JP2001054883A - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
- Publication number
- JP2001054883A JP2001054883A JP11227195A JP22719599A JP2001054883A JP 2001054883 A JP2001054883 A JP 2001054883A JP 11227195 A JP11227195 A JP 11227195A JP 22719599 A JP22719599 A JP 22719599A JP 2001054883 A JP2001054883 A JP 2001054883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- cylinder
- ball bearing
- oil seal
- power tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電動工具の小形、軽量化及び操作
性の向上を図ることである。 【解決手段】 円筒21は内周が第一歯車5に圧入さ
れ、外周は玉軸受16が圧入され、かつオイルシール2
2のリップ部22aと当接している。円筒の軸方向長さ
は玉軸受16とオイルシール22の軸方向長さ以上に設
定され、切上り部5aは円筒21内にありように配設さ
れている。
性の向上を図ることである。 【解決手段】 円筒21は内周が第一歯車5に圧入さ
れ、外周は玉軸受16が圧入され、かつオイルシール2
2のリップ部22aと当接している。円筒の軸方向長さ
は玉軸受16とオイルシール22の軸方向長さ以上に設
定され、切上り部5aは円筒21内にありように配設さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ハンマやハン
マドリルなどの電動工具において、工具作動用の歯車を
内蔵する歯車ケーシング内にグリース、その他の潤滑油
を封入した電動工具用オイルシール構造に関するもので
ある。
マドリルなどの電動工具において、工具作動用の歯車を
内蔵する歯車ケーシング内にグリース、その他の潤滑油
を封入した電動工具用オイルシール構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電動工具を図2を用いて説明す
る。モータハウジング1には図示しないモータが内蔵さ
れており、歯車ケーシング2、歯車ケーシング3にはグ
リース、その他の潤滑油が封入されており、歯車群が内
蔵されている。モータ駆動軸4は前記モータハウジング
1に内蔵されているモータの回転力を前記歯車ケーシン
グ2、歯車ケーシング3に内蔵されている歯車群に伝達
する。歯車ケーシング2、歯車ケーシング3内におい
て、モータ駆動軸4に取り付けられている第一歯車5の
回転力は、第一歯車5とかみ合っている第二歯車6に伝
達される。第二歯車6が圧入された回転軸7の上端寄り
には、クランクシャフト8が取り付けられており、モー
タ駆動軸4から前記クランクシャフト8に伝達された動
力は、更にコネクティングロッド9、ピストンピン10
を介してピストン11の往復動作に変換され、図示を省
略した先端工具へと伝えられる。回転軸7の下端寄りに
は第三歯車7aがあり、第四歯車12は第三歯車7aと
かみ合って、回転軸13の第五歯車13a、更には第六
歯車14を駆動し、その回転力をシリンダ15に伝達す
る。玉軸受16はモータ駆動軸4を、コロ軸受17は前
記回転軸7の下部を、玉軸受18は回転軸7の上部を、
玉軸受19は前記回転軸13の下部を、玉軸受20は回
転軸13の上部をそれぞれ軸支している。歯車ケーシン
グ2に圧入保持されたオイルシール22のリップ部22
aとモータ駆動軸4の間に隙間が生じるとオイルシール
22のシール効果が損なわれるため、オイルシール22
は第一歯車5のホブ加工時に生じる切上り部5aから離
れた位置、すなわち玉軸受16の下方に配設され、リッ
プ部22aを介してモータ駆動軸4の周囲に当接されて
いる構成であった。
る。モータハウジング1には図示しないモータが内蔵さ
れており、歯車ケーシング2、歯車ケーシング3にはグ
リース、その他の潤滑油が封入されており、歯車群が内
蔵されている。モータ駆動軸4は前記モータハウジング
1に内蔵されているモータの回転力を前記歯車ケーシン
グ2、歯車ケーシング3に内蔵されている歯車群に伝達
する。歯車ケーシング2、歯車ケーシング3内におい
て、モータ駆動軸4に取り付けられている第一歯車5の
回転力は、第一歯車5とかみ合っている第二歯車6に伝
達される。第二歯車6が圧入された回転軸7の上端寄り
には、クランクシャフト8が取り付けられており、モー
タ駆動軸4から前記クランクシャフト8に伝達された動
力は、更にコネクティングロッド9、ピストンピン10
を介してピストン11の往復動作に変換され、図示を省
略した先端工具へと伝えられる。回転軸7の下端寄りに
は第三歯車7aがあり、第四歯車12は第三歯車7aと
かみ合って、回転軸13の第五歯車13a、更には第六
歯車14を駆動し、その回転力をシリンダ15に伝達す
る。玉軸受16はモータ駆動軸4を、コロ軸受17は前
記回転軸7の下部を、玉軸受18は回転軸7の上部を、
玉軸受19は前記回転軸13の下部を、玉軸受20は回
転軸13の上部をそれぞれ軸支している。歯車ケーシン
グ2に圧入保持されたオイルシール22のリップ部22
aとモータ駆動軸4の間に隙間が生じるとオイルシール
22のシール効果が損なわれるため、オイルシール22
は第一歯車5のホブ加工時に生じる切上り部5aから離
れた位置、すなわち玉軸受16の下方に配設され、リッ
プ部22aを介してモータ駆動軸4の周囲に当接されて
