JP2001055201A - 容器の製造方法、再使用方法、及び再使用可能な容器 - Google Patents

容器の製造方法、再使用方法、及び再使用可能な容器

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JP2001055201A
JP2001055201A JP23313599A JP23313599A JP2001055201A JP 2001055201 A JP2001055201 A JP 2001055201A JP 23313599 A JP23313599 A JP 23313599A JP 23313599 A JP23313599 A JP 23313599A JP 2001055201 A JP2001055201 A JP 2001055201A
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heat
lid
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container
adhesive film
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JP23313599A
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English (en)
Inventor
Rikiya Yamashita
力也 山下
Katsumi Kameda
克巳 亀田
Masahiro Yoshikawa
正浩 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーカートリッジのように、ユーザーが開
封する必要のない蓋体を有する容器を効率よく再使用で
きる方法及びそのための容器を提供する。 【解決手段】 容器の本体2に設けられた収容口2cか
ら本体2内に所定の内容物を収容し、当該収容口2cに
蓋体3を装着し、両者の接合部に、少なくとも一層の熱
溶融性樹脂層6a、6bを有する熱接着性フィルム4、
及び当該熱接着性フィルムの内部又は隣接部に配置され
且つ意図的に発熱させることのできる発熱体(金属層
5)から構成される接合手段を介在させて接着する。得
られた容器101は市場に供給され、収容口2cとは異
なる部分2dを介して内容物が利用される。使用済みの
容器101を回収し、接合手段を再加熱するなどの方法
で破壊して蓋体3を取り外し、新たな内容物を収容し、
新たな接合手段を用いて本体2と蓋体3とを接着して容
器101を再生し、市場に再供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置のトナー
やインク等の各種内容物を容器に詰めて市場に供給する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いた画像形成装置の一
種としてレーザビームプリンタが知られている。レーザ
ビームプリンタでは感光体上に形成された静電潜像に対
する現像剤として、トナーと呼ばれる微粒の黒い樹脂質
の粉末が使用される。トナーは一般に樹脂製のカートリ
ッジに充填されて市場に供給される。カートリッジに
は、カートリッジ本体の内部に、攪拌翼等の内装部品を
収容したり、或いは、トナーを充填するための開口が設
けられている。例えば、カートリッジ本体に比較的大き
な開口を設け、そこから内装部品とトナーを入れ、その
開口を蓋体で閉塞する場合がある。また、カートリッジ
本体に比較的大きな開口と小さな開口とを設け、大きな
開口からは内装部品を入れ、小さな開口からは粉体であ
るトナーを入れ、大小各開口を蓋体で閉塞する場合もあ
る。さらには、カートリッジ本体に比較的大きな開口を
設け、そこから内装部品を入れ、その大きな開口を、比
較的小さな開口を設けた蓋体で閉塞し、蓋体にある小さ
な開口から容器本体内にトナーを入れ、その小さな開口
を小さな蓋体で閉塞する場合もある。
【0003】従って、トナーの収容口は、内装部品を収
容するための開口と共用の場合もあるし、別々の場合も
ある。また、トナーの収容口は、容器本体に設けられて
いる場合もあるし、蓋体に設けられている場合もある。
いずれの場合も、工場で生産されたトナーは所定の収容
口からカートリッジ本体内に充填され、その収容口は蓋
体で閉塞される。
【0004】カートリッジ本体には、トナーや内装部品
の収容口とは別に、さらにトナーの取出口が設けられて
おり、プリンタへの装着後はその取出口から感光体に向
けてトナーが送り出される。従って、ユーザーが蓋体を
外してトナーの収容口を開ける必要はない。そこで、従
来はカートリッジ本体と蓋体とを超音波溶着して蓋体を
カートリッジ本体に固定し、蓋体をその全周に亘ってカ
ートリッジ本体と密着させて収容口からのトナーの漏れ
を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、トナー消費後の
カートリッジは破棄されていた。しかし、環境保護に関
する意識の高まりから、近年は使用済のカートリッジを
回収し、これを分解して再資源化する再生(リサイク
ル)処理も実現されている。しかし、使用済のカートリ
ッジを回収し、大半の部品をそのまま使用する再使用
(リユース)処理は未だ実現されていない。
【0006】そこで本発明は、トナーカートリッジのよ
うに、ユーザーが開封する必要のない蓋体とを有する容
器を効率よく再使用するために、再使用に適した容器、
その製造方法、及び、当該容器の再使用方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再使用可能
な容器の製造方法は、内容物を収容するための収容口、
及び前記内容物を利用するための部分を有する本体と、
前記本体の収容口を閉塞する蓋体とを準備し、前記本体
の収容口に前記蓋体を装着すると共に、前記本体と前記
蓋体との接合部に、少なくとも一層の熱溶融性樹脂層を
有する熱接着性フィルム、及び当該熱接着性フィルムの
内部又は隣接部に配置され且つ意図的に発熱させること
のできる発熱体から構成される接合手段を介在させ、前
記の発熱体を発熱させることによって、前記本体と前記
蓋体とを接着することを特徴としている。
【0008】また、本発明に係る再使用可能な容器は、
内容物を収容するための収容口、及び前記内容物を利用
するための部分を有する本体と、前記本体の収容口を閉
塞する蓋体とを備え、前記本体と前記蓋体とを、両者の
接合部に、少なくとも一層の熱溶融性樹脂層を有する熱
接着性フィルム、及び当該熱接着性フィルムの内部又は
隣接部に配置され且つ意図的に発熱させることのできる
発熱体から構成される接合手段を介在させて接着したこ
とを特徴としている。
