JP2001056023A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JP2001056023A JP2001056023A JP23144499A JP23144499A JP2001056023A JP 2001056023 A JP2001056023 A JP 2001056023A JP 23144499 A JP23144499 A JP 23144499A JP 23144499 A JP23144499 A JP 23144499A JP 2001056023 A JP2001056023 A JP 2001056023A
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- JP
- Japan
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- sleeve member
- spindle motor
- bearing
- minute gap
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フランジ付シャフトと一端開放型スリーブと
から構成された流体動圧軸受によってロータがステータ
に回転自在に支持されたスピンドルモータにおいて、潤
滑油が外部に漏出するのを確実に防止すること。 【解決手段】 円柱部材2がリング部材3に圧入されて
形成されたフランジ付シャフト1と、厚みのある第1ス
リーブ部材4と第2スリーブ部材5とからなる一端開放
型スリーブと、軸受隙間を含む微小隙間に充填された潤
滑油とから構成された流体動圧軸受によって、ハブ6を
有するロータがステータに回転自在に支持されたスピン
ドルモータにおいて、ハブ6の裏面と第1スリーブ部材
4の上端面との間に、内周部から外周部に向かって水平
な円盤状微小隙間部分、垂直な環状微小隙間部分、水平
な円盤微小隙間部分、及び外周部近くの垂直な環状微小
隙間部分が順に連なった入り組んだ形状のラビリンス状
微小隙間R5からなるラビリンスシール部を形成した。
から構成された流体動圧軸受によってロータがステータ
に回転自在に支持されたスピンドルモータにおいて、潤
滑油が外部に漏出するのを確実に防止すること。 【解決手段】 円柱部材2がリング部材3に圧入されて
形成されたフランジ付シャフト1と、厚みのある第1ス
リーブ部材4と第2スリーブ部材5とからなる一端開放
型スリーブと、軸受隙間を含む微小隙間に充填された潤
滑油とから構成された流体動圧軸受によって、ハブ6を
有するロータがステータに回転自在に支持されたスピン
ドルモータにおいて、ハブ6の裏面と第1スリーブ部材
4の上端面との間に、内周部から外周部に向かって水平
な円盤状微小隙間部分、垂直な環状微小隙間部分、水平
な円盤微小隙間部分、及び外周部近くの垂直な環状微小
隙間部分が順に連なった入り組んだ形状のラビリンス状
微小隙間R5からなるラビリンスシール部を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱部材がリング
部材に圧入されて形成されたフランジ付シャフトと、前
記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材と前記リング
部材が挿入される第2スリーブ部材とからなる一端開放
型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸受
隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構成され
た流体動圧軸受によって、ハブを有するロータがステー
タに回転自在に支持されたスピンドルモータに関し、特
に潤滑油の漏出防止の構造に関する。
部材に圧入されて形成されたフランジ付シャフトと、前
記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材と前記リング
部材が挿入される第2スリーブ部材とからなる一端開放
型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸受
隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構成され
た流体動圧軸受によって、ハブを有するロータがステー
タに回転自在に支持されたスピンドルモータに関し、特
に潤滑油の漏出防止の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、円柱部材2にリング部材3が圧
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、円柱部材
2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部材3が挿
入される第2スリーブ部材5とからなる一端開放型スリ
ーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸受隙間を
含む微小隙間R1、R2、R3、R4に充填された潤滑
油とから構成された流体動圧軸受によって、ハブ6を有
するロータがステータに回転自在に支持された従来のス
ピンドルモータの縦断面図である。前記ロータは、ハブ
6と、そのスカート部6cの内周面に取り付けられたロ
ータマグネット7を有する。前記ステータは、モータ基
板9の円筒部9aの外周面に取り付けられたステータコ
イル8を有する。
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、円柱部材
2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部材3が挿
入される第2スリーブ部材5とからなる一端開放型スリ
ーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸受隙間を
含む微小隙間R1、R2、R3、R4に充填された潤滑
油とから構成された流体動圧軸受によって、ハブ6を有
するロータがステータに回転自在に支持された従来のス
ピンドルモータの縦断面図である。前記ロータは、ハブ
6と、そのスカート部6cの内周面に取り付けられたロ
ータマグネット7を有する。前記ステータは、モータ基
板9の円筒部9aの外周面に取り付けられたステータコ
イル8を有する。
【0003】円柱部材2の中央部の外周面にはヘリング
ボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が形成されている。
また、リング部材3の上面と下面には、スパイラルのヘ
リングボーン溝の如きスラスト動圧溝が形成されてい
る。
ボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が形成されている。
また、リング部材3の上面と下面には、スパイラルのヘ
リングボーン溝の如きスラスト動圧溝が形成されてい
る。
【0004】第1スリーブ部材4の内周面と円柱部材2
の外周面との間に形成された環状の微小隙間R1は、そ
の下側の環状微小隙間部はラジアル軸受隙間として機能
するものであり、その上側の環状微小隙間部はキャピラ
リーシール用微小隙間として機能するものである。リン
グ部材3の上面と第1スリーブ部材4の下端面との間に
形成された円盤状の微小隙間R2と、リング部材3の下
面と第2スリーブ部材5の底面との間に形成された円盤
状微小隙間R3は、いずれもスラスト軸受隙間である。
リング部材3の外周面と第2スリーブ部材5の円筒部の
内周面との間に形成された環状の微小隙間R4は、潤滑
油溜りとして機能する。
の外周面との間に形成された環状の微小隙間R1は、そ
の下側の環状微小隙間部はラジアル軸受隙間として機能
するものであり、その上側の環状微小隙間部はキャピラ
リーシール用微小隙間として機能するものである。リン
グ部材3の上面と第1スリーブ部材4の下端面との間に
形成された円盤状の微小隙間R2と、リング部材3の下
面と第2スリーブ部材5の底面との間に形成された円盤
状微小隙間R3は、いずれもスラスト軸受隙間である。
リング部材3の外周面と第2スリーブ部材5の円筒部の
内周面との間に形成された環状の微小隙間R4は、潤滑
油溜りとして機能する。
【0005】第1スリーブ部材4は、その内周面の上側
開放端にテーパー状切り欠きが形成されている。従っ
て、このテーパー状切り欠きと円柱部材2の外周面との
間には、大気側に徐々に拡大するテーパー状環状隙間S
が形成されている。そして、テーパー状環状隙間Sの大
気側の反対側は、微小隙間R1の上側の環状微小隙間
部、即ちキャピラリーシール用微小隙間に連通してい
る。この大気に開口したテーパー状環状隙間Sと微小隙
間R1のキャピラリーシール用微小隙間を連通させた隙
間部分は、キャピラリーシールとして機能する。
開放端にテーパー状切り欠きが形成されている。従っ
て、このテーパー状切り欠きと円柱部材2の外周面との
間には、大気側に徐々に拡大するテーパー状環状隙間S
が形成されている。そして、テーパー状環状隙間Sの大
気側の反対側は、微小隙間R1の上側の環状微小隙間
部、即ちキャピラリーシール用微小隙間に連通してい
る。この大気に開口したテーパー状環状隙間Sと微小隙
間R1のキャピラリーシール用微小隙間を連通させた隙
間部分は、キャピラリーシールとして機能する。
【0006】キャピラリーシールは、毛細管現象と表面
張力の作用によって、軸受内部に充填された潤滑油が軸
受の外へ漏出するのを阻止するものであり、流体動圧軸
受には広く採用されている。ところが、図7に示すスピ
ンドルモータにおいては、キャピラリーシールの長さが
充分でなく、潤滑油の熱膨張や遠心力、加工表面の細か
いキズによる毛細管現象によって潤滑油が軸受の外へ漏
出するという問題があった。
張力の作用によって、軸受内部に充填された潤滑油が軸
受の外へ漏出するのを阻止するものであり、流体動圧軸
受には広く採用されている。ところが、図7に示すスピ
ンドルモータにおいては、キャピラリーシールの長さが
充分でなく、潤滑油の熱膨張や遠心力、加工表面の細か
いキズによる毛細管現象によって潤滑油が軸受の外へ漏
出するという問題があった。
【0007】そこで、キャピラリーシールに代えて或い
はキャピラリーシールと共に、ラビリンスシールが、従
来から一部の流体動圧軸受やスピンドルモータに採用さ
れてきた。例えば、米国特許第5487608号公報、
特開平7−264796号公報、特開平7−33692
4号公報、特開平9−264320、特開平11−55
898号公報に、ラビリンスシールが開示されている。
しかしながら、これら特許公報に開示されているラビリ
ンスシールは、特定の構造の流体動圧軸受又はスピンド
ルモータにおいてのみ実現可能なものであって、本発明
が対象としているスピンドルモータ、即ち円柱部材がリ
ング部材に圧入されて形成されたフランジ付シャフト
と、前記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材と前記
リング部材が挿入される第2スリーブ部材とからなる一
端開放型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成され
た軸受隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構
成された流体動圧軸受によって、ハブを有するロータが
ステータに回転自在に支持されたスピンドルモータには
適用できないものである。
はキャピラリーシールと共に、ラビリンスシールが、従
来から一部の流体動圧軸受やスピンドルモータに採用さ
れてきた。例えば、米国特許第5487608号公報、
特開平7−264796号公報、特開平7−33692
4号公報、特開平9−264320、特開平11−55
898号公報に、ラビリンスシールが開示されている。
しかしながら、これら特許公報に開示されているラビリ
