JP2001043198A - システム間通信制御方式 - Google Patents

システム間通信制御方式

Info

Publication number
JP2001043198A
JP2001043198A JP11216451A JP21645199A JP2001043198A JP 2001043198 A JP2001043198 A JP 2001043198A JP 11216451 A JP11216451 A JP 11216451A JP 21645199 A JP21645199 A JP 21645199A JP 2001043198 A JP2001043198 A JP 2001043198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage device
communication
data
extended storage
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11216451A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Abe
敏久 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP11216451A priority Critical patent/JP2001043198A/ja
Publication of JP2001043198A publication Critical patent/JP2001043198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の拡張記憶装置アダプタを有するシステ
ムが複数台接続されたコンピュータシステムにおいて、
ブロードキャスト等の複数のシステムに対するシステム
間通信を行うと、全ての拡張記憶装置アダプタに通信を
行うので、1システムに同一のデータが複数回通信して
しまう。 【解決手段】 拡張記憶装置4内にポート毎のシステム
構成情報データを保持するシステム構成情報データレジ
スタ21と、ブロードキャストが指示されるとシステム
構成情報データから1システムに対して1ポート、つま
り1拡張記憶装置アダプタを選択し、この選択された拡
張記憶装置アダプタにのみ順次システム間転送を行う

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のシステムか
ら構成される中・大型のコンピュータシステムにおい
て、拡張記憶システムを利用するシステム間通信に関す
る。
【0002】
【従来の技術】汎用コンピュータ等の中・大型コンピュ
ータシステムは、各々中央処理装置と主記憶装置を有す
るシステムが複数備えられており、互いのシステム間で
データの受け渡しをするためにシステム間転送が行われ
ている。この様なコンピュータシステムのシステム間転
送には、転送データを記憶装置を備えた拡張記憶装置に
一時格納した後、通信先システムに転送する方式が知ら
れている。
【0003】この拡張記憶装置を使用したシステム間通
信の従来の技術について図4を参照して説明する。
【0004】各システムは中央処理装置と主記憶装置及
び拡張記憶装置アダプタがシステムバス上に接続された
構成となっており、拡張記憶装置アダプタは、図2に示
されるように、通信コマンド・通信先装置番号・通信先
装置番号によって構成される通信データを受信する通信
データレジスタを備えている。
【0005】拡張記憶装置4は、通信開始時及び通信完
了時に拡張記憶装置アダプタ間で送受される通信データ
の通信制御を行う拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路
23と、各拡張記憶装置アダプタに対応して設けられ、
通信データを一時格納するポート用データレジスタ19
と、ブロードキャストが指示された際に通信データを一
時格納する拡張記憶装置用データレジスタ20と、ポー
ト用データレジスタ19又は拡張記憶装置用データレジ
スタ20に転送データの書き込み又は読み出しを行うレ
ジスタアクセス回路22とを備える。さらに、ブロード
キャストが指示されると、指示のあった拡張記憶装置ア
ダプタを除く全ての拡張記憶装置アダプタを順次選択す
る選択回路26と、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回
路23で受け取った通信データを一時格納する通信デー
タレジスタ25を有し、拡張記憶装置用データレジスタ
20に格納された転送データを選択回路26で選択され
た拡張記憶装置アダプタに転送する転送制御を行うブロ
ードキャスト制御回路24を備えている。
【0006】次に、この様に構成されるコンピュータシ
ステムのシステム間通信の動作を説明する。