いる構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、オイル
シールを歯車ケーシング内のモータ駆動軸の歯車切上り
部から離れた位置、すなわちモータ駆動軸の玉軸受の下
位に配設する構造であった。
シールを歯車ケーシング内のモータ駆動軸の歯車切上り
部から離れた位置、すなわちモータ駆動軸の玉軸受の下
位に配設する構造であった。
【0004】本発明の目的は、オイルシールのシール性
を損なうことなくモータ駆動軸方向の長さを従来よりも
短くし、工具の小形、軽量化を図り、操作性を向上する
ことである。
を損なうことなくモータ駆動軸方向の長さを従来よりも
短くし、工具の小形、軽量化を図り、操作性を向上する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、円筒の軸方
向の長さを玉軸受とオイルシールの軸方向の長さ以上に
設定し、歯車の切上りが円筒内にあるように配設するこ
とにより達成される。
向の長さを玉軸受とオイルシールの軸方向の長さ以上に
設定し、歯車の切上りが円筒内にあるように配設するこ
とにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本実施例における電動工具を図1
を用いて説明する。図1は本発明になる電動工具の縦断
面部である。モータハウジング1には図示しないモータ
が内蔵されており、歯車ケーシング2、歯車ケーシング
3にはグリース、その他の潤滑油が封入されており、歯
車群が内蔵されている。モータ駆動軸4はモータハウジ
ング1に内蔵されているモータの回転力を歯車ケーシン
グ2、歯車ケーシング3に内蔵されている歯車群に伝達
する。歯車ケーシング2、歯車ケーシング3内におい
て、モータ駆動軸4に取り付けられている第一歯車5の
回転力は、第一歯車5とかみ合っている第二歯車6に伝
達される。第二歯車6が圧入された回転軸7の上端寄り
には、クランクシャフト8が取り付けられており、モー
タ駆動軸4からクランクシャフト8に伝達された動力
は、更にコネクティングロッド9、ピストンピン10を
介してピストン11の往復動作に変換され、図示を省略
した先端工具へと伝えられる。回転軸7の下端寄りには
第三歯車7aがあり、第四歯車12は第三歯車7aとか
み合って、回転軸13の第五歯車13a、更には第六歯
車14を駆動し、その回転力をシリンダ15に伝達す
る。玉軸受16はモータ駆動軸4を、コロ軸受17は回
転軸7の下部を、玉軸受18は回転軸7の上部を、玉軸
受19は回転軸13の下部を、玉軸受20は回転軸13
の上部をそれぞれ軸支している。歯車ケーシング2に位
置する第一歯車5の外周には、円筒21が圧入されてお
り、このとき第一歯車5の切上り部5aは円筒21内に
ある。円筒21の外周に玉軸受16を圧入し、更に円筒
21の外周には歯車ケーシング2に圧入保持し玉軸受1
6の上位に配設したオイルシール22のリップ部22a
を介して当接し、円筒21は第一歯車5とともに高速回
転する。従って、上記構成よりなる本発明において、第
一歯車5の周囲に存在する潤滑油は、第一歯車5に圧入
した円筒21とオイルシール22の間で外部への漏れを
防止され、また第一歯車5の歯底に存在する潤滑油は、
第一歯車5の切上り部5aが円筒21内にあるため円筒
21と第一歯車5の間で外部への漏れを防止されるもの
である。本実施例にあっては、モータ駆動軸4上におけ
る玉軸受16とオイルシール22との位置関係を従来と
逆配置とし、かつ第一歯車5の外周に円筒21を圧入
し、第一歯車5の切上り部5aの外周部空間をオイルシ
ール22のシール部として有効に活用することにより、
従来よりもオイルシール22の厚みに相当する分だけモ
ータ駆動軸4の軸方向の長さを短くすることができ、工
具の小形、軽量化ができる。また、モータ駆動軸4の軸
方向の長さが短くなると、工具全体としての重心が前記
歯車ケーシング2側に移行することを意味し、工具の操
作性向上につながる。
を用いて説明する。図1は本発明になる電動工具の縦断
面部である。モータハウジング1には図示しないモータ
が内蔵されており、歯車ケーシング2、歯車ケーシング
3にはグリース、その他の潤滑油が封入されており、歯
車群が内蔵されている。モータ駆動軸4はモータハウジ
ング1に内蔵されているモータの回転力を歯車ケーシン
グ2、歯車ケーシング3に内蔵されている歯車群に伝達
する。歯車ケーシング2、歯車ケーシング3内におい
て、モータ駆動軸4に取り付けられている第一歯車5の
回転力は、第一歯車5とかみ合っている第二歯車6に伝
達される。第二歯車6が圧入された回転軸7の上端寄り
には、クランクシャフト8が取り付けられており、モー
タ駆動軸4からクランクシャフト8に伝達された動力
は、更にコネクティングロッド9、ピストンピン10を
介してピストン11の往復動作に変換され、図示を省略
した先端工具へと伝えられる。回転軸7の下端寄りには
第三歯車7aがあり、第四歯車12は第三歯車7aとか
み合って、回転軸13の第五歯車13a、更には第六歯
車14を駆動し、その回転力をシリンダ15に伝達す
る。玉軸受16はモータ駆動軸4を、コロ軸受17は回
転軸7の下部を、玉軸受18は回転軸7の上部を、玉軸
受19は回転軸13の下部を、玉軸受20は回転軸13
の上部をそれぞれ軸支している。歯車ケーシング2に位
置する第一歯車5の外周には、円筒21が圧入されてお
り、このとき第一歯車5の切上り部5aは円筒21内に
ある。円筒21の外周に玉軸受16を圧入し、更に円筒
21の外周には歯車ケーシング2に圧入保持し玉軸受1
6の上位に配設したオイルシール22のリップ部22a
を介して当接し、円筒21は第一歯車5とともに高速回
転する。従って、上記構成よりなる本発明において、第
一歯車5の周囲に存在する潤滑油は、第一歯車5に圧入
した円筒21とオイルシール22の間で外部への漏れを
防止され、また第一歯車5の歯底に存在する潤滑油は、
第一歯車5の切上り部5aが円筒21内にあるため円筒
21と第一歯車5の間で外部への漏れを防止されるもの
である。本実施例にあっては、モータ駆動軸4上におけ
る玉軸受16とオイルシール22との位置関係を従来と
逆配置とし、かつ第一歯車5の外周に円筒21を圧入
し、第一歯車5の切上り部5aの外周部空間をオイルシ
ール22のシール部として有効に活用することにより、
従来よりもオイルシール22の厚みに相当する分だけモ
ータ駆動軸4の軸方向の長さを短くすることができ、工
具の小形、軽量化ができる。また、モータ駆動軸4の軸
方向の長さが短くなると、工具全体としての重心が前記
歯車ケーシング2側に移行することを意味し、工具の操
作性向上につながる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、円筒の外周に玉軸受が
圧入され、かつオイルシールと当接し、歯車の切上がり
が円筒内にあるよう配することで、小形、軽量化及び操
作性の向上を図ることができる。
圧入され、かつオイルシールと当接し、歯車の切上がり
が円筒内にあるよう配することで、小形、軽量化及び操
作性の向上を図ることができる。
【図1】 本発明になる電動工具を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】 従来における電動工具を示す縦断面図であ
る。
る。
1はモータハウジング、2は歯車ケーシング、3は歯車
ケーシング、4はモータ駆動軸、5は第一歯車、5aは
切上り部、16は玉軸受、21は円筒、22はオイルシ
ール、22aはリップ部である。
ケーシング、4はモータ駆動軸、5は第一歯車、5aは
切上り部、16は玉軸受、21は円筒、22はオイルシ
ール、22aはリップ部である。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータを内蔵するモータハウジングと、
工具作動用の歯車群を内蔵する歯車ケーシングと、前記
モータハウジングに内蔵されているモータの回転力を前
記歯車ケーシングに内蔵されている前記歯車群に伝達す
る回転軸とを備えた電動工具において、前記歯車ケーシ
ング内のモータ駆動軸端部の歯車の外周に円筒を圧入す
ると共に前記歯車の切上り部を前記円筒内に配し、前記
円筒の外周に玉軸受を圧入し、更に前記円筒の外周に
は、前記歯車ケーシングに圧入保持し、前記玉軸受の上
位に配設したオイルシールを当接していることを特徴と
した電動工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227195A JP2001054883A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電動工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227195A JP2001054883A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電動工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054883A true JP2001054883A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16856995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11227195A Pending JP2001054883A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001054883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113768A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nidec-Shimpo Corp | 歯車装置 |
CN106737437A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-05-31 | 江苏东成机电工具有限公司 | 手持式工具 |
US11835433B2 (en) | 2004-04-07 | 2023-12-05 | Evotec International Gmbh | Non-invasive, in vitro functional tissue assay systems |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP11227195A patent/JP2001054883A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11835433B2 (en) | 2004-04-07 | 2023-12-05 | Evotec International Gmbh | Non-invasive, in vitro functional tissue assay systems |
JP2007113768A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nidec-Shimpo Corp | 歯車装置 |
CN106737437A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-05-31 | 江苏东成机电工具有限公司 | 手持式工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050510 |