JP2001047680A - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

Info

Publication number
JP2001047680A
JP2001047680A JP11228884A JP22888499A JP2001047680A JP 2001047680 A JP2001047680 A JP 2001047680A JP 11228884 A JP11228884 A JP 11228884A JP 22888499 A JP22888499 A JP 22888499A JP 2001047680 A JP2001047680 A JP 2001047680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cutting
movable blade
motor
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11228884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3656471B2 (ja
Inventor
Hideo Sodeyama
秀雄 袖山
Yoshikiyo Furuya
吉清 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP22888499A priority Critical patent/JP3656471B2/ja
Publication of JP2001047680A publication Critical patent/JP2001047680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3656471B2 publication Critical patent/JP3656471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断した切断テープ片をテープ排出口に保持
しておくことができるテープ印刷装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 印刷完了後の印刷テープTをテープ排出
口10から装置外部に送り出すテープ送り機構21と、
テープ排出口10に臨みテープ排出口10から送り出さ
れる印刷テープTを切断するテープ切断機構22と、テ
ープ切断機構22で切断された印刷テープTの切断テー
プ片Taを、テープ排出口10に引抜き可能に保持する
テープ片保持機構25とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷テープに印刷
を行うと共に、印刷テープの印刷完了部分を切断して装
置外部に送り出すテープ印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ印刷装置では、テープカー
トリッジから印刷テープを繰り出しながらこれに印刷を
行うと共に、印刷テープの印刷済み部分をテープ排出口
から装置外部に送り出してゆき、最終的に印刷テープの
印刷済み部分を切断し、この切断したテープ片を外部に
排出するようにしている。この場合、切断したテープ片
がテープ排出口に支えて留まると、テープ片の2度切り
やジャミングが発生する可能性がある。このため、切断
したテープ片が外部に無理なく飛び出すように、テープ
排出口は外部に向かって拡開した形状に形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のテー
プ印刷装置では、印刷済みのテープ片がテープ排出口か
ら飛び出すため、例えば、テープ印刷装置を配線工事の
工事現場などで使用できるようなハンディタイプのもの
に改良した場合、ユーザーは、飛び出したテープ片を拾
う必要が生じ、かえって使い難いものとなる。
【0004】本発明は、切断した切断テープ片をテープ
排出口に保持しておくことができるテープ印刷装置を提
供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ印刷装置
は、印刷完了後の印刷テープをテープ排出口から装置外
部に送り出すテープ送り機構と、テープ排出口に臨みテ
ープ排出口から送り出される印刷テープを切断するテー
プ切断機構と、テープ切断機構で切断された印刷テープ
の切断テープ片を、テープ排出口に引抜き可能に保持す
るテープ片保持機構とを備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、切断テープ片をテープ
排出口に引抜き可能に保持するテープ片保持機構を備え
ているため、印刷完了後の切断テープ片は切断後にテー
プ排出口に留まって、装置外部に飛び出してしまうこと
がなく、適宜切断テープ片をテープ排出口から引き抜い
て使用することができる。なお、テープ片保持機構は、
固定的に設けられるブラシ様のものでもあってもよい
し、可動的に設けられる押さえ爪様のものであってもよ
い。
【0007】この場合、テープ片保持機構は、テープ排
出口の一方の壁面から出没自在に突出して切断テープ片
を他方の壁面に押圧保持する保持爪と、保持爪をテープ
切断機構の切断動作に連動して出没させる保持爪作動機
構とを有することが、好ましい。
【0008】この構成によれば、保持爪をテープ切断機
構の切込み動作に連動して突出させ、切断テープ片が切
断されたところでこれを押圧保持し、また非切込み動作
で保持状態を解除する。このように保持爪を可動とする
ことで、切断テープ片を確実に保持することができると
共に、次に印刷テープを送り出すときに保持爪が邪魔に
なることがない。
【0009】この場合、保持爪の先端面が、他方の壁面
に対し面当たり可能な相補的形状に形成されていること
が、好ましい。
【0010】この構成によれば、切断テープ片を、一定
の押圧面積をもって保持爪の先端面で保持することがで
きるため、切断テープ片が長くてもこれを確実に保持し
ておくことができる。
【0011】これらの場合、テープ切断機構は、相対的
に切断動作する固定プレードおよび可動プレードを有
し、保持爪作動機構は、保持爪を進退自在に保持する爪
ホルダと、保持爪に設けられ可動プレードの棟側に当接
する突部と、保持爪を突出方向に付勢するばねと、保持
爪を押圧保持状態に維持する保持爪ロック手段とを有す
ることが、好ましい。
【0012】この構成によれば、ばねにより保持爪を付
勢し、保持爪の突部を可動プレードの棟側に当接してお
くことで、可動プレードの切断動作に連動させて保持爪
を進退(出没)させることができる。また、保持爪ロッ
ク手段により、切断テープ片を押圧保持状態に維持して
おくことができる。
【0013】この場合、可動プレードを切断動作させる
モータと、モータを制御する制御手段とを備え、保持爪
ロック手段は、モータと、可動プレードが切断完了位置
に達した状態でモータを停止させる制御手段とで構成さ
れていることが、好ましい。
【0014】この構成によれば、ばねにより爪ホルダを
介して付勢された保持爪は、可動プレードの切込み動作
に従って前進し、可動プレードが切断完了位置に達して
印刷テープを切断したときに、その切断テープ片を押圧
保持する。ここで、制御手段によりモータを停止させる
と、可動プレードが切断完了位置で停止し、同時に保持
爪による切断テープ片の押圧保持状態が維持される。
【0015】これらの場合、テープ切断機構は、可動プ
レードに係合すると共に、モータの動力を受けて当該可
動プレードを切断完了位置と切断待機位置との間で切断
動作させるリンク機構を有し、制御手段は、リンク機構
を介して可動プレードの切断動作位置を連続的に検出す
る検出器を有し、制御手段は、検出器の検出結果に基づ
いて前記モータを停止させることが、好ましい。
【0016】この構成によれば、検出器により、可動プ
レードの切断動作位置を連続的に検出することができる
ため、制御手段により、適宜モータを停止させること
で、可動プレードを切断完了位置に正確に停止させるこ
とができる。
【0017】この場合、リンク機構は、モータの動力を
受けて回転するクランク円板と、クランク円板の係合し
た可動プレードのプレードアームとから成る揺動クラン
ク機構で構成され、検出器は、クランク円板の外周部に
形成した凹凸部と、クランク円板の外周部に臨み前記凹
凸部でONされるスイッチと、スイッチのONでリセッ
トされてモータの回転角度を検出するエンコーダとで構
成されていることが、好ましい。
【0018】この構成によれば、スイッチがONした状
態の可動プレードの位置を可動プレードのホームポジシ
ョンとし、このホームポジションから切断完了位置まで
のモータの回転角度を予め計測しておけば、エンコーダ
の検出結果に基づいて、可動プレードを切断完了位置に
正確に停止させることができ、切断テープ片の押圧保持
状態を適切に維持することができる。
【0019】可動プレードが切断待機位置に回動した状
態で、スイッチが凹凸部に臨むことが、好ましい。
【0020】この構成によれば、可動プレードが切断待
機位置にある状態を、可動プレードのホームポジション
とすれば、可動プレードの切断動作制御は元より、他の
関連機器との動作タイミングなどの制御も単純化するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について説明す
る。このテープ印刷装置は、キー入力により印刷テープ
に所望の印刷を行うと共に、印刷テープの印刷済み部分
を切断する機能を有しており、切断されたテープ片は、
例えば書類ファイルや配線ケーブルなどに貼着するラベ
ルとして用いられる。すなわち、テープ印刷装置は無地
の印刷テープから文字を印刷したラベルを作成するもの
である。この場合、消耗品となる無地の印刷テープおよ
びインクリボンはテープカートリッジに収容されてお
り、テープカートリッジを介して装置本体に供給され
る。
【0022】図1に示すように、このテープ印刷装置1
は、ハンディタイプのものであり、装置ケース3により
装置本体2の外殻が構成されている。テープ印刷装置1
の前部には、キー入力部4が配設され、後部には表面に
液晶ディプレイ5を構成した開閉蓋6が配設されてい
る。図2および図3に示すように、開閉蓋6の内部に
は、テープカートリッジ7を装着するためのカートリッ
ジ装着部8が配設されている。また、装置ケース3の左
側部には、カートリッジ装着部7と装置外部とを連通す
るテープ排出口10が形成され、テープ排出口10に
は、送り出した印刷テープTを切断するカッタ11が臨
んでいる(図1および図2参照)。
【0023】一方、カートリッジ装着部8には、ヘッド
カバー13に覆われた印刷ヘッド14と、これに対峙す
るプラテン軸15と、インクリボンを巻取る巻取り軸1
6と、テープカートリッジ6の装着を案内するガイド突
起17とが、立設されている。なお、プラテン軸15に
係合するプラテン18は、テープカートリッジ7に設け
られている(図1参照)。
【0024】この場合、プラテン18、プラテン軸15
および巻取り軸16は、後述する関連部品と共にテープ
送り機構21を構成し、またカッタ11は、後述する関
連部品と共にテープ切断機構22を構成している。そし
て、このテープ送り機構21とテープ切断機構22と
は、カートリッジ装着部7の下側に配設した動力伝達機
構23およびクラッチ機構24を介して、同一の駆動源
(モータ)で作動するようになっている(詳細は後述す
る)。また、テープ排出口10には、テープ片保持機構
25が組み込まれており、切断後のテープ片Taをテー
プ排出口10に押圧保持できるようになっている(詳細
は後述する)。
【0025】このテープ印刷装置1によりラベルを作成
する場合には、先ず、開閉蓋6を開放した後、上方から
カートリッジ装着部8にテープカートリッジ7を装着す
る。カートリッジ7を装着したら、開閉蓋6を閉塞して
テープ印刷装置1を印刷待機状態にする。次に、液晶デ
ィプレイ5を見ながらキー入力部4を操作して、所望の
入力を行う。液晶ディプレイ5で所望の入力が確認でき
たら、さらにキー入力部4を操作して印刷動作を指令す
る。
【0026】印刷動作が指令されると、テープ送り機構
21によりテープカートリッジ6の印刷テープTとイン
クリボンが同時に走行を開始し、印刷ヘッド14により
印刷テープTに所望の印刷が行われる。この印刷動作の
進行と共に、インクリボンはカートリッジ6内で巻き取
られるが、印刷が行われた印刷テープTは、テープ排出
口10から装置外部に送り出されてゆく。印刷が完了す
ると、余白部分用の送りが行われた後、印刷テープTお
よびインクリボンの走行が停止する。続いて、テープ切
断機構22によりカッタ11が作動し、印刷テープTを
切断する。そして、切断されたテープ片Taは、テープ
片保持機構25により、引抜き可能な状態でテープ排出
口10に保持される。
【0027】次に、図4および図5を参照して、テープ
送り機構21およびテープ切断機構22を出力端とする
動力系ついて、詳細に説明する。この動力系は、動力源
であるモータ31と、モータ31の主軸に連結したギヤ
列から成る駆動部32と、駆動部32に連結したクラッ
チ機構24と、クラッチ機構24により選択的に連結さ
れる送り機構側ギヤ列33および切断機構側ギヤ列34
から成る動力伝達機構23と、送り機構側ギヤ列33に
連結されたテープ送り機構21と、切断機構側ギヤ列3
4に連結されたテープ切断機構22とで構成されてい
る。そして、モータ31、駆動部32、クラッチ機構2
4および動力伝達機構23は、カートリッジ装着部8の
下側空間に配設したベースフレーム26に組み込まれて
いる。
【0028】モータ31は正逆回転可能に構成されてお
り、モータ31が正転すると、回転動力が駆動部32か
らクラッチ機構24に伝達し、クラッチ機構24が送り
機構側ギヤ列33に切り換わり、さらに回転動力が送り
機構側ギヤ列33およびテープ送り機構21に伝達され
る。これにより、プラテン軸15および巻取り軸16が
回転して、印刷テープTおよびインクリボンを同時に送
る。一方、モータ31が逆転すると、回転動力が駆動部
32からクラッチ機構24に伝達し、クラッチ機構24
が切断機構側ギヤ列34に切り換わり、さらに回転動力
が切断機構側ギヤ列34およびテープ切断機構22に伝
達される。これにより、カッタ11が切断動作して印刷
テープTを切断する。
【0029】モータ31は、DCモータで構成され、装
置ケース3のスペース効率を考慮し幾分傾けてベースフ
レーム26に固定されている。駆動部32は、モータ3
1の主軸に固定されたウォーム36と、ウォーム36に
噛み合うウォームホイール37と、同軸上においてウォ
ームホイール37の下側に固定した幅広ギヤ(出力歯
車)38と、ウォームホイール37および幅広ギヤ38
が固定された回転軸39とで構成されている(図6参
照)。モータ31の回転動力は、ウォーム36およびウ
ォームホイール37を経て、幅広ギヤ38からクラッチ
機構24に入力する。
【0030】図6に示すように、クラッチ機構24は、
この幅広ギヤ38に噛み合う遊星ギヤ40と、端部に遊
星ギヤ40を回転自在に軸支すると共に上記の回転軸3
9に連回り可能に軸支されたキャリア41とを有してい
る。モータ31が正転すると、これに倣ってウォームホ
イール37および幅広ギヤ38と共に回転軸39が回転
する。回転軸39が回転すると摩擦によりキャリア41
が連回りするようにして回動し(振られる)、遊星ギヤ
40を送り機構側ギヤ列33の入力ギヤ(入力歯車)4
2に噛み合わせる。幅広ギヤ38の回転はこれに噛み合
う遊星ギヤ40に伝達され、遊星ギヤ40が入力ギヤ4
2に噛み合った瞬間に入力ギヤ42に伝達されて、これ
を回転させる(同図(a)参照)。同様に、モータ31
が逆転すると、回転軸39が逆方向に回転し、キャリア
41が回動して遊星ギヤ40を切断機構側ギヤ列34の
入力ギヤ(入力歯車)43に噛み合わせる。幅広ギヤ3
8の回転は遊星ギヤ40に伝達され、遊星ギヤ40が入
力ギヤ43に噛み合った瞬間に入力ギヤ43に伝達され
て、これを回転させる(同図(b)参照)。
【0031】送り機構側ギヤ列33は、上記の入力ギヤ
42と、同軸上において入力ギヤ42の上側に固定した
第1中間ギヤ45と、第1中間ギヤ45に噛み合う第2
中間ギヤ46と、同軸上において第2中間ギヤ46の下
側に固定した分岐ギヤ47と、分岐ギヤ47に噛み合う
巻取り軸16側の巻取りギヤ48と、同様に分岐ギヤ4
7に噛み合うプラテン軸15側の減速ギヤ49およびプ
ラテンギヤ50とで構成されている。
【0032】入力ギヤ42に入力したモータ31の回転
動力は、第1、第2両中間ギヤ45,46を経て、分岐
ギヤ47で分岐して巻取りギヤ48およびプラテンギヤ
50を回転させる。なお、ユーザーが印刷テープTを引
き出すなどして、プラテンギヤ50に回転動力が入力す
ると、入力ギヤ42が遊星ギヤ40を押しやってこの動
力を遮断し、且つこのようにしてモータ31の負荷を受
けない状態で分岐ギヤ47を介して巻取りギヤ48を回
転させる。これにより、印刷テープTの引き出しに伴っ
てインクリボンが巻き取られ、インクリボンの弛みが防
止される。
【0033】切断機構側ギヤ列34は、上記の入力ギヤ
43と、同軸上において入力ギヤ43の上側に固定した
入力ベベルギヤ52と、入力ベベルギヤ52に噛み合う
出力ベベルギヤ53と、出力ベベルギヤ53を一端に固
定した長尺のシャフト54と、シャフト54の他端に固
定した中間ギヤ55と、中間ギヤ55に噛み合うカッタ
ギヤ56とで構成されている。入力ギヤ43に入力した
モータ31の回転動力は、両ベベルギヤ52,53を介
してシャフト54に伝達され、さらにシャフト54から
中間ギヤ55を介してカッタギヤ56を回転させる。
【0034】テープ送り機構21は、印刷テープTおよ
びインクリボンに転接してこれを送るプラテン18と、
プラテン18を回転させるプラテン軸15と、インクリ
ボンを巻き取る巻取り軸16とを有している。プラテン
18はテープカートリッジ7に組み込まれており、テー
プカートリッジ7をカートリッジ装着部8に装着する
と、プラテン18がプラテン軸15に係合する。プラテ
ン軸15は、同軸上において上記のプラテンギヤ50に
片持ちで固着されており、プラテンギヤ50の回転を受
けて回転し、これに係合したプラテン18を回転させ
る。巻取り軸16は、同軸上において上記の巻取りギヤ
48に片持ちで固着されており、巻取りギヤ48の回転
を受けて回転し、これに係合したインクリボンの巻取り
コアを回転させる。なお、巻取り軸16は滑り軸となっ
ており、適宜滑り回転しながらインクリボンを巻き取
る。
【0035】図7に示すように、テープ切断機構22
は、ハサミ形式のカッタ11と、カッタ11に係合しこ
れを切断動作させるクランク円板58とを有している。
カッタ11は、固定プレード61と可動プレード62と
を支軸63で回動自在に連結して成り、固定プレード6
1に対し可動プレード62が切断動作する。固定プレー
ド61は、プレード本体65と、プレード本体65の基
部からほぼ直角に延びるカッターアーム66とで一体に
形成されており、カッターアーム66の部分でベースフ
レーム26に固定されている。なお、固定プレード61
のプレード本体65には、印刷テープTの粘着剤の付着
を阻止すべくシリコンオイルを含むオイル吸収体67、
および静電気をアースする除電ブラシ68が取り付けら
れている(図4参照)。
【0036】可動プレード62は、プレード本体70
と、プレード本体70の基部からほぼ直角に延びるカッ
ターアーム71とで一体に形成されており、カッターア
ーム71に形成した長孔72でクランク円板58と係合
している。クランク円板58は、円板本体74と、円板
本体74の偏心位置に設けたクランクピン75とで構成
されており、同軸上においてクランク円板58の裏面に
は上記のカッタギヤ56が固定されている(図4参
照)。そして、クランクピン75はカッターアーム71
の長孔72に挿入されるようにして係合している。すな
わち、クランク円板58とカッターアーム71とにより
揺動クランク機構が構成されおり、クランク円板58が
回転すると、プレード本体70が固定プレード61に切
り込んだ切断完了位置(往動端位置)と、固定プレード
61から最も離れる切断待機位置(復動端位置)との間
で切断動作(往復回動)する。
【0037】なお、詳細は後述するが、クランク円板5
8の外周面には、検出スイッチ105のスイッチ端10
5aが摺接しており、クランク円板58の外周面の一部
には、検出スイッチ105をONさせる円弧状の凹部7
6が形成されている。
【0038】次に、図8および図9を参照して、テープ
片保持機構25について詳細に説明する。図8に示すよ
うに、テープ排出口10は、装置ケース3に形成されて
おり、上端が開放されたスリット部81と、スリット部
81から外側に拡開するように延びる拡開部82とで構
成されている。スリット部81を形成する装置ケース3
の部分には、上記のカッタ11が内蔵されており、カッ
タ11は、スリット部81のほぼ中心線位置を切断ライ
ンとして切断動作する。また、拡開部82を形成する装
置ケース3の可動プレード62側の開口壁83b内に
は、切断したテープ片Taを固定プレード61側の開口
壁83aに押圧保持するテープ片保持機構25が内蔵さ
れている。
【0039】テープ片保持機構25は、テープ片Taを
押圧保持する保持爪91と、保持爪91を進退自在に保
持するケース状の爪ホルダ92と、保持爪91を開口壁
83aに向かって付勢するコイルばね93とを有してい
る。保持爪91は、爪本体94と、爪本体94の基部の
内側に設けた係合突起部95と、爪本体94の基端から
直線的に延びるロッド部96とで一体に形成されてい
る。保持爪91はその爪本体94およびロッド部96の
前後2箇所で、爪ホルダ92に進退自在に支持されてお
り、可動プレード62側の開口壁83bから突出して固
定プレード61側の開口壁83aに当接する保持位置
と、可動プレード62側の開口壁83bに没入する保持
解除位置との間で、開口壁83bから出没するようにな
っている。
【0040】保持爪91の先端面は、固定プレード61
側の開口壁83aの壁面に合わせて斜めに形成されてい
る。すなわち、保持爪91の先端面は、固定プレード6
1側の開口壁83aの壁面に対し面当たりするように相
補的形状に形成されている。ロッド部96にはコイルば
ね93が装着されており、コイルばね93は、一端を爪
本体94の基端に当接し他端を爪ホルダ92の内面に当
接して、保持爪91を前進方向に付勢している。このよ
うに付勢された保持爪91は、その係合突起部95で可
動プレード62の棟側に当接している。したがって、保
持爪91は、可動プレード62の切断動作(往復回動)
に従って進退し、可動プレード62側の開口壁83bか
ら出没する。なお、保持爪91は、可動プレード62が
切断完了位置に達する直前に保持位置に達するように構
成することが好ましい。
【0041】この場合、保持爪91は、カッタ11が印
刷テープTを切断した瞬間(厳密でなくともよい)に、
固定プレード62側の開口壁83aに達して切断後のテ
ープ片Taを開口壁83aの壁面との間に挟持する。ま
た、テープ片Taを挟持した状態を次の切断動作まで維
持する。そこで、本実施形態では、保持爪91を保持位
置に維持すべく、可動プレード61の切断動作を切断完
了位置で停止させ、次の切断動作を切断完了位置から開
始するようにしている。
【0042】ここで、図2を参照して、可動プレード6
2を切断完了位置で停止させるための、制御係について
説明する。制御係(制御手段)は、前記モータ31や入
出力装置を統括制御するCPU101と、可動プレード
62の切断動作位置を検出する検出器102とで構成さ
れている。検出器102は、モータ31の主軸廻りに取
り付けたエンコーダ104と、テープ切断機構22のク
ランク円板58廻りに配設した検出スイッチ105とで
構成されている。エンコーダ104はモータ31の回転
角度を検出し、検出スイッチ105はクランク円板58
の凹部76と協働して、可動プレード62の切断待機位
置を検出する。
【0043】クランク円板58が回転してクランク円板
58の凹部76に検出スイッチ105のスイッチ端10
5aが落ち込むと、検出スイッチ105がONしその検
出信号がCPU101に入力する。CPU101はこの
検出信号に基づいてエンコーダ104をリセットし、続
いてエンコーダ104がクランク円板58の180゜回
転に対応する回転角度に達したところで、モータ31を
停止させる。これにより、可動プレード62は切断完了
位置で停止する。すなわち、切断待機位置をカッタ11
のホームポジションとし、この切断待機位置から切断完
了位置に回動したところで可動プレード62を停止させ
る。そして、次の印刷指令で可動プレード62を切断待
機位置に戻して待機させ、印刷が完了したところで再
度、切断完了位置まで回動させる。
【0044】以上のように、テープ片保持機構25によ
り、切断したテープ片Taをテープ排出口10に保持し
ておくことができるため、テープ片Taの2度切りやジ
ャミングなどの支障を生ずることなく、これを適宜引き
抜いて使用することができる。したがって、作業現場に
持ち出して使用するハンディタイプのテープ印刷装置1
に適したものとすることができる。この場合、保持爪9
1の保持動作を、可動プレード62の切断動作を利用し
且つ連動させて行うようにしているため、構造を単純化
することができると共に、テープ片Taをテープ排出口
10に確実に保持しておくことができる。
【0045】なお、実施形態のテープ片保持機構では、
テープ片を保持すべく保持爪91を可動させる構造にし
ているが、ブラシやフィルムなどをテープ排出口10に
臨むように固定する構造であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明のテープ印刷装置に
よれば、テープ片保持機構により、2度切りやジャミン
グなどの支障を生ずることなく、切断した切断テープ片
をテープ排出口に保持しておくことができる。そして保
持されている切断テープ片を、適宜引き抜いて使用する
ことができる。したがって、工事現場などで使用するハ
ンディタイプのテープ印刷装置として使い勝手のよい装
置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外
観斜視図である。
【図2】テープ印刷装置のカートリッジ装着部廻りをカ
ッタ側から見た斜視図である。
【図3】テープ印刷装置のカートリッジ装着部廻りをモ
ータ側から見た斜視図である。
【図4】テープ印刷装置の動力系全体の斜視図である。
【図5】テープ印刷装置の動力系におけるギヤ列の斜視
図である。
【図6】テープ印刷装置の動力系におけるクラッチ機構
廻りの拡大平面図である。
【図7】テープ印刷装置の動力系におけるテープ切断機
構廻りの拡大斜視図である。
【図8】テープ印刷装置のテープ片保持機構廻りの斜視
図である。
【図9】テープ印刷装置のテープ片保持機構廻りの拡大
平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 装置本体 3 装置ケース 7 テープカートリッジ 8 カートリッジ装着部 10 テープ排出口 11 カッタ 21 テープ送り機構 22 テープ切断機構 25 テープ片保持機構 31 モータ 58 クランク円板 61 固定プレード 62 可動プレード 81 スリット部 82 拡開部 83a 開口壁 83b 開口壁 91 保持爪 92 爪ホルダ 93 コイルばね 95 係合突起部 101 CPU 102 検出器 104 エンコーダ 105 検出スイッチ T 印刷テープ Ta テープ片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷完了後の印刷テープをテープ排出口
    から装置外部に送り出すテープ送り機構と、 前記テープ排出口に臨み当該テープ排出口から送り出さ
    れる印刷テープを切断するテープ切断機構と、 前記テープ切断機構で切断された印刷テープの切断テー
    プ片を前記テープ排出口に引抜き可能に保持するテープ
    片保持機構とを備えたことを特徴とするテープ印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記テープ片保持機構は、前記テープ排
    出口の一方の壁面から出没自在に突出して前記切断テー
    プ片を他方の壁面に押圧保持する保持爪と、 前記保持爪を前記テープ切断機構の切断動作に連動して
    出没させる保持爪作動機構とを有することを特徴とする
    請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記保持爪の先端面が、前記他方の壁面
    に対し面当たり可能な相補的形状に形成されていること
    を特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ切断機構は、相対的に切断動
    作する固定プレードおよび可動プレードを有し、 前記保持爪作動機構は、前記保持爪を進退自在に保持す
    る爪ホルダと、前記保持爪に設けられ前記可動プレード
    の棟側に当接する突部と、前記保持爪を突出方向に付勢
    するばねと、前記保持爪を押圧保持状態に維持する保持
    爪ロック手段とを有することを特徴とする請求項1、2
    または3に記載のテープ印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記可動プレードを切断動作させるモー
    タと、当該モータを制御する制御手段とを備え、 前記保持爪ロック手段は、前記モータと、前記可動プレ
    ードが切断完了位置に達した状態で前記モータを停止さ
    せる制御手段とで構成されていることを特徴とする請求
    項4に記載のテープ印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記テープ切断機構は、前記可動プレー
    ドに係合すると共に、前記モータの動力を受けて当該可
    動プレードを切断完了位置と切断待機位置との間で切断
    動作させるリンク機構を有し、 前記制御手段は、前記リンク機構を介して前記可動プレ
    ードの切断動作位置を連続的に検出する検出器を有し、 前記制御手段は、前記検出器の検出結果に基づいて前記
    モータを停止させることを特徴とする請求項5に記載の
    テープ印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記リンク機構は、前記モータの動力を
    受けて回転するクランク円板と、当該クランク円板の係
    合した前記可動プレードのプレードアームとから成る揺
    動クランク機構で構成され、 前記検出器は、前記クランク円板の外周部に形成した凹
    凸部と、前記クランク円板の外周部に臨み前記凹凸部で
    ONされるスイッチと、当該スイッチのONでリセット
    されて前記モータの回転角度を検出するエンコーダとで
    構成されていることを特徴とする請求項6に記載のテー
    プ印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記可動プレードが前記切断待機位置に
    回動した状態で、前記スイッチが前記凹凸部に臨むこと
    を特徴とする請求項7に記載のテープ印刷装置。
JP22888499A 1999-08-12 1999-08-12 テープ印刷装置 Expired - Fee Related JP3656471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22888499A JP3656471B2 (ja) 1999-08-12 1999-08-12 テープ印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22888499A JP3656471B2 (ja) 1999-08-12 1999-08-12 テープ印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001047680A true JP2001047680A (ja) 2001-02-20
JP3656471B2 JP3656471B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=16883379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22888499A Expired - Fee Related JP3656471B2 (ja) 1999-08-12 1999-08-12 テープ印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3656471B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148926A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Seiko Epson Corp プリンタ、プリンタの送り駆動方法およびそのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148926A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Seiko Epson Corp プリンタ、プリンタの送り駆動方法およびそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3656471B2 (ja) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4617873B2 (ja) テープ印刷装置
US8297160B2 (en) Hybrid towel dispenser
JP4924212B2 (ja) テープ処理装置
JP3658636B2 (ja) 印字装置
US5056940A (en) Thermal printing device and tape supply cartridge therefor
US8096717B2 (en) Feed drive device for printer and printer
JP2003145864A (ja) プリンタ及びプリンタユニット
US20060269346A1 (en) Cutting device and sheet processing apparatus
JPH052573B2 (ja)
EP0327073A2 (en) Thermal printing device and tape supply cartridge therefor
JP2001047679A (ja) テープ印刷装置
JP2006181755A (ja) テープ印字装置
JP3520138B2 (ja) 塗布膜転写具及び塗布膜転写具における転写テープ詰替方法
JP3943412B2 (ja) テーププリンタのテープ切断装置およびこれを備えたテーププリンタ
JP5289881B2 (ja) テープ印刷装置
JP3656471B2 (ja) テープ印刷装置
JPH0789159A (ja) 印字テープ作成装置におけるテープ切断装置
US8807856B2 (en) Tape cutter and tape printer including the same
JP2002167092A (ja) テープ片排出機構およびこれを備えたテープ印刷装置
JP2008296559A (ja) テープ処理装置
JP5899873B2 (ja) テープ処理装置
JP2001019247A (ja) ロール状のウエッブの弛み除去装置
JP2009066694A (ja) テープ処理装置
JPH106606A (ja) 印刷装置
JPS63128966A (ja) 熱転写式プリンタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080318

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110318

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120318

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120318

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130318

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees