JP2001057516A - 厚み縦圧電共振子及び圧電共振部品 - Google Patents

厚み縦圧電共振子及び圧電共振部品

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JP2001057516A
JP2001057516A JP11231992A JP23199299A JP2001057516A JP 2001057516 A JP2001057516 A JP 2001057516A JP 11231992 A JP11231992 A JP 11231992A JP 23199299 A JP23199299 A JP 23199299A JP 2001057516 A JP2001057516 A JP 2001057516A
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Japan
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piezoelectric
thickness
internal electrodes
piezoelectric resonator
resonator
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JP11231992A
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English (en)
Inventor
Toshio Nishimura
俊雄 西村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中心周波数ばらつきが少なく、安定な特性を
得ることができ、高周波化に対応できる、厚み縦振動モ
ードの高次モードを利用したエネルギー閉じ込め型の厚
み縦圧電共振子をえる。 【解決手段】 圧電体内において、複数の内部電極が形
成されており、内部電極間の圧電体層に厚み方向に交互
に逆極性の電界が印加される厚み縦振動モードの高次モ
ードを利用したエネルギー閉じ込め型の圧電共振子1に
おいて、厚み方向に隣り合う内部電極2,3間の圧電体
層の厚みをD、厚み方向最外側の内部電極よりも外側の
第1,第2の圧電体層2c,2dの厚みをD1 ,D2
したときに、N=3のときに、0.45≦(D1
2 )/2D≦0.85、N=4のとき、0.45≦
(D1 +D2 )/2D≦0.60、N=5のとき、0.
45≦(D1 +D2 )/2D≦0.55である、厚み縦
圧電共振子1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚み縦圧電共振子
及び圧電共振部品に関し、より詳細には、ディスクリミ
ネータとして好適に用いられる厚み縦振動モードの高調
波を利用した厚み縦圧電共振子及び圧電共振部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧電共振子は、圧電発振子、ディスクリ
ミネータ、圧電フィルタなどの種々の圧電共振部品に用
いられている。この種の圧電共振子としては、使用周波
数に応じて様々な圧電振動モードを利用したものが知ら
れている。
【0003】特公昭63−40491号公報には、厚み
縦振動の高次モードを利用したエネルギー閉じ込め型の
圧電共振子が開示されている。すなわち、圧電セラミッ
クス内に、複数の内部電極を圧電体層を介して重なり合
うように配置し、内部電極間の圧電体層を、厚み方向に
おいて交互に異なる方向に分極処理してなる厚み縦圧電
共振子が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術では、圧電体内に複数の内部電極を配置すること
により、厚み縦振動モードの高調波を利用することは示
されているものの、内部電極の形成位置については、特
定の例が示されているだけである。すなわち、上記先行
技術では、三次の厚み縦振動モードを利用した圧電共振
子として、隣接する内部電極間の間隔を73μm、圧電
体全体の厚みを259μmあるいは257μmとした圧
電共振子が実施例として示されているだけである。
【0005】上記のような厚み縦振動モードの高調波を
利用した厚み縦圧電共振子では、マザーの圧電基板から
加工される。ところが、マザーの圧電基板にそり等があ
るので、平面研磨することが多い。そのため、圧電基板
内の内部電極の厚み方向位置がばらつきがちであり、周
波数の変動が生じがちであった。特に、高周波で用いら
れる厚み縦圧電共振子ほど、上記周波数変動が顕著に現
れ、高周波化の大きな妨げとなっていた。
