JP2001051469A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001051469A
JP2001051469A JP11223990A JP22399099A JP2001051469A JP 2001051469 A JP2001051469 A JP 2001051469A JP 11223990 A JP11223990 A JP 11223990A JP 22399099 A JP22399099 A JP 22399099A JP 2001051469 A JP2001051469 A JP 2001051469A
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Katsuto Shiratori
克仁 白取
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検出素子(PSD)を用いてトナー像の
位置検出を行なうに際し、簡単な構成で精度良くトナー
像の位置検出を行なう。 【解決手段】 トナー像の反射光がPSD13の受光面
の中心に入射した時間Tは、T2〜T3区間中の電流出
力IaとIbが交差し、Ia=Ibとなる瞬間である。
K、C色間の色ずれ量を求めるとして、搬送ベルト3は
一定の速度vで駆動されているとする。Kのトナー像に
よる反射光がPSD13の受光面中心に入射した時間を
Tk、Cのトナー像による反射光がPSD13の受光面
中心に入射した時間をTcとすれば、K、C間の位置ず
れ量Xkcは、 Xkc=(Tc−Tk)v−X … (3) により求められる。Xは予め設定されたKC間の距離で
ある。そして、この場合には、時間Tkが基準タイミン
グである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラープリ
ンタ、あるいはカラー複写機などとされる電子写真方式
のカラー画像形成装置に関し、特に、複数の画像形成部
を有するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の画像を
転写する方式が各種提案されている。
【0003】上記のような複数の画像形成部を有するカ
ラー画像形成装置の問題点としては、機械精度などの原
因により、複数の感光ドラムや搬送ベルトの移動むら
や、各画像形成部の転写位置での感光ドラム外周面と搬
送ベルトの移動量の関係などが各色ごとにバラバラに発
生し、画像を重ねたときに一致せず、いわゆる色ずれ
(「位置ずれ」ともいう)を生じることが挙げられる。
特に、各画像形成部がレーザスキャナーと感光ドラムを
有するカラー画像形成装置では、各画像形成部でレーザ
スキャナーと感光ドラム間の距離に誤差があり、この誤
差が各画像形成部間で異なると、感光ドラム上でのレー
ザの走査幅に違いが発生し、色ずれが発生する。
【0004】主走査方向の色ずれの例を図8に示す。図
中、7は本来の画像位置を示し、8は色ずれが発生して
いる場合の画像位置を示している。なお、図8は主走査
方向に色ずれがある場合であるが、説明のため、2本の
線を搬送方向に離して描いている。
【0005】(a)は主走査線幅のバラツキによる色ず
れを示し、光学部と感光ドラム間の距離の違いなどによ
って発生する。これは、光学部がレーザスキャナの場合
に発生しやすい。この場合には、例えば、画像周波数を
微調整して(走査幅が長い場合は、周波数を上げる)、
走査線の長さを変えることによって矢印方向に修正す
る。
【0006】(b)は主走査方向の書き出し位置誤差を
示す。例えば、この場合には、光学部がレーザスキャナ
であれば、ビーム検出位置からの書き出しタイミングを
調整することによって矢印方向に修正する。
【0007】従来、これら色ずれを修正するために、搬
送ベルト上に、各画像形成部によって各色ごとに位置ず
れ検出用のパターン、すなわちトナー像を形成し、搬送
ベルト下流部の両サイドに設けられた1対の検出手段と
しての光センサで検出し、検出したずれ量に応じて、上
記のような各種調整を実施している。
【0008】図9によりさらに説明すると、副走査方向
における色ずれ(位置ずれ)を低減させるために、搬送
ベルト3に、搬送方向に順次距離Xずつ離した個所に、
主走査方向に延びる位置ずれ検出用パターン9a、9
b、9c、9dを形成し、搬送ベルト3の両サイドに設
けられた1対の光学位置検出手段である光センサ6a、
6bで読み取り、各色の位置ずれ量を検出する。
【0009】ここで、図10に位置検出素子(PSD)
を用いた光センサの例を示す。同図において、光センサ
