JP2001044827A - Pll装置 - Google Patents

Pll装置

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JP2001044827A
JP2001044827A JP11215251A JP21525199A JP2001044827A JP 2001044827 A JP2001044827 A JP 2001044827A JP 11215251 A JP11215251 A JP 11215251A JP 21525199 A JP21525199 A JP 21525199A JP 2001044827 A JP2001044827 A JP 2001044827A
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variable frequency
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phase
frequency
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Ikuaki Washimi
育亮 鷲見
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックアップ時間が短い、電力消費が少ない
PLL装置を提供する。 【解決手段】 位相が異なる複数の基準信号を発生する
発生手段6と、電圧制御発振器15の出力を分周し各帰
還信号を出力する複数の可変分周器11〜14と各基準
信号と各帰還信号を位相比較する複数の位相比較器7〜
10と、各基準信号の位相に合せて、各可変分周器11
〜14の分周動作を開始させる制御部30とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置は例えば「SA
NYO TECHNICAL REVIEW」、VO
L.10、NO.1、FEB.1978の第32頁の図
1に示されている。この図1によると、基準信号RFを
発生する基準発振器と、出力信号FOを分周して帰還信
号FVを発生する可変分周器と、帰還信号FVの位相お
よび周波数を、基準信号の位相および周波数と比較し、
誤差信号ERを発生する1個の位相比較器が設けられて
いる。そして誤差信号ERに応答し制御電圧CVを発生
するローパスフィルタと、制御電圧CVに応答し出力信
号FOを発生する電圧制御発振器とが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このPLL装
置では、基準信号RFの周波数とロック時間との関係は
最適に設計されれば、理論的に、一元的に決定される。
従って、ロック時間を更に短く出来ない第1の欠点があ
る。これを解消するために本発明者は、位相が異なる複
数の基準信号を発生させ、位相比較器および可変分周器
を多段に設けた構成を試みた。
【0004】しかし、上記構成でも、ロック時間は短く
ならない。本発明者がその原因を究明したところ、各可
変分周器の分周開始タイミングが、各基準信号の位相と
一致していないためである事が分った。更に、上記構成
では、ロック後も多段の可変分周器を動作させるため、
電力消費量が多い第2の欠点がある。故に、本発明はこ
の様な従来の欠点を考慮して、ロックアップ時間が短
い、電力消費量が少ないPLL装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、位相が異なる複数の基準信
号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周
し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基
準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較
器と、各前記基準信号の位相に合せて、各前記可変分周
器の分周動作を開始させる制御部とを具備する。
【0006】請求項2の本発明では、前記電圧制御発振
器と各可変分周器との間に各開閉器を設け、前記制御部
に、論理回路から成るゲート制御回路を設け、前記ゲー
ト制御回路は各前記基準信号の位相に合せて、各前記開
閉器の開成を開始させる。
【0007】請求項3の本発明では、前記制御部に、周
波数変更コマンド又はロックはずれ信号が入力された時
に、前記制御部は前記分周動作を開始させる。
【0008】請求項4の本発明では、前記制御部は前記
分周動作開始前に、各前記可変分周器をリセットする。
【0009】請求項5の本発明では、前記制御部はロッ
ク検出した時に、特定の1つの前記可変分周器に分周動
作を継続させ、他の前記可変分周器に分周動作を停止さ
せるものである。
【0010】請求項6の本発明では、前記制御部はロッ
ク検出した時に、ロック検出した前記可変分周器の1つ
に分周動作を継続させ、他の前記可変分周器に分周動作
を停止させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るPLL装置を図1のブロック図に従い説明する。図1
に於て基準発振器2は基準信号FR1を出力する。遅延
回路3、4、5は、基準信号FR1に応答し、各々、位
相が互いに異なる複数の基準信号FR2、FR3、FR
4を発生する。これらの基準発振器2と、遅延回路3、
4、5とにより、(基準信号)発生手段6が構成されて
いる。
【0012】より具体的には、基準信号FR1は位相比
較器7に入力される。遅延回路3は基準信号FR1を1
/4周期だけ遅延させ、それを基準信号FR2として、
位相比較器8へ出力する。遅延回路4は、基準信号FR
1を1/2周期だけ遅延させそれを基準信号FR3とし
て、位相比較器9へ出力する。遅延回路5は、基準信号
FR1を3/4周期だけ遅延させ、それを基準信号FR
4として、位相比較器10へ出力する。
【0013】可変分周器11、12、13、14の各入
力側は共に、電圧制御発振器15の出力側に接続され、
整数の分周比にて、分周するものである。
【0014】位相比較器7は、可変分周器11の出力
(帰還信号FV1)の位相および周波数と、基準信号F
R1の位相および周波数を比較する。位相比較器7は上
記比較の結果、2個の出力端子(図示せず)に各々、ポ
ンプアップ信号とポンプダウン信号を出力する。検出器
(図示せず)17はアンドゲート等から成り、ポンプア
ップ信号とポンプダウン信号のアンドをとり、その信号
(ロック検出信号)をマイコン(マイクロコンピュー
タ)16へ出力する。この検出器により、ロック状態が
検出される。チャージポンプ17はポンプアップ信号お
よびポンプダウン信号が入力され、誤差信号ER1を出
力する。
【0015】同様に、位相比較器8は可変分周器12の
帰還信号FV2の位相および周波数と、基準信号FR2
の位相および周波数を比較する。位相比較器9は上記比
較の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出
器(図示せず)へ出力し、検出器は上記両信号のアンド
をとり、マイコン16へ出力する。チャージポンプ18
は上記両信号が入力され、誤差信号ER2を出力する。
【0016】また、位相比較器9は、可変分周器13の
帰還信号FV3の位相および周波数と、基準信号FR3
の位相および周波数を比較する。位相比較器9は上記比
較の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出
器(図示せず)へ出力し、検出器は上記両信号のアンド
をとり、マイコン16へ出力する。チャージポンプ19
は上記両信号が入力され、誤差信号ER3を出力する。
【0017】位相比較器10は、可変分周器14の帰還
信号FV4の位相および周波数と、基準信号FR4の位
相および周波数を比較する。位相比較器10は上記比較
の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出器
(図示せず)へ出力し、検出器は上記両信号のアンドを
とり、マイコン16へ出力する。チャージポンプ20は
上記両信号が入力され、誤差信号ER4を出力する。こ
の様に、各位相比較器7、8、9、10は、各基準信号
FR1、FR2、FR3、FR4と、各帰還信号FV
1、FV2、FV3、FV4とを位相比較し、その結果
として、各誤差信号ER1、ER2、ER3、ER4を
出力する。
【0018】ローパスフィルタ21は位相比較器7、
8、9、10からの誤差信号ER1、ER2、ER3、
ER4に応答して、制御電圧CVを電圧制御発振器15
へ出力する。電圧制御発振器15は、上記制御電圧CV
に応答して、出力信号VOを発生する。
【0019】開閉器22、23、24、25は例えばゲ
ート等から成る。開閉器22は電圧制御発振器15の出
力側と、可変分周器11の入力側との間に設けられてい
る。開閉器23は、電圧制御発振器15の出力側と、可
変分周器12の入力側との間に設けられている。開閉器
24は、電圧制御発振器15の出力側と、可変分周器1
3の入力側との間に設けられている。開閉器25は、電
圧制御発振器15の出力側と、可変分周器14の入力側
との間に設けられている。
【0020】同様に、ゲート26は、チャージポンプ1
7の出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に
設けられている。ゲート27は、チャージポンプ18の
出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設け
られている。ゲート28は、チャージポンプ19の出力
側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられ
ている。ゲート29は、チャージポンプ20の出力側
と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられて
いる。
【0021】制御部30は例えば、マイコン16とゲー
ト制御回路31等から成る。ゲート制御回路31は、マ
イコン16からの各信号と、基準信号FR1〜FR4の
入力により、制御信号G1、G2、G3、G4を出力す
るものである。
【0022】制御信号G1は、開閉器22とゲート26
に供給され、制御信号G2は、開閉器23とゲート27
に供給され、制御信号G3は、開閉器24とゲート28
に供給され、制御信号G4は、開閉器25とゲート29
に供給される。
【0023】次に、図2のブロック図に従い、ゲート制
御回路31を説明する。図2に於てORゲート32の1
方の入力側には、スタート信号が入力される。選局キー
(図示せず)はマイコン16に接続され、使用者が選局
キーにて、例えば300KHZの周波数を選択し、スタ
ートキー(図示せず)を押すと、上記スタート信号がO
Rゲート32へ入力される。
【0024】また、300KHZの周波数の信号を出力
している時に、使用者が選択キーにて例えば500KH
Zの周波数に変更すれば、周波数変更コマンドがORゲ
ート32へ入力される。
【0025】更に、ロックはずれ信号はORゲート32
の他方の入力側に入力される。ロックはずれ信号とは、
使用者の上記入力以外の原因(例えば外乱要因等)によ
り、ロック中の出力信号VOがロックから外れた事を知
らせる信号である。
【0026】フリップフロップ33の入力端子SはOR
ゲート32の出力側に接続されている。フリップフロッ
プ33の入力端子Rは、フリップフロップ34の入力端
子Sに接続され、フリップフロップ33の出力端子Qは
ワンショット回路35に接続されている。
【0027】フリップフロップ34の入力端子Sには、
ロック検出信号が入力される。ロック検出信号は上述し
た様に、チャージポンプ17、18、19、20に各々
接続された検出器が、マイコン16を介して出力する信
号である。ロック検出信号は電圧制御発振器15が出力
する出力信号VOが設定周波数に到達した事を検出した
信号である。
【0028】フリップフロップ34の入力端子Rは、フ
リップフロップ33の入力端子Sに接続されている。フ
リップフロップ34の出力端子Qは、ORゲート36の
1方の入力側に接続されている。
【0029】D−フリップフロップ37の入力端子D
は、フリップフロップ33の出力端子Qに接続され、ク
ロック端子CLには基準信号FR1が入力され、出力端
子QはD−フリップフロップ38の入力端子Dに接続さ
れている。また、フリップフロップ37の出力端子Q
は、ANDゲート39の1方の入力側に接続されてい
る。
【0030】D−フリップフロップ38のクロック端子
CLには基準信号FR2が入力されその出力端子QはD
−フリップフロップ40の入力端子Dに接続され、出力
端子QはANDゲート41の1方の入力側に接続されて
いる。
【0031】D−フリップフロップ40のクロック端子
CLには基準信号FR3が入力されその出力端子QはD
−フリップフロップ42の入力端子Dに接続され、出力
端子QはANDゲート43の1方の入力側に接続されて
いる。
【0032】D−フリップフロップ42のクロック端子
CLには基準信号FR4が入力されその出力端子QはA
NDゲート44の1方の入力側に接続されている。ま
た、ANDゲート39、41,43、44の各他方の入
力側は、リード線45を介してフリップフロップ33の
出力端子Qに接続されている。
【0033】ANDゲート39の出力側はORゲート3
6の他方の入力側に接続され、ORゲート36の出力側
から制御信号G1が出力される。ANDゲート41,4
3、44の各出力側から各々、制御信号G2、G3、G
4が出力される。これらの部品により、PLL装置1が
構成されている。
【0034】次に、図1ないし図3に従い、このPLL
装置1の動作を説明する。図3はPLL装置1に用いら
れる各信号のタイミングチャートである。これらの図に
於て使用者が選局キーにて、例えば300KHZの周波
数を選択し、スタートキーを押し、300KHZの出力
信号VOを出力し、その後、使用者が選局キーにて、例
えば500KHZの周波数に変更した例を示す。
【0035】最初に300KHZの出力信号VOを出力
している時(この時、出力信号VOはロックされてい
る)、検出器はロック検出信号を出力するが、上記信号
はワンショットであるので、A1の時点(図3参照)で
は、Lo信号である。
【0036】次に、使用者が選局キーを操作し、300
KHZから500KHZに変更したとする。上記変更に
従い、周波数変更コマンドがORゲート32へ入力され
る。この時、上記コマンドはワンショット型に形成され
ているので、短時間Hi信号となり、その後Lo信号と
なる(図3のA2を参照)。
【0037】この時、フリップフロップ33の入力端子
SにHi信号が入力し、入力端子RにLo信号が入力
し、出力端子QからHi信号が出力され、該信号はワン
ショット回路35を介して、リセット信号として出力さ
れる(図3のA3を参照)。フリップフロップ34の入
力端子SにLo信号が入力し、入力端子RにHi信号が
入力し、出力端子QはLo信号を出力する。
【0038】その結果、ORゲートの両入力側は共にL
o信号が入力され、制御信号G1はHi信号からLo信
号に切換わり、切換って所定時間経過するまで、Lo状
態に維持される(図3のA4を参照)。同様に、リセッ
ト信号が出力されてから(図3のA3)、所定時間の
間、制御信号G2、G3、G4はLo状態に維持される
(図3のA5、A6、A7を参照)。この時、開閉器2
2、23、24、25は閉じるので、各可変分周器1
1、12、13、14へ、出力信号VOは出力されなく
なる。そして、分周器11、12、13、14は、カウ
ント動作を停止し、かつカウント値を所定値(例えば
0)に設定する。
【0039】またゲート26、27、28、29も閉じ
るので、誤差信号ER1、ER2、ER3、ER4は、
ローパスフィルタ21へ出力されない。この様に、制御
部30は、各可変分周器11〜14が分周動作を開始す
る前に、各可変分周器11をリセットする。
【0040】更に、上記所定時間が経過しても、フリッ
プフロップ33はHi信号を出力し続け、D−フリップ
フロップ37の入力端子DにもHi信号が入力し続け
る。そして、D−フリップフロップ37の出力は、クロ
ック端子CLから入力される基準信号FR1の立上り
(図3のA8を参照)に従い、Hi信号として立上る。
【0041】この時、ANDゲート39の両入力側は共
にHi信号であるので、Hi信号を出力し、ORゲート
36の1方の入力側はLo信号となり、他方はHi信号
となり、制御信号G1はHi信号として立上る(図3の
A9を参照)。
【0042】同様に、D−フリップフロップ38の入力
端子Dに、Hi信号が入力され、クロック端子CLから
入力される基準信号FR2の立上り(図3のA10を参
照)に従い、D−フリップフロップ38の出力はHi信
号として立上り、ANDゲート41の1方の入力側に入
力される。この時、ANDゲート41の他方の入力側も
Hi信号であるので、制御信号G2はHi信号として立
上る(図3のA11を参照)。
【0043】また、D−フリップフロップ40の入力端
子Dに、Hi信号が入力され、クロック端子CLから入
力される基準信号FR3の立上り(図3のA12を参
照)に従い、D−フリップフロップ40の出力はHi信
号として立上り、ANDゲート43の1方の入力側に入
力される。この時、ANDゲート43の他方の入力側も
Hi信号であるので、制御信号G3はHi信号として立
上る(図3のA13を参照)。
【0044】更に、D−フリップフロップ42の入力端
子Dに、Hi信号が入力され、クロック端子CLから入
力される基準信号FR4の立上り(図3のA14を参
照)に従い、D−フリップフロップ42の出力はHi信
号として立上り、ANDゲート44の1方の入力側に入
力される。この時、ANDゲート44の他方の入力側も
Hi信号であるので、制御信号G4はHi信号として立
上る(図3のA15を参照)。
【0045】この様に、基準信号FR1の立上り(A
8)に応じて、制御信号G1は立上り(A9)、開閉器
22は開成を開始し、出力信号VOは可変分周器11へ
出力され可変分周器11は分周動作を開始する。また上
記制御信号G1の立上り(A9)に従い、ゲート26は
開き、位相比較器7は、可変分周器11により分周され
た出力信号VO、即ち帰還信号FV1と、基準信号FR
1とを位相比較し(図3のA16を参照)、誤差信号E
R1を出力する。
【0046】同様に、基準信号FR2の立上り(A1
0)に応じて、制御信号G2は立上り(A11)、開閉
器23は開成を開始し、出力信号VOは可変分周器12
へ出力され、可変分周器12は分周動作を開始する。ま
た、制御信号G2の立上り(A11)に従い、ゲート2
7は開き、位相比較器8は、可変分周器12により分周
された出力信号VO、即ち帰還信号FV2と、基準信号
FR2とを位相比較し(図3のA17を参照)、誤差信
号ER2を出力する。
【0047】また、基準信号FR3立上り(A12)に
応じて、制御信号G3は立上り(A13)、開閉器24
は開成を形成し、出力信号VOは可変分周器13へ出力
され、可変分周器13は分周動作を開始する。また、制
御信号G3の立上り(A13)に従い、ゲート28は開
き、位相比較器9は、帰還信号FV3と、基準信号FR
3とを位相比較し(図3のA18を参照)、誤差信号E
R3を出力する。
【0048】更に、基準信号FR4の立上り(A14)
に応じて、制御信号G4は立上り(A15)、開閉器2
5は開成を形成し、出力信号VOは可変分周器14へ出
力され、可変分周器14は分周動作を開始する。また、
制御信号G4の立上り(A15)に従い、ゲート29は
開き、位相比較器10は帰還信号FV4と、基準信号F
R4とを位相比較し(図3のA19を参照)、誤差信号
ER4を出力する。
【0049】この様に、制御部30は、各基準信号FR
1〜FR4の位相(例えば立上りA8、A10、A1
2、A14等)に合せて、各可変分周器11〜14の分
周動作を開始させる。具体的には、制御部30のゲート
制御回路31は、各基準信号FR1〜FR4の位相に合
せて、制御信号G1〜G4により、各開閉器22〜25
の開成を開始させる。
【0050】また上述した様に、基準発振器2は基準周
波数FR(周期TR=1/FR)を持つ基準信号FR1
を発生する。そして、遅延回路3、4、5により、基準
信号FR2、FR3、FR4は、基準信号FR1に対
し、各々、1/4周期(TR/4)ずつ順次遅延して形
成されたものである。
【0051】そして、各可変分周器11、12、13、
14の分周動作開始は、各基準信号FR1、FR2、F
R3、FR4の位相に合わせられている。故に、上記分
周動作開始時は、各々、TR/4ずつ順次遅延されたも
のとなり、各位相比較器7、8、9、10に於ける位相
比較タイミングは、各々、略TR/4ずつ遅延されたも
のとなる。
【0052】この様に、各基準信号FR1〜FR4の位
相に合せて、各可変分周器11〜14の分周動作を開始
させる事により、各位相比較器7〜10の位相比較タイ
ミングは、略等間隔となり、正確な位相比較ができる。
【0053】また、この様に基準信号FR1〜FR4は
各々、位相が異なる(例えば上記説明では、互いにπ/
2ずつ、位相がずれている)ものであり、各基準信号F
R1〜FR4毎に位相比較を行なう。その結果、基準信
号FR1の1周期(TR)の間に、位相比較を複数回
(上記説明では、A16、A17、A18、A19の4
回)行なう事となり、従来のロックアップ時間の約1/
4倍に短縮される。
【0054】上述の説明では、周波数変更コマンドが入
力された時を説明した。しかし、周波数変更コマンドが
なく(Lo信号)、ロックはずれ信号が入力された時
も、ORゲート32の出力はHi信号となる。この時、
PLL装置1は上記説明と同じ動作を行ない、制御部3
0は、各基準信号FR1〜FR4の位相に合せて、各可
変分周器11〜14の分周動作を開始させる。
【0055】更に、時間が経過し、上述の位相比較が繰
り返されると(図3のA20、A21、A22、A23
を参照)、出力信号VOは、設定周波数に到達する(ロ
ックする)。この時、位相比較器7、8、9、10のど
れか1つに接続された検出器が、マイコン16に対し、
ロック検出信号を出力する。マイコン16はゲート制御
回路31に対し、ロック検出信号を出力する(図3のA
25を参照、ロック検出信号はワンショット型であ
る)。
【0056】そして、フリップフロップ33の入力端子
RにHi信号(リセット信号)が入力され、フリップフ
ロップ33はLo信号を出力する。その結果、ANDゲ
ート39、41、43、44の片方の入力側は、リード
線45を介して、Lo信号が入力され、各ゲート39、
41、43、44はLo信号を出力する。故に、制御信
号G2、G3、G4は、Lo信号となる(図3のA2
6、A27、A28を参照)。
【0057】また、ORゲート36の1方の入力側は、
フリップフロップ34の出力端子Qに接続されている。
フリップフロップ34の入力端子Sには、Hiのロック
検出信号が入力されているので、フリップフロップ34
は、Hi信号を出力し、ORゲート36の1方の入力側
には、上記Hi信号が入力される。その結果、ORゲー
ト36の出力である制御信号G1はHiとなり、Hi状
態が維持される(図3のA24を参照)。
【0058】その結果、開閉器23、24、25は閉
じ、可変分周器12、13、14は分周動作を停止す
る。この時、制御信号G2、G3、G4により制御され
ているゲート27、28、29も閉じる。その結果、誤
差信号ER2、ER3、ER4はローパスフィルタ21
へ出力されない。この様に、ロック検出後に、可変分周
器12、13、14は分周動作を停止する事により、電
力消費量を少なくできる。
【0059】また、制御信号G1はHi状態に維持され
ているので、開閉器22は継続して開状態となり、可変
分周器11は分周動作を継続する。そして、位相比較器
7は可変分周器11が出力する帰還信号FV1と、基準
信号FR1を位相比較する(図3のA29、A30を参
照)。
【0060】この時、制御信号G1により制御されるゲ
ート26は開いているので、チャージポンプ17はロー
パスフィルタ21に対し、誤差信号ER1を出力する。
ローパスフィルタ21は電圧制御発振器15へ制御信号
CVを出力し、電圧制御発振器15は、設定周波数とな
った出力信号VOを出力し続ける。
【0061】上述の内容をまとめると、制御部30はロ
ック検出した時に(制御部30にロック検出信号が入力
した時に)、制御部30は特定の1つの可変分周器(上
記説明では、可変分周器11)をして、分周動作を継続
させる。そして、制御部30は他の可変分周器(上記説
明では、可変分周器12、13、14)をして、分周動
作を停止させる。以上で、このPLL装置1の動作説明
を終わる。
【0062】また、位相比較器7、8、9、10に各々
接続された検出器の内、どれかの検出器(例えば位相比
較器10に接続された検出器)がロック検出したとす
る。この時、制御部30は、ロック検出した可変分周器
14(上記説明では、位相比較器10に接続された検出
器に接続された可変分周器14)のみに対し、分周動作
を継続させる。そして制御部30は、他の可変分周器1
1、12、13をして、分周動作を停止させても良い。
【0063】
【発明の効果】請求項1の本発明では、位相が異なる複
数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の
出力を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器
と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複
数の位相比較器と、各前記基準信号の位相に合せて、各
前記可変分周器の分周動作を開始させる制御部とを具備
する構成とする。
【0064】この様に、各基準信号の位相に合せて、各
可変分周器の分周動作を開始する事により、各位相比較
器による位相比較タイミングは、略等間隔となり、正確
な位相比較ができる。また、基準信号は各々、位相が異
なるものであり、各基準信号毎に位相比較を行なう。そ
の結果、基準信号の1周期の間に、位相比較を複数回行
なう事となり、従来に比べ、ロックアップ時間が極めて
少なくなる。
【0065】請求項2の本発明では、前記電圧制御発振
器と各可変分周器との間に各開閉器を設け、前記制御部
に、論理回路から成るゲート制御回路を設け、前記ゲー
ト制御回路は各前記基準信号の位相に合せて、各前記開
閉器の開成を開始させる構成とする。基準信号の周波数
は約10KHZ程度である。そして、本発明では、位相
が異なる複数(例えば4個)の基準信号を用いる。故
に、各基準信号の位相差=1周期/4=10−4×1/
4=25マイクロ秒である。マイクロコンピュータで
は、上記位相差を制御する事は略不可能である、請求項
4の本発明では、論理回路から成るゲート制御回路によ
り、上記の様な極めて小さい位相差でも、正確に制御す
る事ができる。
【0066】請求項3の本発明では、前記制御部に、周
波数変更コマンド又はロックはずれ信号が入力された時
に、前記制御部は前記分周動作を開始させる構成とす
る。使用者が周波数を変更した時に生ずる周波数変更コ
マンド、又は、外乱要因等により、ロック中の出力信号
がロックから外れた時に生ずるロックはずれ信号が入力
した場合も、制御部は前記分周動作を開始する。従っ
て、周波数変更やロック外れの時も、正確な位相比較を
する事により、ロックアップの短縮が図れ、利便性が向
上する。
【0067】請求項4の本発明では、前記制御部は前記
分周動作開始前に、各前記可変分周器をリセットする構
成とする。この様に、制御部は各可変分周器をリセット
(イニシャライズ)する事により、請求項1に於ける位
相比較動作を正確に行なう事ができる。
【0068】請求項5の本発明では、前記制御部はロッ
ク検出した時に、特定の1つの前記可変分周器に分周動
作を継続させ、他の前記可変分周器に分周動作を停止さ
せる構成とする。この様に、ロック検出後に特定の1つ
の可変分周器に分周動作を継続させ、他の可変分周器を
停止させる事により、電力消費量を少なくできる。ま
た、特定の1つの可変分周器の分周動作により、設定周
波数を持つ出力信号を安定して、出力する事ができる。
【0069】請求項6の本発明では、前記制御部はロッ
ク検出した時に、ロック検出した前記可変分周器の1つ
に分周動作を継続させ、他の前記可変分周器に分周動作
を停止させる構成とする。この様に、ロック検出した可
変分周器をして、継続して分周動作を行わせる事によ
り、ロック検出後も、正確な位相比較を行なえ、設定周
波数を持つ出力信号を安定して出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るPLL装置1のブロ
ック図である。
【図2】上記PLL装置1に用いられるゲート制御回路
31のブロック図である。
【図3】上記PLL装置1に用いられる各信号のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
6 発生手段 7、8、9、10 位相比較器 11、12、13、14 可変分周器 15 電圧制御発振器 30 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 CC01 CC30 CC38 CC41 CC52 CC58 DD32 DD34 DD42 DD43 DD48 FF01 FF08 FF09 GG18 GG20 HH09 HH10 KK03 KK40 PP03 QQ09 RR01 RR13 RR20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相が異なる複数の基準信号を発生する
    発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周し各帰還信号
    を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前
    記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、各前記
    基準信号の位相に合せて、各前記可変分周器の分周動作
    を開始させる制御部とを具備する事を特徴とするPLL
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧制御発振器と各可変分周器との
    間に各開閉器を設け前記制御部に、論理回路から成るゲ
    ート制御回路を設け、前記ゲート制御回路は各前記基準
    信号の位相に合せて、各前記開閉器の開成を開始させる
    事を特徴とする請求項1のPLL装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部に、周波数変更コマンド又は
    ロックはずれ信号が入力された時に、前記制御部は前記
    分周動作を開始させる事を特徴とする請求項1のPLL
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は前記分周動作開始前に、各
    前記可変分周器をリセットする事を特徴とする請求項1
    のPLL装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部はロック検出した時に、特定
    の1つの前記可変分周器に分周動作を継続させ、他の前
    記可変分周器に分周動作を停止させる事を特徴とする請
    求項1のPLL装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部はロック検出した時に、ロッ
    ク検出した前記可変分周器の1つに分周動作を継続さ
    せ、他の前記可変分周器に分周動作を停止させる事を特
    徴とする請求項1のPLL装置。
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