JP2005186582A - 木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置 - Google Patents

木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 木質系板状廃材から非木質材を除去して木質チップのみを簡便かつ確実に回収することが可能な木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材11から非木質材を除去して原料板材を形成する原料板材形成手段12と、原料板材を破砕して破砕物を形成する破砕手段13と、破砕物から木質チップを分離し回収する木質チップ回収手段14を有する木質系板状廃材のリサイクル装置10であって、原料板材形成手段12は、木質系板状廃材11の表層部に外周部の一部をくい込ませながら回転し木質系板状廃材11に移動駆動力を与える駆動ローラ25〜27と、木質系板状廃材11の移動方向に設けられ、移動してくる木質系板状廃材11の表層部に外周部に分散配置された研削刃28を切り込ませながら回転し非木質材を研削して除去する研削ローラ29〜31を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置に係り、更に詳細にはリサイクルを容易にするために木質系板状廃材から非木質材を除去して木質部を回収する方法及びその装置に関する。
木質系廃棄物、例えば、廃化粧板のリサイクルとして、廃化粧板から化粧材を除去してチップ状にしてパーティクルボードの製造に使用することが行われている。ここで、廃化粧板として、近時、廃パチンコ台のボード(以下、単にパチンコ台という)が注目されるようになっている。しかし、パチンコ台には約200〜300本もの真鍮釘(以下、単に釘ともいう)が使用されており、しかも、これらの釘の先端はらせん状になって強固にパチンコ台に打ち込まれている。このため、これらの釘とパチンコ台を分離することが、パチンコ台のリサイクルを行う上で必要になる。
そこで、パチンコ台から釘を分離する方法として、各釘の打ち込み位置に対応した位置にそれぞれ釘押出し用ピンが固定された板をパチンコ台の裏側に配置し、板をパチンコ台の裏面側に近づけることにより釘押出し用ピンで各釘の打ち込み位置に対応する裏面側の位置を押圧して全ての釘を同時に押し出すことが提案されている。また、釘押出し用ピンを前後縦横に移動可能な支持体で保持し、各釘の打ち込み位置にそれぞれ対応する裏面側の位置をこの釘押出し用ピンで逐次押圧し各釘を1本ずつ押し出すことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
更に、回転ロールの周面に櫛歯状に形成された釘抜き爪が設けられた回転ロールを回転させながら、その下を釘が回転ロール側に向くようにしてパチンコ台を通過させて、釘抜き爪の櫛歯に釘の頭を引っかけて釘を抜き取る装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−159650号公報 実用新案登録第3086968号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、全ての釘を同時に抜き出す場合には、釘の打ち込み位置のパターンが異なるパチンコ台毎にそのパターンに対応するように釘押出し用ピンが固定された板を準備しなければならず、非常に不経済であるという問題がある。そして、1本でも釘の数や配置を誤って釘押出し用ピンを板に固定すると、釘を全て押し出すことができなくなるという問題が生じる。
また、釘を1本ずつ押し出す場合には、全ての釘の押し出しに長時間を要するという問題があった。しかも、釘押出し用ピンを保持する支持体を各釘位置に対応させてパチンコ台の裏面側で移動させる必要があり、そのためには全ての釘位置のデータをこの支持体の移動制御装置に入力しなければならず、釘の抜き取り作業が非常に煩雑になるという問題が生じる。
一方、特許文献2に記載された考案では、各パチンコ台には多数の釘が不均一なパターンで強固に打ち込まれており、このような釘を一定の間隔で形成された櫛歯状の釘抜き爪で抜き取ろうとしても、全ての釘の頭に釘抜き爪を引っかけることは非常に困難で、釘の頭が潰れて釘が抜けなくなるという問題が生じる。
更に、特許文献1及び2にそれぞれ記載された発明及び考案では、パチンコ台の表面に貼られた化粧材を釘の除去と同時に剥がすことができず、化粧材を除去するために別の工程を設けることが必要で、工程が複雑かつ長期化するという問題も存在した。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、木質系板状廃材から非木質材を除去して木質チップのみを簡便かつ確実に回収することが可能な木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の木質系板状廃材のリサイクル方法は、表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材を、外周部に研削刃を備えて回転する研削ローラに送って該木質系板状廃材の表層部を研削し、該表層部の前記非木質材を除去して原料板材を形成する第1工程と、
前記原料板材を打撃破砕して木質チップを主体とする破砕物を形成する第2工程と、
前記破砕物から前記木質チップを分離して回収する第3工程とを有する。
ここで、木質チップを主体とする破砕物とは、例えば、90〜99質量%の木質チップを含む破砕物を指す。
請求項2記載の木質系板状廃材のリサイクル方法は、請求項1記載の木質系板状廃材のリサイクル方法において、前記木質系板状廃材は、正面ガラス、表面機器、及び裏面機器を除き表面ガイドを残した廃パチンコ台ボードであり、前記木質チップの分離は、風力選別、浮力選別、及び回転磁界選別のいずれか1又は2以上を組み合わせて行う。
廃パチンコ台ボードの表面に設けられている非木質材(すなわち、表面ガイドを構成する、例えば、化粧材及び真鍮釘の露出部分)が除去された原料板材から形成される破砕物には、木質チップと残留した真鍮釘の先端部が含まれている。そして、木質チップと真鍮釘では、比重、導電性、及び磁気特性が大きく異なるので、風力選別、浮力選別、及び回転磁界選別により木質チップと真鍮釘を効率的に分離することができる。
ここで、表面機器とは、例えば、廃パチンコ台ボードの表面側に取付けられた電装品、パチンコ玉の案内板、及び装飾品を指す。また、裏面機器とは、例えば、廃パチンコ台ボードの裏面側に取付けられた、例えば、半導体基板、電線、パチンコ玉の回収装置、パチンコ玉の供給装置、及びパチンコ玉の払出し装置等を指す。
前記目的に沿う請求項3記載の木質系板状廃材のリサイクル装置は、表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材から該非木質材を除去して原料板材を形成する原料板材形成手段と、前記原料板材を破砕して破砕物を形成する破砕手段と、前記破砕物から木質チップを分離し回収する木質チップ回収手段とを備えた木質系板状廃材のリサイクル装置であって、
前記原料板材形成手段は、前記木質系板状廃材の表層部に外周部の一部をくい込ませながら回転し該木質系板状廃材に移動駆動力を与える単数又は複数の駆動ローラと、
前記木質系板状廃材の移動方向に単数又は複数設けられ、移動してくる前記木質系板状廃材の表層部に外周部に分散配置された研削刃を切り込ませながら回転し前記非木質材を研削して除去する研削ローラを有している。
請求項4記載の木質系板状廃材のリサイクル装置は、請求項3記載の木質系板状廃材のリサイクル装置において、前記研削刃は、前記研削ローラの軸方向及び周方向にそれぞれ隙間を開けて並べて配置されている。
請求項5記載の木質系板状廃材のリサイクル装置は、請求項3及び4記載の木質系板状廃材のリサイクル装置において、前記駆動ローラには、環状の爪状突起が該駆動ローラの軸方向に隙間をあけて並べて配置されている。
請求項1及び2記載の木質系板状廃材のリサイクル方法においては、木質系板状廃材の表層部を研削し非木質材を除去してから打撃破砕により木質チップを含む破砕物を形成するので、非木質材の含有率を低下させた破砕物を多量に、しかも、容易に得ることが可能になる。その結果、木質チップの回収コストを低減することが可能になる。そして、非木質材の含有率を低下させた破砕物から木質チップを回収するようにするので、非木質材を実質的に含まない(例えば、非木質材の混入率が1%以下)良質の木質チップを容易に得ることが可能になる。
特に、請求項2記載の木質系板状廃材のリサイクル方法においては、廃パチンコ台ボードから、例えば、真鍮釘を1本ずつ完全に抜き取る処理を行わないので、大量のパチンコ台ボードのリサイクル処理が可能になる。
請求項3〜5記載の木質系板状廃材のリサイクル装置においては、表面に設けられた非木質材を同時に除去できるので、工程を簡素化することが可能になる。その結果、木質チップを回収するのに要する時間を短縮することが可能になって、木質チップの回収コストを低減することが可能になる。更に、破砕手段には非木質材の少ない原料板材を供給することができ、非木質材の少ない破砕物を形成することが可能になる。その結果、非木質材を実質的に含まない(例えば、非木質材の混入率が1%以下)良質の木質チップを得ることが可能になる。