【0007】まず1対1のシステム間通信を、システム
1からシステム2に対して行う場合を説明する。
【0008】通信元システム1の主記憶装置8上のデー
タを通信先システム2の主記憶装置9に転送するため、
システム1の中央処理装置5は、主記憶装置8の当該デ
ータとシステム2の拡張記憶装置アダプタ12を拡張記
憶装置アダプタ11に指示する。
【0009】拡張記憶装置アダプタ11は主記憶装置8
からデータを取りだし、拡張記憶装置4のレジスタアク
セス回路22に対してポート用データレジスタ19にデ
ータを書き込むよう指示する。レジスタアクセス回路2
2は、書き込み指示された拡張記憶装置アダプタ12に
対応したポート用データレジスタ19にデータを書き込
む。
【0010】また拡張記憶装置アダプタ11は、拡張記
憶装置アダプタ間通信制御回路23を介して、拡張記憶
装置アダプタ12内の通信データレジスタ16に「通信
通知」を示す通信コマンド、通信元装置番号、及び通信
先装置番号とから構成される通信データを書き込む。
【0011】拡張記憶装置アダプタ12は「通信通知」
コマンドを含む通信データを受け取ると、通信データ内
の通信元装置番号から、拡張記憶装置内のレジスタアク
セス回路22に対して、拡張記憶装置アダプタ11に対
応したポート用データレジスタ19からデータを読み出
すよう指示し、これによって読み出されたデータを主記
憶装置9に格納し、中央処理装置6にシステム間通信の
受信を報告する。また拡張記憶装置アダプタ12は、拡
張記憶装置アダプタ間通信制御回路23を介して、拡張
記憶装置アダプタ11内の通信データレジスタ15に
「完了通知」を示す通信コマンドを含む通信データを書
き込む。
【0012】拡張記憶装置アダプタ11は「完了通知」
コマンドを含む通信データを受け取ると、通信元装置番
号と通信先装置番号が正しいことを確認し、中央処理装
置5にシステム間通信の完了を報告することで処理が完
了する。
【0013】次にシステム間通信によってブロードキャ
ストを行う場合を、システム1からブロードキャストす
る場合について説明する。
【0014】システム1の主記憶装置8上のデータをブ
ロードキャストするため、システム1の中央処理装置5
は拡張記憶装置アダプタ11に主記憶装置8のデータを
ブロードキャストするように指示する。
【0015】拡張記憶装置アダプタ11は、主記憶装置
8からデータを取りだし、拡張記憶装置用データレジス
タ20にデータを書き込むように拡張記憶装置4のレジ
スタアクセス回路22に指示し、レジスタアクセス回路
22は拡張記憶装置用データレジスタ20にデータを書
き込む。
【0016】また拡張記憶装置アダプタ11は、拡張記
憶装置アダプタ間通信制御回路23を介して、ブロード
キャスト制御回路24内の通信データレジスタ25に
「通信通知」を示す通信コマンド、通信元装置番号、及
び通信先装置番号とから構成される通信データを書き込
む。ここで通信先装置番号はブロードキャスト制御回路
24に割り当てられた装置番号をいう。
【0017】ブロードキャスト制御回路24は「通信通
知」コマンドを含む通信データを受け取ると、ある一定
の法則(例えばラウンドロビン)に従い、拡張記憶装置
アダプタ11以外に拡張記憶装置4と接続している拡張
記憶装置アダプタを順次選択し、この選択された拡張記
憶装置アダプタに対して拡張記憶装置用データレジスタ
内のデータを転送させる。詳細に説明すると、ある一定
の法則に従って転送する拡張記憶装置アダプタが選択さ
れると(ここでは拡張記憶装置アダプタ12が選択され
たものとする)、ブロードキャスト制御回路24は拡張
記憶装置アダプタ12の通信データレジスタ16に「通
信通知」を示す通信コマンド、通信元装置番号、及び通
信先装置番号とから構成される通信データを書き込む。
ここで通信元装置番号はブロードキャスト制御回路24
に割り当てられた装置番号をいう。
【0018】拡張記憶装置アダプタ12は「通信通知」
コマンドを含む通信データを受け取ると、通信データ内
の通信元装置番号から、レジスタアクセス回路22に対
して拡張記憶装置用レジスタ20を読み出すように指示
し、これによって読み出されたデータを主記憶装置9に
格納し、中央処理装置6にシステム間通信の受信を報告
する。また拡張記憶装置アダプタ12は、拡張記憶装置
アダプタ間通信制御回路23を介して、ブロードキャス
ト制御回路24内の通信データレジスタ25に「完了通
知」を示す通信コマンドを含む通信データを書き込む。
【0019】ブロードキャスト制御回路24は「完了通
知」コマンドを含む通信データを受け取ると、通信元装
置番号と通信先装置番号が正しいことを確認し、次に通
信する拡張記憶装置アダプタを選択する。選択された拡
張記憶装置アダプタに対して同様の通信動作を繰り返
し、「通信通知」のあった送信元拡張記憶装置アダプタ
を除く全ての拡張記憶装置アダプタに対して通信動作を
完了すると、ブロードキャスト制御回路24は拡張記憶