ンスシールは、特定の構造の流体動圧軸受又はスピンド
ルモータにおいてのみ実現可能なものであって、本発明
が対象としているスピンドルモータ、即ち円柱部材がリ
ング部材に圧入されて形成されたフランジ付シャフト
と、前記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材と前記
リング部材が挿入される第2スリーブ部材とからなる一
端開放型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成され
た軸受隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構
成された流体動圧軸受によって、ハブを有するロータが
ステータに回転自在に支持されたスピンドルモータには
適用できないものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、円柱部材がリング部材に圧入されて形成さ
れたフランジ付シャフトと、前記円柱部材が挿入される
第1スリーブ部材と前記リング部材が挿入される第2ス
リーブ部材とからなる一端開放型スリーブと、これら軸
受構成部材間に形成された軸受隙間を含む微小隙間に充
填された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によっ
て、ハブを有するロータがステータに回転自在に支持さ
れたスピンドルモータにおいて、潤滑油が外部に漏出す
るのを確実に防止することである。
する課題は、円柱部材がリング部材に圧入されて形成さ
れたフランジ付シャフトと、前記円柱部材が挿入される
第1スリーブ部材と前記リング部材が挿入される第2ス
リーブ部材とからなる一端開放型スリーブと、これら軸
受構成部材間に形成された軸受隙間を含む微小隙間に充
填された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によっ
て、ハブを有するロータがステータに回転自在に支持さ
れたスピンドルモータにおいて、潤滑油が外部に漏出す
るのを確実に防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、円柱部材がリング部材に圧入されて形成されたフラ
ンジ付シャフトと、前記円柱部材が挿入される厚みのあ
る第1スリーブ部材と前記リング部材が挿入される第2
スリーブ部材とからなる一端開放型スリーブと、これら
軸受構成部材間に形成された軸受隙間を含む微小隙間に
充填された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によっ
て、ハブを有するロータがステータに回転自在に支持さ
れたスピンドルモータにおいて、前記ハブの裏面と前記
第1スリーブ部材の上端面との間にラビリンスシール部
を形成した。
に、円柱部材がリング部材に圧入されて形成されたフラ
ンジ付シャフトと、前記円柱部材が挿入される厚みのあ
る第1スリーブ部材と前記リング部材が挿入される第2
スリーブ部材とからなる一端開放型スリーブと、これら
軸受構成部材間に形成された軸受隙間を含む微小隙間に
充填された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によっ
て、ハブを有するロータがステータに回転自在に支持さ
れたスピンドルモータにおいて、前記ハブの裏面と前記
第1スリーブ部材の上端面との間にラビリンスシール部
を形成した。
【0010】そして、前記ハブの裏面に形成された下向
き環状突起部と、前記第1スリーブ部材の上端面に形成
された上向き環状突起部との間の微小隙間によって前記
ラビリンスシール部を構成した。
き環状突起部と、前記第1スリーブ部材の上端面に形成
された上向き環状突起部との間の微小隙間によって前記
ラビリンスシール部を構成した。
【0011】また、前記ハブの裏面に形成された略円錐
形凹部と、前記第1スリーブ部材の上端面に形成された
略円錐形凸部との間の微小隙間によって前記ラビリンス
シール部を構成した。更に、前記略円錐形凸部の表面
に、軸受の外側から内側に向く動圧が発生するように動
圧溝を形成した。
形凹部と、前記第1スリーブ部材の上端面に形成された
略円錐形凸部との間の微小隙間によって前記ラビリンス
シール部を構成した。更に、前記略円錐形凸部の表面
に、軸受の外側から内側に向く動圧が発生するように動
圧溝を形成した。
【0012】更にまた、前記ラビリンスシール部の開口
端をテーパー形状として、キャピラリーシールとしても
機能させた。
端をテーパー形状として、キャピラリーシールとしても
機能させた。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、微小隙間を誇張して示し
た本発明の一実施例のスピンドルモータの縦断面図であ
る。図1のスピンドルモータは、円柱部材2にリング部
材3が圧入されて形成されたフランジ付シャフト1と、
円柱部材2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部
材3が挿入される第2スリーブ部材5とからなる一端開
放型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸
受隙間を含む微小隙間R1、R2、R3、R4等に充填
された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によってロ
ータがステータに回転自在に支持されたものである。
た本発明の一実施例のスピンドルモータの縦断面図であ
る。図1のスピンドルモータは、円柱部材2にリング部
材3が圧入されて形成されたフランジ付シャフト1と、
円柱部材2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部
材3が挿入される第2スリーブ部材5とからなる一端開
放型スリーブと、これら軸受構成部材間に形成された軸
