JP2001045257A - 画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体

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JP2001045257A
JP2001045257A JP11210001A JP21000199A JP2001045257A JP 2001045257 A JP2001045257 A JP 2001045257A JP 11210001 A JP11210001 A JP 11210001A JP 21000199 A JP21000199 A JP 21000199A JP 2001045257 A JP2001045257 A JP 2001045257A
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JP11210001A
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English (en)
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Yuji Takenaka
裕二 竹中
Yoshihiro Ito
嘉広 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主画像から所定の画像パターン条件を満たし
た注目部位を副画像として抽出して印刷する画像処理装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、主画像を入力
する入力部10と、主画像から所定の画像パターン条件
を満たした注目部位を含む副画像を生成するとともに、
主画像と副画像とが対応する画像であることを示す関連
情報を生成する処理部20と、注目部位を指定する注目
部位指定部21と、主画像と副画像とを記録媒体に記録
する記録部40と、主画像と副画像とを関連情報に基づ
いて印刷する印刷部50と、主画像及び副画像の写真を
配置して固定するアルバム作成部54と、主画像及び副
画像を表示する表示部52とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、第一の画像から所定の画像パターン条件を満
たした注目部位を含む第二の画像を抽出して印刷する画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像から所定の画像パターンを認
識する方法として、特開平8−305855号(公開日
平成8年11月22日)は、画像を精度よくパターン認
識し、分類する方法を開示している。また、特開平10
−334255号(公開日平成10年12月18日)、
特開平11−32285号(公開日平成11年2月2
日)は、複数の写真を用紙上の所定の位置に印刷する装
置を開示している。さらに、特開平9−114857号
(公開日平成9年5月2日)は、複数の写真をキーワー
ドとともに印刷する装置を開示している。
【0003】従来、目前にある複数の被写体に対しそれ
ぞれ個別の写真を得たい場合、得たい写真ごとに撮影を
行っていた。また、複数の被写体をそれぞれ撮影し、さ
らにこれら複数の被写体を一枚の全体写真として得たい
場合、全体と一部とを別々に撮影していた。例えば、工
事写真の場合、全体写真を撮った後、出来高を証明する
ために必要な部分を全体写真とは別に拡大写真として撮
影し、全体写真と部分拡大写真とを一緒にして工事写真
アルバムを作成し、発注者に提出していた。また、アル
バムの作成者が写真に書き添えるコメントやアルバムへ
の写真の貼り付け順序、配置は、写真に写る黒板に書か
れた内容や撮影者が書いたメモの内容に基づいていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多数の写真を
得たい場合に写真の数だけ撮影するのは多大な労力を要
するので、例えば、工事写真においては、全体写真を1
枚撮れば、必要な複数の部分写真を同時に得られる技術
の実現が望まれていた。また、写真に写された黒板の文
字をアルバムに書き写すのは多大な労力を要する。さら
に、撮影者が写真の撮影状況に関するメモを紛失したり
メモを書き忘れたりすると、アルバムを作成するのが困
難となっていた。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体
を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範
囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成
される。また従属項は本発明のさらなる有利な具体例を
規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態においては、画像から画像パタ
ーンを認識する画像処理装置であって、第一の画像を入
力する入力部と、所定の画像パターン条件を記憶するパ
ターン記憶部と、前記第一の画像から前記画像パターン
条件を満たした注目部位を検出する検出部と、前記第一
の画像及び前記注目部位のうち少なくとも一方に関連す
る文字情報を検出する文字検出部と、前記第一の画像、
及び、前記注目部位が含まれる領域を拡大した第二の画
像のうち少なくとも一方を印刷用紙に印刷する第一の印
刷部と、前記文字情報を印刷用紙に印刷する第二の印刷
部とを備える。
【0007】前記第一の画像から抽出した前記第二の画
像のファイルを生成する生成部と、前記第二の画像と前
記第一の画像とが対応する画像であることを示す関連情
報を、前記文字情報に基づいて生成する関連情報生成部
とをさらに備え、前記第一の印刷部は、前記第一の画像
及び前記第二の画像のうち少なくともいずれかを前記関
連情報に基づいて第一の印刷用紙の所定の位置に印刷す
る手段を有し、前記第二の印刷部は、前記文字情報を前
記関連情報に基づいて第二の印刷用紙の所定の位置に印
刷する手段を有してもよい。前記第二の印刷部は、前記
文字情報をアルバムシートの所定の位置に印刷する手段
を有し、前記第一の印刷部により印刷された前記印刷用
紙を前記アルバムシートの所定の位置に配置して固定す