【0006】本発明の目的は、厚み縦振動モードの高調
波を利用したエネルギー閉じ込め型の厚み縦圧電共振子
であって、中心周波数の精度を効果的に高めることがで
き、高周波化に対応でき、ディスクリミネータとして好
適に用いられる厚み縦圧電共振子及び圧電共振部品を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、厚
み方向に一様に分極された圧電体と、前記圧電体内にお
いて、圧電体層を介して厚み方向に重なり合うように配
置されたN枚(Nは3〜5の自然数)の内部電極とを有
し、内部電極間の圧電体層に厚み方向に交互に逆極性の
電界が印加される、厚み縦振動モードの(N−1)次の
高次モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子
において、厚み方向に隣合う内部電極間の圧電体層の厚
みをD、厚み方向最外側の内部電極よりも外側の第1,
第2の圧電体層の厚みをD1 ,D2 としたときに、N=
3のときに、0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.8
5、N=4のとき、0.45≦(D1 +D2 )/2D≦
0.60、N=5のとき、0.45≦(D1 +D2 )/
2D≦0.55であることを特徴とする。
【0008】本願の第2の発明は、圧電体と、前記圧電
体内において、圧電体層を介して厚み方向に重なり合う
ように配置されたN枚(Nは3〜5の自然数)の内部電
極とを有し、内部電極間の圧電体層が厚み方向に交互に
逆方向に分極されている、厚み縦振動モードの(N−
1)次の高次モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧
電共振子において、厚み方向に隣合う内部電極間の圧電
体層の厚みをD、厚み方向最外側の内部電極よりも外側
の第1,第2の圧電体層の厚みをD1 ,D2 としたとき
に、N=3のときに、0.65≦(D1 +D2 )/2D
≦1.10、N=4のとき、0.80≦(D1 +D2
/2D≦0.90、N=5のとき、0.65≦(D1
2 )/2D≦0.80であることを特徴とする。
【0009】また、第1,第2の発明(以下、本発明と
総称する)においては、好ましくは、複数の内部電極は
線状の形状とされ、圧電体層を介して交差されている。
この場合、交差部分がエネルギー閉じ込め型の圧電振動
部を構成している。
【0010】また、本発明の厚み縦圧電共振子は、ディ
スクリミネータとして好適に用いることができる。さら
に、本発明の特定の局面で提供される圧電共振部品は、
本発明に係る厚み縦圧電共振子と、厚み縦圧電共振子の
振動を妨げないための空間を隔てて厚み縦圧電共振子に
貼り合わされたケース基板と、前記厚み縦圧電共振子を
囲繞するようにケース基板に接合された導電性キャップ
とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の具体的な実施例を説明する。図1(a)及び(b)
は、ディスクリミネータとして用いられる、本発明の第
1の実施例に係る厚み縦圧電共振子を説明するための斜
視図及び断面図である。
【0012】厚み縦圧電共振子1は、チタン酸ジルコン
酸鉛系セラミックスのような圧電セラミックス、または
水晶もしくはLiTaO3 などの圧電単結晶からなる直
方体状の圧電体2を有する。圧電体2の内部には、複数
の内部電極3〜6が圧電体層を介して厚み方向に重なり
合うように配置されている。
【0013】また、圧電体2は、厚み方向に矢印Pで示
すように一様に分極処理されている。内部電極3,5
は、圧電体2の一方の端面2aに引き出されており、内
部電極4,6は、端面2aと対向している反対側の端面
2bに引き出されている。
【0014】端面2a,2bを覆うように、外部電極
7,8が形成されている。外部電極7,8は、導電ペー
ストの塗布・硬化により、あるいは金属材料をスパッタ
リング、蒸着もしくはメッキすることにより形成されて
いる。
【0015】外部電極7は、内部電極3,5に電気的に
接続されており、外部電極8は、内部電極4,6に電気
的に接続されている。本実施例の厚み縦圧電共振子1で
は、外部電極7,8間に交流電界を印加すると、内部電
極3,4間の圧電体層と、内部電極4,5間の圧電体層
とは、上記交流電界を印加したとき、逆極性の電界が印
加される。同様に、内部電極4,5間の圧電体層と、内
部電極5,6間の圧電体層も、交互に逆極性の電界を印
加される。従って、内部電極3〜6が厚み方向に重なり
合っている部分が共振し、エネルギー閉じ込め型の厚み
縦圧電共振子として動作する。この場合、内部電極積層
