JP2001054620A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001054620A
JP2001054620A JP11230837A JP23083799A JP2001054620A JP 2001054620 A JP2001054620 A JP 2001054620A JP 11230837 A JP11230837 A JP 11230837A JP 23083799 A JP23083799 A JP 23083799A JP 2001054620 A JP2001054620 A JP 2001054620A
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詔八 鵜川
Shigeto Busujima
繁人 毒島
Hiroshi Kawamura
博史 河村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置で行なう可変表示動作のパター
ンを増やすことなく多様な演出を行なうこと。 【解決手段】 パチンコ遊技機は、表示状態が変化可能
な可変表示装置と、音を発生可能な音発生手段と、所定
の発光動作が可能な発光手段とを備える。可変表示装置
の表示結果が特定の表示態様となった場合に遊技者にと
って有利な特定遊技状態に制御可能となる。可変表示装
置が可変開始したとき(T1)から表示結果が導出表示
されるとき(T7)までの期間において、演出0〜8の
中から選択された演出パターンに対応する発音演出パタ
ーンを音声発生手段から発生させることが可能な音声演
出制御手段と、選択された演出パターンに対応する発光
演出パターンを発光手段に発光動作させることが可能な
発光演出制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機で代表される遊技機に関し、特
に、表示状態が変化可能な可変表示装置を有する遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として従来から一般的に
知られたものに、たとえば、表示状態が変化可能な可変
表示装置を含み、該可変表示装置の表示結果が特定の表
示態様となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状
態に制御可能となる遊技機がある。この種の遊技機にお
いては、可変表示装置が可変開始した後表示結果を導出
表示するまでの間に、可変表示装置によりリーチ状態が
成立した場合には所定のリーチ演出動作表示が行なわれ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の遊技機においては、可変表示装置が可変開始し
た後表示結果を導出表示するまでの間は、可変表示装置
で行なわれる可変表示動作のパターンは予め定められた
定型のパターンで演出するのみであった。また、可変表
示装置が可変開始した後表示結果を導出表示するまでの
間にリーチ状態が成立した場合には、可変表示装置で所
定のリーチ演出動作が行なわれるが、可変表示装置で可
変表示可能なリーチ演出動作は複数種類あるものの限ら
れたパターンを表示するのみであった。さらに、リーチ
状態が成立するまでの非リーチ演出期間における可変表
示動作は単調なパターンに限られていた。
【0004】このため、可変表示装置を可変開始させる
毎に、可変表示装置で行なわれる限られたパターンの可
変表示動作を見ることになり、遊技者が可変表示装置を
見飽きてしまうといった問題があった。また、可変表示
動作のパターンが限られているので、可変表示動作を異
ならせることにより大当たりの期待感を増大させるには
限界があった。
【0005】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、この発明の目的の一つは、可変表示装
置を可変開始した後表示結果を導出表示するまでの可変
表示動作を行なう可変表示動作期間の所定の期間に、多
様な演出を行なうことができる遊技機を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を解決するた
めに請求項1に記載の本発明は、表示状態が変化可能な
可変表示装置と、音を発生可能な音発生手段と、所定の
発光動作が可能な発光手段とを備え、前記可変表示装置
の表示結果が特定の表示態様となった場合に遊技者にと
って有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であっ
て、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるため
の可変表示動作を行なわせる可変表示制御手段と、前記
可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場合と
特定の表示態様とならない場合とで異なる選択確率で複
数種類の発音演出パターンの中から発音演出パターンを
選択する発音演出パターン選択手段と、前記可変表示動
作期間中の所定の期間中において、前記発音演出パター
ン選択手段により選択された前記発音演出パターンを前
記音発生手段から発生させることが可能な発音演出制御
手段と、前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様
となる場合と特定の表示態様とならない場合とで異なる
選択確率で複数種類の発光演出パターンの中から発光演
出パターンを選択する発光演出パターン選択手段と、前
記所定の期間中において、前記発光演出パターン選択手
段により選択された発光演出パターンを前記発光手段に
発光動作させることが可能な発光演出制御手段とを備え
る。
【0007】請求項2に記載の本発明は請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前記
可変表示装置によりリーチ状態が成立した場合に所定の
リーチ演出動作表示を行なわせ、前記所定の期間は、前
記可変表示動作期間中における前記リーチ演出動作表示
が行なわれていない非リーチ演出表示期間に含まれるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前記
可変表示装置によりリーチ状態が成立した場合に所定の
リーチ演出動作表示を行なわせ、前記所定の期間は、前
記可変表示動作期間中における前記リーチ演出動作表示
が行なわれている期間に含まれることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は請求項1〜3の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、前記可変表示装
置は、複数の識別情報が表面に形成された回転部材を複
数含み、前記複数の回転部材は、透光性のある部材で構
成され、前記発光手段は、前記複数の回転部材それぞれ
の内側に設けられることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は請求項4に記載
の発明の構成に加えて、前記発光手段は、前記回転部材
が回転を停止したときに遊技機の前面側に臨む図柄の数
よりも多い数の発光体を前記回転部材の回転方向に沿っ
て配列することにより構成されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項6に記載の本発明は請求項4または
5に記載の発明の構成に加えて、前記発光手段は、発光
する光の色彩が異なる複数の発光体を含むことを特徴と
する。
【0012】請求項7に記載の本発明は請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記可変表示装置は、複数の識
別情報を可変表示可能な可変表示部を複数含み、前記所
定の期間は、前記複数の可変表示部が変動している期間
であることを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の本発明は請求項2に記載
の発明の構成に加えて、前記可変表示装置は、複数の識
別情報を可変表示可能な可変表示部を複数含み、前記複
数の発音演出パターンは、前記可変表示部の可変開始に
関連して発せられる発音演出パターンを含むことを特徴
とする。
【0014】請求項9に記載の本発明は請求項1〜8の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、前記発音演出パ
ターン選択手段は、前記可変表示装置で導出表示される
表示結果に応じて、複数種類の発音演出パターンの中か
ら発音演出パターンを選択し、前記発光演出パターン選
択手段は、前記可変表示装置で導出表示される表示結果
に応じて、複数種類の発光演出パターンの中から発光演
出パターンを選択することを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の本発明は請求項1〜9
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記発音演出
パターンと前記発光演出パターンとの組合せが複数有
り、その組合せによって前記特定遊技状態の発生の期待
度が異なることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に記載の本発明は、次のように作用す
る。可変表示装置の働きにより、表示状態が変化可能で
ある。音発生手段の働きにより、音を発生可能である。
発光手段の働きにより、所定の発光動作が可能である。
遊技機は、可変表示装置の表示結果が特定の表示態様と
なった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御
可能となる。
【0017】可変表示制御手段の働きにより、可変表示
装置の表示結果を導出表示させるための可変表示動作を
行なわせる。発音演出パターン選択手段の働きにより、
可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場合と
特定の表示態様とならない場合とで異なる選択確率で複
数種類の発音演出パターンの中から発音演出パターンを
選択する。発音演出制御手段の働きにより、可変表示動
作期間中の所定の期間中において、発音演出パターン選
択手段により選択された発音演出パターンを音発生手段
から発生させることが可能である。
【0018】発光演出パターン選択手段の働きにより、
可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場合と
特定の表示態様とならない場合とで異なる選択確率で複
数種類の発光演出パターンの中から発光演出パターンを
選択する。発光演出制御手段の働きにより、前記所定の
期間中において、発光演出パターン選択手段により選択
された発光演出パターンを前記発光手段に発光動作させ
ることが可能となる。
【0019】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の作用に加えて次のように作用する。可変表示
制御手段の働きにより、可変表示装置によりリーチ状態
が成立した場合に所定のリーチ演出動作表示を行なわせ
る。前記所定の期間は、前記可変表示動作期間中におけ
るリーチ演出動作表示が行なわれていない非リーチ演出
表示期間に含まれる。
【0020】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の作用に加えて次のように作用する。可変表示
制御手段の働きにより、可変表示装置によりリーチ状態
が成立した場合に所定のリーチ演出動作表示を行なわせ
る。前記所定の期間は、前記可変表示動作期間中におけ
る前記リーチ演出動作表示が行なわれている期間に含ま
れる。
【0021】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の発明の作用に加えて次のように作用
する。可変表示装置は、複数の識別情報が表面に形成さ
れた回転部材を複数含む。前記複数の回転部材は、透光
性のある部材で構成される。発光手段は、複数の回転部
材それぞれの内側に設けられる。
【0022】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の作用に加えて次のように作用する。発光手段
は、回転部材が回転を停止したときに遊技機の前面側に
臨む図柄の数よりも多い数の発光体を回転部材の回転方
向に沿って配列することにより構成される。
【0023】請求項6に記載の本発明は、請求項4また
は5に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。
発光手段は、発光する光の色彩が異なる複数の発光体を
含む。
【0024】請求項7に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の作用に加えて次のように作用する。可変表示
装置は、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示部を
複数含む。所定の期間は、複数の可変表示部が変動して
いる期間である。
【0025】請求項8に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の作用に加えて次のように作用する。可変表示
装置は、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示部を
複数含む。複数の発音演出パターンは、可変表示部の可
変開始に関連して発せられる発音演出パターンを含む。
【0026】請求項9に記載の本発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載の発明の作用に加えて次のように作用
する。発音演出パターン選択手段の働きにより、可変表
示装置で導出表示される表示結果に応じて、複数種類の
発音演出パターンの中から発音演出パターンを選択す
る。発光演出パターン選択手段の働きにより、可変表示
装置で導出表示される表示結果に応じて、複数種類の発
光演出パターンの中から発光演出パターンを選択する。
【0027】請求項10に記載の本発明は、請求項1〜
9のいずれかに記載の発明の作用に加えて次のように作
用する。前記発音演出パターンと前記発光演出パターン
との組合せが複数有り、その組合せによって特定遊技状
態の発生の期待度が異なる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る遊技機の一
例におけるパチンコ遊技機1の正面図である。図1を参
照して、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラ
ス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、遊技
盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3から溢れた玉を貯留する余剰玉
受皿4と、遊技者が打球操作するための操作ノブ5とが
設けられている。操作ノブ5を遊技者が操作することに
より、打球供給皿3内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。遊技領域7の中央には、
識別情報の一例となる特別図柄を可変開始させる可変表
示装置8が設けられている。この可変表示装置8には、
打玉の通過ゲート11の通過に伴って普通図柄が可変表
示される普通図柄用の可変表示器10と、始動記憶表示
器18とが設けられている。さらに、可変表示装置8の
下方には、始動口14が構成された始動用電動役物15
と、開閉板20の傾動により打玉の入賞可能な開放状態
となる可変入賞球装置19とが設けられている。始動用
電動役物15には、可動片が左右に設けられている。ま
た、一般入賞口として、可変表示装置8の上部や、可変
入賞球装置19の左右に入賞口24がそれぞれ設けられ
ている。また、26は、打込まれた打玉がいずれの入賞
口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合にアウト玉
として回収するアウト口であり、25は、装飾ランプカ
バーである。
【0029】遊技領域7の外周には枠ランプとしての遊
技効果LED28aおよび遊技効果ランプ28b,28
cと、賞球の払出し時に点灯する賞球ランプ51と、玉
切れ中に点灯するランプ玉切れランプ52とが設けられ
ており、遊技領域7の上部の左右にはステレオ音の音声
などの効果音を発生するためのスピーカ27,27が設
けられている。
【0030】可変表示装置8は、中央の表示領域9に複
数種類の特別図柄を可変表示可能な3つのドラム100
a,100b,100cを備える。始動入賞が発生した
ことを条件として、3つのドラムが回転することによ
り、複数種類の特別図柄が上から下に向かってスクロー
ル表示される。その後、所定時間が経過してドラムの回
転が停止して可変表示が終了した結果、大当り図柄のゾ
ロ目が予め複数種類定められた当りラインのうちのいず
れかに揃って表示されれば大当りとなる。大当りとなれ
ば、可変入賞球装置19の開閉板20が傾動して大入賞
口が開口する。これにより、打玉を大入賞口に入賞させ
ることが可能な遊技者にとって有利な第1の状態に制御
され、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態
(大当り状態)となる。
【0031】可変入賞球装置19の大入賞口内部には可
変入賞球装置19に入賞した玉を検出するカウントスイ
ッチ23が設けられている。また、大入賞口内は、特定
入賞領域と通常入賞領域とに区分されており、特定入賞
領域には、V入賞を検出するVカウントスイッチ22が
設けられている。特定入賞領域に入賞した入賞玉はVカ
ウントスイッチ22により検出された後、カウントスイ
ッチ23により検出される。一方、通常入賞領域に入賞
した通常入賞玉は大入賞口内においてはカウントスイッ
チ23のみにより検出される。可変入賞球装置19に入
賞した入賞玉がカウントスイッチ23により検出される
毎に15個の賞球が払出される。
【0032】可変入賞球装置19の第1の状態は、大入
賞口に進入した打玉の数が所定個数(たとえば9個)に
達した場合、または所定期間(たとえば30秒間)経過
した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合
に一旦終了して開閉板20が閉成する。これにより、可
変入賞球装置19は打玉を入賞させることが不可能な遊
技者にとって不利な第2の状態に制御される。そして、
可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に
進入した打玉が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウント
スイッチ22により検出されたことを条件として、再
度、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続
制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数
はたとえば16回と定められている。繰返し継続制御に
おいて、可変入賞球装置19が第1の状態にされている
状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限
回数が16回の場合には、第1ラウンドから第16ラウ
ンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置19が第1
の状態にされ得る。なお、カウントスイッチ23による
検出個数と、ラウンド回数とは、7セグメント表示器よ
りなる個数表示器80aにより表示される。
【0033】打玉が通過ゲート11を通過すると遊技盤
6に設けられたゲートスイッチ12により検出される。
ゲートスイッチ12により検出されることを条件とし
て、普通図柄用表示器10が可変開始される。なお、普
通図柄用表示器10が可変表示している最中にさらに打
玉がゲートスイッチ12で検出された場合には、「4」
を記憶数の上限として通過球が記憶されてその記憶数が
通過記憶表示器(図示省略)においてLEDの点灯数に
より表示される。
【0034】普通図柄用表示器10は緑色と赤色の2つ
のLEDで構成されている。普通図柄用表示器10の表
示結果が緑色のLEDが点灯すれば「当り」となり、赤
色のLEDが点灯すれば「ハズレ」となる。普通図柄用
表示器10に「当り」の表示結果が導出されると、始動
用電動役物15に設けられた左右1対の可動片が1回開
成する。これにより始動用電動役物15が開放状態とな
って打玉がより始動入賞しやすくなる。始動用電動役物
15が開放状態にある際に打玉が1つ始動入賞すれば、
可動片が元の位置まで閉成して打玉が始動入賞しにくい
状態に戻る。また、始動用電動役物15が開放状態とな
ってから所定の開放期間が経過すれば、始動入賞が発生
しなくとも可動片が元の位置まで閉成して開放状態は終
了する。なお、後述する確率変動状態においては、始動
用電動役物15は2回開成し、かつ、1回の開成期間が
延長される。
【0035】始動口14に入賞した始動入賞玉は遊技盤
6に設けられた始動口スイッチ17により検出される。
始動入賞玉が始動口スイッチ17で検出されると5個の
賞球が払出されるとともに、その検出出力に基づいて可
変表示装置8が可変開始される。可変表示装置8が可変
表示中に始動口スイッチ17により検出された始動入賞
は、「4」を記憶数の上限として記憶されてその記憶数
が始動記憶表示器18においてLEDの点灯数により表
示される。
【0036】可変表示装置8に表示された大当りの結果
が特定の確変図柄(たとえば数字図柄の「7」)により
構成されるものである場合には、その大当りに基づく特
定遊技状態の終了後に、通常時(通常遊技状態)に比べ
て大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態と
なる。以下、確変図柄による大当りを確変大当りとい
う。通常遊技状態中に一旦、確変大当りが発生すると、
少なくとも予め定められた確変継続回数(たとえば、1
回、あるいは2回)大当りが発生するまで確率変動状態
に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当り
が発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回
数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大
当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、
確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図
柄によるものであった場合には、確率変動の生じていな
い通常遊技状態に戻る。
【0037】したがって、確率変動状態の継続制御に制
限を設けない場合には、少なくとも確変継続回数に達し
た大当りが確変大当りである限り、無制限に確率変動状
態が継続する。このパチンコ遊技機1の場合には、ある
程度、確率変動状態が継続すれば、一旦、確率変動状態
への継続制御を終了させるべく、確率変動状態中に確変
大当りが連続的に発生する回数について、上限回数が設
定されている。そして、この上限回数に基づいて大当り
の表示態様が非確変大当りとされた場合には、その時点
で確率変動状態の継続制御が強制的に終了する。なお、
確変図柄での大当りを禁止する制限が行なわれること
は、リミッタの作動と呼ばれる。
【0038】確率変動状態においては、普通図柄の当り
確率が高くなるとともに、普通図柄の可変表示が開始し
てからその表示結果が導出表示されるまでの可変表示期
間(変動時間)が短縮される。さらに、確率変動状態に
おいては、普通図柄の当りによって始動用電動役物15
が開成する回数が1回から2回に増加するともに、1回
の開成期間が0.2秒から1.4秒に延長される。
【0039】図2は、遊技盤6に設けられる装飾ランプ
および装飾LEDの配置を示す遊技盤6の正面図であ
る。図2を参照して、遊技盤6には、可変表示装置8の
内部であって上部左右両側部分にそれぞれ設けられる飾
りLED111と、装飾ランプカバー25の内部に設け
られる飾りLED112と、可変表示装置8の3つのド
ラム100a,100b,100cの内部にそれぞれに
設けられる3つの飾りランプ113と2つの飾りランプ
114と、入賞口24の内部に設けられる飾りランプ1
15と、可変入賞球装置19の内部であって左右両側部
分にそれぞれ設けられる飾りランプ116とが配置され
ている。
【0040】可変入賞球装置19の内部で左右両側部分
に設けられる飾りLED111は、複数のLEDであ
り、複数のLEDが同時に点灯または消灯する。装飾ラ
ンプカバー25の内部に設けられる飾りLED112
は、複数のLEDであり、複数のLEDが同時に点灯ま
たは消灯する。可変表示装置8のドラム100a,10
0b,100cのそれぞれに設けられる3つの飾りラン
プ113は、白色の熱陰極線管であり、同時に点灯また
は消灯する。飾りランプ114は、赤色の光を発光する
2つの熱陰極線管であり、同時に点灯または消灯する。
入賞口24の内部に設けられる飾りランプ115は、ラ
ンプである。可変入賞球装置19の内部で左右両側部分
にそれぞれ設けられる飾りランプ116は、複数のラン
プである。これらの飾りLED111,112と飾りラ
ンプ113〜116とは、後述するランプLED回路6
0によりON/OFF制御され、点滅する。
【0041】図3は、可変表示装置8の要部の拡大斜視
図である。図3を参照して、可変入賞球装置19は、3
つのドラム100a,100b,100cとを含む。3
つのドラム100a,100b,100cは、それぞれ
の回転軸を同じ軸として回転可能に支持されている。ま
た、ドラム100a,100b,100cは、それぞれ
独立して回転駆動され、回転方向、回転速度、停止が独
立して制御される。ドラム100a,100b,100
cの側面には、後述する複数の識別情報として複数の図
柄が描かれている。ドラム100a,100b,100
cが停止した状態から回転を開始することにより、可変
入賞球装置19が可変開始する。ドラム100a,10
0b,100cが回転を停止することにより、可変表示
装置8が表示結果を表示する。
【0042】図4は、ドラム100a,100b,10
0cの内部構造を説明するための図である。3つのドラ
ム100a,100b,100cは、内部構造が同じな
ので、ここではドラム100aについて説明する。図4
を参照して、ドラム100aは、その回転軸がドラム1
00aを回転駆動するためのドラムモータ120の回転
軸に固定される。ドラムモータ120は、モータ取付基
板123にビス等で固定される。モータ取付基板123
には、ドラムモータ120を駆動制御するための信号を
ドラムモータ120に送るためのモータ中継基板122
が取付けられている。モータ中継基板122は、ソケッ
トを介してドラムモータ120と接続されている。ま
た、モータ中継基板122は、後述する表示制御基板8
0に接続されている。
【0043】モータ取付基板123には、ランプ基板1
24とランプカバー121とが取付けられる。ランプ基
板124には、3つの白色の飾りランプ113と2つの
赤色の飾りランプ114とが交互に並んで配置されてい
る。ランプカバー121は、飾りランプ113,114
の後方に配置され、飾りランプ113,114が発した
光を前方に反射するための反射板である。ドラム100
aが組立てられた状態では、飾りランプ113,114
は、ドラム100aの内部に配置され、ドラム100a
の側面幅方向でほぼ中央に位置する。また、飾りランプ
113,114は、その配列順序を上から白、赤、白、
赤、白となるようにドラム100aの回転方向に沿って
配置される。
【0044】ドラム100aの側面には複数種類の特別
図柄が描かれており、ドラム100aがドラムモータ1
20に駆動されて停止した場合に、3つの白色の飾りラ
ンプ113により、3つの特別図柄がそれぞれドラム1
00の裏側から照らされる。また、2つの赤色の飾りラ
ンプ114は、ドラム100aが停止した状態では、ド
ラム100aの側面に描かれた図柄の間をドラム100
の裏側から照射する。
【0045】ドラム100aはドラムモータ120によ
り駆動され、停止した状態から加速して等角速度の回転
運動を行なう場合、等角速度の運動から減速して停止す
る場合、逆方向に回転する場合、加減速を繰返して回転
する場合等、さまざまな運動を行なうことができる。
【0046】図5は、パチンコ遊技機1における回路構
成の一例を示すブロック図である。図5には、制御基板
として、遊技制御基板(主基板ともいう)31、遊技制
御基板31とそれぞれ別体に設けられた賞球基板37、
ランプ制御基板35、音声制御基板70、発射制御基板
91および表示制御基板80が示されている。ここで各
制御基板が遊技制御基板31と別体として設けられてい
る理由は、特に各制御基板を複数種類の機種において共
通して利用可能とすることにある。
【0047】賞球基板37、ランプ制御基板35、音声
制御基板70、発射制御基板91および表示制御基板8
0には、マイクロコンピュータ等が搭載されており、た
とえば、CPUやI/Oポートが設けられている。
【0048】賞球基板37には、玉払出装置97、およ
び、カードユニット50が接続される。ランプ制御基板
35には、遊技効果LED28a、賞球ランプ51、玉
切れランプ52、および遊技効果ランプ28b,28c
が接続される。発射制御基板91には、操作ノブ(打球
操作ハンドル)5と打球ハンマー(図示省略)を駆動す
