JP2001050605A - 水冷式空調装置の運転方法 - Google Patents
水冷式空調装置の運転方法Info
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- JP2001050605A JP2001050605A JP11223318A JP22331899A JP2001050605A JP 2001050605 A JP2001050605 A JP 2001050605A JP 11223318 A JP11223318 A JP 11223318A JP 22331899 A JP22331899 A JP 22331899A JP 2001050605 A JP2001050605 A JP 2001050605A
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B30/62—Absorption based systems
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】冷凍機を安定的に稼動させ、高温再生器の大気
圧超えや腐食等を回避する運転方法を提供する。 【解決手段】積算運転時間Σ・Tが設定時間T0を超え
た場合、その間の積算投入ガス量ΣFからテーブルAを
用いて高温再生器への入熱量Qが計算され(S10
6)、更に単位時間入熱量qが計算される(S106
a)。次に、単位時間入熱量qを用いてテーブルBによ
り、冷凍機の必要熱量Eが次式から計算される(S10
7)。E=(η+1)×q更に必要熱量Eから次式から
必要冷却水流量Gが計算される。E=(η+1)×q更
に次式から必要冷却水量Gが計算される(S108)G
=E/Cp、Δt=2にCpは冷却水比熱、Δtは冷却
水出口温度t1と測定に係る入口温度t2の差t−t2
である。更にテーブルCにより必要冷却水流量Gに対応
するポンプ回転数が求められる。制御部からの信号によ
り、ポンプの回転数が上記の値に設定される(S10
9)。
圧超えや腐食等を回避する運転方法を提供する。 【解決手段】積算運転時間Σ・Tが設定時間T0を超え
た場合、その間の積算投入ガス量ΣFからテーブルAを
用いて高温再生器への入熱量Qが計算され(S10
6)、更に単位時間入熱量qが計算される(S106
a)。次に、単位時間入熱量qを用いてテーブルBによ
り、冷凍機の必要熱量Eが次式から計算される(S10
7)。E=(η+1)×q更に必要熱量Eから次式から
必要冷却水流量Gが計算される。E=(η+1)×q更
に次式から必要冷却水量Gが計算される(S108)G
=E/Cp、Δt=2にCpは冷却水比熱、Δtは冷却
水出口温度t1と測定に係る入口温度t2の差t−t2
である。更にテーブルCにより必要冷却水流量Gに対応
するポンプ回転数が求められる。制御部からの信号によ
り、ポンプの回転数が上記の値に設定される(S10
9)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機を用い
た水冷式空調装置の運転方法に係り、特に負荷変動に対
して吸収式冷凍機の機内各要素を熱的に安定して運転可
能な水冷式空調装置の冷却水流量制御方法に関する。
た水冷式空調装置の運転方法に係り、特に負荷変動に対
して吸収式冷凍機の機内各要素を熱的に安定して運転可
能な水冷式空調装置の冷却水流量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5において、従来の水冷式空調装置5
0では、冷凍機56は冷房運転時に室内から汲み上げた
熱および冷房サイクルの廃熱を、冷却水回路52を介し
て冷却塔51から外気に放熱する。冷却水回路52中に
は冷却水ポンプ53が設けられており、系統中の冷却水
を強制循環している。冷却塔51としては、水の蒸発潜
熱による自己冷却作用を利用する開放式冷却塔が一般的
である。
0では、冷凍機56は冷房運転時に室内から汲み上げた
熱および冷房サイクルの廃熱を、冷却水回路52を介し
て冷却塔51から外気に放熱する。冷却水回路52中に
は冷却水ポンプ53が設けられており、系統中の冷却水
を強制循環している。冷却塔51としては、水の蒸発潜
熱による自己冷却作用を利用する開放式冷却塔が一般的
である。
【0003】従来、冷却水回路52の定格流量は、冷凍
機の定格(最大)能力に合わせて設定され、これに対応
して冷却水ポンプ53が選定されている。また、冷却水
ポンプ53の運転は、室内側の負荷や冷却水温度に関わ
らず常に定格流量で行われることが一般的である。この
ため、冷房負荷の小さな場合には冷却水ポンプ53で無
駄なエネルギーが消費されていた。
機の定格(最大)能力に合わせて設定され、これに対応
して冷却水ポンプ53が選定されている。また、冷却水
ポンプ53の運転は、室内側の負荷や冷却水温度に関わ
らず常に定格流量で行われることが一般的である。この
ため、冷房負荷の小さな場合には冷却水ポンプ53で無
駄なエネルギーが消費されていた。
【0004】このような問題を解決する方法として、特
開昭60−16272では冷却水の出口温度、凝縮器の
温度又は凝縮器の圧力を制御情報として用い、また、特
開平8−159596では高温再生器の溶液温度もしく
は冷却水の流入温度を制御情報として用いて冷却水の変
流量制御を行なうことが提案されている。
開昭60−16272では冷却水の出口温度、凝縮器の
温度又は凝縮器の圧力を制御情報として用い、また、特
開平8−159596では高温再生器の溶液温度もしく
は冷却水の流入温度を制御情報として用いて冷却水の変
流量制御を行なうことが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
冷凍機のように負荷変動を伴う運転状況にあっては、機
器内部の各要素の温度や圧力は常に変動している。従っ
て、瞬時値を情報源として冷却水流量制御を行なうこと
は現実的ではない。
冷凍機のように負荷変動を伴う運転状況にあっては、機
器内部の各要素の温度や圧力は常に変動している。従っ
て、瞬時値を情報源として冷却水流量制御を行なうこと
は現実的ではない。
【0006】また、吸収式冷凍機の場合には、各熱交換
器類(再生器、凝縮器、蒸発器等)および吸収溶液の熱
容量が大きいため、冷却水流量を変化させてもその結果
が吸収サイクルに現れるまでに一定の時間を要する。さ
らに、冷却水回路を流れる水の熱容量も大きいため、放
熱量の変化が冷却水温度に現れる迄には相当の時間遅れ
がある。これらの理由により、急激な負荷変動があった
場合には凝縮器温度が上昇し、結果として高温再生器の
溶液温度の上昇を招いてしまう。これに伴い、高温再生
器の大気圧超えや腐食等のおそれがある。
器類(再生器、凝縮器、蒸発器等)および吸収溶液の熱
容量が大きいため、冷却水流量を変化させてもその結果
が吸収サイクルに現れるまでに一定の時間を要する。さ
らに、冷却水回路を流れる水の熱容量も大きいため、放
熱量の変化が冷却水温度に現れる迄には相当の時間遅れ
がある。これらの理由により、急激な負荷変動があった
場合には凝縮器温度が上昇し、結果として高温再生器の
溶液温度の上昇を招いてしまう。これに伴い、高温再生
器の大気圧超えや腐食等のおそれがある。
【0007】本発明は、上記課題を解決するための手段
であって、その目的とするところは、冷凍機投入エネル
ギーに基いて冷却水流量を増減制御することにより冷却
水温度を所定の温度範囲に維持し、急激な冷房負荷変動
に対しても冷凍機を安定的に稼動させ、高温再生器の大
気圧超えや腐食等の問題を回避しうる水冷式空調装置の
運転方法を提供するものである。
であって、その目的とするところは、冷凍機投入エネル
ギーに基いて冷却水流量を増減制御することにより冷却
水温度を所定の温度範囲に維持し、急激な冷房負荷変動
に対しても冷凍機を安定的に稼動させ、高温再生器の大
気圧超えや腐食等の問題を回避しうる水冷式空調装置の
運転方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
一の手段は、吸収式冷凍機と冷却塔と冷却水回路とを備
えた水冷式空調装置において、前記冷凍機入熱量に基づ
いて冷却塔を介して放熱すべき放熱量を求め、かつ、冷
却水出口温度を所定の温度に維持しつつ前記放熱量を確
保するように冷却水流量を制御することを特徴とする冷
却水流量制御方法である(請求項1)。
一の手段は、吸収式冷凍機と冷却塔と冷却水回路とを備
えた水冷式空調装置において、前記冷凍機入熱量に基づ
いて冷却塔を介して放熱すべき放熱量を求め、かつ、冷
却水出口温度を所定の温度に維持しつつ前記放熱量を確
保するように冷却水流量を制御することを特徴とする冷
却水流量制御方法である(請求項1)。
【0009】冷凍機に投入されるエネルギー量に基づい
て直接放熱量を求めるため、室内側の冷房負荷変動に速
やかに対応することが可能となる。また、冷却水出口温
度を所定の温度に維持する制御を行うため、凝縮器温度
が異常に高温状態にすることがなく、高温再生器の大気
圧超えや腐食等の防止が可能となる。
て直接放熱量を求めるため、室内側の冷房負荷変動に速
やかに対応することが可能となる。また、冷却水出口温
度を所定の温度に維持する制御を行うため、凝縮器温度
が異常に高温状態にすることがなく、高温再生器の大気
圧超えや腐食等の防止が可能となる。
【0010】請求項2に係る発明は、冷凍機入熱量を求
めるに際して、所定の時間における前記冷凍機への燃料
