JP3008837B2 - Lanのスイッチング装置 - Google Patents

Lanのスイッチング装置

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JP3008837B2
JP3008837B2 JP33213095A JP33213095A JP3008837B2 JP 3008837 B2 JP3008837 B2 JP 3008837B2 JP 33213095 A JP33213095 A JP 33213095A JP 33213095 A JP33213095 A JP 33213095A JP 3008837 B2 JP3008837 B2 JP 3008837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANのスイッチ
ング装置に関するものであり、より詳しくは、イーサネ
ットの通信機器(特にHUB)に利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、LAN(Local Area
Network)で広く普及している方式の1つとし
て、イーサネット(Ethernet,ゼロックス社の
登録商標)がある。イーサネットでは、図16に示すよ
うに、端末Aから端末Eへの送信と端末Bから端末Dへ
の送信とが同時に発生すると衝突が発生する。これはイ
ーサネットの方式の本質的なものであり、この衝突の影
響で10Mb/sの帯域のうち、実質的には30%程度
しか利用できないと言われている。これを解決するため
に、図17に示すように、スイッチング装置SWを設け
て、電話の交換機のようにイーサネットのパケットをス
イッチングする方式が考えられる。これによれば、同時
に複数の送信が衝突無しで可能となる。
【0003】このイーサネットのスイッチング方式を実
現する方式としては、”COMPUTER NETWO
RK SWITCHING SYSTEM”(米国特許
第5,274,631号)が提案されている。これは図
18のように、スイッチング装置SWの各ポートにパケ
ットプロセッサ91〜97を設け、このパケットプロセ
ッサ91〜97内に受信バッファやどのポートに送信す
るかの選択手段をそれぞれ設けることにより、高速なス
イッチングを実現している。図中、90は多重化論理部
(マルチプレックス・ロジック)、98はシステムプロ
セッサ、99はネットワーク・インターフェースであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スイッチング装置SWは、非同期に任意のポートが相互
に1対1の通信を行うようになっており、イーサネット
で頻繁に発生する1対多のブロードキャスト通信に対し
ては、ブロードキャストパケットを送信する場合、全て
のポートが空いたときに同期をとって送信しなければな
らない。しかし、全てのポートが送信可能状態になるま
で待っているとブロードキャストパケットが受信したポ
ートに溜まってしまい、その結果、パケットの大きな遅
延やロスといった通信障害を引き起こしかねないという
問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、各ポートの同期をとる
ことなしにブロードキャストパケットの送信を可能とす
ることにより、パケットの遅延を低減させたLANのス
イッチング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のLANの
スイッチング装置は、イーサネットのセグメントに接続
されたポートを介してパケットを受信してバッファリン
グするポート受信部と、ポート受信部からのパケットに
送信処理情報を示すステータスフィールドを付加して受
信バッファへ格納するとともに、その格納番地をアドレ
スフィルタ部へ伝達する受信バッファ格納部と、受信バ
ッファ格納部によりパケットを格納するデータバッファ
及び格納番地を示す受信バッファポインタテーブルを有
する受信バッファと、受信バッファ格納部から伝達され
てきた格納番地情報をもとに受信バッファからパケット
の送信元アドレスと送信先アドレスとを読み取りパケッ
トの送信先ポートを判定してパケットの格納番地と送信
先ポートを送信バッファ格納部へ伝達するアドレスフィ
ルタ部と、アドレスフィルタ部からのパケット格納番地
と送信先ポート情報をもとに受信バッファから該パケッ
トが送信されるべき送信ポートのポート送信部へ受信バ
ッファから該パケットを転送するとともに、送信部から
の送信情報により前記パケットのステータスフィールド
内の送信処理情報を変更した上でデータバッファに返送
し、全ての送信が完了した場合には、受信バッファポイ
ンタを受信バッファポインタテーブルに返送する送信バ
ッファ格納部と、受信バッファから転送されたパケット
