JP2002101611A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2002101611A
JP2002101611A JP2000292174A JP2000292174A JP2002101611A JP 2002101611 A JP2002101611 A JP 2002101611A JP 2000292174 A JP2000292174 A JP 2000292174A JP 2000292174 A JP2000292174 A JP 2000292174A JP 2002101611 A JP2002101611 A JP 2002101611A
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gap
seal cap
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秀樹 西村
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洋一 関井
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義人 奥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受外部に連通する連通孔を通じてオイルが
モータ外部へ流出することを防止することができるとと
もに、簡易な構造でロータと静止部材間の電気的導通を
確保することができるスピンドルモータを提供する。 【解決手段】 作動流体として導電性を有するオイルを
用いてロータを回転自在に支持する動圧軸受を備えたス
ピンドルモータにおいて、ベース部材の円形開口を、円
板状のシールキャップによって閉塞するとともに、スリ
ーブの下端面に、シールキャップとは協働して外気に連
通する連通孔を形成する凹溝を設ける。シールキャップ
は、スリーブの下端面及び円形開口の周囲に設けた切欠
に対して導電性粘着剤によって貼着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動圧軸受を備えた
スピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スピンドルモータの軸受とし
て、シャフトとスリーブ部材とを相対回転自在に支持す
るために、両者の間に介在させたオイル等の潤滑流体の
流体圧力を利用する動圧軸受が種々提案されている。
【0003】このような動圧軸受を使用するスピンドル
モータに関し、本願の出願人は特願平10−29615
6号(特開2000−113582号)等において、カ
ップ状のロータハブの底面とブラケット等のモータのベ
ース部材に設けられた円形開口内に固着される円筒状の
スリーブの上端面との間にスラスト軸受部を構成し、ま
たロータハブに一体的に設けられたシャフトの外周面と
スリーブの内周面との間に、スリーブの内周面に一対の
軸線方向内方に向かう傾斜面から形成される環状凹部に
よって構成され且つ外気に連通状態の気体介在部を介し
て一対のラジアル軸受部を構成するとともに、スラスト
軸受部と気体介在部のスラスト軸受部側に構成される上
部ラジアル軸受部とが協働して回転時の負荷を支持し得
るよう、スラスト軸受部の動圧発生用溝を半径方向内方
(モータの回転軸心に向かう方向)に作用するポンプイ
ン型のスパイラル溝とし上部ラジアル軸受部の動圧発生
用溝を軸線方向外方(シャフトの高さ方向における中央
部からシャフトの端部に向かう方向)、すなわちスラス
ト軸受部側に作用するよう軸線方向にアンバランスなポ
ンプアップ型のヘリングボーン溝としたスピンドルモー
タを提案した。
【0004】このスピンドルモータは、更に、シャフト
の自由端部にスリーブの端部に形成した段部と嵌り合う
リング状部材が装着され、これら段部とリング状部材と
によってシャフトの抜止構造が構成される。リング状部
材の周囲とスリーブとの間に規定される間隙には、気体
介在部の下方に構成される下部ラジアル軸受部における
オイルの減少に応じて供給されるバッファオイル(マー
ジン分のオイル)が保持され、オイルリザーバとして機
能する。この場合、リング状部材の外周面をスリーブの
段部の内周面との間に規定される間隙の半径方向の寸法
が軸線方向外方に向かうにつれてテーパ状に拡大するよ
う傾斜面とし、このテーパ状の間隙内においてオイルの
端部が下部ラジアル軸受部の気体介在部側のオイルの端
部とバランスしながら空気圧によって下部ラジアル軸受
部方向に押圧されるよう保持する。また、この空気圧を
外気と連通状態の気体介在部の空気圧と同等に保つため
に、段部内の空間とモータの外部とを連通する連通孔を
スリーブの端面に設けた凹溝とスリーブ端面を閉塞する