装置アダプタ間通信制御回路23を介して拡張記憶装置
アダプタ11内の通信データレジスタ15に「完了通
知」を含む通信データを書き込む。
【0020】拡張記憶装置アダプタ11は「完了通知」
コマンドを含む通信データを受け取ると、通信元装置番
号と通信先装置番号が正しいことを確認し、中央処理装
置5にシステム間通信の完了を報告することでブロード
キャスト処理が完了する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の技術でブロードキャストを行う場合、上述の動作
からも分かるように、ブロードキャスト制御回路は、ブ
ロードキャストが指示された拡張記憶装置アダプタを除
き、拡張記憶装置に接続される全ての拡張記憶装置アダ
プタに対して転送動作を行うため、1つのシステムに複
数の拡張記憶装置アダプタを備えていると、拡張記憶装
置に接続された拡張記憶装置アダプタの個数分だけブロ
ードキャストが行われるので、2回目以降の通信はその
まま時間のロスとなり、通信先システムの中央処理装置
において2回目以降の通信が同一の通信であることを認
識する手段が必要となることから、これと相まってシス
テム全体の性能低下を招く事態になっていた。
【0022】そこで、本発明の目的は、システム間通信
を行う際は1つのシステムに対しては1つの拡張記憶装
置アダプタのみに通信させることで、拡張記憶装置及び
通信先システムの負担を低減し、システム全体の性能を
向上することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明では、各々複数の拡張記憶装置アダプタを含む
複数のシステム間でのデータの受け渡しを拡張記憶装置
を介して行うシステム間通信制御方式において、前記拡
張記憶装置は、システム間通信のデータを一時格納する
データレジスタと、拡張記憶装置に接続されたシステム
のシステム構成情報データを格納するシステム構成情報
データレジスタと、前記システム構成情報データレジス
タに格納されているシステム構成情報データを参照して
1システムにつき1拡張記憶装置アダプタを選択する選
択手段を有し、前記拡張記憶装置は、前記選択手段によ
って選択される拡張記憶装置アダプタに対して、前記デ
ータレジスタに一時格納されているデータの通信制御を
行う制御回路を有することとする。
【0024】また、システム間通信によって複数のシス
テムにデータを通信する際に、前記選択手段は、前記シ
ステム構成情報データの中からシステム間通信を行う複
数の当該システムに係わるシステム構成情報データを抽
出する手段と、システム構成情報データから各々1シス
テムにつき1拡張記憶装置アダプタを選択する手段とを
有することとする。これは、通信する必要がないシステ
ムを予め削除しておき、又は選択後に削除することで、
指示されたシステムに対してのみ通信を行わせるためで
ある。
【0025】さらにシステム間通信によってデータをブ
ロードキャストする際に、前記選択手段はシステム構成
情報データから各々1システムにつき1拡張記憶装置ア
ダプタを選択する手段を有することとする。
【0026】また、前記データレジスタは、1対1のシ
ステム間通信を行う際に用いるために設けられ、前記複
数の拡張記憶装置アダプタと接続される前記拡張記憶装
置のポートに対応して設けられた複数のポート用データ
レジスタと、システム間通信によって複数のシステムに
データを通信する際に拡張記憶装置における制御を容易
にするために設けられ、全ての拡張記憶装置アダプタか
らのデータを一時格納する拡張記憶装置用データレジス
タとを有し、システム間通信によって複数のシステムに
データを通信する際に、又はブロードキャストする際
に、前記選択手段によって選択された拡張記憶装置アダ
プタに対して、前記拡張記憶装置用データレジスタに一
時格納されたデータの通信制御を行う制御回路を有する
ことが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるシス
テム間通信制御方式を示したブロック図である。
【0028】図に示されたシステム間通信制御方式の構
成は、通信データを格納する通信データレジスタ15,
16を有する拡張記憶装置アダプタ11,12と、中央
処理装置5,6と、主記憶装置8,9とが各々システム
バスで一つずつ接続されたシステム1,2と、中央処理
装置7と主記憶装置10と2つの拡張記憶装置アダプタ
13,14とがシステムバスによって接続されたシステ
ム3と、システム1〜3内の拡張記憶装置アダプタ11
〜14と接続され、システム間転送の中継としてデータ
の転送制御を行う拡張記憶装置4によって構成される。
【0029】拡張記憶装置4は、拡張記憶装置アダプタ
11〜14に接続しているポート毎に対応して設けら
れ、転送するデータを一時格納しておくポート用データ
レジスタ19と、ブロードキャストを行う際に転送デー