るアルバム作成部をさらに備えてもよい。
【0008】本発明の第2の形態においては、画像から
画像パターンを認識する画像処理装置であって、第一の
画像を入力する入力部と、所定の画像パターン条件を記
憶するパターン記憶部と、前記第一の画像から前記画像
パターン条件を満たした注目部位を検出する検出部と、
前記第一の画像における前記注目部位が含まれる領域の
位置情報を生成する生成部と、前記位置情報と前記第一
の画像とが対応することを示す関連情報を生成する関連
情報生成部と、前記関連情報と前記位置情報とに基づい
て前記注目部位が含まれる領域を第二の画像として印刷
用紙の所定の位置に印刷する印刷部とを備える。
【0009】前記位置情報を表示する表示部をさらに備
えてもよい。前記第一の画像に含まれる前記注目部位を
指定する注目部位指定部をさらに備え、前記表示部は、
前記注目部位指定部により指定された前記注目部位が含
まれる領域の前記位置情報を表示する手段を有してもよ
い。前記生成部は、前記注目部位が所定の割合の大きさ
で含まれる領域を抽出して前記第二の画像を生成する手
段を有してもよい。前記入力部は、写真フイルム上の画
像を光学的に走査して電気的な情報を生成する手段を有
してもよい。
【0010】本発明の第3の形態においては、画像から
画像パターンを認識する画像処理方法であって、第一の
画像を入力する段階と、前記第一の画像から所定の画像
パターン条件を満たした注目部位を検出する段階と、前
記注目部位が含まれる領域を第二の画像として抽出する
段階と、前記第二の画像を印刷する段階とを備える。
【0011】本発明の第4の形態においては、画像から
画像パターンを認識するプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラム
が、前記コンピュータに働きかけて、第一の画像を入力
する手順と、前記コンピュータに働きかけて、前記第一
の画像から所定の画像パターン条件を満たした注目部位
を検出する手順と、前記コンピュータに働きかけて、前
記注目部位が含まれる領域を第二の画像として抽出する
手順と、前記コンピュータに働きかけて、前記第二の画
像を印刷する手順とを備える。
【0012】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションもまた発明となりうる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0014】以下、本発明を工事現場の写真画像の処理
に用いた実施形態を説明する。本実施形態においては、
全体写真(主画像)から出来高を証明するために必要な
部分を自動的に抽出し、これを拡大して部分拡大写真
(副画像)を生成する。そして、主画像と副画像とが対
応する画像であることを示す関連情報を生成する。工事
写真において、出来高を証明するための必要な部分とし
ては、例えば物の高さや距離の測定値を表示する定規の
部分、又は工事の内容を文字で表示する黒板の部分等が
考えられる。なお、以下に用いる「主画像」は、特許請
求の範囲における「第一の画像」を示す。また、以下に
用いる「副画像」は、特許請求の範囲における「第二の
画像」を示す。
【0015】まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、画像処理装置の一例としての、写真画像の現像
や編集等をするラボシステムの構成図である。この画像
処理装置は、入力部10と処理部20と注目部位指定部
21と記録部40と印刷部50と表示部52とアルバム
作成部54とを備える。
【0016】入力部10は、画像処理装置に主画像を入
力する。銀塩カメラで撮影された画像を画像処理装置に
入力する場合、入力部10には、ネガフイルムやポジフ
イルム等の写真フイルム上の画像を光学的に走査して電
気信号に変換するフイルムスキャナが用いられる。デジ
タルカメラで撮影されたデジタル画像を画像処理装置に
入力する場合、入力部10には、入力するデジタル画像
を格納した記録媒体に応じた各種読取装置が用いられ
る。例えば、入力部10には、不揮発性の半導体メモリ
カード等の着脱自在な記録媒体から画像データを読み取
るための読取装置等が用いられる。また、フロッピーデ
ィスク、MO、CD−ROM等から画像データを読み取
る場合は、入力部10としてそれぞれフロッピードライ
ブ、MOドライブ、CDドライブ等が用いられる。
【0017】処理部20は、入力部10より受け取った
主画像から、所定の画像パターンを有する注目部位を検
出する。ここで注目部位とは、主画像の中に写る各被写
体のうち、副画像として抽出しようとする被写体を示
す。本実施形態においては、工事写真から抽出しようと
する定規や黒板が注目部位である。処理部20は、注目
部位が含まれる領域を抽出し、さらに拡大して副画像を
生成する。また、処理部20は、副画像から文字情報を
検出し、さらに、主画像、副画像、位置情報、及び文字
情報の対応関係を示す関連情報を生成する。
【0018】注目部位指定部21は、主画像に含まれる
注目部位を指定する。ラボシステムの操作者が注目部位
指定部21によって注目部位を指定した場合、表示部5
2は指定された注目部位が含まれる領域の位置情報を処
理部20から受け取って表示する。注目部位指定部21
は、例えば、マウス等のポインティングデバイスであっ
てもよい。
【0019】記録部40は、処理部20から受け取った
主画像、副画像、位置情報、文字情報、及び関連情報を
着脱自在な記録媒体に記録する。記録媒体としては、書
き込み可能なCD、DVD等の光記録媒体や、MO等の
光磁気記録媒体、フロッピーディスク等の磁気記録媒体
等が考えられる。記録部40としては、CD−Rドライ
ブ、DVDドライブ、MOドライブ、フロッピードライ
ブ等が用いられる。なお、記録部40は、半導体メモリ
等の記憶装置に主画像及び副画像を記録してもよい。
【0020】印刷部50は、処理部20から受け取った
主画像及び副画像を印刷用紙に印刷する。印刷部50と
しては、例えばデジタルプリンタ、レーザプリンタ、イ
ンクジェットプリンタ等のプリンタが用いられる。印刷
用紙としては、アルバムシート、プリンタ用紙、感熱
紙、熱転写紙、印画紙等が考えられる。印刷部50とし
て複数のプリンタを用いてもよい。この場合、複数のプ