る駆動モータ94とが接続される。駆動モータ94の駆
動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。表示
制御基板80には可変表示装置8(図示省略)が接続さ
れる。音声制御基板70にはスピーカ27が接続され
る。
【0049】遊技制御基板31には、遊技制御プログラ
ムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技
制御用マイクロコンピュータ)53と、スイッチ回路5
8と、ソレノイド回路59と、ランプ・LED回路60
と、情報出力回路64と、初期リセット回路65と、ア
ドレスデコード回路67とが設けられている。
【0050】基本回路53は、遊技制御用のマイクロコ
ンピュータであり、遊技制御用のプログラム等を記憶す
るROM54、ワークメモリとして使用されるRAM5
5、制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCP
U56、I/Oポート57を含む。基本回路53は、定
期的(たとえば2msec毎)にリセットされてROM
54に記憶されている遊技制御プログラムを先頭から繰
返し実行する。
【0051】初期リセット回路65は、電源投入時に基
本回路53をリセットする回路である。基本回路53
は、初期リセット回路65から送られてきた初期リセッ
トパルスに応答してパチンコ遊技機1を初期化する。ア
ドレスデコード回路67は、基本回路53から与えられ
るアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうち
のいずれかのポートを選択するための信号を出力する回
路である。
【0052】スイッチ回路58は、各種スイッチからの
信号を基本回路53に与える回路である。スイッチ回路
58には、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、
Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、およ
び、入賞球検出スイッチ99が接続される。
【0053】情報出力回路64は、基本回路53から与
えられるデータに従って、確率変動が生じて確率変動状
態となっていることを示す確変情報、大当りが発生し特
定遊技状態となっていることを示す大当り情報、およ
び、始動入賞のうち表示領域9の可変表示に有効に使用
される始動入賞の発生を示す始動入賞情報をホール管理
コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力する
回路である。
【0054】ソレノイド回路59は、始動用電動役物1
5の可動片を動作させるソレノイド16および可変入賞
球装置19の開閉板20を開閉するソレノイド21を基
本回路53からの指令に従って駆動する回路である。
【0055】ランプ・LED回路60は、普通図柄用表
示器10、始動記憶表示器18、飾りLED111,1
12、飾りランプ113〜116の点灯および消灯を制
御する回路である。基本回路53は、ランプ・LED回
路60に、所定のランプ・LED制御コマンドを出力す
る。特に、可変表示装置8を可変開始させるための始動
入賞があった場合は、後述する複数の発光演出パターン
の中から1つの発光演出パターンを選択決定し、決定さ
れた発光演出パターンに対応するランプ・LED制御コ
マンドをランプ・LED回路60に出力する。ランプ・
LED回路60では、ランプ・LEDコマンドに基づい
て飾りLED111,112または飾りランプ113〜
116の点灯および消灯を制御する。
【0056】遊技制御基板31から賞球基板37、ラン
プ制御基板35、音声制御基板70、および表示制御基
板80には、指令情報の一例となるコマンドが送信され
る。
【0057】遊技制御基板31から賞球基板37に伝送
されるコマンドには、賞球の払出制御に関する指令情報
としてのコマンドと、貸玉の払出制御に関する指令情報
としてのコマンド(たとえば、玉貸し禁止コマンド、玉
貸し禁止解除コマンド等)とが含まれる。
【0058】また、遊技制御基板31から表示制御基板
80に伝送されるコマンドは表示制御コマンドであり、
その表示制御コマンドのうち特別図柄に関するコマンド
には、可変表示装置8の変動を開始させるための変動開
始コマンドや確定図柄(予定停止図柄)を指定する確定
図柄指定コマンド、変動の終了を指定する図柄確定コマ
ンド等がある。この表示制御コマンドはそれぞれ1バイ
トデータからなるMODEデータとEXTデータとの2
組の2バイトデータから構成されている。MODEデー
タは変動開始コマンドや確定図柄指定コマンド等のコマ
ンド種別を示すデータであり、EXTデータはMODE
データにより示されたコマンド種別のうち特定の表示制
御内容を具体的に指定するデータである。
【0059】基本回路53は、大当りあるいは入賞等の
発生に基づき、所定のランプ制御コマンドをランプ制御
基板35へ出力する。ランプ制御基板35では、ランプ
制御コマンドに基づく上記電気的装飾部品の点灯制御が
行なわれる。
【0060】基本回路53は、大当りあるいは入賞等の
発生に基づき、所定の音声制御コマンドを音声制御基板
70へ出力する。特に、可変表示装置8を可変開始させ
るための始動入賞があった場合には、後述する複数の発
音演出パターンの中から1つの発音演出パターンを選択
決定し、決定された発音演出パターンに対応する音声制
御コマンドを出力する。音声制御基板70では、音声制
御コマンドに基づいて所定の効果音をスピーカ27から
出力させる制御が行なわれる。
【0061】基本回路53は、入賞球検出スイッチ99
の検出信号と始動口スイッチ17の検出信号、Vカウン
トスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検
出信号に基づいて、所定個数の賞球を払出すための賞球
信号を賞球基板37に出力する。賞球基板37では、そ
の出力されてきた賞球信号に基づいて玉払出装置を制御
して所定個数の賞球を払出すための制御を行なう。
【0062】具体的には、可変入賞球装置19の大入賞
口に入賞した入賞玉については1個の入賞玉につきたと
えば15個の賞球が払出され、始動入賞口14に入賞し
た入賞玉については1個の入賞玉につきたとえば5個の
賞球が払出され、その他の入賞口24に入賞した入賞玉
については入賞玉1個につきたとえば10個の賞球が払
出されるように制御される。
【0063】このような3種類の個数の賞球を払出制御
するべく、遊技制御基板31は次のように制御動作を行
なう。始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22ま
たはカウントスイッチ23からの検出信号が入力される
と、その検出信号を賞球の払出個数決定の際に用いる払
出個数決定用データとして、スイッチに応じた賞球の払
出個数別に一時的に内部に記憶する。その後、入賞球検
出スイッチ99からの検出信号が入力されれば、その入
力以前に始動口スイッチ17からの検出信号があったか
どうかを払出個数決定用データを参照することによって
判断し、あった場合には遊技制御基板31は賞球基板3
7に対し「5」の賞球個数を払出指令するための賞球指
令信号を出力する。一方、入賞球検出スイッチ99から
の検出信号があった場合に、それ以前にVカウントスイ
ッチ22またはカウントスイッチ23からの検出信号が
あった場合には、遊技制御基板31は「15」の賞球個
数の賞球指令信号を賞球基板37に出力する。さらに、
入賞球検出スイッチ99からの検出信号があった場合に
おいて、それ以前に始動口スイッチ17,Vスイッチ2
2,カウントスイッチ23のいずれからも検出信号が入
力されていなかった場合には、遊技制御基板31は「1
0」の賞球個数を払出し指令するための賞球指令信号を
賞球基板37に出力する。
【0064】遊技制御基板31から賞球基板37に送ら
れた賞球個数信号は、賞球基板37に設けられた払出制
御用マイクロコンピュータ(図示省略)により受信され
る。払出制御用マイクロコンピュータは、玉払出装置9
7を駆動して賞球個数信号により特定される個数の賞球
を払出す制御を行なう。
【0065】図6は、飾りランプ113,114を点滅
する制御を説明するための回路図である。図6には、説
明を簡単にするため、1つのドラム110aの内部に設
置される3つの白色の飾りランプ113と2つの赤色の
飾りランプ114とを示す。ドラム100a,100
b,100cの内部の飾りランプ113,114の点滅
制御は同じなので、ここでは1つのドラム100a内部
に設けられる5つの飾りランプ113,114の点滅制
御についてのみ説明する。
【0066】飾りランプ113,114は、熱陰極線管
である。飾りランプ113,114は、端子Vに+5.
4[V]のヒータ電圧が印加され、かつ、端子Gが接地
された状態で、アノードAに所定の電圧が印加されると
発光する。このとき、飾りランプ113は白色の光を発
し、飾りランプ114は、赤色の光を発する。
【0067】飾りランプ114は、アノードAに電圧を
印加せずに端子Gに+5.4[V]のヒータ電圧が常に
印加された状態では、劣化が早くなってしまう性質を有
する。飾りランプ114が劣化すると、表面が黒ずんで
発する光の輝度が低下したり、発光色の明度が下がった
りする。この早期劣化を防止するために飾りランプ11
4の端子Vには、少なくともアノードAに信号を入力す
るときだけ+5.4[V]のヒータ電圧を印加するよう
にしている。一方、白色の飾りランプ113は、遊技中
頻繁に点灯するように構成しているため劣化を考慮する
必要がなく、端子Gに常に+5.4[V]の電圧を印加
しておいても構わない。
【0068】交流電源に接続された電源回路100は、
入力された交流電源を、飾りランプ113,114に供
給するための+5.4[V]の直流と、遊技制御基板3
1に供給するための所定電圧の直流とに変換する。電源
回路100の+5.4[V]の出力端子は、ノードHに
接続される。ノードHには、トランジスタT1のエミッ
タと、3つの飾りランプ113のV端子とが接続され
る。トランジスタT1のコレクタは、2つの飾りランプ
114のV端子と接続される。3つの飾りランプ113
のアノードAは、遊技制御基板31の端子W1,W2,
W3とそれぞれ接続される。2つの飾りランプ114の
アノードAは、遊技制御基板31の端子R1,R2とそ
れぞれ接続される。飾りランプ113,114のG端子
は、すべて接地されている。
【0069】3つの飾りランプ113のそれぞれの端子
Vには、常に電源回路100から+5.4[V]のヒー
タ電圧が印加される。したがって、遊技制御基板31の
端子W1,W2,W3に所定の電圧が印加されれば、飾
りランプ113は発光する。
【0070】トランジスタT1のベースBの電位が所定
の電位以上であれば、トランジスタT1のコレクタの電
位は上がらず、飾りランプ114のそれぞれの端子Vに
は+5.4[V]の電圧が印加されない。遊技制御基板
31の端子Sの電位が所定の電位を下回ることにより、
トランジスタT1のコレクタ電位が+5.4[V]に上
昇する。このとき、それぞれの飾りランプ114の端子
Vに5.4[V]のヒータ電圧が印加される。この状態
で、飾りランプ114のアノードAに接続される遊技制
御基板31の端子R1,R2に所定の電圧が印加されれ
ば、飾りランプ114は発光する。
【0071】このように、遊技制御基板31は、飾りラ
ンプ114を点灯する必要があるときに、端子Sの電位
を下げるとともに端子R1,R2の電位を上げるように
制御し、飾りランプ114を消灯するときは、端子Sの
電位を上げることにより飾りランプ114の端子Vに+
5.4[V]の電圧が印加されないようにしている。こ
れにより、飾りランプ114の劣化を防止するようにし
ている。
【0072】図7は、遊技制御基板31の基本回路53
が遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを示す図であ
る。図7には、ランダムカウンタ1〜8の10種類(ラ
ンダムカウンタ3は3−1、3−2、3−3の3つから
なる)のランダムカウンタが示されている。
【0073】ランダムカウンタ1は、始動記憶がある場
合にその始動記憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を
大当りとするか否かを決定するために用いられるランダ
ムカウンタである。このランダムカウンタは、タイマ割
込毎(具体的には0.002秒毎)に1ずつ加算更新さ
れ、0から加算更新されてその上限である299まで加
算更新された後再度0から加算更新される。
【0074】ランダムカウンタ2は、ランダムカウンタ
1の値により特別図柄の可変表示の結果を大当りとする
ことが決定された場合に、可変表示の結果を大当り図柄
のうち確率変動図柄とするか否かを決定するために用い
られるランダムカウンタである。このランダムカウンタ
は、タイマ割込毎(具体的には0.002秒毎)に1ず
つ加算更新され、0から加算更新されてその上限である
5まで加算更新された後再度0から加算更新される。
【0075】ランダムカウンタ3−1、ランダムカウン
タ3−2、ランダムカウンタ3−3は、画像表示領域9
に最終的に停止表示される停止図柄(確定図柄)の種類
を決定するために用いられるランダムカウンタである。
【0076】ランダムカウンタ3−1は左図柄決定用で
あり、0から加算されてその上限である11まで加算さ
れると再度0から加算される。ランダムカウンタ3−1
は、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、および、割
込処理余り時間毎に1ずつ加算される。割込処理余り時
間については、後述する。
【0077】ランダムカウンタ3−2は、中図柄決定用
のランダムカウンタであり、0から加算されてその上限
である11まで加算されると再度0から加算される。ラ
ンダムカウンタ3−2は、ランダムカウンタ3−1の桁
上げ毎に1ずつ加算される。ランダムカウンタ3−1の
桁上げとは、ランダムカウンタ3−1が加算されて11
から0となることをいう。
【0078】ランダムカウンタ3−3は、右図柄決定用
のランダムカウンタであり、0から加算されてその上限
である11まで加算されると再度0から加算される。ラ
ンダムカウンタ3−3は、ランダムカウンタ3−2の桁
上げ毎に1ずつ加算される。
【0079】なお、ランダムカウンタ3−1とランダム
カウンタ3−2とによって決定される左図柄と右図柄と
が同じ図柄となることにより、表示結果が外れとなるリ
ーチ状態となる。また、ランダムカウンタ1により可変
表示の結果を大当りとしないことが決定された場合に、
ランダムカウンタ3−1、ランダムカウンタ3−2、お
よびランダムカウンタ3−3とが同じカウンタ値を示す
場合には、ランダムカウンタ3−2のカウンタ値が、1
加算されたカウンタ値となる。このように、特別図柄の
可変表示の結果を大当りとするか否かはランダムカウン