タを一時格納しておく拡張記憶装置用データレジスタ2
0と、各ボート毎に接続されたシステムの構成情報を格
納しておくシステム構成情報データレジスタ21と、こ
れらポート用データレジスタ19、拡張記憶装置用デー
タレジスタ20、及びシステム構成情報データレジスタ
21にデータの書き込み/読み出しを行うレジスタアク
セス回路22と、各拡張記憶装置アダプタ11〜14間
において通信データの通信を制御する拡張記憶装置アダ
プタ間通信制御回路23と、ブロードキャストが指示さ
れると送信元拡張記憶装置アダプタに代わって通信を制
御するブロードキャスト制御回路24と、通信データレ
ジスタ15〜18と同様にブロードキャスト制御回路2
4内において通信データを格納する通信データレジスタ
25と、システム構成情報データレジスタ21を参照し
て転送先となる拡張記憶装置アダプタを選択する選択回
路26とによって構成される。
【0030】また、拡張記憶装置アダプタ11〜14
は、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路23との通信
データ送受信手段を有し、中央処理装置からシステム間
通信を指示されると、指定された主記憶装置からデータ
を読み出して拡張記憶装置4内のポート用データレジス
タ19又は拡張記憶装置用データレジスタ20に格納さ
せると共に、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路23
の通信を送信する手段を有する。ここで通信データと
は、通信を開始するときに発行される「通信通知」コマ
ンド、通信が完了したときに発行される「完了通知」及
び輻輳状態等で通信が行えないときに発行される「ビジ
ー通知」をいう。
【0031】システム構成情報データレジスタ21は、
図3に示すように、拡張記憶装置アダプタ11〜14が
接続される拡張記憶装置4の各ポート(#0,#1,#
2,#3)に対応して、接続の有無を示す有効ビット
と、接続先のシステム番号によって構成されるシステム
構成情報データが記憶されている。本実施例では拡張記
憶装置アダプタ11と接続しているポートに#0、拡張
記憶装置アダプタ12と接続しているポートに#1、拡
張記憶装置アダプタ13と接続しているポートに#2、
拡張記憶装置アダプタ14と接続しているポートに#3
が割り振られている。なお、これと同様にシステム、拡
張記憶装置アダプタ及びブロードキャスト制御回路にも
装置番号が割り振られており、システム1には#1、シ
ステム2には#2、システム3には#3が、拡張記憶装
置アダプタ11には#10、拡張記憶装置アダプタ12
には#20、拡張記憶装置アダプタ13には#30、拡
張記憶装置アダプタ14には#31が、またブロードキ
ャスト制御回路24には#50が割り振られている。こ
れらのシステム構成情報データの設定は、拡張記憶装置
アダプタが論理的に接続するタイミングで、接続ポート
毎にレジスタアクセス回路22を介してデータが更新さ
れる。
【0032】また、選択回路26は、ブロードキャスト
が指示されたときに、システム構成情報データレジスタ
21に記憶されている情報の中から有効ビットが狽P煤i
ポートに接続されていることを示す)で示されるシステ
ム構成情報データを抽出し、同じシステム番号を含むシ
ステム構成情報データがある場合は、ある一定の法則
(例えばラウンドロビン等)により何れか1ポートを選
択し、ブロードキャストすべきポート番号をまとめてブ
ロードキャスト制御回路に通知する。
【0033】次に本実施例の動作の説明を行う。
【0034】まず1対1のシステム間通信を行う場合つ
いて、システム1の主記憶装置8のデータをシステム2
の主記憶装置9に書き込むシステム間通信を行う場合を
例として説明する。
【0035】システム1の中央処理装置5は、主記憶装
置8のデータをシステム2の主記憶装置9にシステム間
転送するために、転送するデータのアドレスや転送量等
のデータ情報と転送先であるシステム2の拡張記憶装置
アダプタ12の装置番号を拡張記憶装置アダプタ11に
指示する。
【0036】システム間転送の指示を受けた拡張記憶装
置アダプタ11は、当該転送データを主記憶装置8から
取り出し、拡張記憶装置4のレジスタアクセス回路22
を介して自拡張記憶装置アダプタ11が接続されている
ポート番号#0に対応するポート用データレジスタ19
に書き込ませる。
【0037】次に拡張記憶装置アダプタ11は通信デー
タを生成し、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路23
を介して、これを通信先であるシステム2の拡張記憶装
置アダプタ12内の通信データレジスタ16に書き込ま
せる。この通信データは、通信を開始するための「通信
通知」コマンドと、送信元装置番号として拡張記憶装置
アダプタ11に割り振られた#10と、通信先装置番号
