JP2001045325A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP2001045325A
JP2001045325A JP11214205A JP21420599A JP2001045325A JP 2001045325 A JP2001045325 A JP 2001045325A JP 11214205 A JP11214205 A JP 11214205A JP 21420599 A JP21420599 A JP 21420599A JP 2001045325 A JP2001045325 A JP 2001045325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模が小さく、消費電力が少ない映像信号
処理回路を提供する。 【解決手段】CCD21と、クランプアンドホールド回
路22と、A/Dコンバータ23と、駆動回路24と、
タイミング発生回路25とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理回路
に関し、特にクランプアンドホールド回路を用いた映像
信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像信号処理回路は、例
えば特開平9−69977号公報に示されるように、電
荷結合素子(以下、CCDという)などに代表される撮
像素子からの映像信号を適切に検出し、映像信号を処理
する目的で用いられている。図10は従来例の映像信号
処理回路の構成を示すブロック図である。図10に於い
て、CCD90は受光部と電荷転送部とからなり、入射
された光に応じて信号を電圧で出力する撮像素子であ
る。CCD90はTG(タイミングジェネレータ)96
からの水平転送パルスとVドライバ95からの垂直転送
パルスとを入力することによって、水平転送パルスと垂
直転送パルスとのタイミングに同期して映像信号をCD
S(Correlated Double Sampl
ing:相関二重サンプリング)回路91へ出力する。
CDS回路91は、映像信号の基準となるレベルと、映
像信号レベルの双方のレベルをTG96のタイミングで
サンプリングし、双方の差分をAGC(Automat
ic Gain Control)回路92ヘ出力す
る。AGC回路92は、CDS回路91から出力された
映像信号に利得を与えて、映像信号を1H遅延線へ出力
する増幅回路である。1H遅延線93は、AGC回路9
2からの出力信号を、映像信号の1ラインに相当する時
間だけ遅延させる遅延線である。スイッチ回路94はA
GC回路92と1H遅延線93からの映像信号のうち、
TG96の制御信号に従って、どちらか一方のみを選択
して映像信号を出力する選択回路である。
【0003】次に動作を説明する。CCD90は、TG
96からの水平転送パルスおよびVドライバ95からの
垂直転送パルスのタイミングに同期して、映像信号を出
力する。映像信号はCDS回路91へ与えられ、CDS
回路91は、TG96から水平転送パルスと同期して出
力されたサンプリングパルスによって、映像信号をサン
プリングする。サンプリングされた映像信号はAGC回
路92へ与えられ、AGC回路92は任意の利得を与え
た後、一方を1H遅延線93を経てスイッチ回路94の
端子C1へ、他方をスイッチ回路94の端子C2へその
まま出力する。スイッチ回路94はTG96からの制御
信号に従って端子C1及び端子C2の間で切り換えら
れ、それぞれの端子C1及びC2に与えられたアナログ
映像信号が選択される。即ち、CDS回路91からは映
像信号の1ライン(1H)おきに映像信号が出力され、
これによって端子C1及びC2には1H期間毎に交互に
映像信号が与えられるため、スイッチ回路94が1ライ
ン毎に切り換えられることによって、スイッチ回路94
から連続した映像信号が出力される。
【0004】次に、従来の技術の他の一例を示す。従
来、この種の映像信号処理回路は、例えば特開平9−2
84657号公報に示されるように、CCDなどの撮像
素子からの映像信号の信号成分を精度良く検出し、種々
の信号処理を行うことを目的として用いられている。図
11は他の従来例の映像信号処理回路の構成を示すブロ
ック図である。図11に於いて、SG(シグナルジェネ
レータ:同期信号発生器)107は映像信号処理回路の
すべてのもととなる同期信号を発生する。TG(タイミ
ングジェネレータ)108はSG107の同期信号か
ら、CCD102を駆動するためのタイミングパルスを
発生し、Vドライバ109へ出力する。Vドライバ10
9はTG108からのタイミングパルスに駆動能力を与
え、CCD102を駆動する。CCD102はレンズ1
01を通過した光に対応する映像信号を、Vドライバ1
09からの駆動パルスに同期して出力する。CDS(C
orrelated Double Samplin
g)回路103はCCD102からの映像信号を相関二
重サンプリングし、アナログディジタルコンバータ(以
下、A/Dコンバータという)104へ出力する。A/
Dコンバータ104はCDS回路103からのアナログ
の映像信号をデジタルデータに変換し、プロセス回路1
05へ出力する。プロセス回路105は、A/Dコンバ
ータ104によってデジタル化された映像信号に、ガン
マ処理、ニー処理、マトリクス処理など、種々の信号処
理を行い、エンコーダ回路106へ出力する。エンコー
ダ回路106は、プロセス回路105からの映像信号を
表示するために、映像信号を、例えばNTSCなどで表
示するための画像フォーマットに変換し、出力する。
【0005】次に、CDS回路103の詳細な構成につ
いて説明する。図12は図11のCDS回路103の構
成を示すブロック図であり、パルス生成回路120は、
相関二重サンプリングを行うために必要な2つのサンプ
ルホールドパルスP11とP12とを生成し、それぞれ
S/H回路116と、S/H回路116,118に与え
る。反転アンプ111は、入力された映像信号の極性を
反転し、インピーダンス変換を行う増幅回路であり、映
像信号を反転増幅した後、バッファ112並びにバッフ
ァ115へ出力する。バッファ112に入力された映像
信号は、そのままバッファ113へ出力され、S/H回
路114へ出力される。S/H回路114は映像信号を
パルス生成回路120からのサンプルホールドパルスP
12のタイミングで映像信号をサンプルホールドし、差
動アンプ119の一方の入力端子に映像信号を出力す
る。反転アンプ111から出力されたもう一方の映像信
号はバッファ回路115を介してS/H回路116へ出
力される。S/H回路116はパルス生成回路120か
ら与えられたサンプルホールドパルスP11のタイミン
グで映像信号をサンプルホールドし、映像信号をバッフ
ァ117へ出力する。バッファ117はサンプルホール
ドされた映像信号を受け、そのままS/H回路118へ
出力する。S/H回路118はパルス生成回路120か
らのサンプルホールドパルスP12のタイミングで映像
信号をサンプルホールドし、差動アンプ119のもう一
方の入力端子に映像信号を出力する。差動アンプ119
はS/H回路114並びにS/H回路118からの双方
の映像信号の差分を増幅し、映像信号を出力する。
【0006】次に、CDS回路103の詳細な動作につ
いて図11、図12、図13を参照して説明する。図1
3は、CDS回路103の動作を示すタイミング図であ
る。図13に示すように、CCD102からの1画素分
の映像信号は、時刻t11から時刻t12までのリセッ
ト期間と、時刻t12から時刻t13までのフィードス
ルー期間と、時刻t13から時刻t14までの映像信号
期間とを有し、電圧V21は反転アンプ111の出力電
圧を、電圧V22はサンプルホールドパルスP11の電
圧を、電圧V23はサンプルホールドパルスP12の電
圧を、電圧V24は差動アンプ119の出力電圧を、そ
れぞれ示している。リセット期間は、CCD102の信
号電荷検出回路をリセットする期間である。フィードス
ルー期間は、リセット期間終了後、信号電荷転送が行わ
れるまでの期間であり、この期間に出力されるレベル
が、CCD102の画素単位での基準レベルとなる。映
像信号期間は、信号電荷が転送される期間であり、この
時出力されるレベルが、映像信号レベルとなる。CDS
回路103に入力された映像信号は反転アンプ111に
よって反転され、バッファ回路112,115へそれぞ
れ出力され、バッファ回路115を介してS/H回路1
16に入力された映像信号は、パルス生成回路120か
らのサンプルホールドパルスP11によってサンプルホ
ールドされる。サンプルホールドパルスP11は、映像
信号のフィードスルー期間に(H)レベルとなり、S/
H回路116はこのフィードスルー期間のレベル、即ち
フィードスルーレベルをサンプルホールドする。フィー
ドスルー期間にサンプルホールドされた映像信号は、バ
ッファ回路117を介してS/H回路118に入力され
る。S/H回路118に入力される信号は、既にS/H
回路116によってフィードスルーレベルをサンプルホ
ールドされているため、画素毎のフィードスルーレベル
の信号である。S/H回路118は、パルス生成回路1
20からのサンプルホールドパルスP12のタイミング
で、再びサンプルホールドを行い、映像信号を差動アン
プ119へ出力する。反転アンプ111からバッファ回
路112へ出力されたもう一方の映像信号は、再びバッ
ファ回路113を介してS/H回路114へ出力され
る。S/H回路114は、パルス生成回路120からの
サンプルホールドパルスP12によってサンプルホール
ドされる。サンプルホールドパルスP12は、映像信号
の映像信号期間に(H)レベルとなり、S/H回路11
4はこの映像信号期間のレベル、即ち映像信号レベルを
サンプルホールドし、差動アンプ119へ出力する。バ
ッファ回路112,113,115,117の電圧利得
を1とすれば、差動アンプ119の一方の入力にはフィ
ードスルーレベルが入力され、他方には映像信号レベル
が入力されるため、映像信号のフィードスルーレベルか
ら映像信号までの電位差、即ち映像信号の信号成分(図
13におけるa)のみが正確に検出され、外部に出力さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例については、映像信号のサンプルホールド回路として
の相関二重サンプリング(CDS)回路と、映像信号に
利得を与えるためのAGC回路とを備えているため、映
像信号処理回路の回路規模が大きくなり、さらに、相関
二重サンプリング(CDS)回路自体の規模も、多数の
バッファ回路、S/H回路などにより大きくなるため、
信号の高S/N化、低消費電力化、チップサイズ削減に
よる低コスト化を実現することが困難になるという欠点
がある。
【0008】本発明の目的は、回路規模が小さく、信号
処理の特性を劣化させることなく、映像信号のS/N比
が劣化せず、低消費電力化が実現でき、低コスト化が実
現できる映像信号処理回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
入射された光に対応した電圧の映像信号を出力する撮像
素子と、前記映像信号が入力され、前記映像信号の電圧
を第1の制御パルスによりクランプした後、クランプさ
れた前記映像信号の電圧を第2の制御パルスによりサン