タ1のみによって決定されることになる。
【0080】ランダムカウンタ4は、リーチ種類を決定
するためのランダムカウンタであり、0から加算されて
その上限である121まで加算されると再度0から加算
される。リーチ種類とは、可変表示装置がリーチ状態と
なった場合に表示されるリーチ演出動作の種類をいい、
たとえば、中ドラムを定角速度で回転させて中図柄を可
変表示するノーマルロング、中ドラムを規則的に間欠し
て回転させて中図柄を可変表示するコマ送り、中ドラム
を不規則に間欠して回転させて中図柄を可変表示する変
則コマ送りなどのリーチ演出動作をいう。ランダムカウ
ンタ4は、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、およ
び、割込処理余り時間毎に1ずつ加算される。
【0081】ランダムカウンタ5は、ランダムカウンタ
1の値により特別図柄の可変表示の結果を大当りとする
ことが決定された場合に、可変表示の結果表示する大当
り図柄を決定するために用いられるランダムカウンタで
ある。このランダムカウンタは、タイマ割込毎(具体的
には0.002秒毎)に1ずつ加算更新され、0から加
算更新されてその上限である5まで加算更新された後再
度0から加算更新される。なお、大当たり図柄は、ラン
ダムカウンタ2の値により、大当たり図柄のうち確率変
動図柄または非確率変動図柄のいずれかの図柄の中から
決定される。
【0082】ランダムカウンタ6は、ランダムカウンタ
1の値により特別図柄の可変表示の結果を大当りとする
ことが決定された場合に、発音演出パターンおよび発光
演出パターンを決定するために、または、ランダムカウ
ンタ1の値により特別図柄の可変表示の結果を大当りと
しないことが決定された場合であってリーチ状態が表示
された場合に、リーチ演出動作のさらに詳細な種類を決
定するために用いられるランダムカウンタである。ラン
ダムカウンタ1の値により特別図柄の可変表示の結果を
大当りとしないことが決定された場合であってリーチ状
態が表示された場合には、ランダムカウンタ4とランダ
ムカウンタ6とによりリーチ演出動作が決定される。こ
のランダムカウンタ6は、タイマ割込毎(具体的には
0.002秒毎)に1ずつ加算更新され、0から加算更
新されてその上限である100まで加算更新された後再
度0から加算更新される。
【0083】ランダムカウンタ7は、後述する再変動の
演出動作を行なうリーチ演出動作が決定された場合に、
再変動の演出動作中における発音演出パターンおよび発
光演出パターンを決定するために用いられるランダムカ
ウンタである。このランダムカウンタは、タイマ割込毎
(具体的には0.002秒毎)に1ずつ加算更新され、
0から加算更新されてその上限である99まで加算更新
された後再度0から加算更新される。
【0084】ランダムカウンタ8は、リーチ演出動作で
後述する再変動の演出動作を行なうか否かを決定するた
めに用いられるランダムカウンタである。このランダム
カウンタは、タイマ割込毎(具体的には0.002秒
毎)に1ずつ加算更新され、0から加算更新されてその
上限である99まで加算更新された後再度0から加算更
新される。
【0085】これらのランダムカウンタ1〜8のカウン
タ値は、始動口14に入賞した始動入賞玉が始動口スイ
ッチ17で検出されたときにRAM55に記憶される。
また、ランダムカウンタ1,2,5(表示結果に影響す
るもの)は始動口入賞時にRAM55に記憶し、ランダ
ムカウンタ3,4,6〜8は可変表示開始時に抽出して
もよい。このようにすれば、始動保留記憶のためのエリ
アを小さくすることが可能となる。
【0086】図8は、ランダムカウンタ3、ランダムカ
ウンタ5、および表示制御コマンドと可変表示装置で表
示される図柄との関係を説明するための図である。図
中、MODEとEXITとは、表示制御コマンドを示し
ている。表示制御コマンドは、1バイトデータからなる
MODEデータと、同じく1バイトデータからなるEX
Tデータとの計2バイトのデータからなる。このうち、
MODEデータは、表示制御データの種別を指定するデ
ータである。一方、EXTデータはMODEデータによ
り示されたコマンド種別のうち特定の表示制御内容を具
体的に指定するデータである。したがって、MODEデ
ータとEXTデータとで1つのコマンドを形成する。具
体的には、MODEデータによって、左図柄、中図柄、
右図柄のいずれであるかが示され、EXTデータによっ
てそれぞれの図柄が示される。たとえば、MODEデー
タが「90H」でEXTデータが「00H」の表示コマ
ンドは、左図柄が「0」の図柄であることを示す。
【0087】大当たり図柄決定用のランダムカウンタ5
については、確変判定用のランダムカウンタ2により非
確変図柄と判定された場合には、ランダムカウンタ5の
値に「0」「2」「4」「6」「8」「A」の図柄がそ
れぞれ対応する。具体的には、ランダムカウンタ5の値
が「0」の場合には図柄「0」が対応し、「1」の場合
には図柄「2」が対応し、「2」の場合には図柄「4」
が対応し、「3」の場合には図柄「6」が対応し、
「4」の場合には図柄「8」が対応し、「5」の場合に
は図柄「A」が対応する。
【0088】また、確変判定用のランダムカウンタ2に
より確変図柄と判定された場合には、ランダムカウンタ
5の値に「1」「3」「5」「7」「9」「B」の確変
図柄がそれぞれ対応する。具体的には、ランダムカウン
タ5の値が「0」の場合には図柄「1」が対応し、
「1」の場合には図柄「3」が対応し、「2」の場合に
は図柄「5」が対応し、「3」の場合には図柄「7」が
対応し、「4」の場合には図柄「9」が対応し、「5」
の場合には図柄「B」が対応する。
【0089】ハズレ出目決定用のランダムカウンタ3−
1、3−2、3−3(これらをまとめてランダムカウン
タ3という)は、ランダムカウンタ3の値に図柄が対応
する。具体的には、ランダムカウンタ3の値が「0」の
場合には図柄「0」が対応し、「1」の場合には図柄
「1」が対応し、「2」の場合には図柄「2」が対応
し、「3」の場合には図柄「3」が対応し、「4」の場
合には図柄「4」が対応し、「5」の場合には図柄
「5」が対応し、「6」の場合には図柄「6」が対応
し、「7」の場合には図柄「7」が対応し、「8」の場
合には図柄「8」が対応し、「9」の場合には図柄
「9」が対応し、「10」の場合には図柄「A」が対応
し、「11」の場合には図柄「B」が対応する。
【0090】図9は、大当り時の乱数と可変表示装置8
の変動パターンとの関係を示す図である。図9を参照し
て、リーチ用乱数とは、始動入賞があったときにRAM
55に記憶されるランダムカウンタ4のカウンタ値を示
し、変動動作用乱数はランダムカウンタ6のカウンタ値
を示し、再変動用乱数はランダムカウンタ8のカウンタ
値を示す。変動パターンは、可変表示装置8が可変開始
した後表示結果が導出表示されるまでの可変表示動作を
いい、特にリーチ状態となった場合に可変表示される演
出動作をリーチ演出動作という。
【0091】ここで変動パターンについて詳しく説明す
る。ノーマルロングとは、ドラム100aとドラム10
0cとが停止し、左図柄と右図柄とが同じとなったリー
チ状態において、ドラム100bが所定の時間回転を継
続した後停止するリーチ演出動作をいう。再変動とは、
たとえばノーマルロングのリーチ演出動作表示を行なっ
た後、ドラム100bが停止し、左図柄、中図柄、右図
柄がすべて同じとなった状態において、ドラム100
a,100b,100cが同時に同じ方向に同じ角速度
で再度回転する動作を行なった後、同時に停止するリー
チ演出動作をいう。
【0092】右戻りとは、ドラム100aが停止し、ド
ラム100cが一旦停止した状態では、左図柄と右図柄
とが同じ図柄とならず、リーチ状態とはならないが、ド
ラム100cが逆回転して左図柄と同じ図柄で停止する
ことによりリーチ状態となるリーチ演出動作をいう。た
とえば、右戻りノーマルロングのリーチ演出動作は、ド
ラム100aが停止した状態では左図柄が「7」であ
り、その後ドラム100cが停止して右図柄が「8」と
なった後、ドラム100cが逆回転して右図柄が「7」
となることによりリーチ状態となり、その後、ドラム1
00bが所定の期間回転した後停止するリーチ演出動作
である。
【0093】コマ送りとは、上述のノーマルロングがド
ラム100a,100cが停止した後、ドラム100b
が等角速度で所定の時間回転した後停止するのに対し、
ドラム100a,100cが停止した後、ドラム100
bが回転、停止の動作を繰返す間欠的な回転動作を行な
った後停止するリーチ演出動作をいう。ドラム100b
が間欠的な回転を行なう場合には、ドラム100bが回
転するたびに図柄が1つずつ回転方向にずれる表示態様
となる。
【0094】変速コマ送りとは、上述のコマ送りのリー
チ演出動作でドラム100bが一定方向に間欠的に回転
する動作であったのに対し、たとえば、逆回転を含む回
転を間欠的に行なったり、間欠的な回転ではあるが1回
の回転で図柄が2コマ以上ずれる回転を行なったりする
リーチ演出動作をいう。
【0095】本実施の形態における可変表示装置8にお
いては、上述したリーチ演出動作を組合せて12種類の
変動パターンを可変表示することができる。そして、ラ
ンダムカウンタ1において特別図柄の可変表示の結果を
大当りとすると決定された場合には、ランダムカウンタ
4,6,8のカウンタ値に基づいて、12種類の変動パ
ターンのうちいずれかの変動パターンが選ばれてリーチ
演出動作が定められる。たとえば、リーチ用乱数(ラン
ダムカウンタ4のカウンタ値)が「0」で、変動動作用
乱数(ランダムカウンタ6のカウンタ値)が「0」で、
再変動用乱数(ランダムカウンタ8のカウンタ値)が
「0」の場合には、変動パターンは「ノーマルロング再
変動」に決定される。
【0096】なお、本実施の形態においては、変動パタ
ーンとして12種類を示したが、これに限られるわけで
はなく、これより少ない変動パターンでもよく、これと
は逆にこれより多い変動パターンを用いてもよい。
【0097】図10は、大当り時の変動動作用乱数と音
ランプの演出パターンとの関係を示す図である。図10
を参照して、変動動作用乱数はランダムカウンタ6のカ
ウンタ値を示す。音ランプは、発音演出パターンと発光
演出パターンとの組合せからなる演出パターンを示す。
演出パターンには演出0〜演出8までの9個の演出パタ
ーンがある。演出0〜演出8の演出パターンについては
後述する。ここでは、演出0〜演出5の6個の演出パタ
ーンが用いられる。演出パターンは、変動動作用乱数
(ランダムカウンタ6のカウンタ値)により定まる。た
とえば、始動入賞があったときにRAM55に記憶され
たランダムカウンタ6のカウンタ値が「0〜27」のい
ずれかであれば、「演出0」の演出パターンが決定され
る。そして、演出0で定まる発光演出パターンで飾りL
ED111,112と飾りランプ113〜116とが点
滅表示されるとともに、演出0で定まる発音演出パター
ンでスピーカ27から音が発生される。
【0098】図11は、外れ時の乱数と可変表示装置8
の変動パターンと音ランプの演出パターンとの関係を示
す図である。図11を参照して、確定時図柄の組合せと
は、可変表示の結果表示される左図柄、中図柄、右図柄
の組合せをいう。そして、左図柄と右図柄とが同じ図柄
となる場合、換言すればランダムカウンタ3−1とラン
ダムカウンタ3−3とのカウンタ値が同じ場合、リーチ
並びとなり、異なる場合にはリーチ並び以外となる。ま
た、リーチ並びであっても、中図柄が左図柄および右図
柄と1つずれている図柄である場合と、2つ以上ずれて
いる場合とで図柄の組合せが分類される。
【0099】リーチ用乱数はランダムカウンタ4のカウ
ンタ値を示し、変動動作用乱数はランダムカウンタ6の
カウンタ値を示す。音ランプは、発音演出パターンと発
光演出パターンとの組合せからなる演出パターンを示
す。変動パターンは、可変表示装置8が可変開始した後
表示結果が導出表示されるまでの可変表示動作をいい、
特にリーチ状態となった場合に可変表示される演出動作
をリーチ演出動作という。
【0100】ここで、変動パターンのうちノーマルショ
ートとは、ドラム100a,100cが停止した後、ド
ラム110bが継続して回転した後に停止するリーチ演
出動作をいうが、ノーマルロングの場合に比べて、ドラ
ム100a,100cが停止してからドラム100bが
停止するまでの時間が短いリーチ演出動作をいう。
【0101】また、通常変動とは、リーチ並びとならな
かった場合の変動パターンであり、ドラム100aが停
止してからドラム100cが停止するまでの時間と、ド
ラム100cが停止してからドラム100bが停止する
までの時間がほぼ等しい可変表示動作をいう。
【0102】変動パターンは、確定時図柄の組合せと、
リーチ用乱数および変動用乱数とにより定められる。具
体的には、確定時図柄の組合せが「リーチ並び以外」で
ある場合、すなわち、ランダムカウンタ3−1とランダ
ムカウンタ3−3とが同じカウンタ値でない場合には、
リーチ用乱数と変動動作用乱数の値にかかわらず、「通
常変動」の変動パターンがリーチ演出動作として決定さ
れる。また、確定時図柄の組合せが「中図柄が左図柄の
±1コマ」の場合、すなわちランダムカウンタ3−1と
ランダムカウンタ3−3とが同じで、かつ、ランダムカ
ウンタ3−2のカウンタ値がランダムカウンタ3−3の
カウンタ値±1と等しい場合、リーチ用乱数と変動動作
用乱数とに基づき変動パターンが決定される。より具体
的には、リーチ用乱数(ランダムカウンタ4のカウンタ
値)が「0」で、変動動作用乱数(ランダムカウンタ6
のカウンタ値)が「0」の場合には、「ノーマルショー
ト」の変動パターンがリーチ演出パターンとして決定さ
れる。
【0103】図12は、再変動時の演出パターンを決定
するための表であって、変動動作用乱数2と音ランプの
演出パターンとの関係を示す図である。図12を参照し
て、音ランプの演出パターンは、演出6〜8の3種類の
演出パターンが用いられる。変動動作用乱数2は、ラン
ダムカウンタ7のカウンタ値を示し、確変当りと非確変
当りとでとり得る値の範囲が異なる。その結果、選択さ
れる演出パターンも異なる。たとえば、変動動作用乱数
2(ランダムカウンタ7のカウンタ値)が「11」の場
合には、確変当りの場合に選択される演出パターンは
「演出7」となり、非確変当りの場合に選択される演出
パターンは「演出6」となる。また、確変当りの場合
に、演出6が選択決定される確率は10%であり、演出
7が選択決定される確率は30%であり、演出8が選択
決定される確率は60%である。これに対して非確変当
りの場合には、演出6が選択決定される確率は50%で
あり、演出7が選択決定される確率は30%であり、演
出8が選択決定される確率は20%である。
【0104】したがって、確変当りとなる確率と非確変
当りとなる確率とを同じとした場合、たとえば、演出8
の演出パターンが選択される確率は、確変当りのときの
方が非確変当りのときよりも高いので、演出8の演出パ
