JP3232007B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置

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JP3232007B2
JP3232007B2 JP23645596A JP23645596A JP3232007B2 JP 3232007 B2 JP3232007 B2 JP 3232007B2 JP 23645596 A JP23645596 A JP 23645596A JP 23645596 A JP23645596 A JP 23645596A JP 3232007 B2 JP3232007 B2 JP 3232007B2
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流架線より受電
した電力を車内負荷に供給する車両用電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】交流架線より電力を受電し、この電力を
直流負荷及び交流負荷に供給する車両用電源装置におい
ては、車両が変電所の給電区間を切換えるためのセクシ
ョンを通過する際、架線からの電力の供給が中断される
ことがある。
【0003】ところで、従来の車両用電源装置は車両の
セクション侵入時に主変圧器の3次巻線電圧の周波数が
低下したことを検知すると運転が停止され、架線電圧再
加圧時に主変圧器の3次巻線電圧の周波数が復帰したこ
とを検知すると再起動されるようになっている。
【0004】しかし、かかる車両用電源装置が停止から
再起動されるまでの間、即ち電力の中断時間は300ms
程度ではあるが、この間電力の供給が得られないため、
車両用電源装置の運転が停止して車内負荷への電力供給
が断たれ、車内灯が停電状態になったり、空調設備の運
転が停止したりする等、乗客に対するサービスの低下を
きたしていた。
【0005】そこで、車両用電源装置に補助電源として
コンデンサを設け、電源装置が停止から再起動されるま
での間、補助電源として設けられたコンデンサの充電電
荷を電源装置が停止から再起動されるまでの間放出させ
ることにより、セクションでの負荷への電力供給の停止
を防止することができるが、負荷全体に給電するために
は大型のコンデンサが必要になるばかりでなく、電源設
備も大型になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の車両
用電源装置においては、セクションを通過している間の
運転停止により車両内の負荷への電力の供給が中断され
るため、乗客に対するサービスが低下するという問題が
あり、また停電を補償するために補助電源としてコンデ
ンサを設けると電源設備が大型になるという問題があ
る。
【0007】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、車両が変電所の給電区間を切換えるセクショ
ンを通過している間も電源設備を停止することなく、し
かも大型のコンデンサを設置することなく車両内の負荷
へ電力を継続して供給することができる車両用電源装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により車両用電源装置を構
成するものである。請求項1に対応する発明は、交流架
線より主変圧器を通して受電した電力を車内の直流負荷
及び交流負荷に供給する車両用電源装置において、前記
主変圧器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電圧に
変換する第1の整流回路と、この第1の整流回路により
変換された直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、この
平滑コンデンサにより平滑された直流電圧を交流電圧に
変換する第1のインバータと、この第1のインバータよ
り出力される交流を直流に変換して前記直流負荷に供給
する第2の整流回路と、この第2の整流回路の直流出力
により充電されるバッテリと、前記第1のインバータよ
り出力される交流電圧を位相制御により一定に制御して
前記交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変
圧器の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周
波数以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路
と、この周波数低下検知回路により周波数低下が検知さ
れていないときは前記第2の整流回路の出力電圧が一定
になるように前記第1のインバータを位相制御し、周波
数低下が検知されると前記第2の整流回路の出力電圧が
前記バッテリの充電電圧以下になるように前記第1のイ
ンバータを位相制御する制御回路とを備えたものであ
る。
【0009】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の車両用電源装置において、前記制御回路は
周波数低下検知回路により周波数低下が検知されていな