円板状のシールキャップとによって構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のスピンドルモー
タは、モータの薄型化、低コスト化等を目的とし、これ
を実現するものであるが、オイルが軸受外部に流出する
懸念がある。
【0006】すなわち、シールキャップは、ベース部材
の円形開口をモータの軸線方向外方(ベース部材の底面
側)から閉塞する形で、軸線方向内方面をスリーブ端面
に当接するとともに、外周面が円形開口の内周面に接着
固定される。シールキャップは円形開口と略同一または
幾分小径に設定されているが、例えば加工や組立誤差等
によって、シールキャップの外周面と円形開口の内周面
との間に微小な隙間が生じた場合、リング状部材の外周
面と環状溝の内周面との間に位置するオイルの端部か
ら、いわゆるオイルマイグレーション現象によって拡散
し、凹溝とシールキャップとによって構成される連通孔
内に侵入したオイルが、この微小な隙間からモータ外部
へと流出する。
【0007】このように、軸受外部へのオイルの流出が
継続すると、軸受部においてオイルの保持量に不足が生
じ、軸受剛性が低下して、ロータハブの回転時の姿勢を
安定して支持することが困難となり、NRRO(non-re
peatable run-out:非繰り返し性振れ)等振れ回り特性
が悪化する原因となるとともに、ベース部材の底面側に
モータの駆動を制御するための回路が配されていた場
合、短絡等によって回路に障害が発生するおそれもあ
る。
【0008】また、上記スピンドルモータをハードディ
スク駆動用モータとして使用する場合は、モータの回転
速度の高速化にともない、モータの回転時にハードディ
スク表面と空気との摩擦によって発生する静電気に対す
る配慮も必要となる。
【0009】これは、ハードディスクの記録面とこれに
近接してデータの読み書きを行う磁気ヘッドとの間で、
ハードディスクを含むモータのロータに帯電した静電気
の放電が発生し、磁気ヘッドが破壊されるのを防止する
必要性があるからで、上記のスピンドルモータでは、軸
受部に保持されるオイルに導電性を有するオイルを使用
することで、ハードディスク−ロータハブーシャフトー
オイル−スリーブに連続する導通路が確保される。しか
しながら、スリーブは、組立の容易化及び精度維持を目
的して、ベース部材の円形開口に対して隙間嵌めした状
態で接着固定されることから、スリーブとベース部材と
の間で電気的な導通を確実なものとするのは困難であ
り、スリーブ端面に当接するシールキャップを介してス
リーブとベース部材との間の電気的導通路を形成するこ
ととなるが、上述のとおり、加工や組立誤差等によっ
て、シールキャップの外周面と円形開口の内周面との間
に隙間が生じると、スリーブとシールキャップ及びベー
ス部材との間の電気的導通が不十分となり、静電気の放
電による磁気ヘッドの破壊が発生する可能性がある。
【0010】これを回避するために、シールキャップと
円形開口との接着に導電性接着剤を用いて、両部材間に
隙間が生じた場合も電気的な導通を確保する方法がある
が、導電性接着剤は一般的に高価であり、また塗布や乾
燥固化に工数を要することから、スピンドルモータの低
コスト化並びに生産性の向上を阻害する要因となる。
【0011】本発明は、軸受部に保持されるオイルが軸
受外部に連通する連通孔を通じてモータ外部へ流出する
ことを防止することができるとともに、簡易な構造でロ
ータと静止部材間の電気的導通を確保することができる
スピンドルモータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のスピンドルモー
タは、円形開口を有するベース部材と、該ベース部材の
円形開口内に立設される中空状のスリーブと、該スリー
ブ内に回転自在に遊挿されるシャフトと、該シャフトと
一体的に構成された円形の天板と該天板の外周縁から垂
下される円筒壁とからなるカップ状のロータハブと、を
備えてなるスピンドルモータにおいて、前記スリーブの
上端面と前記ロータハブの天板の底面とは、毛細管現象
によって導電性を有するオイルが保持される微小間隙を
介して対向するとともに、前記スリーブの上端面及びロ
ータハブの天板の底面の少なくともいずれか一方には、
ロータハブの回転時に該オイルを半径方向内方にポンピ
ングする動圧発生用溝が設けられてスラスト軸受部が形
成され、前記スリーブの内周面と前記シャフトの外周面
とは、毛細管現象によって導電性を有するオイルが保持
される微小間隙を介して対向するとともに、前記スリー
ブの内周面及びシャフトの外周面の少なくともいずれか
一方には、ロータハブの回転時に該オイルを軸線方向外
方にポンピングする動圧発生用溝が軸線方向に離間して
設けられて一対のラジアル軸受部が形成され、前記一対