をイーサネットのセグメントに接続されたポートを介し
て送信するようにしたポート送信部とを有してなること
を特徴とするものである。
【0007】請求項2記載のLANのスイッチング装置
は、請求項1記載の発明において、前記ポート受信部及
びポート送信部を各ポート毎に設け、他の各部は装置全
体として共有的に設けるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項3記載のLANのスイッチング装置
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記ア
ドレスフィルタ部に、前記ポート毎の送信処理情報を示
すステータスフィールドテーブルを設け、送信先がブロ
ードキャストである場合に、前記受信バッファ格納部で
は、前記ステータスフィールドテーブルを参照すること
により、送信元ポートに対応したステータスフィールド
を設定するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載のLANのスイッチング装置
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記ア
ドレスフィルタ部に、送信元端末のアドレス毎の送信処
理情報を示すステータスフィールドテーブルを設け、送
信先がブロードキャストである場合に、前記受信バッフ
ァ格納部では、前記ステータスフィールドテーブルを参
照することにより、送信元端末のアドレスに対応したス
テータスフィールドを設定するようにしたことを特徴と
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
LANのスイッチング装置の概略構成図である。ポート
受信部1とポート送信部5とが各々イーサネットのセグ
メントに対応したポートP毎に設けられ、受信バッファ
格納部2と受信バッファ3と送信バッファ格納部4及び
アドレスフィルタ部6とが装置全体で1つ共有のものと
して設けられる。ポート受信部1は、ポートP毎に設け
られ、パケットのバッファリングを行うものであり、イ
ーサネットのセグメントに対応したポートPに接続され
インターフェースとしての役割を果たす受信部11と受
信部11で受信した端末からのパケットを格納するポー
ト受信バッファ12とからなる。受信バッファ格納部2
は、ポート受信バッファ12に非同期に一旦格納された
パケットを同期をとった上で受信バッファ3に格納する
受信バッファ格納手段21とパケットの受信バッファ3
での格納番地や受信ポート番号等の受信バッファ情報を
アドレスフィルタ部6に格納する受信バッファ情報格納
手段22及びパケットに送信処理情報を示すステータス
フィールドを付加するためのステータス付加手段23と
からなる。
【0011】ここで、ステータス付加手段23は、図2
(a)に示すイーサネットのパケットフォーマットIP
の先頭に、図2(b)に示すようなステータス(送信処
理情報)を示すステータスフィールドSFを付加するも
のであり、このステータスは、ポート数がn個の場合、
図3に示すように、ポート番号が0〜n−1のポートP
に対して各々ビット番号の0〜n−1を対応させ、各ビ
ットにステータスを示す「0」(送信未完了)あるいは
「1」(送信完了)として記されるのである。
【0012】また、受信バッファ格納手段21から受信
バッファ3への帯域を、ポート受信バッファ12から受
信バッファ格納手段21への帯域よりも十分大きくして
おくことにより、ポート受信バッファ12には小さいバ
ッファ量(非同期で入ってくるパケットを受信バッファ
格納手段21の動作と同期をとるのに必要なバッファ
量)でパケットを損失なく受信バッファ3へ格納するこ
とが可能となる。
【0013】送信バッファ格納部4は、受信バッファ3
のパケットをアドレスフィルタ部6からの情報に基づい
てポート送信部5に格納する送信バッファ格納手段41
と、パケットがポート送信部5に格納されると受信バッ
ファ3での格納番地を受信バッファ3内の受信バッファ
ポインタ31に返信するバッファ返信手段42及びステ
ータスを返信するステータス返信手段43とからなる。
ここで、ステータス返信手段43は、送信を完了したポ
ートPに対し、パケットのステータスフィールドSFの
ステータスを送信完了を示す「1」とし、受信バッファ
3に返信するのである。
【0014】ポート送信部5は、送信すべきパケットを
格納するポート送信バッファ51と、イーサネットのセ
グメントとのインターフェースであり、ポート送信バッ
ファ51に格納されたパケットをポートPからイーサネ
ットへ送信する送信部52とからなる。
【0015】受信バッファ3は、受信バッファポインタ
テーブル31とデータバッファ32とからなり、各ポー
トPから入力されるパケットを受信バッファ格納部2か
