JP2009050509A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009050509A JP2009050509A JP2007220785A JP2007220785A JP2009050509A JP 2009050509 A JP2009050509 A JP 2009050509A JP 2007220785 A JP2007220785 A JP 2007220785A JP 2007220785 A JP2007220785 A JP 2007220785A JP 2009050509 A JP2009050509 A JP 2009050509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urine
- separation wall
- top sheet
- sheet
- feces separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
【解決手段】吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備えた使い捨ておむつであり、トップシート18の両側に、長手方向に沿って、立体的に起立可能な防漏壁である立体ギャザー26が形成され、立体ギャザー26に一端54側が接合され、トップシート18に他端56側が重ね合わされて、トップシート18上の空間を前身頃2側と後身頃6側とに仕切る尿便分離壁48を更に備えたものである。尿便分離壁48が、長手方向の一端54側の幅方向の両端部が他端56側よりも幅広に形成されており、その両端部が立体ギャザー26の上側から立体ギャザー26に接合され、他端56側の長手方向の端部がトップシート18に重ね合わされる。
【選択図】図4
Description
本発明の使い捨ておむつは、図3〜図5に示す使い捨ておむつ1のように、吸収体22と、トップシート18と、バックシート20とを備えた使い捨ておむつであり、トップシート18の両側に、長手方向に沿って、立体的に起立可能な防漏壁である立体ギャザー26が形成され、立体ギャザー26に一端54側が接合され、トップシート18に他端56側が重ね合わされて、トップシート18上の空間を前身頃2側と後身頃6側とに仕切る尿便分離壁48を更に備えたものである。
尿便分離壁は、着用者の排泄した尿と便とを隔離するための部材であり、通気撥水性シートによって構成され、トップシートの両側の立体ギャザーに一端側が接合され、トップシートに他端側が重ね合わされて配置される。この尿便分離壁を備えることによって、トップシート上の空間が尿便分離壁を境にして前身頃側と後身頃側とに仕切られ、前身頃側の空間に尿が、後身頃側の空間に便が誘導される。また、この尿便分離壁は、通気撥水性シートで構成されているので、シートを透過して前身頃側に誘導された尿が後身頃側に染み出すこともない。従って、尿と便とが混ざり合うことを有効に防止することができ、尿と便が混ざり合ってしまうことに起因するおむつかぶれの発生が効果的に抑制される。
[1−2]吸収体:
吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
トップシートは、吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側に配置された吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、少なくとも一部(その全部ないし一部)が液透過性材料により構成される。
バックシートは、吸収体の下面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
2ピースタイプのパンツ型おむつにおいては、トップシート、バックシート及び吸収体を、吸収・保持機能を担う「吸収性本体」という一つの部材として構成し、これとは別個に製造された外装部材と接合することにより使い捨ておむつを構成する。この吸収性本体は、生理用ナプキン等と同様に、吸収体の上面側にトップシート、下面側にバックシートが配置されたものであり、トップシートとバックシートとの間に吸収体が介装された構造となっている。例えば、図3に示す使い捨ておむつ1は、トップシート18とバックシート20の間に吸収体22を挟みこみ、吸収体22の周縁部を封着することによって、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造の吸収性本体14を構成した例である。
外装部材は、着用者の身体を被包するための装着機能を担う部材であり、具体的には、前身頃、股下部及び後身頃の各部を形成するシート状の部材である。
パンツ型の使い捨ておむつにおいては、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが一般的であり、更に腹周り伸縮材を配置することが好ましい。
立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、トップシートの上に尿が排泄され、トップシートを伝って尿が拡散してしまった場合でも、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
以下、本発明の使い捨ておむつを製造する方法の一例を、図1〜図6に示す使い捨ておむつ1(2ピースタイプのパンツ型おむつ)を製造する場合の例により説明する。
バックシート20の上面に、親水性シートに包まれた吸収体22を配置し、更にその上面にトップシート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部をトップシート18とバックシート20とで挟み込むように封着することによって吸収性本体14を得る。
シート材32a(32b)の一方の端部を折り返し、その折り返し部分に、2本の立体ギャザー伸縮材36a、36b(36c,36d)を挟み込んだ状態で貼り合わせることによって、立体ギャザー26a(26b)を得る。
吸収性本体14を構成するトップシート18の表面に、通気撥水性シート52の他端56を貼り付けて接合・固定する(接合部66)。この固定はホットメルト接着剤等の接着剤による接着や、ヒートシール、超音波シール、エンボスロール等による加熱接着、加圧接着等、使い捨ておむつを製造する際に用いられる従来公知の接着法により行うことができる。
まず、外装部材16となる不織布を2枚用意し、このうちの1枚の不織布の上面に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40を配置し接着固定する。そして、この上面に、更にもう1枚の不織布を積層し固定することにより、2枚の不織布の間に、ウエスト周り伸縮材42、腹周り伸縮材44及び脚周り伸縮材40が介装された外装部材16を得る。
外装部材16の股下部近傍に、吸収性本体14を配置し固定する。次いで、吸収性本体14を内側にして、前身頃2と後身頃6とを合わせるように二つ折りにし、前身頃2と後身頃6とをヒートシール等の手段により接合し、接合部8を形成することによって、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1を製造することができる。
本発明の使い捨ておむつの適用対象は、前記2ピースタイプのパンツ型おむつに限られるものではなく、例えば、1ピースタイプのパンツ型おむつやテープ型おむつにも適用することができる。
Claims (5)
- 吸収体と、前記吸収体の上面を被覆するように配置され、少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、前記吸収体の下面を被覆するように配置され、液不透過性材料からなるバックシートとを備えた使い捨ておむつであって、
前記トップシートの両側に、立体的に起立可能な防漏壁である立体ギャザーが形成され、
前記立体ギャザーに一端側が接合され、前記トップシートに他端側が重ね合わされて、前記トップシート上の空間を前身頃側と後身頃側とに仕切る尿便分離壁を備え、
前記尿便分離壁が、通気撥水性シートによって構成されたものである使い捨ておむつ。 - 前記尿便分離壁は、長手方向の前記一端側の幅方向の両端部間が、長手方向の前記他端側よりも幅広に形成されており、その両端部が前記立体ギャザーの上側から前記立体ギャザーに接合され、前記他端側の長手方向の端部が前記トップシートに重ね合わされた請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記尿便分離壁は、長手方向の前記一端と前記他端との間で折り畳まれた折り畳み部が形成され、その折り畳み部が使用時に伸展する請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記尿便分離壁と前記トップシートとの長手方向の重ね合わせ長さが、前記尿便分離壁を境として前記後身頃側の前記吸収体の長さの1/2以下であり、前記尿便分離壁の折り畳み状態での前記一端側の天面部の長手方向の長さが、当該尿便分離壁を境として前記後身頃側の前記吸収体の長さの1/2よりも長い請求項3に記載の使い捨ておむつ。
- 前記尿便分離壁と前記トップシートとの長手方向の重ね合わせ長さが、前記尿便分離壁を境として前記後身頃側の前記吸収体の長さの1/2よりも長く、前記尿便分離壁の折り畳み状態での前記一端側の天面部の長手方向の長さが、当該尿便分離壁を境として前記後身頃側の前記吸収体の長さの1/2以下である請求項3に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007220785A JP4964708B2 (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007220785A JP4964708B2 (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009050509A true JP2009050509A (ja) | 2009-03-12 |
JP4964708B2 JP4964708B2 (ja) | 2012-07-04 |
Family
ID=40502133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007220785A Expired - Fee Related JP4964708B2 (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4964708B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013074960A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2014193210A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Daio Paper Corp | 使い捨ておむつ |
JP2016504169A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-12 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2016504168A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-12 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2016504939A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-18 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2017516543A (ja) * | 2014-05-29 | 2017-06-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 分離バリア部材を含む吸収性物品の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296230A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Uni Charm Corp | 使い捨ておむつ |
JP2007203096A (ja) * | 2007-03-30 | 2007-08-16 | Japan Absorbent Technology Institute | 吸収体物品 |
JP2007209522A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Oji Nepia Kk | 使い捨ておむつ |
-
2007
- 2007-08-28 JP JP2007220785A patent/JP4964708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296230A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Uni Charm Corp | 使い捨ておむつ |
JP2007209522A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Oji Nepia Kk | 使い捨ておむつ |
JP2007203096A (ja) * | 2007-03-30 | 2007-08-16 | Japan Absorbent Technology Institute | 吸収体物品 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013074960A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2016504169A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-12 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2016504168A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-12 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2016504939A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-18 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 分離シートを有するおむつ |
JP2014193210A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Daio Paper Corp | 使い捨ておむつ |
JP2017516543A (ja) * | 2014-05-29 | 2017-06-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 分離バリア部材を含む吸収性物品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4964708B2 (ja) | 2012-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3919023B1 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4990070B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3987094B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3919019B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4627500B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4346633B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ及びその製造方法 | |
JP4808501B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4808504B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4627502B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4964708B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4627503B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4700507B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5090975B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3914556B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4825098B2 (ja) | 使い捨ておむつ及びその製造方法 | |
JP2010136756A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4608502B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5002405B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5053803B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4964693B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5280653B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5002536B2 (ja) | テープ型使い捨ておむつ | |
JP4963644B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2010004949A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4990062B2 (ja) | 使い捨ておむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100416 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120327 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4964708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |