JP2001052380A - 光記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

光記録媒体およびその製造方法

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JP2001052380A
JP2001052380A JP2000165994A JP2000165994A JP2001052380A JP 2001052380 A JP2001052380 A JP 2001052380A JP 2000165994 A JP2000165994 A JP 2000165994A JP 2000165994 A JP2000165994 A JP 2000165994A JP 2001052380 A JP2001052380 A JP 2001052380A
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Akio Kakimoto
秋男 柿本
Yoshiyuki Kiriyama
義幸 桐山
Chikashi Shinoda
史 篠田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 とくに貼り合わせタイプ高密度光記録媒体
を、接着剤層中に気泡を混入させることなく、機械特
性、信号品質に優れたものに製造する。 【解決手段】 一対の透明基板の少なくとも一方に記録
層が積層された一対の基板を接着剤層を内側にして貼り
合わせてなる光記録媒体の製造方法であって、その透明
基板の成形時の反り量を制御することにより、少なくと
も記録層が積層された基板の貼り合わせる前の反り量を
調節することを特徴とする光記録媒体の製造方法、およ
びその方法により製造された光記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一方に
記録層を有する一対の基板を貼り合わせてなる光記録媒
体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来から提案されている光記録媒
体と比較してより高密度な光記録媒体、例えばDVD−
RAMにおいてはその高密度化を達成するため、基板の
厚さを0.6mm程度と従来の半分のものを使用してい
る。そして、このような薄い基板を用いるので機械的強
度を確保するために、2枚の基板を貼り合わせた貼り合
わせディスクとして用いられている。
【0003】高密度の記録再生を高い信頼性で行うため
には、従来に比べてより良好な機械特性が要求され、精
度の良い貼り合わせ技術が必要となっている。また、貼
り合わせを行う際、貼り合わせ前の基板の形状が貼り合
わせ後のディスクの機械特性に大きく影響することがわ
かっている。
【0004】特開平2−308443号公報には、貼り
合わせ前の基板の貼り合わせ面および、基板中心部の断
面形状を制御すること、貼り合わせ前の基板の反り方向
と反り量を制御すること、基板上の積層膜の合成応力と
方向を制御することなどが提案されている。
【0005】また、特開平4−32045号公報には、
ディスク吸着保持具の形状を曲面として、ディスク基板
を真空吸着し無理矢理ディスクを中央部が凸となるよう
変形させて貼り合わせる方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−308443号公報に記載の方法は、貼り合わせ後
の複屈折異常をなくし誤り率の悪化防止や、ハブ付けの
精度向上、耐久性の向上を目的としたものであり、上記
高密度光記録媒体で要求される薄い基板を高精度の機械
特性で貼り合わせる製造方法としては十分満足できるも
のではなかった。
【0007】すなわちこの方法では、2枚の基板を重ね
合わせる際、基板の外周部が内周部より先に接触し接着
層中に気泡を混入するため、貼り合わせ記録媒体の機械
特性が悪化し、信号品質の劣化や製品の歩留まりが悪く
なるという問題点があった。
【0008】また、特開平4−32045号公報に記載
の方法では、ディスク吸着保持具により強制的にディス
クを変形させるため、記録膜に無理な応力がかかってク
ラックが入ったりし、信号品質が低下する恐れがある。
さらに、曲面状ディスク吸着保持具によりディスクの吸
着を内周部より順次解除していく必要があるため複雑な
機構を要し、また内周部より順次吸着を解除していく必
要があるため貼り合わせに長時間を要し、生産性の点か
ら好ましくないなど種々の問題点があった。
【0009】本発明の課題は、このような従来技術にお
ける問題点に着目し、DVD−RAMのごとき高密度記
録媒体で要求される機械特性を満足するため、接着剤層
中に気泡を混入させずに一対の基板を貼り合わせて機械
特性および信号品質の高い光記録媒体を提供し、また生
