JP2001049156A - 偽造判別可能なインクセット、記録方法、記録物及び判定方法 - Google Patents

偽造判別可能なインクセット、記録方法、記録物及び判定方法

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JP2001049156A
JP2001049156A JP22432699A JP22432699A JP2001049156A JP 2001049156 A JP2001049156 A JP 2001049156A JP 22432699 A JP22432699 A JP 22432699A JP 22432699 A JP22432699 A JP 22432699A JP 2001049156 A JP2001049156 A JP 2001049156A
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Japan
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ink
light
ink set
ultraviolet light
total
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JP22432699A
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Katsuhiko Haga
勝彦 羽賀
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のような、画像形成用とは別の特殊イン
クを用いることなしに画像形成用のインクのみを使用し
ても、記録物が偽造記録物かどうかが容易に判別可能で
あると共に、記録物の記録に使用されたインクセットの
種類が容易に判別可能なインクセットを提供すること。 【解決手段】 インクセットを構成するシアンインク、
マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク等の
各インクに、光退色性能の速い色材と光退色性能の遅い
色材とを配合することによって、そのインクセットを用
いて記録した記録物にUV光を全照射量が200KJ/
以上となるように照射した場合に、光を照射してい
る間における光学濃度と光全照射量との関係を示すグラ
フ化された線には変曲点が現われるようにし、その変曲
点に至るまでの光全照射量より、記録に使用されたイン
クセットを特定することができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録物の記録に使
用されたインクセットの種類が容易に判別可能なインク
セット、特に、記録物の偽造防止用に好適なインクセッ
ト、そのようなインクセットを使用したインクジェット
記録方法、その記録物およびその記録物に使用されたイ
ンクセットの判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像を、複写あるいは複製
できるカラー複写機、カラープリンタ等の画像記録装置
が非常に高性能となってきている。このことから、この
画像記録装置を使って複製された記録物は、極めて高品
質なカラー画像から形成されたものとなっている。
【0003】「画像」とは、文字及び/又は画像を表す
ものとする。
【0004】特に、インクジェット方式による記録装置
を用いた記録物は、インクの性能向上と合いまって、そ
の品質は飛躍的に向上してきている。
【0005】このようなことから、このインクジェット
方式による記録装置を利用して本来複写されるべきでな
い印刷物、例えば商品券、証券、紙幣などを不正に作成
する恐れが出てきた。
【0006】しかし、本来複写されるべきでない印刷物
等の複写が行われ、その複写物が悪用された場合に、複
写が行われた際に使用されたインクを特定することが出
来れば、犯罪捜査に役立つばかりか、複写物の悪用の動
機を無くす効果がある。
【0007】従来、このような複写物の悪用をふせぐた
めに、偽造複写印刷物に対し追跡捜査を容易にするため
の技術として、例えば、 ・目視によって見え難い特定のマーキングをして、特定
の情報を画像あるいは記録物に書き込む方法が提案され
ており(特開平9−227817号公報)、 ・また、画像読取部と、画像処理部と、画像処理後の画
像情報に基づいて記録紙上に画像生成を実行する画像生
成部と、見た目には容易に認識できない特珠インクを用
いて各種情報を書き込む情報書込部と、検知センサと、
システムコントローラとを具備する「画像形成装置」等
も提案されている(特開平6−059601号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
偽造複写印刷物に対し、追跡捜査を容易にするための技
術において使用されるインクは、画像記録用とは別の特
殊インクを用いる必要があり、そのために特殊な装置を
必要とし、一般のインクジェット式記録方法を用いるプ
リンタ等に適用することは困難であるという問題点があ
る。
【0009】また、従来のインクジェット式記録方法に
おいては、印字された記録物を用いて、その記録物が、
どのようなインクを使用して記録されたか、どのような
インクジェットプリンターで記録されたか(即ち、どこ
のメーカーのどの機種で記録されたか)を判断する簡便
な方法は存在しなかった。
【0010】そこで、本発明は、上記の問題点等に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、従
来のような、画像記録用とは別の特殊インクを用いるこ
となしに画像記録用のインクのみを使用しても、記録物
が偽造記録物かどうかが容易に判別可能であると共に、
記録物の記録に使用されたインクセットの種類が容易に
判別可能なインクセット、そのようなインクセットを使
用した記録方法、そのような記録方法により記録された
記録物及び記録物の判別方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクセ
ットを構成するシアンインク、マゼンタインク、イエロ
ーインク、ブラックインク等の各色のインクに、外部エ
ネルギーの付与により退色性能の異なる色材、特に、光
による退色性能の異なる色材、を少なくとも2種類以上
配合することによって、そのインクセットを用いて記録
した記録物にUV光等の一定波長の光を全照射量が20
0KJ/m以上となるように照射した場合に、光を照
射している間における光学濃度と光全照射量との関係を
示すグラフ化された線には変曲点(屈曲点)が現われ、
その変曲点(屈曲点)に至るまでの光全照射量が、光退
色性能の異なる色材の種類、混合割合等により異なるこ
とを見いだし、本発明を完成したものである。
【0012】以下においては、外部エネルギーとして
は、光エネルギー、特に紫外光によるエネルギーを例と
してあげて説明することとする。
【0013】図1は、記録物に光を照射している間にお
ける光学濃度と光全照射量との関係を示すグラフ化され
た線に変曲点(屈曲点)が現われた状態を表した図であ
る。
【0014】ここにおいて、「変曲点(屈曲点)」と
は、インクジェット印字(文字及び/又は画像の記録)
した用紙の光学濃度の光(UV光などの一定波長の光)
照射による退色がほぼ止まる点をいう。
【0015】また、光退色性能の異なる色材のうち、光
学濃度が半減するのに必要な光エネルギー総量が紫外光
照射量で200KJ/m以上の色材を「光退色性能の
遅い色材」といい、光学濃度が半減するのに必要な光エ
ネルギー総量が紫外光照射量で200KJ/m 未満
の色材を「光退色性能の速い色材」という。
【0016】そこで、前もって、光退色性能の異なる色
材を少なくとも2種類以上配合した各インクからなるイ
ンクセットと該変曲点(屈曲点)に至るまでの光全照射
量との関係を調べておき、検査対象となる記録物にUV
光等の一定波長の光を全照射量が200KJ/m以上
となるように照射し、該変曲点(屈曲点)の現出により
その記録物が偽造物であることが判明すると共に、該変
曲点(屈曲点)に至るまでの光全照射量を調べることに
より、記録に使用されたインクセットを特定することが
できものであり、このような特定のインクセットを提供
することにより、上記の目的を達成できるのである。
【0017】即ち、本発明に係るインクセットは、「少
なくとも色材,水を含むブラックインク、シアンイン
ク、マゼンタインク、イエローインクからなるインクセ
ットにおいて、各色のインクにおける色材として、外部
エネルギーの付与により退色性能の異なる2種類以上の
色材を配合してなることを特徴とするインクセット。」
(請求項1)を要旨(発明を特定する事項)とし、ま
た、本発明に係るインクセットは、 a)「前記外部エネルギーが、光エネルギーであり、前
記色材が、光退色性能の異なる2種類以上の色材からな
ること」(請求項2)、 b)「前記光が、紫外光であり、前記色材が、紫外光退
色性能の異なる2種類以上の色材からなること」(請求
項3)、 c)「前記紫外光退色性能の異なる色材は、光学濃度が
半減するのに必要な光エネルギー総量が紫外光照射量で
200KJ/m未満の色材と200KJ/m以上の
色材とからなること」(請求項4) d)「前記光学濃度が半減するのに必要な光エネルギー
総量が紫外光照射量で200KJ/m 以上の色材と
200KJ/m未満の色材との含有割合が、重量比
で、1:10〜10:10であること」(請求項5)、 を発明を特定する事項とし、上記c)の事項により、
「光照射により(インクジェット)記録画像の退色に変
曲点を生じさせることができる」という効果を有し、上
記d)の事項により、「光照射を適宜与えることにより
容易に変曲点の有無が判別できる」という効果を有す
る。
【0018】また、本発明に係る記録方法は、「インク
を付着させて記録媒体に印字を行う記録方法において、
該インクとして、外部エネルギーの付与により退色性能
の異なる色材を少なくとも2種類以上配合してなる、少
なくとも色材,水を含むブラックインク、シアンイン
ク、マゼンタインク、イエローインクからなるインクセ
ットのインクを使用することを特徴とする記録方法。」
(請求項6)を要旨(発明を特定する事項)とし、ま
た、本発明に係る記録方法は、 a)「前記外部エネルギーが、光エネルギーであり、前
記色材が、光退色性能の異なる2種類以上の色材からな
ること」、 b)「前記光が、紫外光であり、前記色材が、紫外光退
色性能の異なる2種類以上の色材からなること」、 c)「前記紫外光退色性能の異なる色材は、光学濃度が
半減するのに必要な光エネルギー総量が紫外光照射量で
200KJ/m未満の色材と200KJ/m以上の
色材とからなること」 d)「前記光学濃度が半減するのに必要な光エネルギー
総量が紫外光照射量で200KJ/m以上の色材と2
00KJ/m未満の色材との含有割合が、重量比で、
1:10〜10:10であること」 を発明を特定する事項とする。
【0019】また、本発明に係るインクジェット記録方
法は、「インクの液滴をプリンターノズルから吐出し、
該液滴を記録媒体に付着させて画像を形成するインクジ
ェット記録方法において、該インクとして、外部エネル
ギーの付与により退色性能の異なる色材を少なくとも2
種類以上配合してなる、少なくとも色材,水を含むブラ
ックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエロー
インクからなるインクセットのインクを使用することを
特徴とするインクジェット記録方法。」( 請求項7)を
要旨(発明を特定する事項)とし、また、本発明に係る
インクジェット記録方法は、 a)「前記外部エネルギーが、光エネルギーであり、前
記色材が、光退色性能の異なる2種類以上の色材からな
ること」、 b)「前記光が、紫外光であり、前記色材が、紫外光退
色性能の異なる2種類以上の色材からなること」、 c)「前記紫外光退色性能の異なる色材は、光学濃度が
半減するのに必要な光エネルギー総量が紫外光照射量で
200KJ/m未満の色材と200KJ/m以上の
色材とからなること」 d)「前記光学濃度が半減するのに必要な光エネルギー
総量が紫外光照射量で200KJ/m以上の色材と2
00KJ/m未満の色材との含有割合が、重量比で、
1:10〜10:10であること」 を発明を特定する事項とする。
【0020】また、本発明に係る記録物は、「上記の記
録方法により記録されたことを特徴とする記録物。」
(請求項8)を要旨(発明を特定する事項)とし、ま
た、本発明に係る記録物は、 *「上記の記録物を紫外光により退色させたこと」(請
求項9)を発明を特定する事項とする。
【0021】また、本発明に係るインクセットを判定す
る方法は、「上記の記録物に、紫外光を全照射量が20
0KJ/m以上となるように照射し、光を照射してい
る間における光学濃度と光全照射量との関係をグラフ化
し、該グラフ化によって現出される線の変曲点に至るま
での光全照射量を調べることにより、インクセットと該
変曲点に至るまでの光照射量との関係を表した既データ
から該記録物の記録に使用されたインクセットを判定す
る方法。」を要旨(発明を特定する事項)とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、インクセットを構成す
るシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブ
ラックインク、等の各色のインクに、光退色性能の異な
る色材を少なくとも2種類以上配合したことを特徴とす
るものである。
【0023】光退色性能の異なる色材としては、光退色
性能の遅い色材(光学濃度が半減するのに必要な光エネ
ルギー総量が紫外光照射量で200KJ/m以上の色
材)と光退色性能の速い色材(光学濃度が半減するのに
必要な光エネルギー総量が紫外光照射量で200KJ/
未満の色材)とを使用するものである。
【0024】また、光退色性能の遅い色材と光退色性能
の速い色材との配合割合は、重量比で、光退色性能の遅
い色材/光退色性能の速い色材=1/10〜10/10
であることが好ましい。
【0025】光退色性能の遅い色材/光退色性能の速い
色材=1/10以下となると、即ち、光退色性能の遅い
色材に対して光退色性能の速い色材の割合がこの割合よ
り多くなると、UV光に対する退色の屈曲点が現れにく
く、判別しにくくなる。
【0026】また、光退色性能の遅い色材/光退色性能
の速い色材=10/10以上となると、即ち、光退色性
能の遅い色材に対して光退色性能の速い色材の割合がこ
の割合より少なくなると、屈曲点は現れるものの、UV
光に対する退色そのものが少なくなり、従って一般の光
に対する退色も少なくなり、偽造物かどうかの判別自体
が困難になる(結果として、保存性が良くなりすぎて、
容易に偽造物を造り出すことが可能となってしまう)。
【0027】インクセットを構成する上記の各インクに
配合する色材としては、特に限定されるものではなく、
通常の公知の染料及び顔料が使用される。
【0028】本発明において使用される水溶性染料とし
ては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反
応性染料、分散性染料が挙げられる。
【0029】特に好ましい染料としては、C.I.ダイレク
