JP2001048983A - ポリイミドフィルムの改質方法及びポリイミドフィルム - Google Patents

ポリイミドフィルムの改質方法及びポリイミドフィルム

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JP2001048983A
JP2001048983A JP22207799A JP22207799A JP2001048983A JP 2001048983 A JP2001048983 A JP 2001048983A JP 22207799 A JP22207799 A JP 22207799A JP 22207799 A JP22207799 A JP 22207799A JP 2001048983 A JP2001048983 A JP 2001048983A
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JP
Japan
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polyimide
tetracarboxylic acid
polyimide film
varnish
film
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JP22207799A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Masami
博司 真見
Shizuo Terasawa
靜男 寺澤
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリイミド樹脂本来の優れた諸特性を保持し
たまま、無色性及び透明性を付与し、且つ、有機溶剤に
溶解し加工性が良好なポリイミドフィルムを提供する。 【構成】 テトラカルボン酸とジアミンとを構成成分と
するポリイミド樹脂を溶剤に溶かしてなるポリイミドワ
ニスからポリイミドフィルムを成形するに際し、テトラ
カルボン酸として3,4-ジカルボキシテトラリン-1-コハ
ク酸を使用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミドフィル
ムに関し、より詳しくは、優れた耐熱性、電気、機械特
性を有し、着色が少なく、透明性に優れ、高屈折率を有
するポリイミドフィルムに関する。かかるポリイミドフ
ィルムは、各種溶剤への溶解性も良好であることから、
加工性に優れ、カラーフィルター保護膜などのコーティ
ング用途、太陽電池のベースフィルム、光ファイバー、
光学材料などの用途に使用できる。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド樹脂は優れた耐熱性に加え、
優れた電気、機械特性を有する信頼性の高い樹脂である
ため、先端エレクトロニクス分野で広く使用されてい
る。しかし、従来多くの全芳香族ポリイミド樹脂は特有
の茶褐色を呈し、また、ポリイミド樹脂が溶剤に溶けな
いため、その前駆体であるポリアミド酸溶液を塗布した
後、高温加熱脱水することによりポリイミドフィルムを
形成している。そのため、脱水時のボイド発生や高温加
熱時の着色増加が起こり、塗布膜の平滑性や透明性が要
求される用途分野では、満足する性能が得られていな
い。
【0003】一方、無色透明ポリイミドとしては、特開
昭58−91430、特開平8−225645などに記
載のものが知られている。しかし、これらは全芳香族ポ
リイミドであり、ポリイミドが溶媒に不溶となるため、
前駆体であるポリアミド酸溶液段階で加工し、高温熱処
理をしてポリイミド樹脂を得る必要があると共に、低波
長領域で光線透過率の著しい低下が認められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
イミド樹脂本来の優れた諸特性を保持したまま、無色性
及び透明性を付与し、且つ、有機溶剤に溶解し加工性が
良好なポリイミドフィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリイミ
ド樹脂本来の優れた諸特性を保持したまま、該樹脂から
得られたポリイミドフィルムに無色透明性及び溶剤溶解
性を付与する方法を鋭意検討した結果、テトラカルボン
酸二無水物とジアミンとを重縮合させてポリイミド樹脂
を製造するに際し、テトラカルボン酸成分として特定の
テトラカルボン酸若しくはその二無水物を特定比率以上
で用いてポリイミド樹脂を調製し、該ポリイミド樹脂か
らワニスを経由して成形したポリイミドフィルムは、膜
厚40〜60μmの間で、400nmでの光線透過率が
70%以上であり、透明性がすぐれており、カラーフィ
ルターをはじめとする各種光学材料用途に優れた性能を
発揮できることを見出し、かかる知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、テトラカルボン酸とジア
ミンとを構成成分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かし
てなるポリイミドワニスからポリイミドフィルムを成形
するに際し、テトラカルボン酸として、一般式(1) で表されるテトラカルボン酸若しくはその二無水物を使
用することを特徴とする、ポリイミドワニスから得られ
たポリイミドフィルムに透明性を付与する方法を提供す
る。
【0007】又、本発明は、テトラカルボン酸とジアミ
ンとを構成成分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かして
なるポリイミドワニスからポリイミドフィルムを成形す
るに際し、テトラカルボン酸として、一般式(1)で表
されるテトラカルボン酸若しくはその二無水物を使用す
ることを特徴とする、ポリイミドワニスから得られたポ
リイミドフィルムの400nmでの光線透過率を70%
以上にする方法を提供する。
【0008】更に、本発明は、テトラカルボン酸とジア
ミンとを構成成分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かし
てなるポリイミドワニスから成形されたポリイミドフィ
ルムであって、テトラカルボン酸として、一般式(1)
で表されるテトラカルボン酸若しくはその二無水物を使
用することを特徴とする、400nmでの光線透過率が
70%以上であるポリイミドフィルムを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いる一般式(1)で表
されるテトラカルボン酸とは、3,4-ジカルボキシテトラ
リン-1-コハク酸のことである。
【0010】このテトラカルボン酸は、例えば、無水マ
レイン酸とスチレンとのディールズアルダー反応により
調製可能である(特開昭61−178976号)。
【0011】本発明にかかるポリイミド樹脂に用いるテ
トラカルボン酸としては、一般式(1)で表されるテト
ラカルボン酸若しくはその無水物以外に、他のテトラカ
ルボン酸類を併用することができる。
【0012】併用する場合の他のテトラカルボン酸の使
用量は、目的とする透明性や溶解性が大きく損なわれな
い範囲であれば特に限定されないが、全テトラカルボン
酸成分の30モル%未満が好ましい。
【0013】一般式(1)で表される化合物に併用でき
るテトラカルボン酸若しくはその二無水物として具体的
には、3,3',4,4'-ジフェニルスルホンテトラカルボン
酸、ピロメリット酸、3,3',4,4'-ビフェニルテトラカル
ボン酸、2,2',3,3'-ビフェニルテトラカルボン酸、2,3,
3',4'-ビフェニルテトラカルボン酸、3,3',4,4'-ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、2,3,3',4'-ベンゾフェノン
テトラカルボン酸、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)
エーテル、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)エーテ
ル、エチレングリコールビス(トリメリテート)、ビス
(3,4-ジカルボキシフェニル)メタン、ビス(2,3-ジカ
ルボキシフェニル)メタン、ビス(3,4-ジカルボキシフ
ェニル)エタン、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)エ
タン、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン、ビ
ス(2,3-ジカルボキシフェニル)プロパン、2,2-ビス
(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2-ビス(2,3-ジカルボキシフェニ
ル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、1,2,5,6-
ナフタレンジカルボン酸、1,4,5,8-ナフタレンジカルボ
ン酸、2,3,6,7-ナフタレンジカルボン酸、1,2,3,4-ブタ
ンテトラカルボン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、
シクロペンタンテトラカルボン酸、シクロヘキサンテト
ラカルボン酸若しくはその二無水物等が例示できるが、
これらに限定されるものではない。
【0014】上記テトラカルボン酸の中でも特に、3,
3',4,4'-ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、1,2,3,
4-ブタンテトラカルボン酸が好ましい。
【0015】本発明で用いるジアミンは、芳香族系ジア
ミン、脂肪族(脂環式も含む)系ジアミン、シロキサン
系ジアミンから選ばれる単独又は2種以上の混合物であ
る。具体例を以下に記載するが、これらに限定されるも
のではない。
【0016】芳香族系ジアミンとしては、パラフェニレ
ンジアミン、メタフェニレンジアミン、4,4'-ジアミノ
ジフェニルエーテル、3,4'-ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-ジアミノジ
フェニルスルホン、3,4'-ジアミノジフェニルスルホ
ン、3,3'-ジアミノジフェニルスルホン、4,4'-ジアミノ
ベンゾフェノン、2,2-ビス(4-アミノジフェニル)プロ
パン、2,2',6,6'-テトラメチル-4,4'-ジアミノジフェニ
ルメタン、2,2',6,6'-テトラエチル-4,4'-ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4'-ジアミノベンズアニリド、9,9-ビ
ス(4-アミノフェニル)フルオレン、1,4-ビス(4-アミ
ノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキ
シ)ベンゼン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルホン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルホン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェニル]プロパン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4'-ビス(4
-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4-(4-アミノ
フェノキシ)フェニル]エーテルなどが例示できる。
【0017】また、脂肪族(脂環式も含む)系ジアミン
としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,
1-ジアミノブタン、1,2-ジアミノブタン、1,3-ジアミノ
ブタン、1,4-ジアミノブタン、1,1-ジアミノペンタン、
1,2-ジアミノペンタン、1,3-ジアミノペンタン、1,4-ジ
アミノペンタン、1,5-ジアミノペンタン、2,3-ジアミノ
ペンタン、2,4-ジアミノペンタン、1,1-ジアミノヘキサ
ン、1,2-ジアミノヘキサン、1,3-ジアミノヘキサン、1,
4-ジアミノヘキサン、1,5-ジアミノヘキサン、1,6-ジア
ミノヘキサン、2,3-ジアミノヘキサン、2,4-ジアミノヘ
キサン、2,5-ジアミノヘキサン、1,1-ジアミノへプタ
ン、1,2-ジアミノへプタン、1,3-ジアミノへプタン、1,
4-ジアミノへプタン、1,5-ジアミノヘプタン、1,6-ジア
ミノへプタン、1,7-ジアミノヘプタン、1,1-ジアミノオ
クタン、1,2-ジアミノオクタン、1,3-ジアミノオクタ
ン、1,4-ジアミノオクタン、1,5-ジアミノオクタン、1,
6-ジアミノオクタン、1,7-ジアミノオクタン、1,8-ジア
ミノオクタン、1,1-ジアミノノナン、1,2-ジアミノノナ
ン、1,3-ジアミノノナン、1,4-ジアミノノナン、1,5-ジ
アミノノナン、1,6-ジアミノノナン、1,7-ジアミノノナ
ン、1,8-ジアミノノナン、1,9-ジアミノノナン、1,1-ジ
アミノデカン、1,2-ジアミノデカン、1,3-ジアミノデカ
ン、1,4-ジアミノデカン、1,5-ジアミノデカン、1,6-ジ
アミノデカン、1,7-ジアミノデカン、1,8-ジアミノデカ
ン、1,9-ジアミノデカン、1,10-ジアミノデカン、1,4-
ジアミノシクロヘキサン、1,3-ジアミノシクロヘキサ
ン、4,4'-ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4'-ジア
ミノジシクロヘキシルプロパン、2,3-ジアミノビシクロ
[2.2.1]ヘプタン、2,5-ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン、2,6-ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,7
-ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5-ビス(アミ
ノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,6-ビス(ア
ミノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3-ビス
(アミノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3(4),8
(9)-ビス(アミノメチル)-トリシクロ[5,2,1,
02,6]デカンなどが例示できる。
【0018】更に、シロキサン系ジアミンとしては、1,
3-ビス(3-アミノプロピル)-1,1,3,3-テトラメチルジ
シロキサン、ω,ω-ビス(3-アミノプロピル)ポリジメ
チルシロキサン、ω,ω-ビス(3-アミノエチル)ポリジ
メチルシロキサン、1,4-ビス(3-アミノプロピルジメチ
ルシリル)ベンゼンなどが例示できる。
【0019】上記ジアミンの中でも、光線透過率の面
で、脂肪族(脂環族を含む)系のジアミンが特に好まし
い。
【0020】ポリイミド樹脂 本発明に関るポリイミド樹脂は、上記テトラカルボン酸
若しくはその二無水物とジアミンとを有機溶媒中で脱水
重縮合して製造する。具体的には、(1)縮合触媒又は
脱水剤を用いずに、加熱による脱水重縮合方法と、
(2)縮合触媒や脱水剤の存在下に化学重縮合する方法
の二通りがある。
【0021】(1)の加熱による重縮合方法は、通常8
0〜250℃程度の温度、好ましくは120〜220℃
の範囲で実施し、生成する水を系外へ除去するために、
不活性ガスの流通や水と共沸する溶剤、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロヘキサン
などをエントレーナーとして使用する。
【0022】(2)の化学重縮合法は、まず、上記テト
ラカルボン酸二無水物とジアミンを有機溶媒中、反応温
度を80℃以下、好ましくは40℃以下で付加重合して
ポリイミド前駆体のポリアミド酸樹脂の溶液を得る。次
に、この溶液に、イオン交換樹脂、ゼオライト等の縮合
触媒又は五酸化リン、ポリリン酸、無水酢酸とピリジ
ン、トリフルオロ酢酸無水物とピリジンなどの脱水剤を
添加し、20〜200℃の範囲で脱水イミド化してポリ
イミド樹脂を製造する。
【0023】但し、(2)の方法である化学重縮合法で
は、フィルムの用途によっては、過剰の又は未反応の脱
水イミド化剤を除去する必要がある。除去は、通常、反
応で得られたポリイミド溶液をメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等の樹脂が溶解しない溶剤
に投入し、ポリイミド樹脂を析出させ、濾別、乾燥して
ポリイミド樹脂粉末として得る方法が使われるが、これ
らの工程において残存溶媒の影響などでポリイミド樹脂
から得られたフィルムの透明性が低下する傾向がある。
従って、上記(1)、(2)の方法の中でもフィルムの
透明性を高めるためには(1)の方法が好ましい。
【0024】上記(1)又は(2)の方法において、ポ
リイミド化の際のテトラカルボン酸若しくはその二無水
物成分とジアミン成分の使用量としては、テトラカルボ
ン酸若しくはその二無水物1モルに対してジアミン成分
が0.9〜1.1モル%の範囲内で使用することが好ま
しく、特に好ましくは0.95〜1.05モル%の範囲
である。0.9モル%未満では得られたポリイミドの分
子量が小さく、機械的強度が低下する傾向にある。ま
た、1.1モル%を越えると高分子鎖末端にアミノ基が
残り熱酸化安定性が悪くなる傾向がある。
【0025】一方、(2)の化学縮合方法において、使
用する縮合触媒又は脱水剤の使用量としては、例えば、
縮合触媒の場合は、使用するテトラカルボン酸100重
量部に対して0.1〜50重量部が例示され、脱水剤の
場合は、テトラカルボン酸1モルに対して1.9〜2.
5モルが例示される。
【0026】上記(1)又は(2)の方法において使用
する有機溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン、γ-ブ
チロラクトン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、N,N
-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、カプロラクタム、N-メチルカプロラクタム、シクロ
ヘキサノン、ヘキサメチルホスホルアミド、フェノー
ル、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、o-ク
ロロフェノール、m-クロロフェノール、p-クロロフェノ
ール、2,3-キシレノール、2,4-キシレノール、2,5-キシ
レノール、2,6-キシレノール、3,4-キシレノール、3,5-
キシレノール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ジグライム、トリグラ
イムなどが例示でき、好ましくは、γ−ブチロラクト
ン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトア
ミド、N-メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリ
ジノン、ジグライム、トリグライム、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコールが推奨される。
【0027】中でも、γ−ブチロラクトン、N,N-ジメチ
ルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル
ピロリドン、1,3-ジメチルイミダゾリジノン、ジグライ
ム、トリグライム、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール等の溶媒は、本発明にかかるポリイミド樹
脂を溶解するため、ポリイミド樹脂が生成した段階にて
ワニス状となり、より好ましい。
【0028】上記溶媒は単独或いは2種以上混合して用
いることができる。溶媒の使用量に特に制限はないが、
生成するポリイミド樹脂の含有量が5〜50重量%とす
るのが好ましい。
【0029】反応時間としては特に制限されず、上記
(1)又は(2)のいずれの方法でも0.5〜50時間
程度でイミド化反応は完了し、ポリイミド樹脂溶液(或
いは懸濁液)となる。
【0030】得られたポリイミド樹脂溶液(或いは懸濁
液)は、ポリイミド樹脂が溶解している場合はそのまま
ポリイミドワニスとなり、一方、懸濁液の場合は、例え
ばポリイミド樹脂を単離して、次段階にてポリイミドワ
ニスとする。
【0031】ポリイミドワニス 上記方法により得られたポリイミド樹脂は、下記の群か
ら選択される少なくとも1種の溶剤に溶解させることに
よりポリイミドワニスとなる。溶剤群 γ−ブチロラクトン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-
ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、1,3-ジメ
チルイミダゾリジノン、ジグライム、トリグライム、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール。
【0032】ポリイミドワニスにおける溶剤の使用量に
特に制限はないが、ポリイミド樹脂の含有量が5〜50
重量%のものが好ましく、より好ましくは5〜30重量
%である。
【0033】尚、前述のごとく、ポリイミド樹脂が反応
溶媒に溶解するものであって、精製の必要のない場合
は、反応後の溶液をポリイミドワニスとすることが可能
である。一方、ポリイミド化反応後に精製の必要のある
もの或いは溶媒を置換する必要のある場合は、例えば、
ポリイミド樹脂を単離した後にポリイミドワニスとする
ことができる。しかしながら、単離操作を経て調製した
ポリイミドフィルムは、前述のごとく残存溶媒の影響な
どでフィルムの透明性が低下する傾向がある。従って、
単離操作を経ずにポリイミドワニスを得る方法が好まし
い。
【0034】ポリイミドフィルム 上記方法で製造したポリイミドワニスを、ガラス板など
の平滑な表面に塗布し、溶剤を蒸発させることにより、
容易に、着色が少なく、透明性に優れたポリイミドフィ
ルムが得られる。
【0035】溶剤の蒸発の方法としては、特に限定され
ず、例えば、常圧若しくは減圧下(0.01〜700m
mHg、好ましくは0.01〜200mmHg)、120
〜350℃の温度で加熱する方法が例示される。
【0036】本発明により得られたポリイミドフィルム
は、膜厚40〜60μmの範囲で、500nmでの光線
透過率が80%以上であり、400nmの光線透過率が
70%以上であり、透明性の高いポリイミドフィルムを
提供できる。又、その屈折率は、1.5以上である。
【0037】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、ポリイミドワニスの樹脂濃度、粘度、ポリイ
ミド樹脂の分子量、ガラス転移温度(Tg)、5%重量
減少温度(Td)、機械物性、光線透過率についての評
価は以下のように実施した。
【0038】ポリイミドワニスの樹脂濃度:熱重量分析
(TGA)で300℃の重量残存量から求めた。
【0039】粘度:B型粘度計を使用し、30℃で測定
した。
【0040】ポリイミドの分子量:ポリイミドワニスの
GPC(Gel Permeation Chromatography)を測定し、
ポリエチレンオキサイドの換算値で求めた。
【0041】ポリイミドのTg:ポリイミドワニスをガ
ラス板にキャストし、減圧下、300℃で1時間脱溶媒
し、剥離して得たポリイミドフィルム(膜厚40〜60
μm)片のDSCを測定した。
【0042】5%重量減少温度:Tg測定時に作製した
ポリイミドフィルムの熱重量分析で求めた。
【0043】機械物性:ポリイミドフィルムの引張り試
験を実施し、強度、伸度、弾性率を求めた。
【0044】光線透過率:紫外分光光度計を用いポリイ
ミドフィルムの400nm及び500nmでの光透過率
を求めた。
【0045】屈折率:JIS K 7105−1981(アッベ屈
折計、D線、23℃)により測定した。
【0046】実施例1 撹拌装置、冷却管、温度計及び窒素ガス導入管を取り付
けた反応器にジアミンとしてビス[4-(4-アミノフェノ
キシ)フェニル]スルホン43.2g(0.10モ
ル)、γ-ブチロラクトン250g及びキシレン28g
を仕込み、窒素置換した後、窒素気流下に撹拌しながら
60℃まで昇温、溶解した。次に、テトラカルボン酸と
して3,4-ジカルボキシテトラリン-1-コハク酸二無水物
(以下、「TDA」と略す。)30.0g(0.10モ
ル)を粉末のまま加え、170℃で生成する水を系外に
除去しながら、5時間重縮合反応して、目的とする透明
粘稠なポリイミドワニスを得た。このワニスの粘度は4
0ポイズ(30℃)で、樹脂濃度は20.3重量%であ
った。また、溶解しているポリイミド樹脂の分子量は、
重量平均で45,000であった。
【0047】次に、このワニスをガラス板にキャスト
し、減圧下、300℃で1時間脱溶媒した後、ガラス板
から剥離して、膜厚47μmのポリイミドフィルムを得
た。このフィルムのTg、5%重量減少、引張り強度、伸
度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示す。光線
透過率は、500nmで88%、400nmで74%を
示し、所期の目的を達成する無色透明なポリイミドフィ
ルムが得られた。
【0048】
【0049】実施例2 ジアミンとして4,4'-ジアミノジフェニルエーテル2
0.0g(0.10モル)、γ-ブチロラクトン210
g及びキシレン23gを反応器に仕込み、60℃に昇温
して溶解した後、テトラカルボン酸としてTDA30.
0g(0.10モル)を加えて、実施例1と同様に反応
した。得られたワニスの粘度は10ポイズ(30℃)
で、樹脂濃度は19.9重量%であった。また、溶解し
ているポリイミド樹脂の分子量は、重量平均で48,500で
あった。
【0050】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法によりポリイミドフィルム(膜厚51μ
m)とした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0051】実施例3 ジアミンとして2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェニル]プロパン41.0g(0.10モル)、γ-ブ
チロラクトン243g及びキシレン27gを反応器に仕
込み、60℃に昇温して溶解した後、テトラカルボン酸
としてTDA30.0g(0.10モル)を加えて、実
施例1と同様に反応した。得られたワニスの粘度は33
ポイズ(30℃)で、樹脂濃度は20.1重量%であっ
た。また、溶解しているポリイミド樹脂の分子量は、重
量平均で42,200であった。
【0052】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法によりポリイミドフィルム(膜厚50μ
m)とした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0053】実施例4 ジアミンとして2,5-ビス(アミノメチル)-ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン15.4g(0.10モル)、γ-ブ
チロラクトン188g及びキシレン21gを反応器に仕
込み、60℃に昇温して溶解した後、テトラカルボン酸
としてTDA30.0g(0.10モル)を加えて、実
施例1と同様に反応した。得られたワニスの粘度は4ポ
イズ(30℃)で、樹脂濃度は20.0重量%であっ
た。また、溶解しているポリイミド樹脂の分子量は、重
量平均で57,500であった。
【0054】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法によりポリイミドフィルム(膜厚55μ
m)とした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0055】実施例5 ジアミンとして3(4),8(9)-ビス(アミノメチル)-トリ
シクロ[5,2,1,02,6]デカン19.4g(0.10
モル)、γ-ブチロラクトン165g及びキシレン18
gを反応器に仕込み、60℃に昇温して溶解した後、テ
トラカルボン酸としてTDA30.0g(0.10モ
ル)を加えて、実施例1と同様に反応した。得られたワ
ニスの粘度は2ポイズ(30℃)で、樹脂濃度は20.
3重量%であった。また、溶解しているポリイミド樹脂
の分子量は、重量平均で51,000であった。
【0056】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法によりポリイミドフィルム(膜厚51μ
m)とした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0057】実施例6 テトラカルボン酸として、TDA21.0g(0.07
モル)及び3,3',4,4'-ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸ニ無水物(以下、「DSDA」という。)10.7
g(0.03モル)を使用する他は実施例1と同様の方
法により、粘度67ポイズ、樹脂濃度20.5重量%の
ポリイミドワニスを得た。ポリイミド樹脂の重量平均分
子量は59,000であった。
【0058】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法により膜厚50μmのポリイミドフィル
ムとした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0059】実施例7 撹拌装置、冷却管、温度計及び窒素ガス導入管を取り付
けた反応器にTDA30.0g(0.10モル)、ビス
[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン43.
2g(0.10モル)、γ-ブチロラクトン290gを
仕込み、窒素置換した後、窒素気流下に室温で3時間撹
拌し、ポリアミド酸溶液を得た。この溶液中に、脱水剤
として無水酢酸26.0g及びピリジン12.0gを加
え80℃で3時間反応を行いポリイミド樹脂溶液を得
た。更に、該溶液を、メタノール1L中に激しく撹拌し
ながら投入し、沈殿物を濾過、乾燥することにより無色
のポリイミド樹脂粉末を得た。このポリイミドの重量平
均分子量は53,000であった。得られたポリミド樹脂粉末
5gをγ−ブチロラクトン20gに溶解し(樹脂濃度2
5重量%)、実施例1と同様の方法によりポリイミドフ
ィルムを作成した。(膜厚46μm)。該フィルムのT
g、5%重量減少、引張り強度、伸度、弾性率、光線透過
率及び屈折率を表1に示す。
【0060】比較例1 実施例1において、酸無水物成分TDAの代わりにDS
DAを使用した。反応器にビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン43.2g(0.10モル)、
γ-ブチロラクトン270g及びキシレン30gを仕込
み、窒素置換した後、窒素気流下に撹拌しながら60℃
まで昇温、溶解した。次に、DSDA35.4g(0.