投入量から求めるものである。
めるに際して、所定の時間における前記冷凍機への燃料
投入量から求めるものである。
【0011】入熱量の情報源としては、ガス弁開度など
の瞬時値を用いる方法もあるが、能力制御の過渡期など
弁開度が安定しない場合には制御が追随できないおそれ
がある。これに対し、一定時間ごとの入熱量積算値、積
算値を基に導出される平均値等を用いれば、このような
欠点を回避することができることになる。
の瞬時値を用いる方法もあるが、能力制御の過渡期など
弁開度が安定しない場合には制御が追随できないおそれ
がある。これに対し、一定時間ごとの入熱量積算値、積
算値を基に導出される平均値等を用いれば、このような
欠点を回避することができることになる。
【0012】請求項3に係る発明は、上記において冷却
水循環流量の下限値を定格流量の約50%に設定したこ
とを特徴とするものである。
水循環流量の下限値を定格流量の約50%に設定したこ
とを特徴とするものである。
【0013】このように設定することにより、冷却水系
統の配管内のスケール付着を防止することができる。
統の配管内のスケール付着を防止することができる。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項4において
高温再生器の温度又は圧力が所定の値を超える場合は、
冷却水循環流量を最大に設定することを特徴とするもの
である。
高温再生器の温度又は圧力が所定の値を超える場合は、
冷却水循環流量を最大に設定することを特徴とするもの
である。
【0015】これにより、高温再生器の大気圧超えや腐
食等の防止をさらに確実にすることができる。
食等の防止をさらに確実にすることができる。
【作用】冷房COP(η)を(1)式により定義する。
【0016】η=冷房能力/入熱量………(1) ここに入熱量とは、冷凍機に投入されるエネルギーのう
ち冷凍サイクルに入力されるエネルギーをいい、例えば
都市ガスを燃料とする場合のように排気損失等がある場
合は、これを除いたものをいう。ηは一般に入熱量と冷
却水の冷凍機入口温度(以下、入口温度という)の関数
として表される。
ち冷凍サイクルに入力されるエネルギーをいい、例えば
都市ガスを燃料とする場合のように排気損失等がある場
合は、これを除いたものをいう。ηは一般に入熱量と冷
却水の冷凍機入口温度(以下、入口温度という)の関数
として表される。
【0017】次に、冷却塔から放熱される熱量は(2)
式により示される。すなわち、 放熱量=冷房能力+入熱量 =(η×入熱量)+入熱量 =(η+1)×入熱量 ………(2) (2)式より、対象冷凍機への入熱量、入口温度とηと
の関係テーブルを備えることにより、入熱量に基づいて
放熱量を予測することができる。
式により示される。すなわち、 放熱量=冷房能力+入熱量 =(η×入熱量)+入熱量 =(η+1)×入熱量 ………(2) (2)式より、対象冷凍機への入熱量、入口温度とηと
の関係テーブルを備えることにより、入熱量に基づいて
放熱量を予測することができる。
【0018】次に(2)式で予測した放熱量と冷却水の
冷却塔入出温度差を用いて(3)式により必要冷却水循
環流量を求めることができる。
冷却塔入出温度差を用いて(3)式により必要冷却水循
環流量を求めることができる。
【0019】 必要冷却水循環流量=放熱量/(Cp・Δt)………(3) ここにCpは冷却水の比熱、Δtは冷却水の冷却塔入出
温度差(これは冷凍機出入温度差に等しい)である。
温度差(これは冷凍機出入温度差に等しい)である。
【0020】吸収式冷凍機の場合、冷却水の出口温度
(これは冷却塔入口温度とほぼ同一である。)が高くな
りすぎると、高温再生器の大気圧超えや腐食等のおそれ
がある。この問題を回避するためには、出口温度を所定
の温度(例えば37.5℃程度)に固定するように制御
すればよい。従って、(3)式において、 Δt=出口温度(固定値)−入口温度(計測値) である。
(これは冷却塔入口温度とほぼ同一である。)が高くな
りすぎると、高温再生器の大気圧超えや腐食等のおそれ
がある。この問題を回避するためには、出口温度を所定
の温度(例えば37.5℃程度)に固定するように制御
すればよい。従って、(3)式において、 Δt=出口温度(固定値)−入口温度(計測値) である。
【0021】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明に係る水冷式空調装置の一
実施形態を示す図である。同図において水冷式空調装置
1は、吸収式冷凍機2、冷却塔3、冷却水往管5、冷却
水戻管6、冷却水ポンプ4、制御部9、インバータ制御
装置16を主要な構成要素としている。
実施形態を示す図である。同図において水冷式空調装置