らの信号によりデータバッファ32の所定の番地に格納
するものであり、装置全体で1つ共通のものとして設け
られている。従って、各ポートPから入力される全ての
パケットは受信バッファ3のデータバッファ32に格納
されるのである。また、受信バッファポインタテーブル
31は受信バッファ3内に設けられており、データバッ
ファ32内のパケットの格納番地が設定されている。受
信バッファポインタテーブル31は、図4に示すように
リング構造になっており、開始位置BEGINから終了
位置ENDまでのテーブルが有効である。図において、
PHEADは空いているセルの先頭を指している。受信
バッファ3は図5に示すような構成になっており、受信
バッファ格納手段21では受信バッファポインタ31か
ら格納用の番地を獲得し、指定されたPHEADの示す
番地の所にパケットを格納する。
【0016】アドレスフィルタ部6は、受信バッファ情
報格納手段22からパケットが受信されたポート番号と
受信バッファ3内のデータバッファ32への格納番地と
を取り込み、この格納番地を基に受信バッファ3から送
信元アドレスと送信先アドレスのみを読み出すことによ
り、図6に示すようなアドレステーブルが作成され、こ
のテーブルを参照すれば、どのポートPにどのアドレス
の機器(端末)が接続されているかが分かるのである。
アドレスフィルタ部6は受信バッファ3と同様に装置全
体で1つ共通のものとして設けられている。
【0017】ここで、アドレスフィルタ部6の主な処理
を図7に示すフローチャートに基づき説明する。まず、
パケットの送信先がブロードキャストか否かを調べる。
パケットの送信先がブロードキャストである場合には、
受信ポートを除く全ポートを送信先とし、パケットに付
加したステータスフィールドSFのステータスをブロー
ドキャストに設定、つまり、パケットを受信したポート
に対応するビット以外のビットを全て「0」(送信未完
了)とするのである。ブロードキャストでない場合に
は、前記アドレステーブル内で受信バッファ3に格納さ
れたパケットの送信元アドレスをサーチし、見つからな
かった場合は、そのアドレスと受信ポート番号をアドレ
ステーブルに新たに登録する。送信元アドレスが見つか
っても、ポート番号がアドレステーブルに登録されてい
る受信ポート番号と異なる場合には、機器が移動して接
続ポートが変更されたと見なされるので、受信ポート番
号をポート番号のところに再登録する。さらに、エージ
ング等のブリッジのアドレス学習と同等の処理を行う。
次に、送信先アドレスがアドレステーブルにあるかをサ
ーチする。送信先アドレスが見つからなかったときは、
どこのポートにパケットを送信するかを特定できないの
で、受信ポートを除く全ポートを送信先とし、データに
付加したステータスをブロードキャストに、つまり、パ
ケットを受信したポートに対応するビット以外のビット
を全て「0」(送信未完了)とするのである。送信先ア
ドレスが見つかったときは、その送信アドレスに対応し
たポート番号と受信ポート番号とを比較し、異なるとき
にはそのポート番号を送信先とし、受信バッファのパケ
ットを送信先ポートに送信するとともに、パケットに付
加されたステータスフィールドSFの送信先ポートに対
応したビットのステータスを「1」(送信完了)とす
る。ポート番号と受信ポートとが一致する場合は、同一
セグメント上での通信であり、他のポートへ送る必要が
ないので、そのパケットを受信バッファ3から削除し、
廃棄する。
【0018】アドレスフィルタ部6で廃棄した場合を除
き、送信先ポートが確定すると、アドレスフィルタ部6
は、受信バッファ3での格納番地及び送信先ポート番号
を送信バッファ格納部4へ教える。送信バッファ格納部
4は、送信先ポートのポート送信部5内のポート送信バ
ッファ51へ、受信バッファ3からパケットの内容を転
送する。ポート送信部5ではポート送信バッファ51内
のパケットをイーサネットのセグメントとのインターフ
ェースである送信部52を通じて送信先アドレスを有す
る機器(端末)に送信する。パケットが送信されると、
バッファ返信手段42は格納番地を受信バッファポイン
タ31に返し、1つのパケットの送信を完了する。
【0019】以下、本実施形態の動作を説明する。ま
ず、ある端末から8つのポートを有するスイッチング装
置Swに入力されたパケットの送信先アドレスの端末の
接続されるポートPが3番ポートである場合の動作を説
明する。この場合には、受信バッファ格納部2のステー
タス付加手段23により、ステータスフィールドSF
が、図8に示すように、ビット番号が3番のビットのス
テータスが「0」(送信未完了)とされ、他のビットの
ステータスは「1」(送信完了)とされ、受信パケット
に付加される。そして、ステータスフィールドSFの付
加されたパケットは受信バッファ格納手段21により受
