JP2001050820A - 温度記録装置および温度記録システム - Google Patents

温度記録装置および温度記録システム

Info

Publication number
JP2001050820A
JP2001050820A JP11222808A JP22280899A JP2001050820A JP 2001050820 A JP2001050820 A JP 2001050820A JP 11222808 A JP11222808 A JP 11222808A JP 22280899 A JP22280899 A JP 22280899A JP 2001050820 A JP2001050820 A JP 2001050820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
data
memory
controller
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11222808A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ishii
裕 石井
Moichi Kawai
茂一 川合
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Kazuya Imamura
和哉 今村
Tsutomu Ishikura
勉 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11222808A priority Critical patent/JP2001050820A/ja
Publication of JP2001050820A publication Critical patent/JP2001050820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/07Remote controls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/16Sensors measuring the temperature of products

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視対象の温度をヒストグラムを作成して記
録することにより、必要とするメモリ容量を著しく低減
させた温度記録装置を提供する。 【解決手段】 温度メモリ131は、ケース内に、記録
対象の温度を検出するセンサ部149と、自らのIDコ
ードを保有するID部133と、時計手段と、外部との
間でデータの授受を行うインターフェース132と、セ
ンサ部にて検出された温度データと時計手段からの時刻
データからヒストグラムを作成して記録するヒストグラ
ムメモリ144と、電源とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品などの監視対
象の温度を検出し、記録・管理を行う温度記録装置及び
温度記録システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の物流システムの進歩により、冷蔵
或いは冷凍された食品の輸送が活発化しているが、これ
までは輸送中の食品などの温度変化に関してまで注意が
払われていなかったのが現実である。そのため、例えば
冷凍車で冷凍食品を輸送している間に解凍されてしま
い、その後、再び凍結された場合などには、事後にそれ
を把握することは困難であった。
【0003】また、近年調理食品による殺菌感染が問題
とされており、調理から包装までの一環した食品の温度
管理も重要視されるに至っている。他方、宇宙食などの
場合の如く、食品の温度管理は温度と時間が重要とされ
ている(NASAで開発されたHACCP(Hazar
d Analysis Critical Con−t
rol Point)方式など)。
【0004】そこで、このような食品の輸送或いは保
管、若しくは、調理時における経時的な温度変化の履歴
を検出し、記録しておくための記録装置が提案されてい
る。この記録装置は内蔵電池を電源とし、小型で長期的
に温度を測定可能なものであるので、食品の梱包内或い
は容器内などに収納して置くことにより、食品の輸送
後、或いは、調理後などに取り出してデータを出力させ
ることにより、食品の温度変化の履歴を把握することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置は通常一定のサンプリング時間毎に温度を検出
し、当該温度を検出した時刻に対応させて記録していく
ものであったため、データ量が膨大となり、記録に要す
るメモリ容量を大きくしなければならない問題があっ
た。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、監視対象の温度をヒスト
グラムを作成して記録することにより、必要とするメモ
リ容量を著しく低減させた温度記録装置および温度記録
システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の温度記録
装置は、ケース内に、記録対象の温度を検出する温度検
出手段と、自らのIDコードを保有する記憶手段と、時
計手段と、外部との間でデータの授受を行う送受信手段
と、温度検出手段にて検出された温度データと時計手段
からの時刻データからヒストグラムを作成して記録する
記録手段と、電源とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明の温度記録システムは、請