受隙間を含む微小隙間R1、R2、R3、R4等に充填
された潤滑油とから構成された流体動圧軸受によってロ
ータがステータに回転自在に支持されたものである。
【0014】前記ロータは、フランジ付シャフト1の円
柱部材2の上端部に同軸にして固着されたハブ6と、そ
のスカート部6cの内周面に取り付けられたロータマグ
ネット7を有する。前記ステータは、モータ基板9の円
筒部9aの外周面に取り付けられたステータコイル8を
有する。
柱部材2の上端部に同軸にして固着されたハブ6と、そ
のスカート部6cの内周面に取り付けられたロータマグ
ネット7を有する。前記ステータは、モータ基板9の円
筒部9aの外周面に取り付けられたステータコイル8を
有する。
【0015】フランジ付シャフト1は、図5の斜視図に
示す如き形状の部材であり、その円柱部材2の中央部の
外周面にはヘリングボーン溝の如きラジアル動圧溝G1
が形成されている。また、フランジ付シャフト1のリン
グ部材3の上面と下面には、スパイラルのヘリングボー
ン溝の如きスラスト動圧溝G2が形成されている。
示す如き形状の部材であり、その円柱部材2の中央部の
外周面にはヘリングボーン溝の如きラジアル動圧溝G1
が形成されている。また、フランジ付シャフト1のリン
グ部材3の上面と下面には、スパイラルのヘリングボー
ン溝の如きスラスト動圧溝G2が形成されている。
【0016】第1スリーブ部材4の平坦な内周面と円柱
部材2の外周面との間に形成された環状の微小隙間R1
は、その下側の環状微小隙間部はラジアル軸受隙間とし
て機能するものであり、その上側の環状微小隙間部はキ
ャピラリーシール用微小隙間として機能するものであ
る。リング部材3の上面と第1スリーブ部材4の平坦な
下端面との間に形成された円盤状の微小隙間R2と、リ
ング部材3の下面と第2スリーブ部材5の平坦な底面と
の間に形成された円盤状微小隙間R3は、いずれもスラ
スト軸受隙間である。リング部材3の外周面と第2スリ
ーブ部材5の円筒部の内周面との間に形成された環状の
微小隙間R4は、潤滑油溜りとして機能する。微小隙間
R1、R2、R3の間隔は10〜100μm程度であ
り、軸受のサイズ、回転数、潤滑油の粘度によって適切
なものが選ばれる。また、微小隙間R4の間隔は、これ
よりは大きな値に選ばれる。
部材2の外周面との間に形成された環状の微小隙間R1
は、その下側の環状微小隙間部はラジアル軸受隙間とし
て機能するものであり、その上側の環状微小隙間部はキ
ャピラリーシール用微小隙間として機能するものであ
る。リング部材3の上面と第1スリーブ部材4の平坦な
下端面との間に形成された円盤状の微小隙間R2と、リ
ング部材3の下面と第2スリーブ部材5の平坦な底面と
の間に形成された円盤状微小隙間R3は、いずれもスラ
スト軸受隙間である。リング部材3の外周面と第2スリ
ーブ部材5の円筒部の内周面との間に形成された環状の
微小隙間R4は、潤滑油溜りとして機能する。微小隙間
R1、R2、R3の間隔は10〜100μm程度であ
り、軸受のサイズ、回転数、潤滑油の粘度によって適切
なものが選ばれる。また、微小隙間R4の間隔は、これ
よりは大きな値に選ばれる。
【0017】第1スリーブ部材4は、図6の斜視図に示
す如く、大きな外径と小さな内径を有する略円筒状部
材、即ち厚みのある略円筒状部材である。第1スリーブ
部材4は、上述の如くラジアル軸受隙間とスラスト軸受
隙間を夫々形成する部材として機能するものであるが、
以下に詳述する如くラビリンスシール部を形成する部材
としても機能するものである。
す如く、大きな外径と小さな内径を有する略円筒状部
材、即ち厚みのある略円筒状部材である。第1スリーブ
部材4は、上述の如くラジアル軸受隙間とスラスト軸受
隙間を夫々形成する部材として機能するものであるが、
以下に詳述する如くラビリンスシール部を形成する部材
としても機能するものである。
【0018】即ち、本発明において、第1スリーブ部材
4の上端面はハブ6の裏面と数10〜数100μm程度
の短い間隔で近接して配置されている。しかも、第1ス
リーブ部材4の上端面とハブ6の裏面との間に形成され
た微小隙間は、水平に伸びた単純な円盤状隙間でなく、
入り組んだ微小隙間又は外周方向に傾斜したテーパー付
円盤状微小隙間を有する複雑な微小隙間であって、いわ
ゆるラビリンス状微小隙間R5を形成しているものであ
る。このラビリンス状微小隙間R5の一端は大気に開口
し、且つ他端は微小隙間R1に連通している。以下、こ
のラビリンス状微小隙間R5の実施態様を説明する。
4の上端面はハブ6の裏面と数10〜数100μm程度
の短い間隔で近接して配置されている。しかも、第1ス
リーブ部材4の上端面とハブ6の裏面との間に形成され
た微小隙間は、水平に伸びた単純な円盤状隙間でなく、
入り組んだ微小隙間又は外周方向に傾斜したテーパー付
円盤状微小隙間を有する複雑な微小隙間であって、いわ
ゆるラビリンス状微小隙間R5を形成しているものであ
る。このラビリンス状微小隙間R5の一端は大気に開口
し、且つ他端は微小隙間R1に連通している。以下、こ
のラビリンス状微小隙間R5の実施態様を説明する。
【0019】微小隙間を誇張して示した図2の第1実施
態様の流体動圧軸受は、円柱部材2にリング部材3が圧
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、円柱部材
2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部材3が挿
入される第2スリーブ部材5とからなるスリーブと、こ
れら軸受構成部材間に形成された軸受隙間を含む隙間、
即ち微小隙間R1、R2、R3、R4、R5、縦孔r
1、循環孔r2、縦溝r3、循環孔r4に充填された潤
滑油Fとから構成されている。
態様の流体動圧軸受は、円柱部材2にリング部材3が圧
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、円柱部材
2が挿入される第1スリーブ部材4とリング部材3が挿
