JP2001047876A - 燃料タンク用フィラーチューブアセンブリ及びその制御方法 - Google Patents

燃料タンク用フィラーチューブアセンブリ及びその制御方法

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JP2001047876A
JP2001047876A JP2000189215A JP2000189215A JP2001047876A JP 2001047876 A JP2001047876 A JP 2001047876A JP 2000189215 A JP2000189215 A JP 2000189215A JP 2000189215 A JP2000189215 A JP 2000189215A JP 2001047876 A JP2001047876 A JP 2001047876A
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザが挿入する分配ノズルからタンク内に
燃料を充填するためのフィラーチューブアセンブリ及び
その制御方法を提供すること。 【解決手段】 キャップレス燃料フィラーネックは、フ
ィラーチューブ内12にノズル22を挿入する際に全体をシ
ールする環状弾性シール20を有し、ノズル挿入時には環
状シールの下方端部にあるリムフランジ30に対して付勢
されたフラッパー32が開く。ノズル22の移動により、フ
ラッパー32が補助シールを移動させてベント通路70を開
く。ノズルのフィラーチューブからの取り外し時、フラ
ッパーは、このチューブを閉じるためにリムフランジを
閉じる。さらに、補助シールが閉じてベント通路をシー
ルする。フィラーチューブ内に捕捉された燃料と加圧蒸
気でノズルがタンク内のフラッパーを開くとき、燃料の
スプレーバックを防止し、また燃料補給用ノズルの吸引
を可能にする入口通路を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料タン
ク用の燃料フィラーネック(注入口)に関し、特に、フ
ィラーネックの上部にキャップ又は閉鎖具、あるいはフ
ィラーネックの端部を受入れる燃料分配ノズルをなくす
ことのできるこの種のフィラーネックアセンブリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の設計および製造において、車両
の外側表面に燃料充填アクセスドアを設け、車体構造内
に形成される閉鎖キャビティ内にタンクのフィラーネッ
クの燃料分配ノズルを設けることは当然のことになって
いる。
【0003】一般的に、フィラーネックのキャビティ
は、車体の外部に設けられたヒンジ付きのフィラードア
を介してアクセスできるようになっている。このような
装置において、フィラーネックの閉鎖具またはキャップ
は、フィラーネックをシールすることに対して信頼性を
有しており、大気に燃料蒸気が逃げるのを防止する。し
かし、燃料補給用のキャップを取り除いた後で、ユーザ
がキャップを適切に再取付けしなかったりまたは完全に
確実にとめない場合、めったに発生しないことである
が、燃料蒸気が大気に逃げることが可能になる。
【0004】最近の燃料フィラーネック装置は、フィラ
ーネック内にバルクヘッドまたは仕切りを用いている。
このフィラーネックは、適切な燃料だけのためにノズル
を受入れる寸法の開口を有し、この開口は、分配ノズル
が取り外されるとき、非シールのトラップドアまたはば
ね付勢されたフラッパーによって閉鎖される。
【0005】燃料フィラーチューブまたはネック上のキ
ャップを省き、さらに、燃料補給作業が完了し、ノズル
をフィラーチューブから引き出すとき、フィラーチュー
ブを自動的にシールするために、付勢されたフラッパー
に頼ることが提案されてきた。この提案は、フラッパー
によってバルクヘッドの上方で捕捉された液体燃料とと
もに燃料を補給するために、燃料補給用ノズルがフィラ
ーチューブ内に挿入されるとき、燃料がスプレーバック
する傾向にあり、また、残留蒸気圧がタンク内に存在し
ていることから複雑となる。
【0006】こうして、燃料補給用ノズルがフィラーチ
ューブ内に挿入されるとき、加圧されたタンク状態から
自由に排気するスプレーバックを与える、キャップレス
の燃料タンク用フィラーネックを提供する方法または手
段を見出すことを要望されてきた。この同一構造は、燃
料補給用ノズルのアスピレータを支持し、またキャップ
レスフィラーチューブからノズルを取り除くとき、大気
に対して蒸気を気密に保持するためのエア入口通路を設
けなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、自動車の燃料タンクにユーザが挿入する
分配ノズルからタンク内に燃料を充填するためのフィラ
ーチューブアセンブリ及びその制御方法を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各請求項に記載の構成を有する。本発明
は、ユーザが挿入した分配ノズルから車両用燃料タンク
に充填するためのキャップレス燃料フィラーネックまた
はチューブを提供し、このフィラーネックは、フィラー
チューブ内に配置された縮径のズル受入れオリフィス
と、ノズルの移動時に上記オリフィスをシールするため
のトラップドアまたはヒンジ付きフラッパーを有するバ
ルクヘッドまたは仕切りを有する形式のものである。本
発明のフィラーチューブは、燃料補給用のノズルを挿入
することによってフラッパーを開く際に燃料を通気する
ためにフィラーチューブに沿って配置された少なくとも
1つの個別のベント通路を有する。
【0009】本発明のヒンジ付きフラッパーまたはトラ
ップドアは、フィラーチューブ内の環状シールと、燃料
タンクに連結されたフィラーネックの端部との間に配置
されており、環状シールは、ユーザのノズル挿入時にノ
ズルの回りをシールする。ノズルを取り外す際、ヒンジ
付きフラッパーは、フィラーネック内のノズル開口の回
りをシールするように作用し、また、少なくとも1つの
ベント通路の回りを個別にシールする。その結果、ユー
ザによるノズルの挿入時、ノズルの回りのシールは最初
環状シールによって実行され、続いて、フィラー開口の
まわりのフラッパーシールが開かれ、さらに、ベント通
路に対してフラッパーシールが開かれることになる。
【0010】こうして、ベント通路は、燃料補給用のズ
ルがヒンジ付きフラッパーを開く深さまでフィラーネッ
ク内に挿入される時はいつでも開かれる。これにより、
トラップされた燃料の換気が燃料補給中に行なわれ、ス
プレーバックを防止し、また、フィラーチューブからノ
ズルを取り外す時、ヒンジ付きフラッパーは、ベント通
路とフィラーチューブ内の燃料補給用ノズル開口の両方
をシールするばねによって付勢されて遮断される。
【0011】1つの実施形態では、ベント通路は、フィ
ラーチューブの側壁を介して換気され、別の実施形態で
は、ベント通路は、その上部領域におけるフィラーチュ
ーブ内のバッフル室に排出される。もし所望ならば、ヒ
ンジ付きフラッパーまたはトラップドアは、リリーフ弁
を含むこともできる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1ないし図3および図5は、本発明の
フィラーチューブアセンブリ10を示し、このアセンブ
リは、開口上端14と横の仕切りまたはバルクヘッド1
6を有する筒状部材を含み、このバルクヘッドには、縮
径開口18が形成され、ここに弾性環状シール20が配
置されており、この弾性シールは、図2bでは破線でま
た図4では実線で示した燃料補給用ノズル22の挿入時
に作動してノズル22の周囲をシールする。
【0013】この弾性環状シール20は、膨らんだ可撓
性のリム部分26を有し、このリム部分は、フィラーチ
ューブ12の下方端部に形成された環状溝28内に受入
れられ、かつ半径方向に圧縮されてその位置に弾性シー
ル20を保持しかつシールする。
【0014】弾性環状シール20は、その下方端部に弾
性環状リップまたはリムフランジ30の形で設けられた
第2のシール表面を有し、このリムフランジは、フィラ
ーチューブ12から下方に半径方向外側に延び、フラッ
パーまたはトラップドア32の上部表面34に対してシ
ールされている。
【0015】この上部表面34は、トーションばね38
の一端36によってシール状態となるようにリムフラン
ジ30に対して押圧されている。ばね38は、チューブ
12の壁または仕切り16上に設けた突起42,44に
固定された軸またはピン40の外側に受け入れられる。
ばねの固定ラグ46が、フラッパー32の下面に設けら
れ、このラグにばねの一端部36が当てられる。トーシ
ョンばねの他端部48は、バルクヘッド16の下側表面
に設けられた別のラグまたは突起48に当てられる。
【0016】本発明の好ましい実施形態において、圧力
リリーフ弁50がフラッパー32内に設けられ、燃料タ
ンク内の圧力がタンクを破壊できるほど過剰になると緊
急に圧力を解放する。この圧力リリーフ弁は、フラッパ
ーの上部表面34上に配置されたカップ状部材52の内
部に連通し、カップ状部材52は、複数の開口54を有
してリリーフ弁50が開くときフィラーチューブの上部
領域に蒸気を逃がすようにする。このリリーフ弁は、弁
が閉じたままとなる設定圧力の閾値が与えられるばね5
6によって閉位置に付勢されている。
【0017】図3において、フラッパー弁32は、外側
に延びる一対のアーム59、60を有し、これらのアー