リンタの各々は、他のプリンタが印刷する画像と異なる
画像を印刷してもよい。例えば、第一の印刷部が主画像
を印刷し、他の第二の印刷部が副画像を印刷してもよ
い。
【0021】表示部52は、処理部20から受け取った
主画像及び副画像を画面表示する。表示部52として
は、例えば画像を表示するモニタが用いられる。アルバ
ム作成部54は、印刷部50により印刷された主画像及
び副画像のうち少なくとも一方の写真をアルバムシート
の所定の位置に配置して固定する。例えば、アルバム作
成部54は、アルバムシートの所定の位置に写真を貼り
付けてもよい。
【0022】図2は、処理部20の機能ブロック図であ
る。処理部20は、検出部22とパターン条件記憶部2
4と生成部26と文字検出部28と関連情報生成部29
とを有する。検出部22は、入力部10より受け取った
主画像から、パターン条件記憶部24より受け取る所定
の画像パターン条件を満たした注目部位を検出する。パ
ターン条件記憶部24は、所定の画像パターン条件を記
憶する。本実施形態においては、画像パターン条件とし
て、定規や黒板の画像パターンの特徴を定める条件をパ
ターン条件記憶部24に記憶させておく。
【0023】生成部26は、主画像から注目部位が含ま
れる領域を抽出する。ここで生成部26は、注目部位が
所定の割合の大きさで含まれる領域を抽出してもよい。
例えば、主画像から定規が含まれた領域を抽出する場
合、定規の目盛りが読み易い程度の大きさの割合で生成
部26に領域を抽出させてもよい。また例えば、主画像
から黒板が含まれた領域を抽出する場合、黒板以外の背
景はさほど必要でないので、黒板が9割程度の大きさで
含まれる領域を生成部26に抽出させてもよい。
【0024】このように、本実施形態においては、所定
の画像パターン条件をパターン条件記憶部24に記憶さ
せておき、検出部22が画像パターン条件を満たす注目
部位を検出し、生成部26が注目部位を含む領域を抽出
する。したがって、例えば工事写真の場合、工事現場の
全体写真とは別に定規や黒板の写真を撮らなくとも、全
体写真からその一部として定規や黒板を自動的に検出し
抽出することができる。
【0025】生成部26は、主画像における副画像の位
置情報を生成する。即ち、生成部26は、注目部位が含
まれる領域の位置情報を抽出する。位置情報としては、
例えば注目部位が含まれる矩形領域の主画像における位
置を示す座標が考えられる。生成部26により抽出され
た位置情報は、記録部40により主画像及び副画像とと
もに記録媒体に記録される。生成部26により抽出され
た位置情報を主画像とともに印刷部50に印刷させても
よい。印刷部50は、位置情報に基づいて注目部位が含
まれる領域を副画像として印刷してもよい。
【0026】このように、生成部26が注目部位を含む
領域の位置情報を抽出し、印刷部50が位置情報を主画
像とともに印刷するので、印刷物の閲覧者は副画像が主
画像のどの部分を抽出したものであるかを確認すること
ができる。また、印刷部50は位置情報に基づいて第一
の画像に含まれる部分的な領域を印刷することができ
る。
【0027】生成部26により抽出された位置情報を、
表示部52により画面表示させてもよい。例えば、表示
部52が主画像と副画像とを画面表示するときに、表示
部52は副画像の主画像における位置情報として座標の
数値をさらに画面表示する。例えば、表示部52は、副
画像の主画像における位置情報に基づいて、副画像とし
て抽出された矩形領域を主画像の中に破線表示させても
よい。例えば、副画像として抽出された領域に含まれる
注目部位をラボシステムの操作者が注目部位指定部21
により指定したときに、副画像の位置情報に基づいて注
目部位が含まれる領域を表示部52に破線表示させても
よい。
【0028】このように、表示部52が位置情報を画面
に出力するので、ラボシステムの操作者は、副画像が主
画像のどの部分を抽出したものであるかを画面上で確認
することができる。また、記録部40が位置情報を記録
媒体に記録するので、この記録媒体に納められた画像を
閲覧する者は、副画像が主画像のどの部分を抽出したも
のであるかを確認することができる。
【0029】生成部26は、注目部位が含まれる領域を
拡大して副画像を生成する。注目部位が含まれる領域を
拡大する場合、定規の目盛りや黒板に書かれた文字を読
み易くするため、生成部26に副画像のシャープネス、
コントラスト、明るさ、カラーバランス等を補正させて
もよい。
【0030】このように、生成部26は注目部位が含ま
れる領域を拡大して副画像を生成するので、例えば工事
写真の場合、工事現場の全体写真から定規や黒板の部分
拡大写真を自動的に生成することができる。
【0031】生成部26は、主画像及び副画像のそれぞ
れに対しファイル名を与えて各画像のデータファイルを
生成する。生成部26は、主画像及び副画像のそれぞれ
に対し、主画像と副画像とが互いに関連することを示し
たファイル名を与えてもよい。
【0032】文字検出部28は、生成部26が生成した
副画像から文字情報を検出する。例えば、副画像が黒板
の画像を含む場合、文字検出部28は、黒板に表示され
た文字の画像を認識し、その文字を示す文字コードが含
まれる文字情報を生成する。文字情報は印刷部50によ
りアルバムシート等の印刷用紙の所定の位置に印刷され
る。例えば、工事写真アルバムの場合、印刷部50が工
事写真中の黒板の画像から検出された工事状況に関する
情報を、アルバムシートの写真を貼り付ける部分の近く
に印刷してもよい。また、印刷部50は、文字情報を、
主画像及び副画像を印刷する印刷用紙と異なる印刷用紙
に印刷してもよい。印刷部50として複数のプリンタを
用いる場合、主画像や副画像を印刷するプリンタと異な
るプリンタが文字情報を印刷してもよい。
【0033】このように、文字検出部28により検出さ
れた文字情報を印刷部50が印刷するので、例えば工事
写真アルバムの作成者が工事状況に関する情報を写真か
ら書き写す労力を低減させることができる。
【0034】文字検出部28により検出された文字情報
は表示部52により画面表示される。また、文字情報は
記録部40により記録媒体に記録される。このように、
文字検出部28が副画像から文字情報を検出し、文字情
報を記録部40が記録媒体に記録するので、主画像及び