入される第2スリーブ部材5とからなるスリーブと、こ
れら軸受構成部材間に形成された軸受隙間を含む隙間、
即ち微小隙間R1、R2、R3、R4、R5、縦孔r
1、循環孔r2、縦溝r3、循環孔r4に充填された潤
滑油Fとから構成されている。
【0020】フランジ付シャフト1は図5に示す如き形
状の部材であり、第1スリーブ部材4は図6に示す如き
形状の厚みのある略円筒状部材である。第2スリーブ部
材5は軸受のケースとしても機能する両端開放型の円筒
状部材であるが、円盤状蓋部材10によって下側開放端
を気密且つ液密に封止されて、一端開放形スリーブとな
っている。これによって、円盤状蓋部材10の上面は第
2スリーブ部材の底面を構成している。リング部材3に
夫々複数個形成された縦孔r1と循環孔r2、及び第1
スリーブ部材4に夫々複数個形成された縦溝r3と循環
孔r4は、潤滑油溜り並びに循環路として機能するもの
である。
状の部材であり、第1スリーブ部材4は図6に示す如き
形状の厚みのある略円筒状部材である。第2スリーブ部
材5は軸受のケースとしても機能する両端開放型の円筒
状部材であるが、円盤状蓋部材10によって下側開放端
を気密且つ液密に封止されて、一端開放形スリーブとな
っている。これによって、円盤状蓋部材10の上面は第
2スリーブ部材の底面を構成している。リング部材3に
夫々複数個形成された縦孔r1と循環孔r2、及び第1
スリーブ部材4に夫々複数個形成された縦溝r3と循環
孔r4は、潤滑油溜り並びに循環路として機能するもの
である。
【0021】第1スリーブ部材4の上端面とハブ6の裏
面との間の微小隙間は、水平に伸びた単純な円盤状隙間
でなく、内周部から外周部に向かって水平な円盤状微小
隙間部分、垂直な環状微小隙間部分、水平な円盤状微小
隙間部分、及び外周部近くの垂直な環状微小隙間部分が
順に連なった入り組んだ形状のラビリンス状微小隙間R
5を形成している。このラビリンス状微小隙間R5の一
端は大気に開口し、且つ他端は微小隙間R1に連通され
ているが、大気への開口端と微小隙間R1までの長さ
は、微小隙間R1のキャピラリーシール用微小隙間の長
さに比べると、充分に長いものとなっている。この充分
に長い連通路は、図2においては、ハブ6の裏面に下向
き環状突起部6aを、且つ第1スリーブ部材4の上端面
に上向き環状突起部4aを夫々形成することによって実
現している。
面との間の微小隙間は、水平に伸びた単純な円盤状隙間
でなく、内周部から外周部に向かって水平な円盤状微小
隙間部分、垂直な環状微小隙間部分、水平な円盤状微小
隙間部分、及び外周部近くの垂直な環状微小隙間部分が
順に連なった入り組んだ形状のラビリンス状微小隙間R
5を形成している。このラビリンス状微小隙間R5の一
端は大気に開口し、且つ他端は微小隙間R1に連通され
ているが、大気への開口端と微小隙間R1までの長さ
は、微小隙間R1のキャピラリーシール用微小隙間の長
さに比べると、充分に長いものとなっている。この充分
に長い連通路は、図2においては、ハブ6の裏面に下向
き環状突起部6aを、且つ第1スリーブ部材4の上端面
に上向き環状突起部4aを夫々形成することによって実
現している。
【0022】次に、微小隙間を誇張して示した図3の第
2実施態様の流体動圧軸受は、第1実施態様の流体動圧
軸受と実質的に同じ構造のものである。相違点は、第1
スリーブ部材4の形状にある。第2実施態様における第
1スリーブ部材4は図6に示す如き形状の厚みのある略
円筒状部材であるが、上端面が第1実施態様におけるも
のと相違する。
2実施態様の流体動圧軸受は、第1実施態様の流体動圧
軸受と実質的に同じ構造のものである。相違点は、第1
スリーブ部材4の形状にある。第2実施態様における第
1スリーブ部材4は図6に示す如き形状の厚みのある略
円筒状部材であるが、上端面が第1実施態様におけるも
のと相違する。
【0023】即ち、図3において、第1スリーブ部材4
の上端面とハブ6の裏面との間の微小隙間は、水平に伸
びた単純な円盤状隙間でなく、内周部から外周部に傾斜
したテーパー付円盤状微小隙間部分と、外周部近くの垂
直な環状微小隙間部分とが連通したラビリンス状微小隙
間R5を形成している。このラビリンス状微小隙間R5
の一端は大気に開口し、且つ他端は微小隙間R1に連通
されているが、大気への開口端と微小隙間R1までの長
さは、微小隙間R1のキャピラリーシール用微小隙間の
長さに比べると、充分に長いものとなっている。この充
分に長い連通路は、図3においては、ハブ6の裏面に略
円錐形凹部6bを、且つ第1スリーブ部材の上端面に略
円錐形凸部4bを夫々形成することによって実現してい
る。
の上端面とハブ6の裏面との間の微小隙間は、水平に伸
びた単純な円盤状隙間でなく、内周部から外周部に傾斜
したテーパー付円盤状微小隙間部分と、外周部近くの垂
直な環状微小隙間部分とが連通したラビリンス状微小隙
間R5を形成している。このラビリンス状微小隙間R5
の一端は大気に開口し、且つ他端は微小隙間R1に連通
されているが、大気への開口端と微小隙間R1までの長
さは、微小隙間R1のキャピラリーシール用微小隙間の
長さに比べると、充分に長いものとなっている。この充
分に長い連通路は、図3においては、ハブ6の裏面に略
円錐形凹部6bを、且つ第1スリーブ部材の上端面に略
円錐形凸部4bを夫々形成することによって実現してい
る。
【0024】ハブ6の裏面に形成された略円錐形凹部6
bと且つ第1スリーブ部材の上端面に形成された略円錐
形凸部4bは、共にその表面は平坦面である。しかしな
がら、略円錐形凸部4bの表面に動圧溝を形成すれば、
ラジアル動圧とスラスト動圧を夫々増加させることがで
きる。しかも、軸受の外側から内側に向く動圧が発生す
るように動圧溝を形成することによって、潤滑油は軸受
の中側に引き込まれるように移動するから、これによっ
ても潤滑油の漏出を防止できる。
bと且つ第1スリーブ部材の上端面に形成された略円錐
形凸部4bは、共にその表面は平坦面である。しかしな
がら、略円錐形凸部4bの表面に動圧溝を形成すれば、
ラジアル動圧とスラスト動圧を夫々増加させることがで
きる。しかも、軸受の外側から内側に向く動圧が発生す
るように動圧溝を形成することによって、潤滑油は軸受
の中側に引き込まれるように移動するから、これによっ
ても潤滑油の漏出を防止できる。
【0025】更に、微小隙間を誇張して示した図4の第
3実施態様の流体動圧軸受も、第1実施態様の流体動圧
軸受と実質的に同じ構造のものである。相違点は、第2
スリーブ部材5の形状にある。即ち、第1実施態様にお
ける第2スリーブ部材5は両端開放型の円筒状部材であ
って、円盤状蓋部材10で下側開放端を気密且つ液密に
封止されて一端開放形スリーブとなっているものである
が、第4実施態様における第2スリーブ部材5は、最初
から一端開放形スリーブとして製作されているものであ
る。
3実施態様の流体動圧軸受も、第1実施態様の流体動圧
軸受と実質的に同じ構造のものである。相違点は、第2
スリーブ部材5の形状にある。即ち、第1実施態様にお
ける第2スリーブ部材5は両端開放型の円筒状部材であ
って、円盤状蓋部材10で下側開放端を気密且つ液密に
封止されて一端開放形スリーブとなっているものである
が、第4実施態様における第2スリーブ部材5は、最初
から一端開放形スリーブとして製作されているものであ
る。
【0026】図4におけるラビリンス状微小隙間R5
は、第1実施態様におけるものと基本的には同じであ
る。相違点は、充分に長いラビリンス状微小隙間R5の
大気への開口端がテーパー形状とされていることであ
る。このテーパー形状の開口端は、図4に示す如く、第
2スリーブ部材5の開口端の内周面にテーパー状切り欠
きを設けることによって実現できる。このテーパー状切
り欠きは、第2スリーブ部材5の開口端の内周面でな
く、これに対向するハブ6の対向面に設けてもよい。
は、第1実施態様におけるものと基本的には同じであ
る。相違点は、充分に長いラビリンス状微小隙間R5の
大気への開口端がテーパー形状とされていることであ
る。このテーパー形状の開口端は、図4に示す如く、第
2スリーブ部材5の開口端の内周面にテーパー状切り欠
きを設けることによって実現できる。このテーパー状切
り欠きは、第2スリーブ部材5の開口端の内周面でな
く、これに対向するハブ6の対向面に設けてもよい。
【0027】以上、3つの実施態様について説明した
が、本発明に係るラビリンス状微小隙間R5は、ハブ6
の裏面と厚みのある第1スリーブ部材4の上端面との間
に形成されることという必須条件さえ満たせば、他の形
状であってもかまわないことは言うまでもない。また、
ラビリンス状微小隙間R5の大気への開口端をテーパー
形状とすることは、図3に示した外周方向に傾斜したテ
ーパー付円盤状微小隙間部分と外周部近くの垂直の環状
微小隙間部分とを連通したラビリンス状微小隙間R5は
勿論のこと、他の形状のラビリンス状微小隙間R5にも
適用できることも当然である。更に、フランジ付シャフ
ト1を受ける一端開放型スリーブは、夫々別体に製作さ
れた第1スリーブ4と第2スリーブ5とを組付けて構成
されたものを示したが、一体に製作されたスリーブであ
っても勿論かまわない。
が、本発明に係るラビリンス状微小隙間R5は、ハブ6
の裏面と厚みのある第1スリーブ部材4の上端面との間
に形成されることという必須条件さえ満たせば、他の形
状であってもかまわないことは言うまでもない。また、
ラビリンス状微小隙間R5の大気への開口端をテーパー
形状とすることは、図3に示した外周方向に傾斜したテ
ーパー付円盤状微小隙間部分と外周部近くの垂直の環状
微小隙間部分とを連通したラビリンス状微小隙間R5は
勿論のこと、他の形状のラビリンス状微小隙間R5にも
適用できることも当然である。更に、フランジ付シャフ
ト1を受ける一端開放型スリーブは、夫々別体に製作さ
れた第1スリーブ4と第2スリーブ5とを組付けて構成
されたものを示したが、一体に製作されたスリーブであ
っても勿論かまわない。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るスピンドルモータは、円柱
部材がリング部材に圧入されて形成されたフランジ付シ
ャフトと、前記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材
と前記リング部材が挿入される第2スリーブ部材とから
なる一端開放型スリーブと、これら軸受構成部材間の軸
受隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構成さ
れた流体動圧軸受によって、ハブを有するロータがステ
ータに回転自在に支持されたスピンドルモータにおい
て、前記ハブの裏面と前記第1スリーブ部材の上端面と
の間にラビリンスシール部が形成されていることを特徴
とするものである。従って、従来装置に比較してキャピ
ラリーシールが充分に長くなり、潤滑油の熱膨張や遠心
力、加工表面の細かいキズによる毛細管現象によって潤
滑油が軸受の外へ漏出することがなくなった。
部材がリング部材に圧入されて形成されたフランジ付シ
ャフトと、前記円柱部材が挿入される第1スリーブ部材
と前記リング部材が挿入される第2スリーブ部材とから
なる一端開放型スリーブと、これら軸受構成部材間の軸
受隙間を含む微小隙間に充填された潤滑油とから構成さ
れた流体動圧軸受によって、ハブを有するロータがステ
ータに回転自在に支持されたスピンドルモータにおい
て、前記ハブの裏面と前記第1スリーブ部材の上端面と
の間にラビリンスシール部が形成されていることを特徴
とするものである。従って、従来装置に比較してキャピ
ラリーシールが充分に長くなり、潤滑油の熱膨張や遠心
力、加工表面の細かいキズによる毛細管現象によって潤
滑油が軸受の外へ漏出することがなくなった。
【0029】また、ラビリンスシール部はスリーブの第
1スリーブ部材の上端面とハブの裏面との間に形成した
ので、ラビリンスシール部を形成するための新たな部材
は不要であり、動圧軸受或いはスピンドルモータの部品
点数は増加しない。キャピラリーシールの長さが充分と
れるようになったので、撥油剤は設けてもオイルパット
は設ける必要がなくなった。従って、装置の小形化とコ
スト低減の要求に沿ったラビリンスシール部の形成がで
きた。
1スリーブ部材の上端面とハブの裏面との間に形成した
ので、ラビリンスシール部を形成するための新たな部材
は不要であり、動圧軸受或いはスピンドルモータの部品
点数は増加しない。キャピラリーシールの長さが充分と
れるようになったので、撥油剤は設けてもオイルパット
は設ける必要がなくなった。従って、装置の小形化とコ
スト低減の要求に沿ったラビリンスシール部の形成がで
きた。
【0030】更に、第1スリーブ部材の略円錐形凸部の
表面に軸受の外側から内側に向く動圧が発生するように
動圧溝が形成されたラビリンスシール部を備えたことを
特徴とするスピンドルモータにおいては、ラジアル方向
とスラスト方向の動圧が夫々増加するとともに、この動
圧による潤滑油の外部への漏出防止も図られた。
表面に軸受の外側から内側に向く動圧が発生するように
動圧溝が形成されたラビリンスシール部を備えたことを
特徴とするスピンドルモータにおいては、ラジアル方向
とスラスト方向の動圧が夫々増加するとともに、この動
圧による潤滑油の外部への漏出防止も図られた。
【図1】本発明に係るスピンドルモータの一実施例の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】微小隙間等を誇張して示した第1実施態様の流
体動圧軸受の縦断面図である。
体動圧軸受の縦断面図である。
【図3】微小隙間等を誇張して示した第2実施態様の流
体動圧軸受の縦断面図である。
体動圧軸受の縦断面図である。
【図4】微小隙間等を誇張して示した第3実施態様の流
体動圧軸受の縦断面図である。
体動圧軸受の縦断面図である。
【図5】フランジ付シャフト1の斜視図である。
【図6】第1スリーブ部材4の斜視図である。
【図7】従来のスピンドルモータの一例の縦断面図であ
る。
る。
1 フランジ付シャフト 2 円柱部材 3 リング部材 4 第1スリーブ部材 4a 環状突起部 4b 略円錐形凸部 5 第2スリーブ部材 6 ハブ 6a 環状突起部 6b 略円錐形凹部 6c スカート部 7 ロータマグネット 8 ステータコイル 9 モータ基板 9a 円筒部 10 円盤状蓋部材 F 潤滑油 G1 ラジアル動圧溝 G2 スラスト動圧溝 R1、R2、R3、R4 微小隙間 R5 ラビリンス状微小隙間 r1、r2、r3、r4 溝又は孔 S テーパー状環状隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/00 H02K 29/00 Z (72)発明者 川和田 直樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 後藤 廣光 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 太田 敦司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 似鳥 幸司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA04 BA02 BA04 BA08 CA01 CA02 CA04 JA02 KA04 MA03 MA24 5H019 AA00 AA07 AA09 CC04 DD01 EE01 EE14 FF03 5H605 AA02 AA07 BB05 BB19 CC04 EB03 EB06 EB28 EB33 5H607 AA05 BB01 BB09 BB14 BB17 CC01 GG01 GG02 GG12 GG15 5H621 BB07 GA01 GA04 HH01 JK19
Claims (5)
- 【請求項1】 円柱部材がリング部材に圧入されて形成
されたフランジ付シャフトと、前記円柱部材が挿入され
る厚みのある第1スリーブ部材と前記リング部材が挿入
される第2スリーブ部材とからなる一端開放型スリーブ
と、これら軸受構成部材間に形成された軸受隙間を含む
微小隙間に充填された潤滑油とから構成された流体動圧
軸受によって、ハブを有するロータがステータに回転自
在に支持されたスピンドルモータにおいて、前記ハブの
裏面と前記第1スリーブ部材の上端面との間にラビリン
スシール部が形成されていることを特徴とするスピンド
ルモータ。 - 【請求項2】 前記ラビリンスシール部が前記ハブの裏
面に形成された下向き環状突起部と、前記第1スリーブ
部材の上端面に形成された上向き環状突起部との間の微
小隙間で構成されたものであることを特徴とする請求項
1のスピンドルモータ。 - 【請求項3】 前記ラビリンスシール部が前記ハブの裏
面に形成された略円錐形凹部と、前記第1スリーブ部材
の上端面に形成された略円錐形凸部との間の微小隙間で
構成されたものであることを特徴とする請求項1のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項4】 前記略円錐形凸部の表面に、軸受の外側
から内側に向く動圧が発生するように動圧溝が形成され
たことを特徴とする請求項3のスピンドルモータ。 - 【請求項5】 前記ラビリンスシール部の開口端がテー
パー形状であることを特徴とする請求項1のスピンドル
モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23144499A JP2001056023A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23144499A JP2001056023A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001056023A true JP2001056023A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16923641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23144499A Pending JP2001056023A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001056023A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257133A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Nippon Densan Corp | 軸受装置およびこれを備えるモータ |
JP2003092867A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-03-28 | Seiko Instruments Inc | 動圧軸受スピンドルモータ |
GB2394838A (en) * | 2002-07-10 | 2004-05-05 | Sunonwealth Electr Mach Ind Co | Dustproof bearing for a motor |
WO2004084382A1 (ja) * | 2003-03-19 | 2004-09-30 | Seiko Instruments Inc. | 情報記録再生装置用モータとこれを用いた情報記録再生装置 |
JP2005114165A (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-28 | Minebea Co Ltd | 流体動圧軸受、スピンドルモータ及びハードディスクドライブ装置 |
JP2005155912A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-16 | Nippon Densan Corp | 流体動圧軸受及びスピンドルモータ |
JP2005257073A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-09-22 | Minebea Co Ltd | モータの流体軸受装置、該流体軸受装置を備えたモータ並びに記録ディスク駆動装置 |
JP2006329381A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Victor Co Of Japan Ltd | スピンドルモータ |
US7808139B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-10-05 | Hitachi Global Storage Technologies, Inc. Netherlands B.V. | Magnetic disk drive with improved vibration characteristics |
US20130020894A1 (en) * | 2004-06-11 | 2013-01-24 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Fluid dynamic bearing motor, and recording medium driving apparatus |
KR101418897B1 (ko) * | 2011-09-30 | 2014-07-14 | 니혼 덴산 가부시키가이샤 | 모터 및 디스크 구동장치 |
KR20220055693A (ko) * | 2020-10-27 | 2022-05-04 | 네덱 주식회사 | 베어링 장치와 이를 구비한 모터 및 팬모터 |
-
1999
- 1999-08-18 JP JP23144499A patent/JP2001056023A/ja active Pending
Cited By (17)
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GB2394838B (en) * | 2002-07-10 | 2005-12-07 | Sunonwealth Electr Mach Ind Co | Dustproof bearing device for a motor |
WO2004084382A1 (ja) * | 2003-03-19 | 2004-09-30 | Seiko Instruments Inc. | 情報記録再生装置用モータとこれを用いた情報記録再生装置 |
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JP4556621B2 (ja) * | 2003-11-07 | 2010-10-06 | 日本電産株式会社 | 流体動圧軸受及びスピンドルモータ |
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JP2005257073A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-09-22 | Minebea Co Ltd | モータの流体軸受装置、該流体軸受装置を備えたモータ並びに記録ディスク駆動装置 |
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KR20220055693A (ko) * | 2020-10-27 | 2022-05-04 | 네덱 주식회사 | 베어링 장치와 이를 구비한 모터 및 팬모터 |
KR102469111B1 (ko) * | 2020-10-27 | 2022-11-22 | 네덱(주) | 베어링 장치와 이를 구비한 모터 및 팬모터 |
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