り、一方の互いに対向する二
つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50mm〜85m
mとなるようにし、容器本体14のほぼ中心を通り、他方
の互いに対向する二つの側面を結び第1の軸と直交する
第2の軸の寸法R2が90mm〜120mmとなるよう
にし、全ての側面が、それぞれ湾曲面を介して連続して
いる構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用の容器に係
り、特に持ち易く、また内容物を振り出し易く、さらに
保管・収納をし易くした包装用容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、包装用の容器としては、例え
ば入浴剤、粉末洗剤、インスタントコーヒー、粉末ジュ
ース等の粉体、粒体、顆粒体等の内容物を収納するた
め、種々の型式の容器が使用されてきている。
【0003】また、このような内容物を収納する容器と
して、容器本体の開口を薄い蓋シートでシールした型式
の密封容器も知られている。
【0004】そして、この種の型式の容器の場合には、
容器の開封時に、蓋シートの一部或いは全部が破壊さ
れ、内容物を取出すための穴が形成され、容器本体の胴
部を手で把持して穴部から内容物を振り出して使用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の包装用容器は、容器本体の形状が円柱形状となっ
ているものがほとんどである。
【0006】このため、容器本体の胴部を手で把持して
内容物を振り出して使用する場合に、比較的持ち難く、
特に例えば手のひらが濡れているような時には、内容物
の振り出しを行なうことが難しく、また場合によっては
滑って容器を手から落としてしまう、という事態が生じ
る可能性がある。
【0007】さらに、円柱形状の容器であることから、
特に複数個の容器を保管・収納するような場合に、デッ
ドスペースが多くできてしまい、容器を保管・収納し難
く効率が悪いという問題点もある。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、持ち易く、また内容物を振り
出し易く、さらに保管・収納をし易い包装用容器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、筒状の容器本体の長さ方向
に対して直交する断面の形状が偏平形状を成す包装用容
器であって、容器本体のほぼ中心を通り、一方の互いに
対向する二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50m
m〜85mmとなるようにし、容器本体のほぼ中心を通
り、他方の互いに対向する二つの側面を結び第1の軸と
直交する第2の軸の寸法R2が90mm〜120mmと
なるようにし、全ての側面が、それぞれ湾曲面を介して
連続している構造を有する。
【0010】従って、請求項1の発明の包装用容器にお
いては、容器本体を偏平形状とし、一方の互いに対向す
る二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1を50mm〜8
5mmとし、他方の互いに対向する二つの側面を結び第
1の軸と直交する第2の軸の寸法R2を90mm〜12
0mmとし、全ての側面が湾曲面を介して連続している
構造とすることにより、使用者の手の大きさ、すなわち
親指の先端から手のひらを通した中指の先端までの長さ
の平均がおおよそ15cm〜20cmであることから、
容器を片手で把持した時に、手の親指の位置が第2の軸
方向の約1/2の部所に位置することになるため、手の
ひらが包装用容器の側壁部分にフィットして容器が持ち
易くなり、容器を安心して持つことができる。さらに、
容器本体の断面の形状が偏平形状を成すことにより、複
数個の容器を保管・収納するような場合に、断面の形状
が円形状の場合に比べてデッドスペースが少なくなるた
め、容器を保管・収納し易く効率が良くなる。
【0011】また、請求項2の発明では、筒状の容器本
体の長さ方向に対して直交する断面の形状がほぼ楕円形
状を成す包装用容器であって、短軸の寸法R1が50m
m〜85mmとなるようにし、長軸の寸法R2が90m
m〜120mmとなるようにした構造を有する。
【0012】従って、請求項2の発明の包装用容器にお
いては、容器本体をほぼ楕円形状とし、短軸の寸法R1
を50mm〜85mmとし、長軸の寸法R2を90mm
〜120mmとした構造とすることにより、使用者の手
の大きさ、すなわち親指の先端から手のひらを通した中
指の先端までの長さの平均がおおよそ15cm〜20c
mであることから、容器を片手で把持した時に、手の親
指の位置が第2の軸方向の約1/2の部所に位置するこ
とになるため、手のひらが包装用容器の側壁部分にフィ
ットして容器が持ち易くなり、容器を安心して持つこと
ができる。さらに、容器本体の断面の形状が偏平形状を