求項1の温度記録装置を収納する収納部を備えた読出手
段と、この読出手段と信号線を介して接続された主制御
装置とを備え、この主制御装置は、読出手段の収納部に
温度記録装置が収納された状態で、信号線を介し、温度
記録装置の送受信手段との間でデータの授受を行うこと
を特徴とする。
【0009】請求項3の発明の温度記録システムは、上
記において温度記録装置は、主制御装置にヒストグラム
データを表示させるソフトウエアを備えていることを特
徴とする。
【0010】本発明によれば、温度記録装置はケース内
に、記録対象の温度を検出する温度検出手段と、自らの
IDコードを保有する記憶手段と、時計手段と、外部と
の間でデータの授受を行う送受信手段と、温度検出手段
にて検出された温度データと時計手段からの時刻データ
からヒストグラムを作成して記録する記録手段と、電源
とを備えているので、温度記録装置が検出し、記録した
監視対象の温度履歴は、ヒストグラムとして記録され
る。これにより、著しいデータ量の削減が図れ、メモリ
容量を極めて少なくすることが可能となるため、この種
温度記録装置に極めて好適なものとなる。
【0011】また、請求項2の如く温度記録装置を収納
する収納部を備えた読出手段と、この読出手段と信号線
を介して接続された主制御装置とを設けてシステムを構
成し、この主制御装置が、読出手段の収納部に温度記録
装置が収納された状態で、信号線を介し、温度記録装置
との間でデータの授受を行うようにすれば、温度記録装
置が検出し、記録した監視対象の温度履歴のデータを、
主制御装置は支障なく取り込むことができる。
【0012】更に、請求項3の発明によれば、上記温度
記録装置が、主制御装置にヒストグラムデータを表示さ
せるソフトウエアを備えているので、主制御装置がデー
タ表示用のソフトウエアを有していなくても、温度記録
装置からソフトウエアの伝送を受けてデータ表示するこ
とが可能となる。これにより、主制御装置側の負担を軽
減し、且つ、汎用性も増すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。実施例では、コンビニエンスストアC
VSの店舗管理システム1で使用される温度記録装置に
ついて説明する。図1は本発明を適用する実施例として
のコンビニエンスストアCVSの店舗管理システム1の
構成図を示し、図2は店舗管理システム1のうちの店舗
機器監視システム6の構成図を示している。実施例の店
舗管理システム1は、コンビニエンスストアCVS側に
設置された店舗システム2と、当該コンビニエンススト
アCVSが所属するチェーンの本部Cや保守・メンテナ
ンスを行う保守管理会社Mなどから成るセンターシステ
ム3にて構築される。そして、これら店舗システム2と
センターシステム3は、ターミナルアダプタTA・・お
よび公衆回線ISDNを介して接続されている。上記本
部Cや保守管理会社Mでは店舗機器の監視業務を行うも
のであり、それぞれにパソコンPが設置され、それぞれ
がターミナルアダプタTAに接続されている。
【0014】一方、店舗システム2は店内や裏口などを
撮影するための店舗映像システム4と、店舗に設置され
た後述するショーケースや照明などの各電気機器の運転
を監視する店舗機器監視システム6とから構成されてい
る。このうち、店舗映像システム4は、送信機7とそれ
に接続された複数台の固定カメラ8・・・およびスピー
カ9、マイク11などから構成されており、各固定カメ
ラ8・・・は店内の各所および出入り口(裏口など)を
撮影できるように例えば店内の天井面などに据え付けら
れている。
【0015】固定カメラ8はCCD撮像素子を用いて動
画を撮影可能とされたものであり、各固定カメラ8・・
・により撮影された動画映像データは送信機7に送られ
る。送信機7は各固定カメラ8・・・から送信された映
像データを、ターミナルアダプタTAおよびISND回
線を経由して本部Cや保守管理会社MのパソコンP、P
に配信する。配信された映像データは各パソコンPのデ
ィスプレイに映し出される。
【0016】そして、本部Cや保守管理会社Mのパソコ
ンPからは送信機7に制御データが送られ、送信機7は
各固定カメラ8・・・の指向方向制御やズーム制御を行
う。これにより、本部Cや保守管理会社MはパソコンP
によりコンビニエンスストアCVSにおける窃盗の発生
などを監視し、遠隔警備を行うことが可能となる。
【0017】一方、コンビニエンスストアCVSの店内
には複数台のオープンショーケースS1・・・やアイス
クリームストッカS2、一台或いは二台の冷蔵ウォーク
イン貯蔵庫(プレハブ冷蔵庫)S3、クローズドタイプ
のリーチインショーケースS4、一台或いは二台の業冷
庫S5などが設置されており、天井部には空気調和機1
2(実施例では2台)や蛍光灯および調光器などから成
る照明13が取り付けられている。
【0018】このうち、オープンショーケースS1・・
・や冷蔵ウォークイン貯蔵庫S3およびリーチインショ
ーケースS4は、コンビニエンスストアCVSの機械室
或いは屋外に設置された冷凍機(コンデンシングユニッ
ト)R1、R2と配管接続されており、これらから冷媒
の供給をうけて冷却能力を発揮する。尚、アイスクリー
ムストッカS2および業冷庫S5は冷却装置が内蔵さ
れ、独自の温度調節器も搭載されたものを採用してい
る。
【0019】そして、店舗監視システム6は、主制御装
置としてのコントローラ16と、このコントローラ16
に接続され、店舗内に配線された一連の信号線17と、
この信号線17にカプラにより接続されたボタンリーダ
(読出手段)18、複数の制御用の温度センサ19・・
・および監視用の温度センサ20・・・、複数の電子サ
ーモユニット21・・、複数のI/Oセンサユニット2
2・・・、高温センサユニット23、カウンタとしての
カウンタセンサユニット24と、このカウンタセンサユ
ニット24と共に電力量検出装置26を構成する電力量
計27などから構築される。
【0020】次に、上記コントローラ16の構成を図3
に示す。コントローラ16はコンビニエンスストアCV
Sの事務室などに設置されるものであり、CPU(マイ
クロコンピュータ)31、フラッシュメモリなどから構
成される記憶手段としてのメモリ32、I/Oインター
フェース33及び送受信手段としてのバスI/Oインタ
ーフェース34などから構成されている。また、コント
ローラ16にはLEDなどから構成された表示器37
と、入力手段としてのスイッチ38などが設けられてい
る。
【0021】また、前記バスI/Oインターフェース3
4はコントローラ16のポート36を介して前記信号線
17に接続されており、このポート36及び信号線17
を介して前記ボタンリーダ18、温度センサ19・・
・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21・
・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニ
ット23、カウンタセンサユニット24とデータの授受
を行う。
【0022】コントローラ16のメモリ32には前記ボ
タンリーダ18、温度センサ19・・・、温度センサ2
0・・・、電子サーモユニット21・・、I/Oセンサ
ユニット22・・・、高温センサユニット23、カウン
タセンサユニット24とデータ通信を行うための所定の
通信プロトコルやボタンリーダ18、温度センサ19・
・・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21
・・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユ
ニット23、カウンタセンサユニット24を識別するた
めのソフトウエア及び運転制御を行う上での制御プログ
ラムが設定されている。
【0023】更に、コントローラ16のI/Oインター
フェース33はRS−232Cケーブルを経由して店舗
側のターミナルアダプタTAに接続されると共に、バス
I/Oインターフェース34は同様の信号線17を経由
して店舗映像システム4の送信機7にも接続されてい
る。
【0024】一方、前記温度センサ19・・・、温度セ
ンサ20・・・、電子サーモユニット21・・、I/O
センサユニット22・・・、高温センサユニット23、
カウンタセンサユニット24は、何れも信号線17を介
して前記コントローラ16とデータ通信を行うための送
受信手段や所定の通信プロトコル、自らの識別させるた
めのIDコード、制御プログラムなどを記憶したメモリ
を備えている。
【0025】そして、前記電子サーモユニット21は、
各オープンショーケースS1・・・、冷蔵ウォークイン
貯蔵庫S3及びリーチインショーケースS4にそれぞれ
設けられるものであり、図示しない切換器を介して前記
温度センサ19に接続されると共に、通信線17に接続
されている。この電子サーモユニット21は温度センサ
19からのデータを受信し、また、温度センサ19にデ
ータを送信する機能を有しており、設定温度及び温度セ
ンサ19の検出温度に応じてショーケースS1、S3及
びS4の冷媒制御用の電磁弁への通電を制御するもので
ある。
【0026】一方、温度センサ19(温度センサ20も
同様)は、検出された温度データを取り込み、一旦図示
しないメモリに書き込み、接続された電子サーモユニッ
ト21のポーリングに応じてメモリに書き込まれたデー
タを電子サーモユニット21に送信する。また、温度セ
ンサ19には温度センサ19自体のIDコードやセンサ
である旨の識別データが書き込まれている。
【0027】尚、監視用の温度センサ20は直接信号線
17に接続されると共に、それぞれ店舗の室内(店
内)、各ショーケース等(S1、S2、S3、S4、S
5)の庫内及び冷凍機R1、R2の周囲(機械室内な
ど)に配設され、該当個所の温度を検出する。
【0028】また、前記I/Oセンサユニット22は、
I/Oセンサユニット22自体のIDコードやI/Oセ
ンサユニットである旨の識別データが記憶されており、
図示しないメモリには各種データやコントローラ16と
のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが記憶さ
れている。そして、I/Oセンサユニット22は、図示
しない交流制御素子により前記空気調和機12の運転を
制御し、照明13を調光すると共に、送信機7にも制御
出力の送信を行うものである。
【0029】更に、前記カウンタセンサユニット24
は、前記電力量計27及び通信線17に接続されてお
り、カウンタセンサユニット24の図示しないカウンタ
を備えている。このカウンタは、電力量計27にて消費
されている電力を検出しパルス出力されたものを検出し
て、計数(積算)するものであり、前記コントローラ1
6からポーリングされると、カウンタが計数したカウン
タデータを信号線17を介してコントローラ16に送信
するものである。尚、カウンタセンサユニット24は、
カウンタセンサユニット24自体のIDコードやカウン
タセンサユニットである旨の識別データが書き込まれて
おり、図示しないメモリには、コントローラ16との間
のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが記録さ
れている。
【0030】次に、図4及び図5を参照して、図2のボ
タンリーダ18に接続される本発明の温度記録装置とし
てのボタン型温度メモリ131について説明する。図4
はボタン型温度メモリ131の外観を示し、図5はその
内部詳細ブロック図を示している。温度メモリ131は
図4に示す如くボタン電池形状を呈したケース131A
を備え、このケース131A内部には送受信手段となる
インターフェース132、自らのIDコードを保持する
ID部133、メモリ制御部136、メモリ137、1
38、発信器139、時計制御部141およびそのレジ
スタ142、温度警報メモリ143、ヒストグラムメモ
リ144、温度履歴メモリ146、リチウム電池14
7、計測制御部148及びセンサ部149が内蔵されて
いる。
【0031】この温度メモリ131は、例えばコンビニ
エンスストアCVSに配送される弁当や飲料などの冷蔵
食品を収納したコンテナ内に投入され、当該食品の温度
を検出して記録するために用いられる。この場合、計測
制御部148はセンサ部149により所定のサンプリン
グ周期で上記食品温度(コンテナ内の温度)を計測す
る。そして、計測した温度データを、時計制御部141
から送られる時刻データと共に三種類の形式で記録す
る。
【0032】即ち、計測制御部148は温度データを温
度履歴メモリ146に書き込み。この温度履歴メモリ1
46内の温度データには、後述する如くコントローラ1
6により温度メモリ131からデータが読み出される際
に、測定開始日時と測定間隔から演算されたタイムスタ
ンプが付加される。また、計測制御部148は食品温度
をゾーン分けし(例えば、0℃以下のゾーン、0℃〜+
5℃のゾーン、+5℃〜+10℃のゾーン、+10℃〜
+15℃のゾーン、+20℃以上のゾーンなど)、計測
した温度データを各ゾーンに振り分けて計数することに
より、ヒストグラムを作成してヒストグラムメモリ14
4に書き込む。
【0033】この場合、例えば食品温度が0℃以下とな
ったことが1回あれば0℃以下のゾーンを1とし、0℃
〜+5℃であったことが100回あれば0℃〜+5℃の
ゾーンを100とし、+5℃〜+10℃であったことが
10000回あれば+5℃〜+10℃のゾーンを100
00とし、+10℃〜+15℃であったことが10回あ
れば+10℃〜+15℃のゾーンを10とし、+20℃
以上となったことが1回あれば+20℃以上のゾーンを
1とする。
【0034】また、温度警報メモリ143には、温度警
報のデータが記録される。
【0035】そして、店舗に食品が配送された場合、温
度メモリ131をコンテナから取り出してボタンリーダ
18の収納部18Aに収納装着する。これによって、温
度メモリ131は信号線17に接続され、コントローラ
16にデータを送信する。
【0036】ここで、温度メモリ131に内蔵されてい
るID部133には温度メモリ131自体のIDコード
や温度メモリ131である旨の識別データが書き込ま
れ、メモリ138にはコントローラ16との間でデータ
通信を行うための通信プロトコルなどが記憶されてい
る。また、例えば温度制御部141には各種設定データ
が書き込まれる。尚、メモリ138には上記各メモリ1
43、144、146内のデータをコントローラ16に
表示させるためのソフトウエアが書き込まれている。
【0037】以上の構成における実際の動作を説明す
る。今、ボタンリーダ18の収納部18Aには、温度メ
モリ131が収納装着されたものとする。コントローラ
16のCPU31は先ず信号線17への各素子(温度メ
モリ131、温度センサ19、20、I/Oセンサユニ
ット22、高温センサユニット23、カウンタセンサユ
ニット24、など)の接続状況をスキャンする。
【0038】このスキャン動作は図6に示す手順で温度
メモリ131、各温度センサ19、20、I/Oセンサ
ユニット22、高温センサユニット23、カウンタセン
サユニット24のIDコードを読み出すことによって行
われる。以下、これらを全て端末装置と呼び、例えば四
つの端末装置のIDコードが以下に示す如き64ビット
のものであったとして説明する。
【0039】 ビット 012345678・・・・・・63 第1の端末装置 001100000・・・・・・0 第2の端末装置 101100000・・・・・・0 第3の端末装置 110000000・・・・・・0 第4の端末装置 001000000・・・・・・0
【0040】コントローラ16(CPU31)は最初に
通信コマンドを各端末装置に送信し、各端末装置はOK
コマンドを返信する。次に、コントローラ16がID検
索コマンドを送信すると、端末装置は自らのIDコード
から、応答1として0ビット目を返信し、その補数を応
答2として以下の如く返信する。尚、実際には、0ビッ
ト目が0の場合は信号線17の接続端子を「L」とし、
1の場合には端子を「H」とする。
【0041】 ビット0 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 1 0 第4の端末装置 0 1 論理積 0 0
【0042】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、各端末装置の0ビット目に0と1が存在すること
を判定する。尚、実際には信号線17に接続された各端
末装置の接続端子の中に「L」が一つでもあれば信号線
17は「L」となり、全て「H」なら「H」となる。コ
ントローラ16はこの信号線17の電位を判断するの
で、結果として論理積の情報をコントローラ16が検出
することになる。
【0043】そこで、コントローラ16は1ビット目の
検索コマンド0、1を送信する。このとき、0を送信し
た場合には、0ビット目が0の端末装置のみ1ビット目
を返信し、1を送信したときには、0ビット目が1のも
ののみ1ビット目を返信するように構成されている。
【0044】従って、1ビット目の検索時における0に
対する応答は以下の如く、第1及び第4の端末装置から
為される。
【0045】 ビット1 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 第3の端末装置 第4の端末装置 0 1 論理積 0 1
【0046】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の1ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、00のIDコードのものがあることが
確定する。
【0047】また、1ビット目の検索時における1に対
する応答は以下の如く、第2及び第3の端末装置から為
される。
【0048】 ビット1 応答1 応答2 第1の端末装置 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 1 0 第4の端末装置 論理積 0 0
【0049】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の1ビット目に0と1が存在することを
判定する。そのため、この場合には10と11のIDコ
ードのものが存在することが分かる。
【0050】次に、IDコード00の存在確定を受けて
コントローラ16は2ビット目の検索コマンド0を送信
する。2ビット目の検索時における0に対する応答は以
下の如く、第1、第2及び第4の端末装置から為され
る。
【0051】 ビット2 応答1 応答2 第1の端末装置 1 0 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 第4の端末装置 1 0 論理積 1 0
【0052】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の2ビット目に1のみ存在することを判
定する。従って、001のIDコードのものがあること
が確定する。
【0053】次に、IDコード001の存在確定を受け
てコントローラ16は3ビット目の検索コマンド1を送
信する。3ビット目の検索時における1に対する応答は
第1及び第2の端末装置から為される。
【0054】 ビット3 応答1 応答2 第1の端末装置 1 0 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 第4の端末装置 論理積 1 0
【0055】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の3ビット目に1のみ存在することを判
定する。従って、0011のIDコードのものがあるこ
とが確定する。
【0056】次に、IDコード0011の存在確定を受
けてコントローラ16は4ビット目の検索コマンド1を
送信する。4ビット目の検索時における1に対する応答
は第1及び第2の端末装置から為される。
【0057】 ビット4 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 第4の端末装置 論理積 0 1
【0058】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の4ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、00110のIDコードのものがある
ことが確定する。
【0059】次に、IDコード00110の存在確定を
受けてコントローラ16は5ビット目の検索コマンド0
を送信する。5ビット目の検索時における0に対する応
答は全てから為される。
【0060】 ビット5 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 0 1 第4の端末装置 0 1 論理積 0 1
【0061】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の5ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、001100のIDコードのものがあ
ることが確定する。以後は検索コマンド0のみを63ビ
ット目まで繰り返せば、001100・・・・0、即
ち、このIDコードの端末装置が接続されていることが
確定する。
【0062】また、前記1ビット目の検索時における1
に対する応答で1ビット目には1と0が存在することか
ら、今度は2ビット目の検索で0と1を送信して同様に
絞り込んで行く。そして、最終的に0と1が存在するビ
ットを無くしていけば全ての端末装置のIDコードが確
定することになる。
【0063】コントローラ16のCPU31はこのよう
にして収集したIDコードにより、温度メモリ131、
温度センサ19、20、I/Oセンサユニット22、高
温センサユニット23、カウンタセンサユニット24の
接続状況を識別し、メモリ32に保有すると共に、以後
はこのIDコードを用いて各温度センサ或いはセンサユ
ニットとの間でデータの送受信を行う。
【0064】そして、コントローラ16は温度メモリ1
31にポーリングを行う。このときの手順(通信プロト
コル)を図7を用いて説明する。コントローラ16は通
信コマンドを送信し、温度メモリ131からはOKコマ
ンドが返信される。コントローラ16は温度メモリ13
1の呼び出しコマンドと温度メモリ131のIDコード
を送信する。
【0065】そして、コントローラ16はメモリ呼び出
しコマンドを送信する。この場合にはヒストグラムメモ
リ144の呼び出しを行ったものとすると、温度メモリ
131のメモリ制御部136は、コントローラ16から
のポーリングに応えてヒストグラムメモリ144内のデ
ータ及びメモリ138内の表示用ソフトウエアをインタ
ーフェース132により信号線17を介し、コントロー
ラ16に送信する。
【0066】コントローラ16では温度メモリ131か
ら送信された表示用のソフトウエア及びデータを一旦メ
モリ32に書き込んだ後、当該ソフトウエアを用いてヒ
ストグラムデータを表示器37に表示する。これによ
り、配送された食品が安全か否か判断できる。例えば冷
蔵食品の場合、上記+20℃のゾーンに数多く計数値が
ある場合や0℃以下のゾーンに数多く計数値がある場合
には、食品が腐敗し、或いは、凍結して変質している可
能性がある。これにより、低温食品物流の安全を極めて
容易に管理することが可能となる。
【0067】特に、ヒストグラムにて温度データを記録
する方式を採っているので、メモリ144の容量は極め
て少なくて済むようになる。尚、コントローラ16は温
度メモリ131から取り込んだヒストグラムデータをセ
ンターシステム3にも送信することができるものであ
る。また、コントローラ16は温度警報メモリ143や
温度履歴メモリ146内のデータ(前述の如くタイムス
タンプが付加されたデータ)も同様に取り込んで判断に
供する。また、メモリ138には同様にこれらのデータ
を表示するソフトウエアも書き込まれているものであ
る。
【0068】尚、コントローラ16は上記の如き温度セ
ンサ20による監視により、異常が生じている場合に
は、I/Oセンサユニット22により送信機7に指示を
行い、固定カメラ8を制御して異常発生箇所を撮影させ
ることもできるものである。
【0069】また、実施例ではコンビニエンスストアC
VSに本発明を適用したが、それに限らず、スーパーマ
ーケットやレストランなどの店舗にも本発明は有効であ
る。更に、店舗の解釈としては一般事務所ビルなども含
まれるものである。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の温度記録装置
及び温度記録システムによれば、温度記録装置はケース
内に、記録対象の温度を検出する温度検出手段と、自ら
のIDコードを保有する記憶手段と、時計手段と、外部
との間でデータの授受を行う送受信手段と、温度検出手
段にて検出された温度データと時計手段からの時刻デー
タからヒストグラムを作成して記録する記録手段と、電
源とを備えており、この温度記録装置を収納する収納部
を備えた読出手段と、この読出手段と信号線を介して接
続された主制御装置とを備え、この主制御装置は、読出
手段の収納部に温度記録装置が収納された状態で、信号
線を介し、温度記録装置の送受信手段との間でデータの
授受を行うので、主制御装置は支障なく温度記録装置が
検出し記録した監視対象の温度履歴のデータを取り込む
ことができる。
【0071】特に、温度記録装置が検出し記録した監視
対象の温度履歴のデータは、ヒストグラムにて記録する
方式を採用しているため、メモリの容量を極めて少なく
することが可能となる。
【0072】請求項3の発明によれば、請求項2の温度
記録システムの温度記録装置は、主制御装置にヒストグ
ラムデータを表示させるソフトウエアを備えているの
で、温度記録装置が検出し記録した監視対象の温度履歴
のデータの設定作業を極めて容易且つ確実なものとする
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する実施例としてのコンビニエン
スストアの店舗管理システムの構成図である。
【図2】店舗管理システムのうちの店舗機器監視システ
ムの構成図である。
【図3】コントローラの電気回路のブロック図である。
【図4】温度メモリの斜視図である。
【図5】温度メモリの電気回路のブロック図である。
【図6】コントローラによる各温度センサ、温度メモリ
など(端末装置)のIDコード読み出し手順を示す図で
ある。
【図7】コントローラによる温度メモリからのヒストグ
ラムデータの収集手順を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗管理システム 2 店舗システム 3 センターシステム 6 店舗機器監視システム 16 コントローラ 17 信号線 18 ボタンリーダ 19、20 温度センサ 21 電子サーモユニット 22 I/Oセンサユニット 24 カウンタセンサユニット 31 CPU 34 バスI/Oインターフェース 131 温度メモリ(温度記録装置) 132 インターフェース 136 メモリ制御部 139 発振器 141 時計制御部 144 ヒストグラムメモリ 149 センサ部 CVS コンビニエンスストア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 勝美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今村 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石倉 勉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2F056 CL02 ES07 3L045 AA02 BA01 CA02 DA01 LA15 LA16 LA18 MA01 MA20 NA18 NA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、記録対象の温度を検出する
    温度検出手段と、自らのIDコードを保有する記憶手段
    と、時計手段と、外部との間でデータの授受を行う送受
    信手段と、前記温度検出手段にて検出された温度データ
    と前記時計手段からの時刻データからヒストグラムを作
    成して記録する記録手段と、電源とを備えたことを特徴