10モル)を粉末のまま加え、170℃で生成する水を
系外に除去しながら、5時間重縮合反応して、目的とす
る透明粘稠なポリイミドワニスを得た。このワニスの粘
度は210ポイズ(30℃)で、樹脂濃度は20.1重
量%であった。また、溶解しているポリイミド樹脂の分
子量は、重量平均で82,000であった。
【0061】得られたポリイミドワニスを用い、実施例
1と同様の方法よりポリイミドフィルム(膜厚52μ
m)とした。該フィルムのTg、5%重量減少、引張り強
度、伸度、弾性率、光線透過率及び屈折率を表1に示
す。
【0062】比較例2 実施例1において、酸無水物成分TDAの代わりにピロ
メリット酸二無水物(以下、「PMDA」と略す。)を
使用した。反応器にビス[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェニル]スルホン43.2g(0.10モル)、γ-ブ
チロラクトン221g及びキシレン25gを仕込み、窒
素置換した後、窒素気流下に撹拌しながら60℃まで昇
温、溶解した。次に、PMDA21.8g(0.10モ
ル)を粉末のまま加え、170℃で生成する水を系外に
除去しながら重縮合反応を試みたが、樹脂が析出し、溶
媒不溶となりワニスは得られなかった。
【0063】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポリイミド樹脂
本来の諸物性を大きく損なうことなく、容易に、無色性
及び透明性であり、屈折率が高く、且つ、有機溶剤に可
溶なポリイミドフィルムを製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BB37 4F071 AA60 AF30Y BB02 BC01 4J002 CM041 ED036 EL056 EL066 EP016 EU026 EU116 HA05 4J043 PA02 QB26 QB31 RA34 SA06 SB01 SB02 TA14 TA22 TB01 TB02 UA121 UA131 UA232 UB011 UB021 UB121 UB151 UB301 ZA12 ZA41 ZA52 ZB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラカルボン酸とジアミンとを構成成
    分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かしてなるポリイミ
    ドワニスからポリイミドフィルムを成形するに際し、テ
    トラカルボン酸として、一般式(1) で表されるテトラカルボン酸若しくはその二無水物を使
    用することを特徴とする、ポリイミドワニスから得られ
    たポリイミドフィルムに透明性を付与する方法。
  2. 【請求項2】 テトラカルボン酸全体に占める一般式
    (1)で表されるテトラカルボン酸の割合が70モル%
    以上である請求項1に記載のポリイミドフィルムに透明
    性を付与する方法。
  3. 【請求項3】 溶剤が、γ−ブチロラクトン、N,N-ジメ
    チルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチ
    ルピロリドン、1,3-ジメチルイミダゾリジノン、ジグラ
    イム、トリグライム、ジエチレングリコール、トリエチ
    レングリコールの群から選択される少なくとも1種であ
    る請求項1に記載のポリイミドフィルムに透明性を付与
    する方法。
  4. 【請求項4】 テトラカルボン酸とジアミンとを構成成
    分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かしてなるポリイミ
    ドワニスからポリイミドフィルムを成形するに際し、テ
    トラカルボン酸として、一般式(1)で表されるテトラ
    カルボン酸若しくはその二無水物を使用することを特徴
    とする、ポリイミドワニスから得られたポリイミドフィ
    ルムの400nmでの光線透過率を70%以上にする方
    法。
  5. 【請求項5】 テトラカルボン酸とジアミンとを構成成
    分とするポリイミド樹脂を溶剤に溶かしてなるポリイミ
    ドワニスから成形されたポリイミドフィルムであって、
    テトラカルボン酸として、一般式(1)で表されるテト
    ラカルボン酸若しくはその二無水物を使用することを特
    徴とする、400nmでの光線透過率が70%以上であ
    るポリイミドフィルム。
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