成すことにより、複数個の容器を保管・収納するような
場合に、断面の形状が円形状の場合に比べてデッドスペ
ースが少なくなるため、容器を保管・収納し易く効率が
良くなる。
【0013】さらに、請求項3の発明では、筒状の容器
本体の長さ方向に対して直交する断面の形状が偏平形状
を成し、容器本体の胴部を手で把持して頂部開口部から
内容物を振り出して使用する包装用容器であって、容器
本体のほぼ中心を通り、一方の互いに対向する二つの側
面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50mm〜85mmとな
るようにし、容器本体のほぼ中心を通り、他方の互いに
対向する二つの側面を結び第1の軸と直交する第2の軸
の寸法R2が90mm〜120mmとなるようにし、全
ての側面が、それぞれ湾曲面を介して連続している構造
を有する。
【0014】従って、請求項3の発明の包装用容器にお
いては、容器本体を偏平形状とし、一方の互いに対向す
る二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1を50mm〜8
5mmとし、他方の互いに対向する二つの側面を結び第
1の軸と直交する第2の軸の寸法R2を90mm〜12
0mmとし、全ての側面が湾曲面を介して連続している
構造とすることにより、使用者の手の大きさ、すなわち
親指の先端から手のひらを通した中指の先端までの長さ
の平均がおおよそ15cm〜20cmであることから、
容器を手で把持して内容物を振り出して使用する際に容
器を片手で把持した時に、手の親指の位置が第2の軸方
向の約1/2の部所に位置することになるため、手のひ
らが包装用容器の側壁部分にフィットして容器が持ち易
くなり、容器を安心して持つことができ、また内容物を
振り出し易くなる。さらに、容器本体の断面の形状が偏
平形状を成すことにより、複数個の容器を保管・収納す
るような場合に、断面の形状が円形状の場合に比べてデ
ッドスペースが少なくなるため、容器を保管・収納し易
く効率が良くなる。
【0015】さらにまた、請求項4の発明では、筒状の
容器本体の長さ方向に対して直交する断面の形状がほぼ
楕円形状を成し、容器本体の胴部を手で把持して頂部開
口部から内容物を振り出して使用する包装用容器であっ
て、短軸の寸法R1が50mm〜85mmとなるように
し、長軸の寸法R2が90mm〜120mmとなるよう
にした構造を有する。
【0016】従って、請求項4の発明の包装用容器にお
いては、容器本体をほぼ楕円形状とし、短軸の寸法R1
を50mm〜85mmとし、長軸の寸法R2を90mm
〜120mmとした構造とすることにより、使用者の手
の大きさ、すなわち親指の先端から手のひらを通した中
指の先端までの長さの平均がおおよそ15cm〜20c
mであることから、容器を手で把持して内容物を振り出
して使用する際に容器を片手で把持した時に、手の親指
の位置が第2の軸方向の約1/2の部所に位置すること
になるため、手のひらが包装用容器の側壁部分にフィッ
トして容器が持ち易くなり、容器を安心して持つことが
でき、また内容物を振り出し易くなる。さらに、容器本
体の断面の形状が偏平形状を成すことにより、複数個の
容器を保管・収納するような場合に、断面の形状が円形
状の場合に比べてデッドスペースが少なくなるため、容
器を保管・収納し易く効率が良くなる。
【0017】一方、請求項5の発明では、上記請求項1
乃至請求項4のいずれか1項の発明の包装用容器におい
て、寸法R1が60mm〜70mmとなるようにし、寸
法R2が100mm〜110mmとなるようにしてい
る。
【0018】従って、請求項5の発明の包装用容器にお
いては、特に上記寸法R1を60mm〜70mmとし、
寸法R2を100mm〜110mmとすることにより、
上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明の作用
をより一層効果的に奏することができる。
【0019】以上により、持ち易く、また内容物を振り
出し易く、さらに保管・収納をし易くすることが可能と
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本実施の形態による包装用容器とし
ての密封容器10の構成例を示す斜視図、図2は図1に
おける密封容器10の要部の概略構造を内容物(例え
ば、入浴剤、粉末洗剤、インスタントコーヒー、粉末ジ
ュース等の粉体、粒体、顆粒体等)5と共に示す線図で
ある。
【0022】図1および図2において、密封容器10
は、側壁12、底壁22、および蓋シート32を具備し
ている。
【0023】側壁12は、筒状体の長さ方向に対して直
交する断面の形状が偏平形状を成し、頂部開口16およ
び底部開口18を有している。
【0024】ここで、側壁12は偏平形状を成すが、特
に本実施の形態では、長矩形形状の4つの角部を丸め、
さらに矩形の短辺のそれぞれの直線部分を曲線状に丸め
た形状としている。
【0025】底壁22は、底部開口18を密封シールす
るように、底部開口18に沿って側壁12に接着される
ことにより、側壁12と協働して容器本体14を形成し
ている。
【0026】蓋シート32は、頂部開口16を密封シー
ルするように、頂部開口16に沿って側壁12に接着し
ている。
【0027】ここで、蓋シート32は、望ましくは30
〜500μmの厚さを有する1枚のシートからなる。
【0028】また、必要に応じて、頂部開口16に沿っ
た側壁12の上側周縁部は外方に折返され、フランジ部
34が形成され、このフランジ部34に蓋シート32を
接着している。
【0029】さらに、蓋シート32の周縁部36は、フ
ランジ部34を形成する側壁12の上側周縁部に接着し
ている。
【0030】なお、フランジ部34は、側壁12とは別
の板材を利用して形成することもできる。
【0031】蓋シート32は、一軸若しくは二軸延伸シ
ートのPETからなる樹脂層を含み、これは後述する特
定の方向に沿って優先的に切断されるように配向され
る。
【0032】また、蓋シート32には、タブ部(つま
み)38が一体的に付設され、その根元にノッチ39が
形成される。
【0033】ノッチ39は、蓋シート32の周縁部36
の部分に形成される。
【0034】上述のように、蓋シート32の最上層であ
るPETは延伸シートからなる。このため、タブ部38
を引張ると、このPETは、ノッチ39を始端として一
点鎖線L1で示すような切断予定線に沿って優先的に切
断される。
【0035】この際、最上層であるPETと共に他の層
も破壊され、蓋シート32が切断予定線L1に沿って直
線的に切断される。
【0036】これにより、蓋シート32に、頂部開口1
6の一部に相当する一定幅の開口を形成することができ
る。
【0037】蓋シート32の切断予定線L1は、側壁1
2が形成する筒体の幅が狭くなり始めた箇所、、或いは
この箇所と筒体の長軸側の近傍端部との間に相当する位
置で蓋シート32を横断するように配置される。
【0038】このため、タブ部38の根元のノッチ39
は、この切断予定線L1の始点となる位置で蓋シート3
2に形成される。
【0039】例えば、上記寸法の密封容器10であれ
ば、長軸側の近傍端部とノッチ39との間の長軸に沿っ
た距離は、2mm〜30mmに設定される。
【0040】これにより、容器開封後の内容物の保護、
内容物の出し易さ、或いは内容物の残存の防止等の観点
で望ましい効果が得られる。
【0041】容器本体14は、紙製、金属製、プラスチ
ック製、またはこれらを組合わせたものでもよく、使用
性(特に持ち易さ)を考慮すると、紙製であることが好
ましい。
【0042】以下に、容器本体14が紙製である場合の
好ましい具体例について説明する。
【0043】側壁12は、望ましくは0.3〜3mmの
厚さを有し、かつ側壁12が形成する筒体の周囲長、す
なわち容器本体14の周囲長に実質的に対応する長さを
有する長方形の1枚の板からなる。
【0044】側壁12を構成する板は、容器本体14が
偏平形状となるように、すなわち容器本体14の周方向
に沿って角部が存在しないように長さ方向に丸められ、
その両側方端部は重ね合わせて接着される。
【0045】図3は、側壁12の両側方端部の重ね合せ
の態様の一例を示す断面図である。
【0046】図3において、側壁12(すなわち側壁1
2を構成する板)は、紙を主体とする防湿性材料からな
り、表ラベル42、中間層44、および最内層46から
なる積層構造を有し、さらにそれぞれの層についても積
層構造を有する。
【0047】まず、表ラベル42は、裏刷りしたPET
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)と紙との防湿
性を有する積層構造をなし、中間層44と接する側に紙
が配置される。
【0048】中間層44は、紙からなり、原紙の単層構
造、或いは複数層の原紙を接着剤で貼り合わせた構造の
いずれかの構造をなす。
【0049】最内層46は、少なくとも紙とPETとシ
ーラントとが重ねられた防湿性および保香性を有する積
層構造をなし、中間層44と接する側に紙が配置され
る。
【0050】ここで、シーラントは熱接着可能な樹脂で
あればよく、例えば、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、アイオノマ
ー樹脂から選択される。
【0051】図3に示すように、側壁12の両側方端部
の重ね合せの態様において、表ラベル42の両側方端部
42a,42bのうち、一方の端部42aは中間層44
から剥がされ、他方の端部42bの上に接着している。
【0052】中間層44の両側方端部44a,44b
は、斜めに切断された上で互いに重ねられ、接着剤を介
して接着している。
【0053】これにより、中間層44の重なりにより側
壁12の厚みが増加しないようになる。
【0054】また、最内層46の両側方端部46a,4
6bのうち、密封容器10の内部に面する側の端部46
bは、中間層44側に折返された上で他方の端部46a
に接着している(エッジプロテクト構造)。
【0055】これにより、密封容器10の所定の透湿度
および保香性を確保することが可能となる。
【0056】一方、底壁22は、望ましくは0.2〜1
mmの厚さを有する1枚の板からなる。
【0057】底壁22の周縁部は、下向きに折返されて
形成された脚部24を有する浅い楕円筒形をなし、側壁
12が形成する筒体の底部開口18側に嵌め込まれる。
【0058】底部開口18に沿った側壁12の下側周縁
部は、底壁22の脚部24を包むように内方に折返され
て底部折返し部26を形成している。
【0059】底壁22の脚部24は、内外両面で底部折
返し部26に接着している。
【0060】これにより、密封容器10の所定の透湿度
を確保することが可能となる。
【0061】底壁22(すなわち底壁22を構成する
板)は、紙とPETとを中心層とし、両側にヒートシー
ル性樹脂層が配置された防湿性積層材料からなる。
【0062】容器内面側に配置されるヒートシール性樹
脂層は、側壁12の内面を形成する樹脂と同じであるこ
とが望ましい。
【0063】密封容器10は、頂部開口16を覆うよう
に側壁12のフランジ部34に嵌合するキャップ42を
さらに具備している。
【0064】キャップ42は、蓋シート32を切断して
密封容器10を開封した後、蓋シート32の開口を密封
するために使用される。
【0065】また、キャップ42は、内容物の量を計る
ための計量カップとしての機能を有するように形成する
ことができる。
【0066】さらに、キャップ42は、その外表面に周
方向に沿って4箇所の丸め部に、容器本体14の底部折
返し部26の外側壁面に嵌合するずれ防止用の突起部
(爪部)40を形成している。
【0067】これにより、密封容器10を積み重ねた際
のずれを防止することが可能となる。
【0068】次に、本実施の形態の密封容器10は、容
器本体14の側壁12が、筒状体の長さ方向に対して直
交する断面の形状が偏平形状を成しているが、その寸法
が次のような条件を満たすものとしている。
【0069】図4は、側壁12の長さ方向に対して直交
する断面形状の一例を示す概念図である。
【0070】すなわち、図4に示すように、容器本体1
4のほぼ中心を通り、偏平形状の一方の互いに対向する
二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50mm〜85
mm、望ましくは60mm〜70mmとなるようにし、
また容器本体14のほぼ中心を通り、偏平形状の他方の
互いに対向する二つの側面を結び第1の軸と直交する第
2の軸の寸法R2が90mm〜120mm、望ましくは
100mm〜110mmとなるようにし、さらにこれら
全ての側面が、それぞれ湾曲面を介して連続している構
造を有している。
【0071】ここで、それぞれの軸の寸法R1,R2
は、密封容器10の使用者の手の大きさ、すなわち親指
の先端から手のひらを通した中指の先端までの長さの平
均がおおよそ15cm〜20cmであることから、これ
に基づいて決めているものである。
【0072】なお、密封容器10の容器本体14の高さ
寸法は、8cm〜20cm、望ましくは10cm〜18
cm、さらにより望ましくは15cmとなるようにして
いる。
【0073】これにより、密封容器10の使用者の手の
大きさ、すなわち親指の先端から手のひらを通した中指
の先端までの長さの平均が、おおよそ15cm〜20c
mであることから、密封容器10を手で把持して内容物
5を振り出して使用する際に密封容器10を片手で把持
した時に、手の親指の位置が第2の軸方向の約1/2の
部所に位置することになるため、手のひらが密封容器1
0の側壁12部分にフィットして容器が持ち易くなり、
特に例えば手のひらが多少濡れているような時でも、滑
って密封容器10を手から落としてしまうようなことが
なく、密封容器10を安心して持つことができ、また内
容物5を振り出し易くことが可能となる。
【0074】さらに、密封容器10の容器本体14の断
面の形状が偏平形状を成すことにより、複数個の密封容
器10を保管・収納するような場合に、前述した従来の
ような断面の形状が円形状の場合に比べて、デッドスペ
ースが少なくなるため、密封容器10を保管・収納し易
くなり効率を良くすることが可能となる。
【0075】図5乃至図9は、本実施の形態の密封容器
10に関し、内部で125名を対象として調査(調査期
間1カ月)を行なった結果の一例を示す図である。
【0076】図5および図6は密封容器10の持ち易
さ、図7は密封容器10の保管・収納のし易さ、図8お
よび図9は密封容器10の内容物の振出し易さについて
の調査結果をそれぞれ示している。
【0077】図5乃至図9から明らかなように、容器本
体14の長さ方向に対して直交する断面の形状が偏平形
状を成し、容器本体14のほぼ中心を通り、一方の互い
に対向する二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50
mm〜85mmとなるようにし、容器本体14のほぼ中
心を通り、他方の互いに対向する二つの側面を結び第1
の軸と直交する第2の軸の寸法R2が90mm〜120
mmとなるようにし、全ての側面が、それぞれ湾曲面を
介して連続している構造を有する密封容器10とするこ
とにより、密封容器の持ち易さ、密封容器の保管・収納
のし易さ、密封容器の内容物の振出し易さの全ての点に
おいて、従来の密封容器の場合よりも優れた効果が得ら
れることがわかる。
【0078】上述したように、本実施の形態の密封容器
10では、外観、使用性、機械的強度に優れ、かつ内容
物5の保存および取出しの観点からも問題を少なくする
ことが可能となる。
【0079】一方、容器を手で把持して内容物5を振り
出して使用する際に、容器を片手で把持した時に、手の
親指の位置が第2の軸方向の約1/2の部所に位置する
ことになるため、手のひらが密封容器10の側壁12部
分にフィットして容器が持ち易くなり、容器を安心して
持つことができ、また内容物5を振り出し易くすること
が可能となる。
【0080】さらに、複数個の容器を保管・収納するよ
うな場合に、断面の形状が円形状の場合に比べてデッド
スペースが少なくなるため、容器を保管・収納し易く効
率を良くすることが可能となる。
【0081】さらにまた、キャップ42の外表面に、容
器本体14の底部に嵌合するずれ防止用の突起部(爪
部)40を形成しているため、密封容器10を積み重ね
た際のずれを防止することが可能となる。
【0082】(他の実施の形態)以上、本発明の好適な
実施の形態について、添付図面を参照しながら説明した
が、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範
囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であ
れば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであ
り、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的
範囲に属するものと了解される。
【0083】(a)前記実施の形態では、密封容器10
の容器本体14の側壁12が偏平形状を成し、特に長矩
形形状の4つの角部を丸め、さらに矩形の短辺のそれぞ
れの直線部分を曲線状に丸めた形状とした場合について
説明したが、何らこれに限られるものではない。
【0084】すなわち、密封容器10の容器本体14の
長さ方向に対して直交する断面の形状が偏平形状を成す
場合でも、例えば図10に概念図を示すように、長矩形
形状の4つの角部を丸め、さらに矩形の長辺のそれぞれ
の直線部分を曲線状に丸めた形状とした場合、図11に
概念図を示すように、長矩形形状の4つの角部を丸めた
形状とした場合、図12に概念図を示すように、長矩形
形状の4つの角部を丸め、さらに矩形の短辺および長辺
のそれぞれの直線部分を曲線状に丸めた形状とした場合
のいずれの場合についても、第1の軸の寸法R1が50
mm〜85mm、望ましくは60mm〜70mmとなる
ようにし、また第2の軸の寸法R2が90mm〜120
mm、望ましくは100mm〜110mmとなるように
しても、前述した実施の形態の場合と同様に本発明を適
用して、同様の作用効果を得ることが可能である。
【0085】あるいは、図13に概念図を示すように、
密封容器10の容器本体14の長さ方向に対して直交す
る断面の形状がほぼ楕円形状を成す場合でも、第1の軸
(短軸)の寸法R1が50mm〜85mm、望ましくは
60mm〜70mmとなるようにし、第2の軸(長軸)
の寸法R2が90mm〜120mm、望ましくは100
mm〜110mmとなるようにしても、前述した実施の
形態の場合と同様に本発明を適用して、同様の作用効果
を得ることが可能である。
【0086】(b)前記実施の形態では、包装用容器が
密封容器である場合について説明したが、何らこれに限
られるものではない。
【0087】例えば入浴剤、粉末洗剤、インスタントコ
ーヒー、粉末ジュース等の粉体、粒体、顆粒体等の内容
物を収納するための、密封しない他の型式の容器につい
ても、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の作用
効果を得ることができるものである。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、持
ち易く、また内容物を振り出し易く、さらに保管・収納
をし易い包装用容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用容器の一実施の形態である
密封容器を示す斜視図。
【図2】同実施の形態における密封容器の要部の概略構
造を示す線図。
【図3】同実施の形態における密封容器の側壁の両側方
端部の重ね合せの態様を示す断面図。