として拡張記憶装置アダプタ12に割り振られた#20
とによって構成される。
【0038】拡張記憶装置アダプタ12は通信データレ
ジスタ16で「通信通知」を示す通信データを受け取る
と、通信データ内の通信元装置番号#10から、拡張記
憶装置4内にあるポート用データレジスタ19のうち、
装置番号#10である拡張記憶装置アダプタ11に接続
されるポート番号#0に対応するポート用データレジス
タ19に格納されたデータを読み出し、そのデータを自
主記憶装置9に書き込ませる。書き込みが終了すると、
システム間通信によってデータを受信した旨を中央処理
装置6に通知する。また拡張記憶装置アダプタ12は通
信データを生成し、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回
路23を介して、これを通信先であるシステム1の拡張
記憶装置アダプタ11内の通信データレジスタ15に書
き込ませる。この通信データは、通信の完了をしめす
「完了通知」コマンドと、送信元装置番号として拡張記
憶装置アダプタ12に割り振られた#20と、通信先装
置番号として拡張記憶装置アダプタ11に割り振られた
#10とによって構成される。
【0039】拡張記憶装置アダプタ11は通信データレ
ジスタ15で「完了通知」を示す通信データを受け取る
と、通信データ内の通信元装置番号と通信先装置番号と
が正しいことを確認し、中央処理装置5に対してシステ
ム間通信が完了したことを通知する。
【0040】もし、システム2の拡張記憶装置アダプタ
12が通信データレジスタ16によって「通信通知」を
示すデータを受け取った際に、他の処理等で本システム
間通信が行えない場合は、通信が行えないことを示す
「ビジー通知」コマンドを含む通信データを生成し、拡
張記憶装置アダプタ間通信制御回路23を介して、これ
を通信データレジスタ15に書き込ませる。
【0041】「ビジー通知」コマンドを含む通信データ
を受け取った拡張記憶装置アダプタ11は、現在何らか
の事情で通信が行えない状況(ビジー状態)であること
を認識し、所定時間後に再送する等の処置がとられる。
このビジー状態における処理は、例えば本発明者が先に
出願した特願平10−272761号に記載した処理等
によって行われる。
【0042】次にブロードキャストを行う場合ついて、
システム1内の主記憶装置8のデータをブロードキャス
トする場合を例として説明する。
【0043】システム1の中央処理装置5は、主記憶装
置8のデータをブロードキャストによってシステム間転
送するために、ブロードキャストである旨と、転送する
データのアドレスや転送量等のデータ情報と、転送先の
装置番号とを拡張記憶装置アダプタ11に指示する。ブ
ロードキャストが指示されたときの転送先は拡張記憶装
置4内のブロードキャスト制御回路24となる。
【0044】ブロードキャストによるシステム間転送の
指示を受けた拡張記憶装置アダプタ11は、当該転送デ
ータを主記憶装置8から取り出し、拡張記憶装置4のレ
ジスタアクセス回路22を介して拡張記憶装置用データ
レジスタ20に書き込ませる。
【0045】次に拡張記憶装置アダプタ11は通信デー
タを生成し、拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路23
を介して、これを通信先であるブロードキャスト制御回
路24内の通信データレジスタ25に書き込ませる。こ
の通信データは、通信を開始するための「通信通知」コ
マンドと、送信元装置番号として拡張記憶装置アダプタ
11に割り振られた#10と、通信先装置番号としてブ
ロードキャスト制御回路24に割り振られた#50とに
よって構成される。
【0046】ブロードキャスト制御回路24は、通信デ
ータレジスタ25で「通信通知」を示す通信データを受
け取ると、通信データ内の通信元装置番号として#10
を記憶する。次にシステム構成情報データレジスタ21
からシステム構成情報データを読み出し、このシステム
構成情報データを選択回路26に渡す。
【0047】選択回路はシステム構成情報データを受け
取ると、まずポートに接続されていることを示す有効ビ
ットが狽P狽フシステム構成情報データを抽出する。抽出
されたシステム構成情報データをシステム番号毎に分類
し、各システム番号に対応するポート番号を1つ選択
し、全てのシステムに対して各1つのポート番号をブロ
ードキャスト制御回路24に通知する。このとき、ある
システムに対応するポート(拡張記憶装置アダプタと等
価)が1つであれば当該ポートを選択すればよいが、も
しあるシステムに対応するポートが複数あれば、ある一
定の法則によって(ランダムでも可)何れか1ポートを
選択し、ブロードキャスト制御回路24に通知する。本
実施例ではシステム1にポート番号#0、システム2に
ポート番号#1、システム3にポート番号#2が選択さ
れ、システム3に接続されるポート番号#3は選択され
