JP2001045680A - 蓄電電気機器制御装置および蓄電電気機器制御方法 - Google Patents
蓄電電気機器制御装置および蓄電電気機器制御方法Info
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- JP2001045680A JP2001045680A JP11214276A JP21427699A JP2001045680A JP 2001045680 A JP2001045680 A JP 2001045680A JP 11214276 A JP11214276 A JP 11214276A JP 21427699 A JP21427699 A JP 21427699A JP 2001045680 A JP2001045680 A JP 2001045680A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充電用プリチャージ回路と放電用プリチャー
ジ回路とを兼用して構成を簡単化するとともに、コスト
ダウンを達成する。 【解決手段】 充電動作、放電動作に先だって三相交流
入力ラインから主回路コンデンサ36に対するプリチャ
ージを行う充放電プリチャージスイッチ31を設けると
ともに、主回路コンデンサ36の端子間電圧および交流
電流センサ4により検出される交流電流値を入力として
充放電プリチャージスイッチ31を制御する蓄電ユニッ
ト制御部39とを有している。
ジ回路とを兼用して構成を簡単化するとともに、コスト
ダウンを達成する。 【解決手段】 充電動作、放電動作に先だって三相交流
入力ラインから主回路コンデンサ36に対するプリチャ
ージを行う充放電プリチャージスイッチ31を設けると
ともに、主回路コンデンサ36の端子間電圧および交流
電流センサ4により検出される交流電流値を入力として
充放電プリチャージスイッチ31を制御する蓄電ユニッ
ト制御部39とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は蓄電電気機器制御
装置および蓄電電気機器制御方法に関し、さらに詳細に
いえば、電力需要の小さい時間帯において二次電池に対
する充電を行い、電力需要の大きい時間帯において二次
電池からの放電を行って電力負荷の平準化を実現するた
めの蓄電電気機器を制御するための装置および方法に関
する。
装置および蓄電電気機器制御方法に関し、さらに詳細に
いえば、電力需要の小さい時間帯において二次電池に対
する充電を行い、電力需要の大きい時間帯において二次
電池からの放電を行って電力負荷の平準化を実現するた
めの蓄電電気機器を制御するための装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力需要の小さい時間帯(例
えば、夜間の時間帯)において二次電池に対する充電を
行い、電力需要の大きい時間帯(例えば、昼間の時間
帯)において二次電池からの放電を行って電力負荷の平
準化を実現するための、蓄電電気機器の一種である蓄電
空気調和機(蓄電エアコン)が提案されている。
えば、夜間の時間帯)において二次電池に対する充電を
行い、電力需要の大きい時間帯(例えば、昼間の時間
帯)において二次電池からの放電を行って電力負荷の平
準化を実現するための、蓄電電気機器の一種である蓄電
空気調和機(蓄電エアコン)が提案されている。
【0003】インバータ駆動の圧縮機を持つ空気調和機
(室外機)はインバータ回路の前段にAC/DC変換回
路(整流回路)があって、ここで商用AC電圧を一旦直
流電圧に変換している(ACラインが3相200Vの場
合には、主回路直流電圧は約280Vになる)。したが
って、二次電池電圧をチョッパーなどを用いて上記主回
路電圧に合わせ込んでここへ重畳することで、二次電池
から室外機へ駆動電力を供給することが可能になる。
(室外機)はインバータ回路の前段にAC/DC変換回
路(整流回路)があって、ここで商用AC電圧を一旦直
流電圧に変換している(ACラインが3相200Vの場
合には、主回路直流電圧は約280Vになる)。したが
って、二次電池電圧をチョッパーなどを用いて上記主回
路電圧に合わせ込んでここへ重畳することで、二次電池
から室外機へ駆動電力を供給することが可能になる。
【0004】一方、二次電池への充電は商用AC電圧を
整流してチョッパーで二次電池電圧に電圧を合わせ込ん
で行うが、充電回路としては、室外機側のAC入力部を
流用する構成(図3参照)と、蓄電ユニット側で独立に
AC入力回路を設ける構成(図4参照)とが考えられ
る。
整流してチョッパーで二次電池電圧に電圧を合わせ込ん
で行うが、充電回路としては、室外機側のAC入力部を
流用する構成(図3参照)と、蓄電ユニット側で独立に
AC入力回路を設ける構成(図4参照)とが考えられ
る。
【0005】図3に示す蓄電空気調和機システムは、三
相交流電源61に対して、空気調和機メインスイッチ6
2、AC/DC変換回路63、インバータ回路64およ
び圧縮機65をこの順に接続している。そして、AC/
DC変換回路63とインバータ回路64との途中部に対
して、充放電主回路スイッチ66と、抵抗67、充放電
プリチャージ用スイッチ68の直列回路とを互いに並列
接続し、この並列接続回路に対して主回路コンデンサ6
9を直列接続し、この主回路コンデンサ69の端子間
に、双方向コンバータ70と二次電池71とを直列接続
している。また、主回路電圧(主回路コンデンサ69の
電圧)を検出して、空気調和機メインスイッチ62、充
放電主回路スイッチ66、充放電プリチャージ用スイッ
チ68を制御する蓄電ユニット制御部72を設けてい
る。
相交流電源61に対して、空気調和機メインスイッチ6
2、AC/DC変換回路63、インバータ回路64およ
び圧縮機65をこの順に接続している。そして、AC/
DC変換回路63とインバータ回路64との途中部に対
して、充放電主回路スイッチ66と、抵抗67、充放電
プリチャージ用スイッチ68の直列回路とを互いに並列
接続し、この並列接続回路に対して主回路コンデンサ6
9を直列接続し、この主回路コンデンサ69の端子間
に、双方向コンバータ70と二次電池71とを直列接続
している。また、主回路電圧(主回路コンデンサ69の
電圧)を検出して、空気調和機メインスイッチ62、充
放電主回路スイッチ66、充放電プリチャージ用スイッ
チ68を制御する蓄電ユニット制御部72を設けてい
る。
【0006】図4に示す蓄電空気調和機システムは、三
相交流電源81に対して、空気調和機メインスイッチ8
2、AC/DC変換回路83、インバータ回路84およ
び圧縮機85をこの順に接続している。そして、三相交
流電源81に対して、充電メインスイッチ86と充電用
プリチャージスイッチ87、抵抗88の直列回路との並
列接続回路、AC/DC変換回路89、主回路コンデン
サ90をこの順に接続している。また、この主回路コン
デンサ90の端子間に、双方向コンバータ91と二次電
池92とを直列接続している。さらに、AC/DC変換
回路83とインバータ回路84との途中部と主回路コン
デンサ90との間に、放電主回路スイッチ93と、抵抗
94、放電用プリチャージスイッチ95の直列回路との
並列接続回路を接続している。さらにまた、主回路電圧
(主回路コンデンサ90の電圧)を検出して、充電メイ
ンスイッチ86、充電用プリチャージスイッチ87、放
電主回路スイッチ93、放電用プリチャージスイッチ9
5を制御するとともに、双方向コンバータ91のチョッ
パー制御を行う蓄電ユニット制御部96を設けている。
相交流電源81に対して、空気調和機メインスイッチ8
2、AC/DC変換回路83、インバータ回路84およ
び圧縮機85をこの順に接続している。そして、三相交
流電源81に対して、充電メインスイッチ86と充電用
プリチャージスイッチ87、抵抗88の直列回路との並
列接続回路、AC/DC変換回路89、主回路コンデン
サ90をこの順に接続している。また、この主回路コン
デンサ90の端子間に、双方向コンバータ91と二次電
池92とを直列接続している。さらに、AC/DC変換
回路83とインバータ回路84との途中部と主回路コン
デンサ90との間に、放電主回路スイッチ93と、抵抗
94、放電用プリチャージスイッチ95の直列回路との
並列接続回路を接続している。さらにまた、主回路電圧
(主回路コンデンサ90の電圧)を検出して、充電メイ
ンスイッチ86、充電用プリチャージスイッチ87、放
電主回路スイッチ93、放電用プリチャージスイッチ9
5を制御するとともに、双方向コンバータ91のチョッ
パー制御を行う蓄電ユニット制御部96を設けている。
【0007】図3に示す蓄電空気調和機システムを採用
する場合には、空気調和機が稼働状態(ユーザーが空気
調和機のスイッチをオンにした状態)でないと二次電池
71に対する充電を行うことができない。また、圧縮機
65が回転している時に同時に二次電池71に対する充
電を行うと、既存の空気調和機の回路をそのまま流用し
た場合には、AC入力部の許容電流容量をオーバーする
可能性があるので、室外機側の改造を行うことが必要に
なってしまう。したがって、改造を行うことなく、既存
の空気調和機に蓄電ユニットを組み合わせて蓄電空気調
和機システムを構成する場合には、図4に示すように、
充電回路を蓄電ユニットに独立して持たせる構成を採用
することが一般的である。
する場合には、空気調和機が稼働状態(ユーザーが空気
調和機のスイッチをオンにした状態)でないと二次電池
71に対する充電を行うことができない。また、圧縮機
65が回転している時に同時に二次電池71に対する充
電を行うと、既存の空気調和機の回路をそのまま流用し
た場合には、AC入力部の許容電流容量をオーバーする
可能性があるので、室外機側の改造を行うことが必要に
なってしまう。したがって、改造を行うことなく、既存
の空気調和機に蓄電ユニットを組み合わせて蓄電空気調
和機システムを構成する場合には、図4に示すように、
充電回路を蓄電ユニットに独立して持たせる構成を採用
することが一般的である。
【0008】上記の蓄電空気調和機システムを採用した
場合には、二次電池92から室外機に送り込む放電電力
が1kW以上にもなるので、主回路コンデンサ90とし
て大容量(1000μF以上)のものが採用される。そ
して、主回路コンデンサ90の容量が大きいと充放電開
始時のコンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパ
ワーデバイスが破壊されるのを防止するために、充放電
開始前には予め主回路コンデンサ90にプリチャージ
(チョッパー動作前に所定の主回路電圧まで充電)する
ことが必要になる。
場合には、二次電池92から室外機に送り込む放電電力
が1kW以上にもなるので、主回路コンデンサ90とし
て大容量(1000μF以上)のものが採用される。そ
して、主回路コンデンサ90の容量が大きいと充放電開
始時のコンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパ
ワーデバイスが破壊されるのを防止するために、充放電
開始前には予め主回路コンデンサ90にプリチャージ
(チョッパー動作前に所定の主回路電圧まで充電)する
ことが必要になる。
【0009】そして、図4に示す構成の蓄電空気調和機
システムを採用した場合には、二次電池92に対する充
電を行うに当たって、図5に示すように、充電用プリチ
ャージスイッチ87をオンにして三相交流電源81から
主回路コンデンサ90に対するプリチャージを行い、プ
リチャージ完了後、充電メインスイッチ86をオンにし
て二次電池92に対する充電を行う。逆に、二次電池9
2からの放電を行うに当たっては、図5に示すように、
室外機の主回路ラインに放電電力を供給(室外機からの
電力と二次電池からの電力が合算した形になる)するた
めに、室外機の主回路ラインに圧縮機駆動用の電力(電
圧)が供給されていることを確認しなければならず、こ
の確認を達成するために、放電用プリチャージスイッチ
95をオンにして室外機主回路ラインから主回路コンデ
ンサ90に対するプリチャージを行い、プリチャージ完
了後、放電主回路スイッチ93をオンにして二次電池9
2からの放電を行う。したがって、充放電開始時のコン
デンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイ
スが破壊されるという不都合の発生を防止することがで
き、しかも電力負荷の平準化を達成することができる。
システムを採用した場合には、二次電池92に対する充
電を行うに当たって、図5に示すように、充電用プリチ
ャージスイッチ87をオンにして三相交流電源81から
主回路コンデンサ90に対するプリチャージを行い、プ
リチャージ完了後、充電メインスイッチ86をオンにし
て二次電池92に対する充電を行う。逆に、二次電池9
2からの放電を行うに当たっては、図5に示すように、
室外機の主回路ラインに放電電力を供給(室外機からの
電力と二次電池からの電力が合算した形になる)するた
めに、室外機の主回路ラインに圧縮機駆動用の電力(電
圧)が供給されていることを確認しなければならず、こ
の確認を達成するために、放電用プリチャージスイッチ
95をオンにして室外機主回路ラインから主回路コンデ
ンサ90に対するプリチャージを行い、プリチャージ完
了後、放電主回路スイッチ93をオンにして二次電池9
2からの放電を行う。したがって、充放電開始時のコン
デンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイ
スが破壊されるという不都合の発生を防止することがで
き、しかも電力負荷の平準化を達成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す蓄
電空気調和機システムにおいては、放電可能状態の確認
(主回路電圧の確認)をプリチャージ後の主回路コンデ
ンサ90の端子間電圧の検出によって行っているので、
必ず空気調和機主回路側からのプリチャージが必要であ
り、この結果、充電用プリチャージ回路と放電用プリチ
ャージ回路とを別回路として設けることが必要であり、
構成が複雑化してしまう。また、空気調和機主回路側か
らのプリチャージは直流ループにより行われるので、高
価なphoto−mosリレーなど直流専用のON/O
FFデバイスが必要であり、コストアップを招いてしま
う。
電空気調和機システムにおいては、放電可能状態の確認
(主回路電圧の確認)をプリチャージ後の主回路コンデ
ンサ90の端子間電圧の検出によって行っているので、
必ず空気調和機主回路側からのプリチャージが必要であ
り、この結果、充電用プリチャージ回路と放電用プリチ
ャージ回路とを別回路として設けることが必要であり、
構成が複雑化してしまう。また、空気調和機主回路側か
らのプリチャージは直流ループにより行われるので、高
価なphoto−mosリレーなど直流専用のON/O
FFデバイスが必要であり、コストアップを招いてしま
う。
【0011】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、充電用プリチャージ回路と放電用プリチ
ャージ回路とを兼用して構成を簡単化するとともに、コ
ストダウンを達成できる蓄電電気機器制御装置および蓄
電電気機器制御方法を提供することを目的としている。
たものであり、充電用プリチャージ回路と放電用プリチ
ャージ回路とを兼用して構成を簡単化するとともに、コ
ストダウンを達成できる蓄電電気機器制御装置および蓄
電電気機器制御方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の蓄電電気機器
制御装置は、交流電源に対して電気機器と、二次電池を
含む蓄電ユニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと
電気機器とを接続して二次電池からの放電電力を電気機
器に供給するように構成したものであって、交流電源か
ら電気機器に供給される交流電流を検出する交流電流検
出手段と、該交流電流検出手段により検出された交流電
流に応答して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプ
リチャージを制御するプリチャージ制御手段とを含むも
のである。
制御装置は、交流電源に対して電気機器と、二次電池を
含む蓄電ユニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと
電気機器とを接続して二次電池からの放電電力を電気機
器に供給するように構成したものであって、交流電源か
ら電気機器に供給される交流電流を検出する交流電流検
出手段と、該交流電流検出手段により検出された交流電
流に応答して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプ
リチャージを制御するプリチャージ制御手段とを含むも
のである。
【0013】請求項2の蓄電電気機器制御装置は、前記
蓄電ユニットとして、充電電圧を二次電池に適合させる
とともに、放電電圧を電気機器に適合させる昇降圧用チ
ョッパー回路と、チョッパー用の主回路コンデンサと、
充電動作、放電動作に先だって交流入力ラインから主回
路コンデンサに対するプリチャージを行わせるための充
放電プリチャージスイッチとを含むものを採用し、前記
プリチャージ制御手段として、充電動作、放電動作の前
に、交流電流検出手段により検出された交流電流に応答
して交流入力ラインから主回路コンデンサに対するプリ
チャージを行わせるべく充放電プリチャージスイッチを
制御するものを採用するものである。
蓄電ユニットとして、充電電圧を二次電池に適合させる
とともに、放電電圧を電気機器に適合させる昇降圧用チ
ョッパー回路と、チョッパー用の主回路コンデンサと、
充電動作、放電動作に先だって交流入力ラインから主回
路コンデンサに対するプリチャージを行わせるための充
放電プリチャージスイッチとを含むものを採用し、前記
プリチャージ制御手段として、充電動作、放電動作の前
に、交流電流検出手段により検出された交流電流に応答
して交流入力ラインから主回路コンデンサに対するプリ
チャージを行わせるべく充放電プリチャージスイッチを
制御するものを採用するものである。
【0014】請求項3の蓄電電気機器制御装置は、前記
電気機器として空気調和機を採用するものである。
電気機器として空気調和機を採用するものである。
【0015】請求項4の蓄電電気機器制御方法は、交流
電源に対して電気機器と、二次電池を含む蓄電ユニット
とを接続し、しかも、蓄電ユニットと電気機器とを接続
して二次電池からの放電電力を電気機器に供給するよう
に構成した蓄電電気機器において、交流電源から電気機
器に供給される交流電流を検出し、検出された交流電流
に応答して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプリ
チャージを制御する方法である。
電源に対して電気機器と、二次電池を含む蓄電ユニット
とを接続し、しかも、蓄電ユニットと電気機器とを接続
して二次電池からの放電電力を電気機器に供給するよう
に構成した蓄電電気機器において、交流電源から電気機
器に供給される交流電流を検出し、検出された交流電流
に応答して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプリ
チャージを制御する方法である。
【0016】
【作用】請求項1の蓄電空気調和機制御装置であれば、
交流電源に対して空気調和機と、二次電池を含む蓄電ユ
ニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと空気調和機
とを接続して二次電池からの放電電力を空気調和機に供
給するように構成することによって電力負荷の平準化に
貢献する場合において、交流電流検出手段によって交流
電源から電気機器に供給される交流電流を検出し、該交
流電流検出手段により検出された交流電流に応答して、
プリチャージ制御手段によって蓄電ユニットの主回路コ
ンデンサへのプリチャージを制御することができる。
交流電源に対して空気調和機と、二次電池を含む蓄電ユ
ニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと空気調和機
とを接続して二次電池からの放電電力を空気調和機に供
給するように構成することによって電力負荷の平準化に
貢献する場合において、交流電流検出手段によって交流
電源から電気機器に供給される交流電流を検出し、該交
流電流検出手段により検出された交流電流に応答して、
プリチャージ制御手段によって蓄電ユニットの主回路コ
ンデンサへのプリチャージを制御することができる。
【0017】したがって、交流電流の検出によって、電
気機器が動作しているか停止しているかを判定すること
ができ、この判定結果に応答して、充電動作、放電動作
に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを行
わせることができる。この結果、充放電開始時のコンデ
ンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイス
が破壊されるという不都合の発生を防止することができ
る。
気機器が動作しているか停止しているかを判定すること
ができ、この判定結果に応答して、充電動作、放電動作
に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを行
わせることができる。この結果、充放電開始時のコンデ
ンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイス
が破壊されるという不都合の発生を防止することができ
る。
【0018】請求項2の蓄電電気機器制御装置であれ
ば、前記蓄電ユニットとして、充電電圧を二次電池に適
合させるとともに、放電電圧を電気機器に適合させる昇
降圧用チョッパー回路と、チョッパー用の主回路コンデ
ンサと、充電動作、放電動作に先だって交流入力ライン
から主回路コンデンサに対するプリチャージを行わせる
ための充放電プリチャージスイッチとを含むものを採用
し、前記プリチャージ制御手段として、充電動作、放電
動作の前に、交流電流検出手段により検出された交流電
流に応答して交流入力ラインから主回路コンデンサに対
するプリチャージを行わせるべく充放電プリチャージス
イッチを制御するものを採用しているので、充放電動作
に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを行
うことによって、充放電開始時のコンデンサのラッシュ
カレント(短絡電流)でパワーデバイスが破壊されると
いう不都合の発生を防止することができる。そして、放
電動作に先だってプリチャージを行うに当たって、交流
電流検出手段により交流電源から電気機器に供給される
交流電流を検出することによって、電気機器が動作して
いるか停止しているかを判定することができるので、充
電動作に先だってプリチャージを行う場合と同様に、交
流入力ラインから主回路コンデンサに対するプリチャー
ジを行わせることができる。
ば、前記蓄電ユニットとして、充電電圧を二次電池に適
合させるとともに、放電電圧を電気機器に適合させる昇
降圧用チョッパー回路と、チョッパー用の主回路コンデ
ンサと、充電動作、放電動作に先だって交流入力ライン
から主回路コンデンサに対するプリチャージを行わせる
ための充放電プリチャージスイッチとを含むものを採用
し、前記プリチャージ制御手段として、充電動作、放電
動作の前に、交流電流検出手段により検出された交流電
流に応答して交流入力ラインから主回路コンデンサに対
するプリチャージを行わせるべく充放電プリチャージス
イッチを制御するものを採用しているので、充放電動作
に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを行
うことによって、充放電開始時のコンデンサのラッシュ
カレント(短絡電流)でパワーデバイスが破壊されると
いう不都合の発生を防止することができる。そして、放
電動作に先だってプリチャージを行うに当たって、交流
電流検出手段により交流電源から電気機器に供給される
交流電流を検出することによって、電気機器が動作して
いるか停止しているかを判定することができるので、充
電動作に先だってプリチャージを行う場合と同様に、交
流入力ラインから主回路コンデンサに対するプリチャー
ジを行わせることができる。
【0019】したがって、主回路コンデンサに対するプ
リチャージ回路を1回路のみに簡単化することができ
る。そして、このプリチャージ回路は直流ループではな
いので、プリチャージスイッチとして安価なACリレー
などを採用することができる。これらの結果、コストダ
ウンを達成することができる。
リチャージ回路を1回路のみに簡単化することができ
る。そして、このプリチャージ回路は直流ループではな
いので、プリチャージスイッチとして安価なACリレー
などを採用することができる。これらの結果、コストダ
ウンを達成することができる。
【0020】請求項3の蓄電電気機器制御装置であれ
ば、前記電気機器として空気調和機を採用しているの
で、空気調和機の圧縮機が回転しているか停止している
かを判定することができ、この判定結果に応答して充放
電動作に先立つ主回路コンデンサのプリチャージを制御
することができる。
ば、前記電気機器として空気調和機を採用しているの
で、空気調和機の圧縮機が回転しているか停止している
かを判定することができ、この判定結果に応答して充放
電動作に先立つ主回路コンデンサのプリチャージを制御
することができる。
【0021】したがって、電力負荷が大きい時間帯に運
転されることが多い空気調和機を二次電池からの放電電
力を利用して運転することにより電力負荷平準化効果を
高めることができ、しかも、充放電動作に先だって主回
路コンデンサに対するプリチャージを行うことによっ
て、充放電開始時のコンデンサのラッシュカレント(短
絡電流)でパワーデバイスが破壊されるという不都合の
発生を防止することができる。
転されることが多い空気調和機を二次電池からの放電電
力を利用して運転することにより電力負荷平準化効果を
高めることができ、しかも、充放電動作に先だって主回
路コンデンサに対するプリチャージを行うことによっ
て、充放電開始時のコンデンサのラッシュカレント(短
絡電流)でパワーデバイスが破壊されるという不都合の
発生を防止することができる。
【0022】請求項4の蓄電電気機器制御方法であれ
ば、交流電源に対して空気調和機と、二次電池を含む蓄
電ユニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと空気調
和機とを接続して二次電池からの放電電力を空気調和機
に供給するように構成することによって電力負荷の平準
化に貢献する場合において、交流電源から電気機器に供
給される交流電流を検出し、検出された交流電流に応答
して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプリチャー
ジを制御するのであるから、交流電流の検出によって、
電気機器が動作しているか停止しているかを判定するこ
とができ、この判定結果に応答して、充電動作、放電動
作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを
行わせることができ、この結果、充放電開始時のコンデ
ンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイス
が破壊されるという不都合の発生を防止することができ
る。
ば、交流電源に対して空気調和機と、二次電池を含む蓄
電ユニットとを接続し、しかも、蓄電ユニットと空気調
和機とを接続して二次電池からの放電電力を空気調和機
に供給するように構成することによって電力負荷の平準
化に貢献する場合において、交流電源から電気機器に供
給される交流電流を検出し、検出された交流電流に応答
して、蓄電ユニットの主回路コンデンサへのプリチャー
ジを制御するのであるから、交流電流の検出によって、
電気機器が動作しているか停止しているかを判定するこ
とができ、この判定結果に応答して、充電動作、放電動
作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャージを
行わせることができ、この結果、充放電開始時のコンデ
ンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバイス
が破壊されるという不都合の発生を防止することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の蓄電空気調和機制御装置の実施の態様を詳細に説
明する。
発明の蓄電空気調和機制御装置の実施の態様を詳細に説
明する。
【0024】図1はこの発明の蓄電空気調和機制御装置
が組み込まれた蓄電空気調和機システムの構成を概略的
に示すブロック図である。
が組み込まれた蓄電空気調和機システムの構成を概略的
に示すブロック図である。
【0025】この蓄電空気調和機システムは、三相交流
電源1に対して空気調和機2を接続しているとともに、
蓄電ユニット3を接続している。そして、空気調和機2
と蓄電ユニット3とを放電経路によって接続している。
また、三相交流電源1と空気調和機2との間に交流電流
センサ(例えば、カレントトランス)4を設けている。
電源1に対して空気調和機2を接続しているとともに、
蓄電ユニット3を接続している。そして、空気調和機2
と蓄電ユニット3とを放電経路によって接続している。
また、三相交流電源1と空気調和機2との間に交流電流
センサ(例えば、カレントトランス)4を設けている。
【0026】前記空気調和機2は、室外機のみを示して
おり、三相交流電圧の供給、供給停止を制御する空気調
和機メインスイッチ21と、空気調和機用AC/DC変
換器(例えば、整流回路)22と、空気調和機用AC/
DC変換器22から出力される直流電圧を入力とするイ
ンバータ部23と、インバータ部23から出力される交
流電圧を入力とする圧縮機24とを有している。また、
前記放電経路は、空気調和機用AC/DC変換器22と
インバータ部23との間に接続されている。
おり、三相交流電圧の供給、供給停止を制御する空気調
和機メインスイッチ21と、空気調和機用AC/DC変
換器(例えば、整流回路)22と、空気調和機用AC/
DC変換器22から出力される直流電圧を入力とするイ
ンバータ部23と、インバータ部23から出力される交
流電圧を入力とする圧縮機24とを有している。また、
前記放電経路は、空気調和機用AC/DC変換器22と
インバータ部23との間に接続されている。
【0027】前記蓄電ユニット3は、充放電プリチャー
ジスイッチ31と抵抗32との直列回路と、この直列回
路と並列に接続された充電メインスイッチ33と、蓄電
ユニット用AC/DC変換器(例えば、整流回路)34
と、双方向コンバータ部35と、チョッパー用の主回路
コンデンサ36と、二次電池37と、前記放電経路に設
けられた放電メインスイッチ38と、主回路電圧(主回
路コンデンサ36の端子間電圧)および交流電流センサ
4により検出される交流電流値を入力として充放電プリ
チャージスイッチ31、充電メインスイッチ33、放電
メインスイッチ38を制御するとともに、双方向コンバ
ータ部35をチョッパー制御する蓄電ユニット制御部3
9とを有している。
ジスイッチ31と抵抗32との直列回路と、この直列回
路と並列に接続された充電メインスイッチ33と、蓄電
ユニット用AC/DC変換器(例えば、整流回路)34
と、双方向コンバータ部35と、チョッパー用の主回路
コンデンサ36と、二次電池37と、前記放電経路に設
けられた放電メインスイッチ38と、主回路電圧(主回
路コンデンサ36の端子間電圧)および交流電流センサ
4により検出される交流電流値を入力として充放電プリ
チャージスイッチ31、充電メインスイッチ33、放電
メインスイッチ38を制御するとともに、双方向コンバ
ータ部35をチョッパー制御する蓄電ユニット制御部3
9とを有している。
【0028】前記双方向コンバータ部35は、例えば、
主回路コンデンサ36の両端子間に1対のパワー素子
(例えば、昇降圧チョッパー用IGBT)を直列接続す
るとともに、各パワー素子と並列に保護用ダイオードを
接続し、下アームのパワー素子(主回路コンデンサ36
の負端子側に接続されたパワー素子)の両端子間に二次
電池37を接続し、直列接続された1対のパワー素子の
両端子を放電電力出力端子としている。そして、充電動
作時には、上アームのパワー素子をチョッパー制御し、
放電動作時には、下アームのパワー素子をチョッパー制
御する。
主回路コンデンサ36の両端子間に1対のパワー素子
(例えば、昇降圧チョッパー用IGBT)を直列接続す
るとともに、各パワー素子と並列に保護用ダイオードを
接続し、下アームのパワー素子(主回路コンデンサ36
の負端子側に接続されたパワー素子)の両端子間に二次
電池37を接続し、直列接続された1対のパワー素子の
両端子を放電電力出力端子としている。そして、充電動
作時には、上アームのパワー素子をチョッパー制御し、
放電動作時には、下アームのパワー素子をチョッパー制
御する。
【0029】上記の構成の蓄電空気調和機システムの作
用を、図2に示すタイミングチャートを参照して説明す
る。
用を、図2に示すタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0030】二次電池37に対する充電動作を行う場合
には、空気調和機2が運転中であるか否かに拘わらず、
電力需要が少ない時間帯になったことを条件として充放
電プリチャージスイッチ31をONにして主回路コンデ
ンサ36に対するプリチャージを行う。このプリチャー
ジ期間においては、充放電プリチャージスイッチ31と
直列接続された抵抗32の存在に起因して、フラッシュ
カレントの発生を防止し、パワーデバイスの破壊を未然
に防止することができる。
には、空気調和機2が運転中であるか否かに拘わらず、
電力需要が少ない時間帯になったことを条件として充放
電プリチャージスイッチ31をONにして主回路コンデ
ンサ36に対するプリチャージを行う。このプリチャー
ジ期間においては、充放電プリチャージスイッチ31と
直列接続された抵抗32の存在に起因して、フラッシュ
カレントの発生を防止し、パワーデバイスの破壊を未然
に防止することができる。
【0031】そして、主回路コンデンサ36に対するプ
リチャージが行われれば、主回路電圧は所定の時定数で
上昇し、主回路電圧が所定電圧(例えば、三相200V
電源の場合には280V)に達したことを条件として充
放電プリチャージスイッチ31をOFFにし、充電メイ
ンスイッチ33をONにして二次電池37に対する充電
動作を行う。
リチャージが行われれば、主回路電圧は所定の時定数で
上昇し、主回路電圧が所定電圧(例えば、三相200V
電源の場合には280V)に達したことを条件として充
放電プリチャージスイッチ31をOFFにし、充電メイ
ンスイッチ33をONにして二次電池37に対する充電
動作を行う。
【0032】逆に、二次電池37からの放電動作を行う
場合には、電力需要が大きい時間帯になったことを条件
として充放電プリチャージスイッチ31をONにして主
回路コンデンサ36に対するプリチャージを行う。この
プリチャージ期間においては、充放電プリチャージスイ
ッチ31と直列接続された抵抗32の存在に起因して、
フラッシュカレントの発生を防止し、パワーデバイスの
破壊を未然に防止することができる。
場合には、電力需要が大きい時間帯になったことを条件
として充放電プリチャージスイッチ31をONにして主
回路コンデンサ36に対するプリチャージを行う。この
プリチャージ期間においては、充放電プリチャージスイ
ッチ31と直列接続された抵抗32の存在に起因して、
フラッシュカレントの発生を防止し、パワーデバイスの
破壊を未然に防止することができる。
【0033】そして、主回路コンデンサ36に対するプ
リチャージが行われれば、主回路電圧は所定の時定数で
上昇し、主回路電圧が所定電圧(例えば、三相200V
電源の場合には280V)に達したことおよび交流電流
センサ4により検出される交流電流が所定の電流値より
も大きいこと(換言すれば、圧縮機24が回転している
こと)を条件として充放電プリチャージスイッチ31を
OFFにし、放電メインスイッチ38をONにして二次
電池37からの放電動作を行う。
リチャージが行われれば、主回路電圧は所定の時定数で
上昇し、主回路電圧が所定電圧(例えば、三相200V
電源の場合には280V)に達したことおよび交流電流
センサ4により検出される交流電流が所定の電流値より
も大きいこと(換言すれば、圧縮機24が回転している
こと)を条件として充放電プリチャージスイッチ31を
OFFにし、放電メインスイッチ38をONにして二次
電池37からの放電動作を行う。
【0034】さらに説明する。
【0035】二次電池37からの放電を行うに当たって
は圧縮機24が回転していることが必要である。そし
て、三相交流電源1から空気調和機2に供給される交流
電流は、圧縮機24が回転している時と停止している時
とで約100倍以上の差があるので、所定の電流値を適
宜設定することにより、圧縮機24が回転しているか停
止しているかを正確に判定することができる。したがっ
て、空気調和機2の主回路側からのプリチャージを行わ
なくてもよく、三相交流電源1からのプリチャージを行
うことができるので、充電時のプリチャージ経路と放電
時のプリチャージ経路とを共通にすることができる。ま
た、放電時のプリチャージ経路が直流ループでなくなる
ので、高価なPhoto−mosリレーなど直流専用の
ON/OFFデバイスを用いる必要がなくなり、安価な
ACリレーを採用することができる。これらの結果、大
幅なコストダウンを達成することができる。
は圧縮機24が回転していることが必要である。そし
て、三相交流電源1から空気調和機2に供給される交流
電流は、圧縮機24が回転している時と停止している時
とで約100倍以上の差があるので、所定の電流値を適
宜設定することにより、圧縮機24が回転しているか停
止しているかを正確に判定することができる。したがっ
て、空気調和機2の主回路側からのプリチャージを行わ
なくてもよく、三相交流電源1からのプリチャージを行
うことができるので、充電時のプリチャージ経路と放電
時のプリチャージ経路とを共通にすることができる。ま
た、放電時のプリチャージ経路が直流ループでなくなる
ので、高価なPhoto−mosリレーなど直流専用の
ON/OFFデバイスを用いる必要がなくなり、安価な
ACリレーを採用することができる。これらの結果、大
幅なコストダウンを達成することができる。
【0036】また、空気調和機2と蓄電ユニット3との
間でデータ通信を行う必要がないので、蓄電ユニット3
と組み合わせることができる空気調和機2の種類の制限
を排除することができる。
間でデータ通信を行う必要がないので、蓄電ユニット3
と組み合わせることができる空気調和機2の種類の制限
を排除することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電流の検出によ
って、電気機器が動作しているか停止しているかを判定
することができ、この判定結果に応答して、充電動作、
放電動作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャ
ージを行わせることができ、この結果、充放電開始時の
コンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデ
バイスが破壊されるという不都合の発生を防止すること
ができるという特有の効果を奏する。
って、電気機器が動作しているか停止しているかを判定
することができ、この判定結果に応答して、充電動作、
放電動作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャ
ージを行わせることができ、この結果、充放電開始時の
コンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデ
バイスが破壊されるという不都合の発生を防止すること
ができるという特有の効果を奏する。
【0038】請求項2の発明は、主回路コンデンサに対
するプリチャージ回路を1回路のみに簡単化することが
できるとともに、このプリチャージ回路は直流ループで
はないので、プリチャージスイッチとして安価なACリ
レーなどを採用することができ、ひいては、コストダウ
ンを達成することができるという特有の効果を奏する。
するプリチャージ回路を1回路のみに簡単化することが
できるとともに、このプリチャージ回路は直流ループで
はないので、プリチャージスイッチとして安価なACリ
レーなどを採用することができ、ひいては、コストダウ
ンを達成することができるという特有の効果を奏する。
【0039】請求項3の発明は、電力負荷が大きい時間
帯に運転されることが多い空気調和機を二次電池からの
放電電力を利用して運転することにより電力負荷平準化
効果を高めることができ、しかも、充放電動作に先だっ
て主回路コンデンサに対するプリチャージを行うことに
よって、充放電開始時のコンデンサのラッシュカレント
(短絡電流)でパワーデバイスが破壊されるという不都
合の発生を防止することができるという特有の効果を奏
する。
帯に運転されることが多い空気調和機を二次電池からの
放電電力を利用して運転することにより電力負荷平準化
効果を高めることができ、しかも、充放電動作に先だっ
て主回路コンデンサに対するプリチャージを行うことに
よって、充放電開始時のコンデンサのラッシュカレント
(短絡電流)でパワーデバイスが破壊されるという不都
合の発生を防止することができるという特有の効果を奏
する。
【0040】請求項4の発明は、交流電流の検出によっ
て、電気機器が動作しているか停止しているかを判定す
ることができ、この判定結果に応答して、充電動作、放
電動作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャー
ジを行わせることができ、この結果、充放電開始時のコ
ンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバ
イスが破壊されるという不都合の発生を防止することが
できるという特有の効果を奏する。
て、電気機器が動作しているか停止しているかを判定す
ることができ、この判定結果に応答して、充電動作、放
電動作に先だって主回路コンデンサに対するプリチャー
ジを行わせることができ、この結果、充放電開始時のコ
ンデンサのラッシュカレント(短絡電流)でパワーデバ
イスが破壊されるという不都合の発生を防止することが
できるという特有の効果を奏する。
【図1】この発明の蓄電空気調和機制御装置が組み込ま
れた蓄電空気調和機システムの構成を概略的に示すブロ
ック図である。
れた蓄電空気調和機システムの構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図2】図1の蓄電空気調和機システムにおけるタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図3】従来の蓄電空気調和機システムの一構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】従来の蓄電空気調和機システムの他の構成例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】図4の蓄電空気調和機システムにおける充電動
作、放電動作を説明するタイミングチャートである。
作、放電動作を説明するタイミングチャートである。
1 三相交流電源 2 空気調和機 3 蓄電ユニット 4 交流電流センサ 31 充放電プリチャージスイッチ 35 双方向コ
ンバータ部 36 主回路コンデンサ 37 二次電池 39 蓄電ユニット制御部
ンバータ部 36 主回路コンデンサ 37 二次電池 39 蓄電ユニット制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電源(1)に対して電気機器(2)
と、二次電池(37)を含む蓄電ユニット(3)とを接
続し、しかも、蓄電ユニット(3)と電気機器(2)と
を接続して二次電池(37)からの放電電力を電気機器
(2)に供給するように構成した蓄電電気機器におい
て、 交流電源(14)から電気機器(2)に供給される交流
電流を検出する交流電流検出手段(4)と、 該交流電流検出手段(4)により検出された交流電流に
応答して、蓄電ユニット(3)の主回路コンデンサ(3
6)へのプリチャージを制御するプリチャージ制御手段
(39)とを含むことを特徴とする蓄電電気機器制御装
置。 - 【請求項2】 前記蓄電ユニット(3)は、充電電圧を
二次電池(37)に適合させるとともに、放電電圧を電
気機器(2)に適合させる昇降圧用チョッパー回路(3
5)と、チョッパー用の主回路コンデンサ(36)と、
充電動作、放電動作に先だって交流入力ラインから主回
路コンデンサ(36)に対するプリチャージを行わせる
ための充放電プリチャージスイッチ(31)とを含み、
前記プリチャージ制御手段(39)は、充電動作、放電
動作の前に、交流電流検出手段(4)により検出された
交流電流に応答して交流入力ラインから主回路コンデン
サ(36)に対するプリチャージを行わせるべく充放電
プリチャージスイッチ(31)を制御するものである請
求項1に記載の蓄電電気機器制御装置。 - 【請求項3】 前記電気機器(2)は空気調和機(2)
である請求項1または請求項2に記載の蓄電電気機器制
御装置。 - 【請求項4】 交流電源(1)に対して電気機器(2)
と、二次電池(37)を含む蓄電ユニット(3)とを接
続し、しかも、蓄電ユニット(3)と電気機器(2)と
を接続して二次電池(37)からの放電電力を電気機器
(2)に供給するように構成した蓄電電気機器におい
て、 交流電源(14)から電気機器(2)に供給される交流
電流を検出し、 検出された交流電流に応答して、蓄電ユニット(3)の
主回路コンデンサ(36)へのプリチャージを制御する
ことを特徴とする蓄電電気機器制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214276A JP2001045680A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 蓄電電気機器制御装置および蓄電電気機器制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214276A JP2001045680A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 蓄電電気機器制御装置および蓄電電気機器制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001045680A true JP2001045680A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16653063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11214276A Pending JP2001045680A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 蓄電電気機器制御装置および蓄電電気機器制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001045680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1755209A1 (en) * | 2005-08-18 | 2007-02-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Three-phase rectifier with inrush current limiting circuit |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP11214276A patent/JP2001045680A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1755209A1 (en) * | 2005-08-18 | 2007-02-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Three-phase rectifier with inrush current limiting circuit |
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