プルホールドして出力するクランプアンドホールド回路
と、前記クランプアンドホールド回路の出力が入力さ
れ、アナログディジタル変換して出力するアナログディ
ジタルコンバータと、前記第1の制御パルス及び前記第
2の制御パルスを出力するタイミング発生回路とを備
え、前記クランプアンドホールド回路は、クランプ電圧
を出力する定電圧源と、差動信号が入力される反転入力
端子及び非反転入力端子と、入力された差動信号が増幅
されて差動信号として出力される反転出力端子及び非反
転出力端子とを有する差動増幅器と、前記映像信号が入
力される入力端子と、前記映像信号が前記クランプ及び
前記サンプルホールドされて差動信号として出力される
第1の出力端子及び第2の出力端子と、第1のスイッチ
と、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4のスイ
ッチと、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第
3のコンデンサと、第4のコンデンサと、第1のサンプ
ルホールド回路と、第2のサンプルホールド回路とを備
える映像信号処理回路であって、前記第1のコンデンサ
は前記入力端子と前記差動増幅器の前記反転入力端子と
の間に接続され、前記第1のスイッチは前記差動増幅器
の前記反転入力端子と前記定電圧源との間に接続され、
前記第2のコンデンサは前記定電圧源と前記差動増幅器
の前記非反転入力端子との間に接続され、前記第2のス
イッチは前記差動増幅器の前記非反転入力端子と前記定
電圧源との間に接続され、前記第3のコンデンサは前記
差動増幅器の前記反転入力端子と前記非反転出力端子と
の間に接続され、前記第4のコンデンサは前記差動増幅
器の前記非反転入力端子と前記反転出力端子との間に接
続され、前記第3のスイッチは前記差動増幅器の前記反
転入力端子と前記非反転出力端子との間に接続され、前
記第4のスイッチは前記差動増幅器の前記非反転入力端
子と前記反転出力端子との間に接続され、前記映像信号
の画素周期には、前記映像信号の画素毎の基準電圧を定
める第1の期間と、前記撮像素子から画素毎の映像信号
電圧が出力される第2の期間が含まれ、前記第1の期間
に同期した前記第1の制御パルスにより、前記第1のス
イッチと、前記第2のスイッチと、前記第3のスイッチ
と、前記第4のスイッチとがオンオフ制御され、前記映
像信号の前記第1の期間の電圧が前記クランプ電圧にク
ランプされ、前記差動増幅器の前記非反転出力端子から
の前記映像信号が前記第1のサンプルホールド回路に入
力され前記第2の期間に同期した前記第2の制御パルス
により前記映像信号の前記第2の期間の電圧がサンプル
ホールドされて前記第1の出力端子に出力され、前記差
動増幅器の前記反転出力端子からの前記映像信号が前記
第2のサンプルホールド回路に入力され前記第2の期間
に同期した前記第2の制御パルスにより前記映像信号の
前記第2の期間の電圧がサンプルホールドされて前記第
2の出力端子に出力されることを特徴とする。
【0010】また、本発明の第2の構成は、入射された
光に対応した電圧の映像信号を出力する撮像素子と、前
記映像信号が入力され、前記映像信号の電圧を第1の制
御パルスによりクランプした後、クランプされた前記映
像信号の電圧を第2の制御パルスによりサンプルホール
ドして出力するクランプアンドホールド回路と、前記ク
ランプアンドホールド回路の出力が入力され、アナログ
ディジタル変換して出力するアナログディジタルコンバ
ータと、前記第1の制御パルス及び前記第2の制御パル
スを出力するタイミング発生回路とを備え、前記クラン
プアンドホールド回路は、クランプ電圧を出力する定電
圧源と、差動信号が入力される反転入力端子及び非反転
入力端子と、入力された差動信号が増幅されて出力され
る非反転出力端子とを有する差動増幅器と、前記映像信
号が入力される入力端子と、前記映像信号が前記クラン
プ及び前記サンプルホールドされて出力される出力端子
と、スイッチと、第1のコンデンサと、第2のコンデン
サと、サンプルホールド回路とを備える映像信号処理回
路であって、前記定電圧源は前記差動増幅器の前記非反
転入力端子に接続され、前記第1のコンデンサは前記入
力端子と前記差動増幅器の前記反転入力端子との間に接
続され、前記第1のスイッチは前記差動増幅器の前記反
転入力端子と前記非反転出力端子との間に接続され、前
記第2のコンデンサは前記差動増幅器の前記反転入力端
子と前記非反転出力端子との間に接続され、前記映像信
号の画素周期には、前記映像信号の画素毎の基準電圧を
定める第1の期間と、前記撮像素子から画素毎の映像信
号電圧が出力される第2の期間が含まれ、前記第1の期
間に同期した前記第1の制御パルスにより、前記スイッ
チがオンオフ制御され、前記映像信号の前記第1の期間
の電圧が前記クランプ電圧にクランプされ、前記差動増
幅器の前記非反転出力端子からの前記映像信号が前記サ
ンプルホールド回路に入力され前記第2の期間に同期し
た前記第2の制御パルスにより前記映像信号の前記第2
の期間の電圧がサンプルホールドされて前記出力端子に
出力されることを特徴とする。
【0011】また、本発明の第3の構成は、入射された
光に対応した電圧の映像信号を出力する撮像素子と、前
記映像信号が入力され、前記映像信号の電圧を制御パル
スによりクランプして出力するクランプ回路と、前記ク
ランプ回路の出力が入力され、アナログディジタル変換
して出力するアナログディジタルコンバータと、前記制
御パルスを出力するタイミング発生回路とを備え、前記
クランプ回路は、クランプ電圧を出力する定電圧源と、
差動信号が入力される反転入力端子及び非反転入力端子
と、入力された差動信号が増幅されて差動信号として出
力される反転出力端子及び非反転出力端子とを有する差
動増幅器と、前記映像信号が入力される入力端子と、前
記映像信号が前記クランプされて差動信号として出力さ
れる第1の出力端子及び第2の出力端子と、第1のスイ
ッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4の
スイッチと、第1のコンデンサと、第2のコンデンサ
と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサとを備える
映像信号処理回路であって、前記第1のコンデンサは前
記入力端子と前記差動増幅器の前記反転入力端子との間
に接続され、前記第1のスイッチは前記差動増幅器の前
記反転入力端子と前記定電圧源との間に接続され、前記
第2のコンデンサは前記定電圧源と前記差動増幅器の前
記非反転入力端子との間に接続され、前記第2のスイッ
チは前記差動増幅器の前記非反転入力端子と前記定電圧
源との間に接続され、前記第3のコンデンサは前記差動
増幅器の前記反転入力端子と前記非反転出力端子との間
に接続され、前記第4のコンデンサは前記差動増幅器の
前記非反転入力端子と前記反転出力端子との間に接続さ
れ、前記第3のスイッチは前記差動増幅器の前記反転入
力端子と前記非反転出力端子との間に接続され、前記第
4のスイッチは前記差動増幅器の前記非反転入力端子と
前記反転出力端子との間に接続され、前記映像信号の画
素周期には、前記映像信号の画素毎の基準電圧を定める
期間が含まれ、前記期間に同期した前記制御パルスによ
り、前記スイッチがオンオフ制御され、前記映像信号の
前記期間の電圧が前記クランプ電圧にクランプされ、前
記差動増幅器の前記非反転出力端子からの前記映像信号
が前記第1の出力端子に出力され、前記差動増幅器の前
記反転出力端子からの前記映像信号が前記第2の出力端
子に出力されることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第4の構成は、入射された
光に対応した電圧の映像信号を出力する撮像素子と、前
記映像信号が入力され、前記映像信号の電圧を第1の制
御パルスによりクランプした後、クランプされた前記映
像信号の電圧を第2の制御パルスによりサンプルホール
ドして出力するクランプアンドホールド回路と、前記ク
ランプアンドホールド回路の出力が入力され、アナログ
ディジタル変換して出力するアナログディジタルコンバ
ータと、前記第1の制御パルス及び前記第2の制御パル
スを出力するタイミング発生回路とを備え、前記クラン
プアンドホールド回路は、クランプ電圧を出力する定電
圧源と、差動信号が入力される反転入力端子及び非反転
入力端子と、入力された差動信号が増幅されて出力され
る非反転出力端子とを有する差動増幅器と、前記映像信
号が入力される入力端子と、前記映像信号が前記クラン
プ及び前記サンプルホールドされて出力される出力端子
と、スイッチと、m(mは1以上の正の整数)個のスイ
ッチからなる第1のスイッチ群と、n(nは1以上の正
の整数)個のスイッチからなる第2のスイッチ群と、m
個のコンデンサからなる第1のコンデンサ群と、n個の
コンデンサからなる第2のコンデンサ群と、サンプルホ
ールド回路と、スイッチ制御回路とを備える映像信号処
理回路であって、前記定電圧源は前記差動増幅器の前記
非反転入力端子に接続され、前記第1のコンデンサ群が
含むm個のコンデンサの一方の電極端子は全て前記差動
増幅器の前記反転入力端子に接続され、前記m個のコン
デンサの他方の電極端子はそれぞれ前記第1のスイッチ
群が含むm個のスイッチを1対1で介して前記入力端子
に接続され、前記第2のコンデンサ群が含むn個のコン
デンサの一方の電極端子は全て前記差動増幅器の前記非
反転出力端子に接続され、前記n個のコンデンサの他方
の電極端子はそれぞれ前記第2のスイッチ群が含むn個
のスイッチを1対1で介して前記差動増幅器の前記反転
入力端子に接続され、前記スイッチは前記差動増幅器の
前記反転入力端子と前記非反転出力端子との間に接続さ
れ、前記スイッチ制御回路からの第1の選択信号により
前記第1のスイッチ群が含むm個のスイッチのうちオン
制御されるスイッチの個数が制御され、前記スイッチ制
御回路からの第2の選択信号により前記第2のスイッチ
群が含むn個のスイッチのうちオン制御されるスイッチ
の個数が制御され、前記映像信号の画素周期には、前記
映像信号の画素毎の基準電圧を定める第1の期間と、前
記撮像素子から画素毎の映像信号電圧が出力される第2
の期間が含まれ、前記第1の期間に同期した前記第1の
制御パルスにより、前記スイッチがオンオフ制御され、
前記映像信号の前記第1の期間の電圧が前記クランプ電
圧にクランプされ、前記差動増幅器の前記非反転出力端
子からの前記映像信号が前記サンプルホールド回路に入
力され前記第2の期間に同期した前記第2の制御パルス
により前記映像信号の前記第2の期間の電圧がサンプル
ホールドされて前記出力端子に出力されることを特徴と
する。
【0013】また、本発明の第1,第2,第4の構成で
は、前記撮像素子が出力する前記映像信号の画素周期に
は、前記撮像素子がリセットされる第1の期間と、前記
第1の期間に続く、前記映像信号の画素毎の基準電圧を
定める第2の期間と、前記第2の期間に続く、前記撮像
素子から画素毎の映像信号が出力される第3の期間とが
含まれ、前記第2の期間以外の期間のとき前記第1の制
御パルスの出力が開始されて前記クランプが開始され、
前記第2の期間のとき前記第1の制御パルスの出力が停
止されて前記クランプが終了され、前記第3の期間のと
き前記第1の制御パルスのタイミングと重ならないよう