【図4】同実施の形態における密封容器の側壁の長さ方
向に対して直交する断面形状の一例を示す概念図。
【図5】同実施の形態における密封容器の効果(容器の
持ち易さ)を説明するための図。
【図6】同実施の形態における密封容器の効果(容器の
持ち易さ)を説明するための図。
【図7】同実施の形態における密封容器の効果(容器の
保管・収納のし易さ)を説明するための図。
【図8】同実施の形態における密封容器の効果(内容物
の振出し易さ)を説明するための図。
【図9】同実施の形態における密封容器の効果(内容物
の振出し易さ)を説明するための図。
【図10】本発明に係る包装用容器における側壁の長さ
方向に対して直交する断面形状の他の例を示す概念図。
【図11】本発明に係る包装用容器における側壁の長さ
方向に対して直交する断面形状の他の例を示す概念図。
【図12】本発明に係る包装用容器における側壁の長さ
方向に対して直交する断面形状の他の例を示す概念図。
【図13】本発明に係る包装用容器における側壁の長さ
方向に対して直交する断面形状の他の例を示す概念図。
【符号の説明】
5…内容物 10…密封容器 12…側壁 14…容器本体 16…頂部開口 18…底部開口 22…底壁 24…脚部 26…底部折返し部 32…蓋シート 34…フランジ部 38…タブ部 39…ノッチ 40…突起部(爪部) 42…キャップ 42a,42b…側方端部 44…中間層 44a,44b…側方端部 46…最内層 46a,46b…両側方端部 R1…第1の軸(短軸)の寸法 R2…第2の軸(長軸)の寸法 L1…切断予定線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 岡村 正信 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 高木 崇 東京都千代田区六番町2 株式会社ツムラ 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体の長さ方向に対して直交
    する断面の形状が偏平形状を成す包装用容器であって、 前記容器本体のほぼ中心を通り、一方の互いに対向する
    二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50mm〜85
    mmとなるようにし、 前記容器本体のほぼ中心を通り、他方の互いに対向する
    二つの側面を結び前記第1の軸と直交する第2の軸の寸
    法R2が90mm〜120mmとなるようにし、 前記全ての側面が、それぞれ湾曲面を介して連続してい
    る構造を有することを特徴とする包装用容器。
  2. 【請求項2】 筒状の容器本体の長さ方向に対して直交
    する断面の形状がほぼ楕円形状を成す包装用容器であっ
    て、 短軸の寸法R1が50mm〜85mmとなるようにし、 長軸の寸法R2が90mm〜120mmとなるようにし
    た構造を有することを特徴とする包装用容器。
  3. 【請求項3】 筒状の容器本体の長さ方向に対して直交
    する断面の形状が偏平形状を成し、前記容器本体の胴部
    を手で把持して頂部開口部から内容物を振り出して使用
    する包装用容器であって、 前記容器本体のほぼ中心を通り、一方の互いに対向する
    二つの側面を結ぶ第1の軸の寸法R1が50mm〜85
    mmとなるようにし、 前記容器本体のほぼ中心を通り、他方の互いに対向する
    二つの側面を結び前記第1の軸と直交する第2の軸の寸
    法R2が90mm〜120mmとなるようにし、 前記全ての側面が、それぞれ湾曲面を介して連続してい
    る構造を有することを特徴とする包装用容器。
  4. 【請求項4】 筒状の容器本体の長さ方向に対して直交
    する断面の形状がほぼ楕円形状を成し、前記容器本体の
    胴部を手で把持して頂部開口部から内容物を振り出して
    使用する包装用容器であって、 短軸の寸法R1が50mm〜85mmとなるようにし、 長軸の寸法R2が90mm〜120mmとなるようにし
    た構造を有することを特徴とする包装用容器。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の包装用容器において、 前記寸法R1が60mm〜70mmとなるようにし、前
    記寸法R2が100mm〜110mmとなるようにした
    ことを特徴とする包装用容器。
JP23605299A 1999-08-23 1999-08-23 包装用容器 Expired - Fee Related JP4567121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23605299A JP4567121B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23605299A JP4567121B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 包装用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001058627A true JP2001058627A (ja) 2001-03-06