産性が高く製品の歩留まりが高い貼り合わせ方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光記録媒体の製造方法は、一対の透明基板
の少なくとも一方に記録層が積層された一対の基板を接
着剤層を内側にして貼り合わせてなる光記録媒体の製造
方法であって、その透明基板の成形時の反り量を制御す
ることにより、少なくとも記録層が積層された基板の貼
り合わせる前の反り量を調節することを特徴とする方法
からなる。
【0011】また、本発明に係る光記録媒体の製造方法
は、一対の透明基板の少なくとも一方に相変化材料から
なる記録層が積層された一対の基板を接着剤層を内側に
して貼り合わせてなる光記録媒体の製造方法であって、
その記録層の初期結晶化工程において該記録層に照射す
るレーザー光のエネルギー密度を制御することにより、
少なくとも記録層が積層された基板の貼り合わせる前の
反り量を調節することを特徴とする方法からなる。
【0012】上記方法では、とくに、一対の基板を貼り
合わせる際、外周部よりも内周部が先に接触する様に重
ね合わせることが好ましい。
【0013】また、上記方法においては、一対の基板の
貼り合わせ前の反り量が、ともに0〜−4.55×10
-3であることが好ましい。あるいは、一対の基板の第1
の基板の貼り合わせ前の反り量が0〜−4.55×10
-3であり、第2の基板の貼り合わせ前の反り量が0〜+
4.55×10-3であり、かつ、第1の基板の貼り合わ
せ前の反り量の絶対値が、第2の基板の貼り合わせ前の
反り量の絶対値と同じかそれよりも大きいことが好まし
い。各基板の厚さとしては、0.8mm以下のものに適
用して本発明による優れた効果が得られる。
【0014】本発明に係る光記録媒体は、上記のような
方法により製造されたことを特徴とするものからなる。
【0015】上記のような本発明に係る光記録媒体およ
びその製造方法においては、透明基板の成形時の反り量
を制御することによって、少なくとも記録層が積層され
た基板の貼り合わせる前の反り量を調節することによ
り、2枚の基板を貼り合わせるに際し、両基板が内周側
から外周側へと順に接触するように重ね合わせることが
可能になり、両基板間に存在する接着剤層においては、
気泡が滞留することなく順次径方向外方に向けて逃がさ
れ、接着剤層中への気泡の混入が防止される。その結
果、貼り合わせ後の光記録媒体の良好な機械特性、精度
が確保され、優れた信号品質が確保される。
【0016】また、基板の反り量に関して、とくに透明
基板の形成段階での反り量を特定範囲内に調節すること
により、貼り合わせ時の良好な気泡の抜けが確保され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について、望まし
い実施の形態とともに説明する。本発明に係る光記録媒
体は、少なくとも一方に記録層を有する一対の基板を接
着剤層を介して貼り合わせたものである。接着剤の種類
は特に限定されず、ホットメルト接着剤、紫外線硬化型
接着剤、2液反応型接着剤などが使用され、ゴム系接着
剤、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、ウレタン系
接着剤などが挙げられる。また、接着剤としては、1液
型のものでもよいが、ディスクの反りや、接着剤塗布時
の熱によりディスクに欠陥が生じたりするのを防止する
ためには、2液硬化型接着剤を用いることが好ましい。
【0018】2液硬化型接着剤としては、たとえば、重
合可能なエチレン性二重結合を分子内に少なくとも一つ
以上有するモノマーを主成分とする、低温で硬化するも
のが好ましい。しかしながら、粘度が低すぎると接着剤
の層構造が維持できなくなり、粘度が高すぎる、または
2種類の粘度差が大きすぎると、塗布時に同時に均一展
延できなくなる。したがって、接着剤のA液、B液の粘
度が各々100〜1000センチポイズ、好ましくは3
00〜700センチポイズのもので、かつ、A液とB液
との粘度差が100センチポイズ以内程度のものを使用
することが好ましい。
【0019】また、接着剤層の形成方法としてもとくに
限定されず、スピンコート法、ロールコート法、スクリ
ーン印刷法などを用いることができる。
【0020】一対の基板の貼り合わせは、大気中で行っ
てもよいし、減圧雰囲気下で行ってもよい。ただし、一
対の基板を重ね合わせる際、接着剤層中に気泡を極力混
入させないためには、減圧雰囲気下で重ね合わせる方が
好ましい。
【0021】本発明に係る方法では、少なくとも記録層
が積層された基板の貼り合わせ前の反り量が、その透明
基板の成形時の反り量を制御することにより、調節され
る。
【0022】すなわち、貼り合わせ前の基板の反りは、
透明基板の成形時の反りや、記録層の応力による反り、
基板のレーザービーム入射面側に有機樹脂あるいは無機