に前記第2の制御パルスが出力されて前記サンプルホー
ルドが行われることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第3の構成では、前記撮像
素子が出力する前記映像信号の画素周期には、前記撮像
素子がリセットされる第1の期間と、前記第1の期間に
続く、前記映像信号の画素毎の基準電圧を定める第2の
期間と、前記第2の期間に続く、前記撮像素子から画素
毎の映像信号が出力される第3の期間とが含まれ、前記
第2の期間以外の期間のとき前記制御パルスの出力が開
始されて前記クランプが開始され、前記第2の期間のと
き前記制御パルスの出力が停止されて前記クランプが終
了されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
の映像信号処理回路の構成を、図1を参照して説明す
る。本発明の第1の実施の形態の映像信号処理回路は、
図1に示すように、CCD21と、クランプアンドホー
ルド回路22と、A/Dコンバータ23と、駆動回路2
4と、タイミング発生回路25とから構成されている。
【0016】タイミング発生回路25から出力されるタ
イミング信号S1は駆動回路24に入力され、タイミン
グ発生回路25から出力されるA/D変換クロック信号
S2はA/Dコンバータ23に入力され、駆動回路24
から出力される駆動信号S3は入射された光に対応した
電圧の映像信号を出力する撮像素子のイメージセンサで
あるCCD21に入力され、CCD21から出力される
映像信号S4はクランプアンドホールド回路22の入力
端子15に入力され、クランプアンドホールド回路22
の出力端子18から出力される出力信号S5と、クラン
プアンドホールド回路22の出力端子19から出力され
る出力信号S6とが差動信号をなしてA/Dコンバータ
23に入力され、A/Dコンバータ23から出力信号S
7が出力され、さらに、タイミング発生回路25から出
力されるクランプパルスP1と、サンプルホールドパル
スP2とがクランプアンドホールド回路22に入力され
る。
【0017】次に、本発明の第1の実施の形態の映像信
号処理回路の動作を説明する。タイミング発生回路25
は、本発明の映像信号処理回路に必要とされる各種信号
を発生するタイミング発生回路であり、CCD21を駆
動するためのタイミング信号S1を駆動回路24に出力
し、クランプ動作のタイミングの基準となるクランプパ
ルスP1と、サンプルホールド動作のタイミングの基準
となるサンプルホールドパルスP2とをクランプアンド
ホールド回路22に出力し、A/D変換クロック信号S
2をA/Dコンバータ23に出力する。
【0018】駆動回路24は、タイミング発生回路25
からのタイミング信号S1に対し電圧レベル変換を行う
とともに駆動能力を与え、タイミング信号S1に同期し
てCCD21に駆動信号S3を出力する。CCD21
は、駆動信号S3のタイミングに基づき映像信号S4を
出力する。
【0019】クランプアンドホールド回路22は、映像
信号S4に含まれる各種ノイズを除去する回路であり、
映像信号S4の信号成分を適切に検出するためのクラン
プ回路と、映像信号S4の周波数成分を画素周波数にま
で低下させるためのサンプルホールド回路とにより構成
される。
【0020】クランプアンドホールド回路22は、入力
端子15と、出力端子18,19とを備え、映像信号S
4を入力端子15で受け、クランプパルスP1のタイミ
ングにより差動信号でクランプ動作を行い、さらに、映
像信号S4の電圧を画素単位で保持するために、サンプ
ルホールドパルスP2のタイミングにより差動信号でサ
ンプルホールド動作を行い、映像信号S4の信号成分を
出力信号S5,S6からなる差動信号として、出力端子
18,19から出力する。
【0021】A/Dコンバータ23は、差動信号である
出力信号S5,S6を受けて量子化し、更にデジタルデ
ータに符号化して出力信号S7として外部に出力する。
【0022】次に、図1のクランプアンドホールド回路
22の構成を、図2を参照して説明する。クランプアン
ドホールド回路22は、図2に示すように、入力端子1
5と、クランプ出力端子16,17と、出力端子18,
19と、差動増幅器14と、定電圧源1と、スイッチ
4,5,6,7,10,11と、コンデンサ2,3,
8,9,12,13とから構成され、差動増幅器14は
差動信号が入力される反転入力端子及び非反転入力端子
と、入力された差動信号が増幅されて差動信号として出
力される反転出力端子及び非反転出力端子とを備え、ス
イッチ4,5,6,7,10,11は、ゲートにオンオ
フ制御電圧が与えられ、ソースドレイン間がスイッチ経
路となるMOSトランジスタによるアナログスイッチで
ある。
【0023】定電圧源1は基準端子と出力端子とを備
え、基準端子は基準電位を得るために接地され、出力端
子には任意に設定されたクランプ電圧VCが出力され
る。
【0024】容量CI1を有するコンデンサ2の一方の
電極端子は入力端子15に接続され、コンデンサ2の他
方の電極端子は差動増幅器14の反転入力端子に接続さ
れている。
【0025】スイッチ4の一方の端子は差動増幅器14
の反転入力端子に接続され、スイッチ4の他方の端子は
定電圧源1の出力端子に接続されている。
【0026】容量CI2を有するコンデンサ3の一方の
電極端子は定電圧源1の出力端子に接続され、コンデン
サ3の他方の電極端子は差動増幅器14の非反転入力端
子に接続されている。
【0027】スイッチ5の一方の端子は差動増幅器14
の非反転入力端子に接続され、スイッチ5の他方の端子
は定電圧源1の出力端子に接続されている。
【0028】容量CF1を有するコンデンサ8の一方の
電極端子は差動増幅器14の反転入力端子に接続され、
コンデンサ8の他方の電極端子は差動増幅器14の非反
転出力端子に接続されている。
【0029】容量CF2を有するコンデンサ9の一方の
電極端子は差動増幅器14の非反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサ9の他方の電極端子は差動増幅器14の
反転出力端子に接続されている。
【0030】スイッチ6の一方の端子は差動増幅器14
の反転入力端子に接続され、スイッチ6の他方の端子は
差動増幅器14の非反転出力端子に接続されている。
【0031】スイッチ7の一方の端子は差動増幅器14
の非反転入力端子に接続され、スイッチ7の他方の端子
は差動増幅器14の反転出力端子に接続されている。
【0032】差動増幅器14の非反転出力端子はクラン
プ出力端子16に接続され、差動増幅器14の反転出力
端子は、クランプ出力端子17に接続されている。
【0033】スイッチ10の一方の端子はクランプ出力
端子16に接続され、スイッチ10の他方の端子は出力
端子18に接続されている。
【0034】スイッチ11の一方の端子はクランプ出力
端子17に接続され、スイッチ11の他方の端子は出力
端子19に接続されている。
【0035】容量CH1を有するコンデンサ12の一方
の電極端子は出力端子18に接続され、コンデンサ12
の他方の電極端子は接地されている。
【0036】容量CH2を有するコンデンサ13の一方
の電極端子は出力端子19に接続され、コンデンサ13
の他方の電極端子は接地されている。
【0037】クランプアンドホールド回路22は、差動
増幅器14と、入力端子15と、クランプ出力端子1
6,17と、クランプ用のコンデンサ2,3と、クラン
プ用のスイッチ4,5と、差動増幅器14の帰還容量で
あるコンデンサ8,9と、差動増幅器14の帰還スイッ
チであるスイッチ6,7と、定電圧源1とからなるクラ
ンプ回路と、スイッチ10,11と、コンデンサ12,
13と、出力端子18,19とからなるサンプルホール
ド回路とにより構成される。
【0038】そして、スイッチ4,5,6,7はクラン
プパルスP1のタイミングに基づきオンオフ制御され、
スイッチ10,11はサンプルホールドパルスP2のタ
イミングに基づきオンオフ制御される。
【0039】次に、クランプアンドホールド回路22の
動作について説明する。スイッチ4がオン状態になる
と、差動増幅器14の反転入力端子の電圧はクランプ電
圧VCと等しくなり、同時にスイッチ5がオン状態にな
ると、差動増幅器14の非反転入力端子の電圧もクラン
プ電圧VCと等しくなり、さらに、スイッチ6,7がオ
ン状態になると、差動増幅器14のすべての入力端子及
び出力端子はすべてクランプ電圧VCと等しくなり、ク
ランプ動作が行われる。
【0040】また、このクランプ回路はスイッチドキャ
パシタ型増幅回路でもあるため、入力端子15に入力さ
れる電圧と、クランプ出力端子16とクランプ出力端子
17との間に差動出力される出力電圧との比、即ち増幅
度は、差動増幅器14の直流利得が十分に高ければ、差
動増幅器14の入力容量である容量CI1(CI2)
と、帰還容量である容量CF1(CF2)との比に等し
くなる。
【0041】差動増幅器14のクランプ出力端子16と
クランプ出力端子17との間に差動出力される出力電圧
は、スイッチ10,11がオン状態になるとサンプリン
グされ、スイッチ10,11がオフ状態になるとホール
ド(保持)される。
【0042】次に、クランプアンドホールド回路22の
動作について図3を参照して詳細に説明する。図3は、
図2のクランプアンドホールド回路22の動作を示すタ
イミング図である。図3の縦軸は電圧であり、横軸は時
刻である。
【0043】電圧V1は入力端子15の電圧即ち映像信
号S4の電圧を示し、電圧V2はクランプパルスP1の
電圧を示し、電圧V3はクランプ出力端子16−17間
の差動電圧を示し、電圧V3の最低レベルは基準の0V
であり、電圧V4はサンプルホールドパルスP2の電圧
を示し、電圧V5は出力端子18−19間の差動電圧を
示し、電圧V5の破線は差動電圧の基準の0Vである。
【0044】また、CCD21から入力端子15に入力
される映像信号S4は、時刻t2から時刻t3までのリ
セット期間と、時刻t3から時刻t5までのフィードス
ルー期間と、時刻t5から時刻t9までの映像信号期間
とを有し、時刻t2から時刻t9までの期間が映像信号
S4の1画素に対応する。
【0045】リセット期間は、CCD21が有する信号
電荷検出回路をリセットする期間であり、フィードスル
ー期間は、リセット期間終了後、信号電荷転送が行われ
るまでの期間であり、この期間の映像信号S4の電圧V
1が、映像信号S4の画素単位での基準電圧となる。映
像信号期間は、CCD21から信号電荷が転送され画素
単位の映像信号電圧が出力される期間であり、この期間
の映像信号S4の電圧V1が、映像信号レベルとなる。
【0046】タイミング発生回路25からのクランプ信
号P1の電圧V2は、時刻t1以前では(L)レベルで
あり、時刻t2以前の時刻t1のときに(H)レベルに
なり、時刻t5以前の時刻t4のときに(L)レベルに
なり、時刻t9以前の時刻t8のときに再び(H)レベ
ルになる。
【0047】タイミング発生回路25からのサンプルホ
ールド信号P2の電圧V4は、時刻t6以前では(L)
レベルであり、時刻t5より後の時刻t6のときに
(H)レベルになり、時刻t8以前の時刻t7のときに
(L)レベルになる。
【0048】クランプ信号P1及びサンプルホールド信
号P2は、クランプアンドホールド回路22に入力さ
れ、クランプパルスP1はスイッチ4,5,6,7を駆
動する駆動パルスとなり、サンプルホールドパルスP2
はスイッチ10,11を駆動する駆動パルスとなる。
【0049】クランプパルスP1の電圧V2が(H)レ
ベルのとき、スイッチ4,5,6,7はオン状態となり
2端子間は電気的に短絡され、クランプパルスP1の電
圧V2が(L)レベルのとき、スイッチ4,5,6,7
はオフ状態となり2端子間は電気的に開放される。
【0050】また、サンプルホールドパルスP2の電圧
V4が(H)レベルのとき、スイッチ10,11はオン
状態となり2端子間は電気的に短絡され、サンプルホー
ルドパルスP2の電圧V4が(L)レベルのとき、スイ
ッチ10,11はオフ状態となり2端子間は電気的に開
放される。
【0051】先ず、映像信号S4の1画素の映像信号期
間が終了しリセット期間が開始する時刻t2と同時又は
その直前の時刻t1のとき、クランプパルスP1によ
り、スイッチ4,5,6,7がオン状態になると、差動
増幅器14の4つの入出力端子(反転入力端子、非反転
入力端子、反転出力端子、非反転出力端子)はすべて定
電圧源1から与えられるクランプ電圧VCにクランプ
(固定)され、クランプ出力端子16−17間の差動電
圧V3は0Vとなり、リセットノイズが除去され、時刻
t3からは、映像信号S4の電圧V1のフィードスルー
期間の電圧をクランプ電圧VCに合わせ低周波成分のノ
イズを除去するクランプ動作が行われる。
【0052】その後、映像信号S4のフィードスルー期
間が終了し映像信号期間が開始する時刻t5と同時又は
その直前の時刻t4のとき、クランプパルスP1によ
り、スイッチ4,5,6,7がオフ状態になると、時刻
t4からは映像信号S4の電圧V1とクランプ電圧VC
との差分(即ち、交流成分)の信号成分のみが差動増幅
器14の反転入力端子に入力され、差動増幅された後、
反転出力端子及び非反転出力端子から差動電圧として出
力され、そのままクランプ回路としての出力端子である
クランプ出力端子16−17間の電圧V3として、後段
のサンプルホールド回路に伝達される。
【0053】その後、映像信号S4の映像信号期間が終
了する時刻t9と同時又はその直前の時刻t8のとき、
クランプパルスP1により、スイッチ4,5,6,7が
再びオン状態になる。
【0054】上述したように、クランプアンドホールド
回路22の前段部分であるクランプ回路はスイッチドキ
ャパシタ型増幅回路でもあり、その増幅度(ループゲイ
ン)Avは、差動増幅器14の直流利得が十分に高けれ
ば、入力容量である容量CI1(CI2)と、帰還容量
である容量CF1(CF2)との容量比で決定されるか
ら、増幅度Avは、Av=CI1÷CF1=CI2÷C
F2となり、差動増幅器14の非反転出力端子−反転出
力端子間の差動電圧即ちクランプ出力端子16−17間
の差動電圧V3は、映像信号S4の電圧V1の信号成分
をaとすれば、本クランプ回路の入出力関係は、V3=
axAv(式1)となる。ここで、電圧V3は差動電圧
であるため、クランプ出力端子16,17のどちらを基
準とするかにより極性が変わる。
【0055】差動増幅器14の差動出力電圧は、クラン
プ時の0V(電圧V3の最低レベルが0Vを示す)を基
準に式1で示される電圧まで、映像信号期間に出力され
る。
【0056】次に、映像信号期間が開始し、映像信号S
4の電圧V1が安定した時刻t6のときに、サンプルホ
ールドパルスP2により、スイッチ10、11がオン状
態となると、コンデンサ12,13にクランプ出力端子
16−17間の差動電圧V3はサンプリングされ、その
後、クランプパルスP1によりクランプ動作が開始する
時刻t8と同時又はその直前の時刻t7のときに、サン
プルホールドパルスP2により、スイッチ10、11が
オフ状態となると、クランプ出力端子16−17間の差
動電圧V3はホールド(保持)され、映像信号S4の周波
数成分が画素周波数にまで低下されて、出力端子18−
19間の差動電圧V5として出力される。
【0057】以上のような映像信号S4の時刻t2から
時刻t9までの1画素の周期に対する、時刻t1から時
刻t8までの一連動作が、すべての画素毎に繰り返され
る。
【0058】次に、効果について説明する。本発明の第
1の実施の形態の映像信号処理回路では、撮像素子の様
々なノイズを低減させるために、一般的に回路規模が大
きくなる傾向にある相関二重サンプリング回路を用いず
に、スイッチドキャパシタ型のクランプ回路とサンプル
ホールド回路とによるクランプアンドホールド回路を用
いて映像信号処理回路を構成したので、従来の相関二重
サンプリング回路と等価な機能を小さな回路規模の映像
信号処理回路により構成することができ、また、特にバ
ッファやアンプなどのインピーダンス変換回路を1つし
か用いていないために、低消費電力化を実現することが
でき、また、消費電力を低く抑えることができるため、
一般的に映像信号に混入するノイズを低く抑えることが
でき、また、少ない回路素子数で映像信号処理回路を構
成することができるため、低コストで映像信号処理装置
や映像信号処理の集積回路装置を実現することができる
という効果がある。
【0059】さらに、映像信号のリセット期間以前の映
像信号期間でクランプ動作を開始し、映像信号の基準レ
ベルとなるフィードスルー期間でクランプ動作が終了す
るため、クランプパルス幅を画素周期の範囲内で広く設
定することができ、撮像素子の多画素化に伴うクランプ
回路の高速化に対応することができ、撮像素子から出力
されるリセット信号などの映像信号以外の余分な信号を
除去することができ、適切なクランプ動作を行うことが
できるという効果がある。
【0060】さらに、クランプアンドホールド回路を構
成するクランプ回路は、スイッチドキャパシタ型増幅回
路でもあるため、従来のように、相関二重サンプリング
回路以外にAGCなどの利得を与える回路ブロックを必
要とせず、映像信号に利得を与えることができるという
効果がある。
【0061】次に、本発明の第2の実施の形態の映像信
号処理回路の構成を、図4を参照して説明する。本発明
の第2の実施の形態の映像信号処理回路の構成は、本発
明の第1の実施の形態の映像信号処理回路の構成に対
し、クランプアンドホールド回路がシングルエンド回路
になっている。図4では図1と同一要素には同一符号を
付している。
【0062】本発明の第2の実施の形態の映像信号処理
回路は、図4に示すように、CCD21と、クランプア
ンドホールド回路42と、A/Dコンバータ43と、駆
動回路24と、タイミング発生回路25とから構成され
ている。
【0063】タイミング発生回路25から出力されるタ
イミング信号S1は駆動回路24に入力され、タイミン
グ発生回路25から出力されるA/D変換クロック信号
S2はA/Dコンバータ43に入力され、駆動回路24
から出力される駆動信号S3はCCD21に入力され、
CCD21から出力される映像信号S4はクランプアン
ドホールド回路42の入力端子38に入力され、クラン
プアンドホールド回路42の出力端子40から出力され
る出力信号S15がA/Dコンバータ43に入力され、
A/Dコンバータ43から出力信号S17が出力され、
さらに、タイミング発生回路25から出力されるクラン
プパルスP1と、サンプルホールドパルスP2とがクラ
ンプアンドホールド回路42に入力される。
【0064】次に、本発明の第2の実施の形態の映像信
号処理回路の動作を説明する。タイミング発生回路25
は、本発明の映像信号処理回路に必要とされる各種信号
を発生するタイミング発生回路であり、CCD21を駆
動するためのタイミング信号S1を駆動回路24に出力
し、クランプ動作のタイミングの基準となるクランプパ
ルスP1と、サンプルホールド動作のタイミングの基準
となるサンプルホールドパルスP2とをクランプアンド
ホールド回路42に出力し、A/D変換クロック信号S
2をA/Dコンバータ43に出力する。
【0065】駆動回路24は、タイミング発生回路25
からのタイミング信号S1に対し電圧レベル変換を行う
とともに駆動能力を与え、タイミング信号S1に同期し
てCCD21に駆動信号S3を出力する。
【0066】CCD21は、入射された光に対応した電
圧の映像信号を出力するイメージセンサであり、駆動信
号S3のタイミングに基づき映像信号S4を出力する。
【0067】クランプアンドホールド回路42は、映像
信号S4に含まれる各種ノイズを除去する回路であり、
映像信号S4の信号成分を適切に検出するためのクラン
プ回路と、映像信号S4の周波数成分を画素周波数にま
で低下させるためのサンプルホールド回路とにより構成
される。
【0068】クランプアンドホールド回路42は、入力
端子38と、出力端子40とを備え、映像信号S4を入
力端子38で受け、クランプパルスP1のタイミングに
よりクランプ動作を行い、さらに、映像信号S4の電圧
を画素単位で保持するために、サンプルホールドパルス
P2のタイミングによりサンプルホールド動作を行い、
映像信号S4の信号成分を出力信号S15として、出力
端子40から出力する。
【0069】A/Dコンバータ43は、出力信号S15
を受けて量子化し、更にデジタルデータに符号化して出
力信号S17として外部に出力する。
【0070】次に、図4のクランプアンドホールド回路
42の構成を、図5を参照して説明する。クランプアン
ドホールド回路42は、図5に示すように、入力端子3
8と、クランプ出力端子39と、出力端子40と、差動
増幅器37と、定電圧源31と、スイッチ33,35
と、コンデンサ32,34,36とから構成され、差動
増幅器37は差動信号が入力される反転入力端子及び非
反転入力端子と、入力された差動信号が増幅され非反転
出力される出力端子とを備え、スイッチ33,35は、
ゲートにオンオフ制御電圧が与えられ、ソースドレイン
間がスイッチ経路となるMOSトランジスタによるアナ
ログスイッチである。
【0071】定電圧源31は基準端子と出力端子とを備
え、基準端子は基準電位を得るために接地され、出力端
子には任意に設定されたクランプ電圧VCが出力されて
差動増幅器37の非反転入力端子に接続されている。
【0072】容量CI3を有するコンデンサ32の一方
の電極端子は入力端子38に接続され、コンデンサ32
の他方の電極端子は差動増幅器37の反転入力端子に接
続されている。
【0073】容量CF3を有するコンデンサ34の一方
の電極端子は差動増幅器37の反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサ34の他方の電極端子は差動増幅器37
の出力端子に接続されている。
【0074】スイッチ33の一方の端子は差動増幅器3
7の反転入力端子に接続され、スイッチ33の他方の端
子は差動増幅器37の出力端子に接続されている。差動
増幅器37の出力端子はクランプ出力端子39に接続さ
れている。
【0075】スイッチ35の一方の端子はクランプ出力
端子39に接続され、スイッチ35の他方の端子は出力
端子40に接続されている。
【0076】容量CH3を有するコンデンサ36の一方
の電極端子は出力端子40に接続され、コンデンサ36
の他方の電極端子は接地されている。
【0077】クランプアンドホールド回路42は、差動
増幅器37と、入力端子38と、クランプ出力端子39
と、クランプ用のコンデンサ32と、差動増幅器37の
帰還容量であるコンデンサ34と、差動増幅器37の帰
還スイッチであるスイッチ33と、定電圧源31とから
なるクランプ回路と、スイッチ35と、コンデンサ36
