JP2001045927A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2001045927A
JP2001045927A JP11220816A JP22081699A JP2001045927A JP 2001045927 A JP2001045927 A JP 2001045927A JP 11220816 A JP11220816 A JP 11220816A JP 22081699 A JP22081699 A JP 22081699A JP 2001045927 A JP2001045927 A JP 2001045927A
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(57)【要約】 【解決課題】 軽量且つ高剛性で、しかも、成型及び組
み立て工程の簡素化によるコスト低減を図ることのでき
る魚釣用リールを提供することを目的とする。 【解決手段】 リール本体に回転自在に支持されたハン
ドルと、該リール本体に支持されたスプールと、該スプ
ールに釣糸を巻回すべく構成された魚釣用リールにおい
て、該スプール3を樹脂にて形成し、補強用リブ35を
スプールと同質材で該スプールの内周面に一体形成する
と共に、スプールの少なくとも前記リブ35の表面を覆
うように金属皮膜層39を形成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は魚釣用リールに関
し、特にスプールの補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リールはハンドル回転にて駆動さ
れる釣糸巻取り機構によってスプールに釣糸を巻き取り
する。
【0003】ところで、前記スプールを低コスト且つ軽
量で量産性に富む樹脂で成型し、構造的強度を補強すべ
く、スプール内部の空間部にリブを形成するものが知ら
れている。
【0004】また、金属製のカラーをスプール内周面に
設けて補強する構成は実開平1−168169号に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
プール内部の空間部にリブを形成したものは、一般的に
リブがスプールと同材質で形成されており、しかも、強
度を確保するためにリブそのものの肉厚を必要とするた
め、結果として重量が大きくなり、スプール単体の軽量
化を図ることが困難となっていた。このような重量増加
は、スピニングリールの場合には、先重りとなり長時間
の釣りではリールおよび竿を握持する手が疲れる。ま
た、両軸受型リールの場合には、スプール回転時の慣性
重量増加となり、バックラッシュを誘発したり、仕掛け
投擲時の飛距離の低下といった不具合を生じる。
【0006】また、前記した金属製のカラーを設けて補
強するものは、釣糸巻き取り時におけるスプールの釣糸
巻回胴部の撓みを防止するが、この場合にも別体のカラ
ーを取り付けるため、重量増加は避け得ず、しかも、部
品点数の増加やこれによる組み込み工程の増加により製
作コストが高くなるといった課題を残していた。
【0007】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
なされたものであり、軽量且つ高剛性で、しかも、成型
及び組み立て工程の簡素化によるコスト低減を図ること
のできる魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、リール本体に
回転自在に支持されたハンドルと、該リール本体に支持
されたスプールと、該スプールに釣糸を巻回すべく構成
された魚釣用リールにおいて、該スプールを樹脂にて形
成し、補強用リブをスプールと同質材で該スプールの内
周面に一体形成すると共に、スプールの少なくとも前記
リブの表面を覆うように金属皮膜層を形成しておくこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明に
おいては、竿先側を前側、竿尻側を後ろ側として説明す
る。
【0010】図1は本発明の第1の実施の形態における
魚釣用リールを示す全体側面図、図2はスプールを示す
側面断面図、図3は図2におけるA−A断面図、図4は
スプールを示す拡大断面図、図5は図3に示した状態の
拡大図である。
【0011】本発明の第1実施形態はスピニングリール
に適用したもので、釣糸巻取機構、釣糸のスプールへの
案内機構などは、基本的に従来から広く知られたスピニ
ングリールと同様であり、図1に示すように、リール本
体1の前部にはハンドルHの操作により回転するロータ
2と、その内側にトラバース機構により前後動するスプ
ール3を有する。図中において参照番号4はスプール3
を支持するスプール軸である。ロータ2には対称位置に
一対の支持アーム21が先端側に向けて突出形成されて
おり、この支持アーム21にはベール支持部材を介して
ベール23が反転自在に取り付けられている。また、特
に図示しないが、支持アーム21の一方には、釣糸をス
プール3の糸巻回部に案内するラインローラが設けられ
ている。
【0012】本第1の実施の形態におけるスピニングリ
ール用のスプール3は、釣糸を巻回する巻回胴部30、
該巻回胴部30の内部の中心に位置するスプール軸受部
31、巻回胴部30とスプール軸受部31を一体接続す
る壁状部33を有する。
【0013】スプール3の巻回胴部30の内部には、巻
回胴部30の内周面からスプール軸受部31に向けて突
出するリブ35が周方向に所定の間隔を置いて設けられ
ている。このリブ35は前記壁状部33とも一体的に接
続しており、スプール3の巻回胴部30の強度を補強し
ている。
【0014】スプール3の母材としては、例えばポリア
ミド、FRP、ABS(アクリロニトル−ブタジェン−
スチレン)樹脂、ポリカーボネイト又はこれらのコンポ
ジット材が用いられ、巻回胴部30、スプール軸受部3
1、壁状部33及びリブ35が一体的に成型されてい
る。そして、前記スプール3の母材の内外周の表面に
は、図5から最もよく分かるように、金属皮膜層39が
形成されており、これにより、スプール全体の剛性を高
める。
【0015】ここで金属皮膜層39は、材料としてクロ
ム、アルミニュウム、金、ニッケルなどを始めとする各
種の金属材料が用いられ、このような金属材料をメッキ
処理、蒸着(物理蒸着処理、科学蒸着処理)などの公知
の方法によって形成される。この金属皮膜層39の厚さ
寸法は特に限定されないが、ある程度以上の剛性を得る
ためには、少なくとも1ミクロン以上であることが望ま
しい。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図6に示すように、第2の実施形態の魚釣用
リールに用いるスプールは3Aには、壁状部33の前後
側に夫々リブ36,37を設けるものである。
【0017】壁状部33の後側のリブ(第1のリブ)3
6は巻回胴部30の筒状内周面から壁状部33を通って
スプール軸受部31まで延在するように形成されてい
る。この第1のリブ36も周方向に所定の間隔をおいて
設けられている。このように第1のリブ36を長く延在
させることにより、スプールの強度が増す。前記第1の
実施の形態においても、第1のリブ36をこのようなス
プール軸受部31まで延在させておくことにより強度が
増す。
【0018】また、壁状部33の前側に配置された第2
のリブ37は、巻回胴部30の内周面から巻回胴部30
内側に同心的に設けられたドラグ筒部38の外周まで延
在するように構成されている。
【0019】上記スプール3Aも、FRP、ABS樹
脂、ポリカーボネイト又はこれらのコンポジット材など
の材料で、巻回胴部30、スプール軸受部31、壁状部
33及びリブ36,37が一体的に成型されている。そ
して、スプール3Aの少なくとも内面側に前記第1の実
施の形態のスプール3と同様に金属皮膜層を形成し、強
度を向上させておく。
【0020】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態は図7に示すように、スプール3
Bの巻回胴部30の内周面であって、壁状部33より後
側に軸方向に所定間隔に配置された複数列のリブ39を
スプール3Bに一体形成しておく。これらの複数列のリ
ブ39も夫々周方向に一定の間隔をおいて配置されてい
る。
【0021】上記構成のスプール3Bにも、少なくとも
内面側に前記第1の実施の形態のスプール3と同様に金
属皮膜層を形成し、強度を向上させておく。
【0022】次に、第4の実施の形態について説明す
る。第4の実施の形態は両軸受型リールに適用したもの
であり、図8〜図10に示す。この第4の実施の形態に
おける魚釣用リールの全体的な構成は一般的な両軸受型
リールと基本的に同様であり、リール本体7の両側に設
けられた一対の側板8A,8B間にはスプール軸8を介
してスプール9が回転可能に支持されている。スプール
9はハンドルHによって回転駆動され、釣糸は釣糸案内
部Gによってスプール9の巻回胴部90に均等にトラバ
ースさせながら巻回されるものである。
【0023】このスプール9の巻回胴部90から壁状部
93の壁面を通ってスプール軸受部91間に至るように
リブ95が一体的に設けられている。即ち、図10から
分かるように、このリブ95はスプール軸受部93から
放射方向に形成されている。このリブ95は壁状部93
のハンドルH側の壁面側に設けられているが、これは、
駆動側の強度を向上させておくためである。そして、こ
のスプール9も、巻回胴部90、壁状部93,スプール
軸受部91、リブ95がFRP、ABS樹脂、ポリカー
ボネイト又はこれらのコンポジット材などの材料で一体
的に成型され、且つ、少なくとも内側であるリブ95形
成側の表面に金属皮膜層を形成しておく。
【0024】なお、上記した各実施の形態におけるリブ
の具体的な形状や数は図示したものに限定されるもので
ない。
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、スプ
ールと同材質でリブを一体形成し、且つ、前記リブを覆
うように金属皮膜層を形成したので、成型及び組立が容
易となり、低コストでスプールを製作することが可能と
なる。
【0026】また、本発明によれば、リブの表面を金属
皮膜層で覆っているので、リブを薄く形成しても、ま
た、別体の補強部材を設けなくてもリブの強度を向上さ
せることができ、全体的に軽量高剛性のスプールを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の魚釣用リール(スピニング
リール)の全体を示す側面断面図である。
【図2】第1の実施の形態に用いるスプールを示す側面
断面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】第1の実施の形態に用いるスプールを示す拡大
断面図である。
【図5】図3に示した状態の拡大図である。
【図6】第2の実施の形態に用いるスプールを示す拡大
側面断面図である。
【図7】第3の実施の形態に用いるスプールを示す拡大
側面断面図である。
【図8】第4の実施の形態の魚釣用リール(両軸受型リ
ール)の全体を示す側面断面図である。
【図9】第4の実施の形態に用いるスプールを示す側面
断面図である
【図10】図9におけるB−B断面図である
【符号の説明】
1 リール(スピニングリール)本体 2 ロータ 3,3A,3B,3C スプール 4 スプール軸 7 リール(両軸受型リール)本体 9 スプール 30 巻回胴部 31 スプール軸受部 33 壁状部 35 リブ 36 第1のリブ 37 第2のリブ 38 ドラグ筒部 39 リブ 90 巻回胴部 91 スプール軸受部 93 壁状部 95 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転自在に支持されたハンド
    ルと、該リール本体に支持されたスプールと、該スプー
    ルに釣糸を巻回すべく構成された魚釣用リールにおい
    て、 該スプールを樹脂にて形成し、補強用リブをスプールと
    同質材で該スプールの内周面に一体形成すると共に、ス
    プールの少なくとも前記リブの表面を覆う部分に金属皮
    膜層が形成されていることを特徴とする魚釣用リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100788101B1 (ko) * 2001-02-23 2007-12-21 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴의 스풀
JP2011239722A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Shimano Components Malaysia Sdn Bhd スピニングリールのスプール

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KR100788101B1 (ko) * 2001-02-23 2007-12-21 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴의 스풀
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