JP2001044441A - 完全空乏soi型半導体装置及び集積回路 - Google Patents

完全空乏soi型半導体装置及び集積回路

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JP2001044441A
JP2001044441A JP11215478A JP21547899A JP2001044441A JP 2001044441 A JP2001044441 A JP 2001044441A JP 11215478 A JP11215478 A JP 11215478A JP 21547899 A JP21547899 A JP 21547899A JP 2001044441 A JP2001044441 A JP 2001044441A
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So Nakayama
創 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閾値電圧Vthを動的に制御(変更)し得る完全
空乏SOI型半導体装置を提供する。 【解決手段】本発明の完全空乏SOI型半導体装置は、
(A)半導体層11上に形成された絶縁層14と、
(B)該絶縁層14上に形成され、素子分離領域15に
よって囲まれた半導体領域16Aと、(C)該半導体領
域16Aに形成された、ソース/ドレイン領域23A及
びチャネル形成領域24Aと、(D)該チャネル形成領
域24Aから延在したボディ部26Aと、(E)ゲート
電極21Aと、(F)少なくともチャネル形成領域24
Aの下方の半導体層の領域12から素子分離領域15の
下方の半導体層の一部分13にかけて形成された導電性
領域30Aと、(G)素子分離領域15の下方に位置す
る導電性領域30Aの部分に接続された第1のコンタク
トホール32Aと、(H)ボディ部26Aに接続された
第2のコンタクトホール28Aと備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、完全空乏SOI型
半導体装置、及び、かかる完全空乏SOI型半導体装置
を含む集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体装置から構成された集積
回路の高集積化、高性能化に伴い、SOI(Semiconduc
tor On Insulator)構造を有するSOI型MOS半導体
装置が着目されている。SOI型MOS半導体装置にお
いては、絶縁層によって完全なる素子分離が達成される
ので、ソフトエラーやラッチアップの発生が抑制され、
集積度の高い集積回路においても高い信頼性が得られ
る。また、ソース/ドレイン領域の接合容量を低減する
ことができるので、スイッチングに伴う充放電が少なく
なり、高速化、低消費電力化に対して有利である。
【0003】従来のSOI型MOS半導体装置の模式的
な一部断面図を図21の(A)に示す。尚、この一部断
面図は、後述する模式的な配置図である図23における
線B−Bに沿ったと同様の一部断面図である。この従来
のSOI型MOS半導体装置は、(a)半導体層211
上に形成された絶縁層214と、(b)絶縁層214上
に形成され、素子分離領域215によって囲まれた半導
体領域216と、(c)半導体領域216に形成され
た、ソース/ドレイン領域223、及び、ソース/ドレ
イン領域223に挟まれたチャネル形成領域224と、
(d)チャネル形成領域224の上方にゲート絶縁膜2
20を介して形成されたゲート電極221、から成る。
尚、参照番号217は層間絶縁層であり、参照番号22
2は、ゲート電極221の側面に形成された絶縁材料か
ら成るゲートサイドウオールであり、参照番号229
A,229B,229Cは配線である。
【0004】ところで、SOI型MOS半導体装置に
は、大きく分けて2つの動作モードがある。一方の動作
モードは、SOI型MOS半導体装置の動作時、ゲート
電極221の直下のチャネル形成領域224に誘起され
る空乏層が、絶縁層214と半導体領域216との界面
まで到達する完全空乏型であり、他方の動作モードは、
空乏層が絶縁層214と半導体領域216との界面まで
到達しない部分空乏型である。完全空乏SOI型MOS
半導体装置においては、空乏電荷量が部分空乏SOI型
MOS半導体装置よりも大幅に減少し、従って、ドレイ
ン電流に寄与する可動電荷が増える。その結果、急峻な
サブスレッショールド特性(S値)が得られるといった
利点を有する。尚、通常、半導体領域216の厚さが比
較的厚い場合には(例えば100nm以上)、部分空乏
型となり、半導体領域216の厚さが比較的薄い場合に
は(例えば100nm未満)、完全空乏型となる。
【0005】また、集積回路の高速化、低消費電力化を
達成するための一手段として、半導体装置の閾値電圧V
thを動的に制御(変更)する技術が知られており、かか
る半導体装置はダイナミック・スレッショールド半導体
装置(DT半導体装置)と呼ばれている。そして、この
技術は、専ら、部分空乏SOI型MOS半導体装置に適
用され、例えば、図24に等価回路を例示するインバー
タのような回路構成に適用されている。
【0006】ダイナミック・スレッショールド半導体装
置から構成された従来の部分空乏SOI型半導体装置の
模式的な一部断面図を図22に示し、模式的な配置図を
図23に示す。この半導体装置は、図21の(A)に示
した構造に加えて、(e)半導体領域216に形成さ
れ、チャネル形成領域224から延在したボディ部22
6、を有する。図23において、ワード線やビット線、
ソース線の図示を省略しており、半導体領域216は点
線で囲まれている。点線の外側の領域は素子分離領域2
15である。参照番号227は、コンタクトホール22
8の底部のボディ部226の部分に形成された高濃度不
純物領域である。
【0007】そして、ダイナミック・スレッショールド
半導体装置から構成された部分空乏SOI型PMOS半
導体装置201及び部分空乏SOI型NMOS半導体装
置202のそれぞれのボディ部226は、図22に示す
コンタクトホール228を介して、それぞれのゲート電
極221に接続されている。インバータの動作時、それ
ぞれのゲート電極221に電圧が印加されると、ゲート
電極221とボディ部226とはコンタクトホール22
8を介して接続されているので、半導体装置がオン状態
の場合には、半導体装置の閾値電圧Vthの絶対値が低下
し、半導体装置の駆動能力が向上する。一方、半導体装
置がオフ状態の場合には、半導体装置の閾値電圧Vth
絶対値が高くなり、オフリーク電流を抑制することがで
きる。即ち、動的な閾値電圧の制御を行うことができる
結果、高駆動能力化、及び、低電源電圧化による低消費
電力化を達成することが可能となる。特に、部分空乏S
OI型MOS半導体装置の高い駆動能力性能から、大き
な容量負荷を駆動する回路の部分や長距離配線の上流の
回路の部分への適用が有効である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなダイナミッ
ク・スレッショールド半導体装置は極めて有効な技術で
はあるが、完全空乏SOI型MOS半導体装置に適用す
ることができない。部分空乏SOI型MOS半導体装置
においては、図21の(B)に示すように、半導体装置
がオン状態になると、チャネル形成領域224に誘起さ
れたチャネル225と絶縁層214との間の半導体領域
216の部分からボディ部226にかけて電荷蓄積部2
40が形成される。かかる電荷蓄積部240はボディ部
226を介してゲート電極221に電気的に接続された
状態となるので、半導体装置のオン状態における閾値電
圧Vthの制御を行うことができる。尚、図21の(B)
は、図23の線B−Bに沿った模式的な一部断面図であ
る。
【0009】然るに、完全空乏SOI型MOS半導体装
置においては、半導体装置がオン状態になっても電荷蓄
積部が形成されない。それ故、外部からチャネル形成領
域の電位を制御することができず、従来の完全空乏SO
I型MOS半導体装置においては、オン状態における閾
値電圧Vthの制御を行うことができない。一般に、SO
I型MOS半導体装置においては、半導体領域216の
厚さは一様である。従って、1つの集積回路内におい
て、SOI型MOS半導体装置の一部を完全空乏SOI
型MOS半導体装置とし、残りを部分空乏SOI型MO
S半導体装置とすることは、現実には、殆ど不可能に近
い。
【0010】従って、本発明の目的は、閾値電圧Vth
動的に制御(変更)し得る完全空乏SOI型半導体装
置、及び、かかる完全空乏SOI型半導体装置を含む集
積回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る完全空乏SOI型半導体
装置は、(A)半導体層上に形成された絶縁層と、
(B)該絶縁層上に形成され、素子分離領域によって囲
まれた半導体領域と、(C)該半導体領域に形成され
た、ソース/ドレイン領域、及び、該ソース/ドレイン
領域に挟まれたチャネル形成領域と、(D)該半導体領
域に形成され、該チャネル形成領域から延在したボディ
部と、(E)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜
を介して形成されたゲート電極、から成る完全空乏SO
I型半導体装置であって、(F)少なくともチャネル形
成領域の下方の半導体層の領域から素子分離領域の下方
の半導体層の一部分にかけて形成された導電性領域と、
(G)素子分離領域の下方に位置する導電性領域の部分
に接続された第1のコンタクトホールと、(H)ボディ
部に接続された第2のコンタクトホール、を備えている
ことを特徴とする。
【0012】本発明の第1の態様に係る完全空乏SOI
型半導体装置においては、完全空乏SOI型半導体装置
の動作時、第1のコンタクトホールを介して導電性領域
に第1の所定の電位を加えることによって、チャネル形
成領域に誘起されたチャネルと絶縁層との間の半導体領
域の部分からボディ部にかけて電荷蓄積部が形成され、
第2のコンタクトホールを介してボディ部に第2の所定
の電位を加えることによって、完全空乏SOI型半導体
装置の閾値電圧が制御される構成とすることが好まし
い。また、導電性領域は、ソース/ドレイン領域の有す
る導電型と逆の導電型を有することが好ましく、この場
合、導電性領域はウエル構造を有することが望ましい。
尚、ボディ部を第2のコンタクトホールを介してゲート
電極に電気的に接続する構成とすることができる。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の第1
の態様に係る集積回路は、第1の完全空乏SOI型半導
体装置と第2の完全空乏SOI型半導体装置とから構成
された集積回路であって、第1の完全空乏SOI型半導
体装置は、(A)半導体層上に形成された絶縁層と、
(B)該絶縁層上に形成され、第1の素子分離領域によ
って囲まれた第1の半導体領域と、(C)該第1の半導
体領域に形成された、ソース/ドレイン領域、及び、該
ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル形成領域と、
(D)該第1の半導体領域に形成され、該チャネル形成
領域から延在したボディ部と、(E)該チャネル形成領
域の上方にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極
と、(F)少なくともチャネル形成領域の下方の半導体
層の領域から第1の素子分離領域の下方の半導体層の一
部分にかけて形成された導電性領域と、(G)第1の素
子分離領域の下方に位置する導電性領域の部分に接続さ
れた第1のコンタクトホールと、(H)ボディ部に接続
された第2のコンタクトホール、から成り、第2の完全
空乏SOI型半導体装置は、(a)前記絶縁層上に形成
され、第2の素子分離領域によって囲まれた第2の半導
体領域と、(b)該第2の半導体領域に形成された、ソ
ース/ドレイン領域、及び、該ソース/ドレイン領域に
挟まれたチャネル形成領域と、(c)該チャネル形成領
域の上方にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電
極、から成ることを特徴とする。
【0014】本発明の第1の態様に係る集積回路におい
ては、第1の完全空乏SOI型半導体装置の動作時、第
1のコンタクトホールを介して導電性領域に第1の所定
の電位を加えることによって、第1の完全空乏SOI型
半導体装置において、チャネル形成領域に誘起されたチ
ャネルと絶縁層との間の第1の半導体領域の部分からボ
ディ部にかけて電荷蓄積部が形成され、第2のコンタク
トホールを介してボディ部に第2の所定の電位を加える
ことによって、第1の完全空乏SOI型半導体装置の閾
値電圧が制御される構成とすることが好ましい。また、
第1の完全空乏SOI型半導体装置において、導電性領
域は、ソース/ドレイン領域の有する導電型と逆の導電
型を有することが望ましく、この場合、導電性領域はウ
エル構造を有することが好ましい。尚、第1の完全空乏
SOI型半導体装置において、ボディ部を第2のコンタ
クトホールを介してゲート電極に電気的に接続する構成
とすることができる。
【0015】本発明の第1の態様に係る完全空乏SOI
型半導体装置あるいは本発明の第1の態様に係る集積回
路を構成する第1の完全空乏SOI型半導体装置におい
ては、導電性領域は、他の完全空乏SOI型半導体装置
あるいは第1の完全空乏SOI型半導体装置における導
電性領域と電気的に分離されている必要がある。
【0016】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置は、(A)半
導体層上に形成された絶縁層と、(B)該絶縁層上に形
成され、素子分離領域によって囲まれた半導体領域と、
(C)該半導体領域に形成された、ソース/ドレイン領
域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル
形成領域と、(D)該半導体領域に形成され、該チャネ
ル形成領域から延在したボディ部と、(E)該チャネル
形成領域の上方にゲート絶縁膜を介して形成されたゲー
ト電極と、(F)ボディ部に接続されたコンタクトホー
ル、から成り、動作時、バイアス手段によって半導体層
にバイアスが加えられることを特徴とする。
【0017】本発明の第2の態様に係る完全空乏SOI
型半導体装置においては、半導体層は、ソース/ドレイ
ン領域の有する導電型と逆の導電型を有することが好ま
しい。また、完全空乏SOI型半導体装置の動作時、バ
イアス手段により半導体層にバイアスを加えることによ
って、チャネル形成領域に誘起されたチャネルと絶縁層
との間の半導体領域の部分からボディ部にかけて電荷蓄
積部が形成され、コンタクトホールを介してボディ部に
所定の電位を加えることによって、完全空乏SOI型半
導体装置の閾値電圧が制御される構成とすることが好ま
しい。尚、ボディ部をコンタクトホールを介してゲート
電極に電気的に接続する構成とすることができる。
【0018】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る集積回路は、第1の完全空乏SOI型半導
体装置と第2の完全空乏SOI型半導体装置とから構成
された集積回路であって、第1の完全空乏SOI型半導
体装置は、(A)半導体層上に形成された絶縁層と、
(B)該絶縁層上に形成され、第1の素子分離領域によ
って囲まれた第1の半導体領域と、(C)該第1の半導
体領域に形成された、ソース/ドレイン領域、及び、該
ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル形成領域と、
(D)該第1の半導体領域に形成され、該チャネル形成
領域から延在したボディ部と、(E)該チャネル形成領
域の上方にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極
と、(F)該ボディ部に接続されたコンタクトホール、
から成り、第2の完全空乏SOI型半導体装置は、
(a)前記絶縁層上に形成され、第2の素子分離領域に
よって囲まれた第2の半導体領域と、(b)該第2の半
導体領域に形成された、ソース/ドレイン領域、及び、
ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル形成領域と、
(c)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
て形成されたゲート電極、から成り、集積回路は、半導
体層にバイアスを加えるバイアス手段を更に備えている
ことを特徴とする。
【0019】本発明の第2の態様に係る集積回路におい
て、半導体層は、第1の完全空乏SOI型半導体装置を
構成するソース/ドレイン領域の有する導電型と逆の導
電型を有することが望ましい。また、第1の完全空乏S
OI型半導体装置の動作時、バイアス手段により半導体
層にバイアスを加えることによって、第1の完全空乏S
OI型半導体装置において、チャネル形成領域に誘起さ
れたチャネルと絶縁層との間の第1の半導体領域の部分
からボディ部にかけて電荷蓄積部が形成され、コンタク
トホールを介してボディ部に所定の電位を加えることに
よって、第1の完全空乏SOI型半導体装置の閾値電圧
が制御される構成とすることが好ましい。尚、第1の完
全空乏SOI型半導体装置において、ボディ部をコンタ
クトホールを介してゲート電極に電気的に接続する構成
とすることができる。
【0020】本発明の第1若しくは第2の態様に係る完
全空乏SOI型半導体装置、あるいは又、本発明の第1
若しくは第2の態様に係る集積回路における第1の完全
空乏SOI型半導体装置(以下、これらを総称して、本
発明の完全空乏SOI型半導体装置と呼ぶ場合がある)
は、かかる完全空乏SOI型半導体装置の動作時、ゲー
ト電極の直下のチャネル形成領域に誘起される空乏層
が、絶縁層と半導体領域(若しくは第1の半導体領域)
との界面まで到達せず、チャネル形成領域に誘起された
チャネルと絶縁層との間には電荷蓄積部が形成される。
従って、従来の完全空乏SOI型半導体装置の定義とは
若干異なり、寧ろ、部分空乏SOI型半導体装置の定義
に近い。しかしながら、本発明の完全空乏SOI型半導
体装置の動作時、もしも、導電性領域及びボディ部に何
ら電位を加えなければ、従来の完全空乏SOI型半導体
装置として動作する。従って、本発明の完全空乏SOI
型半導体装置は、その動作モードが従来の完全空乏SO
I型半導体装置と若干異なるものの、実質的には完全空
乏SOI型半導体装置である。
【0021】本発明の第1の態様に係る完全空乏SOI
型半導体装置、あるいは、本発明の第1の態様に係る集
積回路を構成する第1の完全空乏SOI型半導体装置
は、例えば、(イ)半導体層と、該半導体層上に形成さ
れた絶縁層と、該絶縁層上に形成された第2の半導体層
から構成された基板を準備し、(ロ)(第1の)素子分
離領域によって囲まれた第2の半導体層から成る(第1
の)半導体領域を、該絶縁層上に形成する工程と、
(ハ)少なくともチャネル形成領域形成予定領域の下方
の半導体層の領域から(第1の)素子分離領域の下方の
半導体層の一部分にかけて、第2導電型を有する導電性
領域を形成する工程と、(ニ)(第1の)素子分離領域
に導電性領域に達する開口部を形成する工程と、(ホ)
(第1の)半導体領域のチャネル形成領域形成予定領域
の上に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工
程と、(ヘ)(第1の)半導体領域に、例えばイオン注
入法にて、第1導電型を有するソース/ドレイン領域を
形成する工程と、(ト)例えばイオン注入法にて、開口
部の底部に露出した導電性領域に第2導電型を有する第
1の高濃度不純物領域を形成し、併せて、チャネル形成
領域から延在するボディ部の一部に第2導電型を有する
第2の高濃度不純物領域を形成する工程と、(チ)全面
に層間絶縁層を形成した後、ゲート電極、ソース/ドレ
イン領域、第1の高濃度不純物領域、及び第2の高濃度
不純物領域の上方の層間絶縁層に開口部を形成し、かか
る開口部内を配線材料で埋め込み、層間絶縁層上に配線
を設ける工程、から成る製造方法に基づいて製造するこ
とができる。尚、工程(ロ)と工程(ハ)の順序は逆に
してもよい。また、工程(ニ)、工程(ホ)、工程
(ヘ)、工程(ト)の順序は、下記のように変更しても
よい。工程(チ)において、各領域における開口部の形
成、開口部内への配線材料の埋め込みや層間絶縁層上へ
の配線の形成の順序は、完全空乏SOI型半導体装置あ
るいは第1の完全空乏SOI型半導体装置の構造に依存
して、適宜決定すればよい。 (ニ)→(ホ)→(ト)→(ヘ) (ニ)→(ト)→(ホ)→(ヘ) (ホ)→(ニ)→(ヘ)→(ト) (ホ)→(ニ)→(ト)→(ヘ) (ホ)→(ヘ)→(ニ)→(ト)
【0022】本発明の第2の態様に係る完全空乏SOI
型半導体装置、あるいは、本発明の第2の態様に係る集
積回路を構成する第1の完全空乏SOI型半導体装置
は、例えば、(イ)半導体層と、該半導体層上に形成さ
れた絶縁層と、該絶縁層上に形成された第2の半導体層
から構成された基板を準備し、(ロ)(第1の)素子分
離領域によって囲まれた第2の半導体層から成る(第1
の)半導体領域を、該絶縁層上に形成する工程と、
(ハ)(第1の)半導体領域のチャネル形成領域形成予
定領域の上に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成
する工程と、(ニ)(第1の)半導体領域に、例えばイ
オン注入法にて、第1導電型を有するソース/ドレイン
領域を形成する工程と、(ホ)例えばイオン注入法に
て、チャネル形成領域から延在するボディ部の一部に第
2導電型を有する高濃度不純物領域を形成する工程と、
(ヘ)全面に層間絶縁層を形成した後、ゲート電極、ソ
ース/ドレイン領域、及び高濃度不純物領域の上方の層
間絶縁層に開口部を形成し、かかる開口部内を配線材料
で埋め込み、層間絶縁層上に配線を設ける工程、から成
る製造方法に基づいて製造することができる。尚、集積
回路の製造においては、半導体層にバイアスを加えるバ
イアス手段を形成する工程を更に含み、この工程は、工
程(イ)の後、どの工程の間において実行してもよい
し、各工程と同時に実行してもよい。また、工程
(ハ)、工程(ニ)、工程(ホ)の順序は、下記のよう
に変更してもよい。工程(ヘ)において、各領域におけ
る開口部の形成、開口部内への配線材料の埋め込みや層
間絶縁層上への配線の形成の順序は、完全空乏SOI型
半導体装置あるいは第1の完全空乏SOI型半導体装置
の構造に依存して、適宜決定すればよい。 (ハ)→(ホ)→(ニ) (ホ)→(ハ)→(ニ)
【0023】工程(イ)において基板を準備する方法
は、所謂SOI法である。即ち、具体的には、以下の方
法を挙げることができる。 (X−1)半導体基板と支持基板とを絶縁層を介して張
り合わせた後、半導体基板を裏面から研削、研磨するこ
とによって、支持基板から成る半導体層と、絶縁層と、
半導体基板から成る第2の半導体層を得る、基板張り合
わせ法 (X−2)半導体基板の内部に酸素イオンをイオン注入
することによって、半導体基板の内部に絶縁層を形成
し、絶縁層の下に半導体基板の一部から成る半導体層
を、また、絶縁層の上に半導体基板の一部から成る第2
の半導体層を、それぞれ得るSIMOX(Silicon IMpl
anted OXidation)法 (X−3)半導体基板上に形成された絶縁層上に気相又
は固相で単結晶半導体層を形成することによって、半導
体基板から成る半導体層と、絶縁層と、単結晶半導体層
から成る第2の半導体層を得る方法 (X−4)陽極酸化によって半導体基板の表面を部分的
に多孔質化して絶縁層を形成することによって、絶縁層
の下に半導体基板の一部から成る半導体層を、また、絶
縁層の上に半導体基板の一部から成る第2の半導体層
を、それぞれ得る方法
【0024】素子分離領域の形成方法として、以下の方
法を挙げることができる。 (Y−1)第2の半導体層上にパッド酸化膜及びシリコ
ン窒化膜を形成し、シリコン窒化膜及びパッド酸化膜を
パターニングすることによって、素子分離領域形成用の
マスクを形成し、かかる素子分離領域形成用のマスクを
用いて第2の半導体層を熱酸化することで素子分離領域
を形成する、所謂LOCOS法 (Y−2)第2の半導体層をパターニングすることによ
ってトレンチを第2の半導体層に形成した後、トレンチ
内を絶縁材料で埋め込む、所謂STI(ShallowTrench
Isolation)法 (Y−3)上記の(X−1)に基づき基板を準備する場
合、予め、半導体基板にトレンチを形成し、かかるトレ
ンチ内を絶縁層で埋め込み、次いで、全面に層間膜(例
えば、SiO2膜、SiO2膜とポリシリコン膜の積層構
造を有する膜)を形成した後、かかる半導体基板と支持
基板とをこの層間膜を介して張り合わせ、半導体基板を
裏面から研削、研磨することによって、支持基板から成
る半導体層と、絶縁層と、半導体基板から成る第2の半
導体層を得る、基板張り合わせ法とSTI法とを組み合
わせた方法 (Y−4)絶縁層上の第2の半導体層を除去することに
よって絶縁層を露出させることで、素子分離領域を形成
するメサ(Mesa)型素子分離領域形成法
【0025】尚、上記の(Y−1)、(Y−2)及び
(Y−3)に基づき素子分離領域を形成する場合には、
素子分離領域及び絶縁層を貫通する開口部を形成するこ
とによって、導電性領域に達する開口部を素子分離領域
に形成することができる。また、上記の(Y−4)に基
づき素子分離領域を形成する場合には、絶縁層を貫通す
る開口部を形成することによって、導電性領域に達する
開口部を素子分離領域に形成することができる。
【0026】ソース/ドレイン領域を形成する工程は、
半導体領域に相対的に低濃度の不純物領域をイオン注入
法に基づき形成してLDD構造を形成した後、ゲート電
極の側面に絶縁材料から成るゲートサイドウオールを設
け、次いで、半導体領域に相対的に高濃度の不純物領域
をイオン注入法に基づき形成する工程から構成すること
が望ましい。
【0027】また、全面に層間絶縁層を形成する前に、
全面に高融点金属材料層を形成し、熱処理を行うことに
よって、かかる高融点金属材料層を構成する原子と半導
体層及び半導体領域を構成する原子とを反応させて半導
体層及び半導体領域にシリサイド層を形成し、未反応の
高融点金属材料層を除去する工程を実行してもよい。こ
れによって、コンタクト抵抗の低減を図ることができ
る。
【0028】本発明において、半導体層や半導体領域
を、シリコンあるいはシリコン−ゲルマニウムの混晶系
から構成することができる。
【0029】本発明においては、導電性領域に接続され
た第1のコンタクトホールとボディ部に接続された第2
のコンタクトホールとを備え、あるいは又、半導体層に
バイアスを加えるバイアス手段とボディ部に接続された
コンタクトホールとを備えているので、(第1の)完全
空乏SOI型半導体装置の動作時、チャネル形成領域に
誘起されたチャネルと絶縁層との間の半導体領域の部分
からボディ部にかけて電荷蓄積部が形成される。そし
て、(第2の)コンタクトホールからボディ部を介して
この電荷蓄積部に、適切な電位を加えることによって、
所謂バック・バイアスに基づき、(第1の)完全空乏S
OI型半導体装置の閾値電圧を制御することが可能とな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0031】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置及び集
積回路に関する。実施の形態1の集積回路の等価回路を
図15の(A)に示す。実施の形態1において、集積回
路は、例えば、NAND回路101、インバータ10
2、長距離配線103、インバータ104,105,1
06から構成されている。実施の形態1においては、長
距離配線103や多数のインバータ104,105,1
06を駆動するインバータ102が、本発明の第1の態
様に係る完全空乏SOI型半導体装置あるいは第1の完
全空乏SOI型半導体装置から構成されている。一方、
他の素子であるNAND回路101やインバータ10
4,105,106は、従来の完全空乏SOI型半導体
装置(第2の完全空乏SOI型半導体装置)から構成さ
