JP2001052929A - インピーダンス素子及びその製造方法 - Google Patents
インピーダンス素子及びその製造方法Info
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- JP2001052929A JP2001052929A JP11223577A JP22357799A JP2001052929A JP 2001052929 A JP2001052929 A JP 2001052929A JP 11223577 A JP11223577 A JP 11223577A JP 22357799 A JP22357799 A JP 22357799A JP 2001052929 A JP2001052929 A JP 2001052929A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性体層にNi−Zn−Cu系フェライトが
用いられているため、信号周波数帯のインピーダンスが
高くなり、信号に歪が生じる。 【解決手段】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスル
ーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂直
な方向に重畳して周回するコイルパターンを備える。こ
の磁性体層は、コバルト−バリウム−ストロンチウム系
フェライトのコバルトの一部が銅で置換された材料で形
成される。 【効果】 100〜200MHzの信号に歪みを生じさ
せることなく、数百MHz帯からGHz帯の広範囲でノ
イズを除去することができる。
用いられているため、信号周波数帯のインピーダンスが
高くなり、信号に歪が生じる。 【解決手段】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスル
ーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂直
な方向に重畳して周回するコイルパターンを備える。こ
の磁性体層は、コバルト−バリウム−ストロンチウム系
フェライトのコバルトの一部が銅で置換された材料で形
成される。 【効果】 100〜200MHzの信号に歪みを生じさ
せることなく、数百MHz帯からGHz帯の広範囲でノ
イズを除去することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インピーダンス素
子に係るもので、特に、数百MHz帯からGHz帯まで
の高周波帯域でノイズを除去するのに適したインピーダ
ンス素子及びその製造方法に関するものである。
子に係るもので、特に、数百MHz帯からGHz帯まで
の高周波帯域でノイズを除去するのに適したインピーダ
ンス素子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インピーダンス素子は、各方面でノイズ
除去のために用いられている。形状は様々なものがある
が、例えば、磁性体層を挟んで形成された二組の複数本
の平行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスルー
ホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂直な
方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたものが
ある。このインピーダンス素子の磁性体層は、Ni−Z
n−Cu系フェライトが用いられている。
除去のために用いられている。形状は様々なものがある
が、例えば、磁性体層を挟んで形成された二組の複数本
の平行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスルー
ホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂直な
方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたものが
ある。このインピーダンス素子の磁性体層は、Ni−Z
n−Cu系フェライトが用いられている。
【0003】近年、デジタル機器の高周波化が進み、高
周波帯でのノイズ対策が必要となっている。従って、こ
のようなデジタル機器に用いられるインピーダンス素子
においては、数百MHz帯からGHz帯までの高周波帯
域でノイズを除去するものがのぞまれている。
周波帯でのノイズ対策が必要となっている。従って、こ
のようなデジタル機器に用いられるインピーダンス素子
においては、数百MHz帯からGHz帯までの高周波帯
域でノイズを除去するものがのぞまれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインピ
ーダンス素子は、磁性体層にNi−Zn−Cu系フェラ
イトが用いられているため、高周波帯域でノイズを除去
できるように内部構造を工夫した場合、図5に示す様に
100〜200MHzの信号周波数帯のインピーダンス
が高くなる傾向があり、信号に歪みが生じるという問題
があった。このような問題を解決するために、前述のよ
うなデジタル機器に用いる場合は、インピーダンス素子
のかわりにダンピング抵抗が用いられている。しかし、
ダンピング抵抗のインピーダンスは周波数に関係なく一
定なので、数百MHz帯からGHz帯の広範囲でノイズ
を除去することができなかった。
ーダンス素子は、磁性体層にNi−Zn−Cu系フェラ
イトが用いられているため、高周波帯域でノイズを除去
できるように内部構造を工夫した場合、図5に示す様に
100〜200MHzの信号周波数帯のインピーダンス
が高くなる傾向があり、信号に歪みが生じるという問題