と、出力端子40とからなるサンプルホールド回路とに
より構成される。
【0078】そして、スイッチ33はクランプパルスP
1のタイミングに基づきオンオフ制御され、スイッチ3
5はサンプルホールドパルスP2のタイミングに基づき
オンオフ制御される。
【0079】次に、クランプアンドホールド回路42の
動作について説明する。スイッチ33がオン状態になる
と、差動増幅器37に負帰還がかかり、差動増幅器37
の直流利得が十分に大きければ、反転入力端子の電圧は
非反転入力端子の電圧であるクランプ電圧VCと等しく
なり、差動増幅器37のすべての入出力端子はクランプ
電圧VCと等しくなり、クランプ動作が行われる。
【0080】また、このクランプ回路はスイッチドキャ
パシタ型増幅回路でもあるため、入力端子38に入力さ
れる電圧と、クランプ出力端子39に出力される出力電
圧との比、即ち増幅度は、差動増幅器37の直流利得が
十分に高ければ、差動増幅器37の入力容量である容量
CI3と、帰還容量である容量CF3との比に等しくな
る。
【0081】差動増幅器37の出力端子からクランプ出
力端子39に出力される出力電圧は、スイッチ35がオ
ン状態になるとサンプリングされ、スイッチ35がオフ
状態になるとホールド(保持)される。
【0082】次に、クランプアンドホールド回路42の
動作について図6を参照して詳細に説明する。図6は、
図5のクランプアンドホールド回路42の動作を示すタ
イミング図である。図6の縦軸は電圧であり、横軸は時
刻である。
【0083】電圧V11は入力端子38の電圧即ち映像
信号S4の電圧を示し、電圧V12はクランプパルスP
1の電圧を示し、電圧V13はクランプ出力端子39の
電圧を示し、電圧V3の最低レベルはクランプ電圧VC
であり、電圧V14はサンプルホールドパルスP2の電
圧を示し、電圧V15は出力端子40の電圧を示し、電
圧V15の破線はクランプ電圧VCである。
【0084】また、CCD21から入力端子38に入力
される映像信号S4は、時刻t2から時刻t3までのリ
セット期間と、時刻t3から時刻t5までのフィードス
ルー期間と、時刻t5から時刻t9までの映像信号期間
とを有し、時刻t2から時刻t9までの期間が映像信号
S4の1画素に対応する。
【0085】リセット期間は、CCD21が有する信号
電荷検出回路をリセットする期間であり、フィードスル
ー期間は、リセット期間終了後、信号電荷転送が行われ
るまでの期間であり、この期間の映像信号S4の電圧V
11が、映像信号S4の画素単位での基準電圧となる。
映像信号期間は、CCD21から信号電荷が転送され画
素単位の映像信号電圧が出力される期間であり、この期
間の映像信号S4の電圧V11が、映像信号レベルとな
る。
【0086】タイミング発生回路25からのクランプ信
号P1の電圧V12は、時刻t1以前では(L)レベル
であり、時刻t2以前の時刻t1のときに(H)レベル
になり、時刻t5以前の時刻t4のときに(L)レベル
になり、時刻t9以前の時刻t8のときに再び(H)レ
ベルになる。
【0087】タイミング発生回路25からのサンプルホ
ールド信号P2の電圧V14は、時刻t6以前では
(L)レベルであり、時刻t5より後の時刻t6のとき
に(H)レベルになり、時刻t8以前の時刻t7のとき
に(L)レベルになる。
【0088】クランプ信号P1及びサンプルホールド信
号P2は、クランプアンドホールド回路42に入力さ
れ、クランプパルスP1はスイッチ33を駆動する駆動
パルスとなり、サンプルホールドパルスP2はスイッチ
35を駆動する駆動パルスとなる。
【0089】クランプパルスP1の電圧V12が(H)
レベルのとき、スイッチ33はオン状態となり2端子間
は電気的に短絡され、クランプパルスP1の電圧V12
が(L)レベルのとき、スイッチ33はオフ状態となり
2端子間は電気的に開放される。
【0090】また、サンプルホールドパルスP2の電圧
V14が(H)レベルのとき、スイッチ35はオン状態
となり2端子間は電気的に短絡され、サンプルホールド
パルスP2の電圧V14が(L)レベルのとき、スイッ
チ35はオフ状態となり2端子間は電気的に開放され
る。
【0091】先ず、映像信号S4の1画素の映像信号期
間が終了しリセット期間が開始する時刻t2と同時又は
その直前の時刻t1のとき、クランプパルスP1によ
り、スイッチ33がオン状態になると、差動増幅器37
に負帰還がかかり、差動増幅器37の入出力端子(反転
入力端子、非反転入力端子、出力端子)はすべて定電圧
源31から与えられるクランプ電圧VCにクランプ(固
定)され、クランプ出力端子39の電圧V13はクラン
プ電圧VCとなり、リセットノイズが除去され、時刻t
3からは、映像信号S4の電圧V11のフィードスルー
期間の電圧をクランプ電圧VCに合わせ低周波成分のノ
イズを除去するクランプ動作が行われる。
【0092】その後、映像信号S4のフィードスルー期
間が終了し映像信号期間が開始する時刻t5と同時又は
その直前の時刻t4のとき、クランプパルスP1によ
り、スイッチ33がオフ状態になると、時刻t4からは
映像信号S4の電圧V11とクランプ電圧VCとの差分
(即ち、交流成分)の信号成分のみが差動増幅器37の
反転入力端子に入力され、差動増幅された後、出力端子
から出力され、そのままクランプ回路としての出力端子
であるクランプ出力端子39の電圧V13として、後段
のサンプルホールド回路に伝達される。
【0093】その後、映像信号S4の映像信号期間が終
了する時刻t9と同時又はその直前の時刻t8のとき、
クランプパルスP1により、スイッチ33が再びオン状
態になる。
【0094】上述したように、クランプアンドホールド
回路42の前段部分であるクランプ回路はスイッチドキ
ャパシタ型増幅回路でもあり、その増幅度(ループゲイ
ン)Avは、差動増幅器37の直流利得が十分に高けれ
ば、入力容量であるCI3と、帰還容量であるCF3と
の容量比で決定されるから、増幅度Avは、Av=CI
3÷CF3となり、差動増幅器37の出力電圧即ちクラ
ンプ出力端子39の電圧V13は、映像信号S4の電圧
V11の信号成分をaとすれば、本クランプ回路の入出
力関係は、V13=−axAv(式2)となる。
【0095】差動増幅器37の出力電圧は、クランプ時
のクランプ電圧VC(電圧V13の最低レベルがVCを
示す)を基準に式2で示される電圧まで、映像信号期間
に出力される。
【0096】次に、映像信号期間が開始し、映像信号S
4の電圧V11が安定した時刻t6のときに、サンプル
ホールドパルスP2により、スイッチ35がオン状態と
なると、コンデンサ36にクランプ出力端子39の電圧
V13はサンプリングされ、その後、クランプパルスP
1によりクランプ動作が開始する時刻t8と同時又はそ
の直前の時刻t7のときに、サンプルホールドパルスP
2により、スイッチ35がオフ状態となると、クランプ
出力端子39の電圧V13はホールド(保持)され、映像
信号S4の周波数成分が画素周波数にまで低下されて、
出力端子40の電圧V15として出力される。
【0097】以上のような映像信号S4の時刻t2から
時刻t9までの1画素の周期に対する、時刻t1から時
刻t8までの一連動作が、すべての画素毎に繰り返され
る。
【0098】次に、効果について説明する。本発明の第
2の実施の形態の映像信号処理回路では、第1の実施の
形態と比較して、少ない回路素子でクランプアンドホー
ルド回路を構成しているため、更に回路規模を小さく抑
えることができる。
【0099】次に、本発明の第3の実施の形態の映像信
号処理回路の構成を、図7を参照して説明する。本発明
の第3の実施の形態の映像信号処理回路の構成は、本発
明の第1の実施の形態の映像信号処理回路の構成に対
し、クランプアンドホールド回路からサンプルホールド
回路を省略し、クランプ回路のみとしている。本発明の
第1の実施の形態の映像信号処理回路のクランプアンド
ホールド回路22では、映像信号の周波数成分を画素周
波数にまで低下させるためにサンプルホールド回路が必
要であるが、クランプアンドホールド回路22の後段に
接続される回路の帯域(動作速度)が十分に高い場合に
は、サンプルホールド回路を省略することもできるため
である。図7では図1と同一要素には同一符号を付して
いる。
【0100】本発明の第3の実施の形態の映像信号処理
回路は、図7に示すように、CCD21と、クランプ回
路72と、A/Dコンバータ23と、駆動回路24と、
タイミング発生回路25とから構成されている。
【0101】タイミング発生回路25から出力されるタ
イミング信号S1は駆動回路24に入力され、タイミン
グ発生回路25から出力されるA/D変換クロック信号
S2はA/Dコンバータ23に入力され、駆動回路24
から出力される駆動信号S3はCCD21に入力され、
CCD21から出力される映像信号S4はクランプ回路
72の入力端子60に入力され、クランプ回路72の出
力端子61から出力される出力信号S25と、クランプ
回路72の出力端子62から出力される出力信号S26
とが差動信号をなしてA/Dコンバータ23に入力さ
れ、A/Dコンバータ23から出力信号S27が出力さ
れ、さらに、タイミング発生回路25から出力されるク
ランプパルスP1がクランプ回路72に入力される。
【0102】次に、本発明の第3の実施の形態の映像信
号処理回路の動作を説明する。タイミング発生回路25
は、本発明の映像信号処理回路に必要とされる各種信号
を発生するタイミング発生回路であり、CCD21を駆
動するためのタイミング信号S1を駆動回路24に出力
し、クランプ動作のタイミングの基準となるクランプパ
ルスP1をクランプ回路72に出力し、A/D変換クロ
ック信号S2をA/Dコンバータ23に出力する。
【0103】駆動回路24は、タイミング発生回路25
からのタイミング信号S1に対し電圧レベル変換を行う
とともに駆動能力を与え、タイミング信号S1に同期し
てCCD21に駆動信号S3を出力する。
【0104】CCD21は、入射された光に対応した電
圧の映像信号を出力するイメージセンサであり、駆動信
号S3のタイミングに基づき映像信号S4を出力する。
【0105】クランプ回路72は、映像信号S4に含ま
れる各種ノイズを除去する回路であり、映像信号S4の
信号成分を適切に検出するための回路である。
【0106】クランプ回路72は、入力端子60と、出
力端子61,62とを備え、映像信号S4を入力端子6
0で受け、クランプパルスP1のタイミングにより差動
信号でクランプ動作を行い、映像信号S4の信号成分を
出力信号S25,S26からなる差動信号として、出力
端子61,62から出力する。
【0107】A/Dコンバータ23は、差動信号である
出力信号S25,S26を受けて量子化し、更にデジタ
ルデータに符号化して出力信号S27として外部に出力
する。
【0108】次に、図7のクランプ回路72の構成を、
図8を参照して説明する。クランプ回路72は、図8に
示すように、入力端子60と、出力端子61,62と、
差動増幅器63と、定電圧源51と、スイッチ54,5
5,56,57と、コンデンサ52,53,58,59
とから構成され、差動増幅器63は差動信号が入力され
る反転入力端子及び非反転入力端子と、入力された差動
信号が増幅されて差動信号として出力される反転出力端
子及び非反転出力端子とを備え、スイッチ54,55,
56,57は、ゲートにオンオフ制御電圧が与えられ、
ソースドレイン間がスイッチ経路となるMOSトランジ
スタによるアナログスイッチである。
【0109】定電圧源51は基準端子と出力端子とを備
え、基準端子は基準電位を得るために接地され、出力端
子には任意に設定されたクランプ電圧VCが出力され
る。
【0110】容量CI4を有するコンデンサ52の一方
の電極端子は入力端子60に接続され、コンデンサ52
の他方の電極端子は差動増幅器63の反転入力端子に接
続されている。
【0111】スイッチ54の一方の端子は差動増幅器6
3の反転入力端子に接続され、スイッチ54の他方の端
子は定電圧源51の出力端子に接続されている。
【0112】容量CI5を有するコンデンサ53の一方
の電極端子は定電圧源51の出力端子に接続され、コン
デンサ53の他方の電極端子は差動増幅器63の非反転
入力端子に接続されている。
【0113】スイッチ55の一方の端子は差動増幅器6
3の非反転入力端子に接続され、スイッチ55の他方の
端子は定電圧源51の出力端子に接続されている。
【0114】容量CF4を有するコンデンサ58の一方
の電極端子は差動増幅器63の反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサ58の他方の電極端子は差動増幅器63
の非反転出力端子に接続されている。
【0115】容量CF5を有するコンデンサ59の一方
の電極端子は差動増幅器63の非反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサ59の他方の電極端子は差動増幅器63
の反転出力端子に接続されている。
【0116】スイッチ56の一方の端子は差動増幅器6
3の反転入力端子に接続され、スイッチ56の他方の端
子は差動増幅器63の非反転出力端子に接続されてい
る。
【0117】スイッチ57の一方の端子は差動増幅器6
3の非反転入力端子に接続され、スイッチ57の他方の
端子は差動増幅器63の反転出力端子に接続されてい
る。
【0118】差動増幅器63の非反転出力端子は出力端
子61に接続され、差動増幅器63の反転出力端子は、
出力端子62に接続されている。そして、スイッチ5
4,55,56,57はクランプパルスP1のタイミン
グに基づきオンオフ制御される。
【0119】次に、クランプ回路72の動作について説
明する。スイッチ54がオン状態になると、差動増幅器
63の反転入力端子の電圧はクランプ電圧VCと等しく
なり、同時にスイッチ55がオン状態になると、差動増
幅器63の非反転入力端子の電圧もクランプ電圧VCと
等しくなり、さらに、スイッチ56,57がオン状態に
なると、差動増幅器63のすべての入力端子及び出力端
子はクランプ電圧VCと等しくなり、クランプ動作が行
われる。
【0120】クランプ回路72はスイッチドキャパシタ
型増幅回路でもあり、その増幅度(ループゲイン)Av
は、Av=CI4÷CF4=CI5÷CF5となり、差
動増幅器63の非反転出力端子−反転出力端子間の差動
電圧即ち出力端子61−62間の差動電圧V16は、映
像信号S4の電圧の信号成分をaとすれば、本クランプ
回路の入出力関係は、V16=axAv(式3)とな
る。ここで、電圧V16は差動電圧であるため、出力端
子61,62のどちらを基準とするかにより極性が変わ
る。
【0121】差動増幅器63の差動出力電圧は、クラン
プ時の0Vを基準に式3で示される電圧まで、映像信号
期間に出力される。
【0122】さらに、クランプ回路72の詳細な動作の
説明については、クランプ回路72は本発明の第1の実
施の形態の映像信号処理回路のクランプアンドホールド
回路22の前段部分のクランプ回路と構成が同一であ
り、クランプ回路72が備える入力端子60、出力端子
61,62、差動増幅器63、定電圧源51、スイッチ
54,55,56,57、コンデンサ52,53,5
8,59は、本発明の第1の実施の形態の映像信号処理
回路のクランプアンドホールド回路22が備える入力端
子15、クランプ出力端子16,17、差動増幅器1
4、定電圧源1、スイッチ4,5,6,7、コンデンサ
2,3,8,9に、それぞれ対応するため、クランプ回
路72の動作は本発明の第1の実施の形態の映像信号処
理回路のクランプアンドホールド回路22のクランプ回
路の動作と同じになる。従って、クランプ回路72の入
力端子60の電圧は図3に示される電圧V1に、クラン
プ回路72のクランプパルスP1の電圧は図3に示され
る電圧V2に、クランプ回路72の出力端子61−62
間の差動電圧V16は、図3に示される電圧V3に、そ
れぞれ等しい波形となる。
【0123】また、クランプアンドホールド回路からサ
ンプルホールド回路を省略することが、本発明の第2の
実施の形態の映像信号処理回路のクランプアンドホール
ド回路42に対しても同様に適用できることは言うまで
もない。
【0124】次に、効果について説明する。クランプ回
路72は、本発明の第1の実施の形態の映像信号処理回
路と比較して、スイッチとコンデンサで構成されるサン
プルホールド回路がないため、更に回路規模を小さく抑
えることができ、サンプリング動作による折り返しノイ
ズが混入せず、S/N比の良好な映像信号処理回路が実
現できる。
【0125】次に、本発明の第4の実施の形態の映像信
号処理回路の構成を説明する。本発明の第4の実施の形
態の映像信号処理回路の構成は、本発明の第2の実施の
形態の映像信号処理回路のクランプアンドホールド回路
42を図9に示すクランプアンドホールド回路で置き換
えた構成である。従って、本発明の第4の実施の形態の
映像信号処理回路のクランプアンドホールド回路以外の
構成及び動作は本発明の第2の実施の形態の映像信号処
理回路の構成及び動作と同じである。
【0126】次に、本発明の第4の実施の形態の映像信
号処理回路のクランプアンドホールド回路の構成を図9
を参照して説明する。本発明の第4の実施の形態の映像
信号処理回路のクランプアンドホールド回路は、入力端
子155と、クランプ出力端子156と、出力端子15
7と、差動増幅器154と、定電圧源153と、スイッ
チ131〜13m(mは2以上の整数),150,15
1,161〜16n(nは2以上の整数)と、コンデン
サ141〜14m(mは2以上の整数),152,17
1〜17n(nは2以上の整数)と、スイッチ制御回路
130とから構成され、差動増幅器154は差動信号が
入力される反転入力端子及び非反転入力端子と、入力さ
れた差動信号が増幅され非反転出力される出力端子とを
備え、スイッチ131〜13m,150,151,16
1〜16nは、ゲートにオンオフ制御電圧が与えられ、
ソースドレイン間がスイッチ経路となるMOSトランジ
スタによるアナログスイッチである。また、m個のコン
デンサ141〜14mは、それぞれ容量CI141〜C
I14mを有し、n個のコンデンサ171〜17nは、
それぞれ容量CI171〜CI17nを有している。
【0127】定電圧源153は基準端子と出力端子とを
備え、基準端子は基準電位を得るために接地され、出力
端子には任意に設定されたクランプ電圧VCが出力され
て差動増幅器154の非反転入力端子に接続されてい
る。
【0128】m個のコンデンサ141〜14mのそれぞ
れの一方の電極端子は、差動増幅器154の反転入力端
子に接続され、m個のコンデンサ141〜14mのそれ
ぞれの他方の電極端子は、1対1に対応するm個のスイ
ッチ131〜13mのそれぞれを介して映像信号が入力
される入力端子155に接続されている。
【0129】n個のコンデンサ171〜17nのそれぞ
れの一方の電極端子は、差動増幅器154の出力端子に
接続され、n個のコンデンサ171〜17nのそれぞれ
の他方の電極端子は、1対1に対応するn個のスイッチ
161〜16nのそれぞれを介して差動増幅器154の
反転入力端子に接続されている。差動増幅器154の出
力端子はクランプ出力端子156に接続されている。
【0130】スイッチ150の一方の端子は差動増幅器
154の出力端子に接続され、スイッチ150の他方の
端子は差動増幅器154の反転入力端子に接続されてい
る。
【0131】スイッチ151の一方の端子はクランプ出
力端子156に接続され、スイッチ151の他方の端子
は出力端子157に接続されている。
【0132】容量CH152を有するコンデンサ152
の一方の電極端子は出力端子157に接続され、コンデ
ンサ152の他方の電極端子は接地されている。
【0133】また、図示していない外部からの制御信号
に基づき、選択信号SEL1がスイッチ制御回路130
からm個のスイッチ131〜13mに対し出力され、選
択信号SEL2がスイッチ制御回路130からn個のス
イッチ161〜16nに対し出力され、m個のスイッチ
131〜13m及びn個のスイッチ161〜16nはオ
ンオフ制御される。各スイッチはオン状態になると2端
子間は電気的に短絡され、オフ状態になると2端子間は
電気的に開放される。
【0134】本クランプアンドホールド回路は、入力端
子155を入力端子とし、クランプ出力端子156を出
力端子とするクランプ回路と、クランプ出力端子156
を入力端子とし、出力端子157を出力端子とするサン
プルホールド回路とにより構成される。
【0135】そして、スイッチ150はクランプパルス
P1のタイミングに基づきオンオフ制御され、スイッチ
151はサンプルホールドパルスP2のタイミングに基
づきオンオフ制御される。
【0136】次に、動作を説明する。クランプパルスP
1によりスイッチ150がオン状態になると、差動増幅
器154に負帰還がかかり、差動増幅器154の直流利
得が十分に大きければ、反転入力端子の電圧は非反転入
力端子の電圧であるクランプ電圧VCと等しくなり、差
動増幅器154のすべての入出力端子はクランプ電圧V
Cと等しくなり、クランプ動作が行われる。
【0137】クランプ出力端子156に出力される出力
電圧は、サンプルホールドパルスP2によりスイッチ1
51がオン状態になるとサンプリングされ、スイッチ1
51がオフ状態になるとホールド(保持)される。
【0138】なお、本実施の形態の映像信号処理回路の
クランプアンドホールド回路では、本発明の第2の実施
の形態の映像信号処理回路と同様に、タイミング発生回
路からクランプパルスP1とサンプルホールドパルスP
2とが入力され、クランプパルスが(H)レベルのとき
にスイッチ150が短絡状態となってクランプ動作が行
われ、サンプルホールドパルスP2が(H)レベルのと
きにスイッチ151が短絡状態となってサンプリング動
作し、サンプルホールドパルスP2が(L)レベルのと
きにスイッチ151が開放状態となってホールド動作す
る。
【0139】本クランプアンドホールド回路の前段部分
であるクランプ回路はスイッチドキャパシタ型増幅回路
でもあり、その増幅度(ループゲイン)Avは、差動増
幅器154の直流利得が十分に高ければ、入力容量であ
る容量CIと、帰還容量である容量CFとの容量比で決
定されるから、増幅度Avは、Av=CI÷CFとな
り、クランプ出力端子156の電圧V17は、入力端子
155に入力される映像信号S4の電圧の信号成分をa
とすれば、本クランプ回路の入出力関係は、V17=−
axAv=−ax(CI÷CF)(式4)となる。
【0140】クランプ出力端子156の電圧V17は、
クランプ時のクランプ電圧VCを基準に式4で示される
電圧まで、映像信号期間に出力される。
【0141】ここで例えば、スイッチ制御回路130か