いときは第1の基準電圧を選択し、周波数低下が検知さ
れると第1の基準電圧より小さな第2の基準電圧に切換
選択する切換手段を備え、前記第1又は第2の基準電圧
を基準として前記第1のインバータを位相制御するもの
である。
【0010】上記のような構成の車両用電源装置にあっ
ては、車両のセクション通過時に架線からの給電が停止
すると周波数低下検知回路により主変圧器の3次巻線電
圧の周波数低下が検出され、制御回路により第2の整流
回路の出力電圧がバッテリの充電電圧以下になるように
第1のインバータが位相制御されるので、直流負荷への
電力供給は第2の整流回路からバッテリに切換えられ
る。従って、第1のインバータの位相が絞られることに
より、第1のインバータから直流負荷への電力供給が不
要になるので、平滑コンデンサに蓄積された電荷の消費
が少なくなり、その電荷の放出により第2のインバータ
は動作を継続して交流負荷に電力を供給し続けることが
可能となる。
【0011】請求項3に対応する発明は、交流架線より
主変圧器を通して受電した電力を車内の直流負荷及び交
流負荷に供給する車両用電源装置において、前記主変圧
器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電圧に変換す
る第1の整流回路と、この第1の整流回路により変換さ
れた直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、この平滑コ
ンデンサにより平滑された直流電圧を交流電圧に変換す
る第1のインバータと、この第1のインバータより出力
される交流を直流に変換して前記直流負荷に供給する第
2の整流回路と、この第2の整流回路の直流出力により
充電されるバッテリと、前記第1のインバータより出力
される交流電圧を位相制御により制御して前記交流負荷
に供給する第2のインバータと、前記主変圧器の3次巻
線より得られる交流電圧の周波数が設定周波数以下に低
下したことを検知する周波数低下検知回路と、この周波
数低下検知回路により周波数低下が検知されていないと
きは第2のインバータの出力電圧が一定電圧になるよう
に位相制御し、周波数低下が検知されると第2のインバ
ータの出力電圧がその変動範囲の下限に低下するように
位相制御する制御回路とを備えたものである。
【0012】請求項4に対応する発明は、請求項3に対
応する発明の車両用電源装置において、前記制御回路は
周波数低下検知回路により周波数低下が検知されていな
いときは第1の基準電圧を選択し、周波数低下が検知さ
れると第1の基準電圧より小さな第2の基準電圧に切換
選択する切換手段を備え、前記第1又は第2の基準電圧
を基準として前記第2のインバータを位相制御するもの
である。
【0013】上記のような構成の車両用電源装置にあっ
ては、車両のセクション通過時に周波数低下検知回路に
より周波数低下が検知されると第2のインバータの位相
が制御回路により絞られ、その出力電圧が仕様電圧の最
低電圧に制御されるので、平滑コンデンサの電荷の消費
を低下させることができ、交流負荷への電力供給能力を
向上させることができる。
【0014】請求項5に対応する発明は、交流架線より
主変圧器を通して受電した電力を車内の直流負荷及び交
流負荷に供給する車両用電源装置において、前記主変圧
器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電圧に変換す
る位相制御可能な位相制御整流器と、この位相制御整流
器により変換された直流電圧を平滑する平滑コンデンサ
と、この平滑コンデンサにより平滑された直流電圧を交
流電圧に変換する第1のインバータと、この第1のイン
バータより出力される交流を直流に変換して前記直流負
荷に供給する整流回路と、この整流回路の直流出力によ
り充電されるバッテリと、前記第1のインバータより出
力される交流電圧を位相制御により一定に制御して前記
交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変圧器
の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周波数
以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路と、
この周波数低下検知回路により周波数低下が検知されて
いないときは前記整流回路の出力電圧が一定になるよう
に前記位相制御整流器を位相制御し、前記周波数低下検
知回路により周波数低下が検知されると前記第2の整流
回路の出力電圧が前記バッテリの充電電圧以下になるよ
うに前記位相制御整流器を位相制御する制御回路とを備
えたものである。
【0015】請求項6に対応する発明は請求項5に対応
する発明の車両用電源装置において、前記制御回路は周
波数低下検知回路により周波数低下が検知されていない
ときは第1の基準電圧を選択し、周波数低下が検知され
ると第1の基準電圧より小さな値の第2の基準電圧に切
換選択する切換手段を備え、前記第1又は第2の基準電
圧を基準にして前記位相制御整流器を位相制御するもの
である。
【0016】上記のような構成の車両用電源装置にあっ
ては、車両のセクション通過時に架線からの給電が停止