副画像の閲覧者は、これらの画像が撮影された状況に関
する情報を容易に得ることができる。例えば、工事写真
の場合、工事名や場所等の工事の状況に関する情報を自
動的に記録媒体へ記録させるので、主画像及び副画像の
閲覧者は工事に関する情報を容易に得ることができる。
【0035】文字検出部28は、各文字の画像パターン
と、各文字の画像パターンに対応する文字コードとを記
憶する。通常、黒板には工事名、工種、撮影月日、位
置、設計寸法、実測寸法、立会監督員、及び略図が表示
されている。このように記載項目が予め定められている
ので、書かれる内容は記載項目によってある程度推測で
きる。そこで、記載される可能性の高い文字列の画像パ
ターンと、該画像パターンに対応する文字コードとを文
字検出部28に記憶させておいてもよい。
【0036】このように、文字検出部28が検出する可
能性の高い文字列の画像パターンと文字コードとを文字
検出部28に記憶させておくことにより、文字検出部2
8の文字認識率を高めることができる。
【0037】他の形態としては、予め文字情報を文字検
出部28に記憶させておいてもよい。この場合、撮影者
は文字情報を参照しながら撮影をすすめてもよい。例え
ば、文字情報を撮影計画に沿って順序立てておけば、こ
れを参照する撮影者は撮影計画通りに撮影をすすめるこ
とができる。そして、文字検出部28は、記憶させてお
いた情報の中から、撮影する主画像や主画像に含まれる
注目部位に関連する文字情報を検出する。
【0038】関連情報生成部29は、注目部位が含まれ
る領域を抽出した副画像と主画像とが対応する画像であ
ることを示す関連情報を生成する。例えば関連情報生成
部29は、関連情報を所定のデータファイルに収めて生
成してもよい。また例えば関連情報生成部29は、関連
情報を主画像及び副画像のうちいずれか一方又は双方の
画像データ中に含めさせてもよい。
【0039】関連情報生成部29は、主画像のファイル
名と副画像のファイル名との対応関係に基づいて関連情
報を生成してもよい。また、関連情報生成部29は、検
出部22が主画像から注目部位を検出しなかったことを
示す情報を含む関連情報を生成してもよい。さらに、関
連情報生成部29は、位置情報と、主画像及び副画像の
いずれか一方又は双方との対応関係に基づいて関連情報
を生成してもよい。またさらに、関連情報生成部29
は、文字情報に基づいて関連情報を生成してもよく、ま
た文字情報と関連情報との対応関係を示す情報を生成し
てもよい。関連情報生成部29は、位置情報と主画像と
が対応することを示す関連情報を生成してもよい。
【0040】このように、関連情報生成部29が、主画
像と副画像との対応関係を示す関連情報を生成するの
で、主画像及び副画像の閲覧者は、主画像と副画像との
対応関係を容易に把握することができる。また、副画像
から検出される文字情報に基づいて主画像及び副画像を
関連付けるので、例えば工事写真の場合、黒板に書かれ
た工事状況に関する情報を用いて主画像及び副画像を関
連付けることができる。また、主画像、副画像等が記録
された記録媒体において、位置情報又は文字情報に基づ
いて容易に所望の画像を検索することができる。
【0041】図3は、本実施形態における主画像、副画
像、位置情報、文字情報、及び関連情報の対応関係を示
す。主画像としては、主画像001〜003が入力部1
0により入力される。副画像としては、副画像001〜
005が生成部26により生成される。位置情報として
は、位置情報001〜005が生成部26により生成さ
れる。文字情報としては、文字情報001及び002が
文字検出部28により生成される。関連情報としては、
関連情報001〜003が関連情報生成部29により生
成される。本実施形態の関連情報は、関連情報生成部2
9により所定のデータファイルに納められて生成され
る。
【0042】副画像001及び002は主画像001か
ら抽出されるので、関連情報001には、主画像00
1、副画像001及び002を示す情報と位置情報00
1及び002とが含められる。副画像003〜005は
主画像002から抽出されるので、関連情報002に
は、主画像002、副画像003〜005を示す情報と
位置情報003〜005とが含められる。主画像003
からは副画像が抽出されないので、関連情報003には
主画像003を示す情報だけが含められる。
【0043】文字情報001は副画像002から抽出さ
れるので、関連情報001には文字情報001を示す情
報が含められる。同様に、文字情報002は副画像00
4から抽出されるので、関連情報002には文字情報0
02を示す情報が含められる。関連情報001〜003
に含められる各画像を示す情報としては、例えば、各画
像が持つ固有の識別番号が考えられる。
【0044】このように、本実施形態においては、関連
情報生成部29が、主画像、副画像等の対応関係を示す
関連情報を生成するので、主画像及び副画像の閲覧者
は、主画像と副画像との対応関係を容易に把握すること
ができる。また、主画像、副画像等が記録された記録媒
体において、位置情報又は文字情報に基づいて容易に所
望の画像を検索することができる。
【0045】次に、第2実施形態を説明する。図4は、
本実施形態における主画像、副画像、文字情報、及び関
連情報の対応関係を示す。本実施形態においては、関連
情報生成部29は、文字情報を用いて主画像と副画像と
の対応関係を示す関連情報を生成する。
【0046】主画像001が入力部10により画像処理
装置に入力される。副画像001、002が生成部26
により生成される。文字情報001が文字検出部28に
より検出される。関連情報001が関連情報生成部29
により生成される。文字情報には、副画像002に写る
黒板の画像から検出された、工種(車道工)及び撮影月
日(平成11年○月×日)の情報が含まれる。関連情報
001は、文字情報に基づいて主画像001、副画像0
01及び副画像002の対応関係を示す。図に示される
通り、主画像001は「車道工01」として関連情報0
01内に示される。副画像001は「車道工02」とし
て関連情報001内に示されて主画像001と関連付け
られる。副画像002は「車道工03」として関連情報
001内に示されて主画像001及び副画像001と関
連付けられる。
【0047】このように、本実施形態においては、関連
情報生成部29が、主画像や副画像を文字情報に基づい
て関連付ける。したがって、例えば工事写真において、
主画像及び副画像の対応関係を工事の種類や日付等を用
いて示すことができる。
【0048】図5は、アルバムシート68における画像
の配置を示す。アルバムシート68には、関連情報に基
づいて主画像、副画像及び文字情報が配置される。主画
像としては、主画像65aが配置され、副画像としては
副画像65b、cが配置される。文字情報としては、文
字情報66a〜cが配置される。印刷部50は、図5に
示される配置で主画像65a、副画像65b、c、及び
文字情報66a〜cをアルバムシート68の所定の位置
に印刷する。また、印刷部50が、主画像65a、副画
像65b、cを別々に印画紙等に印刷し、印刷部50が
文字情報66a〜cだけをアルバムシート68の所定の
位置に印刷してもよい。この場合、アルバム作成部54
がアルバムシート68の所定の位置に主画像65a、副
画像65b、cの写真を貼り付ける。
【0049】印刷部50が主画像65a、副画像65
b、cをアルバムシート68に印刷する順序は、関連情
報に示される主画像65a、副画像65b、cの対応関
係に基づく。アルバム作成部54が主画像65a、副画
像65b、cの写真をアルバムシート68に貼り付ける
場合の貼り付け順序は、関連情報に示される主画像65
a、副画像65b、cの対応関係に基づく。印刷部50
は、主画像65aにおける副画像65b、cの位置情報
(破線67a、b)を印刷してもよい。
【0050】このように、印刷部50はアルバムシート
68に主画像65a、副画像65b、c、文字情報66
a〜cを関連情報に基づいて自動的に印刷する。また、
アルバム作成部54はアルバムシート68に主画像65
a、副画像65b、cの写真を関連情報に基づいて自動
的に貼り付ける。したがって、アルバムの作成におい
て、写真の順序や配置等を作成者が判断する労力を低減
させることができる。
【0051】図6は、表示部52により画面表示された
画像の一例を示す。表示部52が表示する画像は、主画
像60と副画像62a〜dとを含む。例えば表示部52
は、画面に図6のような配置で主画像60と副画像62
a〜dとを表示させる。また、主画像60には、副画像
62a〜dとして抽出された領域を破線64a〜dで表
示させてもよい。
【0052】このように、表示部52が主画像60を副
画像62a〜dとともに画面表示するので、ラボシステ
ムの操作者は主画像60を副画像62a〜dとの対応関
係を容易に把握することができる。また、主画像60に
副画像62a〜dとして抽出された領域を破線64a〜
dで表示する場合には、副画像62a〜dを主画像60
のどの領域から抽出したのかを、ラボシステムの操作者
が容易に把握することができる。
【0053】図7は、定規80の画像パターンを示す図
である。第1、第2実施形態における画像パターンの一
つは、長さを表示する定規80の画像である。パターン
条件記憶部24には、撮影する定規80の画像パターン
の特徴を定める画像パターン条件を記憶させておく。例
えば、複数の異なる色相で配色された定規80を撮影す
る場合、パターン条件記憶部24には、長尺状の四角形
の形状、及び複数の異なる色相を有するという特徴を定
規80の画像パターン条件として記憶させておいてもよ
い。
【0054】本実施形態の場合、定規80の第一色部8
1と第三色部83とには青色を配し、また第二色部82
には赤色を配している。この場合、まず検出部22が主
画像から長尺状の四角形の形状を有する被写体を検出す
る。そして、長尺状の被写体が青色と赤色との配色を有
するかを検出部22が検出する。被写体が青色と赤色と
の配色を有していた場合、その被写体は画像パターン条
件を満たした定規であると判断される。このように、パ
ターン条件記憶部24に記憶させた画像パターン条件
が、複数の異なる色相を交互に配色した定規80の特徴
を定めているので、検出部22により注目部位を容易に
検出することができる。
【0055】なお、工事写真において撮影される定規
は、物の高さ等を測るために縦に支えられて撮影される
場合と、物の幅等を測るために横向きに倒されて撮影さ
れる場合とがある。これらいずれの場合であっても検出
部22が定規80を検出できるよう、パターン条件記憶
部24には定規80の特徴として縦長の形状と横長の形
状との双方の条件を記憶させてもよい。
【0056】例えば、画像パターンの内側部分の明度と
異なる明度を持つ輪郭線、及び所定の位置に突形部分を
含む輪郭線を有するという特徴を定規80の画像パター
ン条件として記憶させておいてもよい。本実施形態の場
合、定規80の内側部分に白色を配し、定規の輪郭線8
4に黒色を配している。また、輪郭線84は、内側方向
へ突出する所定間隔の目盛り線を含む。さらに、輪郭線
84及び目盛り線は太線で形成される。パターン条件記
憶部24に記憶させた画像パターン条件が、内側部分の
明度と異なる明度を持つ輪郭線84や、目盛り線を含む
輪郭線84を有する定規80の特徴を定めているので、
検出部22により注目部位を容易に検出することができ
る。
【0057】図8は、黒板90の画像パターンを示す図
である。第1、第2実施形態における画像パターンの一
つは、書かれた文字を表示する黒板90の画像である。
パターン条件記憶部24には、撮影する黒板90の画像
パターンの特徴を定める画像パターン条件を記憶させて
おいてもよい。例えば、長方形の輪郭形状、画像パター
ンの内側部分の色相と異なる色相を有する輪郭線、及び
所定の位置に突形部分を有する輪郭線を有するという特
徴を黒板90の画像パターン条件として記憶させておい
てもよい。
【0058】本実施形態の場合、黒板90の内側部分
(文字表示部93)に濃緑色を配し、黒板90の輪郭線
91に黄色を配している。また、輪郭線91は、内側方
向へ突出する突形部分92a〜dを各辺の略中央にそれ
ぞれ有する。輪郭線91及び突形部分92は、黒板90
の検出を容易にするため略幅広に形成される。この場
合、検出部22は、まず略横長の長方形の形状をした被
写体を主画像から検出する。そして、検出部22は、内
側部分の色相と異なる色相を有する略幅広の輪郭線91
を検出する。さらに、長方形の被写体の輪郭線91が黄
色であり、また文字表示部93が濃緑色であるかを検出
