JP2001055835A - Pc版揚重治具 - Google Patents

Pc版揚重治具

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JP2001055835A
JP2001055835A JP11233219A JP23321999A JP2001055835A JP 2001055835 A JP2001055835 A JP 2001055835A JP 11233219 A JP11233219 A JP 11233219A JP 23321999 A JP23321999 A JP 23321999A JP 2001055835 A JP2001055835 A JP 2001055835A
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connection
plates
holes
fixing
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JP11233219A
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Takashi Iwasaki
孝 岩崎
Yasushi Shidachi
靖 信達
Tatsuo Murayama
達雄 村山
Akira Tanaka
明 田中
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OWADA KOGYOSHO KK
Taisei Corp
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OWADA KOGYOSHO KK
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積み重ねた複数のPC版を、一体に固定して
吊り上げるためのPC版揚重治具を提供する。 【解決手段】 (イ)複数のPC版1の側面の所定位置
にそれぞれ固着される固定部材10と、(ロ)固定部材
10に備えられ該固定部材10をPC版1に固着する固
着手段と、(ハ)2つの連結孔21を備えた連結部材2
0と、固定部材10の2つの貫通孔14と、固定部材1
0の一方の貫通孔及び連結部材20の一方の連結孔21
を貫通する連結ピン31とから構成されて、固定部材1
0同志を連結する連結手段と、を備えていて、各PC版
1の側面の固定部材10が一列に連結した構造であると
共に、固定部材10の備える2つの貫通孔14、及び2
つの貫通孔14と共に連結ピン31により貫通される連
結部材20の備える連結孔21の、4つの孔のうち少な
くとも1つを、連結ピン31よりも大径とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のPC版を一
体に固定して揚重する際に使用する治具に係り、特に、
PC床版に対して好適に適用される治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PC版の移動や運搬は、クレーン
により1枚ずつ揚重して行われていた。すなわち、工場
からの出荷時にトラック,トレーラ等の運搬車両に積載
する際、前記運搬車両から建築現場のストックヤードに
移す際、及び前記ストックヤードからPC版の取付場所
に運搬する際等には、その都度PC版を1枚ずつクレー
ンで吊り上げて運搬していた。
【0003】また、運搬車両やストックヤードにPC版
を載置する場合には、PC版は平積みされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にPC版を1枚ずつ運搬する場合は、以下のような問題
点があった。 (1)運搬車両に積載する際,ストックヤードに移す
際,PC版を取り付ける際等において、その都度、多く
の時間や手間を要する。特に、速度の遅い揚重機を使用
する場合や、超高層ビルにPC版を取り付ける場合に
は、クレーンの巻き上げ及び巻き下げに要する時間の無
駄が大きい。
【0005】(2)クレーンの揚重能力を十分に活用し
ていない。例えば、約1.5トンのPC版1枚を、約1
0トンの揚重能力のクレーンを使用して揚重していた。
また、PC版を平積みした場合にも、問題点があった。
すなわち、PC版を直接積み重ねると、PC版に傷が付
く等の不都合が生じるため、PC版の間にクッション材
を挟む必要があった。さらに、平積みの場合は、PC版
が積まれる時の順序と、平積みされたPC版が揚重され
る時の順序が逆になるので(例えば、最初に積まれたP