があった。このような問題を解決するために、前述のよ
うなデジタル機器に用いる場合は、インピーダンス素子
のかわりにダンピング抵抗が用いられている。しかし、
ダンピング抵抗のインピーダンスは周波数に関係なく一
定なので、数百MHz帯からGHz帯の広範囲でノイズ
を除去することができなかった。
【0005】本発明は、100〜200MHzの信号に
歪みを生じさせることなく、数百MHz帯からGHz帯
の広範囲でノイズを除去することができるインピーダン
ス素子を提供することを目的とする。
歪みを生じさせることなく、数百MHz帯からGHz帯
の広範囲でノイズを除去することができるインピーダン
ス素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性体層の材
料をフェロックスプレーナ系のものとして、上述の課題
を解決するものである。すなわち、磁性体層を挟んで形
成された二組の複数本の平行な導体パターンが、磁性体
層に形成されたスルーホールに充填された導体で接続さ
れ、積層方向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパ
ターンを備えたインピーダンス素子において、磁性体層
がコバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトの
コバルトの一部が銅で置換された材料で形成されること
に特徴を有する。また、本発明は、磁性体層を挟んで形
成された二組の複数本の平行な導体パターンが、磁性体
層に形成されたスルーホールに充填された導体で接続さ
れ、積層方向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパ
ターンを備えたインピーダンス素子の製造方法におい
て、コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライト
のコバルトの一部が銅で置換された磁性材料で形成され
た第1のグリーンシートの表面に、平行に配列された複
数本の第1の導体パターンと、その端が該第1のグリー
ンシートの端面まで延在する第1の引出し電極を形成す
る第1の工程と、コバルト−バリウム−ストロンチウム
系フェライトのコバルトの一部が銅で置換された磁性材
料で形成され、スルーホールを有する1枚以上の第2の
グリーンシートが第1のグリーンシート上に積層され、
第2のグリーンシートの最上層のグリーンシートの表面
に形成された、平行に配列された複数本の第2の導体パ
ターンと、その端が第2のグリーンシートの端面まで延
在する第2の引出し電極が、スルーホール内に充填され
た導体により、第1のグリーンシートの複数本の第1の
導体パターンと第1の引出し電極に接続されてコイルパ
ターンを形成する第2の工程を備えることに特徴を有す
る。
料をフェロックスプレーナ系のものとして、上述の課題
を解決するものである。すなわち、磁性体層を挟んで形
成された二組の複数本の平行な導体パターンが、磁性体
層に形成されたスルーホールに充填された導体で接続さ
れ、積層方向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパ
ターンを備えたインピーダンス素子において、磁性体層
がコバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトの
コバルトの一部が銅で置換された材料で形成されること
に特徴を有する。また、本発明は、磁性体層を挟んで形
成された二組の複数本の平行な導体パターンが、磁性体
層に形成されたスルーホールに充填された導体で接続さ
れ、積層方向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパ
ターンを備えたインピーダンス素子の製造方法におい
て、コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライト
のコバルトの一部が銅で置換された磁性材料で形成され
た第1のグリーンシートの表面に、平行に配列された複
数本の第1の導体パターンと、その端が該第1のグリー
ンシートの端面まで延在する第1の引出し電極を形成す
る第1の工程と、コバルト−バリウム−ストロンチウム
系フェライトのコバルトの一部が銅で置換された磁性材
料で形成され、スルーホールを有する1枚以上の第2の
グリーンシートが第1のグリーンシート上に積層され、
第2のグリーンシートの最上層のグリーンシートの表面
に形成された、平行に配列された複数本の第2の導体パ
ターンと、その端が第2のグリーンシートの端面まで延
在する第2の引出し電極が、スルーホール内に充填され
た導体により、第1のグリーンシートの複数本の第1の
導体パターンと第1の引出し電極に接続されてコイルパ
ターンを形成する第2の工程を備えることに特徴を有す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のインピーダンス素子は、
磁性体層を挟んで形成された二組の複数本の平行な導体
パターンが、磁性体層に形成されたスルーホールに充填
された導体で接続され、積層方向に垂直な方向に重畳し
て周回するコイルパターンを備える。この磁性体層は、
コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコ
バルトの一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウ
ムの一部が鉛で置換された材料で形成される。また、本
発明のインピーダンス素子の製造方法は、コバルト−バ
リウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部