ない。
【0048】ブロードキャスト制御回路24は選択回路
26から受け取ったポート番号から、まずブロードキャ
ストの送信元であるシステム1の拡張記憶装置アダプタ
11が接続されたポート番号#0を除き、ラウンドロビ
ン等のある一定の法則に従って、まず1つ目のポートを
選択する。ここで選択される対象のポート番号は#1と
#2となり、1つ目に選択されたポート番号を#1とす
る。
【0049】ブロードキャスト制御回路24は自装置が
発信元装置となり、選択されたポート番号#1に接続さ
れた拡張記憶装置アダプタ12に対して、拡張記憶装置
用データレジスタ20に格納されたデータの転送を制御
する。まず通信を開始するために通信データを生成し、
拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路23を介して、こ
れを通信先である拡張記憶装置アダプタ12内の通信デ
ータレジスタ16に書き込ませる。この通信データは、
通信を開始するための「通信通知」コマンドと、送信元
装置番号としてブロードキャスト制御回路24に割り振
られた#50と、先ほど選択されたポート番号に接続さ
れた拡張記憶装置アダプタを通信先とし、この通信先装
置番号として拡張記憶装置アダプタ12に割り振られた
#20とによって構成される。
【0050】拡張記憶装置アダプタ12は通信データレ
ジスタ16で「通信通知」を示す通信データを受け取る
と、通信データ内の通信元装置番号が#50であること
からブロードキャストであることを認識し、拡張記憶装
置4内にある拡張記憶装置用データレジスタ20に格納
されたデータを読み出し、そのデータを自主記憶装置9
に書き込ませる。書き込みが終了すると、中央処理装置
6にシステム間通信によってデータを受信した旨を通知
する。また拡張記憶装置アダプタ12は受信の完了通知
を行うために通信データを生成し、拡張記憶装置アダプ
タ間通信制御回路23を介して、これを通信先であるブ
ロードキャスト制御回路24内の通信データレジスタ2
5に書き込ませる。この通信データは、通信の完了をし
めす「完了通知」コマンドと、送信元装置番号として拡
張記憶装置アダプタ12に割り振られた#20と、通信
先装置番号としてブロードキャスト制御回路24に割り
振られた#50とによって構成される。
【0051】ブロードキャスト制御回路24は通信デー
タレジスタ25で「完了通知」を示す通信データを受け
取ると、通信データ内の通信元装置番号と通信先装置番
号とが正しいことを確認し、先ほどと同様にラウンドロ
ビン等のある一定の法則に従って、2つ目のポートを選
択する。ここではポート番号#2が選択さる。
【0052】2つ目のポート番号が選択されると先ほど
と同様な転送処理が行われ、さらに3つ目、4つ目と順
次拡張記憶装置に接続されているシステムを選択し、同
様な処理が行われる。本実施例ではブロードキャストの
発信元を除くと2つのシステムしかないので、2つ目の
ポートが選択され、データ転送が行われることで全ての
システムに対してブロードキャストされたことになる。
【0053】ブロードキャスト制御回路24は選択され
る全ての拡張記憶装置アダプタに対して転送処理が完了
すると、通信が完了した旨の通信データを生成し、始め
に記憶しておいたブロードキャストの通信元装置番号#
10である拡張記憶装置アダプタ11の通信データレジ
スタ15に、通信データを書き込ませる。この通信デー
タは、通信の完了をしめす「完了通知」コマンドと、送
信元装置番号としてブロードキャスト制御回路24に割
り振られた#50と、通信先装置番号として拡張記憶装
置アダプタ11に割り振られた#10とによって構成さ
れる。
【0054】拡張記憶装置アダプタ11は通信データレ
ジスタ15で「完了通知」を示す通信データを受け取る
と、通信データ内の通信元装置番号と通信先装置番号と
が正しいことを確認し、中央処理装置5に対してシステ
ム間通信が完了したことを通知する。
【0055】以上ブロードキャストによる実施例を説明
したが、マルチキャスト通信、つまり全てのシステムに
対してシステム間通信を行うのではなく、ある限られた
グループの全システムに対してシステム間通信を行う場
合は、選択回路25又はブロードキャスト制御回路24
において選択するシステムをグループに限定することで
同様に実施することができる。
【0056】また、前述した1対1のシステム間通信に
おいて通信先システムの拡張記憶装置アダプタが不明な
ときは、システム構成情報データレジスタ21のシステ
ム構成情報データを参照して決定するようにしても良
い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ロードキャスト等の複数のシステムに対してシステム間
通信を行う場合は、1つのシステムに対して1つの拡張
記憶装置アダプタのみを選択して通信させることで、拡