数が4枚であるため、厚み縦振動モードの3倍波を利用
した厚み縦圧電共振子として動作する。
【0016】なお、以下、圧電体が一様に分極処理さ
れ、隣り合う内部電極間の圧電体層が厚み方向において
交互に逆極性の電界が印加される形式の厚み縦圧電共振
子を、パラレル接続型の厚み縦圧電共振子とする。
【0017】なお、本実施例の厚み縦圧電共振子1で
は、圧電体2は、周知のセラミックス一体焼成技術を用
いて得ることができる。例えば、図2に示すように、複
数枚の圧電体セラミックスを主体とするグリーンシート
9a〜9eを用意する。グリーンシート9b〜9e上に
図示のように直線状の内部電極3〜6を導電ペーストの
スクリーン印刷により形成する。しかる後、グリーンシ
ート9a〜9eを積層し、厚み方向に加圧した後、焼成
することにより、圧電体2を得ることができる。
【0018】本実施例では、内部電極3〜6がグリーン
シート端縁への引出し部を除いて直線状の形状を有す
る。従って、内部電極3〜6が厚み方向に重なり合って
いる部分は、直線状の電極同士が交差する部分により構
成されている。よって、エネルギー閉じ込め型の圧電振
動部の面積を、上記内部電極3〜6の交差領域を調整す
ることにより容易に調整することができ、かつ微妙に調
整することができる。従って、高周波化に対応して、面
積の小さなエネルギー閉じ込め型の圧電振動部を容易に
形成することができる。
【0019】次に、本実施例の厚み縦圧電共振子1の特
徴を説明する。本実施例の厚み縦圧電共振子1では、複
数の内部電極3〜6が重なり合っている部分の外側、す
なわち最外側の内部電極3または6の外側の第1,第2
の圧電体層2c,2dの厚みをD1 ,D2 とし、厚み方
向に隣合う内部電極間例えば内部電極3,4間の圧電体
層の厚みをDとしたときに、第1,第2の圧電体層2
c,2dの厚みが下記の式(1)を満たす関係に選ばれ
ている。
【0020】 0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.60 ……… (1) 本実施例の厚み縦圧電共振子では、式(1)を満たすよ
うに、第1,第2の圧電体層2c,2dの厚みが選ばれ
ているので、共振周波数、あるいは反共振周波数などの
ばらつきを効果的に低減することができ、良好な特性の
ディスクリミネータを構成することができる。以下、こ
れを説明する。
【0021】厚み縦圧電共振1の製造に際し、圧電体2
においては、第1、第2の圧電体層2c,2dの厚みは
等しいことが理想である。すなわち、D1 =D2 となる
ように、内部電極3〜6が配置されることが望ましい。
【0022】しかしながら、通常、圧電体2は、マザー
の圧電基板を切断することにより得られる。ところが、
マザーの圧電基板では、わずかな反りが発生したりする
ことがあり、平面性を高めるために、マザーの圧電基板
段階で上面及び/または下面を平面研磨するのが普通で
ある。
【0023】上記マザー基板の反りや平面研磨時の上面
及び/または下面における研磨量のばらつきにより、内
部電極3〜6が積層されている部分は、上述した理想的
な位置からずれがちであった。
【0024】例えば、図3に示すように、内部電極3,
4間、内部電極4,5間及び内部電極5,6間の各圧電
体層の厚みDは、用意したグリーンシートの厚みに略対
応しているので、一定とすることができる。しかしなが
ら、圧電基板から圧電体2を得るにあたり、上面及び下
面の研磨量のばらつきやマザーの圧電基板の反りによ
り、第1,第2の圧電体層2c,2dの厚みD1 ,D2
にばらつきが生じがちであった。なお、図3の破線A
は、内部電極3〜6の理想的な位置を示す。また、内部
電極3〜6の理想的な位置からの厚み方向のずれ量をd
Dとする。
【0025】本願発明者は、上記内部電極3〜6の厚み
方向位置が、理想的な位置からずれると、共周波数や反
共振周波数などが変化し、この変化の程度が最外層の第
1,第2の圧電体層2c,2dの厚みに依存することを
見出し、本発明をなすに至った。
【0026】すなわち、圧電体2が、上記のように、4
枚の内部電極3〜6を有し、3倍波を利用したパラレル
接続型の厚み縦圧電共振子1の場合には、上述した式
(1)を満たすように、圧電体層2c,2dを形成すれ
ばよいことを見出した。
【0027】また、本願発明者は、内部電極積層数を種
々変更し、同様に実験により確かめたところ、図6に示
す第2の実施例、すなわち2倍波を利用したパラレル接
続型の厚み縦圧電共振子11では、下記の式(2)を満
たすように圧電体層2c,2dを形成すればよいことを
見出した。
【0028】 0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.85 ……… (2) さらに、図7に断面図で示す第3の実施例、すなわち4
倍波を利用したパラレル接続型の厚み縦圧電共振子21
では、下記の式(3)を満たすように最外層の圧電体層
2c,2dの厚みを制御すれば、周波数変動を抑制し得
ることを見出した。
【0029】 0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.55 ……… (3) なお、図6に示す2倍波を利用した厚み縦圧電共振子1
1では、3枚の内部電極12〜14が圧電体層を介して
厚み方向に重なり合うように配置されている。
【0030】また、図7に示す4倍波を利用した厚み縦
圧電共振子21では、5枚の内部電極22〜26が圧電
体層を介して厚み方向に重なり合うように配置されてい
る。また、厚み縦圧電共振子11,21では、圧電体2
内は、パラレル接続型であるため、矢印P方向に一様に
分極処理されている。
【0031】厚み縦圧電共振子11,21は、内部電極
積層数及び利用する高次モードが異なることを除いて
は、第1の実施例の厚み縦圧電共振子1と同様に構成さ
れている。
【0032】次に、具体的な実験例につき説明する。2
倍波を利用した厚み縦圧電共振子11、3倍波を利用し
た厚み縦圧電共振子1及び4倍波を利用した厚み縦圧電
共振子21として、圧電体をPT系セラミックスで構成
し、内部電極交差部分の面積、すなわちエネルギー閉じ
込め型振動部の面積を0.025mm2 とし、隣り合う
内部電極間の圧電体層厚みDを40μmとし、最外層の
第1、第2のD1 ,D2 の厚みを等しくし(これをD′
とする)、D′/Dを種々異ならせた場合の共振周波数
Fr及び反共振周波数Faの変化率dFr/Fr及びd
Fa/Faを測定した。結果を図12(a),(b)〜
図14(a),(b)に示す。
【0033】なお、図12(a),(b)が2倍波を利
用した厚み縦圧電共振子11の場合の結果、図13
(a),(b)が3倍波を利用した厚み縦圧電共振子1
の場合の結果を、図14(a),(b)が4倍波を利用
した厚み縦圧電共振子21の場合の結果を示す。
【0034】図12〜14において、横軸は、内部電極
間に挟まれた1つの圧電体層の厚みDに対する内部電極
の厚み方向位置ずれ量dDの割合(百分率)を示す。d
Dは、図3に示した3倍波を利用した厚み縦圧電共振子
1における内部電極形成位置の位置ずれ量に相当する。
図12(a)の縦軸は、共振周波数Frの変化量dFr
(理想とする共振周波数をFrとした場合、共振周波数
の実測値−Fr=dFrとなる)の共振周波数Frに対
する割合(百分率)を示す。
【0035】また、図12(b)の縦軸は、反共振周波
数Faの変化量dFa(反共振周波数の実測値−目標と
する反共振周波数Fa)の反共振周波数Faに対する割
合(百分率)を示す。
【0036】また、図12(a),(b)の実線Aは
D′/D=1.2の場合を、一点鎖線BはD′/D=
1.0の場合を、二点鎖線CはD′/D=0.8の場合
を、三点鎖線DはD′/D=0.6の場合を、破線Eは
D′/D=0.4の場合を、破線FはD′/D=0.2
の場合の結果を示す。
【0037】この図12(a),(b)の結果を最外層
の第1,第2の圧電体層2c,2dの厚みD′の厚みD
に対する割合(D′/D)を横軸にして書き直した結果
を、それぞれ、図15(a),(b)に示す。
【0038】また、図15(a),(b)では、縦軸の
共振周波数変化率及び反共振周波数変化率についても、
dD/Dにより規格化してある。他方、ディスクリミネ
ータとして用いる場合、所望のインピーダンスになる中
心周波数F0 が重要である。中心周波数F0 は、(Fr
+Fa)/2の位置にあり、中心周波数F0 の変化を最
小に抑えるには、共振周波数Fr上昇率及び反共振周波
数Faの下降率がほぼ等しいことが望ましい。また、一
般に、中心周波数F0 の精度は±0.1%程度以内であ
ることが求められている。従って、共振周波数Frの上
昇率と、反共振周波数Faの下降率との差を0.2%以
内にする必要がある。よって、例えば2倍波を利用した
厚み縦圧電共振子11の場合、図15(a)及び(b)
に示すように、D′/D、すなわち(D1 +D2 )/2
Dを、0.45以上、0.85以下の範囲となるよう
に、最外層の圧電体層2c,2dの厚みを制御すること
により、中心周波数のばらつきの少ないディスクリミネ
ータを提供し得ることがわかる。すなわち、図15
(a)及び(b)から、式(2)で示したように、最外
層の圧電体層の厚みを制御すれば、中心周波数精度の高
いディスクリミネータの得られることがわかる。
【0039】図13(a),(b)は、3倍波の厚み縦
圧電共振子1において、第1,第2の圧電体層2c,2
dの厚みを種々異ならせた場合の結果を示す。図13に
おいて、実線A、一点鎖線B、二点鎖線C、三点鎖線
D、破線E及び破線Fは、それぞれ、D′/Dが、それ
ぞれ、1.2、1.0、0.8、0.6、0.4及び
0.2の場合に相当する。また、図16(a),(b)
は、図13(a),(b)に示した結果を書き直した図
であり、2倍波の厚み縦圧電共振子における図15
(a),(b)に相当する図である。
【0040】また、図14(a),(b)は、4倍波を
利用した厚み縦圧電共振子21において、第1,第2の
圧電体層の厚みを種々異ならせた場合の結果を示す。図
14(a),(b)において、実線A、一点鎖線B、二
点鎖線C、三点鎖線D、破線E及び破線Fは、それぞ
れ、D′/Dが、1.2、1.0、0.8、0.6、
0.4及び0.2の場合を示す。また、図17(a),
(b)は、図14(a),(b)の結果を書き直した図
であり、2倍波を利用した厚み縦圧電共振子についての
図15(a),(b)に相当する図である。
【0041】図16(a),(b)及び図17(a),
(b)から明らかなように、3倍波及び4倍波を利用し
た厚み縦圧電共振子1,21においては、上述した式
(1)及び式(3)を満たすように、最外層の第1,第
2の圧電体層2c,2dの厚みを制御すれば、共振周波
数Frの上昇率と、反共振周波数Faの下降率との差を
0.2%以内、すなわち中心周波数を±0.1%の範囲
とすることができ、中心周波数精度に優れたディスクリ
ミネータを提供し得ることがわかる。
【0042】特に、高周波化を進めた場合、隣接する内
部電極間に挟まれた圧電体層の厚みDは小さくなるの
で、同じ加工精度であっても、dD/Dが大きくなり、
周波数精度が劣化しがちとなる。しかしながら、上記の
ように、最外層の圧電体層2c,2dの厚みを特定の範
囲とすることにより、内部電極の位置ずれによる中心周
波数の変化に与える影響を低減でき、それによって中心
周波数精度を高め得るだけでなく、高周波に対応するこ
とができる。
【0043】上述した実施例では、いわゆるパラレル接
続型の厚み縦圧電共振子1,11,21について説明し
たが、本願の第2の発明では、シリーズ型の厚み縦圧電
共振子が用いられる。これを、図8〜図10に示す。な
お、図8〜図10では、外部電極の図示は省略してある
が、図1(b)の外部電極7,8と同様に圧電体2の端
面2a,2bを覆うように、一対の外部電極が形成され
る。
【0044】図8に示す第4の実施例の厚み縦圧電共振
子31では、圧電体2内に3枚の内部電極32〜34が
圧電体層を介して重なり合うように配置されている。な
お、中央の内部電極33は非接続型内部電極とされてい
る。内部電極32が、圧電体2の端面2aに引き出され
ており、内部電534が圧電体2の端面2aとは反対側
の端面2bに引き出されている。また、圧電体2内にお
いては、矢印で示すように、内部電極32と内部電極3
3との間の圧電体層と、内部電極33と内部34との間
の圧電体層が厚み方向に逆方向に分極処理されている。
【0045】従って、内部電極32,34に電気的に接
続されるように、一対の外部電極を端面2a,2bに形
成し、交流電界を印加すれば、2倍波を利用した厚み縦
圧電共振子として動作する。
【0046】同様に、図9に示した第5の実施例の厚み
縦圧電共振子41では、4枚の内部電極42〜45が圧
電体2内に形成されており、内部電極42,45間に交
流電圧を印加することにより、シリーズ接続型の3倍波
を利用した厚み縦圧電共振子として動作する。
【0047】また、図10に示す第6の実施例の厚み縦
圧電共振子51では、圧電体2内に5枚の内部電極52
〜56が圧電体層を介して厚み方向に重なり合うように
配置されている。ここでは、内部電極52,56間に交
流電圧を印加することにより、厚み縦振動の4倍波を利
用した厚み縦圧電共振子として動作する。
【0048】上記シリーズ接続型の厚み縦圧電共振子3
1〜51において、パラレル接続型の場合と同様に、最
外層の圧電体層2c,2dの厚みを、下記の式(4)〜
(6)をそれぞれ満たすように構成することにより、パ
ラレル接続型の厚み縦圧電共振子の場合と同様に中心周
波数のばらつきを効果的に低減することができる。これ
を、図18〜23を参照して説明する。
【0049】 0.65≦(D1 +D2 )/2D≦1.10 ……… (4) 0.80≦(D1 +D2 )/2D≦0.90 ……… (5) 0.65≦(D1 +D2 )/2D≦0.80 ……… (6) 図18(a),(b)〜20(a),(b)は、それぞ
れ、厚み縦圧電共振子31〜51についてのD′/D、
すなわち(D1 +D2 )/2Dを変化させた場合のdD