【0009】上記の方法及び容器によれば、容器の本体
と蓋体とを直接溶着しないで接合手段の熱接着性フィル
ムを介して接着するので、両者間の接合手段を破壊する
ことにより両者を無傷のまま分離することができる。そ
して、分離した容器本体と蓋体とは、新たな接合手段を
介して再び接着することができる。従って、容器の本体
や蓋体を繰り返し使用して省資源や環境負荷の軽減に貢
献できる。
【0010】また、上記の方法及び容器によれば、意図
的に発熱させることができる発熱体を熱接着性フィルム
の内部又は隣接部に配置し、熱接着性フィルムの熱溶融
性樹脂層を選択的に加熱・溶融させることにより、容器
本体及び蓋体に無駄な熱エネルギーが波及しないように
しているので、本体と蓋体が劣化し難く、再使用の回数
を多くすることができる。
【0011】さらに、上記の方法及び容器によれば、接
合手段の熱接着性フィルムを3次元的に複雑な接合部に
介在させた場合でも、接合部の外部に発熱体を配置する
場合とは異なり、当該熱接着性フィルムの熱溶融性樹脂
層を均一に加熱・溶融させることができ、均一且つ強固
な接着力が得られる。
【0012】前記の接合手段としては、高周波誘導加熱
可能な中間層の両面に、熱溶融性樹脂層をそれぞれ設け
てなる熱接着性フィルムを用いることができる。また、
前記接合手段としては、高周波誘導加熱可能な材料を分
散させた熱溶融性樹脂で両面を形成した単層の又は多層
の熱接着性フィルムを用いることもできる。さらに前記
接合手段としては、前記本体又は前記蓋体いずれかの接
合部に固定された高周波誘導加熱することが可能な材
料、及び熱溶融性樹脂で両面を形成した単層の又は多層
の熱接着性フィルムから構成されていてもよい。
【0013】さらに別の方法として、金属製の発熱体に
電圧を印加して電気抵抗に基づいて発熱する、いわゆる
金属抵抗発熱可能な中間層の両面に、熱溶融性樹脂層を
それぞれ設けてなる熱接着性フィルムを用いることがで
きる。また、前記接合手段としては、いわゆる金属抵抗
発熱可能な材料を分散させた熱溶融性樹脂で両面を形成
した単層の又は多層の熱接着性フィルムを用いることも
できる。さらに前記接合手段としては、前記本体又は前
記蓋体いずれかの接合部に固定された前記金属抵抗発熱
可能な材料、及び熱溶融性樹脂で両面を形成した単層の
又は多層の熱接着性フィルムから構成されていてもよ
い。
【0014】前記本体と前記蓋体の接合部の全周に亘っ
て、前記接合手段を連続的に介在させるか、或いは、同
じように接合部の全周に亘ってパッキンを設けると、容
器の密封性が得られる。
【0015】本発明にかかる容器の再使用方法は、内容
物を収容するための収容口、及び前記内容物を利用する
ための部分を有する本体と、前記本体の収容口を閉塞す
る蓋体とを備え、前記本体と前記蓋体とを、両者の接合
部に、少なくとも一層の熱溶融性樹脂層を有する熱接着
性フィルム、及び当該熱接着性フィルムの内部又は隣接
部に配置され且つ意図的に発熱させることのできる発熱
体から構成される接合手段を介在させて接着してなる容
器を回収し、当該容器の接合部に介在している接合手段
を破壊することにより前記蓋体を前記本体から取り外す
ことを特徴としている。
【0016】そして、前記蓋体を取り外した後、収容口
から新たな内容物を収容し、前記本体と前記蓋体との接
合部に新たな接合手段を介在させ、前記本体と前記蓋体
とを、前記新たな接合手段の発熱体を発熱させて再び接
着することができる。
【0017】上記の再使用方法によれば、容器の本体及
び蓋体のうちの少なくとも一方を繰り返し使用すること
ができる。
【0018】上記発熱体を意図的に繰り返し発熱させら
れる場合には、一旦接着した本体と蓋体とを加熱して、
両者の接合部に介在している接合手段の熱溶融性樹脂層
を再溶融させて、容易に分離することができる。発熱体
を高周波誘導加熱可能な材料、又は金属抵抗発熱可能な
材料で形成すると、高周波誘導加熱によって大量の容器
を一度に又は連続的に加熱し、効率よく蓋体を取り外す
ことができるので特に便利である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
トナーカートリッジの主要構成部品を示している。トナ
ーカートリッジ101は、カートリッジ本体2と、その
両端に装着される蓋体3,3とを有している。カートリ
ッジ本体2及び蓋体3はいずれも樹脂製である。樹脂と
しては、例えばポリカーボネート、ABS樹脂、ポリス
チレン(GIPS、HIPS等)等が好適に用いられ
る。
【0020】カートリッジ本体2は、円筒状の胴部2a
と、その両端の外周に設けられたフランジ2b,2bと
を有している。胴部2aの一端にはトナーを充填するた
めの開口(収容口)2cが設けられている。また、胴部
2aには、内部に蓄えられたトナーを不図示の感光体ド
ラム側へ取り出すための取出口2dが胴部2aのほぼ全
長に亘って設けられている。一方、蓋体3は、カートリ
ッジ本体2の充填口2cを覆う蓋部3aと、フランジ2
bに突き合わされるフランジ3bとを有している。蓋部
3aの中央にはカートリッジ本体2の内部に設けられる
撹拌翼等の部材の支軸を受けるための軸受孔3cが設け
られている。
【0021】上記カートリッジ本体2の開口2cに蓋体
3を装着し、両者のフランジ同士2bと3bとを接合す
ることにより、開口2cを閉塞する。カートリッジ本体
2と蓋体3の接合部、すなわち両者のフランジ2bと3
bの当接面同士は、熱接着性フィルム4(接合手段)を
介して接着される。熱接着性フィルム4はOリング状
で、フランジ2bと3bの間に、ほぼ全周に亘って設け
られているが、カートリッジ本体の取出口2dの位置で
本体側のフランジ2bが切り欠かれているのに合わせて
熱接着性フィルム4も切り欠かれている。
【0022】図2に、トナーカートリッジ101の接合
部の断面を模式的に示す。カートリッジ本体のフランジ
2bと蓋体のフランジ3bを接着する熱接着性フィルム
4は、金属層5の両面にそれぞれ熱溶融性樹脂層6a、
6bを設けた積層構造を有している。トナーカートリッ
ジのカートリッジ本体2と蓋体3の接合部は、熱接着性
フィルム4によって全周に亘って連続的に接着され、そ
れによって密封されているのでトナーの漏れ出しを回避
できるが、さらに密封性を高めるために、接合部の全周
に亘ってパッキン7を設けてもよい。パッキン7は、通
常、フランジ2b、3b上の熱接着性フィルム4が配置
された位置よりも内側の領域を一周するように設けられ
る。パッキン7により接合部を密封する場合には、熱接
着性フィルム4に必ずしも密封性を期待する必要はない
ので、充分な接合強度を確保できるのであれば接合部の
領域に熱接着性フィルム4を断続的に配置し接着しても
差し支えない。
【0023】パッキン7はゴム又はエラストマー等の弾