張記憶装置における無駄な通信が削減され、また通信先
システムにおいては同じデータが転送されてきたときの
冗長な処理を削減できることから、コンピュータシステ
ム全体の負担を低減し、性能の向上に多大な貢献をする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるシステム間通信につい
て、特にブロードキャストを行うシステム間通信方式を
示したブロック図。
【図2】通信データの構成図。
【図3】システム構成情報データの構成図。
【図4】従来技術であるシステム間通信方式を示したブ
ロック図。
【符号の説明】
1〜3 システム 4 拡張記憶装置 5〜7 中央処理装置 8〜10 主記憶装置 11〜14 拡張記憶装置アダプタ 15〜18 通信データレジスタ 19 ポート用データレジスタ 20 拡張記憶装置用データレジスタ 21 システム構成情報データレジスタ 22 レジスタアクセス回路 23 拡張記憶装置アダプタ間通信制御回路 24 ブロードキャスト制御回路 25 通信データレジスタ 26 選択回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々複数の拡張記憶装置アダプタを含む
    複数のシステム間でのデータの受け渡しを拡張記憶装置
    を介して行うシステム間通信制御方式において、 前記拡張記憶装置は、システム間通信のデータを一時格
    納するデータレジスタと、拡張記憶装置に接続されたシ
    ステムのシステム構成情報データを格納するシステム構
    成情報データレジスタと、前記システム構成情報データ
    レジスタに格納されているシステム構成情報データを参
    照して1システムにつき1拡張記憶装置アダプタを選択
    する選択手段を有することを特徴とするシステム間通信
    制御方式。
  2. 【請求項2】 システム間通信によって複数のシステム
    にデータを通信する際に、前記選択手段は前記システム
    構成情報データの中からシステム間通信を行う複数の当
    該システムに係わるシステム構成情報データを抽出する
    手段と、システム構成情報データから各々1システムに
    つき1拡張記憶装置アダプタを選択する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のシステム間通信制御方
    式。
  3. 【請求項3】 システム間通信によってデータをブロー
    ドキャストする際に、前記選択手段はシステム構成情報
    データから各々1システムにつき1拡張記憶装置アダプ
    タを選択する手段を有することを特徴とする請求項1記
    載のシステム間通信制御方式。
  4. 【請求項4】 前記拡張記憶装置は、前記選択手段によ
    って選択される拡張記憶装置アダプタに対して、前記デ
    ータレジスタに一時格納されているデータの通信制御を
    行う制御回路を有することを特徴とする請求項2又は3
    記載のシステム間通信制御方式。
  5. 【請求項5】 前記データレジスタは、前記複数の拡張
    記憶装置アダプタと接続される前記拡張記憶装置のポー
    トに対応して設けられた複数のポート用データレジスタ
    と、システム間通信によって複数のシステムにデータを
    通信する際にデータを一時格納する拡張記憶装置用デー
    タレジスタとを有し、 システム間通信によって複数のシステムにデータを通信
    する際に、前記選択手段によって選択された拡張記憶装
    置アダプタに対して前記拡張記憶装置用データレジスタ
    に一時格納されたデータの通信制御を行う制御回路を有
    することを特徴とする請求項4記載のシステム間通信制
    御方式。
JP11216451A 1999-07-30 1999-07-30 システム間通信制御方式 Pending JP2001043198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11216451A JP2001043198A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 システム間通信制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11216451A JP2001043198A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 システム間通信制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001043198A true JP2001043198A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16688733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11216451A Pending JP2001043198A (ja) 1999-07-30 1999-07-30 システム間通信制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001043198A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065859A (ja) * 2004-08-10 2006-03-09 Microsoft Corp 拡張されたusbプロトコル
JP2019159722A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 富士通株式会社 情報処理装置、演算処理装置及び情報処理装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065859A (ja) * 2004-08-10 2006-03-09 Microsoft Corp 拡張されたusbプロトコル
JP2019159722A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 富士通株式会社 情報処理装置、演算処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP7172068B2 (ja) 2018-03-12 2022-11-16 富士通株式会社 情報処理装置、演算処理装置及び情報処理装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5175732A (en) Method and apparatus for controlling data communication operations within stations of a local-area network
US6414961B1 (en) ATM switching with virtual circuit FIFO buffers
JPH08235141A (ja) 情報処理システム
JPH07262152A (ja) コンピュータシステム
JPH114279A (ja) 先進的システム間送信方法および機構
JPH0824320B2 (ja) 通信制御装置における緩衝域連鎖の方法およびその装置
WO1999022307A1 (fr) Interface de donnees et systeme de communication haute vitesse utilisant cette interface
JPH08214001A (ja) Atmセルをマルチキャストする方法と装置
USRE39026E1 (en) Bus protocol
US6823402B2 (en) Apparatus and method for distribution of signals from a high level data link controller to multiple digital signal processor cores
JPH09130408A (ja) ネットワークインタフェース装置
JP2001043198A (ja) システム間通信制御方式
US6034943A (en) Adaptive communication node for use in an inter-processor communications system
JPS6054549A (ja) デ−タ伝送方法および装置
US20030093603A1 (en) Apparatus and method for responding to a interruption of a packet flow to a high level data link controller in a signal processing system
JPH0225579B2 (ja)
JP2778520B2 (ja) マルチキャスト方法及び交換スイッチ
RU2642383C2 (ru) Способ передачи информации
JP2738314B2 (ja) N+1冗長構成回線制御装置の切替方式
JP3217086B2 (ja) 二重化システムにおける待機系制御装置とメッセージ装置間のメッセージ交信方式
JP3008837B2 (ja) Lanのスイッチング装置
JPS61127245A (ja) 通信ネツトワ−ク
JPH10210085A (ja) データ伝送制御装置
JPH0265338A (ja) グループ内アドレス検知方法
JPS605099B2 (ja) ロ−カルステ−シヨンの送信先アドレス制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511