ターンで音と光の演出をすることにより、遊技者に対し
て高い確率で確変当りとなる期待感を与えることができ
る。逆に、演出6の演出パターンが選択される確率は確
変当りのときの方が非確変当りのときよりも低いので、
演出6の演出パターンで音と光の演出をすることによ
り、遊技者に対して低い確率で確変当りとなる期待感を
与えることができる。
【0105】次に、基本回路53により実行される処理
の一部を説明する。図13は、基本回路53により実行
される遊技制御メイン処理を示すフローチャートであ
る。図13を参照して、遊技制御メイン処理において
は、まず、スタックポインタの指定アドレスをセットす
るためのスタックセット処理が行なわれる(S1)。次
いで、初期化処理が行なわれる(S2)。初期化処理で
は、RAM55にエラーが含まれているか判定され、エ
ラーが含まれている場合には、RAM55を初期化する
ことおよび各種フラグの初期設定などの処理が行なわれ
る。さらに、初期化処理では、後述する割込処理を実行
するタイミングを規定するタイマ割り込み時間(たとえ
ば0.002秒)をCPU56に設定する処理がなされ
る。これにより、電源投入等によるリセット後の最初の
割込処理の実行タイミング規定のための計時が開始され
る。
【0106】次に、停止図柄を決定する等のための表示
用乱数更新処理が行なわれる(S3)。このパチンコ遊
技機1においては、可変表示装置8で表示するリーチ演
出動作表示の種類、停止図柄、および発音演出パターン
と発光演出パターンが乱数(ランダムカウンタのカウン
タ値)に基づいて決定される。このS3では、リーチ演
出動作表示の種類と停止図柄を決定するための表示用乱
数と、発音演出パターンおよび発光演出パターンを決定
するためのパターン決定用乱数とが更新される。このS
3で更新される具体的なランダムカウンタは、ランダム
カウンタ3−1、3−2、3−3、ランダムカウンタ
4、ランダムカウンタ6、ランダムカウンタ7、ランダ
ムカウンタ8である。表示用乱数更新処理は、無限ルー
プにより繰返し実行され続けるが、後述する割込処理が
起動された場合には、表示用乱数更新処理を構成するプ
ログラムのうち実行中の位置で一時停止され、その割込
処理が終了すると一時停止したプログラムの位置から実
行が再開される。したがって、上述の割込処理余り時間
とは、0.002秒から割込処理の実行時間を減算した
時間となる。この割込処理余り時間にS3の処理が実行
されるごとに上述の乱数が、このS3でカウントアップ
される。
【0107】次に、基本回路53により実行される割込
処理について説明する。図14は、基本回路53により
実行される割込処理を示すフローチャートである。図1
4を参照して、割込処理は、CPU56により管理され
るタイマ割り込み用のタイマの計時値が設定値(S2ま
たはS13で設定されるタイマ割り込み時間)になるご
とに実行が開始される。
【0108】割込処理においては、まず、ランプ制御基
板35および音声制御基板70に音声発生やLED点灯
制御用の所定のコマンドを送信するための処理が行なわ
れるとともに、情報出力回路64を介してホール管理用
コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変動情報な
どのデータを送信するためのデータ出力処理が行なわれ
る(S4)。次に、パチンコ遊技機1の内部に備えられ
ている自己診断機能によって種々の異常診断をし、その
結果に応じて必要ならば警報を発生させるためのエラー
処理が行なわれる(S5)。次に、遊技制御に用いられ
る各種の判定用乱数を示す各ランダムカウンタを更新す
る判定用乱数更新処理が行なわれる(S6)。具体的に
は、ランダムカウンタ1、ランダムカウンタ2、ランダ
ムカウンタ5を更新する。
【0109】次に、特別図柄プロセス処理が行なわれる
(S7)。特別図柄プロセス処理では、複数種類の処理
のうちの1つが特別図柄プロセスフラグの値に従って選
択されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中において更新され
る。次に、普通図柄プロセス処理が行なわれる(S
8)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄用表示器1
0を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラ
グに従って該当する処理が選び出されて実行される。そ
して、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じ
て各処理中に更新される。
【0110】次に、ゲートスイッチ12、始動口スイッ
チ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ2
3等の状態を入力し、各入賞口や可変入賞球装置に対す
る入賞があったか否か等を判定するスイッチ処理が行な
われる(S9)。始動口スイッチ17により始動入賞が
検出された場合には、このスイッチ処理において、始動
記憶処理が実行される。具体的には、始動口スイッチ1
7により始動入賞が検出されると、そのタイミングで大
当り判定用のランダムカウンタ1のカウンタ値が抽出さ
れ、始動記憶用の特別図柄判定用バンクにその抽出値が
記憶される。これにより始動記憶がなされる。前述した
ように始動記憶用の特別図柄判定用バンクは、バンク0
〜バンク3の4つ構成されており、この4つのバンクに
よって最大4つの始動記憶を可能にしている。よって、
始動入賞が検出された際にすべてのバンクに記憶がある
場合には、その始動入賞が無効とされる。
【0111】次に、S3と同様の表示用乱数更新処理が
行なわれる(S10)。次に、賞球基板37との間の入
賞球信号処理が行なわれる(S11)。すなわち、基本
回路53は、賞球基板37より賞球数要求信号が入力さ
れると、賞球基板37に対して出力すべき賞球コマンド
(賞球数指定信号)を選択する。次に、選択した賞球コ
マンドを出力するための賞球コマンド出力処理が行なわ
れる(S12)。賞球基板37は、この賞球数指定信号
に基づいて玉払出装置97を駆動制御する。
【0112】次に、タイマ割り込み時間設定処理が行な
われる(S13)。S13においては、前述したような
タイマ割り込み時間(たとえば0.002秒)をS2の
場合と同様に設定する処理が実行される。S13の後、
この割込処理が終了する。これにより、この割込処理の
終了時にS13によってタイマ割り込み時間が設定さ
れ、次の割込処理の実行タイミングを規定するための計
時が開始されることとなる。したがって、割込処理が終
了するごとにタイマ割り込みのための時間が計時され、
その後タイマ割り込み時間が経過するごとに割込処理が
実行されることとなる。この割込処理が終了すると、前
述したメイン処理のプログラムの実行が、一時停止して
いた位置から再開される。
【0113】図15は、本実施の形態におけるパチンコ
遊技機1で行なわれる制御の全体的な流れを示すフロー
チャートである。図15を参照して、始動口14に打玉
が入賞して始動口スイッチ17により検出され(ステッ
プS20)、このとき、ランダムカウンタ1〜8のカウ
ンタ値は、RAM55に記憶される。そして、RAM5
5に記憶されたランダムカウンタ1のカウンタ値をもと
に、可変表示装置8の表示結果を大当りとするか否かが
判定される(ステップS21)。大当りとする場合に
は、大当りフラグを設定し(ステップS22)、リミッ
タ作動か否かを判定する(ステップS23)。
【0114】ここでリミッタとは、確率変動状態におけ
る大当りが予め定められた確変継続回数に達した場合に
作動する。これは、予め定められた確変継続回数の大当
りが発生するまで確率変動状態に継続制御するために行
なう処理である。確率変動状態における大当りが予め定
められた確変継続回数を超える場合にはステップS27
に進み、そうでない場合にはステップS24に進む。
【0115】ステップS24では、RAM55に記憶さ
れたランダムカウンタ2のカウンタ値をもとに、高確率
当りであるか否かを判断する。たとえば、ランダムカウ
ンタ2のカウンタ値が0〜2のいずれかのときに高確率
当りとする。高確率当りと判断した場合には、大当り図
柄を確変図柄に決定する(ステップS25)。ステップ
S24で高確率当りでないとされた場合には、大当り図
柄を非確変図柄に決定する(ステップS27)。ステッ
プS25とステップS27においては、ランダムカウン
タ2とランダムカウンタ5とのカウンタ値を用いて図8
で説明した図柄が決定される。
【0116】ステップS25の処理の後には、確変当り
フラグをセットし(ステップS28)、ステップS28
aに進む。ステップS27の後には、ステップS28a
に進む。一方、ステップS21で大当りでないと判断さ
れた場合には、ステップS26に進み、外れ図柄を決定
した後ステップS28aに進む。ステップS26で外れ
図柄の決定は、ランダムカウンタ3−1、3−2、3−
3のカウンタ値に基づき決定される。
【0117】ステップS28aでは、音と光の演出パタ
ーンが検出される。大当り時の場合には、図10で説明
したとおり、変動動作用乱数(ランダムカウンタ6のカ
ウンタ値)に基づき演出パターンが決定され、外れ時に
おいては、図11で説明したランダムカウンタ3−1、
3−2、3−3のカウンタ値に基づき定まる確定時図柄
の組合せと、リーチ用乱数(ランダムカウンタ4の値)
と、変動動作用乱数(ランダムカウンタ6のカウンタ
値)とに基づき演出パターンが決定される。
【0118】次のステップS29では、可変表示装置8
で可変開始させるための変動開始コマンド(変動パター
ン(別言すれば変動パターンが実行される所定時間)を
指定するコマンドを兼用)を送出するとともに、ステッ
プS28aで決定された演出パターンが実行される。そ
して、確定図柄指定コマンドが送出され(ステップS3
0)、確定図柄が指定される。ステップS29で指定さ
れた所定時間の演出パターンが可変表示装置8で実行さ
れ、所定時間が経過すると図柄確定コマンドが表示制御
基板80に送出され、表示制御基板80に図柄の確定時
期が通知され、可変表示が終了する。
【0119】ステップS32では、大当りフラグが設定
されているか否かが判断され、設定されていない場合に
は、ステップS33に進みスタート待ちの状態となり、
設定されている場合には、ステップS34で確変フラグ
がクリアされる。ここで確変フラグをクリアするのは、
普通図柄の当り確率を高くすること、始動用電動役物1
5が開成する回数を増加すること、始動用電動役物15
の可動片の開成期間を長くすること等の処理を大当り中
は行なわないようにするためである。
【0120】そして、大当りコマンドを可変入賞球装置
19に送出し特定遊技状態が終了するのを待つ(ステッ
プS35)。特定遊技状態が終了した時点で、確定図柄
が確変図柄であったか否かが判断され(ステップS3
6)、確変図柄の場合にはステップS37に進み、確変
フラグをセットする。確変図柄でない場合には、ステッ
プS37を行なわず、ステップS38に進む。ステップ
S38では、再度始動口スイッチ17により始動口14
に入賞した打玉が検出されるまで待ち状態となるか、保
留記憶がある場合には、当該記憶に基づく処理(ステッ
プS21から)が実行される。
【0121】<発光演出動作の説明>図16〜図19
は、飾りLED111,112と飾りランプ113〜1
16の発光演出パターンを説明するための図である。図
16は、発光演出パターンaにおける飾りLEDおよび
飾りランプの発光タイミングを示すタイミングチャート
である。図16を参照して、飾りLED111は、消灯
と点灯を256[ms]間隔で繰返し行なう。なお図
中、点灯している状態をONで示し、消灯している状態
をOFFで示している。飾りLED112は、時間の経
過にかかわらず消灯した状態となる。飾りランプ113
は、時間の経過にかかわらず点灯した状態となる。飾り
ランプ116は、点灯と消灯を256[ms]間隔で繰
返し行なう。また、飾りLED111が消灯していると
きに飾りランプ116が点灯し、飾りLED111が点
灯しているときに飾りランプ116が消灯する。飾りラ
ンプ115,114は、時間の経過にかかわらず消灯し
た状態となる。なお、図では1024[ms]の期間で
発光演出パターンaを示したが、発光演出パターンa
は、1024[ms]間だけ行なうのではなく、このパ
ターンを繰返し行なう。そして、後述する演出パターン
の演出期間の間繰返し行なうことになる。
【0122】図17は、発光演出パターンa2における
飾りLEDおよび飾りランプの発光タイミングを示すタ
イミングチャートである。発光演出パターンa2は、上
述の右戻りのリーチ演出動作において行なわれ、右図柄
が右戻り動作を開始したときから停止するまでに行なわ
れる発光演出パターンである。図17を参照して、飾り
LED111,112は、点灯と消灯を128[ms]
間隔で繰返し行なう。飾りLED111が点灯している
ときに飾りLED112は消灯し、飾りLED111が
消灯しているときに飾りLED112は点灯する。飾り
ランプ113は、時間の経過にかかわらず点灯した状態
となる。飾りランプ116,115は、点灯と消灯を1
28[ms]間隔で繰返し行なう。飾りランプ116が
点灯しているときに飾りランプ115は消灯し、飾りラ
ンプ116が消灯しているときに飾りランプ115は点
灯する。また、飾りLED111が点灯しているときに
飾りランプ116が点灯し、飾りLED111が消灯し
ているときに飾りランプ116が消灯する。飾りランプ
114は、時間の経過にかかわらず点灯した状態とな
る。
【0123】図18は、発光演出パターンbにおける飾
りLEDおよび飾りランプの発光タイミングを示すタイ
ミングチャートである。図18を参照して、飾りLED
111,112と飾りランプ113〜116とは、点灯
と消灯を128[ms]間隔で繰返し行なう。飾りLE
D111と飾りランプ114,115が消灯していると
きに飾りLED112と飾りランプ113,116とが
点灯し、飾りLED111と飾りランプ114,115
とが点灯しているときに飾りLED112と飾りランプ
113,116とが消灯する。
【0124】図19は、発光演出パターンcにおける飾
りLEDおよび飾りランプの発光タイミングを示すタイ
ミングチャートである。図19を参照して、飾りLED
111,112と飾りランプ113,115,116と
は、256[ms]間隔で点灯と消灯を繰返し行なう。
飾りLED111と飾りランプ115とが消灯している
ときに飾りLED112と飾りランプ113,116と
が点灯し、飾りLED111と飾りランプ115とが点
灯しているときに飾りLED112と飾りランプ11
3,116とが消灯する。飾りランプ114は、時間の
経過にかかわらず消灯した状態となる。
【0125】このように、飾りLED111,112と
飾りランプ113〜116とは、4種類の発光演出パタ