物の保護層を積層する場合はその保護層の応力による反
り、基板の記録層上に有機樹脂あるいは無機物による保
護層を積層する場合はその保護層の応力による反り等の
合成反りとして定まる。
【0023】また、基板成形から貼り合わせまでの期間
の透明基板の温度変化や吸湿等によっても貼り合わせ前
の基板の反りは変化する。
【0024】これらの様々な作用を考慮して、貼り合わ
せ前の基板の反り量を考慮しなければならないが、貼り
合わせ前基板の反りを制御する方法としては下記の方法
が挙げられる。
【0025】成形条件により透明基板の反りを制御する
方法。透明基板の形成は、通常、溶融したポリカーボネ
ート等の樹脂を二つの金型の間に射出成形して行われ
る。このとき、透明基板の案内溝のある面が接する金型
Aと、透明基板の案内溝がある面と反対の面が接する金
型Bに温度差をつけることにより透明基板の反りを調整
できる。
【0026】初期結晶化条件により貼り合わせ前の基板
の反りの制御方法。記録層が、相変化記録材料からなる
場合は、非結晶化状態から結晶化状態にする初期結晶化
工程において、その結晶化処理のため照射するレーザー
光のエネルギー密度を調整することにより、基板の反り
を制御できる。初期結晶化時のレーザー光のエネルギー
密度は、0.3〜10.0nJ/μm2 が好ましい。こ
れより小さいエネルギー密度では記録層を充分結晶化す
ることができず、これより大きいと記録層を破壊してし
まう。さらに好ましくは、0.5〜5nJ/μm2 であ
る。初期結晶化工程において、記録層に照射されるレー
ザー光のエネルギー密度を制御する方法としては、レー
ザー光の照射パワー密度を変化させたり、基板の回転数
を制御して単位面積当たりの照射時間を変化させたりす
る方法などが挙げられる。また、ディスク面の初期結晶
化領域の内周部と外周部において照射するエネルギー密
度を変化させて反り形状を変化させることもできる。
【0027】有機樹脂保護層の形成条件による貼り合わ
せ前の基板の反りの制御方法。レーザービーム入射面側
の有機樹脂保護層を形成する場合は、該有機樹脂保護層
を形成する樹脂組成を調整することで、有機樹脂保護層
の硬化反応時の体積収縮による応力と基板との応力との
関係を調節し、基板の反りを調整できる。また、有機樹
脂保護層の膜厚を調整することで、有機樹脂保護層の硬
化反応時の体積収縮による応力と基板との応力との関係
を調節し、基板の反りを調整できる。記録膜面側層の有
機樹脂保護層を形成する場合は、該有機樹脂保護層を形
成する樹脂組成を調整することで、有機樹脂保護層の硬
化反応時の体積収縮による応力と基板との応力との関係
を調節し、基板の反りを調整できる。また、有機樹脂保
護層の膜厚を調整することで、有機樹脂保護層の硬化反
応時の体積収縮による応力と基板との応力との関係を調
節し、基板の反りを調整できる。
【0028】貼り合わせ前の基板の反り量の調節は上述
の方法を単独で用いてもよいし、必要に応じていくつか
の方法を組み合わせて用いてもよい。
【0029】ここで、反り量の測定方法と定義について
であるが、測定には、機械特性測定器(DLD300
0、ジャパンイーエム社製)を用いた。また、反り量は
下式の通り定義した。 反り量=(外周部の平均変位量−内周部の平均変位量)
/(外周部の測定半径位置−内周部の測定半径位置)
【0030】つまり、図1に示すように、 反り量=(外周部と内周部の平均変位量の差)/(測定
距離) として表わすことができる。
【0031】平均変位量は、所定の測定トラック1周に
つき254カ所について基準面からの変位量を測定して
その全ての平均値で表した。反り量における±の符号
は、基板の記録面を上になるよう設置した際記録面が凹
となる場合をプラス、記録面が凸となる場合をマイナス
と定義した。また、内周部の測定位置は、使用する基板
の外径に0.4を乗じた位置、外周部の測定位置は、使
用する基板の外径に0.95を乗じた位置で行った。
【0032】上記反り量については、一対の基板の各々
の基板の貼り合わせ前の反り量が、0〜−4.55×1
-3の範囲であることが好ましい。より好ましくは、両
基板とも0〜−3.03×10-3の範囲である。
【0033】あるいは一対の基板の、第1の基板の反り
量が0〜−4.55×10-3であり、第2の基板の反り
量が0〜+4.55×10-3であり、かつ、第1の基板
の反り量の絶対値が、第2の基板の反り量の絶対値と同
じかそれよりも大きいことが好ましい。より好ましく
は、第1基板の反り量が0〜−3.03×10-3、第2
の基板の反り量が0〜+3.03×10-3の範囲であ
る。
【0034】なお、基板の形成面に関しては、一対の基
板の両基板に記録層を形成してもよいし、片側の基板だ
けに記録層を形成してもよい。片側の基板だけに記録層
を形成する場合、記録層の形成面は第1の基板上でも第
2の基板上でもよい。