C版は最下段に位置するので、最後に揚重されることに
なる)、建築物への取付け順に平積みされている場合に
は順序を間違えやすい。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決し、複数のPC版を一体に固定して揚重すること
により、PC版の運搬に時間や手間を要さず、また、ク
レーンの揚重能力を十分に活用してPC版を移動、運搬
することを可能とするPC版揚重治具を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち本発明
のPC版揚重治具は、版面を水平にして積み重ねた複数
のPC版を、一体に固定して吊り上げるための治具であ
って、(イ)前記各PC版の側面の所定位置にそれぞれ
固着され、且つ上端部及び下端部に貫通孔を備えた固定
部材と、(ロ)前記固定部材に備えられ当該固定部材を
前記PC版に固着する固着手段と、(ハ)上端部及び下
端部に連結孔を備えた連結部材と、前記固定部材の2つ
の貫通孔と、前記固定部材の一方の貫通孔及び前記連結
部材の一方の連結孔を貫通する連結ピンとから構成され
て、前記固定部材同志を連結する連結手段と、を備えて
いて、前記固着手段により前記各PC版の側面にそれぞ
れ固着された前記固定部材が、前記連結手段により、前
記連結部材を介して一列に連結した構造であると共に、
前記固定部材の備える2つの貫通孔、及び当該貫通孔と
共に前記連結ピンにより貫通される前記連結部材の備え
る連結孔の、4つの孔のうち少なくとも1つを、前記連
結ピンよりも大径としたことを特徴とする。
【0008】本発明のPC版揚重治具を使用すれば、複
数のPC版を一体に固定して、クレーン等で一度に揚重
し運搬することが可能となる。例えば、約10トンの揚
重能力のクレーンを使用すれば、約1.5トンのPC床
版を一度に6枚運搬することが可能である。その結果、
運搬車両に積載する際,ストックヤードに移す際,PC
版を建築物に取り付ける際等の、PC版を運搬する際に
要する時間や手間が大幅に削減され、工期も短縮され
る。また、クレーンの揚重能力を無駄にすることなく最
大限に活用できるので、クレーンの稼働効率が高く、コ
スト削減にも繋がる。
【0009】また、本発明のPC版揚重治具により複数
のPC版を一体に固定した状態で、運搬車両等に積載し
たり、保管したりできるので、PC版は平積みされるこ
とがなく、したがって、PC版の間に介装するクッショ
ン材が必要ない。さらに、PC版が床版等の場合には、
本発明のPC版揚重治具を使用して建築物へのPC版の
取付作業を行えば、複数のPC版を一体に固定した状態
で吊り下げたまま、最下段のPC版から取り付けていく
ことが可能である。よって、ストックヤードに仮置きす
ることなく運搬車両から直接運搬して、建築物に取り付
けることが可能である。したがって、PC版を仮置きす
る必要がないのでPC版の取付作業に要する時間と手間
とが削減され、また、建築現場にPC版用のストックヤ
ードを設ける必要がない。さらに、PC版をPC版揚重
治具に固定していく時の順序と、PC版を建築物に取り
付ける順序を同じにすることができるので、建築物への
取付け順にPC版が積まれている場合においても取付順
序を間違えにくい。
【0010】さらにまた、本発明のPC版揚重治具は、
上記のような構造を有していることから、PC版を建築
物へ取り付ける際に、最下段のPC版にその上部のPC
版の荷重が掛からないようにすることができる。よっ
て、最下段のPC版をPC版揚重治具から容易に取り外
すことができる。なお、前記固定部材の備える2つの貫
通孔、及び当該貫通孔と共に前記連結ピンにより貫通さ
れる前記連結部材の備える連結孔の、4つの孔のうち少
なくとも1つは、前記連結ピンよりも大径であるが、円
形の孔の他、縦(上下)方向の径のみが大径の孔、すな
わち、楕円や俵形のような形状の孔であってもよい。
【0011】また、本発明のPC版揚重治具は、構成す
る部品の種類が少なく、且つ単純な構造であることか
ら、製造に要するコストが低く、さらに、種々のPC版
の揚重治具として転用することが可能である。なお、複
数のPC版を一体に固定できて、揚重した際の安全性が
保てるならば、PC版の固定に使用するPC版揚重治具
は幾つでもよい。ただし、使用するPC版揚重治具の数
が多すぎるとコスト高となり、また、装着や取り外しの
ための作業に時間や手間を要することとなる。したがっ
て、通常は4個程度が最も好適である。
【0012】また、一体に固定するPC版の数は特に限
定されるものではない。PC版の重量やクレーンの揚重
能力等により異なるが、作業効率や安全性等から、通常
は4〜6枚程度が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るPC版揚重治具の実
施の形態を、図1〜3を参照して詳細に説明する。版面
を水平にして積み重ねられた5枚のPC版1(ユニット
バス床板)が、4個のPC版揚重治具5により一体に固
定されている。
【0014】PC版揚重治具5は、5個の鋼板製の断面
T字状の固定部材10と、4個の鋼板製の平板状の連結
部材20とを備えており、5個の固定部材10が一列に
連結された構造を有している。固定部材10は、平板部
11と突出部12とから構成されており、断面T字状を
なしている。突出部12は、その強度を増すため3枚の
鋼板を重ね合わせた構造にしてあり、その突出部12の
上下両端部には貫通孔14a,14bが備えられてい
る。そして、平板部11の長手方向の中央部には、突出
部12を挟んで両側に2つのボルト孔13が設けられて
いる。PC版1の長辺側の側面には、ボルト孔13と対
向する位置にインサート2が打ち込まれており、ボルト
孔13を貫通する高力ボルト3をインサート2に螺着す
ることにより、各固定部材10が、その長手方向をPC
版1の版面に対して垂直に向けて、各PC版1に固着さ
れている。なお、本実施形態では、固定部材10の2つ
のボルト孔13のうち、向かって左側のボルト孔13の
みに高力ボルト3を取り付けているが(図2参照)、向
かって右側のボルト孔13のみに取り付けてもよいし、
両方のボルト孔13に取り付けてもよい。
【0015】このような5個の固定部材10が、上端部
及び下端部に連結孔21を備えた4個の板状の連結部材
20と、円柱状の連結ピン31及び連結ボルト32と、
により一列に連結されている。なお、連結部材20は、
その強度を増すため2枚の鋼板から構成されており、突
出部12を両側から挟んだ構造となっている。ただし、
1枚の鋼板から構成される形態でもよい。
【0016】PC版揚重治具5の構成を、さらに補足説
明する。ここでは、5個の固定部材10を、上から10
A,10B,10C,10D,10Eとし、4個の連結
部材20を、上から20A,20B,20C,20Dと
する。例えば、固定部材10Cとその上の固定部材10
Bとの連結の形態を説明すると、固定部材10Cの上端
部の貫通孔14aと、連結部材20Bの下端部の連結孔
21とが連結ピン31により貫通され、また、固定部材
10Bの下端部の貫通孔14bと、連結部材20Bの上
端部の連結孔21とが連結ボルト32により貫通されて
おり、連結ボルト32は連結部材20Bに溶接されてい
る。このような構成により、固定部材10Cと固定部材
10Bとが、連結部材20Bを介して連結されている。
同様の構成によって5個の固定部材10A〜10Eが、
4個の連結部材20A〜20Dを介して一列に連結され
ていて、PC版揚重治具5を形成している。
【0017】なお、固定部材10の2つの貫通孔14
a,14bのうち、固定部材10の下端部の貫通孔14
bは貫通する連結ボルト32と同径となっているが、固
定部材10の上端部の貫通孔14aは上下方向に伸びた
俵形であり、その横径(短径)は貫通する連結ピン31
と同径で、その縦径(長径)は該連結ピン31より大径
となっている。本実施形態においては、下端部の貫通孔
14bには連結ボルト32を貫通し、上端部の貫通孔1
4aには連結ピン31を貫通したが、両貫通孔14a,
14bに連結ピン31を貫通してもよい。
【0018】上記のように、円形の貫通孔14a及び円
形の連結孔21に、円筒状の連結ピン31を貫通した構
造(ピン構造)を有することから、その連結部分は回動
可能となっている。このため、PC版揚重治具5は屈曲
可能な構造となっている。また、固定部材10の上端部
の貫通孔14aは、その縦径が連結ピン31の径より大
径である俵形であることから、該連結部分は、固定部材
10の貫通孔14aの縦径と連結ピン31の径との差分
だけ、上下方向に変位することが可能となっている。
【0019】また、PC版揚重治具5において、最も上
に位置する固定部材10Aの上端部の貫通孔14cは、
大径の円形の貫通孔となっており、PC版1を吊り上げ
る際に、クレーンに連続するフックを連結しやすいよう
になっている。ただし、他の貫通孔と同様の貫通孔でも
よい。なお、これ以降は該貫通孔をフック孔14cと称
す。
【0020】また、最も下に位置する固定部材10Eの
下端部には、平板状の脚部15が固定部材10Eに対し
て垂直に固着されている。この脚部15により、PC版
1はPC版揚重治具5により一体に固定された状態で、