れている。インバータ102の等価回路を図15の
(B)に示す。尚、説明の簡素化のため、本発明の第1
の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置あるいは第1
の完全空乏SOI型半導体装置を、以下、単に完全空乏
SOI型半導体装置と呼ぶ。
【0032】インバータ102を構成する実施の形態1
の完全空乏SOI型半導体装置の模式的な一部断面図
を、図1、図2及び図3に示す。このインバータ102
は、nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装置(図で
は、完全空乏SOI型NMOSと表示する)10Aと、
pチャネル型の完全空乏SOI型半導体装置10B(図
では、完全空乏SOI型PMOSと表示する)から構成
されている。また、nチャネル型の完全空乏SOI型半
導体装置10Aの模式的な配置図を、図4に示す。尚、
図1は、図4の線A−Aに沿ったと同様の模式的な一部
断面図であり、図2は図4の線B−Bに沿った模式的な
一部断面図であり、図3は図4の線B−Bに沿ったと同
様の模式的な一部断面図である。ここで、模式的な配置
図には、ワード線やビット線、ソース線等の図示を省略
してあり、ゲート電極、ソース/ドレイン領域及びボデ
ィ部を明確にするために、斜線を付した。以下において
も同様である。
【0033】nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Aは、(A)半導体層(例えば、シリコン半導体
基板)11上に形成された絶縁層(例えば、SiO2
ら成る)14と、(B)絶縁層14上に形成され、(第
1の)素子分離領域15によって囲まれた(第1の)半
導体領域16Aと、(C)(第1の)半導体領域16A
に形成された、n型不純物を含有するソース/ドレイン
領域23A、及び、ソース/ドレイン領域23Aに挟ま
れたチャネル形成領域24Aと、(D)(第1の)半導
体領域16Aに形成され、チャネル形成領域24Aから
延在したボディ部26Aと、(E)チャネル形成領域2
4Aの上方にゲート絶縁膜20を介して形成されたゲー
ト電極21A、から構成されている。尚、説明の簡素化
のために、第1の素子分離領域15及び第1の半導体領
域16Aを、それぞれ、単に、素子分離領域15及び半
導体領域16Aと呼ぶ。図4において、半導体領域16
Aは点線で囲まれた領域であり、点線の外側の領域は素
子分離領域15である。また、以下に述べる導電性領域
30Aは一点鎖線で囲まれた領域である。各ソース/ド
レイン領域に設けられたコンタクトホールの数は1以上
であればよい。
【0034】nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Aは、更に、(F)少なくともチャネル形成領域
24Aの下方の半導体層11の領域12(実施の形態1
においては、チャネル形成領域24A、ソース/ドレイ
ン領域23A及びボディ部26Aの下方の半導体層11
の領域12)から素子分離領域15の下方の半導体層1
1の一部分13にかけて形成された導電性領域30A
と、(G)素子分離領域15の下方に位置する導電性領
域30Aの部分に接続された第1のコンタクトホール3
2Aと、(H)ボディ部26Aに接続された第2のコン
タクトホール28A、を備えている。
【0035】実施の形態1においては、導電性領域30
Aは、ソース/ドレイン領域23Aの有する導電型と逆
の導電型を有し(即ち、p型不純物を含有し)、具体的
には、p型ウエル構造を有する。第1のコンタクトホー
ル32Aと接する導電性領域30Aの部分には、オーミ
ック接合を得るために、p型不純物を含有する高濃度不
純物領域31Aが設けられている。また、ボディ部26
Aは第2のコンタクトホール28Aを介してゲート電極
21Aに電気的に接続されている。更には、コンタクト
ホール28Aと接するボディ部26Aの部分には、オー
ミック接合を得るために、p型不純物を含有する高濃度
不純物領域27Aが設けられている。
【0036】nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Aの動作時、導電性領域30Aには、第1のコン
タクトホール32Aを介して、第1の所定の電位(V’
SS)が加えられる一方、ソース/ドレイン領域23Aの
一方には電位(VSS>V’SS)が加えられる。
【0037】一方、pチャネル型の完全空乏SOI型半
導体装置10Bは、(A)半導体層11上に形成された
絶縁層14と、(B)絶縁層14上に形成され、(第1
の)素子分離領域15によって囲まれた(第1の)半導
体領域16Bと、(C)(第1の)半導体領域16Bに
形成された、p型不純物を含有するソース/ドレイン領
域23B、及び、ソース/ドレイン領域23Bに挟まれ
たチャネル形成領域24Bと、(D)(第1の)半導体
領域16Bに形成され、チャネル形成領域24Bから延
在したボディ部26Bと、(E)チャネル形成領域24
Bの上方にゲート絶縁膜20を介して形成されたゲート
電極21B、から構成されている。尚、説明の簡素化の
ために、第1の半導体領域16Bを、単に、半導体領域
16Bと呼ぶ。
【0038】pチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Bは、更に、(F)少なくともチャネル形成領域
24Bの下方の半導体層11の領域12(実施の形態1
においては、チャネル形成領域24B、ソース/ドレイ
ン領域23B及びボディ部26Bの下方の半導体層11
の領域12)から素子分離領域15の下方の半導体層1
1の一部分13にかけて形成された導電性領域30B
と、(G)素子分離領域15の下方に位置する導電性領
域30Bの部分に接続された第1のコンタクトホール3
2Bと、(H)ボディ部26Bに接続された第2のコン
タクトホール28B、を備えている。
【0039】実施の形態1においては、導電性領域30
Bは、ソース/ドレイン領域23Bの有する導電型と逆
の導電型を有し(即ち、n型不純物を含有し)、具体的
には、n型ウエル構造を有する。第1のコンタクトホー
ル32Bと接する導電性領域30Bの部分には、オーミ
ック接合を得るために、n型不純物を含有する高濃度不
純物領域31Bが設けられている。また、ボディ部26
Bは第2のコンタクトホール28Bを介してゲート電極
21Bに電気的に接続されている。更には、コンタクト
ホール28Bと接するボディ部26Bの部分には、オー
ミック接合を得るために、n型不純物を含有する高濃度
不純物領域27Bが設けられている。
【0040】pチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Bの動作時、導電性領域30Bには、第1のコン
タクトホール32Bを介して、第1の所定の電位(V’
DD)が加えられる一方、ソース/ドレイン領域23Bの
一方には電位(VDD<V’DD)が加えられる。
【0041】尚、参照番号29A〜29Kは配線を示
し、参照番号17は層間絶縁層を示す。
【0042】集積回路における他の回路を構成する第2
の完全空乏SOI型半導体装置の内、nチャネル型の第
2の完全空乏SOI型半導体装置110の模式的な一部
断面図を図7及び図8に示し、その模式的な配置図を図
9に示す。尚、図7は、図9の線A−Aに沿った模式的
な一部断面図であり、図8は図4の線B−Bに沿った模
式的な一部断面図である。このnチャネル型の第2の完
全空乏SOI型半導体装置110は、(a)絶縁層14
上に形成され、第2の素子分離領域115によって囲ま
れた第2の半導体領域116と、(b)第2の半導体領
域116に形成された、n型の不純物を含有するソース
/ドレイン領域123、及び、ソース/ドレイン領域1
23に挟まれたチャネル形成領域124と、(c)チャ
ネル形成領域124の上方にゲート絶縁膜20を介して
形成されたゲート電極121、から構成されている。
尚、pチャネル型の第2の完全空乏SOI型半導体装置
も、不純物の導電型が異なる点を除き、同様の構造を有
する。
【0043】ゲート電極21A,21Bに、例えば正の
電位Vin(>0)を加え、pチャネル型の完全空乏SO
I型半導体装置10Bの一方のソース/ドレイン領域2
3BにVDDを印加し、nチャネル型の完全空乏SOI型
半導体装置10Aの一方のソース/ドレイン領域23A
にVSSを印加し、pチャネル型の完全空乏SOI型半導
体装置10Bをオフ状態とし、nチャネル型の完全空乏
SOI型半導体装置10Aをオン状態(動作状態)とす
る。このとき、第1のコンタクトホール32Aを介して
導電性領域30Aに第1の所定の電位(V’SS<VSS
を加えることによって、チャネル形成領域24Aに誘起
されたチャネル25Aと絶縁層14との間の半導体領域
16Aの部分からボディ部26Aにかけて電荷蓄積部4
0Aが形成される(図5参照)。具体的には、半導体領
域16A内のホールが導電性領域30Aに向かって引き
付けられる結果、電荷蓄積部40Aが形成される。そし
て、ボディ部26Aは第2のコンタクトホール28Aを
介してゲート電極21Aに接続されているので、第2の
コンタクトホール28Aを介してボディ部26Aに、更
には電荷蓄積部40Aに第2の所定の電位(Vinに略等
しい)が加えられる結果、nチャネル型の完全空乏SO
I型半導体装置10Aの閾値電圧を、所謂バック・バイ
アスによって制御することができる。
【0044】あるいは又、ゲート電極21A,21B
に、例えば正の電位V’in(>0)を加え、pチャネル
型の完全空乏SOI型半導体装置10Bの一方のソース
/ドレイン領域23BにVDDを印加し、nチャネル型の
完全空乏SOI型半導体装置10Aの一方のソース/ド
レイン領域23AにVSSを印加し、pチャネル型の完全
空乏SOI型半導体装置10Bをオン状態(動作状態)
とし、nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装置10
Aをオフ状態とする。このとき、第1のコンタクトホー
ル32Bを介して導電性領域30Bに第1の所定の電位
(V’DD>VDD)を加えることによって、チャネル形成
領域24Bに誘起されたチャネル25Bと絶縁層14と
の間の半導体領域16Bの部分からボディ部26Bにか
けて電荷蓄積部40Bが形成される(図6参照)。具体
的には、半導体領域16B内の電子が導電性領域30B
に向かって引き付けられる結果、電荷蓄積部40Bが形
成される。そして、ボディ部26Bは第2のコンタクト
ホール28Bを介してゲート電極21Bに接続されてい
るので、第2のコンタクトホール28Bを介してボディ
部26Bに、更には電荷蓄積部40Bに第2の所定の電
位(V’inに略等しい)が加えられる結果、pチャネル
型の完全空乏SOI型半導体装置10Bの閾値電圧を、
所謂バック・バイアスによって制御することができる。
【0045】尚、電位VSSと電位V’SSとの関係は、半
導体領域16A内のホールが導電性領域30Aに向かっ
て確実に引き付けられ、電荷蓄積部40Aが確実に形成
されるような関係とする必要がある。また、電位VDD
電位V’DDとの関係は、半導体領域16B内の電子が導
電性領域30Bに向かって確実に引き付けられ、電荷蓄
積部40Bが確実に形成されるような関係とする必要が
ある。
【0046】以下、半導体層等の模式的な一部断面図で
ある図10〜図14を参照して、主に、nチャネル型の
完全空乏SOI型半導体装置10Aを例にとり、その製
造方法を説明するが、pチャネル型の完全空乏SOI型
半導体装置10Bも同様の方法で製造することができ
る。尚、図10の(A)、図10の(B)、図12の
(A)、図13の(A)及び図14の(A)は、図4の
線A−Aに沿ったと同様の模式的な一部断面図であり、
図11の(A)、図11の(B)、図12の(B)、図
13の(B)及び図14の(B)は、図4の線B−Bに
沿った模式的な一部断面図である。ここで、上述の(Y
−1)、(Y−2)あるいは(Y−3)に基づき素子分
離領域15の形成を行うnチャネル型の完全空乏SOI
型半導体装置10Aの製造方法を、原則として、図10
〜図14に示す。
【0047】[工程−100]先ず、半導体層11と、
この半導体層11上に形成された絶縁層14と、絶縁層
14上に形成された第2の半導体層16’から構成され
た基板を準備する(図10の(A)参照)。具体的に
は、上述の(X−1)、(X−2)、(X−3)あるい
は(X−4)のいずれかの方法にて、基板を準備(作
製)すればよい。尚、第2の半導体層16’の厚さ(言
い換えれば、半導体領域16Aの厚さ)を例えば約50
nmとする。
【0048】[工程−110]次に、素子分離領域15
によって囲まれた第2の半導体層16’から成る半導体
領域16Aを絶縁層14上に形成する。素子分離領域1
5の形成方法は、上述の(Y−1)、(Y−2)、(Y
−3)あるいは(Y−4)のいずれかの方法とすればよ
い。尚、半導体領域16Aに、後の工程において、チャ
ネル形成領域24A、ソース/ドレイン領域23A及び
ボディ部26Aが形成される。尚、例えば、半導体領域
16Aに閾値調整用のイオン注入等を行い、半導体領域
16Aの導電型をp型としておく。
【0049】[工程−120]その後、nチャネル型の
完全空乏SOI型半導体装置10Aを形成すべき領域以
外の領域をイオン注入用マスクで被覆し、少なくともチ
ャネル形成領域形成予定領域(実施の形態1において
は、チャネル形成領域形成予定領域、ソース/ドレイン
領域形成予定領域及びボディ部形成予定領域)の下方の
半導体層11の領域12から素子分離領域15の下方の
半導体層11の一部分13にかけて、イオン注入法に基
づき、導電型としてp型を有する導電性領域30A(p
型ウエル構造を有する)を形成する。こうして、図10
の(B)に示す構造を得ることができる。尚、イオン注
入の条件は、半導体領域16Aや素子分離領域15、絶
縁層14を通して半導体層11に不純物イオンが確実に
打ち込まれるような条件とする。
【0050】次に、イオン注入用マスクを除去し、pチ
ャネル型の完全空乏SOI型半導体装置10Bを形成す
べき領域以外の領域をイオン注入用マスクで被覆し、少
なくともチャネル形成領域形成予定領域(実施の形態1
においては、チャネル形成領域形成予定領域、ソース/
ドレイン領域形成予定領域及びボディ部形成予定領域)
の下方の半導体層11の領域12から素子分離領域15
の下方の半導体層11の一部分13にかけて、イオン注
入法に基づき、導電型としてn型を有する導電性領域3
0B(n型ウエル構造を有する)を形成する。尚、イオ
ン注入の条件は、半導体領域16Bや素子分離領域1
5、絶縁層14を通して半導体層11に不純物イオンが
確実に打ち込まれるような条件とする。ここで、導電性
領域30Aと導電性領域30Bの形成順序は任意であ
る。
【0051】[工程−130]その後、上記の(Y−
1)、(Y−2)及び(Y−3)に基づき素子分離領域
を形成した場合には、素子分離領域15及び絶縁層14
を貫通する開口部33を形成することによって、素子分
離領域15に導電性領域30Aに達する開口部33を形
成することができる(図11の(A)参照)。また、上
記の(Y−4)に基づき素子分離領域を形成した場合に
は、絶縁層14を貫通する開口部を形成することによっ
て、素子分離領域15に導電性領域30Aに達する開口
部を形成することができる(図11の(B)参照)。開
口部の形成は、リソグラフィ技術及びリアクティブ・イ
オン・エッチング(RIE)技術に基づき行うことがで
きる。
【0052】[工程−140]次に、半導体領域16A
のチャネル形成領域形成予定領域の上に、ゲート絶縁膜
20を介してゲート電極21Aを形成する(図12の
(A)及び(B)参照)。ゲート絶縁膜20は、例え
ば、半導体領域16Aの表面を熱酸化することによって
形成することができる。また、ゲート電極21Aは、例
えば、CVD法によるポリシリコン層の堆積及びポリシ
リコン層のパターニングによって形成することができ
る。尚、ゲート電極21Aは、その他、ポリサイド構造
やメタルゲート構造を有していてもよいし、ポリシリコ
ン層とオフセット絶縁膜の積層構造を有していてもよ
い。その後、半導体領域16Aに相対的に低濃度の不純
物領域をイオン注入法に基づき形成してLDD構造を形
成した後、ゲート電極21Aの側面に絶縁材料から成る
ゲートサイドウオール22を設けることが望ましい。
【0053】[工程−150]その後、イオン注入用マ
スクを設け、nチャネル型の完全空乏SOI型半導体装
置10Aを形成すべき半導体領域16Aに、例えばイオ
ン注入法にて、導電型としてn型を有するソース/ドレ
イン領域23Aを形成する。同時に、pチャネル型の完
全空乏SOI型半導体装置10Bに関して、開口部33
の底部に露出した導電性領域30Bの部分に導電型とし
てn型を有する第1の高濃度不純物領域31Bを形成
し、併せて、チャネル形成領域から延在するボディ部2
6Bの一部に導電型としてn型を有する第2の高濃度不
純物領域27Bを形成する。イオン注入用マスクを除去
した後の構造を、図13の(A)及び(B)に示す。
【0054】同様にして、イオン注入用マスクを設け、
pチャネル型の完全空乏SOI型半導体装置10Bを形
成すべき半導体領域16Bに、例えばイオン注入法に
て、導電型としてp型を有するソース/ドレイン領域2
3Bを形成する。同時に、nチャネル型の完全空乏SO
I型半導体装置10Aに関して、開口部33の底部に露
出した導電性領域30Aの部分に導電型としてp型を有
する第1の高濃度不純物領域31Aを形成し、併せて、
チャネル形成領域から延在するボディ部26Aの一部に
導電型としてp型を有する第2の高濃度不純物領域27
Aを形成する。イオン注入用マスクを除去した後の構造
を、図14の(A)及び(B)に示す。
【0055】[工程−160]次いで、全面に層間絶縁
層17を形成した後、ゲート電極、ソース/ドレイン領
域、第1の高濃度不純物領域、及び第2の高濃度不純物
領域の上方の層間絶縁層17に開口部を形成し、これら
の開口部内を配線材料で埋め込み、層間絶縁層17上に
配線29A〜29Gを設ける。こうして、図1に示した
完全空乏SOI型半導体装置10A,10Bを得ること
ができる。
【0056】尚、第2の完全空乏SOI型半導体装置1
10は、[工程−100]、[工程−110]、[工程
−140]、[工程−150]及び[工程−160]に
おいて、同時に作製することができるので、詳細な説明
は省略する。
【0057】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第2の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置及び集
積回路に関する。実施の形態2の集積回路の等価回路
は、例えば、図15の(A)に示したと同様である。即
ち、実施の形態2においても、集積回路は、例えば、N
AND回路101、インバータ102、長距離配線10
3、インバータ104,105,106から構成されて
いる。実施の形態2においては、長距離配線103や多
数のインバータ104,105,106を駆動するイン
バータ102を構成する一方の半導体装置が、本発明の
第2の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置あるいは
第1の完全空乏SOI型半導体装置から構成されてい
る。一方、インバータ102を構成する他方の半導体装
置、並びに、他の素子であるNAND回路101やイン
バータ104,105,106は、従来の完全空乏SO
I型半導体装置(第2の完全空乏SOI型半導体装置)
から構成されている。インバータ102の等価回路を図
20の(B)に示す。尚、説明の簡素化のため、本発明
の第2の態様に係る完全空乏SOI型半導体装置あるい
は第1の完全空乏SOI型半導体装置を、以下、第1の
完全空乏SOI型半導体装置と呼ぶ。
【0058】インバータ102を構成する実施の形態2
の完全空乏SOI型半導体装置の模式的な一部断面図
を、図16及び図17に示す。このインバータ102
は、nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半導体装置
(図では、第1の完全空乏SOI型NMOSと表示す
る)50Aと、pチャネル型の第2の完全空乏SOI型
半導体装置50B(図では、第2の完全空乏SOI型P
MOSと表示する)から構成されている。また、nチャ
ネル型の第1の完全空乏SOI型半導体装置50Aの模
式的な配置図を、図20の(A)に示す。尚、図16
は、図20の(A)の線B−Bに沿ったと同様の模式的
な一部断面図であり、図17は図20の(A)の線A−
Aに沿った模式的な一部断面図である。また、pチャネ
ル型の第2の完全空乏SOI型半導体装置50Bの模式
的な一部断面図を図18に示すが、この図は、図20の
(A)の線A−Aに沿ったと同様の模式的な一部断面図
である。
【0059】nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半
導体装置50Aは、(A)半導体層(例えば、p型シリ
コン半導体基板)11A上に形成された絶縁層14と、
(B)絶縁層14上に形成され、(第1の)素子分離領
域15によって囲まれた(第1の)半導体領域16A
と、(C)(第1の)半導体領域16Aに形成された、
ソース/ドレイン領域23A、及び、ソース/ドレイン
領域23Aに挟まれたチャネル形成領域24Aと、
(D)(第1の)半導体領域16Aに形成され、チャネ
ル形成領域24Aから延在したボディ部26Aと、
(E)チャネル形成領域24Aの上方にゲート絶縁膜2
0を介して形成されたゲート電極21Aと、(F)ボデ
ィ部26Aに接続されたコンタクトホール28A、から
成る。尚、説明の簡素化のために、第1の素子分離領域
15及び第1の半導体領域16Aを、それぞれ、単に、
素子分離領域15及び半導体領域16Aと呼ぶ。図20
の(A)において、半導体領域16Aは点線で囲まれた
領域であり、点線の外側の領域は素子分離領域15であ
る。
【0060】ボディ部26Aは第2のコンタクトホール
28Aを介してゲート電極21Aに電気的に接続されて
いる。尚、コンタクトホール28Aと接するボディ部2
6Aの部分には、オーミック接合を得るために、p型不
純物を含有する高濃度不純物領域27Aが設けられてい
る。
【0061】nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半
導体装置50Aの動作時、半導体層11Aであるp型シ
リコン半導体基板には、バイアス手段によってバイアス
(電位:V’SSが加えられる一方、ソース/ドレイン領
域23Aの一方には電位(V SS>V’SS)が加えられ
る。バイアス手段は、例えば、チャージポンピングの原
理を応用した、インバータとトランジスタとコンデンサ
から構成された周知の基板バイアス発生回路とすること
ができる。
【0062】一方、pチャネル型の第2の完全空乏SO
I型半導体装置50Bは、(a)絶縁層14上に形成さ
れ、第2の素子分離領域15によって囲まれた第2の半
導体領域116と、(b)第2の半導体領域116に形
成された、p型の不純物を含有するソース/ドレイン領
域123、及び、ソース/ドレイン領域123に挟まれ
たチャネル形成領域124と、(c)チャネル形成領域
124の上方にゲート絶縁膜20を介して形成されたゲ
ート電極121、から構成されている。ここで、図に示
した構造においては、第2の完全空乏SOI型半導体装
置50Bの素子分離領域15は、第1の完全空乏SOI
型半導体装置の素子分離領域15と共通である。尚、他
の回路を構成するnチャネル型の第2の完全空乏SOI
型半導体装置(実際の動作モードは部分空乏型となる)
も、不純物の導電型が異なる点を除き、同様の構造を有
する。
【0063】ゲート電極21A,121に、例えば正の
電位Vin(>0)を加え、pチャネル型の第2の完全空
乏SOI型半導体装置50Bの一方のソース/ドレイン
領域123にVDDを印加し、nチャネル型の第1の完全
空乏SOI型半導体装置50Aの一方のソース/ドレイ
ン領域23AにVSSを印加し、pチャネル型の第2の完
全空乏SOI型半導体装置50Bをオフ状態とし、nチ
ャネル型の第1の完全空乏SOI型半導体装置50Aを
オン状態(動作状態)とする。このとき、バイアス手段
によって半導体層11Aにバイアス(V’SS<VSS)を
加えることによって、チャネル形成領域24Aに誘起さ
れたチャネル25Aと絶縁層14との間の半導体領域1
6Aの部分からボディ部26Aにかけて電荷蓄積部40
Aが形成される(図19参照)。具体的には、半導体領
域16A内のホールが導電性領域30Aに向かって引き
付けられる結果、電荷蓄積部40Aが形成される。そし
て、ボディ部26Aはコンタクトホール28Aを介して
ゲート電極21Aに接続されているので、コンタクトホ
ール28Aを介してボディ部26Aに、更には電荷蓄積
部40Aに所定の電位(Vinに略等しい)が加えられる
結果、nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半導体装
置50Aの閾値電圧を、所謂バック・バイアスによって
制御することができる。
【0064】尚、ゲート電極21A,121に、例えば
正の電位V’in(>0)を加え、pチャネル型の第2の
完全空乏SOI型半導体装置50Bの一方のソース/ド
レイン領域123にVDDを印加し、nチャネル型の完全
空乏SOI型半導体装置50Aの一方のソース/ドレイ
ン領域23AにVSSを印加し、pチャネル型の第2の完
全空乏SOI型半導体装置50Bをオン状態(動作状
態)とし、nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半導
体装置50Aをオフ状態とする。このときには、インバ
ータ102は、従来の完全空乏SOI型半導体装置から
構成されたインバータと同じ動作となる。
【0065】尚、電位VSSと電位V’SSとの関係は、半
導体領域16A内のホールが導電性領域30Aに向かっ
て確実に引き付けられ、電荷蓄積部40Aが確実に形成
されるような関係とする必要がある。
【0066】nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半
導体装置50Aは、以下に概要を述べる方法に基づき製
造することができる。即ち、実施の形態1の[工程−1
00]、[工程−110]、[工程−140]を実行す
る。その後、実施の形態1の[工程−150]と同様に
して、イオン注入用マスクを設け、nチャネル型の完全
空乏SOI型半導体装置50Aに関して、半導体領域1
6Aに、例えばイオン注入法にて、導電型としてn型を
有するソース/ドレイン領域23Aを形成する。次い
で、イオン注入用マスクを設け、pチャネル型の第2の
完全空乏SOI型半導体装置50Bにおいて、半導体領
域116に、例えばイオン注入法にて、導電型としてp
型を有するソース/ドレイン領域123を形成すると同
時に、nチャネル型の第1の完全空乏SOI型半導体装
置50Aに関して、チャネル形成領域24Aから延在す
るボディ部26Aの一部に導電型としてp型を有する第
2の高濃度不純物領域27Aを形成する。その後、実施
の形態1の[工程−160]と同様の工程を実行する。
【0067】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態における集積回路の構成は例示で
あり、適宜変更することができるし、第2の完全空乏S
OI型半導体装置の構造も例示である。(第1の)完全
空乏SOI型半導体装置のおいて、ボディ部はゲート電
極に接続される代わりに、別の電源に接続されていても
よい。ゲート電極とボディ部の接続においては、(第1
の)完全空乏SOI型半導体装置の構造に依っては、
(第2の)コンタクトホールを省略してもよい。実施の
形態1にて説明した本発明の第1の態様に係る完全空乏
SOI型半導体装置を、インバータを構成する半導体装
置のいずれか一方にのみ適用してもよいし、インバータ
以外の回路に適用してもよい。実施の形態2にて説明し
た本発明の第2の態様に係る完全空乏SOI型半導体装
置を、インバータを構成するpチャネル型の半導体装置
に適用してもよいし、インバータ以外の回路に適用して
もよい。
【0068】また、全面に層間絶縁層を形成する前に、
全面に高融点金属材料層を形成し、熱処理を行うことに
よって、かかる高融点金属材料層を構成する原子と半導
体層及び半導体領域を構成する原子とを反応させて半導
体層及び半導体領域にシリサイド層を形成し、未反応の
高融点金属材料層を除去する工程を実行してもよい。こ
れによって、コンタクト抵抗の低減を図ることができ
る。具体的には、例えば、コバルト(Co)、チタン
(Ti)やニッケル(Ni)といった所謂高融点金属材
料層を、例えば、スパッタ法にて全面に形成する。その
後、ランプアニール法等に基づき熱処理を行うことによ
って、かかる高融点金属材料層を構成する原子と半導体
層及び半導体領域を構成する原子とを反応させて半導体
層(具体的には、開口部31A,31Bの底部に露出し
た導電性領域30A,30Bの部分)及び半導体領域
(具体的には、ソース/ドレイン領域23A,23Bの
表面領域、及びボディ部26A,26Bの表面領域)に
シリサイド層を形成する。ゲート電極の構造に依って
は、ゲート電極の頂面にシリサイド層が形成される場合
もある。その後、素子分離領域15等の上に残存する未
反応の高融点金属材料層を、硫酸/過酸化水素水/純水
の混合液によって除去し、次いで、再度、ランプアニー
ル法等に基づき熱処理を行う。
【0069】
【発明の効果】本発明においては、(第1の)完全空乏
SOI型半導体装置の動作時、チャネル形成領域に誘起
されたチャネルと絶縁層との間の半導体領域の部分に電
荷蓄積部が形成され、かかる電荷蓄積部に適切な電位を
加えることによって、(第1の)完全空乏SOI型半導
体装置の閾値電圧を制御することが可能となる。その結
果、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置がオン状態
の場合には、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の
閾値電圧Vthの絶対値が低下し、(第1の)完全空乏S
OI型半導体装置の駆動能力が向上する。一方、(第1
の)完全空乏SOI型半導体装置がオフ状態の場合に
は、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の閾値電圧
thの絶対値が高くなり、オフリーク電流を抑制するこ
とができる。以上のように、(第1の)完全空乏SOI
型半導体装置において、動的な閾値電圧の制御を行うこ
とができる結果、高駆動能力化、及び、低電源電圧化に
よる低消費電力化を達成することが可能となる。特に、
その高い駆動能力性能から、大きな容量負荷を駆動する
回路の部分や長距離配線の上流の回路の部分への適用が
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インバータを構成する発明の実施の形態1の
(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の模式的な一部
断面図である。
【図2】発明の実施の形態1のnチャネル型の(第1
の)完全空乏SOI型半導体装置を図1とは別の角度か
ら眺めた模式的な一部断面図である。
【図3】発明の実施の形態1のpチャネル型の(第1
の)完全空乏SOI型半導体装置を図1とは別の角度か
ら眺めた模式的な一部断面図である。
【図4】発明の実施の形態1における、nチャネル型の
(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の模式的な配置
図である。
【図5】発明の実施の形態1における、nチャネル型の
(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の動作時の模式
的な配置図である。
【図6】発明の実施の形態1における、pチャネル型の
(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の動作時の模式
的な配置図である。
【図7】発明の実施の形態1における、第2の完全空乏
SOI型半導体装置の模式的な一部断面図である。
【図8】発明の実施の形態1における、第2の完全空乏
SOI型半導体装置を図7とは別の角度から眺めた模式
的な一部断面図である。
【図9】発明の実施の形態1における、第2の完全空乏
SOI型半導体装置の模式的な配置図である。
【図10】発明の実施の形態1における、(第1の)完
全空乏SOI型半導体装置の製造方法を説明するため
の、半導体層等の模式的な一部断面図である。
【図11】図10に引き続き、発明の実施の形態1にお
ける、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の製造方
法を説明するための、半導体層等の模式的な一部断面図
である。
【図12】図11に引き続き、発明の実施の形態1にお
ける、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の製造方
法を説明するための、半導体層等の模式的な一部断面図
である。
【図13】図12に引き続き、発明の実施の形態1にお
ける、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の製造方
法を説明するための、半導体層等の模式的な一部断面図
である。
【図14】図13に引き続き、発明の実施の形態1にお
ける、(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の製造方
法を説明するための、半導体層等の模式的な一部断面図
である。
【図15】発明の実施の形態1の集積回路の等価回路
図、及びインバータの等価回路図である。
【図16】インバータを構成する発明の実施の形態2の
(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の模式的な一部
断面図である。
【図17】発明の実施の形態2のnチャネル型の(第1
の)完全空乏SOI型半導体装置を図16とは別の角度
から眺めた模式的な一部断面図である。
【図18】発明の実施の形態2のpチャネル型の第2の
完全空乏SOI型半導体装置を図1とは別の角度から眺
めた模式的な一部断面図である。
【図19】発明の実施の形態2における、nチャネル型
の(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の動作時の模
式的な配置図である。
【図20】発明の実施の形態2における、nチャネル型
の(第1の)完全空乏SOI型半導体装置の模式的な配
置図、及びインバータの等価回路図である。
【図21】ダイナミック・スレッショールド半導体装置
から構成された従来の部分空乏SOI型半導体装置の模
式的な一部断面図である。
【図22】ダイナミック・スレッショールド半導体装置
から構成された従来の部分空乏SOI型半導体装置の図
21とは異なる角度から眺めた模式的な一部断面図であ
る。
【図23】ダイナミック・スレッショールド半導体装置
から構成された従来の部分空乏SOI型半導体装置の模
式的な配置図である。
【図24】従来のダイナミック・スレッショールド半導
体装置から成る部分空乏SOI型MOS半導体装置から
構成されたインバータの等価回路図である。
【符号の説明】
10A,10B・・・(第1の)完全空乏SOI型半導
体装置、11・・・半導体層、12・・・チャネル形成
領域の下方の半導体層の領域、13・・・(第1の)素
子分離領域の下方の半導体層の一部分、14・・・絶縁
層、15.115・・・(第1の)素子分離領域、16
A,16B,116・・・(第1の)半導体領域、20
・・・ゲート絶縁膜、21A,21B,121・・・ゲ
ート電極、22・・・ゲートサイドウオール、23A,
23B,123・・・ソース/ドレイン領域、24A,
24B,124・・・チャネル形成領域、25A,25
B・・・チャネル、26A,26B・・・ボディ部、2
7A,27B・・・高濃度不純物領域、28A,28B
・・・第2のコンタクトホール、30A,30B・・・
導電性領域、31A,31B・・・高濃度不純物領域、
32A,32B・・・第1のコンタクトホール、40
A,40B・・・電荷蓄積部、101・・・NAND回
路、102・・・インバータ、103・・・長距離配
線、104,105,106・・・インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 622 Fターム(参考) 5F032 AA09 BA01 CA03 CA17 5F048 AB04 AC03 BA12 BA16 BB05 BB08 BB15 BC06 BD04 BE03 BE09 BF06 BF17 BG14 DA25 5F110 AA06 AA08 BB04 BB20 CC02 DD05 DD13 DD22 EE02 EE08 EE09 EE30 EE31 EE36 EE45 FF02 FF23 GG01 GG02 GG12 GG13 GG25 GG52 HJ13 HK05 HK40 HL05 HL27 HM15 HM17 NN02 NN62 NN65 NN66 QQ04 QQ11 QQ17

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)半導体層上に形成された絶縁層と、 (B)該絶縁層上に形成され、素子分離領域によって囲
    まれた半導体領域と、 (C)該半導体領域に形成された、ソース/ドレイン領
    域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル
    形成領域と、 (D)該半導体領域に形成され、該チャネル形成領域か
    ら延在したボディ部と、 (E)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極、から成る完全空乏SOI型半
    導体装置であって、 (F)少なくともチャネル形成領域の下方の半導体層の
    領域から素子分離領域の下方の半導体層の一部分にかけ
    て形成された導電性領域と、 (G)素子分離領域の下方に位置する導電性領域の部分
    に接続された第1のコンタクトホールと、 (H)ボディ部に接続された第2のコンタクトホール、
    を備えていることを特徴とする完全空乏SOI型半導体
    装置。
  2. 【請求項2】完全空乏SOI型半導体装置の動作時、第
    1のコンタクトホールを介して導電性領域に第1の所定
    の電位を加えることによって、チャネル形成領域に誘起
    されたチャネルと絶縁層との間の半導体領域の部分から
    ボディ部にかけて電荷蓄積部が形成され、第2のコンタ
    クトホールを介してボディ部に第2の所定の電位を加え
    ることによって、完全空乏SOI型半導体装置の閾値電
    圧が制御されることを特徴とする請求項1に記載の完全
    空乏SOI型半導体装置。
  3. 【請求項3】導電性領域は、ソース/ドレイン領域の有
    する導電型と逆の導電型を有することを特徴とする請求
    項1に記載の完全空乏SOI型半導体装置。
  4. 【請求項4】導電性領域はウエル構造を有することを特
    徴とする請求項3に記載の完全空乏SOI型半導体装
    置。
  5. 【請求項5】ボディ部は第2のコンタクトホールを介し
    てゲート電極に電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の完全空乏SOI型半導体装置。
  6. 【請求項6】第1の完全空乏SOI型半導体装置と第2
    の完全空乏SOI型半導体装置とから構成された集積回
    路であって、 第1の完全空乏SOI型半導体装置は、 (A)半導体層上に形成された絶縁層と、 (B)該絶縁層上に形成され、第1の素子分離領域によ
    って囲まれた第1の半導体領域と、 (C)該第1の半導体領域に形成された、ソース/ドレ
    イン領域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチ
    ャネル形成領域と、 (D)該第1の半導体領域に形成され、該チャネル形成
    領域から延在したボディ部と、 (E)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極と、 (F)少なくともチャネル形成領域の下方の半導体層の
    領域から第1の素子分離領域の下方の半導体層の一部分
    にかけて形成された導電性領域と、 (G)第1の素子分離領域の下方に位置する導電性領域
    の部分に接続された第1のコンタクトホールと、 (H)ボディ部に接続された第2のコンタクトホール、
    から成り、 第2の完全空乏SOI型半導体装置は、 (a)前記絶縁層上に形成され、第2の素子分離領域に
    よって囲まれた第2の半導体領域と、 (b)該第2の半導体領域に形成された、ソース/ドレ
    イン領域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチ
    ャネル形成領域と、 (c)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極、から成ることを特徴とする集
    積回路。
  7. 【請求項7】第1の完全空乏SOI型半導体装置の動作
    時、第1のコンタクトホールを介して導電性領域に第1
    の所定の電位を加えることによって、第1の完全空乏S
    OI型半導体装置において、チャネル形成領域に誘起さ
    れたチャネルと絶縁層との間の第1の半導体領域の部分
    からボディ部にかけて電荷蓄積部が形成され、第2のコ
    ンタクトホールを介してボディ部に第2の所定の電位を
    加えることによって、第1の完全空乏SOI型半導体装
    置の閾値電圧が制御されることを特徴とする請求項6に
    記載の集積回路。
  8. 【請求項8】第1の完全空乏SOI型半導体装置におい
    て、導電性領域は、ソース/ドレイン領域の有する導電
    型と逆の導電型を有することを特徴とする請求項6に記
    載の集積回路。
  9. 【請求項9】導電性領域はウエル構造を有することを特
    徴とする請求項8に記載の集積回路。
  10. 【請求項10】第1の完全空乏SOI型半導体装置にお
    いて、ボディ部は第2のコンタクトホールを介してゲー
    ト電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項6に記載の集積回路。
  11. 【請求項11】(A)半導体層上に形成された絶縁層
    と、 (B)該絶縁層上に形成され、素子分離領域によって囲
    まれた半導体領域と、 (C)該半導体領域に形成された、ソース/ドレイン領
    域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチャネル
    形成領域と、 (D)該半導体領域に形成され、該チャネル形成領域か
    ら延在したボディ部と、 (E)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極と、 (F)ボディ部に接続されたコンタクトホール、から成
    り、 動作時、バイアス手段によって半導体層にバイアスが加
    えられることを特徴とする完全空乏SOI型半導体装
    置。
  12. 【請求項12】半導体層は、ソース/ドレイン領域の有
    する導電型と逆の導電型を有することを特徴とする請求
    項11に記載の完全空乏SOI型半導体装置。
  13. 【請求項13】完全空乏SOI型半導体装置の動作時、
    バイアス手段により半導体層にバイアスを加えることに
    よって、チャネル形成領域に誘起されたチャネルと絶縁
    層との間の半導体領域の部分からボディ部にかけて電荷
    蓄積部が形成され、コンタクトホールを介してボディ部
    に所定の電位を加えることによって、完全空乏SOI型
    半導体装置の閾値電圧が制御されることを特徴とする請
    求項11に記載の完全空乏SOI型半導体装置。
  14. 【請求項14】ボディ部はコンタクトホールを介してゲ
    ート電極に電気的に接続されていることを特徴とする請
    求項11に記載の完全空乏SOI型半導体装置。
  15. 【請求項15】第1の完全空乏SOI型半導体装置と第
    2の完全空乏SOI型半導体装置とから構成された集積
    回路であって、 第1の完全空乏SOI型半導体装置は、 (A)半導体層上に形成された絶縁層と、 (B)該絶縁層上に形成され、第1の素子分離領域によ
    って囲まれた第1の半導体領域と、 (C)該第1の半導体領域に形成された、ソース/ドレ
    イン領域、及び、該ソース/ドレイン領域に挟まれたチ
    ャネル形成領域と、 (D)該第1の半導体領域に形成され、該チャネル形成
    領域から延在したボディ部と、 (E)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極と、 (F)該ボディ部に接続されたコンタクトホール、から
    成り、 第2の完全空乏SOI型半導体装置は、 (a)前記絶縁層上に形成され、第2の素子分離領域に
    よって囲まれた第2の半導体領域と、 (b)該第2の半導体領域に形成された、ソース/ドレ
    イン領域、及び、ソース/ドレイン領域に挟まれたチャ
    ネル形成領域と、 (c)該チャネル形成領域の上方にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極、から成り、 集積回路は、半導体層にバイアスを加えるバイアス手段
    を更に備えていることを特徴とする集積回路。
  16. 【請求項16】半導体層は、第1の完全空乏SOI型半
    導体装置を構成するソース/ドレイン領域の有する導電
    型と逆の導電型を有することを特徴とする請求項15に
    記載の集積回路。
  17. 【請求項17】第1の完全空乏SOI型半導体装置の動
    作時、バイアス手段により半導体層にバイアスを加える
    ことによって、第1の完全空乏SOI型半導体装置にお
    いて、チャネル形成領域に誘起されたチャネルと絶縁層
    との間の第1の半導体領域の部分からボディ部にかけて
    電荷蓄積部が形成され、コンタクトホールを介してボデ
    ィ部に所定の電位を加えることによって、第1の完全空
    乏SOI型半導体装置の閾値電圧が制御されることを特
    徴とする請求項15に記載の集積回路。
  18. 【請求項18】第1の完全空乏SOI型半導体装置にお
    いて、ボディ部はコンタクトホールを介してゲート電極
    に電気的に接続されていることを特徴とする請求項15
    に記載の集積回路。
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