が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一部が鉛
で置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシー
トの表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パタ
ーンと、その端が第1のグリーンシートの端面まで延在
する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コバル
ト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバルト
の一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一
部が鉛で置換された磁性材料で形成され、スルーホール
を有する1枚以上の第2のグリーンシートが第1のグリ
ーンシート上に積層され、第2のグリーンシートの最上
層のグリーンシートの表面に形成された、平行に配列さ
れた複数本の第2の導体パターンと、その端が第2のグ
リーンシートの端面まで延在する第2の引出し電極が、
スルーホール内に充填された導体により、第1のグリー
ンシートの複数本の第1の導体パターンと第1の引出し
電極に接続されてコイルパターンを形成する第2の工程
を備える。
磁性体層を挟んで形成された二組の複数本の平行な導体
パターンが、磁性体層に形成されたスルーホールに充填
された導体で接続され、積層方向に垂直な方向に重畳し
て周回するコイルパターンを備える。この磁性体層は、
コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコ
バルトの一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウ
ムの一部が鉛で置換された材料で形成される。また、本
発明のインピーダンス素子の製造方法は、コバルト−バ
リウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部
が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一部が鉛
で置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシー
トの表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パタ
ーンと、その端が第1のグリーンシートの端面まで延在
する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コバル
ト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバルト
の一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一
部が鉛で置換された磁性材料で形成され、スルーホール
を有する1枚以上の第2のグリーンシートが第1のグリ
ーンシート上に積層され、第2のグリーンシートの最上
層のグリーンシートの表面に形成された、平行に配列さ
れた複数本の第2の導体パターンと、その端が第2のグ
リーンシートの端面まで延在する第2の引出し電極が、
スルーホール内に充填された導体により、第1のグリー
ンシートの複数本の第1の導体パターンと第1の引出し
電極に接続されてコイルパターンを形成する第2の工程
を備える。
【0008】
【実施例】以下、本発明のインピーダンス素子の実施例
を示す図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明
のインピーダンス素子の実施例の分解斜視図、図2は本
発明のインピーダンス素子の実施例の斜視図である。図
1、2において、11は第1の磁性体層、12は第2の
磁性体層、13は保護用の磁性体層である。第1の磁性
体層11、第2の磁性体層12、保護用の磁性体層13
は、例えば、以下の組成のフェライト磁性体が用いられ
る。2(Co0.6Cu0.4)O・3(Ba0.75Sr0.15P
b0.1)O・9.8Fe2O3 この第1の磁性体層11の表面
には、平行な同じ長さの導体パターン14と、第1の磁
性体層11の側面側に引出すための引出し電極15が形
成される。また、第2の磁性体層12の表面には、平行
な同じ長さの導体パターン16と、第2の磁性体層12
の側面側に引出すための引出し電極17が形成される。
この導体パターン16は、形成する向きを導体パターン
14とずらして導体パターン16の一つがある導体パタ
ーン14と一端で接続し、別の導体パターン14と他端
で接続するように形成される。この導体パターン14と
導体パターン16は、第2の磁性体12に設けられたス
ルーホール18内に充填された導体で接続され、積層方
向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパターンが形
成される。このコイルパターンの両端は、第2の磁性体
12に設けられたスルーホール18内に充填された導体
によって引出し電極15、17に接続される。この第1
の磁性体層11、第2の磁性体層12、保護用の磁性体
層13が積層された積層体は、コイルパターンに接続さ
れた引出し電極15、17が引出された対向する側面以
外がガラスコーティングされ、この対向する側面に外部
端子19が形成されて引出し電極15、17が外部端子
19に接続される。
を示す図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明
のインピーダンス素子の実施例の分解斜視図、図2は本
発明のインピーダンス素子の実施例の斜視図である。図
1、2において、11は第1の磁性体層、12は第2の