すると周波数低下検知回路により主変圧器の3次巻線電
圧の周波数低下が検出され、制御回路により整流回路の
出力電圧がバッテリの充電電圧以下になるように位相制
御整流器が位相制御されるので、直流負荷への電力供給
は整流回路からバッテリに切換えられる。従って、位相
制御整流器の位相が絞られることにより、第1のインバ
ータから直流負荷への電力供給が不要になるので、平滑
コンデンサに蓄積された電荷の消費が少なくなり、その
電荷の放出により第2のインバータは動作を継続して交
流負荷に電力を供給し続けることが可能となる。
【0017】請求項7に対応する発明は、交流架線より
主変圧器を通して受電した電力を車内の直流負荷及び交
流負荷に供給する車両用電源装置において、前記主変圧
器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電圧に変換す
る位相制御可能な位相制御整流器と、この位相制御整流
器により変換された直流電圧を平滑する平滑コンデンサ
と、この平滑コンデンサにより平滑された直流電圧を交
流電圧に変換する第1のインバータと、この第1のイン
バータより出力される交流を直流に変換して前記直流負
荷に供給する整流回路と、この整流回路の直流出力によ
り充電されるバッテリと、前記第1のインバータより出
力される交流電圧を位相制御により制御して前記交流負
荷に供給する第2のインバータと、前記主変圧器の3次
巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周波数以下に
低下したことを検知する周波数低下検知回路と、この周
波数低下検知回路により周波数低下が検知されていない
ときは第2のインバータの出力電圧が一定電圧になるよ
うに位相制御し、周波数低下が検知されると第2のイン
バータの出力電圧がその変動範囲の下限に低下するよう
に位相制御する制御回路とを備えたものである。
【0018】請求項8に対応する発明は、請求項7に対
応する発明の車両用電源装置において、前記制御回路は
周波数低下検知回路により周波数低下が検知されていな
いときは第1の基準電圧を選択し、周波数低下が検知さ
れると第1の基準電圧より小さな値の第2の基準電圧に
切換選択する切換手段を備え、前記第1又は第2の基準
電圧を基準にして前記第2のインバータを位相制御する
ものである。
【0019】上記のような構成の車両用電源装置にあっ
ては、車両のセクション通過時に周波数低下検知回路に
より周波数低下が検知されると第2のインバータの位相
が制御回路により絞られ、その出力電圧が仕様電圧の最
低電圧に制御されるので、平滑コンデンサの電荷の消費
を低下させることができ、交流負荷への電力供給能力を
向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による車両用電源装置
の第1の実施の形態を示す回路構成図である。図1にお
いて、1は交流架線LよりパンタグラフPを介して給電
される主変圧器で、この主変圧器1の3次巻線2には図
示しない比較的容量の大きな誘導負荷、例えば空調設備
の電動送風機用電動機等が接続されている。
【0021】また、主変圧器1の3次巻線2に誘起する
電圧は整流回路3に加えられ、この整流回路3で変換さ
れた直流は平滑コンデンサ4により平滑されて第1のイ
ンバータ5に入力される。
【0022】この第1のインバータ5は直流を交流に変
換するもので、その交流出力はトランス6の1次側に供
給される。このトランス6は2次側に2つの巻線7,8
を備えたもので、その一方の巻線7の出力は整流器9に
より直流に変換されてバッテリ10に供給されると共
に、車両の例えば車内灯や制御電源等の比較的容量の小
さい直流負荷11に与えられる。
【0023】また、トランス6の2次側の他方の巻線8
の出力を第2のインバータ12に入力し、この第2のイ
ンバータ12の出力は例えば洗面所に設置の冷水器等の
比較的容量の小さい交流負荷13に供給されると共に、
その出力電圧21が一定になるように位相制御部14に
より制御されるようになっている。
【0024】一方、15は主変圧器1の3次巻線2より
入力される交流電圧の周波数低下を検知する低周波数検
知回路で、この低周波数検知回路15の周波数低下の検
知出力はインバータ5を制御する制御回路16に与えら
れる。
【0025】この制御回路16は低周波数検知回路15
の検知出力により第1の基準電圧18と第2の基準電圧
19とを切換える切換回路20と、この切換回路20よ
り入力される第1又は第2の基準電圧18又は19と前
記整流器9より出力される直流電圧17とを比較してそ
の偏差によりインバータ5を制御する位相制御部22と
を備えている。この場合、第1の基準電圧V1は通常運
転時に用いられ、第2の基準電圧V2はセクション通過
時に用いられるものであり、これらの関係はV1>V2
としてある。
【0026】次に上記のように構成された車両用電源装
置の作用を図2に示すタイムチャートにより述べる。い
ま、主変圧器1の3次巻線2より車両に備え付けられて
いる誘導負荷、交流負荷及び直流負荷の運転に必要な電
力が供給されているときは、第1のインバータ5はトラ
ンス6の2次側の一方の巻線7に接続された整流器9の
出力電圧17が一定になるように第1の基準電圧18を
もとに制御回路16の位相制御部22により制御され、
また他方の巻線8に接続された第2のインバータ12は
位相制御部14により一定の出力電圧に制御されてい
る。
【0027】このような状態にあるとき、車両が変電所
の給電区間を切換えるセクション通過時に架線Lからの
給電が断たれると主変圧器1の3次巻線2には該巻線に
接続された図示しない電動送風機用電動機等の誘導負荷
からの誘起電圧が発生するため、3次巻線2の電圧及び
周波数は主変圧器1の1次側電圧がゼロになっても、徐
々に低下して行く。
【0028】このとき周波数低下検知回路15では、主
変圧器1の3次巻線2の電圧の周波数が設定周波数以下
になった時点で周波数低下を検知し、その検知出力によ
り制御回路16の切換回路20を動作させて基準電圧を
第1の基準電圧18から第2の基準電圧19に切換え
る。
【0029】すると、第1のインバータ5は制御回路1
6の位相制御部22により整流器9より出力される直流
電圧が低くなるように位相制御され、このとき直流電圧
がバッテリ10による直流電圧より低くなると直流負荷
11に対する電力供給は整流回路9からバッテリ10に
切換えられる。
【0030】従って、予めこのバッテリ10の容量で運
転可能な直流負荷を選定しておくことにより、最小限の
直流負荷への電力供給が可能である。一方、第1のイン
バータ5の位相が絞られて直流負荷11への電力供給が
不要になると同時に車両がセクション通過中では前述し
たように主変圧器1の3次巻線2の電圧が徐々に低下す
るため、平滑用コンデンサ4に蓄積された電荷の消費は
少ない。
【0031】このため、主変圧器3の3次巻線2の電圧
が低下しても、平滑用コンデンサ4に蓄積されている電
荷を放出することにより、トランス6の2次側の他方の
巻線8に接続された第2のインバータ12の動作を継続
させることができ、交流負荷13に対して電力を供給し
続けることができる。
【0032】このようにすれば、セクション通過中の給
電停止は300ms程度なので、その間の交流負荷13へ
の電力供給を継続することができる。図3は本発明によ
る車両用電源装置の第2の実施の形態を示す回路構成図
であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点について述べる。
【0033】本発明の第2の実施の形態では、図3に示
すように図1の構成に加えて低周波数検知回路15の周
波数低下の検知出力をトランス6の2次側の他方の巻線
8に接続された第2のインバータ12の出力電圧を一定
に制御する制御回路27に与えるようにしたものであ
る。
【0034】この制御回路27は、低周波数検知回路1
5の検知出力が入力されると第3の基準電圧23と第4
の基準電圧24とを切換える切換回路25と、この切換
回路25より入力される第3又は第4の基準電圧23又
は24と前記第2のインバータ12より出力される交流
電圧21とを比較してその偏差により第2のインバータ
12を制御する位相制御部26とを備えている。この場
合、第3の基準電圧V3は通常運転時に用いられ、第4
の基準電圧V4はセクション通過時に用いられるもので
あり、これらの関係はV3>V4としてある。
【0035】次に上記のように構成された車両用電源装
置の作用を図4に示すタイムチャートにより述べる。い
ま、主変圧器1の3次巻線2より車両に備え付けられて
いる誘導負荷、交流負荷及び直流負荷の運転に必要な電
力が供給されているときは、第1のインバータ5はトラ
ンス6の2次側の一方の巻線7に接続された整流器9の
出力電圧17が一定になるように制御回路16の第1の
基準電圧18をもとに位相制御部22により制御され、
また他方の巻線8に接続された第2のインバータ12は
出力電圧21が一定になるように制御回路27の第3の
基準電圧23をもとに位相制御部26により制御されて
いる。
【0036】このような状態にあるとき、車両が変電所
の給電区間を切換えるセクション通過時に架線Lからの
給電が断たれると主変圧器1の3次巻線2には該巻線に
接続された図示しない電動送風機用電動機等の誘導負荷
からの誘起電圧が発生するため、3次巻線2の電圧及び
周波数は主変圧器1の1次側電圧がゼロになっても、徐
々に低下して行く。
【0037】このとき周波数低下検知回路15では、主
変圧器1の3次巻線2の交流電圧の周波数が設定周波数
以下になった時点で周波数低下を検知し、その検知出力
を制御回路16及び27にそれぞれ与える。
【0038】すると、制御回路16では第1の実施の形
態と同様の動作により第1のインバータ5を整流器9よ
り出力される直流電圧が低くなるように位相制御し、こ
のとき直流電圧がバッテリ10による直流電圧より低く
なると直流負荷11に対する電力供給は整流回路9から
バッテリ10に切換えられる。
【0039】また、同時に位相制御回路27では切換回
路25の動作により基準電圧を第3の基準電圧23から
第4の基準電圧24に切換え、位相制御部26でこの第
4の基準電圧をもとに第2のインバータ12を位相制御
することにより、第2のインバータ12の出力電圧21
は仕様電圧の最低電圧Vmin になる。
【0040】従って、第1のインバータ5の位相が絞ら
れて直流負荷11への電力供給が不要になると同時に第
2のインバータ12の位相も絞られて出力電圧21が仕
様電圧の最低電圧Vmin になるので、平滑用コンデンサ
4に蓄積された電荷の消費は第1の実施の形態よりもさ
らに少なくでき、交流負荷13への電力供給能力を向上
させることができる。
【0041】このようにすれば、セクション通過中に直
流出力電圧がバッテリ電圧以下にすることができるの
で、直流負荷へはバッテリ10から電力が供給され、第
2のインバータ12に接続された交流負荷への電力供給
を車両のセクション通過中も継続でき、乗客に対するサ
ービスの向上を図ることができる。
【0042】図5は本発明による車両用電源装置の第3
の実施の形態を示す回路構成図であり、図1と同一部分
には同一符号を付して説明する。図5において、1は交
流架線LよりパンタグラフPを介して給電される主変圧
器で、この主変圧器1の3次巻線2には図示しない比較
的容量の大きな誘導負荷、例えば空調設備の電動送風機
用電動機等が接続されている。
【0043】また、主変圧器1の3次巻線2に誘起する
電圧は位相制御整流器28に加えられ、この位相制御整
流器28で変換された直流は平滑コンデンサ4により平
滑されて第1のインバータ5に入力される。
【0044】この第1のインバータ5は直流を交流に変
換するもので、その交流出力はトランス6の1次側に供
給される。このトランス6は2次側に2つの巻線7,8
を備えたもので、その一方の巻線7の出力は整流器9に
より直流に変換されてバッテリ10に供給されると共
に、車両の例えば車内灯や制御電源等の比較的容量の小
さい直流負荷11に与えられる。
【0045】また、トランス6の2次側の他方の巻線8
の出力を第2のインバータ12に入力し、この第2のイ
ンバータ12の出力は例えば洗面所に設置の冷水器等の
比較的容量の小さい交流負荷13に供給されると共に、
その出力電圧21が一定になるように位相制御部14に
より制御されるようになっている。
【0046】一方、15は主変圧器1の3次巻線2より
入力される電圧の周波数低下を検知する低周波数検知回
路で、この低周波数検知回路15の周波数低下の検知出
力は位相制御整流器28を制御する制御回路29に与え
られる。
【0047】この制御回路29は低周波数検知回路15
の検知出力により第1の基準電圧30と第2の基準電圧
31とを切換える切換回路32と、この切換回路32よ
り入力される第1又は第2の基準電圧30又は31と前
記整流器9より出力される直流電圧17とを比較してそ
の偏差により位相制御整流器28を制御する位相制御部
33とを備えている。この場合、第1の基準電圧V1は
通常運転時に用いられ、第2の基準電圧V2はセクショ
ン通過時に用いられるものであり、これらの関係はV1
>V2としてある。
【0048】次に上記のように構成された車両用電源装
置の作用を述べる。いま、主変圧器1の3次巻線2より
車両に備え付けられている誘導負荷、交流負荷及び直流
負荷の運転に必要な電力が供給されているときは、位相
制御整流器28はトランス6の2次側の一方の巻線7に
接続された整流器9の出力電圧17が一定になるように
第1の基準電圧31をもとに制御回路29の位相制御部
33により制御され、また他方の巻線8に接続された第
2のインバータ12は位相制御部14により一定の出力
電圧に制御されている。
【0049】この場合、第1のインバータ5は位相制御
されないので、直流電圧を矩形波の交流電圧に変換する
のみである。このような状態にあるとき、車両が変電所
の給電区間を切換えるセクション通過時に架線Lからの
給電が断たれると主変圧器1の3次巻線2には該巻線に
接続された図示しない電動送風機用電動機等の誘導負荷
からの誘起電圧が発生するため、3次巻線2の電圧及び
周波数は主変圧器1の1次側電圧がゼロになっても、徐
々に低下して行く。
【0050】このとき周波数低下検知回路15では、主
変圧器1の3次巻線2の電圧の周波数が設定周波数以下
になった時点で周波数低下を検知し、その検知出力によ
り制御回路29の切換回路32を動作させて基準電圧を
第1の基準電圧30から第2の基準電圧31に切換え
る。
【0051】すると、位相制御整流器29は制御回路2
9の位相制御部33により整流器9より出力される直流
電圧が低くなるように位相制御され、このとき直流電圧
がバッテリ10による直流電圧より低くなると直流負荷
11に対する電力供給は整流回路9からバッテリ10に
切換えられる。
【0052】従って、予めこのバッテリ10の容量で運
転可能な直流負荷を選定しておくことにより、最小限の
直流負荷への電力供給が可能である。一方、位相制御整
流器28の位相が絞られて直流負荷11への電力供給が
不要になると同時に車両がセクション通過中では前述し
たように主変圧器1の3次巻線2の電圧が徐々に低下す
るため、平滑用コンデンサ4に蓄積された電荷の消費は
少ない。
【0053】このため、主変圧器3の3次巻線2の電圧
が低下しても、平滑用コンデンサ4に蓄積されている電
荷を放出することにより、トランス6の2次側の他方の
巻線8に接続された第2のインバータ12の動作を継続
させることができ、交流負荷13に対して電力を供給し
続けることができる。
【0054】この場合、車両のセクション通過時の各部
の動作は図2と同様である。このようにすれば、セクシ
ョン通過中に直流出力電圧がバッテリ電圧以下にするこ
とができるので、直流負荷へはバッテリ10から電力が
供給され、第2のインバータ12に接続された交流負荷
への電力供給を車両のセクション通過中も継続でき、乗
客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0055】図6は本発明による車両用電源装置の第4
の実施の形態を示す回路構成図であり、図5と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る点について述べる。
【0056】本発明の第4の実施の形態では、図6に示
すように図5の構成に加えて低周波数検知回路15の周
波数低下の検知出力をトランス6の2次側の他方の巻線
8に接続された第2のインバータ12の出力電圧を一定
に制御する制御回路27に与えるようにしたものであ
る。
【0057】この制御回路27は、低周波数検知回路1
5の検知出力が入力されると第3の基準電圧23と第4
の基準電圧24とを切換える切換回路25と、この切換
回路25より入力される第3又は第4の基準電圧23又
は24と前記第2のインバータ12より出力される交流
電圧21とを比較してその偏差により第2のインバータ
12を制御する位相制御部26とを備えている。この場
合、第3の基準電圧V3は通常運転時に用いられ、第4
の基準電圧V4はセクション通過時に用いられるもので
あり、これらの関係はV3>V4としてある。
【0058】次に上記のように構成された車両用電源装
置の作用を述べる。いま、主変圧器1の3次巻線2より
車両に備え付けられている誘導負荷、交流負荷及び直流
負荷の運転に必要な電力が供給されているときは、位相
制御整流器28は第3の実施の形態で述べたと同様にト
ランス6の2次側の一方の巻線7に接続された整流器9
の出力電圧17が一定になるように制御回路29により
位相制御され、また他方の巻線8に接続された第2のイ
ンバータ12は出力電圧21が一定になるように制御回
路27の第3の基準電圧23をもとに位相制御部26に
より制御されている。
【0059】この場合、第1のインバータ5は位相制御
されないので、直流電圧を矩形波の交流電圧に変換する
のみである。このような状態にあるとき、車両が変電所
の給電区間を切換えるセクション通過時に架線Lからの
給電が断たれると主変圧器1の3次巻線2には該巻線に
接続された図示しない電動送風機用電動機等の誘導負荷
からの誘起電圧が発生するため、3次巻線2の電圧及び
周波数は主変圧器1の1次側電圧がゼロになっても、徐
々に低下して行く。
【0060】このとき周波数低下検知回路15では、主
変圧器1の3次巻線2の電圧の周波数が設定周波数以下
になった時点で周波数低下を検知し、その検知出力を制
御回路29及び27にそれぞれ与える。
【0061】すると、制御回路29では第3の実施の形
態と同様の動作により位相制御整流器28を整流器9よ
り出力される直流電圧が低くなるように位相制御し、こ
のとき直流電圧がバッテリ10による直流電圧より低く
なると直流負荷11に対する電力供給は整流回路9から
バッテリ10に切換えられる。
【0062】また、同時に位相制御回路27では切換回
路25の動作により基準電圧を第3の基準電圧23から
第4の基準電圧24に切換え、この第4の基準電圧24
をもとに位相制御部26により第2のインバータ12が
位相制御され、これにより第2のインバータ12の出力
電圧21は仕様電圧の最低電圧Vmin になる。
【0063】従って、位相制御整流器28の位相が絞ら
れて直流負荷11への電力供給が不要になると同時に第
2のインバータ12の位相も絞られて出力電圧21が仕
様電圧の最低電圧Vmin になるので、平滑用コンデンサ
4に蓄積された電荷の消費は第3の実施の形態よりもさ
らに少なくでき、交流負荷13への電力供給能力を向上
させることができる。
【0064】この場合、車両のセクション通過時の各部
の動作は図4と同様である。このようにすれば、セクシ
ョン通過中に直流出力電圧がバッテリ電圧以下にするこ
とができるので、直流負荷へはバッテリ10から電力が
供給され、第2のインバータ12に接続された交流負荷
への電力供給を車両のセクション通過中も継続でき、乗
客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車両
が変電所の給電区間を切換えるセクションを通過してい
る間直流出力電圧をバッテリ電圧以下にして直流負荷に
バッテリから電力が供給されるようにしたので、電源設
備を停止することなく、しかも大型のコンデンサを設置
することなく車両内の負荷へ電力を継続して供給するこ
とができる車両用電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用電源装置の第1の実施の形
態を示す回路構成図。
【図2】同実施の形態において、セクション通過時の各
部の動作状態を示すタイムチャート。
【図3】本発明による車両用電源装置の第2の実施の形
態を示す回路構成図。
【図4】同実施の形態において、セクション通過時の各
部の動作状態を示すタイムチャート。
【図5】本発明による車両用電源装置の第3の実施の形
態を示す回路構成図。
【図6】本発明による車両用電源装置の第4の実施の形
態を示す回路構成図。
【符号の説明】
1……主変圧器 2……3次巻線 3,9……整流器 4……平滑コンデンサ 5……第1のインバータ 6……トランス 7,8……2次側の巻線 10……バッテリ 11……直流負荷 12……第2のインバータ 13……交流負荷 14,22,26,33……位相制御部 15……周波数低下検知回路 16,27,33……制御回路 18,30……第1の電圧基準 19,31……第2の電圧基準 23……第3の電圧基準 24……第4の電圧基準 20,25,32……切換回路 28……位相制御整流器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 3/28 H02M 3/28 H (56)参考文献 特開 昭62−81901(JP,A) 特開 平2−70201(JP,A) 特開 平6−169501(JP,A) 特開 昭60−39376(JP,A) 特開 平9−247807(JP,A) 実開 昭56−27716(JP,U) 実開 昭60−119896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 - 7/98 B60L 9/12 H02J 7/00 H02M 3/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流架線より主変圧器を通して受電した
    電力を車内の直流負荷及び交流負荷に供給する車両用電
    源装置において、 前記主変圧器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電
    圧に変換する第1の整流回路と、この第1の整流回路に
    より変換された直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    この平滑コンデンサにより平滑された直流電圧を交流電
    圧に変換する第1のインバータと、この第1のインバー
    タより出力される交流を直流に変換して前記直流負荷に
    供給する第2の整流回路と、この第2の整流回路の直流
    出力により充電されるバッテリと、前記第1のインバー
    タより出力される交流電圧を位相制御により制御して前
    記交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変圧
    器の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周波
    数以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路
    と、この周波数低下検知回路により周波数低下が検知さ
    れていないときは前記第2の整流回路の出力電圧が一定
    になるように前記第1のインバータを位相制御し、周波
    数低下が検知されると前記第2の整流回路の出力電圧が
    前記バッテリの充電電圧以下になるように前記第1のイ
    ンバータを位相制御する制御回路とを備えたことを特徴
    とする車両用電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用電源装置におい
    て、前記制御回路は周波数低下検知回路により周波数低
    下が検知されていないときは第1の基準電圧を選択し、
    周波数低下が検知されると第1の基準電圧より小さな第
    2の基準電圧に切換選択する切換手段を備え、前記第1
    又は第2の基準電圧を基準として前記第1のインバータ
    を位相制御することを特徴とする車両用電源装置。
  3. 【請求項3】 交流架線より主変圧器を通して受電した
    電力を車内の直流負荷及び交流負荷に供給する車両用電
    源装置において、 前記主変圧器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電
    圧に変換する第1の整流回路と、この第1の整流回路に
    より変換された直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    この平滑コンデンサにより平滑された直流電圧を交流電
    圧に変換する第1のインバータと、この第1のインバー
    タより出力される交流を直流に変換して前記直流負荷に
    供給する第2の整流回路と、この第2の整流回路の直流
    出力により充電されるバッテリと、前記第1のインバー
    タより出力される交流電圧を位相制御により制御して前
    記交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変圧
    器の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周波
    数以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路
