JPH09230685A - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器

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JPH09230685A
JPH09230685A JP8056821A JP5682196A JPH09230685A JP H09230685 A JPH09230685 A JP H09230685A JP 8056821 A JP8056821 A JP 8056821A JP 5682196 A JP5682196 A JP 5682196A JP H09230685 A JPH09230685 A JP H09230685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立及び構成が簡単で、シール性が良好なト
ナー補給容器を提供する。 【解決手段】 略円筒形の容器本体1のトナー補給口3
を、トナー補給口3より幅の大きいフィルム2で封止
し、フィルム2の、容器本体1に関する円周方向自由端
近傍にトナー補給口3と略等しい開口4を設け、フィル
ム2の自由端2aを折り返して容器本体1に巻き付け、
自由端2aとを折り返し部分7とを支持棒5に接合す
る。折り返し部分7を固定した状態で、容器本体1を回
転し、トナー補給口3と開口4を合わせてトナー補給を
行ない、容器本体1を逆方向に回転して戻すことによ
り、フィルム2によりトナー補給口3を再封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、プ
リンタ等の画像形成装置の現像装置に現像剤を供給する
ために用いられる現像剤補給容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンタ等の画像
形成装置には粉末トナーが使用されているが、このトナ
ーの補給容器、即ち現像剤補給容器(以下、トナー補給
容器と称する)は一般に合成樹脂等で作られた円筒状も
しくは直方体等の容器本体と、容器本体から粉末トナー
を現像装置に補給するために開口している容器本体のト
ナー補給口を封止するシール部材とによって構成されて
いる。又、特に、このトナー補給容器に感光ドラム、ク
リーナー、帯電器等を一体化させたプロセスカートリッ
ジも提供されている。
【0003】この中で、従来のシール部材は、大半がイ
ージーピールタイプのフィルムであり、一般に、容器本
体のトナー補給口の周囲を接着剤、又は、ヒートシール
等の手段で貼着したフィルムの貼着部を引き剥して開封
する。しかしながら、この方式では、トナーを排出した
後に容器を密閉することができないため、容器内に残っ
たトナーが落下、飛散する場合があった。特に、丸筒容
器では、トナー補給後、容器を複写機等の本体から取外
し廃棄するまでのトナー飛散を防止するために、補給口
を再封する手段を設けているものがある。これは、いわ
ゆる二重丸筒と呼ばれているもので、2個の異なる筒を
夫々内筒、外筒とし、各々の補給口を合わせてトナー補
給した後、内筒の補給口を外筒によって封止する構成に
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トナー補給後の補給口
を再封するために丸筒を二重にする二重丸筒方式におい
て、内筒、外筒間のシール性を維持するために、シール
材を用いる方式が一般的であるが、シール性を維持する
ために、内筒、外筒の単品部品の精度及び組立精度が非
常に厳しくなる傾向があった。又、このとき、シール性
向上のためにシール材の圧縮量を増加させると、開封時
に、内筒もしくは外筒を回すときの強度が大きくなり、
操作性を悪化させてしまう可能性があった。又、構造も
複雑になり、コスト的にもアップしてしまう可能性があ
った。
【0005】従って、本発明の第1の目的は、組立及び
構成が簡単で、且つシール性が良好な現像剤補給容器を
提供することである。
【0006】本発明の第2の目的は、簡単な構成で、ト
ナー補給時の操作性の良好な現像剤補給容器を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像剤補給容器にて達成される。要約すれば、本発明
は、画像形成装置の現像装置に現像剤を補給するための
現像剤補給容器において、略円筒形の容器本体のトナー
補給口を前記トナー補給口よりも幅の大きい可撓性フィ
ルムで封止し、前記可撓性フィルムの前記容器本体に関
する円周方向の自由端近傍に前記トナー補給口に略等し
い開口を設け、前記可撓性フィルムの自由端を折り返し
て前記容器本体に巻き付け、前記自由端を前記折り返し
部分に接合したことを特徴とする現像剤補給容器であ
る。
【0008】前記折り返し部分を固定した状態で前記容
器本体を回転し、前記トナー補給口と前記可撓性フィル
ムの開口を合わせてトナー補給を行ない、前記容器本体
を逆方向に回転して戻すことにより前記トナー補給口を
前記可撓性フィルムにより再封することが好ましい。前
記折り返し部には支持部材を接合することが好ましい。
【0009】前記可撓性フィルムの自由端側において、
大略前記折り返し部分から前記開口に至るフィルム幅は
前記開口の幅よりも小さいことが好ましい。前記可撓性
フィルムにおいて、前記容器本体のトナー補給口封止面
と反対の面には低摩擦抵抗材料を配置することが好まし
い。前記容器本体のトナー補給口の封止部において、初
期開封部分は突形状を有していることが好ましい。
【0010】本発明による他の態様によれば、画像形成
装置の現像装置に現像剤を補給するための現像剤補給容
器において、略円筒形の容器本体のトナー補給口を前記
トナー補給口よりも幅の大きい可撓性フィルムで封止
し、前記可撓性フィルムの前記容器本体に関する円周方
向の自由端近傍に前記トナー補給口に略等しい開口を設
け、前記可撓性フィルムの自由端を折り返して前記容器
本体に巻き付け、前記自由端を前記折り返した部分に接
合し、前記容器本体の内部にトナー搬送機構を設けたこ
とを特徴とする現像剤補給容器が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像剤補給容
器を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】実施例1 本発明に係る現像剤補給容器(トナー補給容器)の実施
例1について、図1〜図3により説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、本実施例のト
ナー補給容器Cは、トナー補給用開口部、即ちトナー補
給口3を有する略円筒形の容器本体1と、トナー補給口
3を封止し、外筒の役割を担うフィルム2とを備え、容
器本体1の長手方向端部には回転把手部8が設けられ、
フィルム2には開口4と、一端部に取付けられフィルム
2を固定するための支持部材である支持棒5とを備えて
いる。
【0014】次に、概略上記のように構成されたトナー
補給容器の組立手順について説明する。
【0015】最初に、容器本体1のトナー補給口3をト
ナー補給口の幅より大きい可撓性フィルム2にて封止す
る。封止手段としては、基本的には物流、環境等にてユ
ーザーの使用前にトナー漏れを起こさないことが条件と
なるが、ヒートシール、超音波溶着等の溶着や両面テー
プ等の貼着が考えられる。本実施例ではヒートシールを
用いており、図2に実際のヒートシール部(斜線部)9
を示す。ここで、通常シール幅として3mm確保してい
るが、本実施例において、フィルム2が容器本体1から
外れないように、フィルムの端部側であるa部のシール
幅を10mmと大きく確保した。なお、容器本体1の材
質にはポリスチレンを用い、シールフィルムの層構成
は、ポリエステル/ナイロン/シーラント(接着層)を
用いた。
【0016】フィルム2は、略円筒形の容器本体1の円
周方向に対して十分な長さを有しており、図1にて時計
回りに容器本体1のトナー補給口3を封止した後、その
自由端を反時計回りに折り返して折り返し部7を形成
し、更に容器本体1に巻き付け容器本体1を一周させ
る。このとき、予めフィルム1の図2にて自由端側に容
器本体1のトナー補給口3と略等しい開口4を設けてお
く。
【0017】そして、フィルム2の折り返し部7と自由
端2aを接合する。本実施例では、この接合部に、更に
フィルム固定用の支持棒5を接合した。
【0018】次に、上記のように構成されたトナー補給
容器のトナー補給操作について説明する。
【0019】先ず、図1に示す構成のトナー補給容器C
を画像形成装置、例えば複写機あるいはプリンターの装
着部10に挿入する(図3参照)。このとき、フィルム
2の自由端2a側に設けた開口4と本体現像ホッパー1
0のトナー補給受け口11を合わせるように配置すると
同時に支持棒5を装置本体内の支持棒受け部12に固定
する。
【0020】次に、容器本体1に設けられた回転把手部
8を廻して、容器本体自身を回転させる。このとき、支
持棒5が装置本体の支持棒受け部12に固定されている
ために、フィルム2の折り返し部7から自由端側は回転
せず、容器本体1の回転と共にトナー補給口3を封止し
ているフィルム2の封止部9が徐々に剥れていく。そし
て、図3に示す通り、容器本体1を回転させて、全開し
たトナー補給口3とフィルム2の開口4とを一致させ
て、容器本体内部のトナー6を本体現像ホッパー10側
に排出させる。
【0021】そして、トナーの排出終了後、再び容器の
回転把手部8を逆方向に回して元の位置まで戻し、画像
形成装置本体の装着部10から取り外す。この時、トナ
ー補給口3はフィルム2に再び覆われて、容器内部に残
ったトナーの飛散を防止する。すなわち、本実施例で