JP4567121B2 JP4567121B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=16995041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23605299A Expired - Fee Related JP4567121B2 (ja) 1999-08-23 1999-08-23 包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567121B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149263U (ja) * 1981-03-16 1982-09-18
JPS58107316U (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 本州製紙株式会社 筒状容器用胴部台紙
JPS6045136A (ja) * 1983-08-12 1985-03-11 本州製紙株式会社 液体容器胴部用ブランクシ−ト
JPH04352636A (ja) * 1991-05-22 1992-12-07 Eikou:Kk 異形加工容器の製造方法及び異形加工容器
JPH09165024A (ja) * 1995-12-11 1997-06-24 Dainippon Printing Co Ltd 密封紙容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149263U (ja) * 1981-03-16 1982-09-18
JPS58107316U (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 本州製紙株式会社 筒状容器用胴部台紙
JPS6045136A (ja) * 1983-08-12 1985-03-11 本州製紙株式会社 液体容器胴部用ブランクシ−ト
JPH04352636A (ja) * 1991-05-22 1992-12-07 Eikou:Kk 異形加工容器の製造方法及び異形加工容器
JPH09165024A (ja) * 1995-12-11 1997-06-24 Dainippon Printing Co Ltd 密封紙容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4567121B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5704471A (en) Packet for wet tissue
JPH09221179A (ja) ウエットティッシュ包装体
JP3722930B2 (ja) 容器
JP2001058627A (ja) 包装用容器
JP4567122B2 (ja) 密封容器
JPH11292140A (ja) 易開封性ヒートシール包装体およびその製造方法
JPS603107Y2 (ja) 開封装置付容器
JP3817999B2 (ja) 残量確認用窓付紙パック
JPH0136785Y2 (ja)
JP5346711B2 (ja) 易開封性包装袋
JP2002347840A (ja) 包装容器
JP5327789B2 (ja) 飲料容器
JP2005041553A (ja) プルタブ付シール材
JPS5917817Y2 (ja) 容器の蓋
JP6406945B2 (ja) 包装袋および包装商品
JP2000238845A (ja) 密封容器
JP2876205B1 (ja) 流体の封入用容器と流体の封入方法
JPH0565880U (ja) ウェットティッシュ詰替用容器
JP4876358B2 (ja) 注ぎ口付包装袋
JPH10297654A (ja) 液体収納用包装袋
JPH033505Y2 (ja)
JPH061268U (ja) インスタント食品包装用容器
JP4139474B2 (ja) ディップ容器付きカップ
JPH0248374Y2 (ja)
JP2005335772A (ja) パウチ状容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070115

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090128

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4567121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees