JP2001047015A - 石膏ボード分別機 - Google Patents

石膏ボード分別機

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JP2001047015A
JP2001047015A JP11224978A JP22497899A JP2001047015A JP 2001047015 A JP2001047015 A JP 2001047015A JP 11224978 A JP11224978 A JP 11224978A JP 22497899 A JP22497899 A JP 22497899A JP 2001047015 A JP2001047015 A JP 2001047015A
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gypsum
paper
plaster
biaxial
sieve
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Hisao Nakazato
久雄 中里
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ENGINEERING FUJIKI KK
MHI Sagami High Tech Ltd
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ENGINEERING FUJIKI KK
MHI Sagami High Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側の厚紙と中央の石膏部分とからなる石膏
ボードの端材を、紙と石膏とに分別する。 【解決手段】 石膏ボードが投入されるホッパー1の下
に、石膏ボードを両表面から圧縮して石膏を粗粉砕する
第1の2軸ロール2を設ける。また、第1の2軸ロール
2を出た両表面の紙を剥離してそれぞれ左右の斜め下方
に案内する一対の剥離ガイド3,4と、各剥離ガイド
3,4の下端側で紙及びこれに残った石膏を圧縮して石
膏を更に細粉砕する第2及び第3の2軸ロール5,6
と、を設ける。更に、前記第1〜第3の2軸ロール2,
5,6より下方には、紙と石膏とを分離する第1及び第
2のふるい7,8を、斜めに傾斜させて設け、加振装置
9により振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側の厚紙と中央
の石膏部分とからなる石膏ボード(特にその端材)を紙
と石膏とに分別する石膏ボード分別機に関する。
【0002】
【従来の技術】都市の繁栄の陰に、廃棄を余儀なくされ
る建材群があり、その膨大な廃棄物の1つに石膏ボード
がある。
【0003】コスト面や処理技術の問題でリサイクルに
適さない石膏ボードの端材は、従来安定型処分のために
埋め立て処分をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄法
が改正され、従来の安定型処分が管理型処分となり、処
分費用もより高価なものとなった。
【0005】本発明は、法改正と相まって、その技術的
問題を解消し、困難だった石膏ボードの紙と石膏との完
全分別を図り、従来の安価な処分方法である石膏の安定
型処分を可能にする石膏ボード分別機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、石膏ボードが投入されるホッパーと、該ホ
ッパーからの石膏ボードを両表面から圧縮して石膏を粗
粉砕する第1の2軸ロールと、該第1の2軸ロールを出
た両表面の紙を剥離してそれぞれ左右の斜め下方に案内
する一対の剥離ガイドと、各剥離ガイドの下端側で紙及
びこれに残った石膏を圧縮して石膏を更に細粉砕する第
2及び第3の2軸ロールと、前記第1〜第3の2軸ロー
ルより下方にあって落下した紙と石膏とを分離する分離
装置と、を設けて、石膏ボード分別機を構成する。
【0007】請求項2に係る発明では、前記分離装置
は、紙を通過させず、粉砕された石膏のみを通過させる
空隙を有するふるいであって、上下2段に傾斜させて設
けたことを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明では、前記ふるいを所
定の方向に振動させる加振装置を設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、石膏ボー
ド(特にその端材)をホッパーに投入するだけで、紙と
石膏とをきれいに分別することができる。特に、ロール
(平坦なロール周面)による両表面からの圧縮粉砕のた
め、紙が千切れることなく、剥離時に紙を大きく剥がす
ことができ、切れ端が石膏部に混入することもないの
で、完全に分別することが可能となる。また、2軸ロー
ルを3個使用しているため、確実で高効率となる。ま
た、粉塵の発生も少なく、特別な集塵装置も不要であ
る。
【0010】請求項2に係る発明によれば、分離装置と
して、ふるいを用い、かつ上下2段に設けることで、最
終的な分別を確実なものとすることができ、また最終的
に分別回収される石膏を適当な大きさに小塊化できる。
また、ふるいを斜めに傾斜させて設けることで、紙をそ
の傾斜方向に排出でき、簡単に分別回収できる。
【0011】請求項3に係る発明によれば、ふるいを振
動させることで、最終的に分別回収される石膏を更に小
塊化し、かつ形を揃えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
石膏ボード分別機の概略図である。
【0013】最上部にホッパー1が設けられており、こ
れに一般に厚さ12mmの石膏ボードの端材が投入され
る。ホッパー1の下側(出口側)には、ホッパー1から
の石膏ボードを両表面から圧縮して石膏を粗粉砕する第
1の2軸ロール2(2a,2b)が設けられている。こ
の第1の2軸ロール2は電動モータにより駆動され、各
ロール周面は平坦で、ロール間の間隙は、調整可能とす
るが、厚さ12mmの石膏ボードに対し、5〜7mm程
度に設定する。
【0014】第1の2軸ロール2の下側(出口側)に
は、該第1の2軸ロール2を出た両表面の紙を剥離して
それぞれ左右の斜め下方に案内する一対の板状の剥離ガ
イド3,4が設けられている。
【0015】各剥離ガイド3,4の下端側には、それぞ
れ、これらにより案内されてくる紙及びこれに残った石
膏を圧縮して石膏を更に細粉砕する第2及び第3の2軸
ロール5(5a,5b),6(6a,6b)が設けられ
ている。これらの第2及び第3の2軸ロール5,6も電
動モータにより駆動され、各ロール周面は平坦で、ロー
ル間の間隙は、調整可能とするが、1mm程度の微少間
隙に設定する。
【0016】ここで、第2及び第3の2軸ロール5,6
において、各内側のロール5a,6aの回転速度を各外
側のロール5b,6bの回転速度より大きくしてある。
また、各ロール5a,5b,6a,6bに対し、各周面
に近接させて、固定のブレード10を設け、ロールに付
着した石膏を落とすことができるようにしてある。
【0017】前記第1〜第3の2軸ロール2,5,6よ
り下方には、これらを出て落下してくる紙と石膏とを分
離する分離装置として、紙を通過させず、粉砕された石
膏のみを通過させる空隙を有するふるい7,8が、空隙
の大きさを異ならせて上下2段に、かつ、それぞれ同一
方向に斜めに傾斜させて、設けられている。
【0018】具体的には、上段の第1のふるい7は、比
較的大きな空隙を有するように、多数の棒状体(丸棒)
を、各棒状体の軸線方向を第1〜第3の2軸ロール2,
5,6の軸方向と交差する方向(紙面の左右方向)に配
して、所定の間隔で(20mm程度の間隙をあけて)並
べて構成してある。
【0019】また、下段の第2のふるい8は、いわゆる
スクリーンふるいで、空隙の比較的小さい孔開き板(パ
ンチングプレート)により構成してある。尚、金網によ
り構成してもよい。
【0020】更に、第1及び第2のふるい7,8に対し
ては、電動モータによる加振装置9を接続し、前後方向
及び上下方向に振動させるようにしてある。上記構成の
石膏ボード分別機の作用を説明する。
【0021】ホッパー1に石膏ボードの端材を投入する
と、第1の2軸ロール2により両表面から圧縮され、表
面の紙が千切れることなく、内部の石膏が粗く粉砕さ
れ、粉砕された石膏はそのまま下に(第1のふるい7の
上に)落ちる。
【0022】一方、両表面の紙は、第1の2軸ロール2
を出たところで、剥離ガイド3,4の先端部により剥離
され、剥離ガイド3,4上をそれぞれ左右の斜め下方に
案内されて、第2及び第3の2軸ロール5,6へ向か
う。これらの第2及び第3の2軸ロール5,6では、案
内されてくる紙及びこれに残った石膏を微少間隙により
圧縮して石膏を更に細かく粉砕する。従って、紙から石
膏が完全に取り除かれ、紙及び砕けた石膏は、第1のふ
るい7の上に落ちる。
【0023】このとき、第2及び第3の2軸ロール5,
6において、各内側のロール5a,6aを速く、各外側
のロール5b,6bを遅く回転させることで、紙を外側
に広げることなく、内側寄りに落とすことができる。ま
た、各ロールに付着した石膏はブレード10により落と
すことができる。
【0024】第1のふるい7では、大きな紙はその空隙
を通過できないので、第1のふるいの傾斜方向に排出さ
れ、ほぼ石膏のみが通過して落下し、第2のふるい8の
上に落ちる。このとき、第1のふるい7は、加振装置9
により振動しているので、ふるい作用をなす。
【0025】第2のふるい8では、更により細かな分離
がなされ、僅かに残った細かな紙が第2のふるい8の傾
斜方向に排出され、石膏のみが通過して落下する。この
とき、第2のふるい8も、加振装置9により振動してい
るので、ふるい作用をなす。
【0026】従って、紙は、第1及び第2のふるい7,
8の傾斜方向に排出されて、回収され、一方、石膏は、
第2のふるい8を通過しうる大きさにまで小塊化され、
かつ大きさを揃えられて、回収される。
【0027】従って、図示は省略したが、それぞれの排
出位置に回収用の箱等を置いておけば、容易に分別回収
できる。但し、回収量が多い場合は、排出位置に搬送用
コンベアを設けて、別の位置で回収することもでき
る。。
【0028】このようにして、石膏ボードの紙と石膏と
を分別して回収でき、紙には石膏がついていないので、
容易に焼却処理でき、一方、石膏については、リサイク
ルに回すことができる。
【0029】本発明に係る石膏ボード分別機によれば、
石膏ボードの端材は廃棄物からリサイクル資源に蘇生で
き、消費型社会から循環型社会へ変貌する今、そのニー
ズに十分に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す石膏ボード分別機
の概略図
【符号の説明】
1 ホッパー 2 第1の2軸ロール 3,4 剥離ガイド 5,6 第2及び第3の2軸ロール 7 第1のふるい 8 第2のふるい 9 加振装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA12 AA31 BA02 CA03 CA04 CA08 CA12 CA28 CB13 CB50 DA02 DA13 4D021 AA03 CA07 CB11 EA10 EB01 4D063 CC01 CC06 GA10 GC05 GC07 GC17 GC40 GD02 GD12 4D067 EE02 EE04 EE13 EE18 EE20 EE50 GA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石膏ボードが投入されるホッパーと、 該ホッパーからの石膏ボードを両表面から圧縮して石膏
    を粗粉砕する第1の2軸ロールと、 該第1の2軸ロールを出た両表面の紙を剥離してそれぞ
    れ左右の斜め下方に案内する一対の剥離ガイドと、 各剥離ガイドの下端側で紙及びこれに残った石膏を圧縮
    して石膏を更に細粉砕する第2及び第3の2軸ロール
    と、 前記第1〜第3の2軸ロールより下方にあって落下した
    紙と石膏とを分離する分離装置と、 を含んで構成される石膏ボード分別機。
  2. 【請求項2】前記分離装置は、紙を通過させず、粉砕さ
    れた石膏のみを通過させる空隙を有するふるいであっ
    て、上下2段に傾斜させて設けたことを特徴とする請求
    項1記載の石膏ボード分別機。
  3. 【請求項3】前記ふるいを所定の方向に振動させる加振
    装置を設けたことを特徴とする請求項2記載の石膏ボー
    ド分別機。
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