する。さらに、検出部22は、輪郭線91の各辺略中央
に略幅広の突形部分92a〜dを有しているかを検出す
る。またさらに検出部22は、輪郭線91と突形部分9
2a〜dが略幅広であるかを検出する。こうして検出部
22により検出された被写体が、黒板90であると判断
される。
【0059】このように、パターン条件記憶部24に記
憶させた画像パターン条件が、内側部分の色相と異なる
色相を持つ輪郭線91、及び突形部分92を含む輪郭線
91を有する黒板90の特徴を定めるので、検出部22
により注目部位を容易に検出することができる。
【0060】図9は、画像処理方法を示すフローチャー
トである。まず、画像処理の動作を開始し(S10
0)、入力部10が主画像を画像処理装置に入力する
(S102)。次に、主画像が副画像生成処理の対象に
指定されている場合(S104)、処理部20は主画像
から副画像を生成する(S106)。なお、主画像が副
画像生成処理の対象に指定されているかどうかを付帯情
報として主画像に付帯させておいてもよい。この場合、
付帯情報は入力部10により主画像とともに入力され
る。また、副画像生成処理の対象である主画像をラボシ
ステムの操作者が、予め、若しくは操作中に指定しても
よい。主画像が副画像生成処理の対象に指定されていな
い場合、処理部20は主画像から副画像を生成しない
(S104)。
【0061】次に、関連情報生成部29は主画像と副画
像との対応関係を示す関連情報を生成する(S10
8)。次に、表示部52は主画像を副画像とともに画面
表示し(S110)、ラボシステムの操作者は画面に表
示された主画像及び副画像を確認する。入力部10によ
り入力された複数の主画像の全てを処理するまでS10
4からS110までの段階を繰り返す(S112)。次
に、記録部40が主画像及び副画像を関連情報等ととも
に記録媒体に記録する(S114)。次に、主画像及び
副画像を印刷する(S116)。次に、S116で印刷
された主画像及び副画像の写真をアルバム作成部54が
アルバムシートに配置して固定し、アルバムが作成され
る(S118)。そして、画像処理装置による処理が終
了する(S120)。
【0062】図10は、図9における副画像生成段階
(S106)の詳細な動作を示すフローチャートであ
る。まず、検出部22が、パターン条件記憶部24から
受け取る画像パターン条件を満たした注目部位を主画像
から検出する(S130)。次に、生成部26が注目部
位を含む領域を主画像から抽出する(S132)。次
に、生成部26は、注目部位を含む領域の主画像におけ
る位置情報を抽出する(S134)。次に、生成部26
は、注目部位を含む領域を拡大して副画像を生成する
(S136)。次に、文字検出部28が副画像から文字
情報を検出する(S138)。全ての注目部位に対し副
画像を生成するまで、S132からS138までの段階
を繰り返す(S140)。
【0063】次に、第3実施形態を説明する。本実施形
態の基本的な構成及び動作は、図1乃至図10に示され
る基本的な構成及び動作と同様である。本実施形態は、
処理部20としてパーソナルコンピュータやワークステ
ーション等の電子計算機を用いる。
【0064】図11は、第3実施形態における処理部2
0のハードウェア構成図である。CPU30はROM3
2およびRAM34に格納されたプログラムに基づいて
動作する。入力装置31を介して操作者によりデータが
入力される。入力装置31は注目部位指定部21から受
け取る信号に基づいてデータを入力してもよい。ハード
ディスク33は、画像等のデータ、及びCPU30を動
作させるプログラムを格納する。CD−ROMドライブ
35はCD−ROM100からデータ又はプログラムを
読み取り、RAM34、ハードディスク33及びCPU
30の少なくともいずれかに提供する。
【0065】図12は、CPU30が実行するソフトウ
エアの機能構成を示すブロック図である。これらのソフ
トウエアは、CD−ROM100等の記録媒体に格納さ
れて利用者に提供される。記録媒体に格納されたソフト
ウエアは圧縮されていても非圧縮であってもよい。ソフ
トウエアは記録媒体からハードディスク33にインスト
ールされ、RAM34に読み出されてCPU30により
実行される。
【0066】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードディスク33にインストールされるソ
フトウェアは、機能構成として検出モジュール122と
パターン条件モジュール124と生成モジュール126
と文字検出モジュール128と関連情報生成モジュール
129とを備える。
【0067】パターン条件モジュール124には、画像
パターン条件が含まれる。検出モジュール122は、入
力部10より受け取る主画像から、パターン条件モジュ
ール124より受け取る画像パターン条件を満たした注
目部位を検出する。生成モジュール126は、主画像か
ら注目部位が含まれる領域を抽出して拡大した副画像を
生成する。文字検出モジュール128は、副画像から文
字情報を検出する。文字検出モジュール128は、副画
像から検出する可能性の高い文字の画像パターンと文字
コードとを記憶する。関連情報生成モジュール129
は、主画像と副画像とが対応する画像であることを示す
関連情報を生成する。関連情報生成モジュール129
は、主画像及び副画像を記録部40と印刷部50と表示
部52とに出力する。
【0068】記録媒体の一例としてのCD−ROM10
0には、本出願で説明した処理部20の動作の一部又は
全ての機能を格納することができる。またCD−ROM
100には他の装置の動作の一部又は全ての機能を格納
することができる。これらのプログラムは記録媒体から
直接RAM34に読み出されて実行されてもよい。
【0069】記録媒体としては、CD−ROM100の
他にも、DVDやPD等の光学記録媒体、フロッピーデ
ィスクやミニディスク(MD)等の磁気記録媒体、MO
等の光磁気記録媒体、テープ状記録媒体、不揮発性の半
導体メモリカード等を用いることができる。上記のプロ
グラムを格納した記録媒体は、画像処理装置を製造する
ためにのみ使用されるものであり、そのような記録媒体
の業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権