1は、吸収式冷凍機2、冷却塔3、冷却水往管5、冷却
水戻管6、冷却水ポンプ4、制御部9、インバータ制御
装置16を主要な構成要素としている。
【0023】吸収式冷凍機2は、通常の二重効用吸収式
冷凍機であり、高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発
器、吸収器、高温熱交換器、低温熱交換器等を構成要素
としているが、高温再生器10を除いては図示を省略す
る。また、冷凍機本体の作動の説明についても省略す
る。
冷凍機であり、高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発
器、吸収器、高温熱交換器、低温熱交換器等を構成要素
としているが、高温再生器10を除いては図示を省略す
る。また、冷凍機本体の作動の説明についても省略す
る。
【0024】高温再生器10は加熱源としてバーナ13
を備えており、その燃料として都市ガス供給ライン15
から都市ガスが供給されている。都市ガス供給ライン1
5の途中にはガス流量計14が備えられている。
を備えており、その燃料として都市ガス供給ライン15
から都市ガスが供給されている。都市ガス供給ライン1
5の途中にはガス流量計14が備えられている。
【0025】冷却水戻管6の経路中には、冷却水ポンプ
4が設けられている。また、冷却水戻管6の冷凍機2入
口近傍には温度センサ12が設けられており、入口温度
(t2)を計測している。
4が設けられている。また、冷却水戻管6の冷凍機2入
口近傍には温度センサ12が設けられており、入口温度
(t2)を計測している。
【0026】制御部9は、CPU、ROM、RAM等か
ら構成されるコンピュータシステムであり、ガス流量、
入口温度t2のデータを取り込み、これらの情報を基に
冷却水ポンプ4の回転数制御を行うよう構成されてい
る。すなわち、冷却水ポンプ4の回転数は、制御部9か
らの信号によりインバータ制御装置16を介してインバ
ータ制御される。これにより、適切な冷却水流量に設定
できるよう構成されている。
ら構成されるコンピュータシステムであり、ガス流量、
入口温度t2のデータを取り込み、これらの情報を基に
冷却水ポンプ4の回転数制御を行うよう構成されてい
る。すなわち、冷却水ポンプ4の回転数は、制御部9か
らの信号によりインバータ制御装置16を介してインバ
ータ制御される。これにより、適切な冷却水流量に設定
できるよう構成されている。
【0027】また、運転中の燃料(都市ガス)供給量は
流量計14で計測され、そのデータは制御部9に送ら
れ、投入ガス量が積算される。なお、図1では、制御部
9は冷凍機の外部に設けられているが、冷凍機に内蔵さ
れていてもよい。
流量計14で計測され、そのデータは制御部9に送ら
れ、投入ガス量が積算される。なお、図1では、制御部
9は冷凍機の外部に設けられているが、冷凍機に内蔵さ
れていてもよい。
【0028】さらに制御部9のROMは、投入ガス量と
冷凍機への入熱量の関係を与えるテーブルA、所定の入
熱量及び入口温度(t2)に対する冷房COP(η)の
関係を与えるテーブルB、および冷却水ポンプ4の回転
数と冷却水流量の関係を与えるテーブルCを備えてい
る。
冷凍機への入熱量の関係を与えるテーブルA、所定の入
熱量及び入口温度(t2)に対する冷房COP(η)の
関係を与えるテーブルB、および冷却水ポンプ4の回転
数と冷却水流量の関係を与えるテーブルCを備えてい
る。
【0029】図3はテーブルAの概念図である。横軸は
冷凍機への単位時間当たり投入エネルギー量(ガスイン
プット)を、バーナ定格能力を100として示したもの
であり、縦軸はそのうち冷凍サイクルに入熱される割合
を示したものである。
冷凍機への単位時間当たり投入エネルギー量(ガスイン
プット)を、バーナ定格能力を100として示したもの
であり、縦軸はそのうち冷凍サイクルに入熱される割合
を示したものである。
【0030】図4はテーブルBの概念図であり、単位時
間当たり入熱量と入口温度をマトリックスとして冷房C
OP(η)の値を示したものである。
間当たり入熱量と入口温度をマトリックスとして冷房C
OP(η)の値を示したものである。
【0031】なお、テーブルCについては一般的な回転
数と冷却水流量の関係であるので図示を省略する。
数と冷却水流量の関係であるので図示を省略する。
【0032】図2は本実施形態における冷却水の流量制
御を示すフローチャートである。図1及び図2を用いて
本発明に係る冷却水流量の制御方法の一例について説明
する。
御を示すフローチャートである。図1及び図2を用いて
本発明に係る冷却水流量の制御方法の一例について説明
する。
【0033】運転が開始されると(S100)、冷却水
循環流量は定格(最大)能力に初期設定される(S10