地面や車両の荷台等に安定に載置できるようになってい
る。なお、本実施形態においては、脚部5と固定部材1
0Eとがなす直角部分に、鋼板が固着されていて、脚部
5と固定部材10Eとの固定を補強している。
【0021】次に、本実施形態のPC版揚重治具5を使
用して、PC版1を建築物に取り付ける作業工程を、P
C版工場から出荷する段階から順を追って説明する。P
C版揚重治具5により図1のように一体に固定されたP
C版1を、クレーンにより揚重して、トレーラの荷台に
積載する。その際には、前記フック孔14cにクレーン
のフックを連結して揚重する。そして、トレーラにより
PC版1をPC版工場から建築現場に運送する。
【0022】次に、一体に固定されたPC版1をクレー
ンにより揚重して、トレーラの荷台から建築物の最上部
へ直接運搬する。そして、一体に固定されたPC版1を
PC版の取付位置に載置する。前述のように、固定部材
10と連結部材20との連結部分は、貫通孔14aの縦
径と連結ピン31の径との差分だけ、上下方向に変位す
ることが可能である。このような構造から、一体に固定
されたPC版1をクレーンにより若干上方に吊り上げる
と、最下のPC版1は前記取付位置に載置された状態の
まま、上部4枚のPC版1をクレーンにより懸垂し、最
下のPC版1に上部4枚のPC版1の荷重が掛からない
ようにすることができる。最下のPC版1にはその上部
のPC版1の荷重が掛かっていないので、最下のPC版
1の高力ボルト3を電動ナットランナー等で容易に外す
ことができ、最下のPC版1をPC版揚重治具5から容
易に取り外すことができる。
【0023】そして、1枚のPC版1が取り外され4枚
となったPC版1を、次のPC版の取付位置に移動し
て、最下のPC版1を載置する。前記と同様の操作によ
り、最下のPC版1をPC版揚重治具5から取り外す。
以下、同様にして、次々に最下のPC版1をそれぞれの
取付位置に設置していく。5枚のPC版1をすべて設置
したら、一体に固定された5枚のPC版1を新たにトレ
ーラから揚重し、前記と同様にしてPC版の取付位置に
設置する。
【0024】このような本実施形態のPC版揚重治具5
によれば、5枚のPC版1を一体に固定して、クレーン
等で一度に揚重し運搬することができる。その結果、運
搬車両に積載する際,ストックヤードに移す際,PC版
1を建築物に取り付ける際等の、PC版1を運搬する際
に要する時間や手間が大幅に削減され、工期も短縮され
る。また、クレーンの揚重能力を無駄にすることなく有
効に活用できるので、クレーンの稼働効率が高くコスト
削減にも繋がる。
【0025】また、PC版揚重治具5により5枚のPC
版1を一体に固定した状態で、運搬車両等に積載した
り、保管したりできるので、PC版1は平積みされるこ
とがなく、したがって、PC版1の間に介装するクッシ
ョン材が必要ない。さらに、PC版揚重治具5を使用し
て建築物へのPC版1の取付作業を行えば、複数のPC
版1を一体に固定した状態で吊り下げたまま、最下段の
PC版1から取り付けていくことが可能である。よっ
て、ストックヤードに仮置きすることなく運搬車両から
直接運搬して、建築物に取り付けることが可能であるの
で、PC版1の取付作業に要する時間と手間とが大幅に
削減できる。
【0026】また、PC版1をPC版揚重治具5に固定
していく時の順序と、PC版1を建築物に取り付ける順
序を同じにすることができるので、建築物への取付け順
にPC版1が積まれている場合においても取付順序を間
違えにくい。さらにまた、構成する部品の種類が少な
く、且つ単純な構造であることから、製造に要するコス
トが低く、さらに、PC版におけるインサートの取付位
置が同一である等の条件を満たしていれば、種々のPC
版の揚重治具として転用することが可能である。
【0027】また、PC版揚重治具5は前記のようにピ
ン構造を有していて屈曲可能であるので、建築物へのP
C版1の取付時に、例えば、取付位置の下方に設置して
ある水平養生ネットにPC版揚重治具5が接触しても、
PC版揚重治具5が屈曲して前記水平養生ネットを損傷
することを防ぐので、取付の際に前記水平養生ネットを
取り外しておく必要がない。
【0028】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、PC版揚重治具を構成する各部材の形状
や連結形態等は、本発明の目的を達成するものであれ
ば、本実施形態に限定されるものではない。また、その
材質は、通常は鋼等の金属であるが、十分な強度を有す
るならば、特に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のPC版揚重治具
を使用すれば、複数のPC版を一体に固定して、クレー
ン等で一度に揚重し運搬することが可能となる。その結
果、PC版を運搬する際に要する時間や手間が大幅に削
減され、工期も短縮される。また、クレーンの揚重能力
を無駄にすることなく最大限に活用できるので、クレー
ンの稼働効率が高くコスト削減にも繋がる。
【0030】また、本発明のPC版揚重治具を使用して
PC版の取付作業を行えば、複数のPC版を一体に固定
した状態で吊り下げたまま、最下段のPC版から建築物
に取り付けていくことが可能である。よって、ストック
ヤードに仮置きすることなく運搬車両から直接運搬し
て、建築物に取り付けることが可能である。また、PC
版をPC版揚重治具に固定した時の順序と、PC版を建
築物に取り付ける順序を同じにすることができるので、
建築物への取付け順に積まれている場合においても取付
順序を間違えにくい。
【0031】さらに、本発明のPC版揚重治具は、PC
版を建築物に取り付ける際に、最下段のPC版に上のP
C版の荷重が掛からないようにすることができる。よっ
て、最下段のPC版をPC版揚重治具から容易に取り外
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPC版揚重治具の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】本発明のPC版揚重治具の一実施形態を示す部
分拡大正面図である。
【図3】本発明のPC版揚重治具の一実施形態を示す部
分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 PC版(ユニットバス床板) 5 PC版揚重治具 10 固定部材 11 平板部 12 突出部 14a,14b 貫通孔 20 連結部材 21 連結孔 31 連結ピン 32 連結ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信達 靖 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 村山 達雄 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 田中 明 千葉県八千代市萱田町608番地 株式会社 大和田工業所内 Fターム(参考) 2E174 AA03 BA01 CA03 CA38 DA63 DA67

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版面を水平にして積み重ねた複数のPC
    版を、一体に固定して吊り上げるための治具であって、 (イ)前記各PC版の側面の所定位置にそれぞれ固着さ
    れ、且つ上端部及び下端部に貫通孔を備えた固定部材
    と、 (ロ)前記固定部材に備えられ当該固定部材を前記PC
    版に固着する固着手段と、 (ハ)上端部及び下端部に連結孔を備えた連結部材と、
    前記固定部材の2つの貫通孔と、前記固定部材の一方の
    貫通孔及び前記連結部材の一方の連結孔を貫通する連結
    ピンとから構成されて、前記固定部材同志を連結する連
    結手段と、を備えていて、 前記固着手段により前記各PC版の側面にそれぞれ固着
    された前記固定部材が、前記連結手段により前記連結部
    材を介して一列に連結した構造であると共に、 前記固定部材の備える2つの貫通孔、及び当該貫通孔と
    共に前記連結ピンにより貫通される前記連結部材の備え
    る連結孔の、4つの孔のうち少なくとも1つを、前記連
    結ピンよりも大径としたことを特徴とするPC版揚重治
    具。
JP11233219A 1999-08-19 1999-08-19 Pc版揚重治具 Pending JP2001055835A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065449A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Toto Ltd 燃料電池装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013065449A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Toto Ltd 燃料電池装置

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