信バッファ3のデータバッファ32の所定番地(受信バ
ッファポインタテーブル31により指定された番地)に
格納される。送信バッファ格納部4では、アドレスフィ
ルタ部6から送られた前記パケットの格納番地からパケ
ットのステータスを読み出し、送信未完了を示す「1」
が記されている3番のビットに対応したポート番号が3
番のポート送信部5内のポート送信バッファ51へ、受
信バッファ3からパケットの内容を転送する。このパケ
ットの送信部52からの送信が完了したら、ステータス
フィールドSF内の3番のビットの内容を送信完了を示
す「0」に変更する。ここで、ステータスフィールドS
F内の全てのビットのステータスが送信完了となってい
た場合には、バッファ返信手段42から受信バッファボ
インタテーブル31に対してパケットの格納番地が返信
される。
【0020】次に、ポート番号が6番のポートPから入
力されたパケットの送信先がブロードキャストである場
合の動作を説明する。この場合には、受信バッファ格納
部2のステータス付加手段23により、ステータスフィ
ールドSFが、図9に示すように、ビット番号が6番の
ビットのステータスが「1」(送信完了)とされ、他の
ビットのステータスは「0」(送信未完了)とされ、受
信パケットに付加される。そして、ステータスフィール
ドSFの付加されたパケットは受信バッファ格納手段2
1により受信バッファ3のデータバッファ32の所定番
地(受信バッファポインタテーブル31により指定され
た番地)に格納される。各ポートPの送信バッファ格納
部4では、アドレスフィルタ部6から送られた前記パケ
ットの格納番地からパケットのステータスを読み出し、
送信未完了を示す「1」が記されている5番のビットに
対応したポート番号が5番のポート送信部5内のポート
送信バッファ51へ、受信バッファ3からパケットの内
容を転送する。このパケットの送信部52からの送信が
完了したら、ステータスフィールドSF内の5番のビッ
トの内容を送信完了を示す「0」に変更する。ここで、
ステータスフィールドSF内の全てのビットのステータ
スが送信完了となっていないので、ステータス返信手段
43から受信バッファ3に対してステータスのみを返信
する。同様にして、例えば、0番、3番、2番、4番、
7番、1番の順で、各ポートで送信処理が行われ、最後
の1番ポートの送信が完了したとき、ステータスフィー
ルドSF内の全てのビットのステータスが送信完了とな
り、バッファ返信手段42から受信バッファボインタテ
ーブル31に対してパケットの格納番地が返信される。
【0021】本実施形態によれば、このようにして、同
期をとることなしに、ブロードキャストパケットの処理
が行えるのである。
【0022】次に、ブロードキャストパケットの処理に
関する他の実施形態について説明する。今、例えば、部
署毎にLAN0、LAN1、LAN2という3つのLA
Nが存在し、各部署の共通の利用のためにLAN3とい
うLANを用いる場合を考える。この場合、各部署共通
のLANがあるので、LAN0とLAN1との直接通信
等の各部署毎のLAN間の直接通信を行う必要はない。
つまり、LAN0でのブロードキャストパケットは、L
AN3へのみ送信すればよく、LAN1やLAN2に送
信する必要はない。そこで、各LANを図10のように
グループ化し、LAN0〜LAN2でのブロードキャス
トパケットはLAN3へのみ送信し、LAN3でのブロ
ードキャストパケットはLAN0、LAN1、LAN2
の各々に送信するようにしておく。そして、図11に示
すように、各LAN0〜LAN3を含む各LANを本発
明のLANのスイッチング装置の各ポートP1〜Pnに
接続する。アドレスフィルタ部6には、図12に示すよ
うに、送信元ポートに対応した各ポートP毎のステータ
スを示すステータスフィールドテーブルを設けておく。
ブロードキャストパケットが入力されたときに送信すべ
きポートに対応するビットのみを「0」(送信未完了〕
とし、他のビットは「1」(送信完了)とする。つま
り、ポートP0〜P2から入ってきたブロードキャスト
パケットはポートP3にのみ送信すればよく、ポートP
3から入ってきたブロードキャストパケットはポートP
30〜P2に送信するようにすればよいので、ポートP
0〜P2のステータスは、ポートP3に対応するビット
のみが「0」に設定され、ポートP3のステータスは、
ポートP0〜P2に対応するビットが「0」に設定され
る。このステータスフィールドテーブルはユーザーの設
定が可能としておく。
【0023】本実施形態におけるブロードキャストパケ
ットの処理は、ポートPにブロードキャストパケットが
受信されると、図13のフローチャートの♯1、♯2に
示すように、アドレスフィルタ部6では、ステータスフ
ィールドテーブルにより、送信元ポート(受信されたポ
