JP2001048634A - 廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材とその製造方法 - Google Patents
廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材とその製造方法Info
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Abstract
いた廃棄セッコウボ−ドを再生して、各種の価値ある資
材に製造し、一方において、最近特に場所がなくなった
最終処分場に捨てられ、或いは不法投棄されることを防
止することにより環境の保護をはかることを目的とす
る。 【解決手段】 本発明では、廃棄セッコウボ−ドの再生
の手段として、先ず、経済性を重視するため、不焼成処
理の手段を取る。次に、破砕方法と分級方法において、
独創的手段によって、水硬性を有する半水セッコウの大
部分と、水硬性の少ない部分に分級して、この特性によ
り再生品を製造する。更に、主に同じ廃棄物中の多孔質
材料との組み合わせにより、新規材料も含め再生品を製
造する。
Description
ド、主として建設廃棄物として大量に発生する廃棄セッ
コウボ−ド類を新技術により再資源化し、セッコウの持
つ特性と機能を有効利用し、不焼成のままで、低コスト
の水硬性硬化製品、或いは少量の性能増強要素を添加す
ることにより、環境改善に役立つ、リサイクル製品或い
は土壌安定用の新規製品並びに利用価値、経済性も大な
る、新規の製造方法に関するものである。
常の再生方法と製品がある。この方法は、セッコウボ−
ドはCaSO41/2H2Oとして、50〜52[%]、
おがくず又はガラス繊維を1.0〜2.0と水38〜4
0[%]のセッコウモルタルとして紙型に充填成形し、
90〜120[℃]の温度で余剰の水分を急速に蒸発さ
せ、含水率を3[%]以下としたものであり、JIS規
格製品となっている。この方法の従来の具体例として
は、セッコウボ−ド製造工場で裁断不良として発生或い
は裁断の切れ端しとして発生した廃セッコウボ−ドのセ
ッコウ分を回収し、製品ボ−ドへの再生原料として利用
されているものである。
コウモルタルの再生である。即ち、セッコウモルタルは
古くからプラスタ−として塗り壁用左官材料が知られて
おりこれらは焼セッコウとしてCaSO41/2H2Oを
使用する方法が主流であり、「ニカワ質」の凝結遅延剤
を加えて、凝結時間を調整してプラスタ−系セッコウモ
ルタルとして、消石灰を用いる所謂漆喰壁よりも速硬性
のモルタル壁工事に使用されてきた。これが古くなり塗
り替えのときの古壁からの廃棄セッコウを回収しこれを
再焼成して焼セッコウ(半水セッコウ)として利用する
ものである。
ト助材或いは土壌固化等への利用である。前者について
は、各種セメントには一般にセッコウが或る程度入って
いるので、廃棄セッコウをコンクリ−ト混練に使用する
のは、補助的凝結調節剤として使用されるものである。
また土壌硬化についての使用は、埋立地の早期安定化地
盤沈下の防止、或いは造成直後の傾斜法面の安定化など
に使用されていた。
前記の従来技術は夫々次のような諸欠点、問題点を有し
ている。第1の従来技術は、主としてセッコウプラスタ
−ボ−ドにおける製品の整形裁断時の切れ端の再利用で
あるが、この再利用の方法は、その廃棄セッコウの発生
現場が単にセッコウボ−ドの工場が対象となっているの
みであり、非常に極限されている。従って、建築現場か
ら出る廃棄セッコウボ−ドなどの処理は含まれていない
から、我国の建設産業上、大量に出る廃棄セッコウボ−
ドのリサイクルにまでは、及んでおらず、今までの方法
では、これらがすべて埋立ての方にいかざるを得ない
が、こうした最終処分場は、最近特に厳しく限定されて
おり、結局行き場がないという、大欠点を有している。
スタ−の古壁を取り壊した廃棄セッコウを回収し、再焼
成するものであるが、わざわざそのためにトラックをま
わして回収し、特定場所に集める手間運賃も高く、再焼
成するには、焼成設備も設置しなければならず、埋め立
て処分等の弊害を防止するメリットはあるが、セッコウ
プラスタ−再生品としては、コストは新品よりも可成高
くつくので、採算には乗らないという問題点がある。
メリットはあるけれども、1度は1ケ処に集めて粉砕し
て均一に混合しなければならず、その工程に応じた工場
が必要となる。また、一面において、半水セッコウをセ
メント、コンクリ−トの水硬性の補助に使用しようとす
ると、品質上支障が起こる場合がある。通常はセメント
はセメントクリンカ−に2水セッコウを添加して粉砕し
てあるものであるが、半水セッコウを加えると、2水セ
ッコウより、水との反応が早いために、偽凝結、異状凝
結を起こすので、コンクリ−トの施工が困難となること
が多いという欠点がある。その上、最近では建設工事全
体の件数も少なくなり、法面工事なども、少なくなって
きているので、余ったものは結局最終処分としての埋立
にまわされるが、これも第1の従来技術の欠点と同様
に、最終処分場は益々厳しく限定されるようになってき
ているから、行き場がなく、不法投棄されるおそれが大
であるという致命的欠点を有している。
除去して、廃棄セッコウボ−ドについて、完全に近いリ
サイクル処理、製造方法と新規なる結果物を開発創造す
ることにより、上記の課題を解決することを目的とす
る。
た課題を解決するために、本発明者等は多くの研究の結
果、粉砕の過程において、半水セッコウとその他の組成
要素を、できるだけ分離するために、解砕に近い機能を
有する圧縮破砕機を用いて、廃棄セッコウボ−ドを破砕
する方法を開発した。この方法により、粒度3[mm]
を境にして、それ以下の細粒粉末中に、半水セッコウの
大部分が入ることがわかった。この新しい知見に基づき
構成された暫新なる手段は次の通りである。本発明の構
成の第1番目の特徴は、セッコウを50重量[%]以上
含む廃棄セッコウボ−ドを、原料とし、それを圧縮破砕
機により30[mm]以下に破砕した後、トロンメル分
級機により、紙類を分別除去したセッコウ含有物を、3
0〜3[mm]の粗中粒子と、3[mm]以下の細粒粉
末とに分別し、次いで、該粗中粒子及び又は、同粒度の
一般砕石ないしコンクリ−トがらを5〜80重量[%]
と、前記粒度3[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉末
を20〜95重量[%]とを、均一に混合し、水硬性を
保有させるものである廃棄セッコウボ−ドを原料とする
セッコウ資材の製造方法である。対象となる廃棄物中の
セッコウ分を10重量[%]以上に限定した理由は10
重量[%]未満では、この方法によって得られたセッコ
ウ資材の水硬性が不充分となるからである。また、この
セッコウ廃棄物を3[mm]で粗細に分別したのは、粒
度が3[mm]を超える粗粒子は水硬性が小さく、それ
以下の粒子は水硬性が大であるからである。従って、3
[mm]を超える粗粒子については、セッコウ廃棄物が
不足するときは、砕石等の一般骨材、或いは建設廃材と
してのコンクリ−トがらの砕石を用いてもよい。この理
由は、前記廃棄セッコウボ−ドを圧縮破砕機で破砕し、
篩別した粒度が3[mm]を超える粗粒子は前記新知見
により、半水セッコウの含有量は少なく、従って、水硬
性が小さいので、上記コンクリ−トがら等によって代替
えすることが出来るからである。この方法は、本発明が
技術上かつ経済的にも進歩性があることを示すものであ
る。
骨材として、圧縮破砕機により破砕され粒度が3〜30
[mm]の廃棄セッコウの粗粒子及び又は一般砕石ない
しコンクリ−トがらを10〜70重量[%]と、アルミ
ナ成分を含み、同上粒度の多孔質骨材を10〜30重量
[%]と、水硬性材料として、石灰成分及び又はポルト
ランドセメント及び又はスラグセメントを1〜7重量
[%]と、アルミナ成分を含む原料の3[mm]以下の
細粒粉末を1〜10重量[%]とを、合計で100重量
[%]となるように配合し均一に混合し、水硬性と潜在
膨張硬化性を保有させるものである廃棄セッコウボ−ド
を原料とするセッコウ資材の製造方法である。また、本
発明でいう多孔質骨材としては、1)瓦,断熱レンガ屑
などの無機質多孔体の廃棄物、2)発泡気泡コンクリ−
ト(ALC粒),大谷石などの合成及び天然無機質多孔
体,3)木炭,コ−クスなどの天然有機質多孔体などが
ある。これらは、3[mm]以上のセッコウ粒の持つ比
表面積より大きな比表面積を持つ。即ち少なくとも10
[m2 /g]以上の比表面積を持つものである。本発明
でいう多孔質骨材は1〜50[mm]の粒径を有する粗
粒である。1[mm]では比表面積が低下し、吸放湿特
性が劣り50[mm]以上では取り扱い上難点がある。
アルミナ成分の原料としては、大谷石屑或いは高炉スラ
グ、アルミスラグなどの工場から排出される廃棄物を用
いる。アルミナ成分を含む細粒粉末を1〜10重量
[%]としたのは、廃棄セッコウ成分と石灰成分と化合
することによって生ずるエトリンガイトCa6Al2(O
H)12・(SO4)3・26H2Oの量を制限してエトリ
ンガイトの膨張性とコンクリ−トの収縮性との相殺によ
り、適度な強度を発生すると共に、無収縮性で、而も膨
張亀裂の生じない安定したリサイクル製品を製造するた
めである。この点に関する構成として、多孔質骨材を1
0〜30重量[%]配合してあるのは、前記のエトリン
ガイトの生成が過多となり、膨張亀裂のおそれがある場
合において、余分の物質が孔内に入り、ないしは、内部
応力が生じた場合に、それを吸収させるためである。
砕機により破砕され粒度が3[mm]以下の廃棄セッコ
ウの細粒粉末を20〜60重量[%]と、粒度1〜50
[mm]の多孔質材料望ましくはALC粒を20〜60
重量[%]と、必要ならば、粒度3〜30[mm]のセ
ッコウを含む廃棄物の粗粒子及び又は同粒度の一般砕石
ないしはコンクリ−トがらが骨材の状態で、均一な分散
組織を構成している廃棄セコウボ−ドを原料とするセッ
コウ資材である。前記の多孔質材料はゼオライト質の材
料でであり、粒度を1〜50[mm]としたのは、吸放
湿性をもたせるためである。また、ALCの中砕粒子も
廃棄物で多孔質であり、吸放湿性能を更に上げるための
ものである。その中砕の粒度は同じく1〜50[mm]
である。セッコウの細粒粉末は、何等かの形状に成形す
る場合に、硬化材となるものであり、吸湿放湿の機能を
充分に持たせるためには、望ましくは硬化材は比較的少
量配合し、表面に多孔質材料が露出する形状が適してい
る。吸放湿の機能を持たせるための多孔質材料の粒度の
下限を1[mm]としたのはそれ以下では、孔の目づま
りが多くなり、湿分の吸放出が行なわれにくくなるから
であり、また上限を50[mm]としたのは、それ以上
では、吸放湿板等に、成形する場合において、製作困難
となるからである。
さ5〜50[mm]に多孔質材料、望ましくは、ALC
粒子を、粗に敷き詰めた層の上に、圧縮破砕機により破
砕され、粒度が3〜30[mm]の廃棄セッコウの粗粒
子5〜80重量[%]を骨材分とし、粒度3[mm]以
下の廃棄セッコウの細粒粉末10〜50重量[%]を水
硬性成分として、必要に応じて、ポルトランドセメント
及び又はスラグセメントを硬化促進材として1〜7重量
[%]添加し、合計を100重量[%]としてコンシス
テンシ−;スランプが10〜25となるように加水を調
節して、均一に混練した後、前記多孔質材料の層上に厚
さが5〜100[mm]になるように流し込むべく構成
された廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材の
製造方法である。これは本発明の吸放湿資材の成形板の
製造方法であり、製作の段階工程では、湿分を吸放出す
る性能の大なる多孔質材料の多い面は下側に設けて構成
するが、使用するときは、多孔質材料の多い面を上側に
して、床面に置いて用いる。或いは、壁面に使用すると
きは、室内空間に向けて立体的に使用する。製作の際に
多孔質材料の中砕粒子の敷きつめ方を粗にするのは、中
砕粒子の間に硬化用の廃棄セッコウの細粒粉末を流し込
みやすくし吸放湿板の成形強度を或る程度大にして、こ
われにくくするためである。必要に応じてセメント類を
加えるのは、その時の製品の需要の多少により、この製
作工程の緩急によるものである。また、セメント類の使
用量を1〜7重量[%]と、少量にしたのは吸放湿板の
製品は、必ずしも大きな強度を必要としないからであ
る。更にまた、この方法は、硬化用材料を、まだ固まら
ない状態で、吸放湿性の中砕粒子層の上から、流し込む
のであるが、このとき該中砕粒子間の隅々まで充分に流
し込むためには、まだ固まらない状態における、その混
練物の流動性、即ちコンシステンシ−が最適になってい
る必要がある。もし、例えば、流動性が不足している場
合においては、水だけを増やして流動性を大きくすると
製品の強度が落ちて、運搬中に破損するようなことにな
る。そこで本発明の場合は、一般のコンクリ−ト工事の
モルタルに相当するところの、前記水硬性を有する3
[mm]以下の細粒粉末と水を共に増量する必要があ
る。従って、前記細粒粉末の配合の範囲として20〜9
5重量[%]という広い範囲が必要となる。いずれにし
ても、半水セッコウを含む廃棄物から、このように構成
された製造方法は、従来技術に比較し、新規性の強い製
造方法である。
縮破砕機により破砕され、粒度が3〜30[mm]の廃
棄セッコウの粗粒子10〜90重量[%]と、粒度3
[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉末10〜60重量
[%]と、多孔質材料5〜30重量[%]と、アルミナ
成分を含む材料を5〜30重量[%]と、石灰を含む材
料5〜30重量[%]と、必要ならば、粒度10[m
m]以下のALC5〜30重量[%]とが、合計を10
0重量[%]に調節され、均一に混合されて、土壌改良
材として利用されるものである廃棄セッコウボ−ドを原
料とするセッコウ資材である。本発明の土壌改良材は多
目的であって、広く各種の需要に応じて廃棄セッコウを
利用するものであり、上記のように、用途に応じ、夫々
の配合要素を広範囲にし、需要者の使用目的で、如何様
にも配合の出来る材料にするものである。例えば、建物
を建てる部分の敷地を地盛り改良する場合においては、
地盤を早く固めて、地盤沈下が起きないように配合しな
ければならないから、上記アルミナ成分を含む材料と石
灰分を含む材料を多く使用して、エトリンガイトを生成
させ、地盤の空隙を埋めて固くする。また骨材を多量に
使用して、地盤沈下を防止するような配合にする。更
に、地盤を早く締め固めるには、例えば、中間粒子は庭
先の地盛りに回すほうが合理的である。植木を栽培する
庭先に使用する土壌は、保水性の大なる多孔質材料を多
く配合し、水硬性材料は入れないで、廃棄セッコウは、
粗粒のみ使用する等、使用場所によっても、広範囲に配
合内容を変化させることが出来る。
材料の選択と実施に際しての作用について説明する。第
1番目の硬化材料は、他の硬化助材を使わないので、自
硬性である。セッコウボ−ドは焼成したセッコウを水と
混練成形後加熱脱水するので、組成的には、2水と1/
2水の混合物になっている。この半水セッコウの結晶は
3方晶ないしは六方晶形であるから、成形物の強度は弱
い。本発明では、従来捨てられていた、この廃棄物とし
ての半水セッコウを水硬性資材として再生する。これに
加水成形すると、2水セッコウとなるが、2水セッコウ
は針状結晶であるので、硬化作用を起こし、成形物は強
度を発生する。従って、不焼成であるから、種々の再生
製品を低原価で製造することが可能となる。
水硬物の作用としては、水硬性の半水セッコウの存在の
上に、高炉スラグ、アルミスラグのようなアルミナを含
む工場廃棄物、アルミナを含み多孔質である大谷石屑、
ALC等と、石灰分ないしセメント類を添加して、加水
成形物中において、膨張性のエトリンガイトを生成させ
る。エトリンガイトは3CaO・・Al2O3が1モル,
無水セッコウ3モル,水32モルの組成から成り、断面
6角の柱状結晶で膨張性であるから、少量生成させれ
ば、組織物の間隙を充填し、収縮を相殺して、強度発生
の補助力として作用する。
は、粗砕した大谷石屑或いはALC粒はそれらの有する
多数の孔隙に気体を吸着し或いは放出する性能を有して
いる。従って、表面を露出して、廃棄セッコウ水硬物質
によって成形された、本発明の資材は、高湿度の時期に
は湿分を吸着し、低湿度時には湿分を放出する作用をす
る。即ち、湿度を常に平均に近く保つ調湿作用がある。
廃棄セッコウ水硬物と、廃棄多孔性物質との組み合わせ
による調湿資材は、従来存在しないので新規性がある。
材の成形物の製造方法の作用は、次の通りである。先ず
多孔性物質の中砕粒子を粗に敷き詰めた層を形成し、そ
の上に、廃棄セッコウの細粒粉末に、必要に応じ、少量
のセメント類を添加した1種の未硬化コンクリ−トをコ
ンシステンシ−;スランプが10〜25位の流動性の大
きいものを流し込むのであるから、該コンクリ−トが流
動性のあるうちに、多孔物層の間隙と上層に形成され
る。上面をならせば、多孔物質相互の結合と、2層成形
板が出来る。多孔性物質層を上向きにして、木造家屋の
床下などに敷き詰めれば、従来のコンクリ−ト床より
も、調湿機能の優れた家屋が構築されることにより、高
湿季節における床下の結露を防止することが出来ると共
に、床下部材の腐朽も防ぐ作用がある。
材の作用について説明する。重要な作用の1つとして、
例えば、廃棄セッコウの3〜10[mm]の中間粒子を
篩別して庭先の地盛りに回すと、建築用の地盤の方は1
0〜30[mm]の比較的粗粒と3[mm]以下の細粒
との組み合わせとなる。このように構成された粒子群の
作用は、ギャップグレ−デイングの作用であり、所謂細
密充填になるから、自然にすき間の少ない締まった地盛
りにすることが出来る。次に、重要な作用の2つ目は、
庭先の地盛りには、廃棄セッコウでも粗中粒を用い、細
粒粉末は入れないことにすると、植物栽培用土壌として
通気性が良いから、根のためによく、また好気性の菌が
繁殖し、有機物の分解肥料化に有用な作用がある。更
に、本発明では、多孔質材料も配合するので、土壌の保
水性もよく、植物の成育にも最適となる諸作用を有す
る。
図1を参照して説明する。図1の曲線A,Bは、3[m
m]以下の廃棄セッコウ細粒粉末の配合比が、夫々8
0,25重量[%]の材令強度曲線を示す。先ず、廃棄
セッコウボ−ドを、圧縮破砕機により、30[mm]以
下に破砕し、これを3〜30[mm]の粗粒子と3[m
m]以下の細粒粉末に篩別した。而して、前者を20重
量[%]後者を80重量[%]の割合で均一に混合し、
これを試料Aとした。次に、前者を75重量[%]後者
を25重量[%]の割合で混合し、これを試料Bとし
た。骨材としての前者を表面乾燥飽和状態にしておき、
これらの試料をコンシステンシ−;スランプが7[c
m]となるように加水量を調節し、1,3,7,14,
21日の材令において、1軸圧縮強度を試験した。結果
は図1に示す如くであり、21日の材令において、Aは
4.2[kg/cm2],Bは2.4[kg/cm2]と
なり、更に配合、水比を改良すれば、利用可能な強度を
得る見通しが立った。
の破砕粒粉ないし、セッコウ資材を用いて、例えば、美
装性、審美性のよいブロック体を製造する場合、大谷石
屑及び又は着色瓦など、色調豊かな多孔質材料がブロッ
クの表面に出るようにして製造する。また該セッコウ資
材に、大谷石屑の微粉とセメント類を7重量[%]添加
し、均一に混合した。廃棄物ではあるが、美麗な材料を
外面に出し内部の強度を低下させないために、予じめ使
用する型枠の底面に、10〜20[mm]の厚さに前記
色調豊かな材料を粗に敷き詰め、前記混合物に加水し、
スランプ10前後に調節し、流し込んだ。必要ならば上
面にも美装性材料をちりばめる。成形し硬化させ、各材
令試験時に脱型した。底面だけ美装にしたときは、成形
時の下面を表面として使えば、外面美麗な製品が得られ
ることとなる。廃棄セッコウの配合量と材令と1軸圧縮
強度との関係を図2に示す。試料Cの配合は、セメント
廃材(骨材)10重量[%]消石灰分5重量[%]アル
ミスラグ3重量[%]廃セッコウ粉末77重量[%]廃
セッコウ粗粒5重量[%]であり、試料Dの配合は、セ
メント廃廃材(骨材)50重量[%]消石灰5重量
[%]高炉スラグ5重量[%]廃セッコウ粉末35重量
[%]廃セッコウ粗粒5重量[%]である。材令21日
の1軸圧縮強度は、Cが12[kg/cm2 ],Dが9
[kg/cm2 ]であった。これらは実施例1の場合よ
り明確に高強度になっているがその理由は実施例2の場
合は実施例1の場合と異なり、石灰分とアルミナ分が、
入っているので、エトリンガイトが生成し、強度に貢献
しているからであると、推定される。
ける自然の相対湿度と、吸放湿用本発明品と廃棄ALC
粒粗砕物の吸湿量(25[℃]で湿度を40から80
[%]に変化させたとき増大する重量)と、放湿量(2
5[℃]で湿度を80から40[%]に変化させたとき
減少する重量)との関係を試験した。実験結果の概要
は、図3に示す通りであり、図中、Eは大気中の湿度変
化、これに対し、Fは同気中に置いた廃棄ALC粒と、
Gの本発明品との湿分吸着量を示す。これらの試料によ
る湿分吸着量は、大気の湿度の変化に比例していること
がわかった。従って、本発明の、廃棄物から作られた多
孔質再生物質より調湿作用を有する、有用かつ廉価な製
品を製造し得ることが確認されるに至った。
に多孔性材料を組み合わせた吸放湿材料について住宅床
下用吸放湿性モルタルを目的として、300[mm]×
300[mm]のサイズの水平面に施工し湿分の吸放出
特性を測定した。1)0.5[mm]以下に粉砕した廃
棄セッコウに60重量[%]の水を加えて5分間混練し
て廃棄セッコウモルタルを作成して、上記型枠内に厚さ
約50[mm]に充填した。2)次に3〜10[mm]
の廃棄セッコウ粒を1)のモルタル面上へ重量比25
[%]で均一に散布し、更に、3〜10[mm]のAL
C粒を該モルタル面上へ重量比25[%]で均一に散布
した後、軽く押し込んだ。即ち基材部分は、該粉体のモ
ルタルであるものの表面に多孔質で吸放出特性の良い粗
粒子を一体化させて施工した。本発明品と、ALC粒