は、トナー補給口3を封止した後のフィルム2の折り返
し自由端側が、内筒である容器本体に対し、外筒の役割
を果たすものである。
【0022】又、本実施例で用いた支持棒5は容器本体
1の回転に対し、外筒に相当するフィルム2を支持する
必要があり、それを可能にするだけの剛性が要求され
る。具体的な材質としては、アルミニウム、ステンレ
ス、鉄等の金属やポリスチレン、ポリカーボネート、A
BS等の樹脂、木材等が考えられるが、本実施例ではポ
リスチレン樹脂を用いた。
【0023】なお、本実施例では、外筒に相当するフィ
ルムを支持固定することが重要であり、その手段として
は本実施例では支持棒を用いたが、もちろん、それ以外
の手段でも、フィルムを支持固定できれば構わない。
【0024】本実施例のトナー補給容器を用いてトナー
補給を行なったところ、開封時の強度は4〜6kgf程
度で、簡単にトナーを補給することが可能であった。更
に、補給後のトナー補給容器はトナー補給口がフィルム
によって再封されているため、トナー飛散等はほとんど
見られなかった。
【0025】又、1000個の容器を製作して、物流、
環境テストを行なったが、特に異常は見られなかった。
【0026】実施例2 次に本発明に係るトナー補給容器の実施例2について、
図4により説明する。
【0027】実施例1のフィルムは、その自由端側のフ
ィルム幅が同一であったが、本実施例においては、折り
返し部からトナー排出用開口4までのフィルム幅を、フ
ィルムカット部13を設けることにより、トナー排出用
開口4の幅よりも小さくしたことを特徴とし、この点以
外は実施例1と同様である。
【0028】本実施例では、上記の構成を備えることに
より、容器本体1の回転時、特に開封時に容器本体1と
摺動するフィルム2の面積を小さくすることで、摺動強
度の低下を図ることができた。
【0029】本実施例のトナー補給容器を用いてトナー
補給を行なったところ、開封時の摺動強度は、実施例1
に対し、0.5〜1kgf低下して、3〜5kgf程度
であり、トナー補給に関する問題は実施例1と同様、特
に見られなかった。又、同様に物流、環境テストを行な
ったが、特に異常は見られなかった。
【0030】実施例3 次に、トナー補給容器の実施例3について説明する。本
実施例のフィルムは、実施例1又は2と同様な構成にお
いて、容器本体1のトナー補給口封止面と反対の面に低
摩擦抵抗材料を配置したことを特徴とする。
【0031】具体的に、本実施例では、低摩擦抵抗材料
として、シリコーン樹脂を用い、フィルム表面にコーテ
ィングを行なった。これにより、容器本体の回転時に摺
動する容器本体とフィルムの間及びフィルムの容器開口
封止部と折り返し部の間において、摩擦抵抗を低下させ
て滑り性を向上させ、摺動強度を小さくし滑らかに容器
本体を回転させることが可能になる。もちろん、低摩擦
抵抗材料としてはシリコーン樹脂に限らず、シリコーン
オイル、フッ素樹脂、パラフィン系のワックス類、超高
分子ポリエチレン等の材料を塗布、貼着、散布等の手段
で配置させても構わない。
【0032】本実施例のトナー補給容器を用いて、トナ
ー補給を行なったところ、開封時の摺動強度は、実施例
2と同様、実施例1に対し、0.5〜1kgf強度低下
が図れ、3〜5kgfであった。本実施例においても、
物流、環境テストを行なったが、特に異常は見られなか
った。
【0033】又、本実施例と実施例2とを組合せること
により、更なる摺動強度の低下が図れ、操作性を向上さ
せることは言うまでもなく可能である。
【0034】実施例4 次に、図5により実施例4のトナー補給容器について説
明する。
【0035】本実施例では、図5に示す通り、容器本体
1のトナー補給口3を封止するヒートシールパターン9
を、その初期開封部(b部)である長手方向中央部近傍
を突出させて山状に形成したことを特徴とし、それ以外
は実施例1と同じである。
【0036】このような構成とすることにより、開封時
に引き剥すフィルムのシール部の幅を減少させることが
可能になり、開封強度の低下を図ることができる。
【0037】本実施例のトナー補給容器を用いて、トナ
ー補給を行なったところ、開封時の強度は実施例1に対
し約2〜3kgf程度低下させることができた。
【0038】又、本実施例の変形例として、図6に示す
ように、ヒートシールパターン9の2箇所に山状部(c
部)を形成した場合においては、本実施例に対し、更に
約0.5kgf程度、開封強度を低下できた。
【0039】又、本実施例も物流、環境テストを行なっ
たが、特に異常は見られなかった。更に、本実施例につ
いても、実施例2、3と組合せることが可能であり、更
なる開封強度の低下が図ることができる。
【0040】なお、本実施例では、容器開口部を封止し
たフィルムの折り返し部分を容器本体に巻き付ける構成
になっていることから、フィルムの折り返し部分が再び
容器開口部を覆って、二重で押さえているため、トナー
補給前のシール性の向上が図れる。
【0041】又、逆に、折り返し側の外筒フィルムの巻
き付けにより、トナー補給前のシール性の向上が図れる
ことから、容器本体のトナー補給口のヒートシールにつ
いて、シール幅の減少、シール条件の緩和等、意図的に
シール部の剥離強度、即ち、開封強度を低下させて、操
作性の向上を図ることも可能になる。
【0042】実施例5 次に、図7により、実施例5のトナー補給容器について
説明する。本実施例のトナー補給容器は、実施例1のト
ナー補給容器において、容器本体内部にトナー撹拌搬送
機構14を設け、装置本体内に据え置き、トナーの定量
補給を行なう現像ホッパー兼用容器であること以外は実
施例1と同じである。
【0043】本実施例についても、トナー補給時の開封
及び容器の取外しにおける問題等は全くなく、実施例1
と同様の効果が得られた。
【0044】又、物流、環境テストについても、特に異
常は見られなかった。
【0045】比較例1 次に、上記実施例との比較例1について、図8により説
明する。本比較例は、円筒形の容器本体21にトナー補
給口23を設け、トナー補給口23をフィルム22でヒ
ートシールして封止した最も基本的なトナー補給容器で
ある。
【0046】本比較例では、トナー補給口23を上向き
にした状態で装置本体に挿入し、トナーシールであるフ
ィルム22を引っ張って開封してから容器本体21を回
転させて、トナー補給口23を下向き、すなわち、装置
本体のホッパー受け口に合わせてトナー補給を行なう。
このとき、ユーザーはトナーで汚れたフィルム22を容
器本体21から外して廃棄する必要があり、その際にト
ナー飛散が生じることが多かった。又、トナーを容器本
体21から排出させた後、再び容器本体21を回転させ
てトナー補給口23を上向きにしてから、装置本体より
取外し廃棄する際に、容器本体のトナー補給口23が開
いたままになっているため、トナー飛散し易い傾向があ
った。
【0047】更に、実施例1と同様、物流、環境テスト
を行なったところ、3本ほどヒートシール部分シール浮
きが発生し、内1本はトナーが極微小漏れていた。
【0048】比較例2 次に、図9により上記実施例との比較例2について説明
する。本比較例は、円筒形の容器本体31を内筒31a
と外筒31bの二重にし、内筒31aのトナー補給口3
3の周辺部にポリウレタンのシール部材36を配置し
て、シール部材36の圧縮によりシール性を確保する、
いわゆる二重丸筒容器である。
【0049】本比較例を、外筒31bのトナー補給用の
開口37を下向きにした状態、即ち、外筒31bの開口
37と、装置本体のホッパーの受け口を合わせた状態で
トナー補給容器を装置本体に挿入してから、内筒31a
のみ回転させて外筒31bのトナー補給口37と内筒3
1aのトナー補給口33と合わせることにより、容器本
体31内のトナーを排出させる。
【0050】更に、トナー排出後、再び内筒31aを回
転させて、内筒31aのトナー補給口33を外筒31b
で完全に塞いでからトナー補給容器を装置本体より取り
出す。
【0051】本比較例では、内筒31aと外筒31bに
挟まれたシール部材36を圧縮することにより、シール
性を保つ構成になっているが、トナー補給前の環境、物
流テストをクリアーすることが非常に困難である。即
ち、落下時や減圧時に容器からのトナー漏れを防止する
ためには、シール材の圧縮量を維持するために、内、外
筒の反りやヒケを防止することが必要である。
【0052】しかしながら、シール材の圧縮量を大きく
すると、シール材と外筒との摺動抵抗が大きくなって、
即ち、開封及び再封時の強度が大きくなり、操作性を悪
化させる可能性が高い。更に、再封時にシール材が強く
しごかれてちぎれるというトラブルも発生する危険性が
ある。
【0053】又、内、外筒の反りやヒケを防止するため
に、シール材の反発力に負けない剛性が必要になり、例
えば金属やガラス繊維強化樹脂等の特殊な材料を用いる
ことによってコストアップしたり、筒の成型寸法精度も
従来以上に厳しいレベルが要求されることになる。
【0054】本比較例のトナー補給容器によりトナー補
給を行なったところ、開封時の強度が6〜8kg程度ま
で上昇してしまったことから、シール材の圧縮量を減ら
したところ、トナー補給前の落下テストにてトナー漏れ
が発生してしまった。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による現像剤補給容器は、略円筒形の容器本体のトナー
補給口を前記トナー補給口よりも幅の大きい可撓性フィ
ルムで封止し、前記可撓性フィルムの前記容器本体に関
する円周方向の自由端近傍に前記トナー補給口に略等し
い開口を設け、前記可撓性フィルムの自由端を折り返し
て前記容器本体に巻き付け、前記自由端を前記折り返し
部分に接合したことにより、次の効果を得ることができ
る。 (1)組立及び構成が簡単で、且つシール性が良好であ
り、従って、製造コストを削減でき、トナーによる汚染
を防止できる。 (2)簡単な構成でトナー補給時の操作性を簡単且つ良
好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー補給容器の実施例1の構成を示
す断面図である。
【図2】図1のトナー補給容器の組立状態を示す斜視図
である。
【図3】図1のトナー補給容器のトナー排出状態を示す
断面図である。
【図4】本発明の実施例2のトナー補給容器の組立状態
を斜視図である。
【図5】本発明の実施例3のトナー補給容器の組立状態
を示す斜視図である。
【図6】実施例3のトナー補給容器の変形例であるトナ
ー補給容器の組立状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例5のトナー補給容器の構成を示
す断面図である。
【図8】比較例1のトナー補給容器を示す斜視図であ
る。
【図9】比較例2のトナー補給容器の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 フィルム(可撓性フィルム) 3 トナー補給口 4 開口 5 支持棒(支持部材) 6 トナー 7 折り返し部 8 回転把手部 9 ヒートシール部 10 現像ホッパー 11 現像ホッパートナー受け口 12 支持棒固定部 13 フィルムカット部 14 トナー搬送機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の現像装置に現像剤を補給
    するための現像剤補給容器において、略円筒形の容器本
    体のトナー補給口を前記トナー補給口よりも幅の大きい
    可撓性フィルムで封止し、前記可撓性フィルムの前記容
    器本体に関する円周方向の自由端近傍に前記トナー補給
    口に略等しい開口を設け、前記可撓性フィルムの自由端
    を折り返して前記容器本体に巻き付け、前記自由端を前
    記折り返し部分に接合したことを特徴とする現像剤補給
    容器。
  2. 【請求項2】 前記折り返し部分を固定した状態で前記
    容器本体を回転し、前記トナー補給口と前記可撓性フィ
    ルムの開口を合わせてトナー補給を行ない、前記容器本
    体を逆方向に回転して戻すことにより前記トナー補給口
    を前記可撓性フィルムにより再封することを特徴とする
    請求項1の現像剤補給容器。
  3. 【請求項3】 前記折り返し部に支持部材を接合したこ
    とを特徴とする請求項1の現像剤補給容器。
  4. 【請求項4】 前記可撓性フィルムの自由端側におい
    て、大略前記折り返し部分から前記開口に至るフィルム
    幅が前記開口の幅よりも小さいことを特徴とする請求項
    1の現像剤補給容器。
  5. 【請求項5】 前記可撓性フィルムにおいて、前記容器
    本体のトナー補給口封止面と反対の面に低摩擦抵抗材料
    を配置することを特徴とする請求項1の現像剤補給容
    器。
  6. 【請求項6】 前記容器本体のトナー補給口の封止部に
    おいて、初期開封部分が突形状を有していることを特徴
    とする請求項1の現像剤補給容器。
  7. 【請求項7】 画像形成装置の現像装置に現像剤を補給
    するための現像剤補給容器において、略円筒形の容器本
    体のトナー補給口を前記トナー補給口よりも幅の大きい
    可撓性フィルムで封止し、前記可撓性フィルムの前記容
    器本体に関する円周方向の自由端近傍に前記トナー補給
    口に略等しい開口を設け、前記可撓性フィルムの自由端
    を折り返して前記容器本体に巻き付け、前記自由端を前
    記折り返した部分に接合し、前記容器本体の内部にトナ
    ー搬送機構を設けたことを特徴とする現像剤補給容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002258592A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Katsuragawa Electric Co Ltd トナーカートリッジ
JP2013242442A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Canon Inc 現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2016173584A (ja) * 2016-04-28 2016-09-29 キヤノン株式会社 現像剤収納ユニット

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