6(6a、6b)は、光源となるLED10、LED1
0の光を集光する集光レンズ11、光の入射位置を読み
取るPSD13、および散乱光などの余分な光がPSD
13に入射することを防ぐ遮光壁14を備えており、ト
ナー像12が形成される搬送ベルト3の図中上方に設け
られている。
【0010】このような構成の光センサ6において、L
ED10によって発光させられた光は集光レンズ11に
よって集光され搬送ベルト3上に照射される、この照射
光は搬送ベルト3においては吸収され、図10に示すよ
うに、トナー像12上に投射された時のみ反射して、P
SD13に入射する。このとき、トナー像12によって
反射されたトナー像による反射光以外の光(LEDによ
る照射光やその他の散乱光など)はPSD13を囲うよ
うに設けられた遮光壁14によって遮光されるような構
造となっていることが望ましい。
【0011】PSD13は、図11に示すように、ポジ
ショニング抵抗15に対して電流源16、ダイオード1
7、接合容量18、および並列抵抗19が並列に接続さ
れるような等価回路を有している。また、ポジショニン
グ抵抗15の両端には出力端21a、21bが接続さ
れ、電流源16、ダイオード17、接合容量18、およ
び並列抵抗19にはバイアス22が接続される。
【0012】また、PSD13の位置検出を模式的に示
す図12において、光スポット23がPSD13に入射
すると、入射した位置に光エネルギーに比例した電荷が
発生し、入射位置から電極20a、20bまでの距離、
すなわちポジショニング抵抗15による抵抗値に逆比例
して分割され出力端21a、21bにて取り出される。
この原理によりPSD13は電流出力の比によって光ス
ポット23の大きさによらず、その入射位置を検出でき
る。
【0013】また、本例においては、2つの電流出力端
が搬送ベルトの搬送方向の上流側と下流側となる構成に
することにより、副走査方向の位置を検出することが可
能となる。ここで、出力端aの電流出力をIa、出力端
bの電流出力をIbとおけば、PSD13の出力端(例
えば、出力端aを基準にとった場合)から光スポット2
3の入射位置までの距離Xaは、 Xa={Ib/(Ia+Ib)}L … (1) で求められる。
【0014】上述のPSD13による位置検出を図13
のブロック図に示す。同図に示すように、PSD13に
対して、電流−電圧変換手段24、A/Dコンバータ2
5、演算手段26、および記憶手段27が設けられてい
る。
【0015】PSD13は光スポット23の照射位置に
応じた電流出力Ia、Ibを発生し、この電流出力I
a、Ibは電流−電圧変換器24によって電圧値Va、
Vbに変換される。この電圧出力Va、VbをA/Dコ
ンバータ25によってデジタルデータDa、Dbに変換
する。このデジタル化された値をDSP(Digita
l Signal Processor)やマイクロコ
ンピュータのような演算手段26を用いて演算すること
により、トナー像の位置Xaを求め、RAMなどの記憶
手段27に保存する。
【0016】なお、本例では、電流出力をデジタルに変
換し、その後に位置を求める演算を行なった例を示して
いるが、必ずしもデジタル値で演算を行なう必要はな
く、電流出力のアナログ量を、アナログ回路によって演
算を行ない、アナログ量による位置情報を求めることも
可能である。
【0017】上記のようにして、光センサ6により、画
像形成装置はトナー像の位置情報を得ることができる。
【0018】次に、求められた位置情報を基に、色ずれ
などの補正を行なう手段について図14を用いて簡単に
説明する。
【0019】上述した光センサ6によって得られた、実
際にトナー像のある位置の位置情報28と、本来そのト
ナー像のあるべき位置や、基準色のトナー像の位置情報
29とを、CPU34内のずれ量算定手段30によって
比較し、位置ずれ量を算出する。位置ずれ量を基に、補
正算定手段31を用いて補正量を算出し、補正手段32
によって補正を行なう。この補正の補正対象33は、ト
ナー像の結像位置を変化させられるものであれば何でも
よく、例えばレーザスキャナや感光ドラムなどの、現像
に関わるユニットの位置をモータなどの駆動手段によっ
て変位させたり、画像データの副走査の書き出しのタイ
ミングを調整したり、あるいは画像データそのものを変
更するといった方法によって補正を行なうことが可能で
ある。また、補正時、各部のタイミング調整や各種の設
定は、CPUやタイマなどを用いて行なう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、以下のような欠点があった。
【0021】PSDを用いた光スポットの入射位置検出