トレッド2, 4, 9, 23, 26, 31, 39, 62, 63, 72, 75, 7
6, 79, 80,81, 83, 84, 89, 92, 95, 111, 173, 184, 2
07, 211, 212, 214, 218, 221, 223,224, 225, 226, 22
7, 232, 233, 240, 241, 242, 243, 247、C.I.ダイレク
トバイオレット7, 9, 47, 48, 51, 66, 90, 93, 94, 9
5, 98, 100,101、C.I.ダイレクトイエロー8, 9, 11, 1
2, 27, 28, 29, 33, 35, 39, 41, 44, 50,53, 58, 59,
68, 86, 87, 93, 95, 96, 98, 100, 106, 108, 109, 11
0, 130, 132, 142, 144, 161, 163、C.I.ダイレクトブ
ルー1, 10, 15, 22, 25, 55, 67, 68, 71, 76, 77, 78,
80, 84, 86, 87, 90, 98, 106, 108, 109, 151, 156,
158, 159, 160, 168, 189, 192, 193, 194, 199, 200,
201, 202, 203, 207, 211, 213, 214, 218, 225, 229,2
36, 237, 244, 248, 249, 251, 252, 264, 270, 280, 2
88, 289, 291、C.I.ダイレクトブラック9, 17, 19, 22,
32, 51, 56, 62, 69, 77, 80, 91, 94,97, 108, 112,
113, 114, 117, 118, 121, 122, 125, 132, 146, 154,
166, 168, 173, 199、C.I.アシッドレッド35, 42, 52,
57, 62, 80, 82, 111, 114, 118, 119, 127, 128, 131,
143, 151, 154, 158, 249, 254, 257, 261, 263, 266,
289, 299, 301, 305, 336, 337, 361, 396, 397、C.I.
アシッドバイオレット5, 34, 43, 47, 48, 90, 103, 12
6、C.I.アシッドイエロー17, 19, 23, 25, 39, 40, 42,
44, 49, 50, 61, 64, 76,79, 110, 127, 135, 143, 15
1, 159, 169, 174, 190, 195, 196, 197, 199, 218, 21
9, 222, 227、C.I.アシッドブルー9, 25, 40, 41, 62,
72, 76, 78, 80, 82, 92, 106, 112, 113, 120, 127:1,
129, 138, 143, 175, 181, 205, 207, 220, 221, 230,
232, 247, 258, 260, 264, 271, 277, 278, 279, 280,
288, 290, 326、C.I.アシッドブラック7, 24, 29, 48,
52:1, 172、C.I.リアクティブレッド3, 13, 17, 19, 2
1, 22, 23, 24, 29, 35, 37, 40, 41,43, 45, 49, 55、
C.I.リアクティブバイオレット1, 3, 4, 5, 6, 7, 8,
9, 16, 17, 22, 23, 24,26, 27, 33, 34、C.I.リアクテ
ィブイエロー2, 3, 13, 14, 15, 17, 18, 23, 24, 25,
26, 27, 29, 35, 37, 41, 42、C.I.リアクティブブルー
2, 3, 5, 8, 10, 13, 14, 15, 17, 18, 19, 21, 25, 2
6, 27, 28, 29, 38、C.I.リアクティブブラック4, 5,
8, 14, 21, 23, 26, 31, 32, 34、C.I.ベーシックレッ
ド12, 13, 14, 15, 18, 22, 23, 24, 25, 27, 29, 35,
36,38, 39, 45, 46、C.I.ベーシックバイオレット1, 2,
3, 7, 10, 15, 16, 20, 21, 25, 27, 28, 35, 37, 39,
40, 48、C.I.ベーシックイエロー1, 2, 4, 11, 13, 1
4, 15, 19, 21, 23, 24, 25, 28, 29, 32, 36, 39, 4
0、C.I.ベーシックブルー1, 3, 5, 7, 9, 22, 26, 41,
45, 46, 47, 54, 57, 60, 62, 65, 66, 69, 71、C.I.ベ
ーシックブラック8、C.I.フードブラック1, 2等が挙げ
られる。
【0030】本発明において、上記のような染料を使用
する場合、各インクヘの染料の添加量は、染料の種類、
溶媒成分の種類、要求特性等によって決定されるが各イ
ンク全重量に対し、0.2〜7重量%、好ましくは0.
5〜5重量%の範囲で添加するのがよい。
【0031】本発明において用いられる顔料としては、
無機顔料、有機顔料を使用することができる。
【0032】無機顔料としては、例えば、チタンブラッ
ク、チタニウムイエロー、群青、紺青、コバルトブル
ー、カーボンブラック、等を使用することができ、ま
た、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ,不溶性
アゾ顔料,縮合アゾ顔料,キレ−トアゾ顔料などを含
む)、多環式顔料(フタロシアニン顔料,ペリレン顔
料,ペリノン顔料,アントラキノン顔料,キナクリドン
顔料,ジオキサジン顔料,チオインジゴ顔料,イソイン
ドリノン顔料,キノフラロン顔料など)、ニトロ顔料、
ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用することが
できる。
【0033】例えば、ブラックインクに使用されるカー
ボンブラックとして、 ・三菱化学社製の No.2300,No.900,MCF88,No.33,N
o.40,No.45,No.52,MA7,MA8,MA100,No.2200B, ・コロンビア社製のラベン(Raven)5750,5250,5000,3
500,1255,700, ・キャボット社製のリーガル(Regal)400R,330R,660
R,モーグル(Mogul)L,モナーチ(Monarch)700,800,88
0,900,1000,1100,1300,1400, ・デグッサ社製のカラーブラックFW1,FW2,FW2V,FW1
8,FW200,S150,S160,S170,プリンテックス(Printe
x)35,U,V,140U,スペシャルブラック6,5,4A,4等
が挙げられ、イエローインクに使用される顔料として
は、 ・C.I.ピグメントイエロー1,2,3, 12, 13, 14C, 16,
17, 73, 74, 75, 83, 93, 95, 97, 98, 114, 128, 129,
151, 154等が挙げられ、マゼンタインクに使用される
顔料としては、 ・C.I.ピグメントレッド5,7, 12, 48(Ca), 48(Mn), 57
(Ca), 57:1, 112, 123,168, 184, 202等が挙げられ、シ
アンインクに使用される顔料としては、 ・C.I.ピグメントブルー1, 2, 3, 15:3, 15:34, 16, 2
2, 60, ・C.I.バットブルー4, 60等が挙げられる。
【0034】本発明において、上記のような無機顔料,
有機顔料を使用する場合、各インクヘの顔料の添加量
は、顔料の種類、溶媒成分の種類、要求特性等によって
決定されるが各インク全重量に対し、0.2〜7重畳
%、好ましくは0.5〜5重量%である。
【0035】本発明においては、上記の染料及び顔料が
使用できるが、紫外光に対して退色性能の速いものと遅
いものとに分けて使用することが必要である。
【0036】その選別は、例えば、紫外光照射装置(公
知のものはいずれも使用可能で、耐光性テストを促進さ
せる加速試験装置や工業用の印刷用などのUV照射装置
なども使用できる)を使って上記の染料、顔料を使用し
て印字した用紙に紫外光を照射し、その色材の光学濃度
が半減するまでに要する紫外光全照射量を測定して、ど
の色材を使用すべきかを決めれば良い。
【0037】即ち、光学濃度が半減するのに必要な光エ
ネルギー総量が紫外光照射量で200KJ/m未満の
色材を光退色性能の速い色材として、光学濃度が半減す
るのに必要な光エネルギー総量が紫外光照射量で200
KJ/m以上の色材を光退色性能の遅い色材として分
けて使用することが必要である。
【0038】各インクには、目詰まりを防止するために
湿潤剤を添加することができる。
【0039】湿潤剤としては、グリセリン、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、1,3プロパンジオール、
1,5ペンタンジオール等の高沸点低揮発性の多価アル
コール類が用いられ、その他N−メチル2−ピロリド
ン、1,3ジメチルイミダゾリジノン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
の含窒素有機溶剤、尿素、糖等の固体で吸湿性の高い添
加剤等も用いることができる。添加量は、4〜30重量
%が望ましく、好ましくは7〜20重量%である。
【0040】その他の添加剤としては、従来公知の水溶
性有機溶剤、各種の分散剤、粘度調整剤、蛍光増白剤等
を必要に応じて添加することができる。
【0041】それらの例を以下に示すと、メタノール、
エタノール、プロパノール等の炭素数1−4のアルキル
アルコール等の有機溶剤、セルロース類、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、水溶性樹脂等の水溶