【0035】また、本発明において、光記録媒体として
はとくに限定されず、光を用いてデータを書き込むもの
または記録部位各部の光学的性質(光反射率、分光反射
率、反射光の光偏波状態など)の変化または差異に基づ
いてデータの読取りを行う光磁気記録媒体、相変化型光
記録媒体などの追記型または書換可能型の光記録媒体な
どが用いられる。
【0036】相変化型光記録媒体は、通常透明な基板上
に記録層を設けたものであり、記録層構成に、レーザ光
により結晶とアモルファスとの可逆変化が可能な特定の
金属が用いられている。基板上の層構成としては、たと
えば、透明な基板上に、少なくとも第1保護層/記録層
/第2保護層/反射層を有する層構成とすることができ
る。
【0037】相変化型光記録媒体の記録層には、たとえ
ば、Te−Ge−Sb−Pd合金、Te−Ge−Sb−
Pd−Nb合金、Nb−Ge−Sb−Te合金、Pt−
Ge−Sb−Te合金、Ni−Ge−Sb−Te合金、
Ge−Sb−Te合金、Co−Ge−Sb−Te合金、
In−Sb−Te合金、In−Se合金、およびこれら
を主成分とする合金が用いられる。とくにTe−Ge−
Sb−Pd合金、Te−Ge−Sb−Pd−Nb合金
が、記録消去再生を繰り返しても劣化が起こり難く、さ
らに熱安定性が優れているので好ましい。とくに望まし
い記録膜組成としては、たとえば次式で表される範囲に
あることが熱安定性と繰り返し安定性に優れている点か
ら好ましい。 Mz (Sbx Te(1-x) 1-y-z (Ge0.5 Te0.5
y 0.35≦x≦0.5 0.20≦y≦0.5 0 ≦z≦0.05 ここでMはパラジウム、ニオブ、白金、銀、金、コバル
トから選ばれる少なくとも一種の金属、Sbはアンチモ
ン、Teはテルル、Geはゲルマニウムを表す。また、
x、y、zおよび数字は各元素の原子の数(各元素のモ
ル数)を表す。とくにパラジウム、ニオブについては少
なくとも一種を含むことが好ましい。この場合zは0.
0005以上であることが好ましい。これら合金を、基
板上に設けられた第1保護層上に、たとえばスパッタリ
ングで膜付けし、記録層が形成される。
【0038】第1保護層および第2保護層は、記録層を
機械的に保護するとともに、基板や記録層が記録による
熱によって変形したり記録消去再生特性が劣化したりす
るのを防止したり、記録層に耐湿熱性や耐酸化性を持た
せる役割を果たす。このような保護層としてはZnS、
SiO2 、Ta2 5 、ITO、ZrC、TiC、Mg
2 などの無機膜やそれらの混合膜が使用できる。とく
にZnSとSiO2 およびZnSとMgF2 の混合膜は
耐湿熱性に優れており、さらに記録消去再生時の記録層
の劣化を抑制するので好ましい。
【0039】反射層としては、金属または、金属酸化
物、金属窒化物、金属炭化物などと金属との混合物、た
とえばZr、Cr、Ta、Mo、Si、Al、Au、P
d、Hfなどの金属やこれらの合金、これらとZr酸化
物、Si酸化物、Si窒化物、Al酸化物などを混合し
たものを使用できる。特にAl、Au、Taやそれらの
合金やAl、Hf、Pdの合金などは膜の形成が容易で
あり好ましい。
【0040】基板上に、第1保護層、記録層、第2保護
層、反射層を形成する方法としては、真空雰囲気中での
薄膜形成方法、たとえばスパッタリング法、真空蒸着
法、イオンプレーティング法などを用いることができ
る。特に組成、膜厚のコントロールが容易なことからス
パッタリング法が好ましい。
【0041】基板としては、基板側から記録再生を行う
ためにはレーザ光が良好に透過する材料を用いることが
好ましく、たとえばポリメチルメタアクリレート樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ
樹脂などの有機高分子樹脂、それらの混合物、共重合体
物などやガラスなどを用いることができる。中でも、昨
今はポリカーボネート樹脂が主流となっている。
【0042】基板は、円盤体に成形されるものである。
成形方法は特に限定しないが、たとえば射出成形による
ことができ、金型内に、表面に所定のグルーブやピット
雄型が形成されたスタンパを装着し、スタンパからの転
写により、表面に所望のトラックが形成された基板を形
成できる。
【0043】基板の大きさは、光記録媒体ドライブ装置
からの要求規格に合わせる必要がある。たとえば、直径
90mmや120mmあるいは130mmの基板に成形
することなどが規定される。
【0044】このような基板上に、順に、少なくとも第
1保護層/記録層/第2保護層/反射層が積層される。
この反射層の上に、さらに有機樹脂保護層を設けてもよ
い。有機樹脂保護層としては、重合性モノマーおよびオ
リゴマーを主成分とする光硬化性樹脂組成物や、熱硬化
性樹脂組成物を用いることができる。
【0045】〔評価方法〕本発明に係る貼り合わせによ