の侵害を構成することは明らかである。
【0070】なお、第1、第2実施形態においてはラボ
システムを、第3実施形態においては電子計算機を例に
して本発明の画像処理装置を説明したが、他の形態とし
ては、本発明の画像処理装置はデジタルカメラ等のカメ
ラであってもよい。
【0071】以上のように、第1〜3実施形態によれ
ば、所定の画像パターン条件をパターン条件記憶部24
に記憶させておき、検出部22が画像パターン条件を満
たす注目部位を検出し、生成部26が注目部位を含む領
域を抽出する。したがって、例えば工事写真の場合、全
体写真とは別に定規や黒板の写真を撮らなくとも、全体
写真からその一部として定規や黒板を自動的に検出し抽
出することができる。
【0072】また、本実施形態によれば、生成部26が
注目部位を含む領域の位置情報を抽出し、印刷部50が
位置情報を主画像とともに印刷するので、印刷物の閲覧
者は副画像が主画像のどの部分を抽出したものであるか
を確認することができる。また、表示部52が位置情報
を画面に出力するので、ラボシステムの操作者は、副画
像が主画像のどの部分を抽出したものであるかを画面上
で確認することができる。また、記録部40が位置情報
を記録媒体に記録するので、この記録媒体に納められた
画像を閲覧する者は、副画像が主画像のどの部分を抽出
したものであるかを確認することができる。
【0073】また、本実施形態によれば、生成部26は
注目部位が含まれる領域を拡大して副画像を生成するの
で、例えば工事写真の場合、工事現場の全体写真から定
規や黒板の部分拡大写真を自動的に生成することができ
る。
【0074】また、本実施形態によれば、文字検出部2
8により検出された文字情報を印刷部50が印刷するの
で、例えば工事写真アルバムの作成者が工事状況に関す
る情報を写真から書き写す労力を低減させることができ
る。
【0075】また、本実施形態によれば、文字検出部2
8が副画像から文字情報を検出し、文字情報を記録部4
0が記録媒体に記録するので、主画像及び副画像の閲覧
者は、これらの画像が撮影された状況に関する情報を容
易に得ることができる。
【0076】また、本実施形態によれば、文字検出部2
8が検出する可能性の高い文字列の画像パターンと文字
コードとを文字検出部28に記憶させておくことによ
り、文字検出部28の文字認識率を高めることができ
る。
【0077】また、本実施形態によれば、関連情報生成
部29が、主画像と副画像との対応関係を示す関連情報
を生成するので、主画像及び副画像の閲覧者は、主画像
と副画像との対応関係を容易に把握することができる。
また、副画像から検出される文字情報に基づいて主画像
及び副画像を関連付けるので、例えば工事写真において
黒板に書かれた工事状況に関する情報を用いて主画像及
び副画像を関連付けることができる。また、主画像、副
画像等が記録された記録媒体において、位置情報又は文
字情報に基づいて容易に所望の画像を検索することがで
きる。
【0078】また、本実施形態によれば、印刷部50は
アルバムシート68に主画像65a、副画像65b、c
を関連情報に基づいて自動的に印刷する。また、アルバ
ム作成部54はアルバムシート68に主画像65a、副
画像65b、cの写真を関連情報に基づいて自動的に貼
り付ける。したがって、アルバムの作成において、写真
の順序や配置等を作成者が判断する労力を低減させるこ
とができる。
【0079】また、本実施形態によれば、パターン条件
記憶部24に記憶させた画像パターン条件が、内側部分
の明度と異なる明度を有する輪郭線84や、目盛り線が
書かれた輪郭線84を有する定規80の特徴を定めてい
るので、検出部22により注目部位を容易に検出するこ
とができる。
【0080】また、本実施形態によれば、パターン条件
記憶部24に記憶させた画像パターン条件が、内側部分
の色相と異なる色相を有する輪郭線91や、突形部分9
2を有する輪郭線91を有する黒板90の特徴を定めて
いるので、検出部22により注目部位を容易に検出する
ことができる。
【0081】また、本実施形態によれば、入力部10と
してフイルムスキャナを用いることにより銀塩フイルム
の画像から副画像を生成することができる。
【0082】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、主画像と主画像から抽出された副画像とを印
刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラボシステムの構成図である。
【図2】処理部20の機能ブロック図である。
【図3】第1実施形態における主画像、副画像、位置情
報、文字情報、及び関連情報の対応関係を示す。
【図4】第2実施形態における主画像、副画像、文字情
報、及び関連情報の対応関係を示す。
【図5】アルバムシート68における画像の配置を示
す。
【図6】表示部52により画面表示された画像の一例を
示す。
【図7】定規80の画像パターンを示す図である。
【図8】黒板90の画像パターンを示す図である。
【図9】画像処理方法を示すフローチャートである。
【図10】図9における副画像生成段階(S106)の
詳細な動作を示すフローチャートである。
【図11】第3実施形態における処理部20のハードウ
ェア構成図である。
【図12】CPU30が実行するソフトウエアの機能構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 入力部 20 処理部 21 注目部位指定部 22 検出部 24 パターン条件記憶部 26 生成部 28 文字検出部 29 関連情報生成部 30 CPU 31 入力装置 32 ROM 33 ハードディスク 34 RAM 35 CD−ROMドライブ 40 記録部 50 印刷部 52 表示部 54 アルバム作成部 60 主画像 62 副画像 64 破線 80 定規 81 第一色部 82 第二色部 83 第三色部 84 輪郭線 90 黒板 91 輪郭線 92 突形部分 93 文字表示部 100 CD−ROM 122 検出モジュール 124 パターン条件モジュール 126 生成モジュール 128 文字検出モジュール 129 関連情報生成モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/66 470J Fターム(参考) 2H109 BA03 BA06 BA11 5B021 AA01 GG03 LE04 PP08 5B057 AA20 BA02 BA24 CA01 CA08 CA12 CB01 CB08 CB12 CC03 CD05 CE08 CE09 DB02 DB06 DB09 DC31 5C076 AA01 AA11 AA13 AA16 AA19 AA21 BA02 CA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像から画像パターンを認識する画像処