    とする温度記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の温度記録装置を収納する収納
    部を備えた読出手段と、この読出手段と信号線を介して
    接続された主制御装置とを備え、この主制御装置は、前
    記読出手段の収納部に前記温度記録装置が収納された状
    態で、信号線を介し、前記温度記録装置との間でデータ
    の授受を行うことを特徴とする温度記録システム。
  3. 【請求項3】 温度記録装置は、主制御装置にヒストグ
    ラムデータを表示させるソフトウエアを備えていること
    を特徴とする請求項2の温度記録システム。
JP11222808A 1999-08-05 1999-08-05 温度記録装置および温度記録システム Pending JP2001050820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222808A JP2001050820A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 温度記録装置および温度記録システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222808A JP2001050820A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 温度記録装置および温度記録システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050820A true JP2001050820A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16788232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222808A Pending JP2001050820A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 温度記録装置および温度記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083814A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 温度監視装置
JP2004198035A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Daikin Ind Ltd ショーケースの運用管理プログラムおよび運用管理装置
JP2012237675A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Jtekt Corp 温度履歴データ作成・保存装置およびその方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083814A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 温度監視装置
JP2004198035A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Daikin Ind Ltd ショーケースの運用管理プログラムおよび運用管理装置
JP2012237675A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Jtekt Corp 温度履歴データ作成・保存装置およびその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101919849B1 (ko) 냉장고 부착형 백신관리 장치
JP2015014401A (ja) 冷蔵庫
CN111260858A (zh) 一种智能温控药品管理柜
CN106766656B (zh) 一种药品冷藏箱的智能控制系统
CN111160499A (zh) 一种智能工器具库房监控系统及其监控方法
JP2001050820A (ja) 温度記録装置および温度記録システム
GB2283845A (en) Food temperature monitoring system
KR100849195B1 (ko) 지그비를 이용한 쇼케이스 관리 시스템
JPH1019437A (ja) ショーケースの温度制御装置
CN208504854U (zh) 冰柜系统
JP2001099539A (ja) 商品低温流通管理システム
KR100995689B1 (ko) 물품자동관리가 가능한 자동화 미니바 시스템
JP4307644B2 (ja) 低温ショーケースの制御装置
JP2001208615A (ja) 温度記録システム
CN105953518A (zh) 电冰箱
JPH0750882A (ja) 冷凍コンテナの遠隔監視装置
US8786427B2 (en) Portable information detection and processing device and system
JP2003287335A (ja) 低温輸送・温度管理評価システム
JP2001245061A (ja) データ通信システム
JP4381229B2 (ja) 冷却装置の電子機器
JP2001245368A (ja) データ通信システム
CN211479159U (zh) 一种智能工器具库房监控系统
JP2003247772A (ja) 雰囲気管理システム
JP2001050652A (ja) 検出システム
CN211787333U (zh) 一种智能温控药品管理柜