JP2000079823A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JP2000079823A
JP2000079823A JP1049699A JP1049699A JP2000079823A JP 2000079823 A JP2000079823 A JP 2000079823A JP 1049699 A JP1049699 A JP 1049699A JP 1049699 A JP1049699 A JP 1049699A JP 2000079823 A JP2000079823 A JP 2000079823A
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port
pressure
fuel
relief valve
valve
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Katsuyuki Kido
克之 木戸
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Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】給油ガンのオートストップ機構が故障した際の
燃料タンク内圧の上昇を抑制すると共に、燃料タンクが
変形した際の燃料流出のおそれを防止する。 【解決手段】インレットパイプ10の外筒12の外側に
は、ダイヤフラム式リリーフ弁36が配設されており、
リリーフ弁36の第1ポート36Aは、メカニカルシー
ル19の下部となる部位に穿設された連通孔38に接続
されている。リリーフ弁36の第2ポート36Bは車体
外部に達しており、リリーフ弁36の第3ポート36C
はメカニカルシール19の上部となる部位に穿設された
貫通孔46に接続されている。給油中にタンク内圧が所
定圧力より大きくなり、リリーフ弁36の開弁圧を越え
ると、リリーフ弁36の弁体50が移動し、第1ポート
36Aと第2ポート36Bとが連通するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクに関
し、特に、燃料蒸発ガス排出防止装置を備え自動車等の
車両に装備される燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される燃料
タンクおいては、燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガス
(ベーパ)をキャニスタに吸着させる燃料蒸発ガス排出
防止装置を備えた燃料タンクがあり、その一例が実開平
4−80716号公報に記載されている。
【0003】図6に示される如く、この燃料タンク70
においては、フィラーパイプ(インレットパイプ)72
の燃料給油口72Aに、メカニカルシール74を設け、
給油時に、燃料給油口72Aから燃料蒸発ガスが排出さ
れるのを防止している。
【0004】また、この燃料タンク70においては、メ
カニカルシール74の下方近傍となるインレットパイプ
72の内周部にブリーザ通路76の一方の端部76Aが
連結されている。このブリーザ通路76の他方の端部7
6Bは、キャニスタ78に連結されており、給油中に給
油ガン80の先端付近が負圧になった場合には、図6に
矢印Aで示される如く、大気がこの負圧部へ、キャニス
タ78、ブリーザ通路76を介して導かれ、給油ガン8
0のオートストップ機構の誤動作を防止するようになっ
ている。一方、満タン時に燃料タンク70内の圧力が一
時的に正圧に成った場合には、図6に矢印Bで示される
如く、正圧がフィラーパイプ72、ブリーザ通路76、
及びキャニスタ78を通って大気に逃がされるが、この
時ベーパはキャニスタ78に吸着され、従来のように直
接大気に放出されることがない。更に、低流量下のベー
パの逆流も、ブリーザ通路76、及びキャニスタ78を
通って大気に逃がされると同時に、ベーパはキャニスタ
78に吸着されるようになっている。
【0005】また、この燃料タンク70においては、給
油ガンのオートストップ機構が故障し、燃料タンク70
内の圧力が上昇した場合には、図6に矢印Bで示される
如く、ベーパ及び燃料がフィラーパイプ72、ブリーザ
通路76、及びキャニスタ78を通って外部に逃がされ
る。この結果、燃料タンク内圧の上昇を抑制できるた
め、燃料タンクが過剰内圧により悪影響を受けるのを防
止できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料タンク70では、車両走行時の衝突等によって、燃料
タンク70が変形した場合には、燃料が図6に矢印Bで
示される如く、インレットパイプ72、ブリーザ通路7
6を介してキャニスタ78に流れ込み、キャニスタ78
に流入した燃料が流出するおそれがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、給油ガンのオ
ートストップ機構が故障した際の燃料タンク内圧の上昇
を抑制できると共に、燃料タンクが変形した際の燃料流
出のおそれを防止できる燃料タンクを提供することが目
的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
燃料タンクは、インレットパイプ内のメカニカルシール
のタンク側に連通された第1ポートと、タンク外部と連
通する第2ポートと、前記インレットパイプ内のメカニ
カルシールの給油口側と連通する第3ポートと、前記第
1ポートの圧力が前記第3ポートの圧力より大きくな
り、その差が所定値を越えた場合に、開弁し前記第1ポ
ートと前記第2ポートとを連通する弁体と、を備えたダ
イヤフラム式リリーフ弁を有することを特徴とする。
【0009】従って、燃料給油時、給油ガンのオートス
トップ機構が故障した場合には、燃料タンクに所定量以
上の燃料が流れ込み、インレットパイプ内のメカニカル
シールのタンク側に連通された第1ポートの圧力が上昇
する。一方、第3ポートは、略大気圧となっているイン
レットパイプ内のメカニカルシールの給油口側と連通さ
れている。この結果、第1ポート側の圧力が第3ポート
の圧力より大きくなり、その差が所定値を越えて、弁体
が開弁し第1ポートと第2ポートとが連通する。このた
め、タンク内の圧力及び燃料をタンク外部に逃がすこと
ができる。また、フューエルキャップを閉めた状態で
は、第1ポート側の圧力と第3ポート側の圧力とが同圧
になっているため、燃料タンクが変形したり反転した場
合にも弁体は開弁せず燃料流出のおそれを防止できる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクにおいて、前記ダイヤフラム式リリーフ弁
に、前記第1ポートの圧力が前記第3ポートの圧力より
小さくなり、その差が所定値を越えた場合に、開弁し前
記第1ポート側と前記第3ポート側とを連通する負圧弁
を設けたことを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の内容に加えて、給
油中に給油ガンの先端部が位置するインレットパイプ内
のメカニカルシールのタンク側に連通された第1ポート
近傍の圧力が、インレットパイプ内のメカニカルシール
の給油口側と連通する第3ポートの圧力より小さくな
り、その差が所定値を越えた場合に、負圧弁が開弁し、
第1ポート側と第3ポート側とが連通する。この結果、
給油中に給油ガンの先端部が位置する第1ポート近傍の
圧力が、所定圧力より小さくなるのを防止することがで
きる。このため、給油ガンの先端部に配設した負圧検知
部が、給油中の負圧を検知し給油停止となるのを防止で
きる。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクにおいて、前記第2ポートを前記メカニカル
シールとフューエルリッドとの間の部位に連通したこと
を特徴とする。
【0013】従って、請求項1記載の内容に加えて、燃
料給油時、給油ガンのオートストップ機構が故障した場
合には、燃料タンクに所定量以上の燃料が流れ込み、イ
ンレットパイプ内のメカニカルシールのタンク側に連通
された第1ポートの圧力が上昇する。一方、第3ポート
は、略大気圧となっているインレットパイプ内のメカニ
カルシールの給油口側と連通されている。この結果、第
1ポート側の圧力が第3ポートの圧力より大きくなり、
その差が所定値を越えて、弁体が開弁し第1ポートと第
2ポートとが連通する。このため、タンク内の圧力及び
燃料を給油作業者の近傍となるメカニカルシールとフュ
ーエルリッドとの間の部位から、大気中に逃がすことが
できる。従って、給油作業者は、タンク内の圧力及び燃
料の逃げが始まったことに気づき易く、給油ガンの故障
に対して素早く対処できる。また、フューエルリッドを
閉じることで、第2ポートの連通部位が見えなくなるの
で、フューエルリッド閉時の車体側面部の外観品質を損
なうこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料タンクの第1実
施形態を図1〜図3を用いて説明する。
【0015】なお、図中矢印UPは車両上方方向を示
し、図中矢印INは車幅内側方方向を示している。
【0016】図2に示される如く、本実施形態では、イ
ンレットパイプ10の給油口側端部が、外筒12と、こ
の外筒12の内側に配設された内筒14とで構成されて
いる。外筒12の下端部12Aには、インレットパイプ
10の本体部15が連結されており、外筒12の上端部
12Bには、内筒14の中間部14Aが溶着されてい
る。
【0017】内筒14の上端部14Bの近傍内側には、
ネジ部16が形成されており、このネジ部16にフュー
エルキャップ18が螺合可能となっている。一方、内筒
14の下端部14Cの近傍は縮径されており、その内周
部には、メカニカルシール19が配設されている。
【0018】外筒12の上端部12Bと内筒14の中間
部14Aとの溶着部及びその近傍の外周部は、スペーサ
ー20を介して筒状のシールド22に支持されており、
シールド22の車両内側端部22AのOリング形状部2
4が、スペーサー20の外周部に接している。
【0019】シールド22は、車両のインナパネル26
に穿設された取付穴26Aと車両のアウタパネル28に
穿設された取付穴28Aとに架設されており、シールド
22の内側に、内筒14の上端部14B及びフューエル
キャップ18が配設されている。アウタパネル28の取
付穴28Aは、凹部30内に形成されており、凹部30
には、開閉可能なフューエルリッド32が配設されてい
る。
【0020】外筒12の下端部12Aの外側には、ダイ
ヤフラム式リリーフ弁36が配設されており、このリリ
ーフ弁36の第1ポート36Aは、外筒12の下端部1
2Aに穿設された連通孔38に接続されている。また、
リリーフ弁36の第2ポート36Bには、チューブ40
が連結されており、このチューブ40は、車体外部、例
えば車体下部等に達している。さらに、リリーフ弁36
の第3ポート36Cは、ジョイント42を介してパイプ
44の一端に連通されている。このパイプ44の他端
は、外筒12の上端部12Bと内筒14の中間部14A
との溶着部に穿設された貫通孔46に接続されている。
【0021】従って、リリーフ弁36の第1ポート36
Aの圧力P1は、タンク内圧となり、リリーフ弁36の
第2ポート36Bには、常時、外気圧P2が作用するよ
うになっている。また、リリーフ弁36の第3ポート3
6Cの圧力P3は、フューエルキャップ18が閉じられ
ている状態では、第1ポート36Aの圧力P1と同じタ
ンク内圧になるが、給油時には、フューエルキャップ1
8が開かれるため、外気圧となる。
【0022】また、リリーフ弁36の開弁圧Pは、所定
の圧力に設定されており、通常の給油時には、弁体50
が図2に示す位置にあって、第1ポート36Aと第2ポ
ート36Bとが遮断されている。
【0023】図3に示される如く、リリーフ弁36の弁
体50には、負圧弁54が配設されている。この負圧弁
54は、第1ポート36Aの圧力P1が第3ポート36
Cの圧力P3より小さくなり、その差が所定値を越えた
場合に、開弁し第1ポート36A側と3ポート36C側
を連通し、給油中に給油ガン60の先端部60Aが位置
する第1ポート36A近傍の圧力P1が、所定圧力より
小さくなるのを防止するようになっている。
【0024】なお、本実施形態では、図1に二点鎖線で
示されるように、ブリーザ通路64の一方の端部64A
が、外筒12の下端部12Aに連通しており、図示を省
略したブリーザ通路64の他方の端部が直接タンク内圧
を受ける部位に連結している。この結果、このブリーザ
通路64によっても、給油中に給油ガン60の先端部6
0Aが位置する第1ポート36A近傍の圧力P1が、所
定圧力より小さくなるのを防止する構成となっている。
【0025】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0026】図1に示される如く、燃料給油時には、フ
ューエルキャップ18が外され、油ガン60がインレッ
トパイプ10に挿入され、給油ガン60の先端部60A
がメカニカルシール19によって、シール状態とされた
後、給油が開始される。この時、リリーフ弁36の第1
ポート36Aの圧力P1は、タンク内圧となっており、
第3ポート36Cの圧力P3はフューエルキャップ18
が開かれるため、外気圧となる。また、リリーフ弁36
の開弁圧Pは、所定の圧力に設定されており、弁体50
が図2に示す位置にあって、第1ポート36Aと第2ポ
ート36Bとが遮断されている。
【0027】一方、給油中に、給油ガン50のオートス
トップ機構が故障した場合には、タンク内圧が上昇す
る。この際、タンク内圧が所定圧力より大きくなり、第
1ポート36Aの圧力P1が第3ポート36Cの圧力P
3より大きくなり、その差が所定値を越えると、図1に
示される如く、リリーフ弁36の弁体50が矢印A方向
へ移動する。この結果、第1ポート36Aと第2ポート
36Bとが連通状態となるため、タンク内圧、即ち、イ
ンレットパイプ内圧及び燃料を図1の矢印W1の経路に
沿って逃がすことができる。
【0028】また、図2に示される如く、フューエルキ
ャップ18を閉じている状態では、リリーフ弁36の第
1ポート36Aの圧力P1と第3ポート36Cの圧力P
3との双方がタンク内圧となるため、リリーフ弁36の
弁体50が矢印A方向へ移動することはない。この結
果、燃料タンクが変形したり反転した場合においても、
リリーフ弁36及びチューブ40を介して、燃料が流出
するおそれを防止できる。
【0029】また、本実施形態では、リリーフ弁36の
弁体50に、負圧弁54が配設されている。この結果、
給油中に給油ガン60の先端部60Aが位置するインレ
ットパイプ10内のメカニカルシール19のタンク側に
連通された第1ポート36Aの圧力P1が、インレット
パイプ10内のメカニカルシール19の給油口側と連通
する第3ポート36Cの圧力P3より小さくなり、その
差が負圧弁54の開弁圧を越えた場合には、リリーフ弁
36に配設された負圧弁54が開弁し、第1ポート36
A側と第3ポート36C側とが連通し、内圧を図3の矢
印W2の経路に沿って逃がすことができる。
【0030】この結果、給油中に給油ガン60の先端部
60Aが位置する第1ポート36A近傍の圧力P1が、
所定値より小さくなるのを防止することができる。この
ため、給油ガン60の先端部60Aに配設した負圧検知
部62が、給油中の負圧を検知し給油停止となるのを防
止できる。
【0031】次に、本発明に係る燃料タンクの第2実施
形態を図4を用いて説明する。
【0032】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】図4に示される如く、本実施形態では、リ
リーフ弁36の第2ポート36Bに連結された、チュー
ブ40の他方の端部40Aが、メカニカルシール19と
フューエルリッド32との間の部位となる、シールド2
2に形成された開口部22Bに連結されている。
【0034】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0035】本実施形態では、第1実施形態の作用に加
えて以下の作用がある。即ち、図4に示される如く、給
油中に、給油ガン50のオートストップ機構が故障しタ
ンク内圧が所定圧力より大きくなり、第1ポート36A
の圧力P1と第3ポート36Cの圧力P3との差が所定
値を越えた場合には、リリーフ弁36の弁体50が矢印
A方向へ移動する。この結果、第1ポート36Aと第2
ポート36Bとが連通状態となるため、タンク内圧、即
ち、インレットパイプ内圧及び燃料を、図4の矢印W1
の経路に沿って移動させ、チューブ40を介して給油作
業者の近傍となるシールド22に形成された開口部22
Bから、大気中に逃がすことができる。従って、給油作
業者は、チューブ40の他方の端部40Aが、給油作業
者から離れた部位に連結されている場合に比べて、タン
ク内の圧力及び燃料の逃げが始まったことに気づき易
く、給油ガンの故障に対して素早く対処できる。
【0036】また、本実施形態では、フューエルリッド
32を閉じることで、第2ポート36Bの連通部位とな
っているシールド22の開口部22Bが見えなくなるの
で、フューエルリッド閉時の車体側面部の外観品質を損
なうこともない。
【0037】なお、本実施形態では、リリーフ弁36の
第2ポート36Bに連結された、チューブ40の他方の
端部40Aを、メカニカルシール19とフューエルリッ
ド32との間の部位となる、シールド22に形成された
開口部22Bに連結したが、これに代えて、図5に示さ
れる如く、リリーフ弁36の第2ポート36Bに連結さ
れた、チューブ40の他方の端部40Aを、スペーサー
20のタンク側端部20Aに形成した開口部20Bに連
結し、スペーサー20と内筒14との間の隙間を通し
て、インレットパイプ内圧及び燃料(図5の矢印W1)
が、給油作業者の近傍となる内筒14の上端部14B近
傍から、大気中に逃げる構成としても良い。
【0038】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、リリーフ弁36の弁体
50に、負圧弁54を配設したが、これに代えて、弁体
50でないリリーフ弁36の他の部位に、負圧弁を設け
た構成としても良い。また、本実施形態では、負圧弁5
4を配設したが、これに代えて、負圧弁54を配設せ
ず、ブリーザ通路64のみを配設した構成としても良
い。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の燃料タンクは、
インレットパイプ内のメカニカルシールのタンク側に連
通された第1ポートと、タンク外部と連通する第2ポー
トと、インレットパイプ内のメカニカルシールの給油口
側と連通する第3ポートと、第1ポートの圧力が第3ポ
ートの圧力より大きくなり、その差が所定値を越えた場
合に、開弁し第1ポートと第2ポートとを連通する弁体
と、を備えたダイヤフラム式リリーフ弁を有するため、
給油ガンのオートストップ機構が故障した際の燃料タン
ク内圧の上昇を抑制できると共に、非給油時に燃料タン
クが変形した際の燃料流出のおそれを防止できるという
優れた効果を有する。
【0040】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクにおいて、ダイヤフラム式リリーフ弁に、第
1ポートの圧力が第3ポートの圧力より小さくなり、そ
の差が所定値を越えた場合に、開弁し第1ポート側と第
3ポート側とを連通する負圧弁を設けたため、請求項1
記載の効果に加えて、給油ガンのオートストップ機構の
誤動作による給油停止を防止できるという優れた効果を
有する。
【0041】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクにおいて、第2ポートをメカニカルシールと
フューエルリッドとの間の部位に連通したため、請求項
1記載の効果に加えて、給油ガンの故障に対して素早く
対処できるという優れた効果を有する。また、フューエ
ルリッド閉時の車体側面部の外観品質を損なうこともな
いという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る燃料タンクの要部
の給油状態に於けるリリーフ弁の開弁を示す側断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る燃料タンクの要部
のフューエルキャップを閉じた状態を示す側断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態に係る燃料タンクの要部
の給油状態に於ける負圧弁の開弁を示す側断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態に係る燃料タンクの要部
の給油状態に於けるリリーフ弁の開弁を示す側断面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態の変形例に係る燃料タン
クの要部の給油状態に於けるリリーフ弁の開弁を示す側
断面図である。
【図6】従来の実施形態に係る燃料タンクを示す側断面
図である。
【符号の説明】
10 インレットパイプ 12 外筒 14 内筒 18 フューエルキャップ 19 メカニカルシール 20 スペーサー 20B スペーサーの開口部(メカニカルシールとフ
ューエルリッドとの間の第2ポート連通部位) 22 シールド 22B シールドの開口部(メカニカルシールとフュ
ーエルリッドとの間の第2ポート連通部位) 32 フューエルリッド 36 ダイヤフラム式リリーフ弁 36A ダイヤフラム式リリーフ弁の第1ポート 36B ダイヤフラム式リリーフ弁の第2ポート 36C ダイヤフラム式リリーフ弁の第3ポート 40 チューブ 50 ダイヤフラム式リリーフ弁の弁体 54 負圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 301 B60K 15/02 L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インレットパイプ内のメカニカルシール
    のタンク側に連通された第1ポートと、 タンク外部と連通する第2ポートと、 前記インレットパイプ内のメカニカルシールの給油口側
    と連通する第3ポートと、 前記第1ポートの圧力が前記第3ポートの圧力より大き
    くなり、その差が所定値を越えた場合に、開弁し前記第
    1ポートと前記第2ポートとを連通する弁体と、 を備えたダイヤフラム式リリーフ弁を有することを特徴
    とする燃料タンク。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤフラム式リリーフ弁に、前記
    第1ポートの圧力が前記第3ポートの圧力より小さくな
    り、その差が所定値を越えた場合に、開弁し前記第1ポ
    ート側と前記第3ポート側とを連通する負圧弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 【請求項3】 前記第2ポートを前記メカニカルシール
    とフューエルリッドとの間の部位に連通したことを特徴
    とする請求項1に記載の燃料タンク。
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