と、廃棄セッコウボ−ドの粗砕物との吸放湿特性の比較
結果を図4に示す。図4によると、試料の表面で、AL
C粒の密度を上げれば、吸放湿特性は更に向上すること
がわかった。図において、H,IはALCの放吸湿量を
示し、J,Kは本発明品の放吸湿量を示し、L,Mはセ
ッコウボードの放吸湿量をそれぞれ示す。
た廃棄セッコウボ−ドからの再利用資源化において、最
も合理的に工夫された破砕分別工程から製造される、骨
材的粗粒部分と水硬性大なる細粒部分に分級し、物理的
化学的な特徴をそのまま活用して、熱を加えることなく
低コストで、硬化成形物或いは住宅床下の調湿材、舗装
材等に無収縮硬化性及び又は湿分を吸着放出する特性を
持った、再生セッコウ資材を、製造し供給することが可
能となった。 2)本発明の製造方法においては、先ず、水硬性のある
部分が半水セッコウであって比較的やわらかく、水硬性
の小さい部分は固いことに着目し、両者の分離効率をよ
くするため、粉砕機は用いず、圧縮破砕機を用いた。破
砕物を3[mm]で分級し、水硬性部分をわけることが
出来るようになり、水硬部分の配合を増加することによ
り、強度の大きな製品も製造出来るようになった。 3)廃棄セッコウボ−ドの水硬性資材の細粒粉末に石灰
分を含む廃棄材料、及びアルミナ分を含む廃棄材料を粉
末にして少量添加することにより、エトリンガイトを生
じ、水硬物の孔隙部を詰めるので、比較的強度の大なる
成形体を得ることが出来るという効果がある。 4)廃棄セッコウの水硬性細粒粉末により多孔質の粗粒
材料を外面に露出させ硬化させた成形体は、高湿度時に
は湿分を吸着して結露を防止し、乾季には湿分を放出す
るので、調湿作用を有する。従って、木造家屋の床下に
敷き詰めることにより、土間コンクリ−トよりも、居住
者の健康に好影響を与えるという効果も有する。 5)本発明の廃棄セッコウボ−ド破砕による資材は、そ
の粗粒と粉末と、アルミナ成分,石灰成分などとの組み
合わせにより、或いはまた、細密充填方式により、住宅
敷地用土壌改良材として製品となる。更に、多孔質材料
との組み合わせにより庭先植生用土壌改良材となるな
ど、配合によつては、種々の製品が得られるという効果
も有する。 6)総合効果として、本発明は、従来捨てられていた廃
棄セッコウボ−ドを、主として他の廃棄物等との組み合
わせにより、価値ある資材に再生させると共に、一方に
おいて、最近特に捨て場所がなくなって、不法投棄され
るおそれのある廃棄物を理想的に処理する暫新な方法を
主とし、環境保護上、長年に亘り社会が待望していた、
進歩性ある発明として、特別顕著な効果を有するもので
ある。
を示す図。
合による材令強度を示す図。
着量の関係を示す図。
量と時間の関係を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】 セッコウを50重量[%]以上含む廃棄
セッコウボ−ドを、原料とし、それを圧縮破砕機により
30[mm]以下に破砕した後、トロンメル分級機によ
り、紙類を分別除去したセッコウ含有物を、30〜3
[mm]の粗中粒子と、3[mm]以下の細粒粉末とに
分別し、次いで、該粗中粒子及び又は、同粒度の一般砕
石ないしコンクリ−トがらを5〜80重量[%]と、前
記粒度3[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉末を20
〜95重量[%]とを、均一に混合し、水硬性を保有さ
せることを特徴とする廃棄セッコウボ−ドを原料とする
セッコウ資材の製造方法。 - 【請求項2】 通常の骨材として、圧縮破砕機により破
砕され粒度が3〜30[mm]の廃棄セッコウの粗粒子
及び又は一般砕石ないしコンクリ−トがらを10〜70
重量[%]と、アルミナ成分を含み同上粒度の多孔質骨
材を10〜30重量[%]と、水硬性材料として、粒度
3[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉末を20〜95
重量[%]と、石灰成分及び又はポルトランドセメント
及び又はスラグセメントを1〜7重量[%]と、アルミ
ナ成分を含む原料の3[mm]以下の細粒粉末を1〜1
0重量[%]とを、配合し均一に混合し水硬性と潜在膨
張硬化性を保有させることを特徴とする廃棄セッコウボ
−ドを原料とするセッコウ資材の製造方法。 - 【請求項3】 圧縮破砕機により破砕され粒度が3[m
m]以下の廃棄セッコウの細粒粉末を20〜60重量
[%]と、粒度1〜50[mm]の多孔質材料、望まし
くは廃棄気泡コンクリ−ト粗細粒子を20〜60重量
[%]と、必要ならば、粒度3〜30[mm]のセッコ
ウを含む廃棄物の粗粒子及び又は同粒度の一般砕石ない
しはコンクリ−トがらが骨材の状態で、均一な分散組織
を構成していることを特徴とする廃棄セッコウボ−ドを
原料とするセッコウ資材。 - 【請求項4】 厚さ5〜50[mm]に多孔質材料、望
ましく、はALCの中砕粒子を粗に敷き詰めた層の上
に、圧縮破砕機により破砕され粒度が3〜30[mm]
の廃棄セッコウの粗粒子5〜80重量[%]を骨材分と
し、粒度3[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉末10
〜50重量[%]を水硬性成分として、必要に応じてポ
ルトランドセメント及び又はスラグセメントを硬化促進
材として1〜7重量[%]添加し、コンシステンシ−;
スランプが10〜25となるように、加水を調節して、
均一に混練した後、前記多孔質材料の層上に厚さが5〜
100[mm]になるように流し込むことを特徴とする
廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材の製造方
法。 - 【請求項5】 圧縮破砕機により破砕され、粒度が3〜
30[mm]の廃棄セッコウの粗粒子10〜90重量
[%]と、粒度3[mm]以下の廃棄セッコウの細粒粉
末10〜60重量[%]と、多孔質材料5〜30重量
[%]と、アルミナ成分を含む材料を5〜30重量
[%]と、石灰を含む材料5〜30重量[%]と、必要
ならば、粒度10[mm]以下のALC粒5〜30重量
[%]とを均一に混合し、土壌改良材として利用するこ
とを特徴とする廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコ
ウ資材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952499A JP2001048634A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952499A JP2001048634A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001048634A true JP2001048634A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16736840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21952499A Pending JP2001048634A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 廃棄セッコウボ−ドを原料とするセッコウ資材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001048634A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013216534A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Nichiha Corp | 無機質板 |
EP4001377B1 (en) * | 2020-11-24 | 2023-11-29 | RGS Nordic A/S | A method of preparing a construction site and soil stabilizer |
-
1999
- 1999-08-03 JP JP21952499A patent/JP2001048634A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013216534A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Nichiha Corp | 無機質板 |
EP4001377B1 (en) * | 2020-11-24 | 2023-11-29 | RGS Nordic A/S | A method of preparing a construction site and soil stabilizer |
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