のラジアル軸受部の間には、軸受部よりも大な間隙寸法
を有し且つ外気に連通して空気が保持される気体介在部
が形成され、また前記一対のラジアル軸受部は、該気体
介在部の上部及び下部にそれぞれ位置しており、前記シ
ャフトの自由端部には、前記スリーブの内周面よりも大
径なリング状部材が装着され、また前記スリーブには該
リング状部材に対応して環状の段部が形成されており、
これらが相互に嵌り合うことで前記シャフト及びロータ
ハブの抜止機構が構成され、前記円形開口のベース部材
の底面側には、前記円形開口が半径方向外方に拡大する
段部が形成されるよう、環状の切欠が設けられており、
また前記円形開口は、該円形開口の径よりも大で且つ前
記切欠の外径よりも小な径を有する円板状のシールキャ
ップによって閉塞され、前記スリーブの下端面には、該
スリーブを半径方向に貫通する凹溝が形成され、該凹溝
と前記シールキャップとは協働して外気に連通する連通
孔を形成するとともに、前記シールキャップは、前記ス
リーブの下端面及び前記切欠に対して導電性粘着剤によ
って貼着されていることを特徴とする(請求項1)。
【0013】この構成において、シールキャップをスリ
ーブの下端面及び切欠に対して固着することで、切欠の
平面(底面)部がシールキャップの接着代となることか
ら、シールキャップの外周面を円形開口の内周面に接着
固定する場合よりも、加工や組立誤差の許容範囲が増大
し、スリーブの開放端部の封止がより確実なものとな
る。また、これによりスリーブの端面部に設けられた連
通孔を通じてオイルがベース部材の底面側から外部へ流
出することが可及的に防止されることとなる。
【0014】この場合、各動圧軸受部の作動流体とし
て、導電性を有するオイルを使用するとともに、シール
キャップを、導電性粘着剤を用いてスリーブ下端面及び
切欠に対して貼着することで、ロータハブーシャフトー
(オイル)―スリーブ−シールキャップーベース部材間
の電気的な導通路が形成される。
【0015】導電性粘着剤は、導電性を有するシート状
の部材に粘着剤を塗布又は含浸してなるものであり、導
電性接着剤よりも比較的に安価で且つ塗布や乾燥固化の
工程を要しないことから、スピンドルモータの低コスト
化や生産性の向上を阻害することなく、シールキャップ
とスリーブ及びベース部材との間の電気的導通を確保す
ることができる。
【0016】また、本発明のスピンドルモータは、前記
段部の下面とこれと間隙を介して対向する前記リング状
部材の上面との間に規定される間隙は、半径方向外方に
向かうにつれて該間隙の寸法が漸増するテーパ状に形成
され、また前記リング状部材の外周面とこれと間隙を介
して対向する前記段部の内周面との間に規定される間隙
は、軸線方向外方に向かうにつれて該間隙寸法が漸増す
るテーパ状に形成されるとともに、前記一対のラジアル
軸受部のうち、前記気体介在部の下部側に位置するラジ
アル軸受部に保持されるオイルは、該リング状部材の外
周面と段部の内周面との間のテーパ状の間隙中において
前記連通孔を通じて取り込まれた空気との界面が形成さ
れ、該リング状部材の上面並びに外周面と段部の下面並
びに内周面との間にそれぞれ規定されるテーパ状の間隙
は、前記気体介在部の下部側に位置するラジアル軸受部
に対してバッファオイルを供給するオイルリザーバを構
成することを特徴とする(請求項2)。
【0017】この構成において、オイルリザーバが2つ
のテーパ状の間隙から形成されることで、気体介在部の
下部側(スラスト軸受部から離間する側)に位置するラ
ジアル軸受部に対して十分な量のバッファオイルが確保
されるとともに、ラジアル軸受部において、オイルを軸
線方向外方(気体介在部から離間する方向)にポンピン
グする形状の動圧発生用溝が形成されることから、モー
タの回転時に遠心力の作用によって、気体介在部の下部
側に位置するラジアル軸受部から気体介在部の上部側
(スラスト軸受部側)に位置するラジアル軸受部方向へ
移動することなく、軸受部に十分な量のオイルを保持す
ることができる。すなわち、公差あるいは誤差、その他
組立時の応力による歪み等が、モータの回転時にオイル
の挙動に与える影響を小とする構成とすることができ、
加工、組立に対して要求される精度が緩和されて、生産
性の良好なモータとすることが可能となる。
【0018】更に、本発明のスピンドルモータは、前記
シールキャップの外面は、前記切欠の外径よりも大なシ
ール部材によって被覆され、該シール部材は、前記シー
ルキャップの外面及び前記ベース部材に対して導電性粘
着剤によって貼着されていることを特徴とする(請求項
3)。
【0019】この構成において、シールキャップの外面
(底面)は、このシールキャップよりも大外径な、例え
ばネームプレートやフレキシブル回路基板等のシール部
材によって被覆されるので、軸受部の気密性がさらに高
まる。また、このシール部材を、シールキャップの外面
及びベース部材に対して導電性粘着剤によって貼着する
ことで、ロータハブからベース部材に至る導電路を確実
に形成することが可能となる。
【0020】加えて、本発明のスピンドルモータは、前
記凹溝とシールキャップとによって形成される連通孔内
に撥油剤が塗布されていることを特徴とする(請求項
4)。
【0021】連通路内に例えばフッ素系の材料からなる
撥油剤を塗布しておくことで、オイルの連通路内への侵
入自体も防止されることとなり、シールキャップをスリ
ーブの下端面及び切欠に対して固着するために使用する
導電性粘着剤とオイルとが接することに起因する導電性
粘着の変質による粘着性の低下及びこれにともなうシー
ルキャップの固着不良が防止され、スリーブ下端部の密
封性を良好に維持することが可能となり、軸受部からの
オイルの流出がより確実に防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスピンドルモ
ータの実施形態について図面を参照して説明するが、本
発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0023】図1において、このスピンドルモータは、
略円盤状の上壁部2aと、この上壁部2aの外周縁部か
ら下方に垂下する円筒状周壁部2bとから構成されるロ
ータハブ2と、このロータハブ2の上壁部2aの中央部
に一方の端部が外嵌固定されるシャフト4とから構成さ
れるロータ6と、このシャフト4を回転自在に支持する
中空円筒状のスリーブ8と、このスリーブ8の下部を閉
塞するシールキャップ10と、スリーブ8が内嵌される
円筒部12が一体的に形成されたブラケット14とを具
備する。
【0024】ブラケット14の円筒部12の外周側に
は、ステータ16が配設され、ロータハブ2の周壁部2
bの内周面には、このステータ16と半径方向に間隙を
介して対向して、ロータマグネット18が固着される。
【0025】図2は、図1において円Yで示す部分を拡
大して図示している。図2に示すように、円筒部12の
ブラケット14の底面側開口部12aには、断面形状が
略L字状の段部を形成する環状の切欠12bが設けられ
ている。シールキャップ10は、円筒部12の内周面の
径よりも大で且つ切欠12bの径よりも小な外径を有し
ており、切欠12b内にブラケット14の底面から突出
することなく収容され、この切欠12b及びスリーブ8
の下端面に対して導電性粘着剤15によって固着されて
いる。
【0026】更に、シールキャップ10及びブラケット
14の底面には、モータの外方からネームプレートやフ
レキシブル回路基板等のシール部材17が、シールキャ
ップ10と同様に、導電性粘着剤19によって固着され
ている。このシール部材17は、目的やブラケット14
底面の形状に応じて種々の形状とすることが可能である
が、上記シール部材17は、円形状のネームプレートで
あり、シールキャップ10及び切欠12bの径よりも大
で且つブラケット14の底面の径よりも幾分小な外径を
有する。
【0027】スリーブ8の上端面は、ロータハブ2の上
壁部2aの下面と軸線方向に微小間隙を介して対向し、
この微小間隙中にはオイルが毛細管現象によって保持さ
れている。この微小間隙に臨む上壁部2aの下面には、
ロータ6の回転時にオイルに半径方向内方側(シャフト
4側)への移動圧力を誘起するポンプイン型のスパイラ
ル溝が形成され、スラスト軸受部20が構成される。
【0028】シャフト4の外周面は、スリーブ8の内周
面と半径方向に微小間隙を介して対向し、この微小間隙
中にはオイルが毛細管現象によって保持されている。こ
の微小間隙に臨むスリーブ8の内周面には、ロータ6の
回転時にオイルに軸線方向外方(シャフト4の上下端部
方向)に向かう移動圧力を誘起する、軸線方向にアンバ
ランスな形状を有するポンプアウト型のヘリングボーン
溝が軸線方向に離間して形成されており、一対のラジア
ル軸受部28、30が構成される。
【0029】スリーブ8には、シャフト4の外周面とス
リーブ8の内周面との間に形成される微小間隙の軸線方
向略中央部において開口するよう、このスリーブ8を半
径方向に貫通する第1連通孔22が形成され、シャフト
4外周面の第1連通孔22の開口部に対向する位置に
は、軸線方向反対側(シャフト4の上下端部方向)に向
かってそれそれ傾斜する一対の傾斜面からなる環状凹部
4aが形成されており、シャフト4の外周面とスリーブ
8の内周面との間の微小間隙の半径方向の間隙寸法は、
この環状凹部4a内において軸線方向内方(シャフト4
の軸線方向中央部方向)に向かって漸増する。
【0030】スリーブ8外周面の第1連通孔22の開口
に対応する部位には、スリーブ8の上端部から下端部に
至る軸線方向溝24が設けられ、この軸線方向溝24に
よってブラケット14の円筒部12とスリーブ8との間
に空隙が形成されて第1連通孔22は外気に開放され
る。環状凹部4aとスリーブ6の内周面との間には、軸
線方向溝24によって形成された空隙と連通孔22を通
じて侵入した空気が介在する気体介在部が形成される。
【0031】一対のラジアル軸受部28、30に保持さ
れるオイルは、この気体介在部によって軸線方向に分離
され、環状凹部4aを構成する一対の傾斜面とスリーブ
8の内周面との間の半径方向の間隙寸法が漸次変化する
間隙中において、オイルの表面張力と外気圧等がバラン
スし、オイルと気体介在部に保持される空気との界面が
それぞれメニスカス状に形成されて保持される。
【0032】一対のラジアル軸受部28、30のうち、
気体介在部の上部側に構成される上部ラジアル軸受部2
8とこれに隣接するスラスト軸受部20との間には連続
してオイルが保持されている。上述のとおり、スラスト
軸受部20と上部ラジアル軸受部28とは、それぞれ隣
接する相手方軸受部方向に作用する移動圧力をオイルに
誘起するため、両軸受部の境界部、すなわち、スリーブ
8の内周面の上端部付近において圧力ピークを発生す
る。
【0033】つまり、スラスト軸受部20と上部ラジア
ル軸受部28とが協働することにより、ロータ6に対す
る半径方向に作用する軸支持力とブラケット14に対し
て浮上する方向に作用する軸線方向の軸支持力とが付与
される。
【0034】ブラケット14には、ロータマグネット1
8の下面と軸線方向に対向する位置に、強磁性材料から
形成された円環状のスラストヨーク38が配置されてお
り、ロータ6は、このスラストヨーク38とロータマグ
ネット18との間に生じる磁気吸引力によって、軸線方
向に磁気的にバイアスされることとなる。このロータ6
に作用する軸線方向の磁気力と、スラスト軸受部20及
び上部ラジアル軸受部28とが協働することで発生する
ロータ6の浮上力とがバランスし、ロータ6に対する軸
線方向両側への荷重が支持され、ロータ6の回転中の姿
勢が安定して維持されることになる。尚、ブラケット1
4にスラストヨーク38を配置する構成に代えて、例え
ば、ロータマグネット18とステータ16の磁気的な中
心を軸線方向に相互に変位するよう配置することで、ロ
ータ6に対する磁気吸引力を発生することも可能であ
る。
【0035】この場合、各動圧軸受部20、28及び3
0の作動流体として保持されるオイルに導電性オイルを
使用することで、シールキャップ10がスリーブ8の下
端面及び切欠12bに対して導電性粘着剤15によって
固着され、またシール部材10が、モータの外方からシ
ールキャップ10及びブラケット14の底面に対して導
電性粘着剤19によって固着されるので、ロータ6―シ
ャフト4―(オイル)―スリーブ8―シールキャップ1
0―ブラケット14と経由し、モータ外部に至る電気的
導通路が形成され、モータの回転時に空気との摩擦によ
って発生した静電気がロータ6に帯電することなく、モ
ータ外部へとアースされることとなる。
【0036】スリーブ8の外周面の上端部には、断面形
状が略L字状の環状の切欠部8aが設けられるととも
に、ロータハブ2の上壁部2aの下面には、この切欠部
8a内に非接触状態で受容される周状突起2cが形成さ
れる。
【0037】この周状突起2cの内周面と半径方向に対
向する切欠部8aの外周面は、両者の間に規定される間
隙の半径方向の間隙寸法が軸線方向内方(周状突起2c
の先端部方向)に向かってテーパ状に漸増するよう傾斜
しており、スラスト軸受部20の半径方向外端部におい
て、この周状突起2cの内周面とスリーブ8の切欠部8
aの外周面とが協働してシール構造を構成するテーパ状
シール部32が設けられている。スラスト軸受部20に
保持されるオイルは、このテーパ状シール部32におい
て、オイルの表面張力と外気圧とがバランスされ、オイ
ルと空気との界面がメニスカス状に形成される。
【0038】これらスラスト軸受部20側のオイルと空
気との界面とこれに連続する上部ラジアル軸受部28側
のオイルと空気との界面は、それぞれの界面が形成され
る半径方向の寸法が変化する各間隙内の、両界面に作用
する外気圧等の圧力がバランスする位置において保持さ
れることとなり、常に軸受部にオイルが保持された状態
を維持するよう機能する。
【0039】すなわち、これらテーパ状シール部32及
び環状凹部4aとスリーブ8の内周面との間の間隙がオ
イルリザーバとして機能し、これらの間隙内に保持され
るオイルが、スラスト軸受部20及び上部ラジアル軸受
部28のバッファオイルとして作用する。
【0040】尚、上述のとおり、オイルが連続して保持
されるスラスト軸受部20と上部ラジアル軸受部28は
協働して軸支持力を得るため、ロータ6の回転時に両軸
受部間で圧力ピークが発生するのは一点のみで、オイル
と空気との界面に向かうにつれて低圧となることから、
オイルに混在する気泡は、順次両界面側へと移動し、空
気中に開放されることとなる。
【0041】シャフト4の下端部には小外径部4bが形
成されており、この小外径部4bにはシャフト4の外周
面から半径方向外方に突出するリング状部材34がネジ
止め又は圧入等の手段によって固着されるとともに、こ
のリング状部材34に対応するスリーブ8の内周面には
断面形状が略L字状の段部8bが形成されており、これ
らリング状部材34と段部8bとが非接触状態で嵌り合
うことでスリーブ8に対するシャフト4の抜け止め構造
が構成される。このように微少間隙中に抜止め構造を有
することによって、ロータ6の軸線方向の遊びが少なく
なり、モータに衝撃が印加された場合でもロータ6の可
動量が制限される。
【0042】リング状部材34は、外径が軸線方向外方
(シャフト4の下端部方向)に向かって縮経するよう傾
斜状に形成されており、段部8bの内周面との間に規定
される間隙35の半径方向の寸法が軸線方向外方に向か
うにつれてテーパ状に漸増する。また、下部ラジアル軸
受部30の軸線方向外方側(リング状部材34側)の端
部からリング状部材34の外周面に至るまでのリング状
部材34の軸線方向内方面(上面)とスリーブ8の段部
8bの軸線方向外方面(下面)との間に規定される間隙
37の軸線方向の寸法が半径方向外方に向かうにつれて
テーパ状に拡大するよう、段部8bの下面が軸線方向内
方に向かって傾斜状に形成されている。
【0043】更に、スリーブ8の下端面には、凹溝8c
が半径方向に延設され、この凹溝8cによってシールキ
ャップ10との間に空隙が規定されて第2連通孔36が
形成される。第2連通孔36は一方がスリーブ8の内周
面の下端部に開口するとともに、他方が軸線方向溝24
の下端部に開口して外気に開放状態とされており、スリ
ーブ8内におけるリング状部材34の周囲には、第2連
通孔36及び軸線方向溝24を通じて侵入した空気が保
持されている。
【0044】気体介在部の下部側に構成される下部ラジ
アル軸受部30に保持されるオイルは、半径方向の寸法
が変化するリング状部材34の外周面とスリーブ8の段
部8bの内周面との間に規定される間隙35内と、気体
介在部を構成するシャフト4の環状凹部4aを形成する
他方の傾斜面とスリーブ8の内周面との間でオイルと空
気との界面がメニスカス状に形成される。
【0045】これら下部ラジアル軸受部20に保持され
るオイルと空気との界面は、それぞれの界面が形成され
る半径方向の寸法が変化する各間隙内の、両界面に作用
する外気圧等の圧力がバランスする位置において保持さ
れることとなり、常に下部ラジアル軸受部30にオイル
が保持された状態を維持するよう機能する。
【0046】すなわち、下部ラジアル軸受部30の下端
部から間隙35に至るまでの区間及び環状凹部4aとス
リーブ8の内周面との間の間隙がオイルリザーバとして
機能し、これら間隙内に保持されるオイルが、下部ラジ
アル軸受部30のバッファオイルとして作用する。この
場合、リング状部材34の軸線方向内方面と段部8bの
軸線方向外方面との間の間隙37が、半径方向外方に向
かって間隙寸法が漸増するテーパ状に形成されるため、
バッファオイルの保持量が増大し、十分な量のオイルが
蓄えられることとなる。
【0047】加えて、下部ラジアル軸受部30に形成さ
れる動圧発生用溝が、オイルに軸線方向外方への移動圧
力を誘起するポンプアウト型のヘリングボーン溝である
ことから、ロータ6の回転時にオイルを気体介在部から
遠ざける、換言すると下部ラジアル軸受部30に保持さ
れるオイルの気体介在部側の界面に対し、軸線方向外方
への移動を促すようポンピングすることから、一対のラ
ジアル軸受部28、30間で保持されるオイルが連続し
た状態となることはない。
【0048】尚、下部ラジアル軸受部30において、圧
力ピークは軸受部の中心部から軸線方向下方に幾分偏倚
した部分に現れ、オイルと空気との界面に向かうにつれ
て低圧となることから、下部ラジアル軸受部30におい
ても、オイルに混在する気泡は、順次両界面側へと移動
し、空気中に開放されることとなる。この場合、スリー
ブ8の段部8bの内周面と軸線方向外方面との角部付近
に気泡が滞留することがないよう、リング状部材34の
軸線方向内方面と段部8bの軸線方向外方面との間の間
隙37の最大寸法とリング状部材34の外周面と段部8
bの内周面との間の間隙35の最小寸法とが同一、好ま
しくはリング状部材34の外周面と段部8bの内周面と
の間の間隙35の最小寸法の方が幾分大となるよう設定
される。
【0049】また上述のとおり、スリーブ8の下端面は
シールキャップ10によって閉塞されるとともに、この
シールキャップ10は、スリーブ8が外嵌される円筒部
12の開口部12aよりも大な径を有する環状の切欠1
2b内に収容されてスリーブ8の下端面及び切欠12b
に対して固着されている。つまり、円筒部12内に配設
されるスリーブ8の段部8b及び第2連通孔36は、シ
ールキャップ10の内面(軸線方向内方面)によって完
全に閉塞された状態となることから、間隙35に位置す
るオイルのメニスカスからいわゆるオイルマイグレーシ
ョン現象によって段部8bの表面に拡散し、この拡散し
たオイルが第2連通孔36内に侵入した場合もモータ外
部に流出することはない。加えて、シールキャップ10
は、このシールキャップ10の外径よりも大外径なシー
ル部材17によって、モータの外方から全面的に被覆さ
れていることから、シールキャップ10の外周面と切欠
12bの内周面との間に生じた微小な隙間も、シール部
材17によって封止される。従って、ブラケット14側
からのオイルの流出が効果的に防止される。
【0050】この場合、第2連通路36内に例えばフッ
素系の材料からなる撥油剤を塗布しておくと、オイルの
第2連通路36内への侵入自体も防止されることとな
り、シールキャップ10をスリーブ8の下端面及び切欠
12bに対して固着するために使用する導電性粘着剤1
5とオイルとの接触による、導電性粘着剤15の変質に
よる粘着性の低下及びこれにともなうシールキャップ1
0の固着不良が防止されるので、スリーブ8下端部の密
封性を良好に維持することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1のスピンドルモータで
は、加工や組立誤差を許容することが可能となり、スリ
ーブの開放端部の封止がより確実なものとなり、スリー
ブの端面部に設けられた連通孔を通じてオイルがベース
部材の底面側から外部へ流出することが可及的に防止す
ることができる。また、スピンドルモータの低コスト化
や生産性の向上を阻害することなく、ロータハブからベ
ース部材に至る電気的導通路を確保することができる。
【0052】本発明の請求項2のスピンドルモータで
は、気体介在部の下部側(スラスト軸受部から離間する
側)に位置するラジアル軸受部に対して十分な量のバッ
ファオイルが確保され、公差あるいは誤差、その他応力
による歪み等が、モータの回転時にオイルの挙動に与え
る影響を小とする構成とすることができ、加工、組立に
対して要求される精度が緩和されて、生産性の良好なモ
ータとすることが可能となる。
【0053】本発明の請求項3のスピンドルモータで
は、軸受部の気密性を高め、軸受部からのオイルの流出
を確実に防止することができる。また、このシール部材
を、シールキャップの外面及びベース部材に対して導電
性粘着剤によって貼着することで、スリーブからベース
部材に至る導電路を確実に形成することが可能となる。
【0054】本発明の請求項4のスピンドルモータで
は、オイルマイグレーション現象によって拡散したオイ
ルの連通孔内への侵入自体を阻止することができ、シー
ルキャップをスリーブの下端面及び切欠に対して固着す
るために使用する導電性粘着剤とオイルとが接すること
に起因する、導電性粘着の変質による粘着性の低下及び
これにともなうシールキャップの固着不良が防止される
ので、スリーブ下端部の密封性を良好に維持することが
可能となり、軸受部からのオイルの流出がより確実に防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの概略構成を示す断
面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの一部を拡大して模式
的に示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 ロータハブ 2a 上壁部 2b 周壁部 4 シャフト 8 スリーブ 8b 段部 8c 凹溝 10 シールキャップ 12a 開口部 12b 切欠 14 ブラケット 20 スラスト軸受部 28、30 ラジアル軸受部 34 リング状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/00 H02K 29/00 Z Fターム(参考) 3J011 AA07 AA12 BA06 BA08 CA02 JA02 KA02 KA03 MA24 5D109 BB08 BB12 BB18 BB21 BB22 BB31 BB35 5H019 CC04 DD01 FF03 5H605 BB05 BB10 BB19 CC04 EB02 EB06 EB17 EB28 5H607 AA00 BB01 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 DD16 GG01 GG02 GG09 GG15 JJ10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形開口を有するベース部材と、該ベー
    ス部材の円形開口内に立設される中空状のスリーブと、
    該スリーブ内に回転自在に遊挿されるシャフトと、該シ
    ャフトと一体的に構成された円形の天板と該天板の外周
    縁から垂下される円筒壁とからなるカップ状のロータハ
    ブと、を備えてなるスピンドルモータにおいて、 前記スリーブの上端面と前記ロータハブの天板の底面と
    は、毛細管現象によって導電性を有するオイルが保持さ
    れる微小間隙を介して対向するとともに、前記スリーブ
    の上端面及びロータハブの天板の底面の少なくともいず
    れか一方には、ロータハブの回転時に該オイルを半径方
    向内方にポンピングする動圧発生用溝が設けられてスラ
    スト軸受部が形成され、 前記スリーブの内周面と前記シャフトの外周面とは、毛
    細管現象によって導電性を有するオイルが保持される微
    小間隙を介して対向するとともに、前記スリーブの内周
    面及びシャフトの外周面の少なくともいずれか一方に
    は、ロータハブの回転時に該オイルを軸線方向外方にポ
    ンピングする動圧発生用溝が軸線方向に離間して設けら
    れて一対のラジアル軸受部が形成され、 前記一対のラジアル軸受部の間には、軸受部よりも大な
    間隙寸法を有し且つ外気に連通して空気が保持される気
    体介在部が形成され、また前記一対のラジアル軸受部
    は、該気体介在部の上部及び下部にそれぞれ位置してお
    り、 前記シャフトの自由端部には、前記スリーブの内周面よ
    りも大径なリング状部材が装着され、また前記スリーブ
    には該リング状部材に対応して環状の段部が形成されて
    おり、これらが相互に嵌り合うことで前記シャフト及び
    ロータハブの抜止機構が構成され、 前記円形開口のベース部材の底面側には、前記円形開口
    が半径方向外方に拡大する段部が形成されるよう、環状
    の切欠が設けられており、また前記円形開口は、該円形
    開口の径よりも大で且つ前記切欠の外径よりも小な径を
    有する円板状のシールキャップによって閉塞され、 前記スリーブの下端面には、該スリーブを半径方向に貫
    通する凹溝が形成され、該凹溝と前記シールキャップと
    は協働して外気に連通する連通孔を形成するとともに、 前記シールキャップは、前記スリーブの下端面及び前記
    切欠に対して導電性粘着剤によって貼着されていること
    を特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記段部の下面とこれと間隙を介して対
    向する前記リング状部材の上面との間に規定される間隙
    は、半径方向外方に向かうにつれて該間隙の寸法が漸増
    するテーパ状に形成され、また前記リング状部材の外周
    面とこれと間隙を介して対向する前記段部の内周面との
    間に規定される間隙は、軸線方向外方に向かうにつれて
    該間隙寸法が漸増するテーパ状に形成されるとともに、
    前記一対のラジアル軸受部のうち、前記気体介在部の下
    部側に位置するラジアル軸受部に保持されるオイルは、
    該リング状部材の外周面と段部の内周面との間のテーパ
    状の間隙中において前記連通孔を通じて取り込まれた空
    気との界面が形成され、該リング状部材の上面並びに外
    周面と段部の下面並びに内周面との間にそれぞれ規定さ
    れるテーパ状の間隙は、前記気体介在部の下部側に位置
    するラジアル軸受部に対してバッファオイルを供給する
    オイルリザーバを構成することを特徴とする請求項1に
    記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記シールキャップの外面は、前記切欠
    の外径よりも大なシール部材によって被覆され、該シー
    ル部材は、前記シールキャップの外面及び前記ベース部
    材に対して導電性粘着剤によって貼着されていることを
    特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のスピンド
    ルモータ。
  4. 【請求項4】 前記凹溝とシールキャップとによって形
    成される連通孔内に撥油剤が塗布されていることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスピンドルモ
    ータ。
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