    と、この周波数低下検知回路により周波数低下が検知さ
    れていないときは第2のインバータの出力電圧が一定電
    圧になるように位相制御し、周波数低下が検知されると
    第2のインバータの出力電圧がその変動範囲の下限に低
    下するように位相制御する制御回路とを備えたことを特
    徴する車両用電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用電源装置におい
    て、前記制御回路は周波数低下検知回路により周波数低
    下が検知されていないときは第1の基準電圧を選択し、
    周波数低下が検知されると第1の基準電圧より小さな第
    2の基準電圧に切換選択する切換手段を備え、前記第1
    又は第2の基準電圧を基準として前記第2のインバータ
    を位相制御することを特徴とする車両用電源装置。
  5. 【請求項5】 交流架線より主変圧器を通して受電した
    電力を車内の直流負荷及び交流負荷に供給する車両用電
    源装置において、 前記主変圧器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電
    圧に変換する位相制御可能な位相制御整流器と、この位
    相制御整流器により変換された直流電圧を平滑する平滑
    コンデンサと、この平滑コンデンサにより平滑された直
    流電圧を交流電圧に変換する第1のインバータと、この
    第1のインバータより出力される交流を直流に変換して
    前記直流負荷に供給する整流回路と、この整流回路の直
    流出力により充電されるバッテリと、前記第1のインバ
    ータより出力される交流電圧を位相制御により制御して
    前記交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変
    圧器の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周
    波数以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路
    と、この周波数低下検知回路により周波数低下が検知さ
    れていないときは前記整流回路の出力電圧が一定になる
    ように前記位相制御整流器を位相制御し、前記周波数低
    下検知回路により周波数低下が検知されると前記第2の
    整流回路の出力電圧が前記バッテリの充電電圧以下にな
    るように前記位相制御整流器を位相制御する制御回路と
    を備えたことを特徴とする車両用電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両用電源装置におい
    て、前記制御回路は周波数低下検知回路により周波数低
    下が検知されていないときは第1の基準電圧を選択し、
    周波数低下が検知されると第1の基準電圧より小さな値
    の第2の基準電圧に切換選択する切換手段を備え、前記
    第1又は第2の基準電圧を基準にして前記位相制御整流
    器を位相制御することを特徴とする車両用電源装置。
  7. 【請求項7】 交流架線より主変圧器を通して受電した
    電力を車内の直流負荷及び交流負荷に供給する車両用電
    源装置において、 前記主変圧器の3次巻線より得られる交流電圧を直流電
    圧に変換する位相制御可能な位相制御整流器と、この位
    相制御整流器により変換された直流電圧を平滑する平滑
    コンデンサと、この平滑コンデンサにより平滑された直
    流電圧を交流電圧に変換する第1のインバータと、この
    第1のインバータより出力される交流を直流に変換して
    前記直流負荷に供給する整流回路と、この整流回路の直
    流出力により充電されるバッテリと、前記第1のインバ
    ータより出力される交流電圧を位相制御により制御して
    前記交流負荷に供給する第2のインバータと、前記主変
    圧器の3次巻線より得られる交流電圧の周波数が設定周
    波数以下に低下したことを検知する周波数低下検知回路
    と、この周波数低下検知回路により周波数低下が検知さ
    れていないときは第2のインバータの出力電圧が一定電
    圧になるように位相制御し、周波数低下が検知されると
    第2のインバータの出力電圧がその変動範囲の下限に低
    下するように位相制御する制御回路とを備えたことを特
    徴とする車両用電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両用電源装置におい
    て、前記制御回路は周波数低下検知回路により周波数低
    下が検知されていないときは第1の基準電圧を選択し、
    周波数低下が検知されると第1の基準電圧より小さな値
    の第2の基準電圧に切換選択する切換手段を備え、前記
    第1又は第2の基準電圧を基準にして前記第2のインバ
    ータを位相制御することを特徴とする車両用電源装置。
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