JP2001051321A - 視野範囲の切り替え可能なファインダー及びそれを備えたカメラ - Google Patents

視野範囲の切り替え可能なファインダー及びそれを備えたカメラ

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JP2001051321A
JP2001051321A JP2000221638A JP2000221638A JP2001051321A JP 2001051321 A JP2001051321 A JP 2001051321A JP 2000221638 A JP2000221638 A JP 2000221638A JP 2000221638 A JP2000221638 A JP 2000221638A JP 2001051321 A JP2001051321 A JP 2001051321A
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Kotaro Hayashi
宏太郎 林
Yoshinobu Kudo
吉信 工藤
Akira Funabashi
章 船橋
Makoto Ando
誠 安藤
Masaru Yano
賢 谷野
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野範囲の切り替え可能なファインダーの、
通常撮影モード,トリミング撮影モードにおける視野範
囲を適正かつ自然に示す。 【解決手段】 通常撮影と所定のトリミング倍率でプリ
ントする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可能なカ
メラにおいて、通常撮影とトリミング撮影との切り替え
に対応して、プリントされる範囲が視野範囲となるよう
にファインダー像の変倍が行われ、カメラ全体の電源の
ON/OFF動作に連動して、トリミング倍率が最も小
さくなるようにファインダーが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視野範囲の切り替え
可能なファインダー及びそれを備えた一眼レフカメラ
(以下「SLR」ともいう)等のカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、カメラに適用可能なトリミングシ
ステムが提案されている。このシステムは、例えば、図
13(a)に示すフィルム141の像形成領域B内の所定
の範囲、即ち一部の領域Aを特定する情報をフィルム1
41の乳剤面の所定部分142に写し込んでおくことに
より、プリントの際に領域Aを引き延ばして図13(b)
に示す印画紙143の領域A’にプリントすることがで
きるようにしたシステムである。
【0003】具体的にいえば、トリミング撮影モードで
の撮影のとき、トリミング情報がフィルム141の所定
部分142に記録され、プリントの際には読み取り装置
によって、この情報が読み取られ、その情報に応じてプ
リント装置で拡大ズーミングが行われるのである。尚、
通常撮影モードでの撮影によれば、図13(a)中のフィ
ルム141の像形成領域Bの範囲が図13(b)中の印画
紙143の領域A’にプリントされる。
【0004】前記トリミング情報による拡大ズーミング
を「電子ズーム(EZ)」又は「擬似ズーム」といい、フ
ィルムの対角線長に対する電子ズームによって特定され
る領域の対角線長の比をトリミング倍率という。
【0005】また、前記トリミングは、撮影領域の上
下,左右のアスペクト比が一定であるが、図13(a)に
示すフィルムの上下部を除く領域Cを撮影領域とし、プ
リントの際に領域Cを引き延ばして印画紙にプリント
し、通常撮影時より横長のプリントを得るパノラマ撮影
が可能なシステムがあり、前記トリミング情報とあわせ
て同様にフィルムの所定部分142にパノラマ情報の書
き込みを行う方式も提案されている。
【0006】撮影時にファインダーで観察された視野範
囲と同一の範囲がプリントされるように、上記トリミン
グシステムやパノラマ撮影に対応するシステムには、フ
ァインダーに視野範囲を切り替えるための手段が必要と
される。例えば、トリミング撮影モードで撮影を行う場
合、ファインダー光学系のレンズ移動によるズーミング
等によって、擬似ズームにより実際にプリントされる範
囲をファインダー像として見ることができるようになっ
ているのである。また、縦横のアスペクト比が標準より
横長であるパノラマ撮影モードで撮影を行う場合、ファ
インダーで観察される視野範囲をファインダー視野枠の
形状を機械的に変化させること等によって、実際にプリ
ントされる範囲をファインダー像として見ることができ
るようになっているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常撮影モー
ド,トリミング撮影モード及びパノラマ撮影モードの相
互の撮影モードの切り替えに起因して、次のような問題
が生じる。
【0008】擬似ズームの操作を擬似ズームスイッチで
行い、パノラマ撮影をパノラマ切り替えスイッチで行う
カメラでは、パノラマ撮影範囲でのトリミングはできな
いにもかかわらず、適当な手段を用いなければ、パノラ
マ撮影モードへの切り替え前のファインダー倍率におい
て視野がパノラマ撮影範囲に設定されてしまうといった
問題がある。
【0009】また、例えば、パノラマ撮影を倍率1倍で
固定する設定において、1倍以外の倍率の擬似ズームで
撮影を行っていた状態からパノラマ撮影モードに切り替
え、その状態からパノラマ撮影モードを解除すると、そ
の時の倍率が1倍のままではパノラマ撮影による視野制
限が取り除かれただけの視野範囲が観察されることにな
る。このようにパノラマ撮影モードに入る前とパノラマ
撮影モードから出た後とでファインダーで観察される視
野範囲が異なると、カメラの使用感について連続性がな
く、不自然な印象を受けるといった問題がある。尚、こ
の問題は、擬似ズームを行うトリミング撮影に限らず、
通常撮影モードにおいてズームレンズを撮影レンズとし
て用い、レンズの移動による光学的な変倍(以下「光学
ズーム」ともいう)で撮影を行う場合についても、パノ
ラマ撮影モードへの設定・解除により生じてしまう。
【0010】最近のSLR等のカメラには、オートフォ
ーカス(以下「AF」ともいう)機能が一般的に備えられ
ている。それと共に、AF装置によるフォーカシングが
困難な被写体に対応する必要が生じる場合もあるため、
撮影者が手動でレンズを動かすマニュアルフォーカス
(以下「MF」ともいう)によってピント合わせを行う撮
影モードも用意されている。しかし、AF機能を有する
カメラでは、撮影が主としてAFで行われるため、ファ
インダー焦点板にスプリットやマイクロプリズムを持た
ないものが多く、その場合、MFモードでのピント合わ
せは困難である。前記のような複数の撮影モードに対応
するカメラにおいて、MFモードでのピント合わせを容
易にする手段を設けると、ファインダーのコストが高く
なってしまう等の問題が生じてしまう。
【0011】擬似ズーム可能なカメラのファインダーで
は、上記したように擬似ズームに対応してファインダー
の視野範囲が切り換えられる。しかし、擬似ズームの倍
率が大きい状態では撮影レンズが望遠側であるのと等価
であるため視野範囲が狭く、被写体をファインダー内に
入れるためにフレーミングを開始するとき、被写体を探
しにくいといった問題がある。
【0012】擬似ズームに対応してファインダー光学系
のレンズを移動させる変倍ファインダーで、レンズの移
動をモーターで駆動すると、操作が快適で擬似ズームの
所定を位置で停止させる等の制御が容易である。しか
し、撮影レンズ未装着の状態においても不用意にモータ
ーが駆動してしまうと、そのために電力が無駄に多く消
耗されてしまうといった問題がある。また、撮影レンズ
未装着の状態から撮影レンズの装着及びフレーミングを
行う場合、そのときのファインダーの視野範囲が狭いと
被写体を探しにくいといった問題もある。
【0013】通常撮影モードからパノラマ撮影モードに
切り替えた時に、視野範囲の切り替えとともにファイン
ダー光学系をワイド(低倍率)状態に自動的に切り替える
ファインダーにおいては、ファインダーが擬似ズームに
よりワイド以外の状態にあると、その状態からパノラマ
撮影モードに切り替えるに際して強制的にワイド状態に
切り替える必要がある。しかし、ワイド状態から視野範
囲の切り替えが行われると、通常撮影状態の視野範囲の
上下部分が制限されるといった不自然な印象を撮影者に
与えてしまう。つまり、ノーマルでワイドな視野の上下
を制限するというマイナスイメージを撮影者に与えてし
まうのである。
【0014】本発明は、これらの点に鑑みなされたもの
であって、通常撮影モード及びトリミング撮影モードに
おける視野範囲を適正かつ自然に示すことができる視野
範囲の切り替え可能なファインダー及びそれを備えたカ
メラを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の視野範囲の切り替え可能なファインダ
ーを備えたカメラは、通常撮影と所定のトリミング倍率
でプリントする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可
能なカメラであって、前記通常撮影とトリミング撮影と
の切り替えに対応して、プリントされる範囲が視野範囲
となるようにファインダー像の変倍を行うファインダー
と,カメラ全体の電源のON/OFF動作を行うメイン
スイッチと,該メインスイッチのON又はOFFの動作
に連動して、前記トリミング倍率が最も小さくなるよう
に前記ファインダーを制御する制御手段と,を有するこ
とを特徴としている。
【0016】第2の発明の視野範囲の切り替え可能なフ
ァインダーを備えたカメラは、撮影レンズの交換が可能
であり、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリントす
る範囲の指定を行うトリミング撮影とに対応するカメラ
本体と,前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに
対応してプリントされる範囲が視野範囲となるように、
ファインダー光学系の移動によってファインダー像の変
倍を行うファインダーと,前記ファインダー光学系を駆
動する駆動手段と,前記撮影レンズが未装着であること
を検知する検知手段と,該検知手段よって前記撮影レン
ズが未装着であると検知された場合、前記トリミング倍
率が最も小さくなるように前記駆動手段の制御を行う制
御手段と,を有することを特徴としている。
【0017】第3の発明の視野範囲の切り替え可能なフ
ァインダーを備えたカメラは、撮影レンズの交換が可能
であり、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリントす
る範囲の指定を行うトリミング撮影とに対応するカメラ
本体と,前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに
対応してプリントされる範囲が視野範囲となるように、
ファインダー光学系の移動によってファインダー像の変
倍を行うファインダーと,前記ファインダー光学系を駆
動する駆動手段と,前記撮影レンズが未装着であること
を検知する検知手段と,該検知手段よって前記撮影レン
ズが未装着であると検知された場合、前記駆動手段の動
作を禁止する制御を行う制御手段と,を有することを特
徴としている。
【0018】第4の発明の視野範囲の切り替え可能なフ
ァインダーは、オートフォーカス機能と撮影者が手動で
ピント合わせを行うためのマニュアルフォーカス機能と
を有し、かつ、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリ
ントする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可能なカ
メラに対応しうるファインダーであって、前記マニュア
ルフォーカス機能におけるピント状態を確認するための
焦点板と,前記トリミング倍率に対応してプリントされ
る範囲が視野範囲となるようにファインダー像の変倍を
行う変倍手段と,前記オートフォーカス機能を動作させ
うる状態からマニュアルフォーカス機能を動作させうる
状態に切り替えたとき、前記変倍手段でファインダー倍
率が高くなるようにファインダー像の変倍の制御を行う
制御手段と,を有することを特徴としている。
【0019】メインスイッチのON又はOFFの後には
フレーミングの動作が伴ってくるため、第1の発明の構
成により、メインスイッチのON又はOFFの動作に連
動してトリミング倍率が最も小さくなるように制御手段
でファインダーを制御すると、ファインダーはプリント
される範囲が視野範囲となるようにファインダー像の変
倍を行うため、視野が最も広い状態でフレーミングをす
ることが可能となる。メインスイッチのON又はOFF
の動作に連動させる代わりに、撮影レンズの未装着状態
に連動させる場合、つまり第2の発明の構成の場合で
も、同様の制御により同様に作用する。
【0020】撮影レンズが未装着状態では、第3の発明
の構成により、ファインダー光学系の駆動に用いられる
モーター等の駆動手段の動作を禁止するように、制御手
段で制御すると、撮影者の操作ミスで駆動手段が無意味
な動作を行うのを防止することができる。
【0021】また第4の発明の構成によれば、オートフ
ォーカス機能を動作させうる状態からマニュアルフォー
カス機能を動作させうる状態に切り替えたとき、トリミ
ング撮影におけるファインダー像の変倍を行う変倍手段
を兼用してファインダー倍率が高くなるようにファイン
ダー像を変倍する制御を制御手段で行うことにより、フ
ァインダー倍率が高いほど前記焦点板上に形成される像
のピント状態が明確になるため、撮影者は手動でも容易
にピントを合わせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図2は本発明が適用されたファ
インダーを含むカメラの概略構成を示している。同図
中、1は撮影レンズであり、通常カメラボディ4に対し
て着脱自在となっている。2は前記撮影レンズ1を通っ
てきた光を上方のファインダー光学系3に向けて導くメ
インミラーであり、カメラボディ4内に設けられてい
る。5はフィルムを示している。6は撮影レンズ1から
の光の一部をAF(自動焦点検出)モジュール7に向ける
AFサブミラーである。
【0023】ファインダー光学系3は、光の上流側から
順に、撮影レンズ1により1次像が形成される1次像面
の位置に配された焦点板8と,第1コンデンサレンズ9
と,このコンデンサレンズ9からの光を前方に向ける第
1ミラー10と,第1ミラー10からの光を上方に向け
る第2ミラー11と,前記焦点板8の1次像の縮小虚像
を前記焦点板8よりも光の下流側へ形成するためのリレ
ー系補助レンズ12と,リレー系補助レンズ12からの
光を撮影レンズ1の光軸と平行とし、かつ、後方に向け
る第3ミラー13と,擬似ズームに用いられるズームリ
レーレンズ系14と,このズームリレーレンズ系14か
らの光を下方へ向ける第4ミラー15と,第2コンデン
サレンズ16と,2次像が形成される2次像面の位置に
配された視野枠17と,視野枠17を通った光を撮影レ
ンズの光軸と平行で、かつ、後方に向くようにする第5
ミラー18と,固定の接眼レンズ19とから成ってお
り、更に、視野外にシャッタ速度や絞り値等を表示する
いわゆるインファインダ表示のため表示用文字等を作成
するLCD(液晶表示素子)20,インファインダサブミ
ラー21,インファインダプリズム22がそれぞれ図示
の位置に設けられている。尚、23は瞳位置を示してい
る。
【0024】本実施の形態ではメインミラー2と第1〜
第5ミラー10,11,13,15,18の合計6個
(偶数)のミラーを用いているので、撮影すべき像に対し
て最終的なファインダー像は正立正像である。
【0025】ズームリレーレンズ系14は、2成分3枚
構成のレンズ系で構成されており、擬似ズームによるト
リミング倍率に対応して相対関係を変えながら移動する
ことにより、1次像面から2次像面までの共役長を一定
に保ったまま1次像面に対する2次像面での像倍率を変
化させることができるようになっている。
【0026】フィルム5の全像形成領域のうち、一部の
領域をトリミングしてプリントの際引き延ばすトリミン
グシステムで、図13(a)に示すフィルムの像形成領域
B全体を撮影領域とする状態をWIDE状態、一部の領
域Aを撮影範囲とする状態をTELE状態、領域Aと領
域Bとの中間のある大きさを撮影範囲とする状態をMI
DDLE状態とすると、視野枠17によって光束が規制
されるため、図2におけるWIDE状態ではズームリレ
ーレンズ系14は実線の位置にあり、撮影レンズ1から
実線の範囲で光束が通過する。また、TELE状態では
ズームリレーレンズ系14は破線の位置にあり、光束は
破線の範囲で通過する。よって、WIDE状態ではフィ
ルム5上の実線の範囲が撮影領域であり、TELE状態
ではフィルム5上の破線の範囲が撮影領域であることが
示される。MIDDLE状態では、ズームリレーレンズ
系はWIDE状態とTELE状態との中間の位置にあ
り、図示しない所定の大きさの撮影範囲で示される。
【0027】本実施の形態では、視野規制のための視野
枠17が1次像面である焦点板8上でなく、2次像面上
にあるため、擬似ズームに対応して視野規制部材の大き
さを変化させる必要がない。
【0028】また、リレー光学系(リレー系補助レンズ
12+ズームリレーレンズ系14)は、縮小光学系とな
っており、これによって1次像面より2次像面を小さく
することができ、かつ、光路を狭くすることができる。
また、従来のファインダー光学系と同等の倍率にするの
に接眼レンズ19の焦点距離が短くなるので全体的にコ
ンパクトに仕上げることができる。
【0029】本実施の形態では、第4ミラー15による
光路の折り曲げを真下方向ではなく少し前方向に片寄ら
せているので、第4ミラー15及び第5ミラー18への
光路の入射角は45°より小さくなっている。
【0030】第3ミラー13と第4ミラー15との間
に、ズームリレーレンズ系14を移動させるための間隔
を開ける必要があり、そのため、第4ミラー15を後方
に寄せているのであるが、ここで第4ミラー15によっ
て真下方向に光路を折り曲げ、更に第5ミラー18で後
方に折り曲げると、第1ミラー10と第5ミラー15と
の間に大きな空間が開き、無駄なスペースを作ってしま
う。また、接眼レンズ19が後方に大きく飛び出してし
まう。
【0031】そこで、図1に示すように、第4ミラー1
5及び第5ミラー18への光路の入射角θ1及びθ2を4
5°より小さくし、第5ミラー18を第1ミラー10に
近づけた構成にすることによって、無駄なスペースをな
くしコンパクトな構成としているのである。即ち、第4
ミラー15への光軸の入射角を45°未満とすることに
より、光を第1ミラー10側に進行させて第1ミラー1
0の後方の直後の空間に第5ミラー18を位置させるこ
とができ、しかも第5ミラー18への光軸の入射角を4
5°未満とすることにより、後方への光の進行を図ると
ともに、第5ミラー18を第1ミラー10に沿った形で
第1ミラー10に近接させることができるのである。そ
れと同時に、接眼レンズ19も前方の第1ミラー10に
近づけることができるので、接眼レンズ19が後方に大
きく突出することなく、ファインダー単体のみでコンパ
クトな構成にすることが可能となる。
【0032】尚、図14に、第4ミラー15及び第5ミ
ラー18への光軸の入射角θ1及びθ2を45°より大き
くした場合の第1〜第5ミラー10,11,13,1
5,18の配置を示す。同図に示すように、θ1が45
°より大きいと第1ミラー10の後方の直後の空間に第
5ミラー18を位置させることができず、第1ミラー1
0と第5ミラー18との間に無駄なスペースがあいてし
まう。
【0033】また、第3ミラー13の背面にはフラッシ
ュ発光部24が配置されており、フラッシュ用コンデン
サ25が図示のところに設けられている。本実施の形態
のように擬似ズームに対応して変倍を行うファインダー
は、従来の変倍を行わないファインダー、例えばペンタ
プリズムを用いたファインダーに比べてどうしても大き
くなってしまう。更に、ファインダー上部にフラッシュ
を備えるようにするとカメラの高さが高くなる可能性が
ある。しかし、本実施の形態では第3ミラー13の背
面、つまり第3ミラー13の背面にある三角の空間にフ
ラッシュ発光部24が配置されているので、ファインダ
ーは上方向へも前方向へも殆ど大きくならない。また、
フラッシュ用コンデンサ25が第1ミラー10の背面の
空間に配置されたことによっても、カメラの大型化を防
止している。従って、第3ミラー13の背面にフラッシ
ュ発光部24を配置し、第1ミラー10の背面にフラッ
シュ用コンデンサ25を配置することで、ファインダー
とフラッシュ装置全体としては、比較的コンパクトに構
成することが可能となるのである。
【0034】図1は、この光学系を用いたファインダー
の詳細な構成を示している。ファインダーは、対物ブロ
ック31,ズームブロック32,接眼ブロック33の3
ブロックから成っており、対物ブロック31には焦点板
8,第1コンデンサレンズ9,第1ミラー10,第2ミ
ラー11及びリレー系補助レンズ12が保持されてい
る。対物ブロック31は、焦点板8,第1ミラー10,
第2ミラー11,リレー系補助レンズ12及び対物ブロ
ック31の側面によって密閉構造になっており、結像面
である焦点板8上にほこり等が付着するのを防止してい
る。ズームブロック32には、第3ミラー13,ズーム
リレーレンズ系14,第4ミラー15及び第2コンデン
サレンズ16が保持されている。
【0035】トリミングモードで撮影を行う場合、前述
したようにズームリレーレンズ系14でズーミングする
ことにより、実際にプリントされる範囲をファインダー
像として見ることができるようになっている。また、そ
のとき情報記録装置26(図2)により光学的,磁気的そ
の他の方法でフィルムにトリミング情報を書き込み、プ
リント時にその情報を読み取ることにより撮影時と同じ
条件でプリントすることができる。
【0036】ズームリレーレンズ系14は、物体側から
順に両凸の正レンズから成る第1成分G1と、両凸の正
レンズ及び凸凹の負レンズから成る第2成分G2とで構
成されている。これらの成分はそれぞれレンズホルダ3
4,35に固定されている。ここで、ズームリレーレン
ズ系14を駆動するための機構について、図3及び図4
に基づいて説明する。レンズホルダ34,35はガイド
棒41に沿って前後方向にのみ移動できるようになって
おり、またレンズホルダ34,35上に設けられたピン
42,43がそれぞれバネ44に付勢されてカム面4
5,46に当接することによって位置が決まるようにな
っている。カム面45,46を切ったカム板47はギア
48,49,50,51,52,53,54を介してモ
ーター55で駆動する。ギア52,54はウォームギア
になっており、コンパクトに高倍率の減速を達成してい
る。また、ズーム域両端でカム板上の面56,57が、
ズームブロック32上に設けられた突起部58,59に
当接し、ズーム域両端で正確な像倍率を達成できる。レ
ンズホルダ34には接片60が固定されており、この接
片60とズームブロック32上に固定されたエンコーダ
基板61上のパターンとの導通によってズーム位置を検
出できるようになっている。このため後述するように像
倍率をマイコンで制御できる。尚、図3はファインダー
がWIDE状態にあるときを示し、図4はTELE状態
にあるときを示している。
【0037】ところで、一般に光路中にミラーを用いる
と、ミラーの前後にある光学系の光軸を一致させること
が困難になる。ミラーの数が多くなるほど、この傾向は
強くなる。本実施の形態には使用者がファインダーを覗
いたとき撮影範囲を示すための視野制限機構として、前
記理由により2次像面の位置に視野枠17(図1,図2)
が配されている。しかし、光軸のズレが生じると視野枠
17の示す撮影範囲が焦点板8上で光軸に対して垂直方
向にずれ、間違った撮影範囲を示してしまう。
【0038】前記光軸のズレを修正する手段として、視
野枠17を光軸と垂直方向に移動させ調整する手段と、
焦点板8から視野枠17までの光路中のいずれかの反射
ミラーの角度を変えて調整する手段とがある。
【0039】視野枠17には後述するようにパノラマモ
ードのための切り換え機構が組み込まれており、視野枠
17を動かすためには切り換え機構全体を移動させなけ
ればならない。従って、前者の視野枠17を移動させる
方法は適当ではない。
【0040】一方、後者の反射ミラーの角度を調整する
手段は、いずれのミラーで調整を行うかで効果が異な
る。1次像や2次像に光路が近い位置にある反射ミラー
で調整を行う場合、ミラーの角度の振り量に対して修正
される光軸の移動量が少なく、光軸のズレがなくなるよ
うに調整するには反射ミラーの振り量を大きくしなけれ
ばならない。そのためには、ミラーが動くための隙間等
を大きく開ける必要がある。前記したようにリレー光学
系が縮小光学系であるため、1次像面に近い第1ミラー
10は最も大きく、また倍率の関係でミラー角度の振り
量に対して修正される光軸の移動量は最も少ない。
【0041】従って、特に1次像面側の第1ミラー10
で調整を行う場合には、光軸のズレを修正するためのミ
ラー角度の振り量が大きくなってしまい、ミラーが動く
ためのスペースが大きく必要であるとともに、ファイン
ダー視野の上下、左右で視度が異なる片ボケが起こりや
すい。
【0042】そこで、本実施の形態ではズームリレーレ
ンズ系14の直前にある第3ミラー13を調整可能にし
ている。第3ミラー13は焦点板8と視野枠17の両方
から遠く調整のための振り量が微小量でよく片ボケも起
きにくい。また、第3ミラー13は、他のミラーに比べ
大きさが小さくファインダー光学系3の前上方にあるた
め調整もしやすい。
【0043】この調整について図5に基づいて説明す
る。図5(A)に第3ミラー13のホルダ71を示す。こ
のホルダ71の中央部分の開口72には第3ミラー13
が固定され、ホルダ71の両横と下部にはビス穴73,
74,75が設けられている。そして、このホルダ71
は、図5(B)に縦断面図で示すように、3つのバネを介
したビスにより、ビス穴73〜75の部分でズームブロ
ック32上に固定される。尚、バネ77及び78並びに
ビス80及び81は、それぞれビス穴74及び75に対
応し、ビス穴73は不図示のバネ及びビスと対応してい
る。そして、リレー系補助レンズ12から上方へ導かれ
る光の光軸とズームリレーレンズ系14の光軸とが一致
するように各ビスが調整される。
【0044】図1に示すように、接眼ブロック33には
第5ミラー18及び接眼レンズ19が保持されている。
接眼レンズ19のホルダ36は、ワッシャ37を挟んで
接眼ブロック33に固定されているので、ワッシャ37
の厚さを変えることによって、視度を合わせることがで
きる。尚、図1ではインファインダー表示に関する構成
は省略してある。
【0045】また、対物ブロック31はカメラボディ4
(図2)に、ズームブロック32は対物ブロック31に、
接眼ブロック33はズームブロック32にそれぞれ固定
されており、ズームブロック32と接眼ブロック33と
の間に視野枠17及び視野制限のための機構が存在して
いる。
【0046】図6に、視野枠17の近傍に設けられた視
野制限のための機構を示す。パノラマモードでの撮影時
には、ファインダー視野がプリントに一致するのが望ま
しく、パノラマモードでは通常撮影時の視野に対して、
上下方向が制限されるようになっている。図6(A)の標
準状態(通常撮影モード)において、ファインダー視野は
視野枠17によって形成されている。視野枠17の縁1
04,105,106,107は接眼レンズ19(図1)
によるディストーションによって曲がって見えるのを防
ぐため、所定の曲線形状にすることで観察時に直線に見
えるように補正されている。
【0047】視野枠17の上下の視野制限板91,92
の長穴116,117,118,119は、それぞれピ
ン112,113,114,115に係合しており、視
野制限板91,92はそれぞれ上下方向でのみ動くこと
ができるようになっている。パノラマモードでは、視野
制限板91,92は図6(B)に示す位置へ移動し、ファ
インダー視野を形成する。視野制限板91,92の縁1
08,109は、前記縁104,105と同じく所定の
曲線形状とすることで観察時に直線にみえるように補正
されているが、図6(B)に示すように縁104,105
とは異なった位置において補正を行うので、視野枠17
の縁104,105とは違った形の曲線で形成されてい
る。実際には、縁104,105,106,107,1
08,109は、ある半径の円の一部となっており、1
08,109の曲線の半径は、104,105の曲線の
半径より大きくなっている。
【0048】視野制限板91若しくは92又はその両方
の上に”PANORAMA”等と書いておくことによ
り、ファインダー内のモードの表示を簡単に行うことが
できる。また、視野制限板91,92として半透明なも
のを用いることにより、パノラマ撮影の視野範囲が明確
に分かるとともに、その視野範囲の周辺についても確認
することができる。図7(A)及び図7(B)に、図6(A)
及び図6(B)に示す状態でのファインダーの見えを示
す。どちらの状態においてもディストーションが補正さ
れ、ファインダー視野は長方形になっている。また、パ
ノラマモード(図7(B))においては、視野外に”PAN
ORAMA”と表示され、パノラマモードにあることを
示している。
【0049】図6に示すように、駆動レバー93上に設
けられたピン94,95は、視野制限板91,92の長
穴96,97に嵌合しており、駆動レバー93の回転に
より視野制限板91,92が上下方向に移動する。即
ち、視野制限板91,92が視野枠17によって形成さ
れている視野範囲の上下方向から視野を等しい範囲で制
限するように移動動作を行い、それによって視野の上下
の大きさを変えて、パノラマ撮影モードでの視野範囲を
示す。この視野の大きさの変動は、上下からの対向する
一方向で行われるため、かかる変動によっても視野範囲
がディストーション補正に対応しうる形を維持させるこ
とができる。
【0050】駆動レバー93は軸102を中心として回
転自在であり、バネ98によって左回り、即ち視野制限
板閉方向に付勢されており、操作レバー99上のピン1
00にレバー101が当接して回転位置が規制される。
操作レバー99にはクリック(不図示)があり、標準,パ
ノラマそれぞれに対応する位置で止まるようになってい
る。また、パノラマ撮影モードでは図6(B)に示すよう
に、視野制限板91,92の位置は長穴116,11
7,118,119の端がピン112,113,11
4,115に当接することによって決まり、操作レバー
99上のピン100とレバー101とは離れている。こ
れによってパノラマモードでは操作レバー99の位置が
正確でなくとも、視野制限板91,92の正確な位置決
めが可能となる。また、操作レバー99上には接片11
0が設けられており、パノラマモードにおいて接片11
1と接触し、パノラマ信号を発生する。
【0051】パノラマモードのための視野制限を通常撮
影時の視野枠17とは別部材である視野制限板91,9
2で行うことにより、前記のようにパノラマモードと通
常撮影時とで異なった縁形状を持つ視野規制を可能とし
ている。つまり、各撮影モードにおける視野範囲を示し
ている視野枠17及び視野制限板91,92の縁を、視
野範囲にある被写体を瞳に導く接眼レンズ19(図1)が
有しているディストーションによってそれぞれ直線状に
観察されるような曲線で構成することにより、いずれの
撮影モードにおいても良好なディストーション補正を可
能としている。
【0052】また、移動する視野制限板91,92の止
まり位置に関しては、パノラマモードである図6(B)の
状態においてのみ精度が必要とされる。そして、図6
(A)の標準撮影時においては視野制限板91,92が固
定された視野枠17に隠れるので、止まり位置精度が必
要とされず、その結果、視野制限機構の製作が容易にな
る。
【0053】尚、パノラマモードでの撮影時にもトリミ
ングモードでの撮影時と同様、情報記録装置26(図2)
によりパノラマ情報の書き込みが行われ、プリント時に
この情報を読み取ることによりパノラマプリントが行わ
れる。
【0054】図8に本実施の形態のファインダーを搭載
したカメラの外観を示す。同図において、121は電源
スイッチ(メインスイッチ)である。122はファインダ
ーズーミングのモード切り替えスイッチであり、連続的
にズーミングする連続モードと複数の点(本実施の形態
ではテレ,ミドル,ワイドの3点)で離散的にズーミン
グするステップモードとを切り替える。123はパノラ
マモードスイッチ、124及び125はファインダーズ
ーミング時に使用するEZキー、126はシャッター
釦、127はカメラの状態を表示する表示板である。
尚、パノラマモードスイッチ123は、図6中の操作レ
バー99の操作部である。
【0055】図9は、図8のカメラのブロック図を示し
ている。CPU160がカメラ全体の制御を行ってい
る。同図中、EZ−TELE,EZ−WIDE信号は、
EZキー124,125によって生じる信号で、MOD
E信号はモード切り替えスイッチ122によって生じる
信号、PANORAMA信号はパノラマモードスイッチ
123によって生じる信号である。また、ENCODE
R−TELE,ENCODER−TELE−MIDDL
E,ENCODER−MIDDLE,ENCODER−
WIDE−MIDDLE,ENCODER−WIDEの
各信号はエンコーダ基板61(図3,図4)より生じる信
号で、ズームリレーレンズ系14(図1,図2)がTEL
E,TELEとMIDDLEとの間,MIDDLE,W
IDEとMIDDLEとの間,WIDEの各状態にある
とき、状態に応じた信号が発生する。
【0056】図10及び図11に本実施の形態のステッ
プモードのシーケンス図を示す。図8の電源スイッチ1
21をONにすると、ステップ#100からフローが開
始する。ステップ#101のPANmode及びEZm
emoryは、図9のメモリー150内に記録される情
報であり、電源スイッチ121をONにしたとき初期化
される。
【0057】次に、ステップ#102でファインダー変
倍光学系をまずWIDEの状態とする。これは、今、電
源スイッチ121を入れた直後なので、使用者がファイ
ンダーを覗いて撮影を行いたい被写体を視野内に入れる
ために、フレーミングを行うことを想定したものであ
る。WIDE状態であったほうが、より広い範囲をファ
インダーで見ることができ、被写体を捜しやすいからで
ある。
【0058】次のステップ#103より下のルーチン
は、電源スイッチ121がONの状態のとき無限ループ
として繰り返し実行されるルーチンであり、ステップ#
103で電源スイッチ121がOFFを検知したとき無
限ループから抜け終了の動作に入る。電源スイッチ12
1がOFFであったとき、ステップ#104に移り、フ
ァインダー変倍光学系の状態がWIDEでない場合、W
IDE状態にするためにステップ#102を通って、ま
たステップ#103,ステップ#104と進み、ステッ
プ#105で終了する。電源スイッチ121がOFFと
なったとき、WIDE状態とするのは、次に電源スイッ
チ121をONにしたときのスタンバイのためである。
また、電源スイッチ121のONの前にファインダーを
覗いてもフレーミングが行いやすいからである。
【0059】電源スイッチ121のON又はOFFの後
にはフレーミングの動作が伴ってくる。従って、上記し
たように電源スイッチ121のON又はOFFの動作に
連動してトリミング倍率が最も小さくなるようにCPU
160でファインダーを制御すると、ファインダーはプ
リントされる範囲が視野範囲となるようにファインダー
像の変倍を行うため、視野が最も広い状態でフレーミン
グをすることが可能となるのである。
【0060】ステップ#106では、撮影レンズ1(図
2)が未装着の場合、WIDE状態にするための判定が
行われる。未装着の場合、ステップ#107からステッ
プ#102を通り、WIDE状態となる。未装着の状態
であった場合、ステップ#108へは行かず、常にファ
インダー変倍光学系がWIDEの状態に保たれる。撮影
レンズ1が未装着の場合、WIDE状態に保つのは、E
Zキー124,125(図8)の操作等によって無駄にレ
ンズが動いて電池が消耗するのを防ぐためと、次の撮影
レンズ1を装着したときにWIDE状態で撮影したい被
写体を捜しやすいようにするためである。
【0061】上記のように撮影レンズ1が未装着状態で
は、ファインダー光学系の駆動に用いられるモーター5
5等の駆動手段の動作を禁止するように、CPU160
で制御することによって、撮影者の操作ミスに起因する
駆動手段の無意味な動作を防止することができる。ま
た、撮影レンズ1の未装着状態にWIDE状態への移行
を連動させる場合でも、電源スイッチ121のON又は
OFFの動作に連動させるのと同様に、視野が最も広い
状態でフレーミングをすることが可能となるのである。
【0062】図8に示すパノラマモードスイッチ123
をパノラマモードに設定したとき、パノラマモードスイ
ッチ123に連動して、パノラマモードのための視野
(図6(B))に変更されるとともに、PANORAMA信
号(図9)が発生する。ステップ#108では、PANO
RAMA信号によりファインダー変倍光学系をWIDE
状態とする。このスイッチ123は視野の変更終了直前
にONするようになっており、視野の変更終了後、引き
続いてファインダー変倍が行われるようになっている。
視野変更の終了と変倍の開始とはオーバーラップしてい
てもよい。例えば、視野変更の開始と変倍の開始とが同
時であってもよい。
【0063】更に詳しく説明すると、パノラマ撮影モー
ドに設定したとき、トリミング倍率に対応してプリント
される範囲が視野範囲となるようにファインダー像の変
倍を行うズームリレーレンズ系14等で所定の倍率のフ
ァインダー像を形成する。その後、パノラマ撮影モード
においてプリントされる範囲が視野範囲となるように視
野範囲の切り替えを行う視野制限板91,92等でパノ
ラマ撮影モードにおいてプリントされる範囲を視野範囲
として示すようにCPU160で制御する。よって、視
野範囲の上下部分の制限が、擬似ズームにおけるワイド
状態となる前に行われる。前記ズームリレーレンズ系1
4等で所定の倍率のファインダー像を形成するための動
作が、前記視野制限板91,92等によりパノラマ撮影
モードにおいてプリントされる範囲を視野範囲として示
す視野制限のための動作よりも後に終了するように、前
記ファインダー像を形成するための動作と前記視野制限
のための動作とを同時又は所定時間をあけて交互に行わ
せるように制御すれば、視野範囲の上下部分の制限が、
擬似ズームにおけるワイド状態となる前に終了する。い
ずれの場合においても、最終的に前記視野制限のみが行
われるといったことがなくなるのである。
【0064】図15は、通常撮影モードからパノラマ撮
影モードへの移行を円滑に行うためのズーミングと視野
制限との関係を示している。上述の実施の形態では視野
範囲の切り替え(視野制限)に先だってファインダー像の
ズーミングが行われるように構成されているが、パノラ
マ撮影モードへの移行の滑らかさを追求すると、視野制
限とズーミングの開始と終了が一致し、更に同図に示す
ような曲線を描くようになめらかに制御するのが好まし
い。また、ズーム終了より視野制限の終了を早くした上
で、更にズーム開始を視野制限より早くする(ズームと
視野制限とをオーバーラップさせる)と、パノラマ撮影
モードへの視野切り替えが更に滑らかな移行に感じられ
る。尚、光学系の特定位置はトリミング倍率=1の対応
位置である。
【0065】PANORAMA信号がONのとき、ステ
ップ#109でパノラマ撮影になったことを示すフラグ
PANmodeをYesとし、ステップ#102を通っ
てWIDE状態とする。PANORAMA信号がONの
状態であると、ステップ#110へは行かず、常にファ
インダー変倍光学系がWIDEの状態に保たれる。本実
施の形態において、パノラマ撮影の撮影範囲を示すため
には、パノラマモードスイッチに連動した視野枠をパノ
ラマ用のものにするとともに、ファインダー変倍光学系
をWIDE状態にする必要がある。従って、PANOR
AMA信号がONのときには、EZキー124,125
(図8)を押すことにより発生するEZ−TELE,EZ
−WIDE信号(図9)を無効にし、常にファインダー変
倍光学系をWIDE状態に保つ。
【0066】上記のように、パノラマ撮影モードに設定
したとき、ズームリレーレンズ系14等により所定の倍
率のファインダー像を形成し、かつ、前記視野制限板9
1,92等によりパノラマ撮影モードにおいてプリント
される範囲を視野範囲として示すようにCPU160に
よる制御を行うと、パノラマ撮影において、所定の倍率
のファインダー像の上下部分を除いた範囲が、常にファ
インダーの視野として観察されるようにすることができ
る。更に、パノラマ撮影を行うときトリミング撮影が行
われないように、上記信号を無効にする制御を行うこと
で、不用意な操作ミスを確実に防止することができる。
【0067】パノラマモードスイッチが標準状態(通常
撮影モード)であれば、視野枠が図6(A)に示すように
標準撮影時のものであるとともに、PANORAMA信
号がOFFとなり、ステップ#108からステップ#1
10に進む。PANORAMA信号がONであったと
き、ステップ#109でPANmodeがYesとされ
た後、PANORAMA信号がOFFとなって、ステッ
プ#110に来たとき、その判定はYesとなる。この
ときステップ#111,ステップ#113において、E
Zmemoryに記録されている内容によってMIDD
LE又はTELE状態へとレンズの移動が行われる。E
Zmemoryは、PANORAMA信号がONになる
直前のファインダー変倍光学系の状態をメモリーしてお
り、これによりパノラマモードスイッチ123をパノラ
マ状態にする。更に、その後標準状態にした時に、パノ
ラマモードスイッチ123をパノラマモードにする直前
の状態へと復帰することができる。
【0068】これにより、例えばTELE状態とパノラ
マ撮影状態とのどちらで撮影するかを選択するような場
合、パノラマモードスイッチ123をパノラマモードに
し、視野枠をパノラマ用に切り換えると共にPANOR
AMA信号によりファインダー変倍光学系をTELEの
状態からWIDEの状態にすることで、正しいパノラマ
の撮影範囲を示すことができる。そして、次にパノラマ
モードスイッチ123を標準状態にしたとき、視野枠が
標準のものに切り換わるとともに、EZキーを押さなく
てもすぐにファインダー変倍光学系がTELE状態に戻
る。
【0069】上記のように、パノラマ撮影に入る前のト
リミング倍率をメモリーに記憶しておくことにより、パ
ノラマ撮影終了後、そのトリミング倍率を用いてパノラ
マ撮影に入る前のトリミング状態に復帰させることがで
きるのである。また、所定のトリミング倍率を採用する
ことにより、パノラマ撮影終了後、そのトリミング倍率
を用いて常に所定のトリミング状態とすることも可能で
ある。尚、光学ズームを行う撮影光学系を用いたズーミ
ングとパノラマ撮影とが可能なカメラにおいても、パノ
ラマ撮影に入る前の撮影光学系の倍率をメモリーに記憶
させておくことで、同様にパノラマ撮影に入る前のトリ
ミング状態に復帰させることができる。
【0070】ステップ#116〜#118は、オートフ
ォーカス装置がオートフォーカス状態(AF)からマニュ
アルフォーカス状態(MF)へ切り換わったときに、ファ
インダー変倍光学系をTELEの状態に移動させるルー
チンである。マニュアルフォーカス状態に使用者が切り
換えた場合、使用者はファインダーで被写体を見ながら
手動でピント合わせを行うので、ファインダー倍率が高
く、よりピントが正確に合わせやすいTELE状態にす
る。ステップ#119より下のルーチンは、図8中のE
Zキー124,125のいずれかが押された場合発生す
るEZ−TELE,EZ−WIDE信号によってファイ
ンダー変倍光学系を切り換えるルーチンである。EZ−
TELE信号の場合、ファインダー変倍光学系の状態が
MIDDLEならTELEへ、WIDEならMIDDL
Eへ切り換え、TELE状態なら変化しない。EZ−W
IDE信号では、ファインダー変倍光学系の状態がTE
LEならMIDDLEへ、MIDDLEならWIDEへ
切り換え、WIDE状態なら変化しない。ステップ#1
19〜#130でファインダー変倍光学系の状態を変化
させた後、ステップ#103に戻り、また同じルーチン
を繰り返す。
【0071】上記のように、オートフォーカス機能を動
作させうる状態からマニュアルフォーカス機能を動作さ
せうる状態に切り替えたとき、トリミング撮影における
ファインダー像の変倍を行うズームリレーレンズ系14
等を兼用してファインダー倍率が高くなるようにファイ
ンダー像を変倍する制御をCPU160で行うことによ
り、ファインダー倍率が高いほど焦点板8上に形成され
る像のピント状態が明確になるため、撮影者は手動でも
容易にピントを合わせることができるのである。
【0072】図10及び図11のMoveWIDE,M
oveMIDDLE,MoveTELEは、ファインダ
ー変倍光学系をそれぞれWIDE,MIDDLE,TE
LEにレンズ移動させるルーチンである。
【0073】例として、図12にMoveMIDDLE
のルーチンを示す。図3,図4に示したレンズ位置を検
出するエンコーダ基板61は、レンズ位置がWIDE
(ENCODER−WIDE信号を発生),MIDDLE
(ENCODER−MIDDLE信号を発生),TELE
(ENCODER−TELE信号を発生)の位置にある
か、又はWIDEとMIDDLEとの間(ENCODE
R−WIDE−MIDDLE信号を発生),TELEと
MIDDLEとの間(ENCODER−TELE−MI
DDLE信号を発生)の位置にあることを検知する。M
oveMIDDLEルーチンは、ステップ#151でE
NCODER−MIDDLE信号が発生していれば、レ
ンズ移動の必要はないので、レンズ移動のためのドライ
バー155及びモーター55(図9)をストップさせ(#
152)、ルーチンを終了する(#153)。
【0074】ステップ#154又はステップ#155
で、ENCODER−TELE信号か又はENCODE
R−TELE−MIDDLE信号によってレンズがTE
LE位置かTELEとWIDEとの間にあると検知した
場合、ステップ#156でレンズをWIDE方向に移動
させ、ステップ#151でENCODER−MIDDL
E信号を検知するまでこれを繰り返す。
【0075】ステップ#157,ステップ#158でE
NCODER−WIDE信号かENCODER−WID
E−TELE信号によってレンズがWIDE位置か、W
IDEとMIDDLEとの間にあると検知した場合、逆
にレンズをTELE方向へ移動させ(#159)、ステッ
プ#151でENCODER−MIDDLEを検知する
までこれを繰り返す。尚、連続モードの場合は、図10
の#110以降のパノラマ解除時の動作を省き、また図
11の#119以降を、EZ−TELE,EZ−WID
Eの各信号に対してそれぞれENCODER−TEL
E,ENCODER−WIDE以外の時にモーターをT
ELE方向,WIDE方向に回転させるように変更すれ
ば良い。また、別の構成としてはエンコーダを更に細か
く細分して図10,図11と同様の処理を行うようにし
ても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の視野
範囲の切り替え可能なファインダーを備えたカメラは、
通常撮影と所定のトリミング倍率でプリントする範囲の
指定を行うトリミング撮影とが可能なカメラであって、
前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに対応し
て、プリントされる範囲が視野範囲となるようにファイ
ンダー像の変倍を行うファインダーと,カメラ全体の電
源のON/OFF動作を行うメインスイッチと,該メイ
ンスイッチのON又はOFFの動作に連動して、前記ト
リミング倍率が最も小さくなるように前記ファインダー
を制御する制御手段と,を有する構成となっているの
で、メインスイッチのON又はOFFの動作後に続くフ
レーミング動作において、ファインダーの視野範囲が最
も広くなり、被写体を探し易いという効果がある。
【0077】第2の発明の視野範囲の切り替え可能なフ
ァインダーを備えたカメラは、撮影レンズの交換が可能
であり、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリントす
る範囲の指定を行うトリミング撮影とに対応するカメラ
本体と,前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに
対応してプリントされる範囲が視野範囲となるように、
ファインダー光学系の移動によってファインダー像の変
倍を行うファインダーと,前記ファインダー光学系を駆
動する駆動手段と,前記撮影レンズが未装着であること
を検知する検知手段と,該検知手段よって前記撮影レン
ズが未装着であると検知された場合、前記トリミング倍
率が最も小さくなるように前記駆動手段の制御を行う制
御手段と,を有する構成となっているので、撮影レンズ
未装着状態から撮影レンズを装着した後、ファインダー
を覗き、フレーミングを開始したとき、被写体を探し易
くなるという効果がある。
【0078】第3の発明の視野範囲の切り替え可能なフ
ァインダーを備えたカメラは、撮影レンズの交換が可能
であり、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリントす
る範囲の指定を行うトリミング撮影とに対応するカメラ
本体と,前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに
対応してプリントされる範囲が視野範囲となるように、
ファインダー光学系の移動によってファインダー像の変
倍を行うファインダーと,前記ファインダー光学系を駆
動する駆動手段と,前記撮影レンズが未装着であること
を検知する検知手段と,該検知手段よって前記撮影レン
ズが未装着であると検知された場合、前記駆動手段の動
作を禁止する制御を行う制御手段と,を有する構成とな
っているので、撮影レンズ未装着時における不用意な操
作に起因する無駄な電力消費を防止することができる。
【0079】また、第4の発明の視野範囲の切り替え可
能なファインダーは、オートフォーカス機能と撮影者が
手動でピント合わせを行うためのマニュアルフォーカス
機能とを有し、かつ、通常撮影と所定のトリミング倍率
でプリントする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可
能なカメラに対応しうるファインダーであって、前記マ
ニュアルフォーカス機能におけるピント状態を確認する
ための焦点板と,前記トリミング倍率に対応してプリン
トされる範囲が視野範囲となるようにファインダー像の
変倍を行う変倍手段と,前記オートフォーカス機能を動
作させうる状態からマニュアルフォーカス機能を動作さ
せうる状態に切り替えたとき、前記変倍手段でファイン
ダー倍率が高くなるようにファインダー像の変倍の制御
を行う制御手段と,を有する構成となっているので、新
たに部材を追加しなくても、かかる制御のみでマニュア
ルフォーカス機能におけるピント合わせを容易に行うこ
とができる。
【0080】以上のように、本発明の構成によって、通
常撮影モード及びトリミング撮影モードにおける視野範
囲を適正かつ自然に示すことができる視野範囲の切り替
え可能なファインダー及びそれを備えたカメラを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構造を断面的に示す図。
【図2】本発明の実施の形態が一眼レフカメラに適用さ
れた状態を断面的に示す図。
【図3】本発明の実施の形態に用いられているズームリ
