JP2001048280A - 洗濯機の包装装置 - Google Patents

洗濯機の包装装置

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JP2001048280A
JP2001048280A JP11226539A JP22653999A JP2001048280A JP 2001048280 A JP2001048280 A JP 2001048280A JP 11226539 A JP11226539 A JP 11226539A JP 22653999 A JP22653999 A JP 22653999A JP 2001048280 A JP2001048280 A JP 2001048280A
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JP
Japan
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washing machine
bottom plate
leg receiving
enclosure
fixing member
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JP11226539A
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English (en)
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Koichi Hosomi
光一 細見
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡樹脂の使用量が少なくて、解包後の廃棄
もしやすく、又、引き摺ったときに多くの屑が出るでも
なくて、組立てに手間がかからず、更に、こすれ等で洗
濯機の表面に傷が付かないようにする配慮も必要のない
ようにする。 【解決手段】 洗濯機の下方に配置される下部包装体4
9を、底板53と、この底板53上に設けられて凹部5
8により洗濯機の脚を個々に受ける脚受け部材54と、
この脚受け部材54の間に位置して底板53上に設けら
れた固定部材55と、この固定部材55により固定され
て底板53上に脚受け部材54から離間して設けられ、
洗濯機の水槽の揺れを防止するための囲い具を拘束支持
する囲い具支持部材56とにより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の脚を受け
ると共に、水槽の揺れを防止する機能を有する洗濯機の
包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる脱水兼用洗濯機にお
いては、図10に示すように、外底部に複数の脚1を有
する外箱2の内部に、水槽3が、複数本(1本のみ図
示)の吊り棒4やスプリング5等を主体とする弾性支持
機構6により揺動可能に支持して配設されており、この
水槽3の内部に脱水槽7が配設され、更に、脱水槽7の
内部に撹拌体8が配設されている。又、水槽3の外底部
には駆動装置9が設けられており、この駆動装置9によ
って、上記撹拌体8及び脱水槽7を選択的に回転させる
ことにより、洗い、すすぎ、及び脱水が行われるように
なっている。
【0003】そして更に、このものにおいては、水槽3
の外底部の駆動装置9周りに、例えば帯状の鋼板をほゞ
U字形に折曲して成る堅牢な囲い具10が取付けられ、
この囲い具10を、洗濯機11全体の包装状態で、洗濯
機11の下方に配置される下部包装体12の中央部に形
成された凹部13に嵌合させて拘束支持することによ
り、輸送時の水槽3の揺れを防止し、その揺れによる外
箱2の損傷並びに水槽3の損傷を防止するようになって
いる。又、この場合、下部包装体12の隅部には、上述
の凹部13より小さいが深い凹部14が形成され、この
凹部14に洗濯機11の脚1が収容されて受けられるこ
とにより、洗濯機11と、これに被せた外装箱15との
間に、外力が外装箱15を介して洗濯機11に直接的に
及ぶことを避けるための隙間16が保たれるようになっ
ている。
【0004】そして、その場合、下部包装体12は、そ
の全部が緩衝材である発泡樹脂特には一般的な発泡スチ
ロールで形成されたものと、全部が段ボールで形成され
たもの、及び発泡樹脂と段ボールとで形成されたものと
が存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の下部包装体
12のうち、全部が発泡樹脂で形成されたものは、発泡
樹脂の使用量が多くてコスト高であり、しかも、その嵩
が大きくて解包後の廃棄がしにくいという問題点を有
し、更に、運搬中、引き摺ったときに多くの発泡樹脂屑
が出てその掃除に手間がかかるという問題点を有してい
た。
【0006】一方、全部が段ボールで形成されたもの
は、必要な緩衝性と強度とを確保するのに段ボールを複
雑に折ったり組み合わせたりする必要があって、組立て
に手間がかかり、コスト高となっていた。更に、段ボー
ルは表面や断面が堅いため、こすれ等で洗濯機11の表
面に傷が付かないようにする配慮が必要でもあった。
【0007】そして、発泡樹脂と段ボールとで形成され
たものは、底板が段ボールで形成され、前記洗濯機11
の脚1を受ける部分と、囲い具10を拘束支持する部分
とが発泡樹脂で形成されて、この発泡樹脂で形成された
ものがX状に、あるいはH状に組み合わされて、底板上
に配置固定されている。しかし、その発泡樹脂で形成さ
れたものについては、上述の下部包装体12の全部が発
泡樹脂で形成されたものほどではないものの、発泡樹脂
の使用量が多くてコスト高であり、しかも、その嵩が大
きくて解包後の廃棄がしにくいという問題点を有してい
た。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、発泡樹脂の使用
量が少なくて、解包後の廃棄もしやすく、又、引き摺っ
たときに多くの屑が出るでもなくて、組立てに手間がか
からず、更に、こすれ等で洗濯機の表面に傷が付かない
ようにする配慮も必要のない優れた洗濯機の包装装置を
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機の包装装置においては、外底部に複
数の脚を有する外箱の内部に、水槽を揺動可能に支持し
て配設すると共に、その水槽の外底部に、駆動装置と、
この駆動装置を囲う堅牢な囲い具とを具えた洗濯機に対
し、該洗濯機の下方に配置される下部包装体を有するも
のにおいて、その下部包装体を、底板と、この底板上に
設けられて前記洗濯機の脚を個々に受ける脚受け部材
と、この脚受け部材の間に位置して前記底板上に設けら
れた固定部材と、この固定部材により固定されて前記底
板上に前記脚受け部材から離間して設けられ、前記洗濯
機の囲い具を拘束支持する囲い具支持部材とにより構成
したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0010】このものによれば、下部包装体が、底板
と、脚受け部材、固定部材、及び囲い具支持部材の別に
形成され、そのうち、脚受け部材と囲い具支持部材とを
発泡樹脂で形成しても、それらが離間して配置される大
きさであるから、発泡樹脂の使用量を少なく済ませるこ
とが可能であり、解包後の廃棄もしやすくできる。又、
運搬中、引き摺ったとしても、こすられるのは底板であ
り、脚受け部材や囲い具支持部材ではないから、多くの
発泡樹脂屑が出ることはない。更に、組立てにしても、
全部が段ボールで形成されたもののような複雑さはな
く、洗濯機の表面を段ボールでこするようなこともな
い。
【0011】そして、上述のように脚受け部材と囲い具
支持部材とが離間して配置されても、囲い具支持部材は
固定部材により固定されるから、洗濯機の囲い具の拘束
支持は確実にできる。
【0012】この場合、固定部材は、段ボールを断面ほ
ゞU字形に折曲して成り、その起立した両側壁部に、囲
い具支持部材に形成した溝部が嵌合されて、該囲い具支
持部材の固定をしていると良い(請求項2の発明)。こ
のものでは、固定部材による囲い具支持部材の固定、ひ
いては洗濯機の囲い具の拘束支持が、より強固で簡単に
できる。
【0013】又、固定部材は、底板と別体で、両端に形
成した突起を、底板に形成した孔に差し込むことによ
り、該底板に固定されていると良い(請求項3の発
明)。このものでは、固定部材の固定、ひいては固定部
材による囲い具支持部材の固定、更には洗濯機の囲い具
の拘束支持が、より強固で簡単にできる。一方、脚受け
部材も、突起を有し、この突起を、底板に形成した孔に
差し込むことにより、該底板に固定されていると良い
(請求項4の発明)。このものでは、脚受け部材の固
定、ひいては下部包装体上における洗濯機の固定が、よ
り強固で簡単にできる。
【0014】更に、固定部材は、複数の脚受け部材と、
複数の脚受け部材とに接し挟まれて固定されていると良
い(請求項5の発明)。このものでも、固定部材の固
定、ひいては固定部材による囲い具支持部材の固定、更
には洗濯機の囲い具の拘束支持が、より強固で簡単にで
きる。又、固定部材は、底板とは別体で、それらがとも
に段ボールから成り、その双方の波目の方向を交差させ
ると良い(請求項6の発明)。このものでは、下部包装
体の強度が高まる。
【0015】一方、脚受け部材は、下方に開口する凹部
を有し、底板が段ボール製で前記凹部の直下に位置する
部分の折曲が可能な切り目を有すると良い(請求項7の
発明)。このものでは、運搬時に、脚受け部材の凹部の
直下に位置する底板の部分を切り目から折曲して凹部に
手を掛け、この状態で全体の運搬が容易にできる。
【0016】そして、下部包装体とで洗濯機の全体を包
む外装箱を有し、この外装箱の上側に手掛け孔を有する
と良い(請求項8の発明)。このものでは、運搬時に、
底板を上述の切り目から折曲して脚受け部材の凹部に手
を掛けると共に、他方で、外装箱の手掛け孔に手を掛け
て全体の運搬が容易に、しかも、安定した状態ででき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図1ないし図9を参照して説明する。まず、図8には、
洗濯機(脱水兼用洗濯機)21を、包装装置22による
包装状態で示しており、そのうちの洗濯機21は、矩形
箱状を成す外箱23の外底部の4隅部に、それぞれ脚2
4を設け、内部に、有底円筒状の水槽25を、複数本
(1本のみ図示)の吊り棒26やスプリング27等を主
体とする弾性支持機構28により揺動可能に支持して配
設して成るものであり、水槽25の内部には同じく有底
円筒状を成す脱水槽29を配設し、更に、脱水槽29の
内部には撹拌体30を配設している。
【0018】又、水槽25の外底部には、ほゞ中央に駆
動装置31を取付けている。この駆動装置31は、この
場合、モータ32単体から成っており、このモータ32
によって、上記撹拌体30及び脱水槽29を選択的に回
転させ、洗い、すすぎ、及び脱水を行うようにしてい
る。なお、この場合、モータ32は、詳細には、ロータ
32aがステータ32bの外方に位置するアウターロー
タ形であり、更には、直流のブラシレスモータであっ
て、そのステータ32bを、水槽25の外底面にモータ
台33を介して取付けている。
【0019】又、ロータ32aには洗濯軸34を取付
け、この洗濯軸34を中空の脱水軸35の内部に挿通し
て、この脱水軸35に対するロータ32aの回転動力の
伝達、解離を行うクラッチ(図示せず)を、モータ32
の内部に配設している。更に、この場合、洗濯軸34に
は前記撹拌体30を取付け、脱水軸35には脱水槽29
を取付けているもので、これにより、それら撹拌体30
及び脱水槽29の選択的回転駆動をモータ32により直
接的に行うようにしている。
【0020】水槽25の外底部の駆動装置31周りに
は、例えば帯状の鋼板をほゞU字形に折曲して成る堅牢
な囲い具36をボルト37によって取付けており、この
囲い具36によって駆動装置31を囲っている。
【0021】このほか、水槽25の外底部には、排水弁
38や排水ホース39等をも配設しており、その排水弁
38には、脱水槽29の内部が、脱水槽29の底部の中
央部から水槽25の内底部に設けた排水路40を介して
連通し、排水ホース39に、水槽25の底部に形成した
排水口41が、図示しない接続ホースを介して連通して
いる。
【0022】加えて、脱水槽29は、この場合、脱水孔
42を最上部にのみ有するものであり、その内方には多
孔状(詳しく図示せず)の内バスケット43を脱水槽2
9の下部から配設し、更に、その内方には回転バランサ
44を最上部に取付けている。又、水槽25にも、最上
部にはリング状の水槽カバー45を取付けており、その
上方の外箱23最上部のトップカバー46には、洗濯物
出入口47を形成すると共に、この洗濯物出入口47を
開閉する例えば二つ折りタイプの蓋48を枢設してい
る。
【0023】さて、以上のような洗濯機21に対し、包
装装置22は、下部包装体49と、外装箱50、内部緩
衝体51、及び上部緩衝体52を有している。このう
ち、下部包装体49は、図1ないし図7に示すように、
底板53と、脚受け部材54、固定部材55、及び囲い
具支持部材56により構成しており、そのうちの底板5
3は、例えば段ボールにより上面が開放する偏平な矩形
箱状に組立て構成したものである。
【0024】これに対して、底部緩衝体相当の脚受け部
材54は、緩衝材である発泡樹脂、特には一般的な発泡
スチロールによりほゞ直方体形のブロック状に形成した
ものであり、その上面から内部にかけては凹部58を形
成している。この凹部58は前記洗濯機21の脚24を
収容して受けるもので、円筒状を成している。又、脚受
け部材54は、洗濯機21の脚24の個数に合わせ、4
個存在しており、その4個を1つの金型で1つに連ねて
形成し、成形後に4個に分断している。
【0025】更に、脚受け部材54の隣り合う外側の2
つの側面部には、それぞれ突起60を形成しており、脚
受け部材54を底板53の4隅部の各上面に置き、この
とき、突起60を、底板53の4隅部の隣り合う2つの
側面部に形成した孔61(図2参照)に差し込むことに
よって、脚受け部材54を底板53の4隅部に固定して
いる。
【0026】加えて、脚受け部材54の隣り合う外側の
2つの側面部の最上部には、それぞれ突部62を形成し
ており、この突部62は、底板53の側壁上縁から外方
へ突出して、上面が漸次降下する斜面状を成し、それに
よって後述する外装箱50の被せ合わせを引掛かりなく
行わせるようになっている。又、4つの脚受け部材54
中の、前側(図1中下側)2つの脚受け部材54には、
下面から内部へ凹部63を形成しており、この凹部63
は運搬作業者が手をかけるに適した大きさ並びに深さを
有し、下方に開口している(図2参照)。そして、この
各凹部63の直下に位置させて底板53には、そのそれ
ぞれ直下に位置する部分の折曲が可能な切り目64を形
成している。なお、その折曲は、凹部63の内方又は外
方のいずれにも可能としている。
【0027】固定部材55は、段ボール製であるが、こ
の場合、底板53とは別体であり、単独に断面ほゞU字
形に折曲している。又、この固定部材55の起立した両
側壁部には、そのそれぞれ前後(図1中下上)の中間部
に山部65,66を形成しており、この各山部65,6
6間の部分を嵌合受け部67としている(図3ないし図
5、及び図7参照)。更に、この固定部材55の各山部
65より前方の部分68、並びに山部66より後方の部
分69は、強度確保のため、それぞれ内側に折り返して
二重としており、その折り返し部分の各先端部には突起
70を形成して、これを固定部材55の両側壁近くの底
部に形成した孔71に差し込むことにより、折り返し部
分の復元を阻止するようにしている。
【0028】更に、固定部材55の前後の両端には突起
72を形成しており、固定部材55を前記底板53の左
右複数個ずつ、この場合、2個ずつの脚受け部材54間
の部分の上面に置き、このとき、突起72を、底板53
の前後の側面部に形成した孔73に差し込むことによっ
て、固定部材55を底板53の上記2個ずつの脚受け部
材54間の部分に固定している。又、この場合、固定部
材55は、各山部65より前方の部分68と、各山部6
6より後方の部分69とが、左側2個の脚受け部材54
と、右側2個の脚受け部材54とに接し挟まれて、これ
ら左右2個ずつの脚受け部材54により固定されるよう
にもしている。加えて、この場合、固定部材55は、そ
の段ボールの波目74の方向を、底板53の段ボールの
波目75の方向と交差させている。
【0029】囲い具支持部材56は、発泡樹脂、これも
特には一般的な発泡スチロールにより前記脚受け部材5
4の1つずつより大きなほゞ直方体形のブロック状に形
成したものであり、その上面部には凹部76を形成して
いる。この凹部76は前記洗濯機21の囲い具36の下
部を収容するものであり、その中央部には肉盗み用の、
下面まで貫通する孔77を形成している。
【0030】又、囲い具支持部材56の前後面部の各左
右両側部には、それぞれ下面にまで達する支柱状の張出
部78を形成しており、この張出部78の各外側面に位
置を合わせて囲い具支持部材56の下面部の左右両側部
には、それぞれ溝部79を形成している(図3ないし図
5参照)。更に、囲い具支持部材56の下面部には、溝
部79と連通する、肉盗み用の凹部80をも形成してい
る(図5参照)。
【0031】この構成で、囲い具支持部材56を底板5
3の中央部上に置き、このとき、溝部79を、前記固定
部材55の起立した両側壁の嵌合受け部67に嵌合する
ことによって、上記底板53の中央部上における囲い具
支持部材56の固定をしており、この固定状態で、囲い
具支持部材56は全部の脚受け部材54から離間してい
る。なお、このとき、囲い具支持部材56は、固定部材
55の山部65,66間に位置されもして、前後方向の
移動が規制されるようにしている。
【0032】このほか、外装箱50は、上述の下部包装
体49とで洗濯機21の全体を包むもので、段ボールに
より下面が開放する矩形の深箱状に組立て構成してい
る。又、内部緩衝体51は、洗濯機21の前記洗濯物出
入口47から水槽カバー45内にかけて挿設するもの
で、上部緩衝体52は、トップカバー46の両側部上
(いわゆる両肩部)に被装するものであり、ともに発泡
樹脂、特には一般的な発泡スチロールにより形成してい
る。
【0033】そして、そのうちの外装箱50の上側、特
には前記脚受け部材54の凹部63並びに下部包装体4
9の底板53の切り目64とは対角位置にある、背面部
の上部には、図9に示すように2つの手掛け孔81を形
成している。なお、図9は包装装置22の全体を横倒し
にした状態を表している。
【0034】次に、上記構成のもので、洗濯機21の包
装をする折りの手順を述べる。まず、下部包装体49を
下に置き、この下部包装体49の脚受け部材54の凹部
58に洗濯機21の脚24をそれぞれ収め、同時に、囲
い具支持部材56の凹部76に囲い具36の下部を収め
ることによって、洗濯機21を下部包装体49上にセッ
トする。
【0035】次いで、内部緩衝体51を、洗濯機21の
洗濯物出入口47から水槽カバー45内にかけて収納
し、蓋48を閉じた後に、トップカバー46の両側部上
に上部緩衝体52を被装する。そして、外装箱50を洗
濯機21に被せ、この外装箱50と前記下部包装体49
とを図示しない梱包バンドにより巻き締めて結合する。
このように包装した状態では、囲い具支持部材56が、
底板53に前述のように固定された状態で、洗濯機21
の囲い具36を拘束状態に支持することにより、輸送時
の水槽25の揺れを防止し、その揺れによる外箱23の
損傷並びに水槽25の損傷を防止する。又、脚受け部材
54が、これも底板53に前述のように固定された状態
で、洗濯機21の脚24を受けることにより、洗濯機2
1と、これに被せた外装箱50との間に隙間82を保
ち、その隙間82によって外力が外装箱50を介して洗
濯機21に直接的に及ぶことを避けるようにする。
【0036】このように、本構成のものでも、下部包装
体49は必要な機能を奏する。しかして、本構成のもの
の下部包装体49は、底板53と、脚受け部材54、固
定部材55、及び囲い具支持部材56の別に形成してお
り、そのうち、脚受け部材54と囲い具支持部材49と
を発泡樹脂で形成しているものの、それらは離間して配
置される大きさであるから、発泡樹脂の使用量を少なく
済ませることができるものであり、それによって、コス
ト安にできると共に、解包後の廃棄もしやすくできる。
【0037】又、運搬中、引き摺ったとしても、こすら
れるのは底板53であり、脚受け部材54や囲い具支持
部材56ではないから、多くの発泡樹脂屑が出ることは
ない。更に、組立てにしても、全部が段ボールで形成さ
れたもののような複雑さはなく、これによってもコスト
安にできる。更に、下部包装体49にあって、洗濯機2
1に触れるのは、脚受け部材54や囲い具支持部材56
であり、段ボールではないから、洗濯機21の表面を段
ボールでこするようなこともなく、そのこすれ等で洗濯
機21の表面に傷が付かないようにする配慮を不要なら
しめることができる。
【0038】加えて、本構成のものの下部包装体49に
よれば、外箱21のサイズの異なる洗濯機であっても、
同じ囲い具36を使用するものであれば、脚受け部材5
4と囲い具支持部材56を共用することができ(底板5
3と固定部材55は、外箱21のサイズに合わせて異な
らせる必要がある)、これら脚受け部材54及び囲い具
支持部材56を標準部品化できるので、それだけ、包装
費用を安くすることができる。
【0039】そして、上述のように脚受け部材54と囲
い具支持部材56とが離間して配置されても、囲い具支
持部材56は固定部材55により固定されるから、洗濯
機21の囲い具36の拘束支持、ひいては輸送時の水槽
25の揺れの防止は、確実になすことができる。
【0040】そのほか、固定部材55については、段ボ
ールを断面ほゞU字形に折曲して形成し、その起立した
両側壁部に、囲い具支持部材56に形成した溝部79を
嵌合して、該囲い具支持部材56の固定をしている。こ
れにより、固定部材55による囲い具支持部材56の固
定、ひいては洗濯機21の囲い具36の拘束支持が、よ
り強固で、しかも、簡単にできる。
【0041】又、固定部材55は、底板53と別体とし
て、両端に形成した突起72を、底板53に形成した孔
73に差し込むことにより、該底板53に固定してい
る。これにより、固定部材55の固定、ひいては固定部
材55による囲い具支持部材56の固定、更には洗濯機
21の囲い具36の拘束支持が、より強固で、簡単にで
きる。
【0042】一方、脚受け部材54も、突起60を有
し、この突起60を、底板53に形成した孔61に差し
込むことにより、該底板53に固定している。これによ
り、脚受け部材54の固定、ひいては下部包装体49上
における洗濯機21の固定が、より強固で、簡単にでき
る。更に、固定部材55は、複数(この場合、左側2
個)の脚受け部材54と、複数(同、右側2個)の脚受
け部材54とに接し挟まれて固定されるようにしてい
る。これによっても、固定部材55の固定、ひいては固
定部材55による囲い具支持部材56の固定、更には洗
濯機21の囲い具36の拘束支持が、より強固で、簡単
にできる。
【0043】又、固定部材55は、底板53とは別体
で、それらをともに段ボールで構成し、その双方の波目
74,75の方向を交差させている。これにより、下部
包装体49の強度を高くすることができる。一方、脚受
け部材54は、下方に開口する凹部63を有し、底板5
3が段ボール製で、凹部63の直下に位置する部分の折
曲が可能な切り目64を有する構成としている。これに
より、運搬時には、脚受け部材54の凹部63の直下に
位置する底板53の部分を切り目64から折曲して凹部
63に手を掛け、この状態で全体の運搬が容易にでき
る。
【0044】そして、下部包装体49とで洗濯機21の
全体を包む外装箱50を有し、この外装箱50の上側に
手掛け孔81を形成している。これにより、運搬時に
は、図9に示すように、底板53を上述の切り目64か
ら折曲して凹部63に1人の作業者M1 が手を掛けると
共に、他方で、外装箱50の手掛け孔81に今一人の作
業者M2 が手を掛けて、全体の運搬が容易に、しかも、
安定した状態でできる。
【0045】なお、固定部材55は、底板53から切り
起こすなどして、該底板53と一体に形成されていても
良い。又、洗濯機21の駆動装置31はモータ32単体
から成るものに限られず、モータとこれの回転動力を伝
達するベルト式等の伝動機構から成るものであっても良
い。更にモータ32はアウターロータ形でなく、ロータ
32aがステータ32bの内方に位置するインナーロー
タ形であっても良い。そのほか、本発明は上記し且つ図
面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機の包装装置によ
れば、発泡樹脂の使用量を少なく済ませ得て、解包後の
廃棄もしやすくでき、又、引き摺ったときに多くの屑を
出さないようにもできて、組立てにも手間がかからない
ようにでき、更に、こすれ等で洗濯機の表面に傷が付か
ないようにする配慮も不要ならしめ得るほか、囲い具が
同じで外箱のサイズの異なる洗濯機に対し使用する部品
の標準化ができる。
【0047】請求項2の洗濯機の包装装置によれば、固
定部材による囲い具支持部材の固定、ひいては洗濯機の
囲い具の拘束支持が、より強固で、しかも、簡単にでき
る。請求項3の洗濯機の包装装置によれば、固定部材の
固定、ひいては固定部材による囲い具支持部材の固定、
更には洗濯機の囲い具の拘束支持が、より強固で簡単に
できる。
【0048】請求項4の洗濯機の包装装置によれば、脚
受け部材の固定、ひいては下部包装体上における洗濯機
の固定が、より強固で、簡単にできる。請求項5の洗濯
機の包装装置によっても、固定部材の固定、ひいては固
定部材による囲い具支持部材の固定、更には洗濯機の囲
い具の拘束支持が、より強固で、簡単にできる。
【0049】請求項6の洗濯機の包装装置によれば、下
部包装体の強度を高くすることができる。請求項7の洗
濯機の包装装置によれば、全体の運搬が容易にできる。
請求項8の洗濯機の包装装置によれば、全体の運搬が容
易に、しかも、安定した状態でできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部破断して示す下部包装
体の平面図
【図2】図1のA−A線に沿う下部包装体の縦断面図
【図3】図1のB−B線に沿う下部包装体の縦断面図
【図4】図1のC−C線に沿う下部包装体の縦断面図
【図5】図1のD−D線に沿う下部包装体の縦断面図
【図6】下部包装体の斜視図
【図7】下部包装体の一部を破断した分解斜視図
【図8】洗濯機の包装状態での縦断側面図
【図9】包装装置の運搬状態での斜視図
【図10】従来例を示す図8相当図
【符号の説明】
21は洗濯機、22は包装装置、23は外箱、24は
脚、25は水槽、28は弾性支持機構、31は駆動装
置、36は囲い具、49は下部包装体、50は外装箱、
53は底板、54は脚受け部材、55は固定部材、56
は囲い具支持部材、58は凹部、60は突起、61は
孔、63は凹部、64は切り目、67は嵌合受け部、7
2は突起、73は孔、74,75は波目、76は凹部、
79は溝部、81は手掛け孔を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外底部に複数の脚を有する外箱の内部
    に、水槽を揺動可能に支持して配設すると共に、その水
    槽の外底部に、駆動装置と、この駆動装置を囲う堅牢な
    囲い具とを具えた洗濯機に対し、 該洗濯機の下方に配置される下部包装体を有するものに
    おいて、 その下部包装体を、 底板と、 この底板上に設けられて前記洗濯機の脚を個々に受ける
    脚受け部材と、 この脚受け部材の間に位置して前記底板上に設けられた
    固定部材と、 この固定部材により固定されて前記底板上に前記脚受け
    部材から離間して設けられ、前記洗濯機の囲い具を拘束
    支持する囲い具支持部材とにより構成したことを特徴と
    する洗濯機の包装装置。
  2. 【請求項2】 固定部材が、段ボールを断面ほゞU字形
    に折曲して成り、その起立した両側壁部に、囲い具支持
    部材に形成した溝部が嵌合されて、該囲い具支持部材の
    固定をしていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機
    の包装装置。
  3. 【請求項3】 固定部材が、底板とは別体で、両端に形
    成した突起を、底板に形成した孔に差し込むことによ
    り、該底板に固定されていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機の包装装置。
  4. 【請求項4】 脚受け部材が、突起を有し、この突起
    を、底板に形成した孔に差し込むことにより、該底板に
    固定されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機
    の包装装置。
  5. 【請求項5】 固定部材が、複数の脚受け部材と、複数
    の脚受け部材とに接し挟まれて固定されていることを特
    徴とする請求項1記載の洗濯機の包装装置。
  6. 【請求項6】 固定部材が、底板とは別体で、それらが
    ともに段ボールから成り、その双方の波目の方向を交差
    させたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機の包装装
    置。
  7. 【請求項7】 脚受け部材が、下方に開口する凹部を有
    し、底板が段ボール製で前記凹部の直下に位置する部分
    の折曲が可能な切り目を有することを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機の包装装置。
  8. 【請求項8】 下部包装体とで洗濯機の全体を包む外装
    箱を有し、この外装箱の上側に手掛け孔を有することを
    特徴とする請求項7記載の洗濯機の包装装置。
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