ムには直角に折り曲げたタブがそれぞれ形成され、この
タブにフラッパー32の旋回軸を与えるピン40が貫通
する開口を有している。
【0018】図1、図2a,2bにおいて、フィラーチュ
ーブは、その内側に参照番号58で示す小径の筒状領域
が形成され、この筒状領域(フィラー通路)58は、フィ
ラーノズルのための開口18と連通し、フィラーノズル
を開口内に案内する寸法となっている。フィラーチュー
ブ構造体12は、補助的な壁部分66,68を有し、こ
の壁部分は、筒状領域58の外側にあり、それぞれがベ
ント通路70,72を形成し、フィラーチューブのノズ
ル領域の内部(フィラー通路)58に間隔を置いて平行
に配置されている。
【0019】通路64,66の各々は、下方に伸び、か
つシールリップ30とほぼ一致する長手方向位置に終端
している。通路70,72の上方端部(第1端部)は、
チューブ12の内部に開口している。壁部分66,68
とチューブの壁58の外周部は、開口キャビティ82を
形成する。適当なバッフルキャップ74が、通路70,
72の各上方端部上に配置される。そして、キャップ7
4は、キャップから延びている一対の溝付きの突起7
6、78(図5参照)を有し、この突起は、ベント通路
の端部上でキャップをそれぞれ保持する通路70、72
の上方端部で相互に摩擦係合し、かつキャビティ82の
上方にバッフル板を与えるキャップ74は、キャビティ
82の端部を調整するために仕切り66、68間に形成
された開口キャビティ上に延びているフランジ部分80
を有している。
【0020】ベント通路70、72の各々は、上方端部
に隣接してそれぞれのクロスポート84、82を備え、
それらの1つは、図2bにおいて実線で、図1において
は、両方のクロスポートが破線で示されている。ポート
84、86は、通路70、72から大気中に通じるキャ
ビティ82に燃料蒸気を通気させる。しかし、ポート8
4、86は、キャップ74のフランジ80によってバッ
フル調整される。燃料補給中、エアは、ベント通路7
0、72を介してキャビティ82からフィラーネックチ
ューブ12に流れることが可能である。
【0021】図4において、本発明の別の実施形態が参
照番号100で示されている。ここで、フィラーチュー
ブ12’は、ノズルの外側に係合するシール表面24’
を備える弾性環状シール20’が設けられた縮径のノズ
ルチューブ部分58’を有する。下方端部には、弾性シ
ールリムフランジ30’が設けられ、このフランジ上に
参照番号32’で示したフラッパーバルブがシールされ
る。フラッパー32’は、図4の閉位置において実線で
示され、また開位置において破線で示されている。
【0022】図4の実施形態100におけるベント通路
は、チューブ12’の内側壁に形成され、その一方は、
図4に参照番号70’で示され、かつチューブ12’の
内側に閉鎖される上方端部(第1端部)を有する。クロ
スポート84’は、チューブ12’の壁内に形成され、
通路70’を外部に連通させる。
【0023】さらに、図4において、ベント通路70’
の下方端部(第2端部)は、フランジシール30’とほ
ぼ同一の長手方向位置に終端しており、フラッパー3
2’は、その上に一対の弾性補助シール部材を備え、こ
のシール部材の一方が図4に参照番号88’で示されか
つベント通路70’の下側部分の上に配置されている。
同様の弾性シールが、それぞれ通路70、72を閉鎖す
るために、図3の実施形態のフラッパー32上にも設け
られ、参照番号88、90で示されている。
【0024】図4において、本発明の実施形態100の
例では、補助シール88’は、フラッパー32’に形成
された開口を貫通して形成した突起89によってフラッ
パー32’上に固定される。
【0025】図1ないし図3に示す実施態様10に関し
ても同様に、補助シール88は、フラッパー32に形成
された開口を貫通して形成した突起81によってフラッ
パー32’上に固定される。図4の実施形態100にお
いて、フィラーチューブ12’は、支持チューブ92内
に受入れられるように示され、このチューブには、穴を
設けて、この穴にフィラーチューブの外側に放出するた
めの通気用クロス通路が設けられている。
【0026】作動において、2つの実施形態10、10
0は、同一の方法で作動する。ノズルの端部がフラッパ
ー30、32'に接触するまで、ユーザがノズル22を
シール20、20'内に挿入するとき、また、図2bおよ
び図4で破線で示された開位置にフラッパー30、3
2'を下方に移動して、ユーザが、さらにノズルを挿入
するとき、リムシール30、30'とベント通路70、
72、70'を開く。
【0027】ノズル22を取り外すとき、補助シール8
8'、88、90は、リムシール30、30'上のフラッ
パーを閉じることによって、次に各々のベント通路を閉
じる。
【0028】本発明は、こうして、ノズル受入れチュー
ブの外側に平行関係に配置される補助ベント通路を設け
ることによってキャップレスの燃料タンク用フィラーネ
ックを通気または閉鎖するための唯一で新規な技術を提
供している。また、ベント通路は、ノズルトラップド
ア、またはフィラーネックに設けられたフラッパーバル
ブによって一般的に開閉される。
【0029】以上説明したように、本発明は、ここで説
明した実施形態に関して上記のように記載したが、その
特徴とする構成は、次の通りである。すなわち、車両用
燃料タンクの燃料補給中のスプレーバックを防止するた
めのフィラーチューブアセンブリにおいて、燃料タンク
に連結される第1端と、車両のアクセスポートを介して
燃料補給するために開いた、前記第1端の反対側にある
第2端とを有するフィラー通路を形成するチューブ構造
体と、このチューブ構造体が、前記フィラー通路に沿っ
て配置され、かつ大気と連通する第1端部と、前記タン
クと連通する第2端部とを有しているベント通路を形成
していることと、前記フィラーチューブ内に第1環状シ
ールを形成し、このシールが前記フィラーチューブに燃
料補給用ノズルを挿入するときにこのノズルの周囲をシ
ールするために作動可能となり、さらに、前記第1シー
ルと前記タンクの間の前記フィラー通路に沿って配置さ
れる第2環状シールを形成する弾性構造体と、前記チュ
ーブ構造体に関して移動可能に配置され、前記第2環状
シールの周囲をシールするように作動可能な第1シール
表面と、前記ベント通路の第2端部の周囲をシールする
ために作動可能な第2シール表面とを備える弁部材とを
含んでおり、前記フィラー通路の第2端内に前記燃料補
給用ノズルを挿入するとき、前記ノズルが前記第1環状
シールによってその周囲を最初にシールされ、さらに続
けて前記ノズルを前記フィラー通路に挿入するとき、前
記弁部材は、最初前記第2環状シールをシールしない
で、また、前記ベント通路の第2端部をシールしないで
次第に移動し、前記タンクが十分なレベルに充填された
とき、燃料が前記ベント通路の第1端部を介して放出す
るための前記ベント通路に入り、前記フィラー通路から
前記燃料補給用ノズルを引き出すとき、前記第1シール
表面が前記フィラー通路の第1端部を閉鎖する前に、前
記第2シール表面が前記ベント通路の第2端部を閉鎖す
ることを含んでいる。
【0030】このような構成において、本発明は、修正
および変更が可能であり、特許請求の範囲によってのみ
制限されることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィラーチューブアセンブリにおける
ノズル受入れ端部の上面図である。
【図2】図2aは、図1の2a‐2a線に沿って見た断面
図であり、図2bは、図1の2b‐2b線に沿って見た断
面図である。
【図3】図3は、図1のフィラーチューブの底面図であ
る。
【図4】本発明の別の実施形態を示す図2aと同様な断
面図である。
【図5】図1の実施形態のための樹脂製バッフルインサ
ートの斜視図である。
【符号の説明】
10、100 フィラーチューブアセンブリ 12 チューブ 20 環状シール 22 ノズル 30 弾性環状リップ 32 フラッパー 34 上部表面 42、44 突起 50 リリーフ弁 58 筒状領域 70、72 ベント通路 76、78 突起 80 フランジ部分 82 キャビティ 88、90 弾性シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用燃料タンクの燃料補給中のスプレー
    バックを防止するためのフィラーチューブアセンブリに
    おいて、 (a) 前記燃料タンクに連結される第1端と、車両のア
    クセスポートを介して燃料補給するために開いた、前記
    第1端の反対側にある第2端とを有するフィラー通路を
    形成するチューブ構造体と、 (b) このチューブ構造体が、前記フィラー通路に沿っ
    て配置され、かつ大気と連通する第1端部と、前記タン
    クと連通する第2端部とを有しているベント通路を形成
    していることと、 (c) 前記フィラーチューブ内に第1環状シールを形成
    し、このシールが前記フィラーチューブに燃料補給用ノ
    ズルを挿入するときにこのノズルの周囲をシールするた
    めに作動可能となり、さらに、前記第1シールと前記タ
    ンクの間の前記フィラー通路に沿って配置される第2環
    状シールを形成する弾性構造体と、 (d) 前記チューブ構造体に関して移動可能に配置さ
    れ、前記第2環状シールの周囲をシールするように作動
    可能な第1シール表面と、前記ベント通路の第2端部の
    周囲をシールするために作動可能な第2シール表面とを
    備える弁部材とを含んでおり、 前記フィラー通路の第2端内に前記燃料補給用ノズルを
    挿入するとき、前記ノズルが前記第1環状シールによっ
    てその周囲を最初にシールされ、さらに続けて前記ノズ
    ルを前記フィラー通路に挿入するとき、前記弁部材は、
    最初前記第2環状シールをシールしないで、また、前記
    ベント通路の第2端部をシールしないで次第に移動し、 前記タンクが十分なレベルに充填されたとき、燃料が前
    記ベント通路の第1端部を介して放出するための前記ベ
    ント通路に入り、前記フィラー通路から前記燃料補給用
    ノズルを引き出すとき、前記第1シール表面が前記フィ
    ラー通路の第1端部を閉鎖する前に、前記第2シール表
    面が前記ベント通路の第2端部を閉鎖することを特徴と
    するフィラーチューブアセンブリ。
  2. 【請求項2】弁部材は、前記チューブ構造体上で旋回運
    動するために取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載のフィラーチューブアセンブリ。
  3. 【請求項3】第2シール表面は、移動可能な弁部材に設
    けられた弾性シール部材上に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のフィラーチューブアセンブリ。
  4. 【請求項4】第2環状シールは、可撓性の環状リップを
    含むことを特徴とする請求項1記載のフィラーチューブ
    アセンブリ。
  5. 【請求項5】複数のベント通路をさらに含み、第2シー
    ル表面の一方が前記ベント通路の各々の第2端部を閉鎖
    するために配置されていることを特徴とする請求項1記
    載のフィラーチューブアセンブリ。
  6. 【請求項6】ベント通路は、フィラー通路と間隔を置い
    てほぼ平行配列で配置されていることを特徴とする請求
    項1記載のフィラーチューブアセンブリ。
  7. 【請求項7】第1,第2環状シールは、1つの部品構成
    で一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のフィラーチューブアセンブリ。
  8. 【請求項8】ユーザーが操作する分配ノズルから車両用
    燃料タンクへの燃料補給中におけるスプレーバックを制
    御する方法であって、 (a) 燃料タンクのフィラーチューブに第1シールを配
    置し、かつ前記フィラーチューブ内にユーザが挿入する
    とき、分配ノズルの回りをシールし、 (b) 前記第1シールとタンクの間のフィラーチューブ
    に移動可能な弁部材を配置し、かつ前記フィラーチュー
    ブを閉鎖する位置に前記弁部材を付勢し、さらにユーザ
    が第1シールを通り越して前記分配ノズルをさらにユー
    ザが挿入すると、前記ノズルとともに前記弁部材を移動
    し、 (c)前記フィラーチューブの内部とベント通路を大気に
    連通させ、前記ベント通路を閉鎖するシールを配置し、
    さらに前記ノズルをユーザがさらに挿入したとき前記シ
    ールを前記弁部材とともに移動して、前記ベント通路を
    開く、各工程を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】弁部材を配置する工程は、フィラーチュー
    ブ上の弁部材を旋回させることを含んでいる請求項8記
    載の方法。
  10. 【請求項10】ベント通路を配置する工程は、分配ノズ
    ル用の第1ベント通路とこれに間隔を置いて平行に配列
    される第2ベント通路を含むチューブを形成することを
    特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】弁部材を配置する工程は、移動可能な弁
    部材に、補助的な圧力リリーフ弁を配置することを特徴
    とする請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】シール部材を移動する工程は、ベント通
    路を閉鎖し、かつフィラーチューブから前記分配ノズル
    をユーザが取り除く時、弁部材を閉鎖位置に移動するこ
    とを含んでいる請求項8記載の方法。
JP2000189215A 1999-06-30 2000-06-23 燃料タンク用フィラーチューブアセンブリ Expired - Fee Related JP4775677B2 (ja)

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