レーレンズ系の駆動を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態に用いられているズームリ
レーレンズ系の駆動を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態に用いられている第3ミラ
ーの調整を説明するための図。
【図6】本発明の実施の形態における視野制限の機構を
説明するための図。
【図7】本発明の実施の形態における視野制限の機構に
よって変化するファインダーの見えを示す図。
【図8】本発明の実施の形態が適用された一眼レフカメ
ラの外観を示す平面図。
【図9】本発明の実施の形態の概略構成を示すブロック
図。
【図10】本発明の実施の形態のステップモードでのシ
ーケンスを示すフローチャート。
【図11】本発明の実施の形態のステップモードでのシ
ーケンスを示すフローチャート。
【図12】図10及び図11に示す本発明の実施の形態
のフローチャートにおけるMoveMIDDLEのルー
チンを示すフローチャート。
【図13】トリミングシステムを説明するための図。
【図14】本発明の実施の形態において第4ミラー15
及び第5ミラー18への光軸の入射角θ1及びθ2を45
°より大きくした場合の各反射ミラーの配置を説明する
ための図。
【図15】通常撮影モードからパノラマ撮影モードへの
移行を円滑に行うためのズーミングと視野制限との関係
を説明するための図。
【符号の説明】
1 …撮影レンズ 2 …メインミラー 3 …ファインダー光学系 4 …カメラボディ 5 …フィルム 6 …AFサブミラー 7 …AFモジュール 8 …焦点板 9 …第1コンデンサレンズ 10 …第1ミラー 11 …第2ミラー 12 …リレー系補助レンズ 13 …第3ミラー 14 …ズームリレーレンズ系 15 …第4ミラー 16 …第2コンデンサレンズ 17 …視野枠 18 …第5ミラー 19 …接眼レンズ 20 …LCD 21 …インファインダサブミラー 22 …インファインダプリズム 23 …瞳位置 24 …フラッシュ発光部 25 …フラッシュ用コンデンサ 26 …情報記録装置(情報書き込み装置) 31 …対物ブロック 32 …ズームブロック 33 …接眼ブロック 34,35 …レンズホルダ 36 …ホルダ 37 …ワッシャ 41 …ガイド棒 42,43 …ピン 44 …バネ 45,46 …カム面 47 …カム板 48〜54 …ギア 55 …モーター 56,57 …カム板上の面 58,59 …突起部 60 …接片 61 …エンコーダ基板 71 …ホルダ 72 …開口 73〜75 …ビス穴 77,78 …バネ 80,81 …ビス 91,92 …視野制限板 93 …駆動レバー 94,95 …ピン 96,97 …長穴 98 …バネ 99 …操作レバー 100 …ピン 101 …レバー 102 …軸 104〜109 …縁 111 …接片 112〜115 …ピン 116〜119 …長穴 121 …電源スイッチ 122 …モード切り替えスイッチ 123 …パノラマモードスイッチ 124,125 …EZキー 126 …シャッター釦 127 …表示板 141 …フィルム 142 …乳剤面の所定部分 143 …印画紙 150 …メモリー 155 …ドライバー 160 …CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船橋 章 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 安藤 誠 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 谷野 賢 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常撮影と所定のトリミング倍率でプリン
    トする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可能なカメ
    ラであって、 前記通常撮影とトリミング撮影との切り替えに対応し
    て、プリントされる範囲が視野範囲となるようにファイ
    ンダー像の変倍を行うファインダーと,カメラ全体の電
    源のON/OFF動作を行うメインスイッチと,該メイ
    ンスイッチのON又はOFFの動作に連動して、前記ト
    リミング倍率が最も小さくなるように前記ファインダー
    を制御する制御手段と,を有することを特徴とする視野
    範囲の切り替え可能なファインダーを備えたカメラ。
  2. 【請求項2】撮影レンズの交換が可能であり、通常撮影
    と所定のトリミング倍率でプリントする範囲の指定を行
    うトリミング撮影とに対応するカメラ本体と,前記通常
    撮影とトリミング撮影との切り替えに対応してプリント
    される範囲が視野範囲となるように、ファインダー光学
    系の移動によってファインダー像の変倍を行うファイン
    ダーと,前記ファインダー光学系を駆動する駆動手段
    と,前記撮影レンズが未装着であることを検知する検知
    手段と,該検知手段よって前記撮影レンズが未装着であ
    ると検知された場合、前記トリミング倍率が最も小さく
    なるように前記駆動手段の制御を行う制御手段と,を有
    することを特徴とする視野範囲の切り替え可能なファイ
    ンダーを備えたカメラ。
  3. 【請求項3】撮影レンズの交換が可能であり、通常撮影
    と所定のトリミング倍率でプリントする範囲の指定を行
    うトリミング撮影とに対応するカメラ本体と,前記通常
    撮影とトリミング撮影との切り替えに対応してプリント
    される範囲が視野範囲となるように、ファインダー光学
    系の移動によってファインダー像の変倍を行うファイン
    ダーと,前記ファインダー光学系を駆動する駆動手段
    と,前記撮影レンズが未装着であることを検知する検知
    手段と,該検知手段よって前記撮影レンズが未装着であ
    ると検知された場合、前記駆動手段の動作を禁止する制
    御を行う制御手段と,を有することを特徴とする視野範
    囲の切り替え可能なファインダーを備えたカメラ。
  4. 【請求項4】オートフォーカス機能と撮影者が手動でピ
    ント合わせを行うためのマニュアルフォーカス機能とを
    有し、かつ、通常撮影と所定のトリミング倍率でプリン
    トする範囲の指定を行うトリミング撮影とが可能なカメ
    ラに対応しうるファインダーであって、 前記マニュアルフォーカス機能におけるピント状態を確
    認するための焦点板と,前記トリミング倍率に対応して
    プリントされる範囲が視野範囲となるようにファインダ
    ー像の変倍を行う変倍手段と,前記オートフォーカス機
    能を動作させうる状態からマニュアルフォーカス機能を
    動作させうる状態に切り替えたとき、前記変倍手段でフ
    ァインダー倍率が高くなるようにファインダー像の変倍
    の制御を行う制御手段と,を有することを特徴とする視
    野範囲の切り替え可能なファインダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007233295A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nikon Corp 光学ファインダ装置および電子カメラ

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