においては、PSDの欠点、すなわち光スポットの入射
をPSD受光面の端部で検出した場合、位置検出誤差が
大きくなるという特性を考慮する必要があった。例え
ば、光スポットの光径が200μm程度だったとすれ
ば、受光面端部での位置検出誤差は数百μmにも達して
しまう。これに対し、600dpiの場合、1画素が4
2.3μm程度であるため、位置検出誤差分の方がはる
かに大きくなってしまい、正しくトナー像の位置検出が
行なえないという問題がある。
【0022】このため、PSDでの位置検出において
は、得られた位置情報に対し検出位置誤差分の補正を行
なう必要があり、検出位置演算部に各々のPSDにおけ
る補正情報を備えた演算部を設ける、あるいは、PSD
への入射光、すなわち光スポットの光径をレンズなどに
より絞り込むことにより検出精度を上げるなどの対策を
講じなければならない。
【0023】しかしながらこれらの対策では、補正情報
を算出する手間やコストアップなどといった問題点があ
った。
【0024】従って、本発明の目的は、位置検出素子を
用いてトナー像の位置検出を行なうに際し、簡単な構成
で精度良くトナー像の位置検出を行なうことのできる画
像形成装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数の画像
形成手段を順次通過し担持した記録材に前記画像を転写
する記録材搬送手段と、前記記録材または前記記録材搬
送手段に形成された位置ずれ検出用パターンに光を照射
し、前記位置ずれ検出用パターンによる反射光の入射位
置を検出する位置検出素子を備えた光学位置検出手段
と、を有するカラー画像形成装置において、前記反射光
が前記位置検出素子に入射していてかつ前記位置検出素
子の2出力が等しくなるタイミングを検出するタイミン
グ検出手段と、位置ずれ検出の基準となるタイミングを
決定する基準タイミング決定手段と、前記2つのタイミ
ングの差分から位置ずれを算出する演算手段と、を有す
ることを特徴とするカラー画像形成装置である。
【0026】本発明による他の態様によれば、画像を形
成する複数の画像形成手段と、前記複数の画像形成手段
を順次通過し担持した記録材に前記画像を転写する記録
材搬送手段と、光を受光する位置検出素子を備えた光学
位置検出手段と、を有するカラー画像形成装置におい
て、前記記録材搬送手段は光透過性を有し、前記記録材
搬送手段に形成された光透過性のない位置ずれ検出用パ
ターンによって光が遮られることにより発生する影が前
記位置検出素子に入射していてかつ前記位置検出素子の
2出力が等しくなるタイミングを検出するタイミング検
出手段と、位置ずれ検出の基準となるタイミングを決定
する基準タイミング決定手段と、前記2つのタイミング
の差分から位置ずれを算出する演算手段と、を有するこ
とを特徴とするカラー画像形成装置が提供される。
【0027】上記発明において、前記位置ずれ検出用パ
ターンは前記記録材搬送手段の移動方向に対して斜めで
あり、前記位置検出素子の位置検出方向が前記移動方向
に対して直角であることが好ましい。また、前記演算手
段から算出された位置ずれ情報にもとづき、前記画像形
成手段による画像形成の補正を行なう補正手段を有する
ことが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0029】実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図5により説明す
る。なお、前出の部材と同一部材には同一符号を付す。
【0030】本実施例のカラー画像形成装置は、レーザ
プリンタであって、図2に示すように、ブラックK、シ
アンC、マゼンタM、イエローYの画像形成部(画像形
成手段)I、II、III、IVを、転写ベルトを兼ねた記録
材搬送手段である無端状の搬送ベルト3に沿って並置し
た構成を備えている。搬送ベルト3は図示しないモータ
とギアなどでなる駆動手段と接続された駆動ローラ10
4と、搬送ベルト3に一定の張力を付与する従動ローラ
105とに張設されている。
【0031】各画像形成部I、II、III、IVは同一の構
成を備えており、それぞれ、静電潜像を形成する像担持
体である感光ドラム1a、1b、1c、1d、感光ドラ
ム1a、1b、1c、1dを一様に帯電するための帯電
装置124a、124b、124c、124d、画像情
報に応じて露光を行ない感光ドラム1a〜1d上に静電
潜像を形成するレーザスキャナー2a、2b、2c、2
d、静電潜像をトナーにより現像する現像装置125
a、125b、125c、125d、および感光ドラム
1a〜1d上を清掃するクリーニング装置126a、1
26b、126c、126dを備えている。
【0032】また、図1に示すように、搬送ベルト3の
下流部には、搬送ベルト3上に形成されたトナー像、す
なわち位置ずれ検出用パターンを読み取るための1対の
光学位置検出手段としての光センサ6a、6bがその両
サイドに設けられている。
【0033】上記構成において、コンピュータからプリ
ントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジ
ンの方式に応じた画像形成が終了しプリント可能状態と
なると、図に示さない用紙カセットから記録材Pが供給
され、搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により記録
材Pが各色の画像形成部I〜IVに順次搬送される。搬送
ベルト3による記録材Pの搬送とタイミングを合わせ
て、各色の画像信号が各レーザスキャナー2a〜2dに
送られ、帯電装置124a〜124dによって一様に帯
電された感光ドラム1a〜1d上に静電潜像が形成され
る。静電潜像は現像装置125a〜125dによりトナ
ー像として現像され、さらにトナー像は転写装置127
a〜127dにより記録材Pに順次重ねて転写される。
図2では、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。
その後、記録材Pは搬送ベルト3から分離され、定着装
置128に搬送されて、そこで、未定着のトナー像が記
録材Pに定着される。
【0034】なお、転写後に各感光ドラム1a〜1dに
残留したトナーはクリーニング装置126a〜126d
により除去される。
【0035】次に、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0036】従来例で示されたような位置ずれ検出用パ
ターン9a〜9d(図9参照)、および光センサ6(図
10参照)を用いた主走査方向のトナー像の位置ずれ検
出において、出力端aの電流出力をIa、出力端bの電
流出力をIbとし、外部からの光など、トナー像による
光以外の光によってPSD13に発生する電流の最高値
をIsとすると、 Ia=Ib>Is … (2) を満足する瞬間の時間Tが、トナー像による光スポット
が中心を通過した時間である。これについて、図3によ
りさらに説明する。同図において、横軸は時間t、縦軸
はPSD13の電流出力の電流値Iを示している。
【0037】時間T1はトナー像による反射光がPSD
13の受光面上に入射し始める時間を示しており、時間
T1以前は、トナー像による反射光がPSD13の受光
面上に入射していない区間を表している。
【0038】この図においてトナー像による反射光がP
SD13の受光面の中心に入射した時間Tは、T2〜T
3区間中の電流出力IaとIbが交差し、Ia=Ibと
なる瞬間である。しかし、図3から分かるように、トナ
ー像による反射光がPSD13の受光面に入射していな
い時間T1以前およびT4以降においてもIa=Ibと
なる時間が存在する。そこで、トナー像による反射光が
PSD13の受光面上に入射していることを判別するた
め、Ia=Ibを満たしている時に、その電流出力I
a、Ibが外部からの光などによってPSD13に発生
する電流の最高値Isよりも大きいという条件を付与す
ることにより、トナー像による反射光がPSD13の受
光面中心に入射した時間Tを得ることができる。
【0039】次に、K、C色間の色ずれ量を求める場合
を例にとって説明を行なう。搬送ベルト3は一定の速度
vで駆動されているとする。ここで、Kのトナー像によ
る反射光がPSD13の受光面中心に入射した時間をT
k、Cのトナー像による反射光がPSD13の受光面中
心に入射した時間をTcとすれば、K、C間の位置ずれ
量Xkcは、 Xkc=(Tc−Tk)v−X … (3) により求められる。なお、(3)式において、Xは予め
設定されたKC間の距離である。そして、この場合に
は、時間Tkが基準タイミングである。
【0040】本実施例においては、説明の簡略化のた
め、K、Cの2色を例にしたが、M、Yを含んだ他の組
み合わせにおいても同様に位置ずれ量を求めることが可
能である。
【0041】また、上記の方法では、各色間のトナー像
の相対的な位置ずれ量しか求めることができないが、例
えば搬送ベルトなどの部材上の決まった位置に光を反射
する手段を設け、その位置を基準とすることにより絶対
的な位置ずれ量を求めることももちろん可能である。
【0042】以上に示した位置ずれ量算定を実現するた
めのブロック図を図4に示す。同図において、PSD1
3に対して、電流−電圧変換手段24、A/Dコンバー