    理装置であって、 第一の画像を入力する入力部と、 所定の画像パターン条件を記憶するパターン記憶部と、 前記第一の画像から前記画像パターン条件を満たした注
    目部位を検出する検出部と、 前記第一の画像及び前記注目部位のうち少なくとも一方
    に関連する文字情報を検出する文字検出部と、 前記第一の画像、及び、前記注目部位が含まれる領域を
    拡大した第二の画像のうち少なくとも一方を印刷用紙に
    印刷する第一の印刷部と、 前記文字情報を印刷用紙に印刷する第二の印刷部とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の画像から抽出した前記第二の
    画像のファイルを生成する生成部と、 前記第二の画像と前記第一の画像とが対応する画像であ
    ることを示す関連情報を、前記文字情報に基づいて生成
    する関連情報生成部とをさらに備え、 前記第一の印刷部は、前記第一の画像及び前記第二の画
    像のうち少なくともいずれかを前記関連情報に基づいて
    第一の印刷用紙の所定の位置に印刷する手段を有し、 前記第二の印刷部は、前記文字情報を前記関連情報に基
    づいて第二の印刷用紙の所定の位置に印刷する手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の印刷部は、前記文字情報をア
    ルバムシートの所定の位置に印刷する手段を有し、 前記第一の印刷部により印刷された前記印刷用紙を前記
    アルバムシートの所定の位置に配置して固定するアルバ
    ム作成部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像から画像パターンを認識する画像処
    理装置であって、 第一の画像を入力する入力部と、 所定の画像パターン条件を記憶するパターン記憶部と、 前記第一の画像から前記画像パターン条件を満たした注
    目部位を検出する検出部と、 前記第一の画像における前記注目部位が含まれる領域の
    位置情報を生成する生成部と、 前記位置情報と前記第一の画像とが対応することを示す
    関連情報を生成する関連情報生成部と、 前記関連情報と前記位置情報とに基づいて前記注目部位
    が含まれる領域を第二の画像として印刷用紙の所定の位
    置に印刷する印刷部とを備えることを特徴とする画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記位置情報を表示する表示部をさらに
    備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第一の画像に含まれる前記注目部位
    を指定する注目部位指定部をさらに備え、 前記表示部は、前記注目部位指定部により指定された前
    記注目部位が含まれる領域の前記位置情報を表示する手
    段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記生成部は、前記注目部位が所定の割
    合の大きさで含まれる領域を抽出して前記第二の画像を
    生成する手段を有することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力部は、写真フイルム上の画像を
    光学的に走査して電気的な情報を生成する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像から画像パターンを認識する画像処
    理方法であって、 第一の画像を入力する段階と、 前記第一の画像から所定の画像パターン条件を満たした
    注目部位を検出する段階と、 前記注目部位が含まれる領域を第二の画像として抽出す
    る段階と、 前記第二の画像を印刷する段階とを備えることを特徴と
    する画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像から画像パターンを認識するプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 前記プログラムが、 前記コンピュータに働きかけて、第一の画像を入力する
    手順と、 前記コンピュータに働きかけて、前記第一の画像から所
    定の画像パターン条件を満たした注目部位を検出する手
    順と、 前記コンピュータに働きかけて、前記注目部位が含まれ
    る領域を第二の画像として抽出する手順と、 前記コンピュータに働きかけて、前記第二の画像を印刷
    する手順とを備えることを特徴とする記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7835550B2 (en) 2005-07-06 2010-11-16 Fujifilm Corporation Face image recording apparatus, image sensing apparatus and methods of controlling same
US9244944B2 (en) 2013-08-23 2016-01-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Method, electronic device, and computer program product
JP7402458B1 (ja) 2023-06-26 2023-12-21 株式会社ルクレ 工事記録写真管理装置

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