特に、請求項4記載の木質系板状廃材のリサイクル装置においては、研削刃は複数あり、研削ローラの軸方向及び周方向にそれぞれ隙間を開けて並べて配置されているので、研削刃と接触する木質系板状廃材の表層部の非木質材が順次削り取られていき、非木質材を除去する際に研削ローラに生じる負荷を減少させることができる。ここで、研削ローラのローラ軸方向のどの断面にも周上に少なくとも1枚の研削刃があるように、研削刃を分割配置するのが好ましい。また、削り取られた非木質材は研削刃間の隙間から容易に流出することができ木質系板状廃材の表面に残留しないので、研削刃を木質系板状廃材の表層部に確実に切り込ませることが可能になる。このため、木質系板状廃材の表層部からの非木質材の除去を効率的に行うことが可能になる。
請求項5記載の木質系板状廃材のリサイクル装置においては、駆動ローラには、環状の爪状突起が駆動ローラの軸方向に隙間をあけて並べて配置されているので、駆動ローラの外周部の一部を容易に木質系板状廃材の表層部にくい込ませることができ、木質系板状廃材に大きな移動駆動力を与えることが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る木質系板状廃材のリサイクル装置のブロック図、図2は同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の側面図、図3は同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の正面図、図4は同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の一部省略平面図、図5は原料板材形成手段の駆動ローラの斜視図、図6は原料板材形成手段の研削ローラの正断面図、図7は原料板材形成手段の研削ローラの側面図、図8(A)、(B)、及び(C)はそれぞれ原料板材形成手段の研削ローラの外周部に分散配置された研削刃の平面図、側面図、及び部分正断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る木質系板状廃材のリサイクル装置10は、表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材の一例である廃パチンコ台ボード11から、非木質材を除去して原料板材を形成する原料板材形成手段12と、原料板材を破砕して破砕物を形成する破砕手段13と、破砕物から木質チップを分離し回収する木質チップ回収手段14を有している。以下これらについて、詳細に説明する。なお、廃パチンコ台ボード11は、正面ガラス、表面機器、及び裏面機器が予め取り除かれている。
図2〜図5に示すように、原料板材形成手段12は、廃パチンコ台ボード11を受け入れる受入部15が上流側に設けられた架台16を有している。そして、架台16は、前後左右に設けられた脚部材17〜20と、脚部材17、19(18、20)に対してその中央部よりも上部側の位置に固定される第1の梁部材21(21a)と、脚部材17、19(18、20)の上端部に固定される第2の梁部材22を有している。更に、架台16には、脚部材17、18を連結する補強部材23と、脚部材19、20を連結する補強部材24と、第1の梁部材21(21a)の上に取付けられた支持部材24a(24b)が設けられている。
なお、架台16は、例えば形鋼、鋼板を用いて構成することができる。
原料板材形成手段12は、受入部15の下流側に設けられ、廃パチンコ台ボード11の表層部に外周部の一部をくい込ませながら回転して、廃パチンコ台ボード11に架台16の内側を上流側から下流側に向けて水平移動させる移動駆動力を与える3基の駆動ローラ25〜27を有している。
更に、原料板材形成手段12は、廃パチンコ台ボード11の移動方向に並べて設けられ、架台16の上流側から下流側に向かって移動してくる廃パチンコ台ボード11の表層部に外周部に分散配置された研削刃28を切り込ませながら回転し、廃パチンコ台ボード11の表面の非木質材を構成する表面ガイド、すなわち、化粧材及び化粧材から突出している真鍮釘の頭部を研削して除去する3基の研削ローラ29〜31を有している。
各駆動ローラ25〜27は、両側に取付け軸32が設けられている駆動ローラ本体33を有しており、駆動ローラ本体33には、図5に示すように、環状の爪状突起34が駆動ローラ本体19の軸方向に隙間をあけて並べて配置されている。ここで、環状の爪状突起34間の隙間Dは、例えば、10〜50mmに設定されている。
回転している各駆動ローラ25〜27に廃パチンコ台ボード11を送ると、各駆動ローラ25〜27に設けられている環状の爪状突起34の先部が廃パチンコ台ボード11の表層部にくい込み、廃パチンコ台ボード11は各駆動ローラ25〜27の回転に合わせて引き込まれる。その結果、廃パチンコ台ボード11には各駆動ローラ25〜27から大きな移動駆動力が与えられる。
なお、各取付け軸32の両側はそれぞれ軸受35で保持されている。ここで、各軸受35と第2の梁部材22の下端部に設けた受け板37とを、例えば、ボルトにより締着することにより、軸受35と受け板37を一体化することができる。その結果、軸受35と受け板37を介して、駆動ローラ25〜27を第2の梁部材22の下端部に取付けることができる。
このような構成とすることにより、例えば、軸受35と受け板37の間に種々の厚みの板材を装入して軸受35と受け板37を締着することにより、第2の梁部材22の下端から各駆動ローラ本体33の軸心位置までの距離を容易に調整することができる。これによって、例えば、廃パチンコ台ボード11の表層部に環状の爪状突起34の先部を1〜5mmくい込ませることができる。
ここで、図4に示すように、駆動ローラ25の各取付け軸32の一方側にはプーリ38、他方側にはプーリ39がそれぞれ取付けられている。また、駆動ローラ26の他方側の取付け軸32にはプーリ40、41が並べて取付けられ、駆動ローラ27の他方側の取付け軸32にはプーリ42が取付けられている。そして、プーリ38は第2の梁部材22の上端部にベースプレートを介して(他も同様)取付けられた電動機43の回転軸44に取付けられたプーリ45とベルト46を介して接続されている。更に、プーリ39とプーリ40はベルト47を介して接続され、プーリ41とプーリ42はベルト48を介して接続されている。なお、符号49は各駆動ローラ25〜27の取付け軸32にプーリ38〜42を固定する際に用いるキー、符号50はキー49が挿入されるキー溝を指す(なお、図4では、プーリ38を固定する際に使用するキー49のみを図示して、その他のキーは図示していない)。
このような構成とすることにより、電動機43を駆動させると、ベルト46を介して回転軸44の回転が駆動ローラ25の一方側に設けられたプーリ38に伝わり、駆動ローラ25を回転させることができる。そして、駆動ローラ25が回転すると、駆動ローラ25の他方側に設けられたプーリ39が回転し、ベルト47を介して駆動ローラ26に設けられたプーリ40に伝わり、駆動ローラ26を回転させることができる。更に、駆動ローラ26が回転すると、プーリ40に並べて設けられたプーリ41が回転し、ベルト48を介して駆動ローラ27に設けられたプーリ42に伝わり、駆動ローラ27を回転させることができる。これによって、各駆動ローラ25〜27を、回転方向を同一にして、しかも、同期させて駆動させることができる。その結果、廃パチンコ台ボード11を、例えば、毎分0.6〜12mの速度で移動させることができる。
図6、図7に示すように、研削ローラ29〜31は、円柱状の研削ローラ本体51と、研削ローラ本体51の両側に設けられた取付け軸52、53を有している。そして、研削ローラ本体51には、例えば、研削ローラ本体51の周方向を4等分する位置に、研削ローラ本体51の軸に平行に一端側から他端側に向かって幅Rの溝54〜57がそれぞれ形成されている。更に、対向する溝54、56には等ピッチでねじ孔58が形成され、対向する溝55、57にはねじ孔58のピッチと同一のピッチでねじ孔59が形成されている。ここで、各ねじ孔59の形成位置は、各ねじ孔58の形成位置に対して、研削ローラ本体51の軸方向に半ピッチずれて形成されている。
また、研削刃28は、図8(A)〜(C)に示すように、平面視して矩形状で、正面視して先部が台形状となった刃先部60と、刃先部60に連接し正面視して矩形状となった基部61を有している。そして、刃先部60の刃幅Mは、例えば20〜50mmの範囲に形成するのが好ましく、刃先部60の長さLはねじ孔58(59)のピッチの半分に一致させる。また、基部61の幅Wは溝54〜57の幅Rより小さく形成され、研削刃28の中央部には座繰穴62が設けられ、座繰穴62の底部の中央部には更に座繰穴62より小径の貫通孔63が形成されている。
このような構成とすることにより、研削刃28を研削ローラ本体51に形成された各溝54〜57に装入し、ボルト62aを貫通孔63に挿通させてねじ孔58、59にねじ込むことにより、研削刃28の刃先部60を研削ローラ29〜31の外周面から突出させて(例えば、2〜10mm)、しかも、軸方向及び周方向にそれぞれ隙間を開けて並べて配置することができる。
ここで、各ねじ孔59の形成位置は、各ねじ孔58の形成位置に対して、研削ローラ本体51の軸方向に半ピッチずれて形成されているので、溝54(56)と溝55(57)に装入された各研削刃28は、研削ローラ29〜31の軸方向で互いに重ならない状態になっている。
なお、刃先部60の長さLをねじ孔58のピッチの半分に一致させ、各ねじ孔59の形成間隔を、ねじ孔58のピッチの半分未満の距離になるようにしてもよい。これによって、溝54(56)と溝55(57)に装入された各研削刃28の両端側が研削ローラ29〜31の軸方向で互いに重なる状態にすることができ、廃パチンコ台ボード11の表層部で化粧材と真鍮釘の突出部の削り除去もれを防止できる。
ここで、図2、図4、図7に示すように、研削ローラ29の取付け軸52、53の両側はそれぞれ軸受64で保持されている。そして、各軸受64を第2の梁部材22の下端部に、例えば、ボルトにより締着することにより、軸受64を介して、研削ローラ29を第2の梁部材22の下端部に取付けることができる。また、取付け軸53の先部には、取付け軸53の先部に形成された装入穴66に装入されてキー溝67に挿通されるキー68を介して固定されるプーリ69が取付けられている。そして、プーリ69は第2の梁部材22の上端部に取付けられた電動機70の回転軸71に取付けられたプーリ72とベルト73を介して接続されている。
このような構成とすることにより、電動機70を駆動させると、ベルト73を介して回転軸71の回転が研削ローラ29に設けられたプーリ69に伝わり、研削ローラ29を回転させることができる。なお、研削ローラ29の回転速度は、研削刃28の先端での周速度が、例えば、200〜1000m/分の範囲になるように設定するのがよい。
研削ローラ30、31の取付け軸52、53の両側はそれぞれ軸受64で保持されている。そして、各軸受64を第1の梁部材21(21a)の上端部に設けた受け板37に、例えば、ボルトにより締着することにより、軸受64を介して、研削ローラ30、31を第1の梁部材21(21a)に取付ける。ここで、研削ローラ30、31の各取付け位置は、駆動ローラ26、27の各取付け位置の直下になるようにする。
また、各取付け軸53の先部には、取付け軸53の先部に形成された装入穴66に装入されてキー溝67に挿通されるキー68を介して固定されるプーリ74、75が取付けられている。そして、プーリ74は第2の梁部材22の上端部に取付けられた電動機76の回転軸77に取付けられたプーリ78とベルト79を介して接続され、プーリ75は第2の梁部材22の上端部に取付けられた電動機80の回転軸81に取付けられたプーリ82とベルト83を介して接続されている。
このような構成とすることにより、電動機76を駆動させるとベルト79を介して回転軸77の回転が研削ローラ30に設けられたプーリ74に伝わり、研削ローラ30を回転させることができ、電動機80を駆動させるとベルト83を介して回転軸81の回転が研削ローラ31に設けられたプーリ75に伝わり、研削ローラ31を回転させることができる。
研削ローラ30の上流側の両側には、一端側が支持部材24a、24bの上端に固定された板部材84、85が設けられ、板部材84、85の上流端は受入部15内に伸びて、受入部15の側部材86にボルト87により締着されている。
また、研削ローラ30、31の間と、研削ローラ31の下流側には、板部材84、85の上面高さと一致するように支持板部材88、89が設けられ、支持板部材88、89の両側は支持部材24a、24bの上端にボルト90により固定されている。更に、支持板部材89の下流側には、支持板部材89の終端に斜め下方に傾斜した排出板91が設けられている。そして、排出板91の傾斜角度は、角度調節器92により調節可能になっている。
ここで、板部材84、85の下流端と支持板部材88の上流端との間、及び支持板部材88の下流端と支持板部材89の上流端との間には、研削刃28が露出するのに十分な隙間が形成されている。
なお、符号93はプーリ38、45、69、72、74、75、78、82、及びベルト46、73、79、83を覆うカバーを指し、符号94はプーリ39、40、41、42、及びベルト47、48覆うカバーを指す。また、符号98、99、100は、廃パチンコ台ボード11の表層部から研削により除去された化粧剤屑及び真鍮釘が落下する際に飛散するのを防止する筒状のシュートを指す。
このような構成とすることにより、真鍮釘が打ち込まれた側(以下、表面側という)を下にして廃パチンコ台ボード11を受入部15から板部材84、85の上に載せて架台16の上流側に装入すると、廃パチンコ台ボード11の上面に、上面側で回転している駆動ローラ25の爪状突起34の先部がくい込んで、架台16の下流側に向かって廃パチンコ台ボード11は板部材84、85の上を移動していく。そして、回転している研削ロール29に到達すると、外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60が廃パチンコ台ボード11の裏面側に切り込んで、裏面側に残った木質以外の部材片を研削除去する。
廃パチンコ台ボード11の裏面側に残った木質以外の部材片が除去されながら、廃パチンコ台ボード11の先部の裏面側が駆動ローラ26(廃パチンコ台ボード11の先部の表面側が研削ローラ28)に到達すると、廃パチンコ台ボード11の裏面側に回転している駆動ローラ26の爪状突起34の先部がくい込んで廃パチンコ台ボード11を更に架台16の下流側に向かって移動させながら、廃パチンコ台ボード11の表面側では化粧材及び真鍮釘の突出部が研削ローラ30の外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60により研削除去される。廃パチンコ台ボード11の先部が駆動ローラ26と研削ローラ30の間を通過すると、続いて、廃パチンコ台ボード11の裏面側に回転している駆動ローラ27の爪状突起34の先部がくい込んで廃パチンコ台ボード11を更に架台16の下流側に向かって移動させながら、廃パチンコ台ボード11の表面側では化粧材及び真鍮釘の突出部が研削ローラ31の外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60により研削除去される。
その結果、廃パチンコ台ボード11に設けられている化粧材、真鍮釘の突出部が除去されて、廃パチンコ台ボード11から原料板材が形成される。
原料板材を破砕して破砕物を形成する破砕手段13は、クラッシャー部95と、篩分け部96を有している。ここで、クラッシャー部95には、例えば、従来使用されている木材用のハンマークラッシャー、あるいはシュレッダーを使用することができ、篩分け部96には、例えば、従来使用されている平板状の振動篩、あるいは籠状のロータリー篩を使用することができる。このため、破砕手段13の詳細な説明は省略する。
破砕物から木質チップと真鍮釘を分離してそれぞれ回収する木質チップ回収手段14には、例えば、従来から使用されている回転ローラの外周部に永久磁石が並べて配設されているロータリー式の渦電流を利用した回転磁界選別機(以下、単に回転磁界選別機という)を使用することができる。更に、木質系板状廃材のリサイクル装置10には、原料板材形成手段12から排出される化粧材屑と真鍮釘の混合屑から化粧材屑と真鍮釘を分離してそれぞれ回収する真鍮釘回収手段97が設けられており、真鍮釘回収手段97にも、例えば、従来から使用されている回転ローラの外周部に永久磁石が並べて配設されているロータリー式の回転磁界選別機を使用することができる。このため、木質チップ回収手段14及び真鍮釘回収手段97の詳細な説明は省略する。
次に、本発明の一実施の形態に係る木質系板状廃材のリサイクル方法について説明する。
先ず、正面ガラス、表面機器、及び裏面機器を除き表面ガイドを残した廃パチンコ台ボード11を形成する。また、廃パチンコ台ボード11の総厚み、廃パチンコ台ボード11の表層部に設けられている化粧剤の厚み及び真鍮釘の突出部の長さに応じて、環状の爪状突起34のくい込み深さと研削刃28の切り込み深さを設定し、各駆動ローラ25〜27の軸心位置及び各研削ローラ29〜31の軸心位置をそれぞれ調整する。
そして、真鍮釘が打ち込まれた表面側を下にして廃パチンコ台ボード11を原料板材形成手段12の受入部15から板部材84、85の上に載せて架台16の上流側に装入する。装入された廃パチンコ台ボード11には、その上面側に駆動ローラ25の爪状突起34の先部がくい込んで回転するため、架台16の下流側に向かって移動する移動駆動力が付与される。これによって、廃パチンコ台ボード11は架台16内の板部材84、85の上を上流側から下流側に向かって移動していく。
そして、駆動ローラ25の下流側に配置された回転している研削ロール29に到達すると、研削ローラ29の外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60が廃パチンコ台ボード11の裏面側に切り込んで、裏面側に残った木質以外の部材片を研削除去する。研削除去された木質以外の部材片の屑は、シュート98内を落下して、シュート98の下方に設置された図示しない回収缶に収容される。
廃パチンコ台ボード11は、その裏面側に残った木質以外の部材片が除去されながら、廃パチンコ台ボード11が更に架台16内を下流側に向けて移動する。そして、廃パチンコ台ボード11の先部が駆動ローラ26と研削ローラ30の間に到達すると、廃パチンコ台ボード11の裏面側に駆動ローラ26の爪状突起34の先部がくい込んで、廃パチンコ台ボード11を更に架台16の下流側に向かって移動させながら、廃パチンコ台ボード11の表面側では化粧材及び真鍮釘の突出部が研削ローラ30の外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60により研削除去される。
このとき、廃パチンコ台ボード11の裏面側は駆動ローラ26の爪状突起34を介して押圧された状態になっているので、廃パチンコ台ボード11の表面側が研削ローラ30で研削される際に、廃パチンコ台ボード11が上方に押し上げられることが防止される。更に、研削刃28は研削ローラ30の外周部に分散配置されているので、化粧材及び真鍮釘を廃パチンコ台ボード11の表面側で部分的に除去していくことができ、化粧材及び真鍮釘を除去する際に研削ローラ30に生じる負荷を減少させることができる。そして、除去された化粧材及び真鍮釘は研削刃28間の隙間から容易に流出することができ、研削刃28を廃パチンコ台ボード11の表層部に確実に切り込ませることが可能になる。このため、化粧材及び真鍮釘の突出部を廃パチンコ台ボード11の表層部から効率的に除去することができる。なお、研削除去された化粧材屑及び真鍮釘は、シュート99内を落下して、シュート99の下方に設置された図示しない回収缶に収容される。
廃パチンコ台ボード11の表面側の化粧材及び真鍮釘が除去されながら、廃パチンコ台ボード11が更に架台16内を下流側に向けて支持板部材88の上を移動して、廃パチンコ台ボード11の先部が回転している駆動ローラ27と研削ローラ31の間に到達すると、廃パチンコ台ボード11の裏面側に駆動ローラ27の爪状突起34の先部がくい込んで、廃パチンコ台ボード11を更に架台16の下流側に向かって移動させながら、廃パチンコ台ボード11の表面側では化粧材及び真鍮釘の突出部が研削ローラ31の外周部に分散配置された研削刃28の刃先部60により研削除去される。
このとき、廃パチンコ台ボード11の裏面側は駆動ローラ27の爪状突起34を介して押圧されて、廃パチンコ台ボード11の表面側が研削ローラ31で研削される際に上方に押し上げられるのが防止される。更に、化粧材及び真鍮釘を廃パチンコ台ボード11の表面側で部分的に除去することで研削ローラ31に生じる負荷を減少させながら、除去された化粧材屑及び真鍮釘は研削刃28間の隙間から流出させて、シュート100内を落下させてシュート100の下方に設置された図示しない回収缶に収容する。
そして、廃パチンコ台ボード11の表面側の化粧材及び真鍮釘の突出部、裏面側に残った木質以外の部材片がそれぞれ除去されて得られた原料板材は、支持板部材89の上を移動し、排出板91を介して架台16内から排出される。
次に、原料板材は、破砕手段13のクラッシャー部95に供給されて打撃破砕され、木質チップが形成される。その際、打撃により原料板材内に打ち込まれていた真鍮釘は徐々に浮き上がって、木質チップが形成された段階では、木質チップの間に真鍮釘が混在している破砕物になる。そして、この破砕物を篩分け部96に供給して、篩上の破砕物(例えば、最大長さが100mmを超えた破砕物)はクラッシャー部95に再供給して再度打撃破砕を行ない、篩下の破砕物は木質チップ回収手段14、例えば、ロータリー式の回転磁界選別機に供給する。
ロータリー式の回転磁界選別機の回転ローラの表面に破砕物が供給されると、破砕物中の木質チップは永久磁石の磁力線と相互作用を起こさないため、木質チップは回転ローラに沿って移動しながら移動方向を徐々に変え、次いで重力により下方に落下する。このため、重力による落下方向の下方に回収缶を設置すると、この回収缶に木質チップのみを収容することができる。
一方、破砕物中の真鍮釘では、回転する永久磁石により真鍮釘の内部に永久磁石と同一極を示す誘導磁界が発生して磁化する。このため、真鍮釘と永久磁石の間には磁気的反発力が発生して、回転ローラ上の真鍮釘は飛散する。このため、真鍮釘の飛散方向の下方に回収缶を設置すると、この回収缶に真鍮釘のみを収容することができる。その結果、木質チップと真鍮釘を分離して回収することができる。
更に、原料板材形成手段12から排出される化粧材屑と真鍮釘の混合屑を真鍮釘回収手段97、例えば、ロータリー式の回転磁界選別機に供給する。混合屑中の化粧材屑は永久磁石の磁力線と相互作用を起こさないため、破砕物から木質チップと真鍮釘を分離して回収したのと同様に、化粧材屑と真鍮釘を分離してそれそれ回収することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の木質系板状廃材のリサイクル方法及びその装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、廃パチンコ台ボードから原料板材を形成する際に、研削ローラを3基使用したが、2基以下、又は4基以上としてもよい。そして、駆動ローラの基数も3基使用したが、研削ローラの基数に合わせて2基以下、又は4基以上としてもよい。また、研削ローラの外周部に周方向を4分割する位置に形成した4本の溝に研削刃を取付けたが、溝の本数を3本以下、又は5本以上にしてもよい。また、溝ではなく、研削刃を固定する凹部又は凸部を研削ローラの外周部の所定の位置に設けてもよい。
更に、破砕物から木質チップと真鍮釘を分離するのにロータリー式の回転磁界選別機を使用したが、破砕物を水中に分散させて比重の大きな真鍮釘を沈ませて木質チップと真鍮釘を分離する(浮力選別)こともできる。あるいは、破砕物を、例えば空気の気流中に落下させて、密度の小さな木質チップを吹き飛ばして、木質チップと真鍮釘を分離する(風力選別)こともできる。
本発明の一実施の形態に係る木質系板状廃材のリサイクル装置のブロック図である。 同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の側面図である。 同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の正面図である。 同木質系板状廃材のリサイクル装置の原料板材形成手段の一部省略平面図である。 原料板材形成手段の駆動ローラの斜視図である。 原料板材形成手段の研削ローラの正断面図である。 原料板材形成手段の研削ローラの側面図である。 (A)、(B)、及び(C)はそれぞれ原料板材形成手段の研削ローラの外周部に分散配置された研削刃の平面図、側面図、及び部分正断面図である。
符号の説明
10:木質系板状廃材のリサイクル装置、11:廃パチンコ台ボード、12:原料板材形成手段、13:破砕手段、14:木質チップ回収手段、15:受入部、16:架台、17〜20:脚部材、21、21a:第1の梁部材、22:第2の梁部材、23、24:補強部材、24a、24b:支持部材、25〜27:駆動ローラ、28:研削刃、29〜31:研削ローラ、32:取付け軸、33:駆動ローラ本体、34:爪状突起、35:軸受、37:受け板、38〜42:プーリ、43:電動機、44:回転軸、45:プーリ、46〜48:ベルト、49:キー、50:キー溝、51:研削ローラ本体、52、53:取付け軸、54〜57:溝、58、59:ねじ孔、60:刃先部、61:基部、62:座繰穴、62a:ボルト、63:貫通孔、64:軸受、66:装入穴、67:キー溝、68:キー、69:プーリ、70:電動機、71:回転軸、72:プーリ、73:ベルト、74、75:プーリ、76:電動機、77:回転軸、78:プーリ、79:ベルト、80:電動機、81:回転軸、82:プーリ、83:ベルト、84、85:板部材、86:側部材、87:ボルト、88、89:支持板部材、90:ボルト、91:排出板、92:角度調節器、93、94:カバー、95:クラッシャー部、96:篩分け部、97:真鍮釘回収部、98〜100:シュート

Claims (5)

  1. 表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材を、外周部に研削刃を備えて回転する研削ローラに送って該木質系板状廃材の表層部を研削し、該表層部の前記非木質材を除去して原料板材を形成する第1工程と、
    前記原料板材を打撃破砕して木質チップを主体とする破砕物を形成する第2工程と、
    前記破砕物から前記木質チップを分離して回収する第3工程とを有することを特徴とする木質系板状廃材のリサイクル方法。
  2. 請求項1記載の木質系板状廃材のリサイクル方法において、前記木質系板状廃材は、正面ガラス、表面機器、及び裏面機器を除き表面ガイドを残した廃パチンコ台ボードであり、前記木質チップの分離は、風力選別、浮力選別、及び回転磁界選別のいずれか1又は2以上を組み合わせて行うことを特徴とする木質系板状廃材のリサイクル方法。
  3. 表面に非木質材が設けられた木質系板状廃材から該非木質材を除去して原料板材を形成する原料板材形成手段と、前記原料板材を破砕して破砕物を形成する破砕手段と、前記破砕物から木質チップを分離し回収する木質チップ回収手段とを備えた木質系板状廃材のリサイクル装置であって、
    前記原料板材形成手段は、前記木質系板状廃材の表層部に外周部の一部をくい込ませながら回転し該木質系板状廃材に移動駆動力を与える単数又は複数の駆動ローラと、
    前記木質系板状廃材の移動方向に単数又は複数設けられ、移動してくる前記木質系板状廃材の表層部に外周部に分散配置された研削刃を切り込ませながら回転し前記非木質材を研削して除去する研削ローラを有していることを特徴とする木質系板状廃材のリサイクル装置。
  4. 請求項3記載の木質系板状廃材のリサイクル装置において、前記研削刃は、前記研削ローラの軸方向及び周方向にそれぞれ隙間を開けて並べて配置されていることを特徴とする木質系板状廃材のリサイクル装置。
  5. 請求項3及び4のいずれか1項に記載の木質系板状廃材のリサイクル装置において、前記駆動ローラには、環状の爪状突起が該駆動ローラの軸方向に隙間をあけて並べて配置されていることを特徴とする木質系板状廃材のリサイクル装置。
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