JP2001047737A - インクジェット用記録媒体 - Google Patents

インクジェット用記録媒体

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JP2001047737A
JP2001047737A JP2000164861A JP2000164861A JP2001047737A JP 2001047737 A JP2001047737 A JP 2001047737A JP 2000164861 A JP2000164861 A JP 2000164861A JP 2000164861 A JP2000164861 A JP 2000164861A JP 2001047737 A JP2001047737 A JP 2001047737A
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JP2000164861A
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Kenichi Moriya
研一 森屋
Mamoru Sakaki
守 坂木
Masato Katayama
正人 片山
Michio Araki
道雄 荒木
Satoshi Kojima
聰 児島
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Canon Inc
New Oji Paper Co Ltd
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NIPPON PUNCH CARD KOGYO KK
Canon Inc
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を分離するハーフカットラインであ
るミシン目が折れる、あるいはミシン目がプリンタ内で
搬送中に切れるといった搬送不良を起こさない安定した
搬送性を得ることが可能な記録媒体を提供すること。 【解決手段】 MD方向に形成された少なくとも1本の
ハーフカットライン(2)と、MD方向に垂直な少なく
とも1本のハーフカットライン(3)が設けられている
インクジェット用記録媒体において、これらのハーフカ
ットラインはカット部とアンカット部が連続したミシン
目状であり、上記ハーフカットライン(2)のアンカッ
ト部の長さ(β)がハーフカットライン(3)のアンカ
ット部の長さ(β’)よりも長いことを特徴とするイン
クジェット用記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録に好適に用いられる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在広く普及している多くのインクジェ
ットプリンタは、インクジェット用記録媒体(以下単に
「記録媒体」という)の供給先端部および左右端部、さ
らには後端部に非印刷領域が必然的に生じる。これらの
非印刷領域は、記録媒体をプリンタ内部において安定的
に搬送する、あるいはプリンタ内部をインクによって汚
さないために必要な領域であり、現在では不可避的に発
生する領域である。
【0003】さらに、プリンタの種類によっては、記録
媒体の先端部と後端部との非印刷領域の大きさを同一と
することができない。または両者の大きさを同一とする
と極めて広い非印刷領域が残ってしまう。例えば、記録
媒体の供給後端部において一定領域の非印刷領域が不可
避的に発生してしまう場合、記録媒体の一部に広い非印
刷領域が残る。一般的な構造のプリンタにおいて、この
不可避的に発生する非印刷領域の幅は10〜20mm程
度である。この非印刷領域のために、印刷物の印刷領域
が記録媒体の中心部分からずれ、印刷物の美観、意匠性
および付加価値を低下させてしまう。また、先端部に生
ずる非印刷領域を後端部に生ずる非印刷領域に合せる
と、印刷領域を記録媒体の中心部に存在させることはで
きるものの、先端部および後端部に不自然に広い非印刷
領域を作ってしまい、印刷物の美観、意匠性および付加
価値を低下させてしまう。特開平10−166748号
公報には、記録媒体を2つ以上に容易に分離するハーフ
カットラインを用いて、非印刷領域を容易かつ自由に設
定でき、場合によって非印刷領域を無くしてしまうこと
が可能な記録媒体が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−16
6748号公報に開示されている記録媒体は、記録媒体
を2つ以上に容易に分離することはできるものの、その
分離し易さ、および分離部分の奇麗さという点で決して
満足できるものではないという課題がある。従って本発
明の目的は、上記従来の問題点を解決し、さらに記録媒
体を分離するハーフカットラインであるミシン目が折れ
る、あるいはミシン目がプリンタ内で搬送中に切れると
いった搬送不良を起こさない安定した搬送性を得ること
が可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、MD方向に形成
された少なくとも1本のハーフカットライン(分離手
段)(以下単にカットラインという)(2)と、MD方
向に垂直な少なくとも1本のカットライン(3)が設け
られている記録媒体において、これらのカットラインは
カット部とアンカット部が連続したミシン目状であり、
上記カットライン(2)のアンカット部の長さ(β)が
カットライン(3)のアンカット部の長さ(β’)より
も長いことを特徴とする記録媒体を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面に示す好ましい実施の形
態を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。図1、2及
び3は、本発明の記録媒体の好ましい実施形態を示す図
である。なお、本発明においていう「MD方向」とは、
紙の抄紙方向(Machine Direction)
を意味している。図1において、記録媒体1には、カッ
トライン2および3が設けてある。このカットライン2
および3は、図4に示すように記録媒体1をそのカット
ラインに沿って容易に分離できるカット部(α,α’)
とアンカット部(β,β’)が連続したミシン目状であ
り、画像形成部4と切離部5〜8とを容易に分離するこ
とを可能にする。本発明においていう「容易に分離可
能」とは、一切の治具を使用せずとも人の手のみで容易
に切り離すことが可能であることを意味する。
【0007】本発明の記録媒体1におけるカットライン
2および3は、図4に図解的に示すように、カット部
α,α’とアンカット部β,β’が点線状に連続的に形
成されたミシン目形状であり、上記カットライン2がM
D方向と平行であり、かつカットライン3がMD方向に
垂直である場合、カットライン3のアンカット部β’の
長さがカットライン2のアンカット部βの長さとは異な
る、即ち、カットライン2のアンカット部βの長さがカ
ットライン3のアンカット部β’の長さよりも長いこと
を特徴としている。このように記録媒体の基材を構成す
るパルプ繊維の配向性の影響を考慮し、MD方向に垂直
なカットライン3のアンカット部β’の長さを短くする
ことにより、カットライン2及び3に沿って記録媒体を
分離する時、その分離の容易さを平均化し、かつ分離し
た後の分離端部を綺麗に直線状にすることができる。
【0008】本発明において、カットラインの「カット
部αまたはα’」とは、切れ込みの入っている(穴の空
いている)部分のことをいい、「アンカット部βまたは
β’」とは、切れ込みの入っていない(穴の空いていな
い)部分のことをいう。つまり、本発明でいう「カット
部αまたはα’/アンカット部βまたはβ’の比率」と
は、上記した「カット部αまたはα’」と「アンカット
部βまたはβ’」の長さの比率である。また、カット部
は、記録媒体の全厚を貫通する切り込みでもよいし、記
録媒体の全厚を貫通しない切り込みでもよいが、分離の
し易さから全厚を貫通する切り込みが好ましい。
【0009】記録媒体のMD方向に平行なカットライン
2のアンカット部βと、MD方向に垂直なカットライン
のアンカット部β’の長さが同じである場合、基材を構
成するパルプ繊維の配向性の影響を受け、何れかの辺の
カットラインに不都合が生じる。例えば、端部の分離の
し易さ、分離部分の奇麗さ、良好な搬送性といった点で
最適化したMD方向に平行なカットライン2のアンカッ
ト部βの長さを、MD方向に垂直なカットライン3のア
ンカット部β’の長さと等しくした場合、MD方向に垂
直な方向は、MD方向に平行な方向に比べ、基材を構成
するパルプ繊維の配向に垂直であるため、MD方向に垂
直なカットラインを分離した際に、バリ、紙ケバ(ミシ
ン目アンカット部の跡)が残り、見た目汚くなり、付加
価値の高い印刷物を得ることができない。
【0010】一方、端部の分離のし易さ、分離部分の奇
麗さ、良好な搬送性といった点で最適化したMD方向に
垂直なカットライン3のアンカット部β’の長さを、M
D方向に平行なカットライン2のアンカット部βの長さ
と等しくした場合、MD方向に平行な方向はMD方向に
垂直な方向に比べ基材を構成するパルプ繊維の配向に平
行であるため、MD方向に平行なカットラインが、非常
に切れ易く、記録媒体の製造中カットラインに沿って切
れてしまい記録媒体の歩留まりが上がらない、あるいは
プリンタ搬送中にカットラインに沿って切れてしまい、
意図した正常な画像を形成できない、記録媒体が紙ジャ
ムを起こしプリンタを壊すなどの問題を起こす。
【0011】カットラインのアンカット部β,β’の長
さは、0.18mm以上0.25mm以下であることが
好ましい。アンカット部β,β’の長さが短かすぎる場
合には、記録媒体が非常に切れ易く、記録媒体の歩留ま
りが上がらない場合がある。あるいはプリンタ内で搬送
中にカットラインに沿って記録媒体が切れてしまい、意
図した正常な画像を印刷できない、記録媒体が紙ジャム
を起こしプリンタを壊すなどの問題を起こす場合があ
る。一方、アンカット部が長すぎる場合には、バリ、紙
ケバ(カットラインのアンカット部の跡)が残る場合が
ある。
【0012】カット部/アンカット部の長さの比率は
1.3〜1.7の範囲にあることがより好ましい。カッ
ト部/アンカット部の長さの比率が小さすぎる場合に
は、バリ、紙ケバ(ミシン目アンカット部の跡)が残る
場合がある。カット部/アンカット部の長さの比率が大
きすぎる場合には、カットラインに沿って記録媒体が非
常に切れ易く、歩留まりが上がらない場合がある。ある
いはプリンタ搬送中に記録媒体が切れてしまい意図した
正常な画像を印刷できない、記録媒体が紙ジャムを起こ
しプリンタを壊すなどの問題を起こす場合がある。カッ
トライン2および3の形成は、カットラインに沿って分
離後に、分離端部にバリの生じにくいマイクロミシンに
よって形成されることが好ましい。形成方法自体は、従
来より公知の方法でよい。
【0013】上記構成の本発明の記録媒体は、インクジ
ェットプリンタに通常の記録媒体と同様に供給される。
ここで、記録媒体1の切離部5、6は、不可避的に生じ
てしまう広い非印刷領域に対応するように、さらに印刷
する際に記録媒体の上下の判別を不要とするために、上
記した非印刷領域の幅を加味し、かつ切離部5、6が同
じ大きさであることが好ましい。切離部5〜8は、後で
切り離される部分であることから、予め色、模様、注意
書きなどを印刷しておき、プリンタへの供給方向が適正
なものとなるよう注意を促すことも可能である。上記し
たように、この切離部5〜8は後で切り離されるもので
あることから、色、模様、注意書きなどの印刷は、最終
的な印刷物には何ら影響を与えることはない。
【0014】図2は、上記の記録媒体に、画像形成部4
に余白が生じないように印刷を行った状態を示す図であ
る。この態様においては、記録媒体1のカットライン
2、3の周囲に印刷領域9が印刷される。カットライン
2、3の周囲の幅は、その辺ごとに異なるものとなって
もよいが、全て同一の所定幅または上下および左右がそ
れぞれ異なる所定幅とし、画像形成部4が視覚的にバラ
ンスの取れたものとされるのが好ましい。印刷領域およ
び非印刷領域の設定は、上記のようにカットライン2、
3の位置の設定によって行うことができるとともに、印
刷される画像情報を処理することで行うことも可能であ
る。
【0015】次に印刷が行われた記録媒体1から、切離
部5〜8をカットライン2、3に沿って切り離す。切り
離しは、人の手で容易に行うことができる。例えば、カ
ットライン2に沿って複数回屈曲させることで、極めて
容易に分離することができる。好ましくは、印刷面とは
反対の面に1回屈曲させ、極めて容易に分離部分が奇麗
に分離することができる。
【0016】図3は、上記のような手段により得られた
印刷物を模式的に表したものである。図3に示されるよ
うに、切離部5〜8が切り離された印刷物4は、非印刷
領域のない良好な外観を有し、極めて銀塩写真に類似し
た構成となり、付加価値の高い印刷物が得られる。
【0017】本発明の記録媒体は、一般的に記録媒体に
設けられる光沢層および/またはインク受容層を有する
ものであってもよい。本発明の好ましい実施形態によれ
ば、記録媒体が基材の片面に光沢層および/またはイン
ク受容層を有するものであり、カットライン2、3が点
線状の切り込みである。より好ましくは、極めて銀塩写
真に類似した手触り、質感で高付加価値の印刷物を得る
という点で、光沢層および/またはインク受容層の反対
面に樹脂被覆層が設けてある。
【0018】樹脂被覆層に用いられる樹脂材料として
は、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの熱可塑性
樹脂が好ましく、中でも溶融押出コーティング性の点か
らポリオレフィン系樹脂がさらに好ましい。また、電子
線硬化樹脂で被覆してもよい。好ましく用いられるポリ
オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテン、ポリペンテン等のホモポリマー、エ
チレン−ブチレン共重合体などのα−オレフィンの2つ
以上から成る共重合体およびこれらの混合物であるが、
特に溶融押出コーティング性および基紙との接着性の点
からポリエチレン系樹脂が特に好ましい。それらのポリ
エチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、エチレンとプロピレン、ブチレン等のα−オ
レフィンとの共重合体、カルボキシ変性ポリエチレン等
およびこれらの混合物を単独にあるいは混合して有利に
使用できる。
【0019】本発明において、樹脂被覆層は、走行する
原紙上に、加熱溶融したポリオレフィン樹脂を流延す
る、いわゆる溶融押出コーティング法、またはポリオレ
フィン樹脂エマルジョンを塗工するエマルジョン塗工法
等により製造される。押出コーティング法による時は、
樹脂と原紙との接着性を向上させるために、樹脂を原紙
に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理等の
活性化処理を施すことが好ましい。エマルジョン塗工法
による時は、塗工後にカレンダー処理等を施して表面を
平滑化することが好ましい。本発明における樹脂被覆層
の厚みとしては、特に制限はないが、一般に5〜50μ
mの厚みが適当である。
【0020】記録媒体にカットラインを入れる際には、
光沢層および/またはインク受容層を構成する成分が粉
体となって落ち、記録媒体およびプリンタ内部を汚す恐
れがあるため、光沢層および/またはインク受容層とは
反対の面よりカットライン加工されているのが好まし
い。本発明の記録媒体が、基材の両面にインク受容層お
よび/またはインク受容層を有するものである場合、カ
ットライン2、3は、光沢層またはインク受容層からの
粉落ちが少ない側から加工されているのが好ましい。
【0021】本発明の好ましい実施形態として、記録媒
体1をシールの形状としてもよい。具体的には、印刷面
とは反対側の面に、粘着層とその上に剥離紙とを積層し
て形成される。記録媒体への印刷後、カットラインによ
って分離容易な部分を切り取り、剥離紙を除き、印刷物
を任意の面に接着することができる。なお、粘着層およ
び剥離紙の存在がカットラインの機能の発揮に障害とな
らないことはいうまでもない。例えば、適当なカットラ
インを、記録媒体のカットラインに対応させて、粘着層
および剥離紙にも設けることが可能である。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 〔記録媒体の作成〕市販の記録媒体(製品名:GP−3
01、販売メーカー:キヤノン販売(株))を横150
mm、縦200mmの大きさに断裁し、図1のように光
沢面とは反対の面よりミシン目加工してハーフカットラ
インを形成した。MD方向は、短辺と平行となるように
した。ミシン目加工に使用したマイクロミシン歯は以下
のようにした。尚、ハーフカットラインのカット部は、
記録媒体の全厚を貫通するものであった。
【0023】<実施例1> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.35mm/0.23mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.30mm/0.20mm
【0024】<実施例2> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.34mm/0.21mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.24mm/0.18mm
【0025】<実施例3> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.42mm/0.25mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.26mm/0.19mm
【0026】<比較例1> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.35mm/0.23mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.35mm/0.23mm
【0027】<比較例2> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.30mm/0.20mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.35mm/0.23mm
【0028】<比較例3> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.20mm/0.15mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.30mm/0.20mm
【0029】<比較例4> MD方向に平行なミシン目:カット部(α)/アンカッ
ト部(β)=0.35mm/0.23mm MD方向に垂直なミシン目:カット部(α’)/アンカ
ット部(β’)=0.50mm/0.30mm
【0030】<評価基準>印刷には、製品名:BJC−
430J(販売メーカー:キヤノン販売(株))を使用
し、DUTY100%のブラックを印刷した。 (1.分離し易さ)MD方向に平行なミシン目、および
MD方向に垂直なミシン目のそれぞれについて以下のよ
うな試験を行った。ミシン目に沿って、記録媒体を光沢
面とは反対の面に向かって1回折り、印刷部分でもミシ
ン目を境に容易に分離できたものをA、印刷部分は容易
に分離できないが、未印刷部は容易に分離できたものを
B、印刷部、未印刷部ともに容易に分離できないものを
Cとした。その結果を表1にまとめて示した。
【0031】(2.分離部の奇麗さ)印刷部分のミシン
目に沿って分離後、分離部を目視距離25cmで観察
し、分離部に、バリ、ケバが目立たないものをA、光沢
面の一部に脱落が認められるものをC、それらの中位の
ものをBとした。その結果を表1にまとめて示した。
【0032】(3.搬送性)印刷を行う際に、給紙が何
の問題もなく、搬送中に記録媒体がジャムなど発生しな
かったものをA、ミシン目部が弱く、ミシン目が折れて
しまいオートシートフィーダーにセットしづらかった
り、給紙され難かったものをB、給紙時にミシン目が切
れたり、搬送中にジャムが発生したものをCとした。そ
の結果を表1にまとめて示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、記録媒体を
分離するハーフカットラインであるミシン目が折れる、
あるいはミシン目がプリンタ搬送中に切れるといった搬
送不良を起こさない安定した搬送性を得ることが可能な
記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体の構成を説明する図。
【図2】図1の記録媒体に画像を形成した状態を説明す
る図。
【図3】図2の記録媒体の周辺を切り離した状態を説明
する図。
【図4】カットラインのカット部とアンカット部との関
係を説明する図。
【符号の説明】
1:記録媒体 2:カットライン 3:カットライン 4:画像形成部 5〜8:切離部 9:印刷領域 α、α’:カット部 β、β’:アンカット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森屋 研一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 坂木 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 片山 正人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 荒木 道雄 東京都中央区銀座4−7−5 王子製紙株 式会社内 (72)発明者 児島 聰 東京都豊島区巣鴨4−28−9 日本パンチ カード工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MD方向に形成された少なくとも1本の
    ハーフカットライン(2)と、MD方向に垂直な少なく
    とも1本のハーフカットライン(3)が設けられている
    インクジェット用記録媒体において、これらのハーフカ
    ットラインはカット部とアンカット部が連続したミシン
    目状であり、上記ハーフカットライン(2)のアンカッ
    ト部の長さ(β)がハーフカットライン(3)のアンカ
    ット部の長さ(β’)よりも長いことを特徴とするイン
    クジェット用記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ハーフカットラインのカット部の深
    さが、記録媒体の全厚に至るものである請求項1に記載
    のインクジェット用記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ハーフカットラインのカット部の深
    さが、記録媒体の全厚に至らない深さである請求項1に
    記載のインクジェット用記録媒体。
  4. 【請求項4】 アンカット部の長さが、0.18mm以
    上0.25mm以下である請求項1に記載のインクジェ
    ット用記録媒体。
  5. 【請求項5】 カット部/アンカット部の長さの比率
    が、1.3〜1.7の範囲である請求項1に記載のイン
    クジェット用記録媒体。
  6. 【請求項6】 記録媒体が基材の片面に光沢層および/
    またはインク受容層を有する請求項1に記載のインクジ
    ェット用記録媒体。
  7. 【請求項7】 光沢層および/またはインク受容層の反
    対面に樹脂被覆層を有する請求項6に記載のインクジェ
    ット用記録媒体。
  8. 【請求項8】 記録媒体が基材の両面に光沢層および/
    またはインク受容層を有し、前記ハーフカットラインが
    光沢層またはインク受容層からの粉落ちが少ない側より
    設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のイ
    ンクジェット用記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017177784A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017177784A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート

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