性の天然あるいは合成高分子物等の粘度調整剤、更に、
緩衝液によるpH調整剤、防カビ剤等を挙げることがで
きる。
【0042】また、本発明のインクセットを、帯電する
タイプのインクジェット記録方法に使用する場合には、
塩化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウムの無
機塩類等の比抵抗調整剤を添加することが好ましい。
【0043】また、熱エネルギーの作用によってインク
を吐出させるタイプのインクジェット記録方法に適応す
る場合には、熱的な物性値(蒸発熱、沸点、融点、比
熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもあ
る。
【0044】本発明のインクセットを構成する各インク
は、上記の如き成分を混合し溶解させた後、不純物など
を濾過して得られる。
【0045】また、各インクの物性としては、ヘッドか
らの安定吐出、ヘッドへの安定インク供給を確保する為
に、50mPa・s以下であることが望ましく、さらに
望ましくは20mPa・s以下が良い。
【0046】また、本発明においては、任意の記録媒体
を用いることができる。
【0047】例えば、記録媒体としては、従来公知の基
材、例えば、紙、合成紙、プラスチックフィルム等を使
用することができる。
【0048】記録媒体としての紙は、繊維状物質、及び
必要により填料を含有するシートであり、従来公知の酸
性抄紙法や中性抄紙法により適切なサイズ剤により上記
の範囲内に抄紙されたものはいずれも使用できる。
【0049】上記の紙を構成する繊維状物質は、LBK
P及びNBKPに代表される木材パルプを主体とする
が、必要により各種の合成繊維やガラス繊維等を混合し
ても良い。
【0050】記録媒体としてのプラスチックフィルム
は、透明、不透明のいずれでも従来公知の記録媒体が使
用される。その素材としては、従来公知の素材である、
ポリエステル系樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリイミド系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、セロハン、セル
ロイド等を使用することができる。
【0051】本発明における記録方法としては、上記の
記録媒体に上記のインクセットを用いて記録を行う方法
であれば、いかなる記録方法でも良いが、好ましくはイ
ンクジェット記録方法であり、該方法は、インクをプリ
ンターノズルから吐出、飛翔させ、記録媒体に付着させ
て画像を形成する方法であればいかなる方式であっても
良い。
【0052】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明を具体的に説明するが、ここで、以下の実施例及
び比較例で使用する「ブラック,イエロー,マゼンタ,
シアン」の各インクの基本液を示す。
【0053】なお、以下の組成比での“数値の単位”は
全て“重量%”である。
【0054】 <インクに使用する基本液の組成> ・トリエチレングリコールモノブチルエーテル(TEG-mBE) 10 ・ジエチレングリコール 19 ・サーフィノール 465 0.8 ・Proxel XL-2:防腐剤(ZENECA社製) 0.3 ・ベンゾトリアゾール:腐蝕防止剤(関東化学社製) 0.005 ・スチレン−アクリル酸共重合体−アンモニウム塩(分子量7000) 1 ・グランドール PP-1000(大日本インク社製: スチレン−アクリル酸樹脂エマルジュン、樹脂分45%) 3 ・イオン交換水 65.895 [計100.000] [実施例1〜3、比較例1,2]上記基本液100g中
に、表1,2に示した「光学濃度の半減が紫外光全照射
量200KJ/m未満の色材」と「光学濃度の半減が
紫外光全照射量200KJ/m以上の色材」の各使用
量を添加し、混合して、各色インクを得、各色インクか
ら構成されるインクセットを得た。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】実施例1〜3、比較例1,2の各インクセ
ットに対する評価方法として、次のような印字、紫外光
照射、判定を行い、その結果を図2及び表1,2に示し
た。
【0058】<評価方法> (印字)印字試験機として、セイコーエプソン社製のイ
ンクジェットプリンタ“MJ−930C”を使用した。
印字は、ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各イ
ンクが、ブラック:シアン:マゼンタ:イエロー=1:
1:1:1の記録比率となるように調整したコンポジッ
トブラックを記録用紙に、光学濃度が1.0となるよう
に記録を行った。
【0059】なお、評価用紙は、セイコーエプソン社製
の“スーパーファイン専用紙”を使用した。
【0060】(紫外光照射)上記のようにしてインクジ
ェット印字した評価用紙に、紫外光を岩崎電気社製EY
E SUPER UV TESTER (型式SUV−
F11)を使用して照射した。
【0061】(判定)紫外光照射に対するインクジェッ
ト印字した評価用紙の光学濃度の退色状態をグレタグ社
製分光光度計グレタグSPM100−IIを使用して観
察した。
【0062】観察は、10KJ/m 照射毎に、光学
濃度を測定し、照射エネルギー総量が200KJ/m
以上になるまで照射を続け、光学濃度とUV照射エネ
ルギー総量との関係ををグラフ化し、以下に定義した変
曲点(屈曲点)が現れるか否かを判定した。
【0063】変曲点(屈曲点)とは、紫外光照射に対
し、インクジェット印字した評価用紙の光学濃度の退色
がほぼ止まる点をいう。
【0064】図2は、実施例1〜3、比較例1,2の各
インクセットの光学濃度とUV照射エネルギー総量との
関係を示すグラフであり、このグラフから変曲点(屈曲
点)を求め、表1,2に示した。
【0065】図2及び表1,2から、本発明の実施例1
〜3は、紫外光全照射量に対する光学濃度の退色に変曲
点が生じ、しかも変曲点が生じるのに要した紫外光照射
のエネルギー総量は、実施例1〜3において異なり、各
インクのセットにおける紫外光に対する退色性能の速い
色材と遅い色材との配合比率により一義的に決まること
がわかる。
【0066】これに対して、比較例1は、紫外光照射当
初は、実施例1〜3と同様に退色したが、紫外光照射を
そのまま続けても変曲点の発生は見られず、そのまま退
色し続けること、比較例2は、紫外光照射を続けても退
色は少なく、変曲点の発生は見られないことがわかっ
た。
【0067】また、図2から、比較例1のインクセット
を使用して作製された記録物が偽造物であるか否かの判
断だけであれば、退色の起こりにくい本物の紙幣などの
印刷物に比して退色が速いことから容易であるが、変曲
点が発生しないため、どのメーカーのインクセットか、
どのプリンターで印刷されたかの情報は得られにくいこ
とが認められる。
【0068】また、比較例2のインクセットを使用して
作製された記録物は、退色が少ないため、偽造物か否か
の判断が得られにくいことが認められる。
【0069】これに対して、実施例のインクセットを使
用して作製された記録物は、光学濃度の半減するのに必
要な光エネルギー総量が、紫外光照射量で200KJ/
未満の色材と200KJ/m以上の色材との配合
比率で屈曲点が一義的に決まるため、屈曲点が生じる紫
外光照射エネルギー総量を測定すれば、一義的にどのよ
うなインクセットを使用したかの情報を得ることができ
る。
【0070】即ち、メーカーやプリンターの機種毎にイ
ンクセットにおける前記2種類の色材の配合比率を少し
づつ変えて特定しておきさえすれば、メーカーやプリン
ターの機種毎にインクセットの紫外光照射に対する色材
退色の変曲点は少しづつ、しかも一義的に変わってくる
ので、記録物に紫外光を照射し、変曲点を測定すること
(その時の紫外光照射エネルギー総量を測定すること)
で一義的にメーカー、プリンター機種を判別することが
可能となる。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、インク
セットを構成する各インクに、光による退色性能の異な
る色材、特に、光による退色性能の速い色材と、光によ
る退色性能の遅い色材と、を配合したことにより、その
インクセットを用いて記録した記録物にUV光等の一定
波長の光を全照射量が200KJ/m以上となるよう
に照射した場合に、光を照射している間における光学濃
度と光全照射量との関係を示すグラフ化された線には変
曲点(屈曲点)が現われ、その変曲点(屈曲点)に至る
までの光全照射量が、光による退色性能の異なる色材の
種類、混合割合等により異なるものとなることから、前
もって、光による退色性能の異なる色材を配合した各イ
ンクから構成されるインクセットと該変曲点(屈曲点)
に至るまでの光全照射量との関係を調べておき、検査対
象となる記録物にUV光等の一定波長の光を全照射量が
200KJ/m 以上となるように照射し、該変曲点
(屈曲点)に至るまでの光照射量を調べることにより検
査対象となる記録物の記録に使用されたインクセットを
特定することができるという優れた効果を奏する。
【0072】即ち、従来のインクジェットプリンターに
おいては、印字された記録物を用いて、その記録物がど
のようなインクジェットプリンターで記録されたか(即
ち、どこのメーカーのどの機種で記録されたか)を判断
する簡便な方法は存在しなかったが、本発明のインクセ
ットを用いて記録した記録物は、インクジェット記録
後、その記録物に紫外光を照射することで、画像の退色
状態に特有の変曲点(屈曲点)を生じせしめることがで
き、しかも、用いる色材の配合比率を変えることで、一
義的にこの変曲点を決めることができるため、メーカー
毎の機種でインクセットの色材の配合率を変えること
で、記録物がどのインクジェットプリンターの機種で記
録されたかの判断を極めて容易に行うことができ、この
ため偽造複写印刷物に対し追跡捜査を容易にすることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録物に光を照射している間における光学濃度
と光全照射量との関係を示すグラフ化された線に変曲点
(屈曲点)が現われた状態を表した図である。
【図2】本発明の実施例と比較例の各インクセットの光
学濃度とUV照射エネルギー総量との関係を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FC02 2H086 BA02 BA55 4J039 BA04 BA23 BA35 BA38 BC17 BC39 BC60 BE01 BE03 BE04 BE05 BE06 BE08 EA15 EA16 EA17 EA19 EA29 EA41 EA44 FA02 GA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色材,水を含むブラックイン
    ク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクか
    らなるインクセットにおいて、各色のインクにおける色
    材として、外部エネルギーの付与により退色性能の異な
    る2種類以上の色材を配合してなることを特徴とするイ
    ンクセット。
  2. 【請求項2】 前記外部エネルギーが、光エネルギーで
    あり、前記色材が、光退色性能の異なる2種類以上の色
    材からなる請求項1に記載のインクセット。
  3. 【請求項3】 前記光が、紫外光であり、前記色材が、
    紫外光退色性能の異なる2種類以上の色材からなる請求
    項2に記載のインクセット。
  4. 【請求項4】 前記紫外光退色性能の異なる色材は、光
    学濃度が半減するのに必要な光エネルギー総量が紫外光
    照射量で200KJ/m未満の色材と200KJ/m
    以上の色材とからなる請求項3に記載のインクセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記光学濃度が半減するのに必要な光エ
    ネルギー総量が紫外光照射量で200KJ/m以上の
    色材と200KJ/m未満の色材との配合割合が、重
    量比で、1:10〜10:10である請求項4に記載の
    インクセット。
  6. 【請求項6】 インクを付着させて記録媒体に印字を行
    う記録方法において、インクとして、前記請求項1〜5
    のいずれかに記載のインクセットのインクを使用するこ
    とを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】 インクの液滴をプリンターノズルから吐
    出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うインク
    ジェット記録方法において、該インクとして前記請求項
    1〜5のいずれかに記載のインクセットのインクを使用
    することを特徴とするインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の記録方法により
    記録されたことを特徴とする記録物。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の記録物を紫外光により
    退色させたことを特徴とする記録物。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の記録物に、紫外光を
    全照射量が200KJ /m 以上となるように照射
    し、光を照射している間における光学濃度と光全照射量
    との関係をグラフ化し、該グラフ化によって現出される
    線の変曲点に至るまでの光全照射量を調べることによ
    り、インクセットと該変曲点に至るまでの光全照射量と
    の関係を表した既データから該記録物の記録に使用され
    たインクセットを判定する方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001085856A1 (fr) * 2000-05-10 2001-11-15 Seiko Epson Corporation Compositions d'encres tenant tres bien a la lumiere
JP2002285098A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Konishi Co Ltd 退色性塗布用樹脂組成物

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