1)。積算運転時間(ΣT)、積算投入ガス量(ΣF)
がリセットされ(S102)、冷凍機1では室内機(図
示せず)側の冷房負荷に応じて冷房サイクル運転が行わ
れる。
循環流量は定格(最大)能力に初期設定される(S10
1)。積算運転時間(ΣT)、積算投入ガス量(ΣF)
がリセットされ(S102)、冷凍機1では室内機(図
示せず)側の冷房負荷に応じて冷房サイクル運転が行わ
れる。
【0034】運転中は、常時、運転時間(T)及び投入
ガス量(F)が積算される(S103)。そして、一定
時間ごとに積算運転時間(ΣT)が設定時間T0を超え
たか否かが判定される(S104)。ここに、設定時間
T0は、システムの熱容量を考慮して適切な時間を設定
することができるが、例えば5分間程度に設定してもよ
い。ΣTが設定時間T0を超えていない場合は、さらに
運転時間(T)、投入ガス量(F)のカウントが継続さ
れる(S105)。
ガス量(F)が積算される(S103)。そして、一定
時間ごとに積算運転時間(ΣT)が設定時間T0を超え
たか否かが判定される(S104)。ここに、設定時間
T0は、システムの熱容量を考慮して適切な時間を設定
することができるが、例えば5分間程度に設定してもよ
い。ΣTが設定時間T0を超えていない場合は、さらに
運転時間(T)、投入ガス量(F)のカウントが継続さ
れる(S105)。
【0035】ΣTが設定時間T0を超えた場合は、その
間の積算投入ガス量(ΣF)からテーブルAを用いて高
温再生器10への入熱量Qが計算され(S106)、さ
らに単位時間入熱量q(=Q/T0)が計算される(S
106a)。
間の積算投入ガス量(ΣF)からテーブルAを用いて高
温再生器10への入熱量Qが計算され(S106)、さ
らに単位時間入熱量q(=Q/T0)が計算される(S
106a)。
【0036】次に、単位時間入熱量qを用いてテーブル
Bにより、冷凍機からの必要放熱量Eが次式を用いて計
算される(S107)。
Bにより、冷凍機からの必要放熱量Eが次式を用いて計
算される(S107)。
【0037】E=(η+1)×q さらに上記必要放熱量Eから次式により必要冷却水流量
Gが計算される(S108)。
Gが計算される(S108)。
【0038】G=E/(Cp・Δt) ここにCpは冷却水の比熱、Δtは冷却水の予め設定し
た出口温度(≒冷却塔入口温度)(t1)と測定に係る
入口温度(≒冷却塔出口温度)(t2)の差(t1−t
2)である。
た出口温度(≒冷却塔入口温度)(t1)と測定に係る
入口温度(≒冷却塔出口温度)(t2)の差(t1−t
2)である。
【0039】さらに、テーブルCを用いて必要冷却水流
量Gに対応したポンプ回転数が求められる。そして、制
御部9からの信号によりインバータ制御装置を介して、
ポンプ4の回転数が上記の値に設定される(S10
9)。
量Gに対応したポンプ回転数が求められる。そして、制
御部9からの信号によりインバータ制御装置を介して、
ポンプ4の回転数が上記の値に設定される(S10
9)。
【0040】運転停止指令がなければ(S110)、上
記の運転制御が繰り返される(S110)。運転停止指
令があれば、運転を停止する(S112)。
記の運転制御が繰り返される(S110)。運転停止指
令があれば、運転を停止する(S112)。
【0041】なお、本実施形態では冷凍機の燃料として
都市ガスを用いたが、他の燃料、例えば灯油、電気等を
用いることができ、また、種々の排熱等を用いることも
できる。
都市ガスを用いたが、他の燃料、例えば灯油、電気等を
用いることができ、また、種々の排熱等を用いることも
できる。
【0042】また、冷却媒体として水を用いた例を示し
たが、これに限らず他の冷却媒体を用いることも可能で
ある。
たが、これに限らず他の冷却媒体を用いることも可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、所定の時
間における冷凍機への投入エネルギー量に基づいて冷凍
機からの必要放熱量を求め、冷却水の循環量を当該必要
放熱量に対応する冷却水流量に制御するように構成した
ため、急激な負荷変動に対しても安定的な制御が可能と
なった。
間における冷凍機への投入エネルギー量に基づいて冷凍
機からの必要放熱量を求め、冷却水の循環量を当該必要
放熱量に対応する冷却水流量に制御するように構成した
ため、急激な負荷変動に対しても安定的な制御が可能と
なった。
【0044】また、吸収式冷凍機を用いるものにあって
は、高温再生器の大気圧超えや腐食等を防止することが
できる。
は、高温再生器の大気圧超えや腐食等を防止することが
できる。
【図1】本発明に係る水冷式空調装置の実施形態を示す
図である。
図である。
【図2】本実施形態に係る冷却水系統制御フローの一部
を示す図である。
を示す図である。
【図3】テーブルAの概念図を示す図である。
【図4】テーブルBの概念図を示す図である。
【図5】従来の水冷式水冷式空調装置を示す図である。
1…水冷式空調装置、2吸収式冷凍機、3…冷却塔、4
…冷却水ポンプ、5…冷却水往管、6…冷却水戻管、9
…制御部、10…高温再生器、11…温度センサ、15
…都市ガス供給ライン
…冷却水ポンプ、5…冷却水往管、6…冷却水戻管、9
…制御部、10…高温再生器、11…温度センサ、15
…都市ガス供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 理 東京都港区海岸1−5−20東京瓦斯株式会 社内 Fターム(参考) 3L093 BB11 BB22 BB29 CC00 DD09 EE11 EE12 EE14 GG02 GG03 GG05 HH14 JJ06 KK05
Claims (4)
- 【請求項1】吸収式冷凍機と冷却塔と冷却水回路とを備
えた水冷式空調装置において、前記冷凍機入熱量に基づ
いて冷却塔を介して放熱すべき放熱量を求め、かつ、冷
却水の冷凍機出口温度(以下、出口温度という。)を所
定の温度に維持しつつ前記放熱量を確保するように冷却
水流量を制御することを特徴とする冷却水流量制御方
法。 - 【請求項2】前記冷凍機入熱量は、前記吸収式冷凍機へ
の所定の時間におけるエネルギー投入量に基づくもので
ある請求項1に記載の冷却水流量制御方法。 - 【請求項3】前記冷却水循環流量の下限値を定格流量の
約50%に設定したことを特徴とする請求項1又は2の
いずれかに記載の冷却水流量制御方法。 - 【請求項4】高温再生器の温度又は圧力が所定の値を超
えた場合は、前記冷却水循環流量を最大に設定すること
を特徴とする請求項1乃至3に記載の冷却水流量制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223318A JP2001050605A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 水冷式空調装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223318A JP2001050605A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 水冷式空調装置の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050605A true JP2001050605A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16796283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11223318A Pending JP2001050605A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 水冷式空調装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050605A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170508A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Taikisha Ltd | 冷却水システム |
JP2009243706A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 吸収式ヒートポンプ |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP11223318A patent/JP2001050605A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170508A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Taikisha Ltd | 冷却水システム |
JP4553715B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2010-09-29 | 株式会社大気社 | 冷却水システム |
JP2009243706A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 吸収式ヒートポンプ |
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