/Dと、共振周波数変化率dFr/Fr及び反共振周波
数変化率dFa/Faとの関係を示す図であり、パラレ
ル接続型の2倍波を利用した厚み縦圧電共振子について
示した図12(a),(b)に相当する図である。
【0050】なお、図18〜20において、実線A、一
点鎖線B、二点鎖線C、三点鎖線D、破線E及び破線F
の意味は、図12の場合と同様である。また、図21
(a),(b)〜23(a),(b)は、それぞれ、シ
リーズ接続型の2倍波、3倍波及び4倍波を利用した各
厚み縦圧電共振子31〜51におけるD′/D、すなわ
ち(D1 +D2 )/2Dと共振周波数変化率及び反共振
周波数変化率を規格化した値との関係を示す図であり、
パラレル接続型の2倍波を利用した厚み縦圧電共振子に
ついての図15(a),(b)に相当する図である。
【0051】図21(a),(b)〜図23(a),
(b)から明らかなように、シリーズ接続型の厚み縦圧
電共振子31〜51において、それぞれ、D′/D、す
なわち(D1 +D2 )/2Dを、式(4)〜(6)を満
たすように制御すれば、中心周波数の精度を±0.1%
以内とすることができ、安定な特性のディスクリミネー
タを提供し得ることがわかる。
【0052】本発明に係る厚み縦圧電共振子では、上述
したように、パラレル接続型あるいはシリーズ接続型の
いずれの構造を採用してもよいが、以下に述べるよう
に、圧電発振子や圧電共振部品として好適に用いること
ができる。
【0053】図4は、本発明の第7の実施例としての圧
電共振部品を示す分解斜視図であり、図5はその外観を
示す斜視図である。本実施例の圧電共振部品では、ケー
ス基板61上に、厚み縦圧電共振子1が導電性接着剤6
2,63を介して接合される。ケース基板61は、絶縁
性基板を用いて構成されている。また、ケース基板61
の外表面には、第1,第2の外部電極61a,61bが
形成されている。
【0054】また、ケース基板61の上面には、外部電
極61a,61bとの短絡を防止して金属キャップ64
を接合するために、絶縁性材料からなる矩形枠上のフィ
ルム65が積層される。このフィルム65上に、絶縁性
接着剤を用いて金属キャップ64が接合される。このよ
うにして、図5に示すように、ディスクリミネータとし
て好適に用いられる圧電共振部品66が得られる。
【0055】なお、第1の実施例では、内部電極2〜5
は、線状であり、かつグリーンシートの端縁から斜め方
向に延びるように延ばされていたが、本発明に係る圧電
共振子において、内部電極はグリーンシートの端縁に直
行する方向に延ばされていてもよい。すなわち、図11
に示すように、内部電極2〜4を、それぞれ、グリーン
シートの端縁と直行する方向に該端縁から延びる線状と
してもよい。
【0056】さらに、本発明において、圧電共振子の内
部電極は、線状である必要は必ずしもなく、円形の励振
電極部分に接続導電部が電気的に接続された形状の内部
電極等であってもよい。
【0057】図24及び図25は、本発明の第4の実施
例としての圧電共振部品を示す分解斜視図及び外観斜視
図である。図4及び図5に示した圧電共振部品では、金
属キャップにより圧電共振子が囲繞されていたが、本実
施例のように、金属キャップを用いずに、誘電体基板を
積層することにより、圧電共振部品を構成してもよい。
【0058】図24において、略図的に示す第1の実施
例に係る厚み縦圧電共振子1の下面側に絶縁性基板より
なるケース基板71が積層される。ケース基板71の上
面には凹部71aが形成されている。凹部71aは、厚
み縦圧電共振子1のエネルギー閉じ込め型振動部の振動
を妨げないために設けられている。
【0059】また、厚み縦圧電共振子1の上面には、第
2のケース基板72が積層される。ケース基板72は、
絶縁性基板よりなり、下面に圧電振動部の振動を妨げな
いための凹部を有する。厚み縦圧電共振子1の上下に、
上記ケース基板72,71を絶縁性接着剤により接合
し、さらに上面に樹脂フィルム73をコーティングする
ことにより、図25に示す圧電共振部品74が得られ
る。
【0060】また、ケース基板71,72の側面には、
それぞれ、外部電極71b,71c,72b,72cが
形成されている。外部電極71b,71cと外部電極7
2b,72cとは、厚み縦圧電共振子1に形成された外
部電極7,8を介して電気的に接続されている。
【0061】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、圧電体内に
N枚の内部電極を有し、厚み縦振動モードの(N−1)
次の高次モードを利用したパラレル接続型のエネルギー
閉じ込め型圧電共振子において、隣り合う内部電極間の
圧電体層の厚みをD、厚み方向最外側の内部電極よりも
外側の第1、第2の圧電体層の厚みをD1 ,D2 とした
ときに、N=3のときに式(2)を、N=4のときに式
(1)を、N=5のときに式(3)を満たすように構成
されているので、中心周波数のばらつきを小さくするこ
とができる。従って、特性の安定なディスクリミネータ
として好適な厚み縦圧電共振子を提供することができ
る。
【0062】本願の第2の発明では、圧電体内にN枚の
内部電極を有し、厚み縦振動モードの(N−1)次の高
次モードを利用したシリーズ接続型のエネルギー閉じ込
め型圧電共振子において、隣り合う内部電極間の圧電体
層の厚みをD、厚み方向最外側の内部電極よりも外側の
第1、第2の圧電体層の厚みをD1 ,D2 としたとき
に、N=3のときに式(4)を、N=4のときに式
(5)を、N=5のときに式(6)を満たすように構成
されているので、中心周波数のばらつきを小さくするこ
とができる。従って、特性の安定なディスクリミネータ
として好適な厚み縦圧電共振子を提供することができ
る。
【0063】複数の内部電極が線状の電極であり、かつ
圧電体層を介して交差されていおり、交差部分がエネル
ギー閉じ込め型の圧電振動部を構成してる場合には、線
状の電極の交差部分の面積を調整することにより、高周
波化に適した厚み縦圧電共振子を容易に構成することが
できる。
【0064】また、本発明に係る厚み縦圧電共振子は、
さまざまな圧電共振部品に用いることができるが、好ま
しくは、ディスクリミネータとして用いられ、その場
合、中心周波数のばらつきが少ないディスクリミネータ
を提供することができる。
【0065】本発明に係る圧電共振部品では、厚み縦圧
電共振子に、該厚み縦圧電共振子の振動を妨げないため
の空間を隔てて厚み縦圧電共振子にケース基板が貼り合
わされており、該ケース基板に対して、厚み縦圧電共振
子を囲繞するように導電性キャップが接合されているの
で、電子部品として用いることができる、中心周波数の
ばらつきの少ない圧電共振部品を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施例と
しての厚み縦振動の3倍波を利用した厚み縦圧電共振子
の斜視図及び断面図。
【図2】第1の実施例に係る厚み縦圧電共振子の圧電体
を構成するのに用いた内部電極形状を説明するための分
解斜視図。
【図3】第1の実施例の厚み縦圧電共振子において内部
電極形成位置がずれて、第1,第2の圧電体層の厚みが
理想的な状態からずれた場合を説明するための断面図。
【図4】第1の実施例に係る厚み縦圧電共振子を用いた
第7の実施例に係る圧電共振部品の分解斜視図。
【図5】本発明の第7の実施例としての圧電共振部品を
示す外観斜視図。
【図6】本発明の第2の実施例としての2倍波を利用し
た厚み縦圧電共振子を示す断面図。
【図7】本発明の第3の実施例としての4倍波を利用し
たパラレル接続型の厚み縦圧電共振子を示す断面図。
【図8】本発明の第4の実施例としての2倍波を利用し
たシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子を説明するための
断面図。
【図9】本発明の第5の実施例としての3倍波を利用し
たシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子を説明するための
断面図。
【図10】本発明の第6の実施例としての4倍波を利用
したシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子を説明するため
の断面図。
【図11】本発明に係る厚み縦圧電共振子における内部
電極形状の他の例を説明するための分解斜視図。
【図12】(a),(b)は、それぞれ、2倍波を利用
したパラレル接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図13】(a),(b)は、それぞれ、3倍波を利用
したパラレル接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図14】(a),(b)は、それぞれ、4倍波を利用
したパラレル接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図15】(a),(b)は、それぞれ、図12
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図16】(a),(b)は、それぞれ、図13
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図17】(a),(b)は、それぞれ、図14
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図18】(a),(b)は、それぞれ、2倍波を利用
したシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図19】(a),(b)は、それぞれ、3倍波を利用
したシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図20】(a),(b)は、それぞれ、4倍波を利用
したシリーズ接続型の厚み縦圧電共振子における最外層
の圧電体層の厚みを変化させた場合の内部電極形成位置
の位置ずれ量と、共振周波数変化率及び反共振周波数変
化率との関係を示す図。
【図21】(a),(b)は、それぞれ、図18
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図22】(a),(b)は、それぞれ、図19
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図23】(a),(b)は、それぞれ、図20
(a),(b)に示した結果を書き変えた図であり、最
外層の圧電体層の厚みと共振周波数変化率及び反共振周
波数変化率との関係を示す図。
【図24】本発明の圧電共振部品の他の実施例を説明す
るための分解斜視図。
【図25】本発明の他の実施例の圧電共振部品を示す斜
視図。
【符号の説明】
1…厚み縦圧電共振子 2…圧電体 2c,2d…第1,第2の圧電体層 3〜6…内部電極 7,8…外部電極 11,21…厚み縦圧電共振子 31,51,61…厚み縦圧電共振子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に一様に分極された圧電体と、 前記圧電体内において、圧電体層を介して厚み方向に重
    なり合うように配置されたN枚(Nは3〜5の自然数)
    の内部電極とを有し、内部電極間の圧電体層に厚み方向
    に交互に逆極性の電界が印加される、厚み縦振動モード
    の(N−1)次の高次モードを利用したエネルギー閉じ
    込め型圧電共振子において、 厚み方向に隣合う内部電極間の圧電体層の厚みをD、厚
    み方向最外側の内部電極よりも外側の第1,第2の圧電
    体層の厚みをD1 ,D2 としたときに、N=3のとき
    に、0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.85、N=
    4のとき、0.45≦(D1 +D2 )/2D≦0.6
    0、N=5のとき、0.45≦(D1 +D2)/2D≦
    0.55であることを特徴とする、厚み縦圧電共振子。
  2. 【請求項2】 圧電体と、 前記圧電体内において、圧電体層を介して厚み方向に重
    なり合うように配置されたN枚(Nは3〜5の自然数)
    の内部電極とを有し、内部電極間の圧電体層が厚み方向
    に交互に逆方向に分極されている、厚み縦振動モードの
    (N−1)次の高次モードを利用したエネルギー閉じ込
    め型圧電共振子において、 厚み方向に隣合う内部電極間の圧電体層の厚みをD、厚
    み方向最外側の内部電極よりも外側の第1,第2の圧電
    体層の厚みをD1 ,D2 としたときに、N=3のとき
    に、0.65≦(D1 +D2 )/2D≦1.10、N=
    4のとき、0.80≦(D1 +D2 )/2D≦0.9
    0、N=5のとき、0.65≦(D1 +D2)/2D≦
    0.80であることを特徴とする、厚み縦圧電共振子。
  3. 【請求項3】 前記複数の内部電極が線状の電極であ
    り、かつ圧電体層を介して交差されており、交差部分が
    エネルギー閉じ込め型の圧電振動部を構成している、請
    求項1または2に記載の厚み縦圧電共振子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の厚み縦
    圧電共振子を用いたことを特徴とする、ディスクリミネ
    ータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の厚み縦
    圧電共振子と、 前記厚み縦圧電共振子の振動を妨げないための空間を隔
    てて厚み縦圧電共振子に貼り合わされたケース基板と、 前記厚み縦圧電共振子を囲繞するようにケース基板に接
    合された導電性キャップとを備えることを特徴とする、
    圧電共振部品。
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