ーン(a,a2,b,c)で、点灯または消灯すること
により、光による演出を表現することができる。これに
より、光による演出を遊技者の視覚に訴えることができ
る。
【0126】<発音演出動作の説明>図20は、スピー
カ27より発せられる効果音を説明するための図であ
る。図20を参照して、効果音には、記号a〜o,p
1、p2に対応付けられた17種類がある。記号aに対
応する効果音は、可変表示装置8のドラム100a〜1
00cが停止した状態から回転を開始するとき(変動開
始時)に発生される第1の音を示す変動開始音1であ
る。記号bに対応する効果音は、ドラム100a〜10
0cの変動開始時に発生される第2の音を示す変動開始
音2である。記号cに対応する効果音は、ドラム100
a〜100cの変動開始時に発生される第3の音を示す
変動開始音3である。記号dに対応する効果音は、ドラ
ム100aが回転した状態から停止したときに発生され
る音を示す左図柄停止音である。記号eに対応する効果
音は、ドラム100bが回転した状態から停止したとき
に発生される音を示す中図柄停止音である。記号fに対
応する効果音は、ドラム100cが回転した状態から停
止したときに発生される音を示す右図柄停止音である。
記号gに対応する効果音は、リーチ演出動作が右戻りの
ときに、ドラム100cが逆回転するときに発生される
音を示す右図柄逆変動である。記号hに対応する効果音
は、ドラム100cが回転した状態から停止した状態と
なったときに発生される音であって、本実施の形態では
100a、100c、100bの順でドラムが停止する
ためドラム100cの停止音を変えることでリーチにな
るときの演出に変化をもたらすことが可能であり、記号
d〜記号fに対応する効果音とは異なる音を示す特殊停
止音である。記号iに対応する効果音は、ドラム100
aとドラム100cとが停止して左図柄と右図柄とが同
じ図柄となってリーチ状態となったときに発生される音
を示すリーチ開始音である。記号jに対応する効果音
は、リーチ演出動作においてコマ送りの演出動作が行な
われるときに発生される音を示すコマ送り音である。記
号kに対応する効果音は、リーチ演出動作が変則コマ送
りとなったときに発生される音を示す変速コマ送り音で
ある。記号lに対応する効果音は、リーチ演出動作がス
ーパーコマ送りとなったときに発生される音を示すスー
パーコマ送り音である。記号mに対応する効果音は、ド
ラム100a〜100cが回転中に、左図柄、中図柄、
および右図柄が同じとなり、かつ、ドラム100a〜1
00cが同期して回転する全回転のリーチ演出動作とな
ったときに発生される音を示す全回転開始音である。記
号nに対応する効果音は、全回転のリーチ演出動作が開
始され、その後半で発生される音を示す全回転後半音で
ある。記号oに対応する効果音は、リーチ演出動作が再
変動となったとき、その再変動の開始時に発生される音
を示す確変抽選開始音である。記号p1,記号p2に対
応する効果音は、リーチ演出動作が再変動となったとき
に、再変動のリーチ演出動作の間発生される音を示す確
変抽選音である。確変抽選音には、p1とp2との2種
類がある。
【0127】図21は、発光演出パターンと発音演出パ
ターンとを組合せた演出パターンを示す図である。図2
1を参照して、演出パターンには演出0〜演出8の9種
類がある。演出0〜演出8のそれぞれの演出パターン
は、発光演出パターンと発音演出パターンとの組合せか
らなる。発光演出パターンは、上述の発光演出パターン
a〜cで示した4種類の発光演出パターンの中からいず
れか1つが選ばれる。発音演出パターンは、記号a〜c
で示した変動開始音のうちのいずれかと、記号f,hで
示した右図柄停止音のいずれかとの組合せ、または、記
号p1,p2で示した確変抽選音のいずれかである。た
とえば、演出0の演出パターンは、発光演出パターンa
と、記号aの変動開始音1および記号fの右図柄の停止
音からなる発音演出パターンとの組合せからなる。ま
た、演出1の発光演出パターンは、リーチ演出動作が右
戻りとなるときの演出パターンを示し、リーチ演出動作
が右戻りとなるまでは発光演出パターンaで演出され、
リーチ演出動作が右戻りとなったときに発光演出パター
ンa2で演出される発光演出パターンと、記号aの変動
開始音1および記号fの右図柄停止音からなる発音演出
パターンとの組合せからなる。また、演出6,7,8
は、リーチ演出動作が再変動となったときの演出パター
ンである。たとえば、演出6の演出パターンは、発光演
出パターンaと、記号p1の発音演出パターンとの組合
せである。このように、演出0〜8の9つの演出パター
ンは、発光演出パターンと発音演出パターンとの組合せ
が異なるので、遊技者は、視覚あるいは聴覚で演出パタ
ーンを区別することができる。また、可変表示装置8に
よる可変表示パターンとは独立して演出パターンを決定
するので、遊技の演出が限定されない多様な演出が可能
となる。
【0128】図22は、ドラム100a〜100cの状
態の推移と演出される演出パターンとを示すタイミング
チャートである。図22では、横軸に時間の経過を示し
ている。ドラム100a〜100c(左図柄、右図柄、
中図柄)が停止した状態から回転を開始し(図中T
1)、所定の速度となるまで(T2)まで加速する。ド
ラム100a〜100cが所定の速度に達すると、等角
速度で回転する(図中で左図柄、中図柄、右図柄が変
動)。ドラム100a〜100cとが一定の角速度で回
転すれば、ドラム100a〜100cの側面に描かれた
図柄は、一定の速度で上から下にスクロールすることに
なる。
【0129】そして、ドラム100a(左図柄)が一定
の角速度となってから所定の時間が経過すると(T
3)、図柄差替えが行なわれドラム100aが減速して
停止する(図中左図柄が停止)。その後、ドラム100
cは、図柄差替えが行なわれ減速を開始し時刻T4で停
止する。ドラム100a〜100cが停止した状態から
回転し始めたとき(T1)からドラム100bが減速し
て停止したとき(T4)までの期間に、演出0〜5のい
ずれかの演出パターンが実行される。
【0130】なお、図22中、図柄差替えとは、CR
T、LCD等の表示器を使用して図柄を変動させる遊技
機については、低速変動となりスクロール表示を停止し
たときに、内部的に停止表示することが決定された図柄
が所定の位置に表示されるようにするために表示内容を
切り換える制御を言う。また、本実施の形態のごとくド
ラムを使用した場合には、図柄差替えの時期は、各ドラ
ムの停止時期に合わせて所定の図柄を所定の位置に表示
するためのドラムの回転速度の調整が終了する時期をい
う。したがって、図22でT2〜T3の区間で示す一定
速度とは、各ドラムの角速度が一定であることを示すも
のではない。また、本明細書中における図柄の停止と
は、ランダムカウンタ3または5に基づく図柄を所定期
間固定的に表示する状態の他、再変動が実行される場合
に、ランダムカウンタ3または5に基づく図柄とは異な
る図柄を一時的に表示しておく状態も含む。すなわち、
スクロール等の図柄を順次表示する変動状態と異なり、
所定の図柄を一定時間表示しておく状態をいう。
【0131】時刻T4において、左図柄と右図柄とが同
じ図柄であれば、リーチ状態となり、リーチ演出動作表
示が行なわれる。そして、ドラム100b(中図柄)が
減速して時刻T5で停止する。リーチ状態となったとき
(T4)からドラム100bが停止するとき(T5)ま
でに、飾りLED111,112と飾りランプ113〜
116とで所定の発光演出パターンが行なわれ、スピー
カ27より所定の効果音が発生される。この時刻T4か
ら時刻T5までの期間に演出される演出パターンをリー
チ中パターンという。ドラム170bが停止し、左図柄
と右図柄と中図柄とが同じになり、リーチ演出動作が再
変動となる期間(T6〜T7)には、演出6〜8のいず
れかの演出パターンが演出される。
【0132】ここで、リーチ演出動作が行なわれる期間
は、リーチ演出動作で再変動が行なわれない場合には、
ドラム100cが停止して左図柄と右図柄とが同じ図柄
となってリーチ状態が発生したとき(T4)からドラム
100bが停止するとき(T5)までの期間をいう。リ
ーチ演出動作で再変動が行なわれる場合には、ドラム1
00cが停止し、左図柄と右図柄とが同じ図柄となった
とき(T4)から、リーチ演出動作の再変動が終了する
とき(T7)までの期間をいう。
【0133】図22を参照して、ドラム100cが停止
して、左図柄と右図柄とが同じとなりリーチ状態となる
以前に、演出0〜5のいずれかの演出パターンで音と光
による演出が行なわれる。したがって、遊技者は、ドラ
ム170cが停止する以前に音と光による複数種類の演
出パターンを識別することができ、識別した演出パター
ンがいずれであるかにより、リーチ状態となるか、ある
いは大当りとなるかを期待することができる。
【0134】また、リーチ演出動作が再変動となったと
き、再変動の動作期間(T6〜T7)においては、演出
6〜8のいずれかの演出パターンで演出されるので、遊
技者は複数の演出パターンのうちいずれの演出パターン
で演出されているのかを識別でき、確変状態における大
当りとなることを期待する期待感を増すことができる。
【0135】<飾りランプ113,114の変形例>図
23は、飾りランプ113,114の数を増やしたパチ
ンコ遊技機1の遊技盤6の正面図である。図23を参照
して、ドラム100a〜100cの内部には、4つの白
色の飾りランプ113と、3つの赤色の飾りランプ11
4とがそれぞれ設けられている。飾りランプ113,1
14は、上から白赤白赤白赤白の順に白色と赤色とが交
互に配列されている。そして、赤色の飾りランプ114
は、ドラム100a〜100cが停止したときにドラム
100a〜100cの側面に描かれた図柄が停止する位
置(図中でハッチングで示す上中下の3ヵ所)に対応し
て設けられ、停止した図柄を裏面から照射できる位置に
配置されている。
【0136】図24〜29は、飾りランプ113,11
4の発光演出パターンを示す図である。図24は、発光
演出パターン1における飾りランプ113,114の発
光タイミングを示す図である。図24を参照して、それ
ぞれの枠には、ドラム100a内に設けられた飾りラン
プ113,114(図中で左列)と、ドラム100b内
に設けられる飾りランプ113,114(図中で中列)
と、ドラム100c内に設けられる飾りランプ113,
114(図中で右列)とが示されている。左列、中列、
右列に示す飾りランプ113,114は、点線で示す四
角の枠がそれぞれの飾りランプ113,114を示して
いる。そして、左列、中列および右列のそれぞれにおい
て、飾りランプ113と飾りランプ114とが上から順
に交互に配列されている。
【0137】図24のそれぞれの枠は、ある時点におけ
る飾りランプ113,114の発光状態を示し、黒色で
塗りつぶした部分の飾りランプ113,114が発光し
ていることを示す。そして、枠の左上に付した番号の順
に発光状態が推移する。1つの枠で示す発光状態が継続
される期間は、たとえば256[ms]とされる。
【0138】発光演出パターン1においては、まず、ド
ラム100a内の1番目と2番目の飾りランプ113の
みが発光し、他の飾りランプ113,114は発光しな
い(発光状態(1))。次の発光状態(2)は、ドラム
100a内の2番目と3番目の飾りランプ113のみが
発光し、他の飾りランプ113,114は発光しない。
次の発光状態(3)は、ドラム100a内の3番目と4
番目の飾りランプ113のみが発光し、他の飾りランプ
113,114は発光しない。次の発光状態(4)は、
ドラム100aの4番目の飾りランプ113と、ドラム
100bの4番目の飾りランプ113のみが発光し、他
の飾りランプ113,114は発光しない。次の発光状
態(5)では、ドラム100b内の4番目の飾りランプ
113と、ドラム100c内の4番目の飾りランプ11
3のみが発光し、他の飾りランプ113,114は発光
しない。次の発光状態(6)では、ドラム100c内の
3番目と4番目の飾りランプ113のみが発光し、他の
飾りランプ113,114は発光しない。
【0139】このように発光状態を推移させながら、最
後の発光状態(12)では、すべての飾りランプ11
3,114が消灯する。発光状態(1)から発光状態
(12)までの状態の推移を繰返し行なうことにより発
光演出パターン1が構成される。
【0140】図25は、発光演出パターン2における飾
りランプ113,114の発光状態の推移を示す図であ
る。発光演出パターン2では、まず最初の発光状態
(1)として、ドラム100a〜100c内のすべての
飾りランプ113が発光する。次の発光状態(2)で
は、ドラム100a内の3つの飾りランプ114のみが
発光し、他の飾りランプ113,114は発光しない。
次の発光状態(3)では、ドラム100a〜100c内
のすべての飾りランプ113が発光し、飾りランプ11
4は発光しない。そして次の発光状態(4)では、ドラ
ム100b内の3つの飾りランプ114が発光し、他の
飾りランプ113,114は発光しない。そして次の発
光状態(5)では、ドラム100a〜100c内の飾り
ランプ113のみが発光し、飾りランプ114は発光し
ない。次の発光状態(6)では、ドラム100c内の3
つの飾りランプ114が発光し、他の飾りランプ11
3,114は発光しない。そして、6種類の発光状態を
繰返し行なうことで発光演出パターン2が構成される。
【0141】図26は発光演出パターン3における飾り
ランプ113,114の発光状態を示す図である。図2
7は、発光演出パターン4における飾りランプ113,
114の発光状態を示す図である。図28は、発光演出
パターン5における飾りランプ113,114の発光状
態を示す図である。図29は、発光演出パターン6〜9
における飾りランプ113,114の発光状態を示す図
である。図29を参照して、発光演出パターン6におけ
る飾りランプ113,114の発光状態は、6つの発光
状態を繰返して行なうことにより構成されている。発光
演出パターン7では、ドラム100a〜100cがすべ
て回転して全図柄が変動しているときには、ドラム10
0a〜100c内のすべての飾りランプ113をすべて
発光させ、飾りランプ114を発光させない発光状態と
する。そして、次の発光状態(2)では、ドラム100
aが回転を停止する直前でドラム100a内の飾りラン
プ114を発光させない状態とする。このとき、発光し
ているのはドラム100b,100c内の飾りランプ1
13のみとなる。
【0142】発光演出パターン8における飾りランプ1
13,114の発光状態は、まず、ドラム100a〜1
00c内のすべての飾りランプ113を発光させ、飾り
ランプ114は発光させない(発光状態(1))。そし
て次の発光状態(2)は、ドラム100aが停止するタ
イミングの手前で100a内の飾りランプ113を消灯
する。そして次の発光状態(3)では、ドラム100c
が停止するタイミングの手前でドラム100c内の飾り
ランプ113を消灯させる。このとき、ドラム100b
内の飾りランプ113のみが点灯している状態となる。
【0143】発光演出パターン9における飾りランプ1
13,114の発光状態は、まず、ドラム100a〜1
00cがすべて回転して全図柄が変動しているときは、
ドラム100a〜100c内のすべての飾りランプ11
3を点灯した状態とする。そして次の発光状態は、ドラ
ム100aが停止するタイミングの手前でドラム100
a〜100c内のすべての飾りランプ113を消灯す
る。このとき発光している飾りランプ113,114は
ない。このようにした場合には、100%リーチ演出動
作が行なわれるようにする。これにより、遊技者は、ド
ラム100aが回転を停止し、左図柄が表示された段階
で、リーチとなることを知ることができ、遊技者の大当
りとなる期待感を向上させることができる。
【0144】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) 本実施の形態において、パチンコ遊技機1の可
変表示装置8に設けられる表示領域9には、複数種類の
特別図柄を可変表示可能な3つのドラム100a,10
0b,100cを用いたが、これに代えて表示領域9に
複数種類の特別図柄を可変表示可能な液晶表示装置を用
いてもよい。この場合に、ドラム100a,100b,
100c内に設けられる飾りランプ113,114に代
えて、液晶表示装置自体を用いて、光による演出を行な
うようにすることができる。
【0145】(2) 可変表示装置のドラム100a,
100b,100c内に設けられる飾りランプ113,
114は、熱陰極線管を用いたが、これに限定されるわ
けではなく、たとえば、LEDや、白熱ランプ等を用い
ることができる。
【0146】(3) 本実施の形態におけるパチンコ遊
技機1では、演出パターンを可変表示装置8で可変開始
させた後表示結果が導出表示されるまでの可変表示動作
期間において演出パターンに基づく音と光による演出を
行なうようにしたが、可変表示装置8が可変表示動作を
していない期間に音と光による演出を行なうようにして
もよい。たとえば、可変表示装置が可変表示動作をして
いない期間には、ドラム100a,100b,100c
は停止した状態となっている。ドラム100a〜100
cが停止した状態で、内部に設けられた飾りランプ11
3,114による発光演出パターンに基づく演出をさせ
るようにしてもよい。これにより、可変表示装置が可変
表示動作をしていない期間においても、可変表示装置8
で光による演出を行なうことができ、遊技者を退屈させ
ることがない。
【0147】(4) リーチ状態とは、可変表示装置が
可変開始された後表示制御が進行して表示結果が導出表
示される前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示
態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。
可変表示装置8の可変表示中においては、リーチ状態が
発生する場合がある。ここで、リーチとは、表示状態が
変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期
を異ならせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表
示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せとなっ
た場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状
態となる遊技機において、前記複数の表示結果の一部が
まだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されて
いる表示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件
を満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれ
ば、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示部を複
数有する可変表示装置の表示結果が予め定められた特定
の表示態様の組合せになった場合に、遊技状態が遊技者
にとって有利な特定遊技状態となる遊技機において、前
記可変表示装置の表示結果がまだ導出表示されていない
段階で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい
可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状
態をいう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組
合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部
による可変表示を行なう状態もリーチ表示状態に含まれ
る。さらにリーチの中には、それが出現すると、通常の
リーチに比べて、大当りが発生しやすいものがある。こ
のような特定のリーチをスーパーリーチという。
【0148】なお、リーチ状態とは、可変表示装置の表
示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にま
で達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導
出表示される以前に決定されている前記複数の可変表示
部の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様と
なる条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0149】(5) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0150】
【課題を解決するための手段の具体例】(1)図1等に
示す可変表示装置8により、表示状態が変化可能な可変
表示装置が構成されている。図5等に示すスピーカ27
により、音を発生可能な音発生手段が構成されている。
図5等に示す飾りLED111,112および飾りラン
プ113〜116とにより、所定の発光動作が可能な発
光手段が構成されている。図1に示すパチンコ遊技機1
により、前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様
となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制
御可能となる遊技機が構成されている。
【0151】図5に示す表示制御基板80により、前記
可変表示装置の表示結果を導出表示させるための可変表
示動作を行なわせる可変表示制御手段が構成されてい
る。図5に示す遊技制御基板31の基本回路53によ
り、前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様とな
る場合と特定の表示態様とならない場合とで異なる選択
確率で複数種類の発音演出パターンの中から発音演出パ
ターンを選択する発音演出パターン選択手段が構成され
ている。図5に示す音声制御基板70により、前記可変
表示動作期間中の所定の期間中において、前記発音演出
パターン選択手段により選択された前記発音演出パター
ンを前記音発生手段から発生させることが可能な発音演
出制御手段が構成されている。図5に示す遊技制御基板
31の基本回路53により、前記可変表示装置の表示結
果が特定の表示態様となる場合と特定の表示態様となら
ない場合とで異なる選択確率で複数種類の発光演出パタ
ーンの中から発光演出パターンを選択する発光演出パタ
ーン選択手段が構成されている。図5に示すランプ・L
ED回路60により、前記所定の期間中において、前記
発光演出パターン選択手段により選択された発光演出パ
ターンを前記発光手段に発光動作させることが可能な発
光演出制御手段が構成されている。
【0152】図10に示す演出0〜5が選択される確率
と図11に示す演出0〜5が選択される確率とが異な
り、図5に示した基本回路53が図10または図11に
示した変動動作用乱数と音ランプの演出パターンとの関
係から演出パターンを選択することにより、発音演出パ
ターン選択手段が、前記可変表示装置の表示結果が特定
の表示態様となる場合と特定の表示態様とならない場合
とで異なる選択確率で複数種類の発音演出パターンの中
から発音演出パターンを選択する構成が示されている。
【0153】図10に示す演出0〜5が選択される確率
と図11に示す演出0〜5が選択される確率とが異な
り、図5に示した基本回路53が図10または図11に
示した変動動作用乱数と音ランプの演出パターンとの関
係から演出パターンを選択することにより、前記発光演
出パターン選択手段が、前記可変表示装置の表示結果が
特定の表示態様となる場合には特定の表示態様とならな
い場合に比べて異なった選択確率で前記発光演出パター
ンの選択を行なう構成が示されている。
【0154】(2)図5に示す遊技制御基板31の基本
回路53により、前記可変表示装置によりリーチ状態が
成立した場合に所定のリーチ演出動作表示を行なわせる
前記可変表示制御手段が構成されている。図22に示す
演出0〜5のいずれかの演出パターンがT1からT4ま
での期間に行なわれることにより、前記所定の期間は、
前記可変表示動作期間中における前記リーチ演出動作表
示が行なわれていない非リーチ演出表示期間に含まれる
構成が示される。
【0155】(3)図5に示す遊技制御基板31の基本
回路53により、前記可変表示装置によりリーチ状態が
成立した場合に所定のリーチ演出動作表示を行なわせる
前記可変表示制御手段が構成されている。図22に示す
演出6〜8のいずれかの演出パターンがT6からT7ま
での期間に行なわれることにより、前記所定の期間は、
前記可変表示動作期間中における前記リーチ演出動作表
示が行なわれている期間に含まれる構成が示される。
【0156】(4)図1等に示すドラム100a〜10
0cにより、前記可変表示装置に含まれ、複数の識別情
報が表面に形成された複数の回転部材が構成されてい
る。図4により、前記複数の回転部材は、透光性のある
部材で構成され、前記発光手段は、前記複数の回転部材
それぞれの内側に設けられる構成が示される。
【0157】(5)図4等に示す飾りランプ113,1
14の配列により、前記回転部材が回転を停止したとき
に前記遊技機の前面側に臨む図柄の数よりも多い数の発
光体を前記回転部材の回転方向に沿って配列する構成が
示される。
【0158】(6)図4等に示す白色の飾りランプ11
3と赤色の飾りランプ114とにより、発光する光の色
彩が異なる複数の発光体を含む前記発光手段が構成され
ている。
【0159】(7)図1等に示す可変表示装置8によ
り、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数
含む前記可変表示装置が構成されている。図22に示す
演出0〜5のいずれかの演出パターンが行なわれるT1
からT3までの期間により、前記複数の可変表示部が変
動している期間を含む前記所定の期間が構成されてい
る。
【0160】(8)図1等に示す可変表示装置8によ
り、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数
含む前記可変表示装置が構成されている。図20と図2
1とで示される演出0〜5の演出パターンに対応する発
音演出パターン(効果音/停止音)により、前記複数の
発音演出パターンは、前記可変表示部の可変開始に関連
して発せられる発音演出パターンを含む構成が示され
る。
【0161】(9)図5に示した基本回路53が図9か
ら図11に示した変動パターンと音ランプの演出パター
ンとの関係から演出パターンを選択することにより、前
記発音演出パターン選択手段が、前記可変表示装置で導
出表示される表示結果に応じて、複数種類の発音演出パ
ターンの中から発音演出パターンを選択し、前記発光演
出パターン選択手段が、前記可変表示装置で導出表示さ
れる表示結果に応じて、複数種類の発光演出パターンの
中から発光演出パターンを選択する構成が示されてい
る。
【0162】(10)図10または11に示す演出0〜
5、または、図12に示す演出6〜8により、前記発音
演出パターンと前記発光演出パターンとの組合せを複数
有る構成が示されている。図9から図11に示した変動
パターンと音ランプの演出パターンとの関係から、その
組合せによって前記特定遊技状態の発生の期待度が異な
る構成が示されている。
【0163】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に記載の本発明によれば、次のような効果を得ることが
できる。可変表示装置の表示結果を導出表示させるため
の可変表示動作を行なわせる可変表示動作期間中の所定
の期間中において、発音演出制御手段が、発音演出パタ
ーン選択手段により選択された発音演出パターンを音発
生手段から発生させることが可能であり、発光演出制御
手段が、発光演出パターン選択手段により選択された発
光演出パターンを発光手段に発光動作させることが可能
であるので、可変表示動作期間中の所定の期間中に、可
変表示動作とは別に、発音演出パターンと発光演出パタ
ーンとの組合せによる音と光の多様な演出を行なうこと
が可能な遊技機を提供することができる。
【0164】また、発音演出パターン選択手段が、可変
表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場合と特定
の表示態様とならない場合とで異なる選択確率で複数種
類の発音演出パターンの中から発音演出パターンを選択
し、発光演出パターン選択手段が、可変表示装置の表示
結果が特定の表示態様となる場合と特定の表示態様とな
らない場合とで異なる選択確率で複数種類の発光演出パ
ターンの中から発光演出パターンを選択するので、遊技
者は、音発生手段から発生される発音演出パターンを聞
き、発光手段から発光される発光演出パターンを見るこ
とにより、可変表示装置で導出表示される表示結果を選
択確率に基づき予測することができる。その結果、遊技
者の大当たりの期待感を高めた演出を音で行なうことが
できる。
【0165】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加えて次のような効果を得るこ
とができる。可変表示制御手段は、可変表示装置により
リーチ状態が成立した場合に所定のリーチ演出動作表示
を行なわせ、前記可変表示動作期間中におけるリーチ演
出動作表示が行なわれていない非リーチ演出表示期間
に、発音演出制御手段が、発音演出パターン選択手段に
より選択された発音演出パターンを音発生手段から発生
させることが可能であり、発光演出制御手段が、発光演
出パターン選択手段により選択された発光演出パターン
を発光手段に発光動作させることが可能であるので、リ