る効果を、次のような項目により評価した。 (1)機械特性の評価 前記機械特性測定器を用い、チルトおよび軸方向加速度
について評価した。チルトの目標値は0.7deg以
下、軸方向加速度の目標値は15m/s2 以下とした。
【0046】(2)記録再生信号品質の評価 市販ドライブを改造し、バイト・エラー・レート(BE
R)を測定した。目標値は1.0×10-3以下とした。
【0047】
【実施例】実施例1 ポリカーボネート樹脂を射出成形して得られた、一対の
直径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上に、第1
保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッタリング
法により外周部と内周部を除く全面に順次積層し、第1
の基板および第2の基板を作成した。
【0048】このとき、第1の基板の反り量は−1.0
6×10-3であり、第2の基板の反り量は−0.69×
10-3であった。
【0049】次に、第1の基板に接着剤A液、第2の基
板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、各々
厚さ20μmの接着剤層を形成した。
【0050】次に、両者の基板を減圧槽に入れ、大気圧
から1.3×102 Paまで1秒間かけて減圧し、1.
3×102 Paの圧力下で、接着剤層を内側に重ね合わ
せた後、大気中に取り出し、第2の光ディスク基板側か
ら、高圧水銀ランプを用いて、露光量90mJ/cm2
の紫外線を照射して接着剤を仮硬化させ、次いで40℃
の雰囲気に10分間放置して硬化を完了させて、貼り合
わせ光記録媒体を得た。
【0051】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡は観察されなかった。こ
の貼り合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最
大値で0.32deg、5.1m/s2 となり目標値を
クリアした。また、BERは3.2×10-5となり問題
のないレベルであった。
【0052】なお、用いた2液硬化型接着剤のA液、B
液の組成は以下の通りである。 接着剤A液 ・ウレタンアクリレート(アートレジンUN−1102、根上工業社製):32部 ・1,4−ブタンジオールジアクリレート :18部 ・ジシクロペンテニルジアクリレート(カヤラッドR−684、日本化薬社製) :40部 ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート : 5部 ・イルガキュア184(チバガイギー社製) : 4部 ・ベンジルパーオキサイド : 1部 接着剤B液 ・ウレタンアクリレート(アートレジンUN−1102) :32部 ・1,4−ブタンジオールジアクリレート :18部 ・ジシクロペンテニルジアクリレート(カヤラッドR−684) :40部 ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート : 5部 ・イルガキュア184 : 4部 ・ナフテン酸コバルト : 0.1部
【0053】実施例2 基板の成形を金型温度条件を変更して透明基板を成形
し、第1保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッ
タリング法により外周部と内周部を除く全面に順次積層
し、第1の基板の反り量を−2.58×10-3、第2の
基板の反り量を−2.88×10-3とした以外は実施例
1と同様にして貼り合わせ光記録媒体を得た。この貼り
合わせ光記録媒体の記録領域面を目視観察を行ったとこ
ろ、気泡は観察されなかった。
【0054】この貼り合わせ光ディスクのチルト、軸方
向加速度は、最大値で0.61deg、7.4m/s2
となり目標値をクリアした。また、BERは2.1×1
-4となり問題のないレベルであった。
【0055】実施例3 直径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上に、第1
保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッタリング
法により外周部と内周部を除く全面に順次積層し、第1
の基板を作成した。直径120mm、厚さ0.6mmの
透明基板を第2の基板とした。このとき第1の基板の反
り量は−0.45×10-3であり、第2の基板の反り量
は+0.15×10-3であった。
【0056】次に、第1の基板に接着剤A液、第2の基
板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、各々
厚さ20μmの接着剤層を形成した。
【0057】次に、両者の基板を減圧槽に入れ、大気圧
から1.3×102 Paまで1秒間かけて減圧し、1.
3×102 Paの圧力下で、接着剤層を内側にして重ね
合わせた後、大気中に取り出し、第2の光ディスク基板
側から、高圧水銀ランプを用いて、露光量90mJ/c
2 の紫外線を照射して接着剤を仮硬化させ、次いで4
0℃の雰囲気に10分間放置して硬化を完了させて、貼
り合わせ光記録媒体を得た。
【0058】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡は観察されなかった。こ
の貼り合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最
大値で0.37deg、5.5m/s2 となり目標値を
クリアした。また、BERは5.8×10-5となり問題
のないレベルであった。
【0059】実施例4 基板の成形を金型温度条件を変更して透明基板を成形
し、第1保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッ
タリング法により外周部と内周部を除く全面に順次積層
し、第1の基板の反り量を−2.91×10-3、第2の
基板の反り量を+0.15×10-3とした以外は実施例
3と同様にして貼り合わせ光記録媒体を得た。この貼り
合わせ光記録媒体の記録領域面を目視観察を行ったとこ
ろ、気泡は観察されなかった。
【0060】この貼り合わせ光ディスクのチルト、軸方
向加速度は、最大値で0.49deg、5.9m/s2
となり目標値をクリアした。また、BERは5.2×1
-5となり問題のないレベルであった。
【0061】実施例5 基板の成形を金型温度条件を変更して透明基板を成形
し、第1保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッ
タリング法により外周部と内周部を除く全面に順次積層
し、第1の基板の反り量を−2.58×10-3、第2の
基板の反り量を+2.27×10-3とした以外は実施例
4と同様にして貼り合わせ光記録媒体を得た。この貼り
合わせ光記録媒体の記録領域面を目視観察を行ったとこ
ろ、気泡は観察されなかった。
【0062】この貼り合わせ光ディスクのチルト、軸方
向加速度は、最大値で0.65deg、6.4m/s2
となり目標値をクリアした。また、BERは7.1×1
-5となり問題のないレベルであった。
【0063】実施例6 一対の直径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上
に、第1保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッ
タリング法により外周部と内周部を除く全面に順次積層
し、第1の基板および第2の基板を作成した。このとき
第1の基板の反り量は−5.15×10-3であり、第2
の基板の反り量は−5.00×10-3であった。
【0064】次に、第1の基板に接着剤A液、第2の基
板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、各々
厚さ20μmの接着層を形成した。
【0065】次に、両者の基板を減圧槽に入れ、大気圧
から1.3×102 Paまで1秒間かけて減圧し、1.
3×102 Paの圧力下で、接着剤層を内側にして重ね
合わせた後、大気中に取り出し、第2の光ディスク基板
側から、高圧水銀ランプを用いて、露光量90mJ/c
2 の紫外線を照射して接着剤を仮硬化させ、次いで4
0℃の雰囲気に10分間放置して硬化を完了させて、貼
り合わせ光記録媒体を得た。
【0066】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡が観察された。この貼り
合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最大値で
0.58deg、9.3m/s2 となり目標値を超え
た。また、BERは6.5×10-4となり目標値を超え
た。
【0067】実施例7 基板の成形を金型温度条件を変更して透明基板を成形
し、第1保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッ
タリング法により外周部と内周部を除く全面に順次積層
し、第1の基板の反り量を+2.42×10-3、第2の
基板の反り量を+2.64×10-3とした以外は比較例
1と同様にして貼り合わせ光記録媒体を得た。
【0068】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡が観察された。この貼り
合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最大値で
0.64deg、13.1m/s2 となり目標値を超え
た。また、BERは2.1×10-4となり目標値を超え
た。
【0069】実施例8 直径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上に、第1
保護層、記録層、第2保護層、反射層をスパッタリング
法により外周部と内周部を除く全面に順次積層し、第1
の基板を作成した。直径120mm、厚さ0.6mmの
透明基板を第2の基板とした。このとき第1の基板の反
り量は−0.15×10-3であり、第2の基板の反り量
は+1.52×10-3であった。
【0070】次に、第1の基板に接着剤A液、第2の基
板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、各々
厚さ20μmの接着層を形成した。次に、両者の基板を
減圧槽に入れ、大気圧から1.3×102 Paまで1秒
間かけて減圧し、1.3×102 Paの圧力下で、接着
剤層を内側にして重ね合わせた後、大気中に取り出し、
第2の光ディスク基板側から、高圧水銀ランプを用い
て、露光量90mJ/cm2 の紫外線を照射して接着剤
を仮硬化させ、次いで40℃の雰囲気に10分間放置し
て硬化を完了させて、貼り合わせ光記録媒体を得た。
【0071】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡が観察された。この貼り
合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最大値で
0.48deg、10.5m/s2 となり目標値を超え
た。また、BERは9.4×10-4となり目標値を超え
た。
【0072】実施例9 基板の成形条件を変更して透明基板を成形し、第1保護
層、記録層、第2保護層、反射層をスパッタリング法に
より外周部と内周部を除く全面に順次積層し、第1の基
板の反り量を−2.27×10-3、第2の基板の反り量
を+4.09×10-3とした以外は比較例3と同様にし
て貼り合わせ光記録媒体を得た。
【0073】この貼り合わせ光記録媒体の記録領域面を
目視観察を行ったところ、気泡が観察された。この貼り
合わせ光ディスクのチルト、軸方向加速度は、最大値で
0.67deg、13.8m/s2 となり目標値を超え
た。また、BERは9.1×10-4となり目標値を超え
た。
【0074】実施例10 第1の基板の成形を、金型A(スタンパ取付側)の設定
温度を125℃、金型Bの設定温度を128℃、第2の
基板の成形を、金型A(スタンパ取付側)の設定温度を
123℃、金型Bの設定温度を128℃として各々の透
明基板を成形した。このとき、第1の基板の反り量は+
0.66×10-3、第2の基板の反り量は−1.66×
10-3であった。
【0075】第1の基板に、第1保護層、記録層、第2
保護層、反射層を順次積層し、さらに、反射層上に有機
樹脂保護液をスピンコート法により塗布し、紫外線を照
射して有機樹脂保護層を形成した。このとき反り量は−
1.00×10-3となった。第2の基板は何も処理せず
そのまま用いた。次に第1の基板上に接着剤A液、第2
の基板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、
各々20μmの接着層を形成した。
【0076】次に両者の基板を減圧層に入れ、大気圧か
ら1.3×102 Paまで1秒間かけて減圧し、1.3
×102 Paの圧力下で、接着層を内側にして重ね合わ
せた後、大気中に取り出し、第2の基板側から、高圧水
銀ランプを用いて露光量90mJ/cm2 の紫外線を照
射して接着剤を仮硬化させ、次いで40℃の雰囲気に1
0分間放置して硬化を完了させて、貼り合わせ記録媒体
を得た。この貼り合わせ記録媒体の記録領域を目視観察
を行ったところ、気泡は観察されなかった。この貼り合
わせ光記録媒体のチルト、軸方向加速度は、最大値で
0.48、5.5m/s2 、ビットエラーレートは3.
8×10-5となり問題のないレベルであった。
【0077】比較例1 第1の基板の成形を、金型A(スタンパ取付側)の設定
温度を127℃、金型Bの設定温度を128℃、第2の
成形を、金型A(スタンパ取付側)の設定温度を127
℃、金型Bの設定温度を128℃として各々の透明基板
を反りを制御することなしに成形した。このとき、第1
の基板の反り量は+1.66×10-3、第2の基板の反
り量は+1.66×10-3であった。
【0078】第1の基板に、第1保護層、記録層、第2
保護層、反射層を順次積層し、さらに、反射層上に有機
樹脂保護液をスピンコート法により塗布し、紫外線を照
射して有機樹脂保護層を形成した。このとき反り量は−
1.00×10-3となった。第2の基板は何も処理せず
そのまま用いた。以降は実施例6と同様にして貼り合わ
せ光記録媒体を得た。
【0079】この貼り合わせ光記録媒体のチルト、軸方
向加速度は、最大値で0.97、16.4m/s2 、ビ
ットエラーレートは1.29×10-3となった。
【0080】実施例11 ポリカーボネート樹脂を射出成形して得られた、一対の
直径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上に、第1
の保護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、反
射層を順次積層し、第1の基板および第2の基板を作成
した。このとき、第1の基板の反りは−1.1×10-2
であり、第2の基板の反りは−1.2×10-2であっ
た。
【0081】次に、初期結晶化工程において、各々の基
板の入射面側から1.2nJ/μm 2 のエネルギー密度
のレーザー光を照射して該記録層を非結晶化状態から結
晶化状態にした。このとき第1の基板の反りは−3.3
×10-3であり、第2の基板の反りは−3.4×10-3
であった。
【0082】次に第1の基板上に接着剤A液、第2の基
板上に接着剤B液をスピンコート法により塗布し、各々