磁性体層、13は保護用の磁性体層である。第1の磁性
体層11、第2の磁性体層12、保護用の磁性体層13
は、例えば、以下の組成のフェライト磁性体が用いられ
る。2(Co0.6Cu0.4)O・3(Ba0.75Sr0.15P
b0.1)O・9.8Fe2O3 この第1の磁性体層11の表面
には、平行な同じ長さの導体パターン14と、第1の磁
性体層11の側面側に引出すための引出し電極15が形
成される。また、第2の磁性体層12の表面には、平行
な同じ長さの導体パターン16と、第2の磁性体層12
の側面側に引出すための引出し電極17が形成される。
この導体パターン16は、形成する向きを導体パターン
14とずらして導体パターン16の一つがある導体パタ
ーン14と一端で接続し、別の導体パターン14と他端
で接続するように形成される。この導体パターン14と
導体パターン16は、第2の磁性体12に設けられたス
ルーホール18内に充填された導体で接続され、積層方
向に垂直な方向に重畳して周回するコイルパターンが形
成される。このコイルパターンの両端は、第2の磁性体
12に設けられたスルーホール18内に充填された導体
によって引出し電極15、17に接続される。この第1
の磁性体層11、第2の磁性体層12、保護用の磁性体
層13が積層された積層体は、コイルパターンに接続さ
れた引出し電極15、17が引出された対向する側面以
外がガラスコーティングされ、この対向する側面に外部
端子19が形成されて引出し電極15、17が外部端子
19に接続される。
【0009】このインピーダンス素子は次の様に形成さ
れる。まず、前述の様な組成のフェライト磁性体をペー
スト状にして形成されたグリーンシート31の表面に、
図3(a)の様な導体パターン34と引出し電極35が
印刷により形成される。次に、前述の様な組成のフェラ
イト磁性体をペースト状にして形成し、パンチ、レーザ
等でビアホールが形成されたグリーンシート32の表面
に、図3(b)の様な導体パターン36と引出し電極3
7が印刷により形成されると共に、ビアホール内に印刷
等により導体が充填される。この導体パターン36と引
出し電極37は、ビアホール内の導体により、導体パタ
ーン34と引出し電極35に接続されて積層方向に垂直
な方向に重畳して周回するコイルパターンが形成され
る。このグリーンシート31とグリーンシート32及
び、保護用のグリーンシートを積層・加圧・一体化した
後、図3(c)の様に、複数の素子が長手方向に連なる
様に棒状に切断する。この様に切断された積層体は、8
90〜900℃で焼成され、ガラスコーティングが施さ
れた後、それぞれの素子に切断し、外部端子が形成され
る。
れる。まず、前述の様な組成のフェライト磁性体をペー
スト状にして形成されたグリーンシート31の表面に、
図3(a)の様な導体パターン34と引出し電極35が
印刷により形成される。次に、前述の様な組成のフェラ
イト磁性体をペースト状にして形成し、パンチ、レーザ
等でビアホールが形成されたグリーンシート32の表面
に、図3(b)の様な導体パターン36と引出し電極3
7が印刷により形成されると共に、ビアホール内に印刷
等により導体が充填される。この導体パターン36と引
出し電極37は、ビアホール内の導体により、導体パタ
ーン34と引出し電極35に接続されて積層方向に垂直
な方向に重畳して周回するコイルパターンが形成され
る。このグリーンシート31とグリーンシート32及
び、保護用のグリーンシートを積層・加圧・一体化した
後、図3(c)の様に、複数の素子が長手方向に連なる
様に棒状に切断する。この様に切断された積層体は、8
90〜900℃で焼成され、ガラスコーティングが施さ
れた後、それぞれの素子に切断し、外部端子が形成され
る。
【0010】図4は、本発明のインピーダンス素子の磁
性体層に2(Co0.6Cu0.4)O・3(Ba0.75Sr
0.15Pb0.1)O・9.8Fe2O3の組成フェライト磁性体
を用いて、1GHzにおけるインピーダンスを従来のイ
ンピーダンス素子と同じになるように製造して本発明の
インピーダンス素子の特性を測定したものであり、信号
周波数帯の100MHz〜200MHzのインピーダン
スが従来のインピーダンス素子よりも低く抑えられ、数
百MHzからインピーダンスが急峻に立ち上がり、GH
z帯においてインピーダンスが最大となっている。
性体層に2(Co0.6Cu0.4)O・3(Ba0.75Sr
0.15Pb0.1)O・9.8Fe2O3の組成フェライト磁性体
を用いて、1GHzにおけるインピーダンスを従来のイ
ンピーダンス素子と同じになるように製造して本発明の
インピーダンス素子の特性を測定したものであり、信号
周波数帯の100MHz〜200MHzのインピーダン
スが従来のインピーダンス素子よりも低く抑えられ、数
百MHzからインピーダンスが急峻に立ち上がり、GH
z帯においてインピーダンスが最大となっている。
【0011】以上、本発明のインピーダンス素子の実施
例を述べたが、これら実施例に限られるものではない。
例えば、第2の磁性体層は、ビアホールを有するグリー
ンシートを複数枚積層して形成し、一番上のグリーンシ
ートの表面に導体パターンと引出し電極を形成してもよ
い。また、グリーンシートは、複数の素子が長手方向に
連なる様に予め帯状に形成されてもよい。さらに、それ
ぞれの素子に切断した後、ガラスコーティングを施し、
引出し電極が引出された側面のガラスコーティングを研
磨等で除去して外部端子を形成してもよい。
例を述べたが、これら実施例に限られるものではない。
例えば、第2の磁性体層は、ビアホールを有するグリー
ンシートを複数枚積層して形成し、一番上のグリーンシ
ートの表面に導体パターンと引出し電極を形成してもよ
い。また、グリーンシートは、複数の素子が長手方向に
連なる様に予め帯状に形成されてもよい。さらに、それ
ぞれの素子に切断した後、ガラスコーティングを施し、
引出し電極が引出された側面のガラスコーティングを研
磨等で除去して外部端子を形成してもよい。
【0012】
【発明の効果】以上述べた様に本発明のインピーダンス
素子は、磁性体層を挟んで形成された二組の複数本の平
行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスルーホー
ルに充填された導体で接続され、積層方向に垂直な方向
に重畳して周回するコイルパターンを備え、磁性体層が
コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコ
バルトの一部が銅で置換された材料で形成されたので、
信号周波数帯のインピーダンスが低く抑えられ、数百M
Hzからインピーダンスが急峻に立ち上がり、GHz帯
においてインピーダンスが最大となっている。従って、
本発明のインピーダンス素子は、100〜200MHz
の信号に歪みを生じさせることなく、数百MHz帯から
GHz帯の広範囲でノイズを除去することができる。ま
た、本発明のインピーダンス素子は、コイルパターンが
引出された側面以外がガラスでコーティングされている
ので、磁性体層がコバルト−バリウム−ストロンチウム
系フェライトのコバルトの一部が銅で置換された材料で
形成されているにも係らず、外部端子をメッキで形成す
る時にメッキ液が磁性体層内に浸入したり、メッキ延び
が発生したりすることがない。さらに、本発明のインピ
ーダンス素子の製造方法は、コバルト−バリウム−スト
ロンチウム系フェライトのコバルトの一部が銅で置換さ
れた磁性材料で形成された第1のグリーンシートの表面
に、平行に配列された複数本の第1の導体パターンと、
その端が第1のグリーンシートの端面まで延在する第1
の引出し電極を形成する第1の工程と、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換された磁性材料で形成され、スルーホールを有
する1枚以上の第2のグリーンシートが第1のグリーン
シート上に積層され、第2のグリーンシートの最上層の
グリーンシートの表面に形成された、平行に配列された
複数本の第2の導体パターンと、その端が第2のグリー
ンシートの端面まで延在する第2の引出し電極が、スル
ーホール内に充填された導体により、第1のグリーンシ
ートの複数本の第1の導体パターンと第1の引出し電極
に接続されてコイルパターンを形成する第2の工程を備
えるので、グリーンシートとその表面の導体パターンと
引出し電極が1000℃以下の低い温度で一体に焼成で
きる。またさらに、本発明のインピーダンス素子の製造
方法は、第1のグリーンシートと第2のグリーンシート
と保護用のグリーンシートが一体化されて複数の素子が
長手方向に連なる様に切断され、焼成された積層体に、
ガラスコーティングが施された後、それぞれの素子に切
断して外部端子が形成される第3の工程を備えるので、
外部端子をメッキで形成する時にメッキ液が磁性体層内
に浸入したり、メッキ延びが発生したりするのを防止で
きると共に、外部端子を形成する面のガラスコーティン
グを除去する作業が不要になる。
素子は、磁性体層を挟んで形成された二組の複数本の平
行な導体パターンが、磁性体層に形成されたスルーホー
ルに充填された導体で接続され、積層方向に垂直な方向
に重畳して周回するコイルパターンを備え、磁性体層が
コバルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコ
バルトの一部が銅で置換された材料で形成されたので、
信号周波数帯のインピーダンスが低く抑えられ、数百M
Hzからインピーダンスが急峻に立ち上がり、GHz帯
においてインピーダンスが最大となっている。従って、
本発明のインピーダンス素子は、100〜200MHz
の信号に歪みを生じさせることなく、数百MHz帯から
GHz帯の広範囲でノイズを除去することができる。ま
た、本発明のインピーダンス素子は、コイルパターンが
引出された側面以外がガラスでコーティングされている
ので、磁性体層がコバルト−バリウム−ストロンチウム
系フェライトのコバルトの一部が銅で置換された材料で
形成されているにも係らず、外部端子をメッキで形成す
る時にメッキ液が磁性体層内に浸入したり、メッキ延び
が発生したりすることがない。さらに、本発明のインピ
ーダンス素子の製造方法は、コバルト−バリウム−スト
ロンチウム系フェライトのコバルトの一部が銅で置換さ
れた磁性材料で形成された第1のグリーンシートの表面
に、平行に配列された複数本の第1の導体パターンと、
その端が第1のグリーンシートの端面まで延在する第1
の引出し電極を形成する第1の工程と、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換された磁性材料で形成され、スルーホールを有
する1枚以上の第2のグリーンシートが第1のグリーン
シート上に積層され、第2のグリーンシートの最上層の
グリーンシートの表面に形成された、平行に配列された
複数本の第2の導体パターンと、その端が第2のグリー
ンシートの端面まで延在する第2の引出し電極が、スル
ーホール内に充填された導体により、第1のグリーンシ
ートの複数本の第1の導体パターンと第1の引出し電極
に接続されてコイルパターンを形成する第2の工程を備
えるので、グリーンシートとその表面の導体パターンと
引出し電極が1000℃以下の低い温度で一体に焼成で
きる。またさらに、本発明のインピーダンス素子の製造
方法は、第1のグリーンシートと第2のグリーンシート
と保護用のグリーンシートが一体化されて複数の素子が
長手方向に連なる様に切断され、焼成された積層体に、
ガラスコーティングが施された後、それぞれの素子に切
断して外部端子が形成される第3の工程を備えるので、
外部端子をメッキで形成する時にメッキ液が磁性体層内
に浸入したり、メッキ延びが発生したりするのを防止で
きると共に、外部端子を形成する面のガラスコーティン
グを除去する作業が不要になる。
【図1】 本発明のインピーダンス素子の実施例の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 本発明のインピーダンス素子の実施例の斜視
図である。
図である。
【図3】 本発明のインピーダンス素子の実施例の製造
順序を示す図である。
順序を示す図である。
【図4】 本発明のインピーダンス素子の特性を示す図
である。
である。
【図5】 従来のインピーダンス素子の特性を示す図で
ある。
ある。
11 第1の磁性体層 12 第2の磁性体層 13 保護用の磁性体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 賢一 埼玉県比企郡玉川村大字玉川字日野原828 番地 東光株式会社玉川工場内 Fターム(参考) 5E062 FF01 5E070 AA01 AB02 AB04 BA12 BB01 CB03 CB13 CB17 CC01
Claims (7)
- 【請求項1】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子において、該磁性体層がコバルト−バ
リウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部
が銅で置換された材料で形成されたことを特徴とするイ
ンピーダンス素子。 - 【請求項2】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子において、該磁性体層がコバルト−バ
リウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部
が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一部が鉛
で置換された材料で形成されたことを特徴とするインピ
ーダンス素子。 - 【請求項3】 前記コイルパターンが引出された側面以
外がガラスでコーティングされた請求項1又は請求項2
に記載のインピーダンス素子。 - 【請求項4】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子の製造方法において、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシ
ートの表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パ
ターンと、その端が該第1のグリーンシートの端面まで
延在する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コ
バルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバ
ルトの一部が銅で置換された磁性材料で形成され、スル
ーホールを有する1枚以上の第2のグリーンシートが該
第1のグリーンシート上に積層され、該第2のグリーン
シートの最上層のグリーンシートの表面に形成された、
平行に配列された複数本の第2の導体パターンと、その
端が該第2のグリーンシートの端面まで延在する第2の
引出し電極が、該スルーホール内に充填された導体によ
り、該第1のグリーンシートの複数本の第1の導体パタ
ーンと第1の引出し電極に接続されてコイルパターンを
形成する第2の工程を備えることを特徴とするインピー
ダンス素子の製造方法。 - 【請求項5】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子の製造方法において、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一部が鉛で
置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシート
の表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パター
ンと、その端が該第1のグリーンシートの端面まで延在
する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コバル
ト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバルト
の一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一
部が鉛で置換された磁性材料で形成され、スルーホール
を有する1枚以上の第2のグリーンシートが該第1のグ
リーンシート上に積層され、該第2のグリーンシートの
最上層のグリーンシートの表面に形成された、平行に配
列された複数本の第2の導体パターンと、その端が該第
2のグリーンシートの端面まで延在する第2の引出し電
極が、該スルーホール内に充填された導体により、該第
1のグリーンシートの複数本の第1の導体パターンと第
1の引出し電極に接続されてコイルパターンを形成する
第2の工程を備えることを特徴とするインピーダンス素
子の製造方法。 - 【請求項6】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子の製造方法において、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシ
ートの表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パ
ターンと、その端が該第1のグリーンシートの端面まで
延在する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コ
バルト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバ
ルトの一部が銅で置換された磁性材料で形成され、スル
ーホールを有する1枚以上の第2のグリーンシートが該
第1のグリーンシート上に積層され、該第2のグリーン
シートの最上層のグリーンシートの表面に形成された、
平行に配列された複数本の第2の導体パターンと、その
端が該第2のグリーンシートの端面まで延在する第2の
引出し電極が、該スルーホール内に充填された導体によ
り、該第1のグリーンシートの複数本の第1の導体パタ
ーンと第1の引出し電極に接続されてコイルパターンを
形成する第2の工程及び、該第1のグリーンシートと該
第2のグリーンシートと保護用のグリーンシートが一体
化されて複数の素子が長手方向に連なる様に切断され、
焼成された積層体に、ガラスコーティングが施された
後、それぞれの素子に切断して外部端子が形成される第
3の工程を備えることを特徴とするインピーダンス素子
の製造方法。 - 【請求項7】 磁性体層を挟んで形成された二組の複数
本の平行な導体パターンが、該磁性体層に形成されたス
ルーホールに充填された導体で接続され、積層方向に垂
直な方向に重畳して周回するコイルパターンを備えたイ
ンピーダンス素子の製造方法において、コバルト−バリ
ウム−ストロンチウム系フェライトのコバルトの一部が
銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一部が鉛で
置換された磁性材料で形成された第1のグリーンシート
の表面に、平行に配列された複数本の第1の導体パター
ンと、その端が該第1のグリーンシートの端面まで延在
する第1の引出し電極を形成する第1の工程と、コバル
ト−バリウム−ストロンチウム系フェライトのコバルト
の一部が銅で置換され、バリウム−ストロンチウムの一
部が鉛で置換された磁性材料で形成され、スルーホール
を有する1枚以上の第2のグリーンシートが該第1のグ
リーンシート上に積層され、該第2のグリーンシートの
最上層のグリーンシートの表面に形成された、平行に配
列された複数本の第2の導体パターンと、その端が該第
2のグリーンシートの端面まで延在する第2の引出し電
極が、該スルーホール内に充填された導体により、該第
1のグリーンシートの複数本の第1の導体パターンと第
1の引出し電極に接続されてコイルパターンを形成する
第2の工程及び、該第1のグリーンシートと該第2のグ
リーンシートと保護用のグリーンシートが一体化されて
複数の素子が長手方向に連なる様に切断され、焼成され
た積層体に、ガラスコーティングが施された後、それぞ
れの素子に切断して外部端子が形成される第3の工程を
備えることを特徴とするインピーダンス素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223577A JP2001052929A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | インピーダンス素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223577A JP2001052929A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | インピーダンス素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001052929A true JP2001052929A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16800356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11223577A Pending JP2001052929A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | インピーダンス素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001052929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004253684A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Tdk Corp | 高密度インダクタおよびその製造方法 |
WO2007111122A1 (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-04 | Hitachi Metals, Ltd. | コイル部品およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP11223577A patent/JP2001052929A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004253684A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Tdk Corp | 高密度インダクタおよびその製造方法 |
WO2007111122A1 (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-04 | Hitachi Metals, Ltd. | コイル部品およびその製造方法 |
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