JP2001046430A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
パンツ型使い捨ておむつInfo
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- JP2001046430A JP2001046430A JP11222480A JP22248099A JP2001046430A JP 2001046430 A JP2001046430 A JP 2001046430A JP 11222480 A JP11222480 A JP 11222480A JP 22248099 A JP22248099 A JP 22248099A JP 2001046430 A JP2001046430 A JP 2001046430A
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Abstract
液漏れ防止効果に優れたパンツ型使い捨ておむつを提供
すること。 【解決手段】 液透過性のトップシート4、液不透過性
のバックシート5及びこれら両シート間に介在された液
保持性の吸収体6を有し、股下部Cを介して位置する腹
側部S及び背側部Bそれぞれの両側縁部が接合されてウ
エスト開口部12及び一対のレッグ開口部13が形成さ
れたパンツ型使い捨ておむつ1において、固定縁部及び
自由縁部7aを有する一対のバリアカフス7が吸収体6
の左右両側縁に沿ってそれぞれ配されており、バリアカ
フス7における自由縁部7aに沿って、複数本の弾性部
材11が所定間隔を置いて配されているパンツ型使い捨
ておむつ1。
Description
フィットするバリアカフスを備え、脚周りからの液漏れ
防止効果に優れたパンツ型使い捨ておむつに関する。
ておむつの使用時に着用者の脚周りからの液漏れを防止
する目的で、おむつのレッグ開口部に弾性部材を配した
パンツ型使い捨ておむつが種々知られている。例えば特
開平10−57410号公報には、レッグ開口部の湾曲
線に沿って弾性部材を配すると共に該弾性部材の内側に
隣接してバリヤーフラップを配したパンツ型使い捨てお
むつが記載されている。このおむつでは、弾性部材及び
バリヤーフラップの二つで着用者の脚周りを二重にシー
ルして液漏れを防止しようとしている。
ラップの何れも線状に着用者の脚周りに当接するもので
あるから、着用者の脚と前記弾性部材又はバリヤーフラ
ップとの間に少しでも空隙ができると、そこから容易に
液漏れが生じてしまう。また、前記弾性部材及び前記バ
リヤーフラップが線状に着用者の脚周りに当接するの
で、着用者の脚を局所的に締め付けることになり、着用
者の身体への負担が大きい。
ットし、足周りからの液漏れ防止効果に優れたパンツ型
使い捨ておむつを提供することを目的とする。また、本
発明は、着用者の脚を局所的に締め付けること無く、足
周りからの液漏れ防止効果に優れたパンツ型使い捨てお
むつを提供することを目的とする。
ップシート、液不透過性のバックシート及びこれら両シ
ート間に介在された液保持性の吸収体を有し、股下部を
介して位置する腹側部及び背側部それぞれの両側縁部が
接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形
成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、固定縁部及
び自由縁部を有する一対のバリアカフスが前記吸収体の
左右両側縁に沿ってそれぞれ配されており、前記バリア
カフスにおける前記自由縁部に沿って、複数本の弾性部
材が所定間隔を置いて配されているパンツ型使い捨てお
むつを提供することにより前記目的を達成したものであ
る。
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明のパンツ型使い捨ておむつの第1の実施形態の斜
視図が示されている。また図2(a) は、図1に示すパン
ツ型使い捨ておむつの腹側部及び背側部それぞれの両側
縁部の接合を解いた展開緊張状態の平面図であり、図2
(b) 及び図2(c) はそれぞれ図2(a) において緊張状態
を解いた状態でのb−b線及びc−c線断面図である。
つ(以下、単におむつともいう)1には、股下部Cを介
して腹側部S及び背側部Bが形成されている。そして、
腹側部S及び背側部Bそれぞれの両側縁部を接合固定す
ることで、ウエスト開口部12及び一対のレッグ開口部
13が形成され、パンツ型おむつとなされる。
は、外層シート2及び該外層シート2上に配された吸収
性本体3を備えている。外層シート2は、おむつ1の外
面をなす第1の外層シート2a及び吸収性本体3に対向
する第2の外層シート2bとから構成されている。第1
の外層シート2a及び第2の外層シート2bは、何れも
不織布等の透湿性材料から構成されている。また、第1
の外層シート2a及び第2の外層シート2bは、所定の
塗布パターンで塗布されたホットメルト粘着剤等の接着
剤によって接合されている。外層シート2は、おむつの
外形を構成しており、長手方向中央部が括れた砂時計型
の形状をしている。外層シート2における腹側部S及び
背側部Bそれぞれの端縁部の位置には、第1の外層シー
ト2aと第2の外層シート2bとの間に、複数本の弾性
部材8が伸張状態で張設されており、腹側部S及び背側
部Bそれぞれの両側縁部を接合した場合に形成されるウ
エスト開口部12に沿ってウエストギャザーが形成され
る。
しており、液透過性のトップシート4、液不透過性のバ
ックシート5及び液保持性の吸収体6を有している。ト
ップシート4及びバックシート5の左右両側縁部は、ホ
ットメルト粘着剤14によって互いに接合固定されてお
り、その間に吸収体6が配されている。吸収体6も外層
シート2と同様に長手方向中央部が括れた砂時計型の形
状をしている。バックシート5は、吸収体6の下面、好
ましくは下面全域を被覆しており、更に吸収体6の周縁
から外方にやや延出している。即ち、バックシート5
は、好ましくは吸収体6の形状よりもやや大きな形状と
なっている。トップシート4、バックシート5及び吸収
体6は何れも公知の材料から構成されている。
る最狭部の幅と略同様になされている。従って、外層シ
ート2は、吸収性本体3の左右両側縁部から外方に延出
しており、サイドフラップ9,9を形成している。上述
の通り、外層シート2を構成する第1の外層シート2a
及び第2の外層シート2bは、何れも透湿性材料から構
成されているから、サイドフラップ9は透湿性を有して
いる。従って、おむつ1の着用中、サイドフラップ9を
通じて着装内の水蒸気が外部に放出され、着装内が低湿
度に保たれる。
て一対のバリアカフス7,7がそれぞれ配されている。
バリアカフス7は所定幅の矩形状シートを、その長手方
向略中心線に沿って折り曲げて形成されている。そし
て、前記矩形状シートの左右両側部を固定縁部となして
バックシート5と第2の外層シート2bとの間に介在さ
せ、ホットメルト粘着剤14により接合固定し、且つ折
り曲げ部を自由端部7aとなすことにより、バリアカフ
ス7が形成されている。図2(b) 及び(c) に示すよう
に、バリアカフス7は、吸収体6の側面及び下面の左右
両側部を、吸収体の長手方向の全域に亘って覆うように
配されている。
所定幅だけ内方に亘る矩形状の領域には、複数の弾性部
材11が所定の間隔を置いて且つ折り曲げられた前記シ
ートに挟持されるように伸張状態で配されている。各弾
性部材11は、自由縁部7aに沿って配されている。弾
性部材11の間隔は自由端部7a側の方が狭くなってい
ることが好ましい。弾性部材11の本数は3〜15本、
特に4〜7本であることが好ましい。また、バリアカフ
ス7は、内向き、即ちおむつ1の長手方向中心線の方向
(トップシート4の方向)向けて伏倒されて、バリアカ
フス7における前記矩形状の領域の前後端がトップシー
ト4に接合固定されている。これにより、バリアカフス
7は着用者の肌側へ起立し、おむつ1の着用状態におい
ては、図1に示すようにバリアカフス7が着用者の脚周
りに平面状に密着当接する。その結果、着用者の脚とバ
リアカフス7との間には液漏れを生じさせるような空隙
が極めてできにくくなり、液漏れが効果的に防止され
る。また、バリアカフス7が着用者の脚周りに平面状に
密着当接することで、着用者の身体の動きに追従し易く
なり、どんな姿勢において液漏れが起こりにくくなる。
更に、複数本の弾性部材を用いることで、1本当たりの
弾性部材の収縮応力を小さくすることができる。その結
果、低応力でバリアカフス7を着用者の脚周りフィット
させることができ、着用者の身体に過度の負担がかから
ない。その上、脚周りのサイズ調整が展開型のおむつよ
りも難しいパンツ型のおむつにおいても、サイズ調整範
囲を広くすることができる。
一般にバリアカフスに用いられる材料であれば特に制限
は無く、例えば、不織布であれば撥水性のスパンボンド
不織布、ヒートエンボス不織布、エアスルー不織布など
が挙げられる。これらの不織布の構成材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、あるいはそれらの混合物などが挙げられる。フィ
ルムであれば、ポリエチレンベースの透湿性シートなど
が挙げられる。また不織布とフィルムとを貼り合わせた
ものを用いることもできる。本実施形態においては、特
に耐水圧に優れた不織布であるメルトブロー不織布の層
を有し、このメルトブローの層の両面にスパンボンド不
織布の層がそれぞれ積層されて構成されているシートを
バリアカフス7として用いている。メルトブロー不織布
は低坪量でも耐水圧が高いことから、バリアカフスを通
して液が外側に滲み出ることが防止され、横漏れが効果
的に防止される。また、本実施形態のおむつ1は、バッ
クシート5が吸収体6の下面を覆い且つ吸収体6の周縁
から外方にやや延出しているだけなので、おむつ1の下
部からの液漏れも起こり易いが、耐水圧の高いメルトブ
ロー不織布の層を有するバリアカフス7が吸収体6下面
の左右両側部をも覆っているので、そのような下部から
の液漏れも効果的に防止される。しかも本実施形態にお
いては、前記シートを折り曲げて二重にしてバリアカフ
ス7を構成しているので、液の滲み出しが一層効果的に
防止される。尚、本実施形態においては、メルトブロー
不織布の層は1層だけに限られず、何層かが貼り合わさ
れていても良い。同様にスパンボンド不織布も何層かが
貼り合わされていても良い。
の坪量が0.5〜7g/m2 、特に1〜5g/m2 であ
るものを用いることが、液の滲み出し防止に十分な耐水
圧の確保と、製造経費とのバランスの点から好ましい。
また、メルトブロー不織布の耐水圧は、JIS L10
92に準拠して測定された値が、1層あたり15〜15
0mm、特に30〜100mmであることが同様の理由
から好ましい(以下、耐水圧というときは、この方法で
測定されたものをいう)。
ブロー不織布を構成する繊維の繊維径は、0.05〜7
μm、特に0.1〜5μmであることが好ましい。
積層されるスパンボンド不織布の層は、メルトブロー不
織布の機械的強度を補うために用いられる。従って、各
スパンボンド不織布の坪量は、1〜10g/m2 、特に
3〜7g/m2 であることが好ましい。両スパンボンド
不織布は同一のものでもよく、或いは異なるものでもよ
い。また、上述の通りスパンボンド不織布は何層かが貼
り合わされていてもよい。
としての耐水圧は、20〜150mm、特に40〜11
0mmであることが好ましい。また、前記シート全体の
坪量は、7〜20g/m2 、特に8〜16g/m2 であ
ることが、液のしみ出し防止とバリヤカフスの風合いと
のバランスの点から好ましい。
照しながら説明する。尚、第2の実施形態については第
1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同じ点に
ついては第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適
用される。また、図3において図1及び図2と同じ部材
に同じ符号を付してある。
のおむつ1においては、第1の外層シート2aと第2の
外層シート2bとの間にレッグ部弾性部材15,16が
伸張状態で接合固定されている。レッグ部弾性部材15
は、背側部Sから股下部Cの湾曲線に沿って配され、股
下部Cの中央部からやや腹側部S寄りの位置で股下部C
を横断し、更に腹側部S寄りの股下部Cの湾曲線に沿っ
て腹側部Sまで配されている。一方、レッグ部弾性部材
16は、背側部Bから股下部Cの湾曲線に沿って配さ
れ、股下部Cの中央部からやや腹側部S寄りの位置にお
いて、レッグ部弾性部材15と並列して股下部Cを横断
し、背側部B寄りの股下部Cの湾曲線に沿って背側部B
まで配されている。これにより、レッグ開口部にはレッ
グギャザーが形成される。そして、着用者の足周りは、
このレッグギャザー及びバリアカフス7によって二重に
シールされ、液漏れが一層効果的に防止される。
フス7は所定幅の矩形状シートを、その長手方向に沿っ
て折り曲げて形成されている。そして、前記矩形状シー
トの一方の側部をバックシート5と第2の外層シート2
bとの間に介在させて、吸収体6の下面の側部を覆うよ
うに配し、ホットメルト粘着剤14により接合固定する
と共に、他方の側部をトップシート4上に配してホット
メルト粘着剤14により接合固定することでバリアカフ
ス7が形成されている。バリアカフス7をこのように形
成することで、吸収体6に吸収された液が体圧によりバ
リアカフス7の方向に滲み出ても、それ以上の滲み出し
はバリアカフス7によって阻止されるので、横漏れが効
果的に防止される。
ば前記実施形態においては吸収体6を矩形状にしたり、
吸収体6を長手方向に複数に分割して用いてもよい。
最狭部の幅よりも広くしてもよい。
4、吸収体6及びバリアカフス7を有するものを用い
(つまり、バックシート5を具備しない吸収性本体を用
い)、且つ外層シート2として透湿性を有するバックシ
ートを有するもの、例えば該バックシートと不織布との
積層シートを用いてもよい。
ス7が、吸収体6の側面及び下面の左右両側部を、吸収
体6の長手方向全域に亘って覆っていたが、これに代え
て吸収体6の側面及び下面の左右両側部の一部、例えば
股下部Cのみを覆うようにバリアカフス7を配してもよ
い。
ート5が吸収体6の形状よりもやや大きい形状であった
が、これに代えてバックシート5を、吸収体6の形状と
略同形にしたり、或いは吸収体6の形状よりもやや小さ
い形状としてもよい。
フス7を構成する前記シートは3層構造であったが、こ
れに代えて該シートとして、メルトブロー不織布の層と
スパンボンド不織布の層とが積層されたものを用いても
よい。この場合には、メルトブロー不織布の層が、最も
内方に位置するように前記シートからバリアカフス7を
構成することが、漏れの効果的な防止の点から好まし
い。
層から構成してもよく、或いはメルトブロー不織布に他
の不織布が積層されたものから構成してもよい。
スト開口部12とレッグ開口部13との間の胴回り部に
おいて、第1の外層シート2aと第2の外層シート2b
との間におむつの幅方向に亘って1又は2以上の弾性部
材を伸張状態で張設してもよい。
ットし、足周りからの液漏れ防止効果に優れたパンツ型
使い捨ておむつが提供される。また、本発明によれば、
着用者の脚を局所的に締め付けること無く、足周りから
の液漏れ防止効果に優れたパンツ型使い捨ておむつが提
供される。更に、本発明によれば、脚周りのサイズ調整
が展開型のおむつよりも難しいパンツ型のおむつにおい
ても、サイズ調整範囲を広くすることができる。
形態を示す斜視図である。
つの腹側部及び背側部それぞれの両側縁部の接合を解い
た展開緊張状態の平面図であり、図2(b) 及び図2(c)
はそれぞれ図2(a) において緊張状態を解いた状態での
b−b線及びc−c線断面図である。
むつの腹側部及び背側部それぞれの両側縁部の接合を解
いた展開緊張状態の平面図〔図2(a) 相当図〕であり、
図2(b) 及び図2(c) はそれぞれ図2(a) において緊張
状態を解いた状態でのb−b線及びc−c線断面図〔そ
れぞれ図2(b) 及び図2(c) 相当図〕である。
Claims (5)
- 【請求項1】 液透過性のトップシート、液不透過性の
バックシート及びこれら両シート間に介在された液保持
性の吸収体を有し、股下部を介して位置する腹側部及び
背側部それぞれの両側縁部が接合されてウエスト開口部
及び一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨て
おむつにおいて、 固定縁部及び自由縁部を有する一対のバリアカフスが前
記吸収体の左右両側縁に沿ってそれぞれ配されており、
前記バリアカフスにおける前記自由縁部に沿って、複数
本の弾性部材が所定間隔を置いて配されているパンツ型
使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 前記バリアカフスが、前記吸収体の側面
を覆うように配されている請求項1記載のパンツ型使い
捨ておむつ。 - 【請求項3】 前記バリアカフスが、前記トップシート
に向けて内向きに伏倒されると共に該バリアカフスの前
後端が該トップシートに接合固定されている請求項1又
は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 【請求項4】 前記トップシート、前記バックシート、
前記吸収体及び前記バリアカフスを有する吸収性本体
と、透湿性の外層シートとが接合されてなる請求項1〜
3の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 【請求項5】 前記トップシート、前記吸収体及び前記
バリアカフスを有する吸収性本体と、透湿性の前記バッ
クシートを有する外層シートとが接合されてなる請求項
1〜3の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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Family Applications (1)
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-
1999
- 1999-08-05 JP JP22248099A patent/JP4386501B2/ja not_active Expired - Fee Related
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