性体にて形成される。ゴム製の場合にはパッキン7がカ
ートリッジ本体2又は蓋体3に対して着脱可能に設けら
れる。エラストマー製の場合には、いわゆる2色成型又
はインサート成型によりカートリッジ本体2又は蓋体3
とパッキン7とを一体的に成型できる。パッキン7を別
体として成形しカートリッジ本体2又は蓋体3に形成さ
れた溝に取り付けると、パッキン7と溝の間にトナーが
入り込むおそれがある。これに対して、パッキン7とカ
ートリッジ本体2又は蓋体3を一体成形した場合にはパ
ッキン7の取り付け部に隙間ができないのでトナーが入
り込むおそれがなく、カートリッジ本体2を容易に洗浄
できる利点がある。
【0024】パッキン7は、カートリッジ本体2又は蓋
体3よりも劣化しやすい。特に、エラストマー製のパッ
キンはゴム製のものと比較して弾性が早期に失われる傾
向がある。したがって、パッキン7をカートリッジ本体
2又は蓋体3に一体成形する場合には、本体よりも通常
は安価な蓋体側に一体成形することにより交換時の経済
的負担を軽減できる利点がある。
【0025】以上のように構成されたカートリッジ10
1は次の手順で製造され、市場に供給できる。まずカー
トリッジ本体2に必要な部品を組み付けるとともに、カ
ートリッジ本体2の内部に開口2cからトナーを充填す
る。充填後には、カートリッジ本体2のフランジ2bと
蓋体3のフランジ3bの間に熱接着性フィルム4を挟み
込みつつ、カートリッジ本体の開口2cに蓋体3を装着
し閉じる。このようにして得られたカートリッジの仮組
み立て体(101’)を、図3及び図4に示すように電
磁誘導処理装置9にセットする。電磁誘導処理装置9
は、図3に示すように高周波発振器9a及び高周波磁場
発生コイル(加熱コイル)9bを備え、さらに接着時
(組み立て時)には図4に示すように支持台9c(下側
受け治具)及び加圧板9d(上側受け治具)を備え、或
いは、再使用時(分解時)には図5に示すように固定台
9e(固定治具)及び引き抜き治具9fを備えている。
【0026】そして、図3及び図4に示すように、フラ
ンジ2b、3bからなる接合部を取り囲むように高周波
磁場発生コイル9bを配置し、高周波発振器9aを作動
させながら支持台9c及び加圧板9dにより両フランジ
を押付け合う(P1)と、接合部は高周波磁場内に置か
れ、両フランジ2b、3b間に挟み込まれた熱接着性フ
ィルム4の金属層(5)が発熱し、その熱で金属層の両
面に設けられた熱溶融性樹脂層(6a、6b)が溶融
し、フランジ2b、3bの当接面に接着する。その後、
高周波発振器9を停止させると熱溶融性樹脂層が冷却・
固化し、フランジ2bとフランジ3bとが熱接着性フィ
ルムを介して固着する。
【0027】このようにして製造されたカートリッジ1
01は、梱包等の処理を施して市場へと出荷される。市
場に供給されたカートリッジ101はプリンタに装着さ
れ、使用される。カートリッジ101内に充填されたト
ナーは取出口2dから徐々に送り出される。なお、出荷
前に取出口2dが粘着テープ、フィルム等で一時的に閉
じられ、ユーザーが使用前にそれを除去する場合もあ
る。
【0028】トナーが消費されたカートリッジ101を
回収し、熱接着性フィルム4の部分を破壊することによ
りカートリッジ本体2から蓋体3を外すと、カートリッ
ジ本体及び蓋体を無傷のまま分解することができる。カ
ートリッジ本体のフランジ2bと蓋体のフランジ3bの
間に刃の薄いカッター等の治具を差し込んで接合部を切
り開く方法により熱接着性フィルム4の部分を破壊して
もよいが、前述の電磁誘導処理装置9を使って熱接着性
フィルム4の部分を破壊することにより、大量の使用済
みカートリッジを効率よく分解することができる。
【0029】すなわち図5に示すように、使用済みカー
トリッジを再び電磁誘導処理装置9内にセットし、カー
トリッジ本体のフランジ2bを固定台9eに固定し、蓋
体3のフランジ3bを引き抜き治具9fに固定し、フラ
ンジ2b、3bからなる接合部を取り囲むように高周波
磁場発生コイル9bを配置し、高周波発振器9aを作動
させながら固定台9e及び引き抜き治具9fにより両フ
ランジを引っ張り合う(P2)と、接合部は高周波磁場
内に置かれ、両フランジ2b、3b間に挟み込まれた熱
接着性フィルム4の金属層(5)が発熱し、その熱で金
属層の両面に設けられた熱溶融性樹脂層(6a、6b)
が再び溶融し、フランジ2bとフランジ3bとを分離さ
せることができる。
【0030】フランジ2bとフランジ3bを分離した
後、各フランジの接着面に付着している熱接着性フィル
ム4(接合手段)の残骸を必要に応じて除去し、さら
に、分離したカートリッジ本体2と蓋体3とを十分に洗
浄する。その後、カートリッジ本体2に新しいトナーを
充填し、カートリッジ本体のフランジ2bと蓋体のフラ
ンジ3bの間に新たな熱接着性フィルム4を挟み込みつ
つ、カートリッジ本体の開口2cに蓋体3を装着し、電
磁誘導処理装置9を使って再びカートリッジ本体2と蓋
体3とを熱接着性フィルム4を介して接着する。このよ
うにして得られたトナーカートリッジ101を最初の出
荷時と同様にして出荷し、再使用に供することができ
る。
【0031】従来のトナーカートリッジは、合成樹脂製
のカートリッジ本体と蓋体自体を超音波溶着や振動溶着
などの方法により直接溶着していたので、両者を無傷の
まま分離することができず、また、溶着時の溶融部分に
付着したトナーを洗浄で完全に取り除くことができず、
再使用することができなかった。さらに、超音波溶着や
振動溶着などの方法による場合には、振動によって容器
本体、または容器本体と超音波溶着装置や振動溶着装置
との接触面で容器本体、蓋体を形成している樹脂の粉塵
が発生する。このような粉塵は、トナーカートリッジ内
部に混入して画像形成時に当該粉塵により画像の品質劣
化を起こしたり、装置や作業環境を汚染すると言う問題
もあった。また、カートリッジ本体と蓋体とが互いに異
種材料で成形されている場合には、超音波溶着や振動溶
着などの方法で両者を直接溶着しても充分な接着強度が
得られないおそれがあった。
【0032】これに対して上述した本発明に係るトナー
カートリッジ101は、カートリッジ本体と蓋体の接合
部を熱接着性フィルムを介して熱接着するので、当該熱
接着性フィルムを破壊することによりカートリッジ本体
と蓋体を無傷のまま分離し、再使用することができる。
トナーカートリッジ101は、分解の時も電磁誘導処理
装置を利用することができ、効率よく再使用することが
できる。
【0033】また、カートリッジ本体及び蓋体自体は接
着時に溶融しないので、これらにトナーがこびりつくこ
とがなく、表面に付着したトナーを容易に洗い流して再
使用に供することができる。接着時に振動を伴わないの
で、粉塵の発生もない。
【0034】さらに、トナーカートリッジ101では、
カートリッジ本体と蓋体とが互いに異種材料を用いて成
形されている場合でも、熱接着性フィルム4の熱溶融性
樹脂層を形成する材料を適宜選択することにより、両者
を強固に接着することが可能である。
【0035】仮に、カートリッジ本体と蓋体の接合部に
一般的なヒートシール材料をそのまま介在させて熱接着
すると、接合部を外部から加熱するので、加熱を繰り返
して再使用しているうちに本体と蓋体が早期に劣化して
しまう。これに対して、上述したトナーカートリッジ1
01では、熱溶融性樹脂層6a、6bを当該熱溶融性樹
脂層に隣接する金属層5(発熱体)により加熱・溶融さ
せる。このため、カートリッジ本体及び蓋体に無駄な熱
エネルギーが波及しないので、本体と蓋体が劣化し難
く、再使用の回数を多くすることができる。
【0036】図6に示すような3次元的に複雑な接合部
を外部から加熱すると加熱むらを生じやすいので、一般
的なヒートシール材料をそのまま介在させて加熱するだ
けでは強固に接着することが難しい。これに対して、ト
ナーカートリッジ101におけるように金属層5のよう
な発熱体を熱溶融性樹脂層のすぐ近くに配置する場合に
は、このような3次元的に複雑な接合部も均一に加熱す
ることができるので、強固に熱接着できる。
【0037】また、仮に、カートリッジ本体と蓋体の接
合部に粘着剤を塗布又は充填し圧着しても、粘着剤は経
時変化や環境による変化が大きいので、接着強度の安定
性がよくない。また粘着剤は、接着後24時間程度放置
しないと接着強度が安定しないので、生産中の品質管理
も難しい。粘着剤を用いて接着したカートリッジ本体と
蓋体とを分離すると接合部に粘着性物質が残るので、こ
れを除去するための手間もかかる。これに対して、上述
したトナーカートリッジ101では、熱接着性フィルム
の熱溶融性樹脂層6a、6bを介してカートリッジ本体
と蓋体の接合部を接着するので、粘着剤の使用につきま
とう問題は生じない。
【0038】本発明においては、上述の熱接着性フィル
ム4のほかにも、さまざまな態様の接合手段を用いてカ
ートリッジ本体と蓋体を熱接着することができる。本発
明において使用される接合手段は、少なくとも一層の熱
溶融性樹脂層を有する熱接着性フィルム、及び当該熱接
着性フィルムの内部又は隣接部に配置され、意図的に発
熱させることにできる発熱体から構成される。
【0039】本質的には、熱接着性フィルムに備えられ
た1又は2以上の熱溶融性樹脂層を介してカートリッジ
本体と蓋体とが接着される。熱接着性フィルムは、熱溶
融性樹脂層以外に、基材層やその他の層を含んでいても
よい。発熱体は、意図的に発熱させられるものであると
共に、カートリッジ本体や蓋体になるべく熱エネルギー
を波及させることなく、熱接着性フィルムとりわけ熱溶
融性樹脂層を選択的に加熱できるように、熱接着性フィ
ルムの内部又は隣接部に設けられる。
【0040】いずれの接合手段も、カートリッジ本体と
蓋体の接合部間に介在させつつ、発熱体を発熱させて熱
溶融性樹脂層を溶融させることにより、カートリッジ本
体と蓋体を接着する。
【0041】図7に、接合手段の一例(10)の断面を
模式的に示す。接合手段10は、中間層10aの両面に
熱溶融性樹脂層10b、10cをそれぞれ設けてなる熱
接着性フィルムである。発熱体10aは、熱接着性フィ
ルムの内部に積層されている。なお、前述したトナーカ
ートリッジ101に用いられた熱接着性フィルム4は、
接合手段10のタイプに属する。このタイプにおいて
は、熱溶融性樹脂層10b、10cが発熱体10aによ
って直接加熱され、しかも、カートリッジ本体や蓋体の
接合部は間接的に熱エネルギーが伝播するにすぎないの
で、熱溶融性樹脂層を極めて選択的に加熱溶融させるこ
とができ、カートリッジ本体及び蓋体の熱的劣化が特に
少ない。
【0042】発熱体10aは意図的に発熱させられるも
のであることが必要である。また、トナーカートリッジ
の分解時にも熱溶融性樹脂層を溶融できるように、発熱
体は意図的に繰り返し発熱させられるものであることが
好ましい。この点で、高周波誘導加熱することが可能な
材料、すなわち電磁誘導処理(高周波磁場処理)により
渦電流が発生し、ジュール熱で発熱する材料で発熱体を
形成するのが便利である。または金属製の発熱体に電圧
を印加して電気抵抗に基づいて発熱する、いわゆる電気
抵抗発熱可能な材料が便利である。
【0043】高周波誘導加熱可能な材料としては、例え
ば、金属や磁性体を使用できる。中間層の発熱体10a
を、金属箔や金属蒸着膜等の金属層、金属粉や磁性体粉
をバインダーと共に溶剤に分散させた塗工液を塗布・乾
燥させた塗工層等により構成することにより、高周波誘
導加熱可能とすることができる。金属層はアルミニウ
ム、鉄又はステンレス等で形成できるが、特にアルミニ
ウム、ステンレスは加工性、フレキシブル性がよく適当
である。また、金属層はメッシュ状とすることにより発
熱面を大きくすることができ、より効率的に短時間で熱
溶融性樹脂層を加熱昇温することが可能となる。
【0044】電気抵抗発熱可能な材料としては、例えば
金属を使用できる。中間層の発熱体10aを、金属箔や
金属蒸着膜等の金属層、金属粉をバインダーと共に溶剤
に分散させた塗工液を塗布・乾燥させた塗工層等により
構成することにより、電気抵抗加熱可能とすることがで
きる。金属層はアルミニウム、鉄又はステンレス等で形
成できるが、特にアルミニウム、ステンレスは加工性、
フレキシブル性がよく適当である。また、金属層はメッ
シュ状とすることにより発熱面を大きくすることがで
き、より効率的に短時間で熱溶融性樹脂層を加熱昇温す
ることが可能となる。
【0045】熱溶融性樹脂層10b、10cは、ベース
樹脂に必要に応じてその他の成分及び/又は添加剤を配
合して構成される。ベース樹脂としては、それ自体が熱
溶融性を有し従って接着性と密封性と併せ持ち、単独で
ベース樹脂となり得るものと、それ自体は熱溶融性を有
さず従って密封性を主体とし接着性をそれほど持ってお
らず、接着・粘着補助剤を配合することでベース樹脂と
なり得るものとがある。前者の熱溶融性を有し単独でベ
ース樹脂となり得るものとしては、例えば、共重合ポリ
エステル系樹脂、共重合ポリアミド系樹脂、イオン架橋
オレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹
脂、エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸誘導体との
共重合物、ポリウレタン系樹脂など、或いは、これらの
変性物、混合物などを例示することができる。
【0046】一方、後者の熱溶融性を有さず、接着・粘
着補助剤と組み合わされてベース樹脂となるものとして
は、例えば、合成ゴム系材料や熱可塑性エラストマー系
材料がある。合成ゴム系材料としては、スチレン−イソ
プレン共重合体及びその水添物、スチレン−ブタジエン
共重合体及びその水添物、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、ブチル樹
脂、ニトリル樹脂、アクリル樹脂などの合成ゴムなど、
或いは、これらの変性物、混合物などを例示することが
できる。また、熱可塑性エラストマー系材料としては、
スチレン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、
ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラス
トマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エ
ラストマーなど、或いは、これらの変性物、混合物など
を例示することができる。
【0047】接着・粘着補助剤としては、ロジン、変性
ロジン及びこれらのエステル化合物、アルキル・フェノ
ール樹脂、ロジン及びアルキルフェノール変性キシレン
樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン系樹脂、オレ
フィン系樹脂、スチレン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳
香族系石油樹脂、ジシクロロペンタジエン系石油樹脂、
クロマン−インデン樹脂、イソプレン系樹脂などを例示
することができる。これらの接着・粘着補助剤は、前者
の熱溶融性を有する材料に配合してもよい。
【0048】その他の添加剤としては、可塑剤、軟化
剤、炭酸カルシウム剤、シリカなどを配合することがで
きる。また、熱溶融性樹脂にワックスを添加することに
より、ブロッキング防止、溶融粘度の調整、耐熱性の向
上などを改良できる。ワックスとしては、例えば、パラ
フィン及びマイクロクリスタリンワックス、低分子量ポ
リエチレン及び誘導体ワックス、モンタン誘導体、マイ
クロワックス、合成酸化ワックスなどの変性ワックス、
ポリエチレングリコールやステアリン酸ソルビトールな
どの脂肪酸エステルとグリセライド系ワックス、アミン
系ワックス、アミド系ワックス、アタクチックポリプロ
ピレン系ワックス、ハロゲン化炭化水素系ワックスなど
を例示することができる。
【0049】金属層と熱溶融性樹脂層を積層するには、
上述したベース材料に他の成分を適宜配合し溶剤に溶解
・分散するか、又は加熱溶融し金属層上に積層する。例
えば、上述したベース材料に他の成分を適宜配合し、ア
ルコールその他の有機溶剤或いは水に溶解、分散して塗
工液を調整し、当該塗工液を金属層に塗布し乾燥させ
る。或いは、上述したベース材料に他の成分を適宜配合
した混合物を熱溶融し、あらかじめTダイ法、インフレ
ーション法、キャスティング法などの方法でフィルム化
し、得られた熱溶融性樹脂のフィルムを金属層上にドラ
イラミネーション、熱ラミネーションなどの方法で貼り
合わせる。同様の方法で得られた熱溶融性樹脂のフィル
ムに金属を蒸着してもよい。また或いは、上述したベー
ス材料に他の成分を適宜配合した混合物を熱溶融し、キ
スコート、グラビアコート、リバースコート、トランス
ファーコート、ダイレクトコート、ディップコート、カ
ーテンフローコート、エクストルージョンコート、スリ
ットオリフィス(ダイスリット)コートなどのコーティ
ング方式により金属層上に積層する。
【0050】上述したような材料、方法により、例え
ば、中間層の発熱体として厚さ6〜100μm程度の金
属層の両面にそれぞれ、50〜2000μm程度の熱溶
融性樹脂層を形成することにより、接合手段10のタイ
プに属する多層構造の熱接着性フィルムが得られる。
【0051】図8に、接合手段の他の例(11)の断面
を模式的に示す。接合手段11は、熱溶融性樹脂の単層
フィルム11b中に、発熱体11aが分散してなる熱接
着性フィルムである。発熱体11aは、熱接着性フィル
ムの内部に分散している。このタイプに属する別の態様
としては、基材フィルムの両面に、発熱体の微粒子を分
散させた熱溶融性樹脂層を設けてなる多層構造の熱接着
性フィルムを例示できる。接合手段11の熱接着性フィ
ルムは、発熱体を熱溶融性樹脂層の中に分散させる点で
接合手段10の熱接着性フィルムと異なっているが、基
本的には接合手段10で用いられるのと同様の材料、方
法により作成することができる。
【0052】図9は、接合手段の他の例(12)の断面
を模式的に示す。接合手段12は、互いに別体の発熱体
12aと熱溶融性樹脂で形成された単層の熱接着性フィ
ルム12bの組み合わせにより構成されている。発熱体
12a及び熱溶融性樹脂としては接合手段10と同様の
材料を使用できるが、図示のように発熱体12aが蓋体
3のフランジ3bの当接面にあらかじめ固着されてい
る。発熱体12aは、カートリッジ本体2のフランジ2
bの当接面に固着されていてもよい。そして、カートリ
ッジ本体2の開口に蓋体3を装着する時に、発熱体12
aの位置に合わせて熱接着性フィルム12bを挟み込
み、発熱体を発熱させることにより、熱接着を行う。こ
のタイプでは発熱体を本体又は蓋体の接合部に固着する
ので、前述の接合手段10及び11に比べると蓋体又は
本体の劣化が速く進行するおそれがあるが、接合部の外
部から加熱する場合と比べれば不要な加熱領域が限定さ
れる。なお、通常は、カートリッジ本体の方が蓋体より
も高価なので、本体側の再使用回数を減らさない目的
で、蓋体側に発熱体を固着するのが好ましい。
【0053】上述したトナーカートリッジは、トナーを
充填するための開口とトナーを取出すための取出し口を
有するもののみに限定されない。例えば、図10に示す
ように、カートリッジ本体2を、箱形の主要部20と当
該主要部の一端に設けた比較的大きな開口(内装部品収
容口)20aを塞ぐ蓋体部21とに分けて構成し、主要
部20には上記の内装部品収容口20aのほかに、トナ
ーを充填するための比較的小さい開口(トナー収容口)
20b、トナー取出し口20c、及び攪拌翼等の内装部
品の支軸を受けるための軸受け孔20dを設け、トナー
収容口20bに蓋体としてのキャップ22を上述したよ
うな接合手段を用いて接着することにより、直方体タイ
プのトナーカートリッジ102を構成してもよい。
【0054】また、図11に示すように、カートリッジ
本体2を、円筒を縦割りにした形状の主要部20と当該
主要部の一端に設けた比較的大きな開口(内装部品収容
口)20aを塞ぐ蓋体部21とに分けて構成し、主要部
20には上記の内装部品収容口20aのほかに、トナー
を充填するための比較的小さい開口(トナー収容口)2
0b、トナー取出し口20c、及び攪拌翼等の内装部品
の支軸を受けるための軸受け孔20dを設け、トナー収
容口20bに蓋体としてのキャップ22を上述したよう
な接合手段を用いて接着することにより、異形タイプの
トナーカートリッジ103を構成してもよい。
【0055】トナーカートリッジ102及び103の例
では、主要部20の大開口20aから攪拌翼等の内装部
品が収容されて、当該大開口20aが蓋体部21によっ
て閉じられる。そして、小開口20bからトナーが充填
され、当該小開口20bの周縁部とキャップ22のフラ
ンジ22aの間に上述したような接合手段を介在させ
て、主要部20の小開口20bの位置にキャップ22を
接着する。再使用時には、主要部20とキャップ22の
間の接合部に介在している接合手段を破壊することによ
りキャップ22を外し、トナーを再充填する。一方、大
開口(内装部品収容口)20aも小開口20bと同様に
ユーザーが開封する必要のない開口なので、内装部品の
交換等に備えてトナー収容口と同様に、主要部20の大
開口周縁部のフランジ20eと、蓋体部21の周縁部の
フランジ21aの間に上述したような接合手段を介在さ
せて、着脱自在に接着してもよい。或いは、当該大開口
20aから収容される内装部品を再使用時に交換する必
要がなければ、蓋体部21を主要部20の大開口20a
の部分に超音波溶着等の固定手段を用いて着脱不能に固
定してもよい。
【0056】トナーカートリッジ102及び103の一
変形例としては、主要部20の大開口20aから攪拌翼
等の内装部品を収容し、当該大開口20aの周縁部のフ
ランジ20eと、蓋体部21の周縁部のフランジ21a
の間に上述したような接合手段を介在させて両者を接着
することによって、当該大開口20aを蓋体部21によ
り着脱自在に閉鎖すると共に、主要部20の小開口20
bからトナーを充填し、当該小開口20bにキャップ2
2を、上述の接合手段を用いずに、しまり嵌めによって
固定し、閉鎖してもよい。この場合、再使用のために、
大開口20aの部分の接合手段を破壊して蓋体部21を
外し、内装部品の交換や内部の洗浄を行う。一方、小開
口20bを閉鎖するキャップ22は、トナーが漏れない
ように非常にきつく締められるので、無傷のまま取り外
すことは困難であり、破壊して取り外す。そして、小開
口20bからトナーを再充填した後、新しいキャップを
嵌めて閉鎖する。結果的にキャップは使い捨てされる
が、主要部20や蓋体部21のような大きな部品は、上
述の接合手段の使用によって無傷のまま分解し再使用で
きるので、経済的損失は軽い。
【0057】図12に示す丸筒タイプのトナーカートリ
ッジ104は、円筒形のカートリッジ本体2と、その一
端側に装着される蓋体3とを有している。カートリッジ
本体2は、円筒状の胴部2aと、胴部の一端側に設けら
れた開口2cと、開口2cの外周に設けられたフランジ
2bと、胴部の側面に設けられたシャッタタイプのトナ
ー取出し口2dとを有している。一方、蓋体3は、カー
トリッジ本体2の開口2cを覆う蓋部3aと、フランジ
2bに突き合わされるフランジ3bとを有している。蓋
部3aの中央にはカートリッジ本体2の内部に設けられ
る撹拌翼等の部材の支軸を受けるための軸受孔3cが設
けられている。
【0058】この例では、前述のトナーカートリッジ1
01(図1)と同様に、カートリッジ本体2の中へ開口
2cからトナーと内装部品を入れた後、カートリッジ本
体と蓋体3とを、カートリッジ本体のフランジ2bと蓋
体のフランジ3bの間に上述したような接合手段を介在
させて接着する。
【0059】図13に示す丸筒タイプのトナーカートリ
ッジ105は、円筒形のカートリッジ本体23と、その
一端側に装着される蓋体24とを有している。カートリ
ッジ本体23は、円筒状の胴部23aと、胴部の一端側
に設けられた開口23cと、開口23cの外周に設けら
れたフランジ23bと、胴部の側面に設けられたシャッ
タタイプのトナー取出し口23dとを有している。一
方、蓋体24は、主要部25とキャップ26とで構成さ
れ、主要部25は、カートリッジ本体23の開口23c
を覆う蓋部25aと、フランジ23bに突き合わされる
蓋体フランジ25bとを有している。さらに、蓋部25
aの中央部は、カートリッジ本体23の内部に設けられ
る攪拌翼等の内装部品の支軸を受けるための軸受孔25
cと、中心からずれた位置にトナーを充填するための小
開口(トナー収容口)25dとが設けられている。
【0060】この例では、カートリッジ本体23は、の
開口23cから攪拌翼等の内装部品が収容されて、当該
開口23cが蓋体24の主要部25によって閉じられ
る。そして、小開口25dからトナーが充填され、当該
小開口25dの周縁部とキャップ26のフランジ26a
の間に上述したような接合手段を介在させて、主要部2
5の小開口25dの位置にキャップ26を接着する。再
使用時には、主要部25とキャップ26の間の接合部に
介在している接合手段を破壊することによりキャップ2
6を外し、トナーを再充填する。一方、本体23の開口
23cも小開口25dと同様にユーザーが開封する必要
のない開口であるが、当該開口23cから収容される内
装部品を再使用時に交換する必要がなければ、蓋体の主
要部25を本体23の開口23cの部分に超音波溶着等
の固定手段を用いて着脱不能に固定してもよい。或い
は、本体23と主要部25とを、内装部品の交換等に備
えてトナー収容口と同様に、カートリッジ本体23の開
口周縁部のフランジ23bと、蓋体フランジ25bの間
に上述したような接合手段を介在させて、着脱自在に接
着してもよい。
【0061】本発明は以上の実施形態に限定されず、種
々の形態にて実施できる。例えば本発明はレーザビーム
プリンタのカートリッジに限らず、複写機用トナーカー
トリッジ、発光ダイオード型プリンター用トナーカート
リッジ、インクジェットプリンタ用のインクタンク等、
各種の流体や粉末の容器として利用できる。また、トナ
ーカートリッジと接合される感光体ドラムを構成してい
る、いわゆるドラムカートリッジにも適用可能であり、
さらにトナーカートリッジとドラムカートリッジを接合
する場合にも使用できる。内容物は流体や粉末に限らず
固体でもよい。
【0062】市場に供給された容器の内容物の利用形態
は内容物を容器から取り出す形態に限られず、内容物を
容器内に収容したままアクセスする等の利用形態でもよ
い。このような利用形態としては例えば各種の記憶媒体
が挙げられる。剥離可能な粘着層を用いて本体と蓋体と
を連結してもよい。
【0063】
【実施例】(実施例1)大開口(収容部品収容口)と小
開口(トナー収容口)を備えたポリスチレン(PS)製
のカートリッジ容器本体と、大開口を閉鎖するためのポ
リスチレン(PS)製の蓋体と、小開口を閉鎖するため
のポリプロピレン(PP)製のキャップとから構成され
るトナーカートリッジを用いた。カートリッジ本体の大
開口の部分と蓋体との間に、接合手段として下記の3層
タイプ熱接着性フィルム(1)容器側の熱溶融性樹脂層
/金属層/蓋側の熱溶融性樹脂層=スチレン−ブタジエ
ン共重合体樹脂層(厚さ1000μm)/アルミニウム
(6μm)/スチレン−ブタジエン共重合体樹脂層(厚
さ1000μm)を挟み込み、高周波誘導加熱によって
発熱体を180℃に昇温させて熱溶融接着することによ
って、大開口を蓋体で閉鎖した。
【0064】次に、カートリッジ本体内に、小開口から
粒径6μmのトナーを、トナーカートリッジの総容積に
対する容積比で3分の2量、充填し、キャップをしまり
嵌めして塞いだ。その後、40℃、90%RHで40日
間保管後、容器本体と蓋体との接合部からのトナー漏れ
の有無を検査したところ、トナー漏れは発生しておら
ず、密封性は良好と評価された。さらにトナーカートリ
ッジを高周波誘導加熱により分解したところ、カートリ
ッジ本体と蓋体は無傷のまま分解することができ、再使
用可能だった。ただし、しまり嵌めしたキャップは破壊
しなければ取り外せなかったので、再使用できなかっ
た。
【0065】(実施例2〜11)容器と蓋体の材質、接
合手段の種類、接合及び分解方法、発熱体の昇温温度を
変えて、実施例1と同様の実験を行った。接合手段とし
ては、3層タイプ熱接着性フィルムのほかに、熱接着性
樹脂に発熱体を混合した1層タイプ熱接着性フィルム、
蓋の接合面に熱溶融性樹脂層を固定すると共に金属層の
片面に熱溶融性樹脂層を積層した2層タイプフィルムを
用いる蓋固定タイプ接合手段、及び、カートリッジ本体
の接合面に熱溶融性樹脂層を固定すると共に金属層の片
面に熱溶融性樹脂層を積層した2層タイプフィルムを用
いる容器固定タイプ接合手段を用いた。上記実施例1を
含め、各実施例で用いた接合手段のタイプと層構成を第
1表に示す。また、実験条件及び実験結果を第2表に示
す。表において、PSはポリスチレン、ABSはアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン、PCはポリカーボ
ネートを表わす。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、容器の本体と蓋体とを熱接着性の接合手段を介して
熱接着することにより、蓋体又は本体の少なくともいず
れか一方が繰り返し使用可能となり、再使用に適した容
器を提供できる。そして、この容器の本体と蓋体の接合
部に介在する接合手段を破壊することにより、本体と蓋
体を無傷のまま分離することができる。従って、容器の
本体や蓋体を繰り返し使用して省資源や環境負荷の軽減
に貢献できる。
【0069】また、本発明によれば、意図的に発熱させ
ることにできる発熱体を熱接着性フィルムの内部又は隣
接部に配置し、熱接着性フィルムの熱溶融性樹脂層を選
択的に加熱・溶融させることにより、容器本体及び蓋体
に無駄な熱エネルギーが波及しないようにしているの
で、本体と蓋体が劣化し難く、再使用の回数を多くする
ことができる。
【0070】上記発熱体を意図的に繰り返し発熱させら
れる場合には、一旦接着した本体と蓋体とを加熱して、
両者の接合部に介在している接合手段の熱溶融性樹脂層
を再溶融させて、容易に分離することができる。発熱体
を高周波誘導加熱可能な材料で形成すると、大量の容器
を一度に又は連続的に加熱し、効率よく蓋体を取り外す
ことができるので特に便利である。
【0071】さらに、本発明によれば、接合手段の熱接
着性フィルムを3次元的に複雑な接合部に介在させた場
合でも、接合部の外部に発熱体を配置する場合とは異な
り、当該熱接着性フィルムの熱溶融性樹脂層を均一に加
熱・溶融させることができ、均一且つ強固な接着力が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジ
の概略を示す分解斜視図。
【図2】図1のトナーカートリッジの本体と蓋体とを接
合手段を介して接合する構造を示す断面図。
【図3】図1のカートリッジの仮組み立て体を電磁誘導
処理装置内にセットした状態を説明する概念図。
【図4】図1のカートリッジの仮組み立て体を電磁誘導
処理装置により熱接着する工程を説明する斜視図。
【図5】図1のカートリッジを電磁誘導処理装置により
処理して蓋体を取り外す工程を説明する斜視図。
【図6】トナーカートリッジの本体と蓋体との接合部の
他の実施形態を示す断面図。
【図7】本発明で用いられる接合手段の一例を模式的に
示す断面図。
【図8】本発明で用いられる接合手段の他の一例を模式
的に示す断面図。
【図9】本発明で用いられる接合手段の他の一例を模式
的に示す断面図。
【図10】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッ
ジの概略を示す分解斜視図。
【図11】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッ
ジの概略を示す分解斜視図。
【図12】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッ
ジの概略を示す分解斜視図。
【図13】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッ
ジの概略を示す分解斜視図。
【符号の説明】
101,102,103,104,105 トナーカー
トリッジ(容器) 101’ トナーカートリッジの仮組み立て体 2 カートリッジ本体 2b 本体のフランジ 2c 開口(収容口) 2d 取出口(収容口とは異なる部分) 3 蓋体 3b 蓋体のフランジ 4 接合手段 5 金属層 6a,6b 熱溶融性樹脂層 7 パッキン 9 電磁誘導処理装置 9a 高周波発振器 9b 高周波磁場発生コイル 10,11,12 接合手段 10a,11a,12a 発熱体 10b,11b,12b 熱溶融性樹脂層又は熱溶融性
樹脂の単層フィルム 20 カートリッジ本体の主要部 20a 開口(内装部品収容口) 20b 開口(トナー収容口) 20c トナー取出し口 20d 軸受け孔 20e 主要部のフランジ 21 カートリッジ本体の蓋体部 21a 蓋体部のフランジ 22 キャップ 22a キャップのフランジ 23 カートリッジ本体 23a 胴部 23b カートリッジ本体のフランジ 23c カートリッジ本体の開口 23d トナー取出し口 24 蓋体 25 蓋体の主要部 25a 蓋部 25b 蓋体フランジ 25c 軸受け孔 25d 小開口(トナー収容口) 26 蓋体のキャップ 26a 蓋体のフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 正浩 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E049 AA01 AB02 BA03 DB05 EA02 EB03 3E084 AA02 AA12 AA24 AB01 AB07 BA02 CA01 CC03 DA01 DC03 EA03 FA09 FD13 GA08 GB08 GB12 HA03 HB04 HC03 HD01 KB01 KB10 LA01 3K059 AB22 AB27 AB28 AC76 AD03 AD05 AD34 CD44 CD66 CD72

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を収容するための収容口、及び前
    記内容物を利用するための部分を有する本体と、前記本
    体の収容口を閉塞する蓋体とを準備し、 前記本体の収容口に前記蓋体を装着すると共に、前記本
    体と前記蓋体との接合部に、少なくとも一層の熱溶融性
    樹脂層を有する熱接着性フィルム、及び当該熱接着性フ
    ィルムの内部又は隣接部に配置され且つ意図的に発熱さ
    せることのできる発熱体から構成される接合手段を介在
    させ、 前記の発熱体を発熱させることによって、前記本体と前
    記蓋体とを接着することを特徴とする、再使用可能な容
    器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接合手段の発熱体は、意図的に繰り
    返し発熱させることができるものであることを特徴とす
    る、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接合手段の発熱体は、高周波誘導加
    熱することが可能な材料で形成されており、当該発熱体
    を高周波誘導加熱により発熱させることを特徴とする、
    請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接合手段は、高周波誘導加熱可能な
    中間層の両面に、熱溶融性樹脂層をそれぞれ設けてなる
    熱接着性フィルムであることを特徴とする、請求項3に
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接合手段は、高周波誘導加熱可能な
    材料を分散させた熱溶融性樹脂で両面を形成した単層の
    又は多層の熱接着性フィルムであることを特徴とする、
    請求項3に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接合手段は、前記本体又は前記蓋体
    いずれかの接合部に固定された高周波誘導加熱すること
    が可能な材料、及び熱溶融性樹脂で両面を形成した単層
    の又は多層の熱接着性フィルムから構成されていること
    を特徴とする、請求項3に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 内容物を収容するための収容口、及び前
    記内容物を利用するための部分を有する本体と、前記本
    体の収容口を閉塞する蓋体とを備え、前記本体と前記蓋
    体とを、両者の接合部に、少なくとも一層の熱溶融性樹
    脂層を有する熱接着性フィルム、及び当該熱接着性フィ
    ルムの内部又は隣接部に配置され且つ意図的に発熱させ
    ることのできる発熱体から構成される接合手段を介在さ
    せて接着してなる容器を回収し、 当該容器の接合部に介在している接合手段を破壊するこ
    とにより前記蓋体を前記本体から取り外すことを特徴と
    する、容器の再使用方法。
  8. 【請求項8】 前記接合手段の発熱体として意図的に繰
    り返し発熱させることができるものが用いられており、
    当該発熱体を発熱させることによって前記接合手段を破
    壊することを特徴とする、請求項7に記載の再使用方
    法。
  9. 【請求項9】 前記接合手段の発熱体は高周波誘導加熱
    することが可能な材料で形成されており、当該発熱体を
    高周波誘導加熱により発熱させることによって前記接合
    手段を破壊することを特徴とする、請求項8に記載の再
    使用方法。
  10. 【請求項10】 前記蓋体を取り外した後、収容口から
    新たな内容物を収容し、 前記本体と前記蓋体との接合部に新たな接合手段を介在
    させ、 前記本体と前記蓋体とを、前記新たな接合手段の発熱体
    を発熱させて再び接着することを特徴とする、請求項7
    乃至9のいずれかに記載の再使用方法。
  11. 【請求項11】 内容物を収容するための収容口、及び
    前記内容物を利用するための部分を有する本体と、 前記本体の収容口を閉塞する蓋体とを備え、 前記本体と前記蓋体とを、両者の接合部に、少なくとも
    一層の熱溶融性樹脂層を有する熱接着性フィルム、及び
    当該熱接着性フィルムの内部又は隣接部に配置され且つ
    意図的に発熱させることのできる発熱体から構成される
    接合手段を介在させて接着したことを特徴とする、再使
    用可能な容器。
  12. 【請求項12】 前記接合手段の発熱体は、意図的に繰
    り返し発熱させることができるものであることを特徴と
    する、請求項11に記載の容器。
  13. 【請求項13】 前記接合手段の発熱体は、高周波誘導
    加熱することが可能な材料で形成されていることを特徴
    とする、請求項12に記載の容器。
  14. 【請求項14】 前記接合手段は、高周波誘導加熱可能
    な中間層の両面に、熱溶融性樹脂層をそれぞれ設けてな
    る熱接着性フィルムであることを特徴とする、請求項1
    3に記載の容器。
  15. 【請求項15】 前記接合手段は、高周波誘導加熱可能
    な材料を分散させた熱溶融性樹脂で両面を形成した単層
    の又は多層の熱接着性フィルムであることを特徴とす
    る、請求項13に記載の容器。
  16. 【請求項16】 前記接合手段は、前記本体又は前記蓋
    体いずれかの接合部に固定された高周波誘導加熱するこ
    とが可能な材料、及び熱溶融性樹脂で両面を形成した単
    層の又は多層の熱接着性フィルムから構成されているこ
    とを特徴とする、請求項13に記載の容器。
  17. 【請求項17】 前記本体と前記蓋体の接合部の全周に
    亘って、前記接合手段が連続的に介在していることを特
    徴とする、請求項11乃至16いずれかに記載の容器。
  18. 【請求項18】 前記本体と前記蓋体の接合部の全周に
    亘ってパッキンが設けられていることを特徴とする、請
    求項11乃至17いずれかに記載の容器。
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