らの選択信号SEL1により、入力側のm個のスイッチ
131〜13mのうち、スイッチ131のみが短絡状態
にされ、他のスイッチはすべて開放状態にされ、さらに
スイッチ制御回路130からの選択信号SEL2によ
り、帰還側のn個のスイッチ161〜16nのうち、ス
イッチ161のみが短絡状態にされ、他のスイッチはす
べて開放状態にされたとき、クランプ回路の入出力関係
は、式4により、V17=−ax(CI141÷CF1
71)(式5)となり、入力側のコンデンサ141〜1
4mの容量CI141〜CI14mと、帰還側のコンデ
ンサ171〜17nの容量CI171〜CI17nとが
すべて同じ値であるとすれば、式5は、V17=−aと
なり、増幅度1倍の増幅回路となる。
【0142】また例えば、スイッチ制御回路130から
の選択信号SEL1により、入力側のm個のスイッチ1
31〜13mのうち、スイッチ131,132が短絡状
態にされ、他のスイッチはすべて開放状態にされ、さら
にスイッチ制御回路130からの選択信号SEL2によ
り、帰還側のn個のスイッチ161〜16nのうち、ス
イッチ161のみが短絡状態にされ、他のスイッチはす
べて開放状態にされたとき、クランプ回路の入出力関係
は、式4により、V17=−ax((CI141+CI
142)÷CF171)(式6)となり、入力側のコン
デンサ141〜14mの容量CI141〜CI14m
と、帰還側のコンデンサ171〜17nの容量CI17
1〜CI17nとがすべて同じ値であるとすれば、式6
は、V17=−2aとなり、増幅度2倍の増幅回路とな
る。
【0143】さらに同様に、制御回路130からの選択
信号SEL1とSEL2とにより、入力側の容量値と帰
還側の容量値の比を適宜変化させることにより、本クラ
ンプ回路の増幅度を任意に変えることができる。
【0144】さらに、本クランプアンドホールド回路の
詳細な動作の説明については、本クランプアンドホール
ド回路は本発明の第2の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路42と、増幅度が任意に
設定できること以外のクランプ動作及びサンプルホール
ド動作は同じである。従って、本クランプアンドホール
ド回路の入力端子155の電圧は図6に示される電圧V
11に、本クランプアンドホールド回路のクランプパル
スP1の電圧は図6に示される電圧V12に、本クラン
プアンドホールド回路のクランプ出力端子156の電圧
V17は図6に示される電圧V13に、本クランプアン
ドホールド回路のサンプルホールドパルスP2の電圧は
図6に示される電圧V14に、本クランプアンドホール
ド回路の出力端子157の電圧は図6に示される電圧V
15に、それぞれ等しい波形となる。
【0145】次に、効果について説明する。本発明の第
4の実施の形態の映像信号処理回路では、クランプ並び
にサンプルホールド動作を実現しながら、スイッチの短
絡並びに開放状態を制御することにより、クランプアン
ドホールド回路の増幅度を任意に設定することができ、
従って、映像信号に任意に利得を与えることができ、従
来例のAGC回路などを必要とせず、映像信号処理回路
の小型化、低消費電力化を実現できる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による第1
の効果は、従来の映像信号処理回路のように、アンプ、
バッファ、スイッチなどを多数用いる相関二重サンプリ
ング回路を使用せず、クランプアンドホールド回路を用
いて映像信号処理回路を構成することにより、従来の映
像信号処理回路に比べ、等価な映像信号ノイズ除去機能
を小さな回路規模で実現することができることである。
【0147】また、本発明による第2の効果は、回路素
子数が少ないクランプアンドホールド回路を用いて映像
信号処理回路を構成することにより、映像信号処理装置
や映像信号処理集積回路装置における映像信号処理回路
の占有面積を削減することができ、従ってコスト低減す
ることができることである。
【0148】また、本発明による第3の効果は、多数の
バッファやインピーダンス変換回路を用いず回路素子数
が少ないクランプアンドホールド回路を用いて映像信号
処理回路を構成することにより、映像信号処理回路の消
費電力を低減することができ、低消費電力であるため携
帯端末装置などへの適用が可能となることである。
【0149】また、本発明による第4の効果は、映像信
号のリセット期間以前からクランプ動作が開始される構
成であることにより、クランプパルスのパルス幅を画素
周期の範囲内で広く設定することができ、撮像素子の多
画素化に伴うクランプ回路の高速化に対応することがで
きることである。
【0150】また、本発明による第5の効果は、映像信
号のリセット期間以前の映像信号期間でクランプ動作が
開始され、映像信号のフィードスルー期間でクランプ動
作が終了される構成であることにより、撮像素子から出
力されるリセット信号などの映像信号以外の余分な信号
を除去することができ、適切なクランプ動作を行うこと
ができることである。
【0151】また、本発明による第6の効果は、映像信
号が通過する回路の段数を少なくし、小さな回路規模で
映像信号処理回路を構成することにより、映像信号に混
入するノイズを小さく抑えることができ、S/N比の良
好な鮮明画像を外部に出力することができることであ
る。
【0152】また、本発明による第7の効果は、クラン
プアンドホールド回路におけるクランプ回路をスイッチ
ドキャパシタ型増幅回路により構成することにより、A
GCなどの利得を与える回路ブロックを必要とせず、映
像信号に利得を与えることができることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の映像信号処理回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路の動作を示すタイミング
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の映像信号処理回路
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路の動作を示すタイミング
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の映像信号処理回路
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプ回路の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の映像信号処理回路
のクランプアンドホールド回路の構成を示す回路図であ
る。
【図10】従来例の映像信号処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】他の従来例の映像信号処理回路の構成を示す
ブロック図である。
【図12】他の従来例の映像信号処理回路の相関二重サ
ンプリング回路の構成を示すブロック図である。
【図13】他の従来例の映像信号処理回路の相関二重サ
ンプリング回路の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】 1,31,51,153 定電圧源 2,3,8,9,12,13,32,34,36,5
2,53,58,59,141,142,14m,17
1,172,17n,152 コンデンサ 4,5,6,7,10,11,33,35,54,5
5,56,57,131,132,13m,150,1
51,161,162,16n スイッチ 14,37,63,154 差動増幅器 21,90,102 CCD 22,42 クランプアンドホールド回路 23,43,104 A/Dコンバータ 24 駆動回路 25 タイミング発生回路 72 クランプ回路 91,103 CDS回路 92 AGC回路 93 1H遅延線 94 スイッチ回路 95,109 Vドライバ 96,108 タイミングジェネレータ 101 レンズ 105 プロセス回路 106 エンコーダ回路 107 シグナルジェネレータ 111 反転アンプ 112,113,115,117 バッファ 114,116,118 S/H回路 119 差動アンプ 120 パルス生成回路 130 スイッチ制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射された光に対応した電圧の映像信号
    を出力する撮像素子と、前記映像信号が入力され、前記
    映像信号の電圧を第1の制御パルスによりクランプした
    後、クランプされた前記映像信号の電圧を第2の制御パ
    ルスによりサンプルホールドして出力するクランプアン
    ドホールド回路と、前記クランプアンドホールド回路の
    出力が入力され、アナログディジタル変換して出力する
    アナログディジタルコンバータと、前記第1の制御パル
    ス及び前記第2の制御パルスを出力するタイミング発生
    回路とを備え、前記クランプアンドホールド回路は、ク
    ランプ電圧を出力する定電圧源と、差動信号が入力され
    る反転入力端子及び非反転入力端子と、入力された差動
    信号が増幅されて差動信号として出力される反転出力端
    子及び非反転出力端子とを有する差動増幅器と、前記映
    像信号が入力される入力端子と、前記映像信号が前記ク
    ランプ及び前記サンプルホールドされて差動信号として
    出力される第1の出力端子及び第2の出力端子と、第1
    のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチと、
    第4のスイッチと、第1のコンデンサと、第2のコンデ
    ンサと、第3のコンデンサと、第4のコンデンサと、第
    1のサンプルホールド回路と、第2のサンプルホールド
    回路とを備える映像信号処理回路であって、前記第1の
    コンデンサは前記入力端子と前記差動増幅器の前記反転
    入力端子との間に接続され、前記第1のスイッチは前記
    差動増幅器の前記反転入力端子と前記定電圧源との間に
    接続され、前記第2のコンデンサは前記定電圧源と前記
    差動増幅器の前記非反転入力端子との間に接続され、前
    記第2のスイッチは前記差動増幅器の前記非反転入力端
    子と前記定電圧源との間に接続され、前記第3のコンデ
    ンサは前記差動増幅器の前記反転入力端子と前記非反転
    出力端子との間に接続され、前記第4のコンデンサは前
    記差動増幅器の前記非反転入力端子と前記反転出力端子
    との間に接続され、前記第3のスイッチは前記差動増幅
    器の前記反転入力端子と前記非反転出力端子との間に接
    続され、前記第4のスイッチは前記差動増幅器の前記非
    反転入力端子と前記反転出力端子との間に接続され、前
    記映像信号の画素周期には、前記映像信号の画素毎の基
    準電圧を定める第1の期間と、前記撮像素子から画素毎
    の映像信号電圧が出力される第2の期間が含まれ、前記
    第1の期間に同期した前記第1の制御パルスにより、前
    記第1のスイッチと、前記第2のスイッチと、前記第3
    のスイッチと、前記第4のスイッチとがオンオフ制御さ
    れ、前記映像信号の前記第1の期間の電圧が前記クラン
    プ電圧にクランプされ、前記差動増幅器の前記非反転出
    力端子からの前記映像信号が前記第1のサンプルホール
    ド回路に入力され前記第2の期間に同期した前記第2の
    制御パルスにより前記映像信号の前記第2の期間の電圧
    がサンプルホールドされて前記第1の出力端子に出力さ
    れ、前記差動増幅器の前記反転出力端子からの前記映像
    信号が前記第2のサンプルホールド回路に入力され前記
    第2の期間に同期した前記第2の制御パルスにより前記
    映像信号の前記第2の期間の電圧がサンプルホールドさ
    れて前記第2の出力端子に出力されることを特徴とする
    映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 入射された光に対応した電圧の映像信号
    を出力する撮像素子と、前記映像信号が入力され、前記
    映像信号の電圧を第1の制御パルスによりクランプした
    後、クランプされた前記映像信号の電圧を第2の制御パ
    ルスによりサンプルホールドして出力するクランプアン
    ドホールド回路と、前記クランプアンドホールド回路の
    出力が入力され、アナログディジタル変換して出力する
    アナログディジタルコンバータと、前記第1の制御パル
    ス及び前記第2の制御パルスを出力するタイミング発生
    回路とを備え、前記クランプアンドホールド回路は、ク
    ランプ電圧を出力する定電圧源と、差動信号が入力され
    る反転入力端子及び非反転入力端子と、入力された差動
    信号が増幅されて出力される非反転出力端子とを有する
    差動増幅器と、前記映像信号が入力される入力端子と、
    前記映像信号が前記クランプ及び前記サンプルホールド
    されて出力される出力端子と、スイッチと、第1のコン
    デンサと、第2のコンデンサと、サンプルホールド回路
    とを備える映像信号処理回路であって、前記定電圧源は
    前記差動増幅器の前記非反転入力端子に接続され、前記
    第1のコンデンサは前記入力端子と前記差動増幅器の前
    記反転入力端子との間に接続され、前記第1のスイッチ
    は前記差動増幅器の前記反転入力端子と前記非反転出力
    端子との間に接続され、前記第2のコンデンサは前記差
    動増幅器の前記反転入力端子と前記非反転出力端子との
    間に接続され、前記映像信号の画素周期には、前記映像
    信号の画素毎の基準電圧を定める第1の期間と、前記撮
    像素子から画素毎の映像信号電圧が出力される第2の期
    間が含まれ、前記第1の期間に同期した前記第1の制御
    パルスにより、前記スイッチがオンオフ制御され、前記
    映像信号の前記第1の期間の電圧が前記クランプ電圧に
    クランプされ、前記差動増幅器の前記非反転出力端子か
    らの前記映像信号が前記サンプルホールド回路に入力さ
    れ前記第2の期間に同期した前記第2の制御パルスによ
    り前記映像信号の前記第2の期間の電圧がサンプルホー
    ルドされて前記出力端子に出力されることを特徴とする
    映像信号処理回路。
  3. 【請求項3】 入射された光に対応した電圧の映像信号
    を出力する撮像素子と、前記映像信号が入力され、前記
    映像信号の電圧を制御パルスによりクランプして出力す
    るクランプ回路と、前記クランプ回路の出力が入力さ
    れ、アナログディジタル変換して出力するアナログディ
    ジタルコンバータと、前記制御パルスを出力するタイミ
    ング発生回路とを備え、前記クランプ回路は、クランプ
    電圧を出力する定電圧源と、差動信号が入力される反転
    入力端子及び非反転入力端子と、入力された差動信号が
    増幅されて差動信号として出力される反転出力端子及び
    非反転出力端子とを有する差動増幅器と、前記映像信号
    が入力される入力端子と、前記映像信号が前記クランプ
    されて差動信号として出力される第1の出力端子及び第
    2の出力端子と、第1のスイッチと、第2のスイッチ
    と、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第1のコン
    デンサと、第2のコンデンサと、第3のコンデンサと、
    第4のコンデンサとを備える映像信号処理回路であっ
    て、前記第1のコンデンサは前記入力端子と前記差動増
    幅器の前記反転入力端子との間に接続され、前記第1の
    スイッチは前記差動増幅器の前記反転入力端子と前記定
    電圧源との間に接続され、前記第2のコンデンサは前記
    定電圧源と前記差動増幅器の前記非反転入力端子との間
    に接続され、前記第2のスイッチは前記差動増幅器の前
    記非反転入力端子と前記定電圧源との間に接続され、前
    記第3のコンデンサは前記差動増幅器の前記反転入力端
    子と前記非反転出力端子との間に接続され、前記第4の
    コンデンサは前記差動増幅器の前記非反転入力端子と前
    記反転出力端子との間に接続され、前記第3のスイッチ
    は前記差動増幅器の前記反転入力端子と前記非反転出力
    端子との間に接続され、前記第4のスイッチは前記差動
    増幅器の前記非反転入力端子と前記反転出力端子との間
    に接続され、前記映像信号の画素周期には、前記映像信
    号の画素毎の基準電圧を定める期間が含まれ、前記期間
    に同期した前記制御パルスにより、前記スイッチがオン
    オフ制御され、前記映像信号の前記期間の電圧が前記ク
    ランプ電圧にクランプされ、前記差動増幅器の前記非反
    転出力端子からの前記映像信号が前記第1の出力端子に
    出力され、前記差動増幅器の前記反転出力端子からの前
    記映像信号が前記第2の出力端子に出力されることを特
    徴とする映像信号処理回路。
  4. 【請求項4】 入射された光に対応した電圧の映像信号
    を出力する撮像素子と、前記映像信号が入力され、前記
    映像信号の電圧を第1の制御パルスによりクランプした
    後、クランプされた前記映像信号の電圧を第2の制御パ
    ルスによりサンプルホールドして出力するクランプアン
    ドホールド回路と、前記クランプアンドホールド回路の
    出力が入力され、アナログディジタル変換して出力する
    アナログディジタルコンバータと、前記第1の制御パル
    ス及び前記第2の制御パルスを出力するタイミング発生
    回路とを備え、前記クランプアンドホールド回路は、ク
    ランプ電圧を出力する定電圧源と、差動信号が入力され
    る反転入力端子及び非反転入力端子と、入力された差動
    信号が増幅されて出力される非反転出力端子とを有する
    差動増幅器と、前記映像信号が入力される入力端子と、
    前記映像信号が前記クランプ及び前記サンプルホールド
    されて出力される出力端子と、スイッチと、m(mは1
    以上の正の整数)個のスイッチからなる第1のスイッチ
    群と、n(nは1以上の正の整数)個のスイッチからな
    る第2のスイッチ群と、m個のコンデンサからなる第1
    のコンデンサ群と、n個のコンデンサからなる第2のコ
    ンデンサ群と、サンプルホールド回路と、スイッチ制御
    回路とを備える映像信号処理回路であって、前記定電圧
    源は前記差動増幅器の前記非反転入力端子に接続され、
    前記第1のコンデンサ群が含むm個のコンデンサの一方
    の電極端子は全て前記差動増幅器の前記反転入力端子に
    接続され、前記m個のコンデンサの他方の電極端子はそ
    れぞれ前記第1のスイッチ群が含むm個のスイッチを1
    対1で介して前記入力端子に接続され、前記第2のコン
    デンサ群が含むn個のコンデンサの一方の電極端子は全
    て前記差動増幅器の前記非反転出力端子に接続され、前
    記n個のコンデンサの他方の電極端子はそれぞれ前記第
    2のスイッチ群が含むn個のスイッチを1対1で介して
    前記差動増幅器の前記反転入力端子に接続され、前記ス
    イッチは前記差動増幅器の前記反転入力端子と前記非反
    転出力端子との間に接続され、前記スイッチ制御回路か
    らの第1の選択信号により前記第1のスイッチ群が含む
    m個のスイッチのうちオン制御されるスイッチの個数が
    制御され、前記スイッチ制御回路からの第2の選択信号
    により前記第2のスイッチ群が含むn個のスイッチのう
    ちオン制御されるスイッチの個数が制御され、前記映像
    信号の画素周期には、前記映像信号の画素毎の基準電圧
    を定める第1の期間と、前記撮像素子から画素毎の映像
    信号電圧が出力される第2の期間が含まれ、前記第1の
    期間に同期した前記第1の制御パルスにより、前記スイ
    ッチがオンオフ制御され、前記映像信号の前記第1の期
    間の電圧が前記クランプ電圧にクランプされ、前記差動
    増幅器の前記非反転出力端子からの前記映像信号が前記
    サンプルホールド回路に入力され前記第2の期間に同期
    した前記第2の制御パルスにより前記映像信号の前記第
    2の期間の電圧がサンプルホールドされて前記出力端子
    に出力されることを特徴とする映像信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記撮像素子が出力する前記映像信号の
    画素周期には、前記撮像素子がリセットされる第1の期
    間と、前記第1の期間に続く、前記映像信号の画素毎の
    基準電圧を定める第2の期間と、前記第2の期間に続
    く、前記撮像素子から画素毎の映像信号が出力される第
    3の期間とが含まれ、前記第2の期間以外の期間のとき
    前記第1の制御パルスの出力が開始されて前記クランプ
    が開始され、前記第2の期間のとき前記第1の制御パル
    スの出力が停止されて前記クランプが終了され、前記第
    3の期間のとき前記第1の制御パルスのタイミングと重
    ならないように前記第2の制御パルスが出力されて前記
    サンプルホールドが行われることを特徴とする請求項
    1,2,4の何れか1項記載の映像信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記撮像素子が出力する前記映像信号の
    画素周期には、前記撮像素子がリセットされる第1の期
    間と、前記第1の期間に続く、前記映像信号の画素毎の
    基準電圧を定める第2の期間と、前記第2の期間に続
    く、前記撮像素子から画素毎の映像信号が出力される第
    3の期間とが含まれ、前記第2の期間以外の期間のとき
    前記制御パルスの出力が開始されて前記クランプが開始
    され、前記第2の期間のとき前記制御パルスの出力が停
    止されて前記クランプが終了されることを特徴とする請
    求項3記載の映像信号処理回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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