20μmの接着層を形成した。
【0083】次に両者の基板を減圧層に入れ、大気圧か
ら1.3×102 Paまで1秒間かけて減圧し、1.3
×102 Paの圧力下で、接着層を内側にして重ね合わ
せた後、大気中に取り出し、第2の基板側から、高圧水
銀ランプを用いて露光量90mJ/cm2 の紫外線を照
射して接着剤を仮硬化させ、次いで40℃の雰囲気に1
0分間放置して硬化を完了させて、貼り合わせ記録媒体
を得た。
【0084】この貼り合わせ記録媒体の記録領域を目視
観察を行ったところ、気泡は観察されなかった。この貼
り合わせ光記録媒体のチルト、軸方向加速度は、最大値
で0.42、5.4m/s2 、ビットエラーレートは
2.8×10-5となり問題のないレベルであった。
【0085】比較例2 初期結晶化条件以外は実施例6と同様にして、一対の直
径120mm、厚さ0.6mmの透明基板上に、第1保
護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、反射層
を順次積層し、第1の基板および第2の基板を作成し
た。このとき、第1の基板の反りは−1.1×10-2
あり、第2の基板の反りは−1.2×10 -2であった。
【0086】次に、初期結晶化工程において、各々の基
板の入射面側から0.3nJ/μm 2 のエネルギー密度
のレーザー光を照射して反りを制御することなしに該記
録層を非結晶化状態から結晶化状態にした。このとき第
1の基板の反りは−5.3×10-3であり、第2の基板
の反りは−6.4×10-3であった。以降は実施例6と
同様にして、貼り合わせ光ディスクを得た。
【0087】この貼り合わせ記録媒体の記録領域を目視
観察を行ったところ、気泡は観察されなかった。この貼
り合わせ光記録媒体のチルト、軸方向加速度は、最大値
で1.50、23.0m/s2 、ビットエラーレートは
5.7×10-2となった。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体およびその製造方法によれば、基板の反り量を貼り合
わせ前に調節し、一対の基板を内周側から順に接触する
ように重ね合わせて貼り合わせることができるようにし
たので、接着剤層中への気泡の混入を適切に防止でき、
機械特性、信号品質に優れた光記録媒体、とくに高密度
光記録媒体を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板反り量の定義の説明図である。
フロントページの続き (72)発明者 篠田 史 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 5D029 RA18 5D121 AA07 DD05 DD18 FF01 FF11 FF13 GG26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明基板の少なくとも一方に記録
    層が積層された一対の基板を接着剤層を内側にして貼り
    合わせてなる光記録媒体の製造方法であって、その透明
    基板の成形時の反り量を制御することにより、少なくと
    も記録層が積層された基板の貼り合わせる前の反り量を
    調節することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 一対の透明基板の少なくとも一方に相変
    化材料からなる記録層が積層された一対の基板を接着剤
    層を内側にして貼り合わせてなる光記録媒体の製造方法
    であって、その記録層の初期結晶化工程において該記録
    層に照射するレーザー光のエネルギー密度を制御するこ
    とにより、少なくとも記録層が積層された基板の貼り合
    わせる前の反り量を調節することを特徴とする光記録媒
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】 一対の基板を貼り合わせる際、外周部よ
    りも内周部が先に接触する様に重ね合わせることを特徴
    とする、請求項1または2の光記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 一対の基板の貼り合わせ前の反り量が、
    ともに0〜−4.55×10-3であることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 一対の基板の第1の基板の貼り合わせ前
    の反り量が0〜−4.55×10-3であり、第2の基板
    の貼り合わせ前の反り量が0〜+4.55×10-3であ
    り、かつ、第1の基板の貼り合わせ前の反り量の絶対値
    が、第2の基板の貼り合わせ前の反り量の絶対値と同じ
    かそれよりも大きいことを特徴とする、請求項1〜3の
    いずれかに記載の光記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 各基板の厚さが0.8mm以下である、
    請求項1〜5のいずれかに記載の光記録媒体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の方法に
    より製造されたことを特徴とする光記録媒体。
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