タ25、タイミング検出手段および基準タイミング決定
手段を兼ねるタイマ35、演算手段26、記憶手段2
7、およびタイマ35が設けられている。
【0043】PSD13は光スポット照射位置に応じた
電流出力Ia、Ibを発生し、電流−電圧変換手段24
によって電圧値Va、Vbに変換される。この電圧出力
Va、VbをA/Dコンバータ25によってデジタル値
Da、Dbに変換する。このデジタル化された値をDS
P(Digital Signal Processo
r)やマイクロコンピュータのような演算手段26を用
いて、 Da=Db>Ds … (4) によって表される式を満たす瞬間にタイマ35の値を読
み取り、演算することにより各色トナー像間の位置ずれ
量Xbを求め、RAMなどの記憶手段27に保存する。
なお、(4)式において、Dsはトナー像による光以外
の光によってPSD13に発生する電流の最高値Isに
対応するデジタル値である。
【0044】本実施例においては、電流出力をデジタル
値に変換し、その後に位置を求める演算を行なった例を
示しているが、必ずしもデジタル値で演算を行なう必要
はなく、アナログ電圧Va、Vbをコンパレータなどに
よって比較し同電位となる瞬間に時間を読み取る信号を
発生させるといった方法も可能であることはいうまでも
ない。
【0045】本実施例の画像形成装置においては、以上
に述べた光センサによりトナー像の位置情報を得ること
ができる。
【0046】また、ここで得られた位置ずれ情報より、
画像形成を行なう手段は、従来例にて説明した図14の
ブロック図に示すされる手段をとればよい。
【0047】上記のように、本実施例によれば、PSD
において、最も位置検出精度の高い受光面中心を利用す
るので、簡易にかつ精度良くトナー像の位置ずれを検出
することができる。
【0048】実施例2 次に、本発明の第2実施例について図5および図6によ
り説明する。
【0049】図5において、本実施例の光センサ60
は、搬送ベルト3の裏面側に、光源となるLED10
と、LED10の光を平行光に偏向し照射する偏向レン
ズ36を有し、搬送ベルト3の表面側に、光の入射位置
を読み取るPSD13と、散乱光などの余計な光がPS
D13に入射するのを防ぐ遮光壁44とを備えている。
搬送ベルト3にはLED10の光を透過する素材を用
い、トナーはLED10の光を透過させないものとす
る。したがって、搬送ベルト3上にトナー像12が形成
され、LED10の光が照射されると、PSD13には
トナー像12の影が投影されることとなる。
【0050】この構成において、光センサ40の上記各
構成要素は従来例に示した光センサ60の構成要素と同
様に作用する。また偏向レンズ36はトナー像により遮
られる光などによる光の位置情報が、正しくPSD13
の受光面上に入射するために作用するものである。ま
た、本実施例においては、光センサ60におけるPSD
13の配置や位置ずれ検出用パターンの形成方法は第1
実施例と同じである。
【0051】ここで、第1実施例と同様に、出力端aの
電流出力をIa、出力端bの電流出力をIbとし、トナ
ー像12が搬送ベルト3上に形成されていない状態で、
LED10から発する光が搬送ベルト3を透過してPS
D13に入射したときに、PSD13から出力される電
流出力の最低値をIsとすれば、 Ia=Ib<Is … (5) を満足する瞬間の時間Tが、トナー像12がPSD13
中心の真下を通過した時間である。これについて、図6
により説明する。同図において、横軸tは時間、縦軸I
はPSD13の電流出力の電流値を示している。
【0052】時間T1はトナー像12による影がPSD
13の受光面上に入射し始める時間を示しており、時間
T1以前は、トナー像12による影がPSD13の受光
面上に入射していない区間を表している。時間T2はト
ナー像12による影がPSD13の受光面上にすべて入
射する時間を示しており、時間T1〜T2においてはト
ナー像12による影がPSD13の受光面上に徐々に入
射している区間を表している。時間T3はトナー像12
による影がPSD13の受光面から外れ始める時間を示
しており、時間T2〜T3においてはトナー像12によ
る影がPSD13の受光面上を移動している区間を表し
ている。時間T4はトナー像12による影がPSD13
の受光面上から完全に外れる時間を示しており、時間T
3〜T4においてはトナー像12による影がPSD13
の受光面上から徐々に外れている区間を表している。時
間T4以降は時間T1以前に同様に、トナー像による影
がPSD13の受光面上に入射していない区間を表して
いる。
【0053】図6において、トナー像12による影がP
SD13の受光面の中心に入射した時間Tは、T2〜T
3区間中のIaとIbとなる瞬間である。しかし、図6
から分かるように、トナー像12による影がPSD13
の受光面に入射していない時間T1以前およびT4以降
においてもIa=Ibとなる時間が存在する。そこで、
トナー像12による影がPSD13の受光面上に入射し
ていることを判別するため、Ia=Ibを満たしている
時に、その電流出力Ia、Ibが、トナー像が搬送ベル
ト上に形成されていない状態で、LED10から発する
光が搬送ベルトを透過してPSD13に入射したとき
に、PSD13から出力される電流出力の最低値Isよ
りも小さいという条件を付与することにより、トナー像
による影がPSD13の受光面中心に入射した時間Tを
得ることができる。
【0054】なお、本実施例における位置ずれ量の算定
方法や、補正の方法などは、第1実施例に示した手法に
準じる。
【0055】上記のように、本実施例によれば、第1実
施例と同様に、PSDにおいて、最も位置検出精度の高
い受光面中心を利用するので、簡易にかつ精度良くトナ
ー像の位置ずれを検出することができる。
【0056】実施例3 次に、本発明の第3実施例について図7により説明す
る。
【0057】本実施例では、図7に示すように、位置ず
れ検出用パターン39a、39b、39c、39dを、
搬送方向に対し斜め45°に延びるように搬送ベルト3
上に形成し、且つ光センサ6a、6bにおけるPSD1
3の配置を、2つの電流出力が搬送ベルト3の搬送方向
に対して直角、すなわち主走査方向に位置検出を行なう
ような構成にする。
【0058】このような構成とすることにより、搬送ベ
ルト3の移動に伴うトナー像の移動がPSD受光面にお
いて考えた場合に、相対的にPSDの位置検出方向、す
なわち主走査方向に移動することと等しくなるため、第
1実施例と同様に考えれば、主走査方向の位置ずれを検
出できることが分かる。
【0059】また、本実施例においては、位置ずれ検出
用パターンを搬送方向に対し45°として、搬送ベルト
の移動速度とトナー像の主走査方向への相対的な移動速
度が等しくなるようにしたが、位置ずれ検出用パターン
をその他の角度にした場合も、搬送ベルトの移動速度に
適当な三角関数を掛け合わせることにより、トナー像の
主走査方向への相対的な移動速度を得ることができるの
で、計算のし易さ、構造上の制約など、さまざまな要因
から考えて最も都合のよい角度を選択するのがよい。
【0060】なお、本実施例における位置ずれ量の算定
方法や、補正の方法とは、第1実施例に示した手法に準
じる。
【0061】また、本実施例の応用例として、PSDを
搬送方向に対して斜めになるように配置し、位置ずれ検
出用パターンを搬送方向に対し直角に形成することによ
り、主走査方向の位置ずれを検出し、位置ずれ補正を行
なうといった方法も考えられる。
【0062】本実施例においても、上記実施例と同様の
効果を達成することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラー画像形成装置によれば、位置ずれ検出用パター
ンの反射光が位置検出素子に入射していてかつ前記位置
検出素子の2出力が等しくなるタイミングを検出するタ
イミング検出手段と、位置ずれ検出の基準となるタイミ
ングを決定する基準タイミング決定手段と、前記2つの
タイミングの差分から位置ずれを算出する演算手段と、
を有することにより、前記位置検出素子を用いてトナー
像の位置検出を行なうに際し、簡単な構成で精度良くト
ナー像すなわち位置ずれ検出用パターンの位置検出を行
なうができ、高品質画像形成に寄与することができる。
【0064】また、光透過性を有する記録材搬送手段に
形成された光透過性のない位置ずれ検出用パターンによ
って光が遮られることにより発生する影が位置検出素子
に入射していてかつ前記位置検出素子の2出力が等しく
なるタイミングを検出するタイミング検出手段と、位置
ずれ検出の基準となるタイミングを決定する基準タイミ
ング決定手段と、前記2つのタイミングの差分から位置
ずれを算出する演算手段と、を有することにより、上記
と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3実施例に係るカラー画像形
成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1〜第3実施例に係るカラー画像形
成装置の全体構成図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るPSDの出力電流の
変化を示すグラフである。
【図4】第1実施例におけるずれ量算定手段を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の第2実施例における光センサを示す構
成図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るPSDの出力電流の
変化を示すグラフである。
【図7】本発明の第3実施例に係る搬送ベルト上の位置
ずれ検出パターンと、光センサを示す平面図である。
【図8】主走査方向の色ずれを示す説明図である。
【図9】従来の搬送ベルト上の位置ずれ検出パターン
と、光センサを示す平面図である。
【図10】従来の光センサの一例を示す概略構成図であ
る。
【図11】PSDの等価回路図である。
【図12】PSDの原理を示す説明図である。
【図13】PSDによる位置検出手段を示すブロック図
である。
【図14】色ずれ補正手段を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 搬送ベルト(記録材搬送手段) 6、60 光センサ(光学位置検出手段) 9a、9b、9c、9d 位置ずれ検出パター
ン 13 PSD(位置検出素子) 26 演算手段 35 タイマ(タイミング検出手段/基準タイミ
ング決定手段) 39a、39b、39c、39d 位置ずれ検出パター
ン I、II、III、IV 画像形成部(画像形成手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する複数の画像形成手段と、
    前記複数の画像形成手段を順次通過し担持した記録材に
    前記画像を転写する記録材搬送手段と、前記記録材また
    は前記記録材搬送手段に形成された位置ずれ検出用パタ
    ーンに光を照射し、前記位置ずれ検出用パターンによる
    反射光の入射位置を検出する位置検出素子を備えた光学
    位置検出手段と、を有するカラー画像形成装置におい
    て、 前記反射光が前記位置検出素子に入射していてかつ前記
    位置検出素子の2出力が等しくなるタイミングを検出す
    るタイミング検出手段と、位置ずれ検出の基準となるタ
    イミングを決定する基準タイミング決定手段と、前記2
    つのタイミングの差分から位置ずれを算出する演算手段
    と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像を形成する複数の画像形成手段と、
    前記複数の画像形成手段を順次通過し担持した記録材に
    前記画像を転写する記録材搬送手段と、光を受光する位
    置検出素子を備えた光学位置検出手段と、を有するカラ
    ー画像形成装置において、 前記記録材搬送手段は光透過性を有し、前記記録材搬送
    手段に形成された光透過性のない位置ずれ検出用パター
    ンによって光が遮られることにより発生する影が前記位
    置検出素子に入射していてかつ前記位置検出素子の2出
    力が等しくなるタイミングを検出するタイミング検出手
    段と、位置ずれ検出の基準となるタイミングを決定する
    基準タイミング決定手段と、前記2つのタイミングの差
    分から位置ずれを算出する演算手段と、を有することを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ検出用パターンは前記記録
    材搬送手段の移動方向に対して斜めであり、前記位置検
    出素子の位置検出方向が前記移動方向に対して直角であ
    ることを特徴とする請求項1または2のカラー画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段から算出された位置ずれ情
    報にもとづき、前記画像形成手段による画像形成の補正
    を行なう補正手段を有することを特徴とする請求項1ま
    たは2のカラー画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021164A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラー画像形成装置および濃度検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004021164A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラー画像形成装置および濃度検出装置

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