ーチ状態が成立する場合の非リーチ演出表示期間、また
は、リーチ状態が成立しない場合の非リーチ演出表示期
間に、可変表示動作とは別に、発音演出パターンと発光
演出パターンとの組合せによる音と光の多様な演出を行
なうことが可能な遊技機を提供することである。
【0166】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の効果に加えて次のような効果を得ることがで
きる。可変表示制御手段は、可変表示装置によりリーチ
状態が成立した場合に所定のリーチ演出動作表示を行な
わせ、前記可変表示動作期間中における前記リーチ演出
動作表示が行なわれている期間に、発音演出制御手段
が、発音演出パターン選択手段により選択された発音演
出パターンを音発生手段から発生させることが可能であ
り、発光演出制御手段が、発光演出パターン選択手段に
より選択された発光演出パターンを発光手段に発光動作
させることが可能であるので、リーチ演出表示期間にリ
ーチ演出動作表示とは別に、発音演出パターンと発光演
出パターンとの組合せによる音と光の多様な演出を行な
うことが可能な遊技機を提供することができる。
【0167】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の発明の効果に加えて次のような効果
を得ることができる。可変表示装置は、複数の識別情報
が表面に形成された回転部材を複数含み、前記複数の回
転部材は、透光性のある部材で構成され、発光手段は複
数の回転部材それぞれの内側に設けられるので、識別情
報を裏面から照射することができる。この結果、可変表
示装置内における光による演出が可能となるとともに、
停止する可能性のある識別情報を遊技者に見やすく強調
することができる。
【0168】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の効果に加えて次のような効果を得ることがで
きる。発光手段は、回転部材が回転を停止したときに遊
技機の前面側に臨む図柄の数よりも多い数の発光体を回
転部材の回転方向に沿って配列することにより構成され
ているので、可変表示される識別情報に追随して光を照
射することができるとともに、光による演出のバリエー
ションを増やすことができる。
【0169】請求項6に記載の本発明は、請求項4また
は5に記載の発明の効果に加えて次のような効果を得る
ことができる。発光手段は、発光する光の色彩が異なる
複数の発光体を含むので、光の演出に色彩の変化を加え
ることができ、発光演出パターンのバリエーションを増
やすことができる。
【0170】請求項7に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の効果に加えて次のような効果を得ることがで
きる。可変表示装置は、複数の識別情報を可変表示可能
な可変表示部を複数含み、複数の可変表示部が変動して
いる期間において、発音演出制御手段が、発音演出パタ
ーン選択手段により選択された発音演出パターンを音発
生手段から発生させることが可能であり、発光演出制御
手段が、発光演出パターン選択手段により選択された発
光演出パターンを発光手段に発光動作させることが可能
であるので、可変表示動作期間のうち複数の可変表示部
が変動している期間に、可変表示動作とは別に、発音演
出パターンと発光演出パターンとの組合せによる多様な
演出を行なうことが可能な遊技機を提供することができ
る。
【0171】請求項8に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の効果に加えて次のような効果を得ることがで
きる。可変表示装置は、複数の識別情報を可変表示可能
な可変表示部を複数含み、複数の発音演出パターンは、
可変表示部の可変開始に関連して発せられる発音演出パ
ターンを含むので、音による演出のバリエーションを増
やすことができるとともに、可変表示部の可変開始に関
連して遊技者の大当たりになる期待感を高める演出が可
能となる。
【0172】請求項9に記載の本発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載の発明の効果に加えて次のような効果
を得ることができる。発音演出パターン選択手段によ
り、可変表示装置で導出表示される表示結果に応じて、
複数種類の発音演出パターンの中から発音演出パターン
を選択し、発光演出パターン選択手段により、可変表示
装置で導出表示される表示結果に応じて、複数種類の発
光演出パターンの中から発光演出パターンを選択するの
で、遊技者は、音発生手段から発生される発音演出パタ
ーンを聞くことにより、または、発光手段から発光され
る発光演出パターンを見ることにより、可変表示装置で
導出表示される表示結果を予測することができる。その
結果、遊技者の大当たりになる期待感を高めた演出を音
と光で行なうことができる。
【0173】請求項10に記載の本発明は、請求項1〜
9のいずれかに記載の発明の効果に加て次のような効果
を得ることができる。発音演出パターンと発光演出パタ
ーンとの組合せが複数有り、発音演出パターンと発光演
出パターンとの組合せよって特定遊技状態の発生の期待
度が異なるので、遊技者は、音発生手段から発生される
発音演出パターンを聞き、かつ、発光手段から発光され
る発光演出パターンを見ることにより、発音演出パター
ンと発光演出パターンとの組合せを判断でき、可変表示
装置で導出表示される表示結果を予測することができ
る。その結果、遊技者の大当たりになる期待感を高めた
演出を音と光で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技機の一例におけるパチンコ
遊技機の正面図である。
【図2】 遊技盤に設けられる飾りランプおよび飾りL
EDの配置を示す遊技盤の正面図である。
【図3】 可変表示装置の要部の拡大斜視図である。
【図4】 可変入賞球装置のドラムの内部構造を説明す
るための図である。
【図5】 パチンコ遊技機1における回路構成の一例を
示すブロック図である。
【図6】 飾りランプを点滅する制御を説明するための
回路図である。
【図7】 遊技制御基板側の基本回路が遊技制御に用い
る各種ランダムカウンタを示す図である。
【図8】 ランダムカウンタ3,5と表示制御コマンド
と可変表示装置で表示される図柄との関係を説明するた
めの図である。
【図9】 大当り時の乱数と可変表示装置の変動パター
ンとの関係を示す図である。
【図10】 大当り時の変動動作用乱数と音ランプの演
出パターンとの関係を示す図である。
【図11】 外れ時の乱数と可変表示装置の変動パター
ンおよび音ランプの演出パターンとの関係を示す図であ
る。
【図12】 リーチ演出動作が再変動となったときの変
動動作用乱数と音ランプの演出パターンとの関係を示す
図である。
【図13】 基本回路により実行される遊技制御メイン
処理を示すフローチャートである。
【図14】 基本回路により実行される割込処理を示す
フローチャートである。
【図15】 パチンコ遊技機で行なわれる制御の全体的
な流れを示すフローチャートである。
【図16】 発光演出パターンaにおける飾りLEDお
よび飾りランプの発光タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図17】 発光演出パターンa2における飾りLED
および飾りランプの発光タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図18】 発光演出パターンbにおける飾りLEDお
よび飾りランプの発光タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図19】 発光演出パターンcにおける飾りLEDお
よび飾りランプの発光タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図20】 スピーカより発生される効果音を説明する
ための図である。
【図21】 発光演出パターンと発音演出パターンとを
組合せた演出パターンを示す図である。
【図22】 ドラムの状態の推移と演出される演出パタ
ーンを示すタイミングチャートである。
【図23】 飾りランプの数を増やした遊技盤6の正面
図である。
【図24】 発光演出パターン1における飾りLEDお
よび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【図25】 発光演出パターン2における飾りLEDお
よび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【図26】 発光演出パターン3における飾りLEDお
よび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【図27】 発光演出パターン4における飾りLEDお
よび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【図28】 発光演出パターン5における飾りLEDお
よび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【図29】 発光演出パターン6〜9における飾りLE
Dおよび飾りランプの発光状態の推移を示す図である。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、7は遊技領域、8は可変表示装
置、11は通過ゲート、14は始動口、15は始動用電
動役物、19は可変入賞球装置、20は開閉板、24は
入賞口、25は装飾ランプカバー、27はスピーカ、3
1は遊技制御基板、60はランプLED回路、70は音
声制御基板、80は表示制御基板、100a〜100c
はドラム、111,112は飾りLED、113〜11
6は飾りランプ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 音を発生可能な音発生手段と、 所定の発光動作が可能な発光手段とを備え、 前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となった
    場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能と
    なる遊技機であって、 前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための可
    変表示動作を行なわせる可変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場
    合と特定の表示態様とならない場合とで異なる選択確率
    で複数種類の発音演出パターンの中から発音演出パター
    ンを選択する発音演出パターン選択手段と、 前記可変表示動作期間中の所定の期間中において、前記
    発音演出パターン選択手段により選択された前記発音演
    出パターンを前記音発生手段から発生させることが可能
    な発音演出制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となる場
    合と特定の表示態様とならない場合とで異なる選択確率
    で複数種類の発光演出パターンの中から発光演出パター
    ンを選択する発光演出パターン選択手段と、 前記所定の期間中において、前記発光演出パターン選択
    手段により選択された発光演出パターンを前記発光手段
    に発光動作させることが可能な発光演出制御手段とを備
    えた、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示制御手段は、前記可変表示
    装置によりリーチ状態が成立した場合に所定のリーチ演
    出動作表示を行なわせ、 前記所定の期間は、前記可変表示動作期間中における前
    記リーチ演出動作表示が行なわれていない非リーチ演出
    表示期間に含まれることを特徴とする、請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示制御手段は、前記可変表示
    装置によりリーチ状態が成立した場合に所定のリーチ演
    出動作表示を行なわせ、 前記所定の期間は、前記可変表示動作期間中における前
    記リーチ演出動作表示が行なわれている期間に含まれる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示装置は、複数の識別情報が
    表面に形成された回転部材を複数含み、 前記複数の回転部材は、透光性のある部材で構成され、 前記発光手段は、前記複数の回転部材それぞれの内側に
    設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、前記回転部材が回転を
    停止したときに遊技機の前面側に臨む図柄の数よりも多
    い数の発光体を前記回転部材の回転方向に沿って配列す
    ることにより構成されていることを特徴とする、請求項
    4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記発光手段は、発光する光の色彩が異
    なる複数の発光体を含むことを特徴とする、請求項4ま
    たは5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記可変表示装置は、複数の識別情報を
    可変表示可能な可変表示部を複数含み、 前記所定の期間は、前記複数の可変表示部が変動してい
    る期間であることを特徴とする、請求項1に記載の遊技
    機。
  8. 【請求項8】 前記可変表示装置は、複数の識別情報を
    可変表示可能な可変表示部を複数含み、 前記複数の発音演出パターンは、前記可変表示部の可変
    開始に関連して発せられる発音演出パターンを含むこと
    を特徴とする、請求項2に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記発音演出パターン選択手段は、前記
    可変表示装置で導出表示される表示結果に応じて、複数
    種類の発音演出パターンの中から発音演出パターンを選
    択し、 前記発光演出パターン選択手段は、前記可変表示装置で
    導出表示される表示結果に応じて、複数種類の発光演出
    パターンの中から発光演出パターンを選択することを特
    徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記発音演出パターンと前記発光演出
    パターンとの組合せが複数有り、その組合せによって前
    記特定遊技状態の発生の期待度が異なることを特徴とす
    る、請求項1〜9のいずれかに記載の遊技機。
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