ート)に対応するステータスフィールドを求め、求めた
ステータスフィールドを受信バッファステータスに設定
する。このようにすることにより、アドレスフィルタ部
6の処理を一部変更するだけで、前記LANのグループ
化が可能となる。
【0024】また、ブロードキャストパケットの処理に
関するさらに他の実施形態について説明する。本実施例
では、上述と同様に、部署毎にLAN0、LAN1、L
AN2という3つのLANが存在し、各部署の共通の利
用のためにLAN3というLANを用いる場合であり、
LAN0に接続されている端末AはLAN1とLAN3
に送信し、LAN0に接続されている端末BはLAN2
とLAN3に送信するというように、LAN内の端末毎
にブロードキャスト送信先を変える必要がある場合を考
える。アドレスフィルタ部6には、図14に示すよう
に、端末A、B毎に、端末A、Bのアドレスに対応した
ステータスを示すステータスフィールドテーブルを設け
ておく。このステータスフィールドテーブルはユーザー
の設定が可能としておく。
【0025】本実施形態におけるブロードキャストパケ
ットの処理は、アドレスフィルタ部6では、ポートPに
ブロードキャストパケットが受信されると、図15のフ
ローチャートの♯3、♯4に示すように、ステータスフ
ィールドテーブルにより、送信端末のアドレスに対する
ステータスフィールドを求め、求めたステータスフィー
ルドを受信バッファステータスに設定する。このように
することにより、アドレスフィルタ部6の処理を一部変
更するだけで、前記LANのグループ化が可能となる。
【0026】また、以上の実施形態では、各ポートP毎
に大きなバッファを設けるよりも、集中的に1つの大き
なバッファを設け、各ポートPには非同期性を吸収する
ための小さなバッファを設けているので、バッファの使
用効率が上がり、結果的に装置全体に必要なバッファ量
が少なくて済むのである。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、LANのスイッチング装置を、イーサネットの
セグメントに接続されたポートを介してパケットを受信
してバッファリングするポート受信部と、ポート受信部
からのパケットに送信処理情報を示すステータスフィー
ルドを付加して受信バッファへ格納するとともに、その
格納番地をアドレスフィルタ部へ伝達する受信バッファ
格納部と、受信バッファ格納部によりパケットを格納す
るデータバッファ及び格納番地を示す受信バッファポイ
ンタテーブルを有する受信バッファと、受信バッファ格
納部から伝達されてきた格納番地情報をもとに受信バッ
ファからパケットの送信元アドレスと送信先アドレスと
を読み取りパケットの送信先ポートを判定してパケット
の格納番地と送信先ポートを送信バッファ格納部へ伝達
するアドレスフィルタ部と、アドレスフィルタ部からの
パケット格納番地と送信先ポート情報をもとに受信バッ
ファから該パケットが送信されるべき送信ポートのポー
ト送信部へ受信バッファから該パケットを転送するとと
もに、送信部からの送信情報により前記パケットのステ
ータスフィールド内の送信処理情報を変更した上でデー
タバッファに返送し、全ての送信が完了した場合には、
受信バッファポインタを受信バッファポインタテーブル
に返送する送信バッファ格納部と、受信バッファから転
送されたパケットをイーサネットのセグメントに接続さ
れたポートを介して送信するようにしたポート送信部と
を有してなるように構成したので、各ポートの同期をと
ることなしにブロードキャストパケットの送信を可能と
することにより、パケットの遅延を低減させたLANの
スイッチング装置が提供できた。
【0028】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明において、受信バッファ及びアドレスフィル
タ部を装置全体として共有されるように設けるようにし
たので、装置全体には集中的に1つの大きなバッファを
設け、各ポートPには非同期性を吸収するための小さな
バッファを設ければよくなり、バッファの使用効率が上
がり、結果的に装置全体に必要なバッファ量が少なくて
済み、装置を安価に構成することができるである。
【0029】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の発明において、アドレスフィルタ
部に、ポート毎の送信処理情報を示すステータスフィー
ルドテーブルを設け、送信先がブロードキャストである
場合に、受信バッファ格納部では、ステータスフィール
ドテーブルを参照することにより、送信元ポートに対応
したステータスフィールドを設定するようにしたので、
アドレスフィルタ部の処理を一部変更するだけで、LA
Nをグループ化し、ブロードキャストパケットの伝達さ
れる部分を限定することができるのである。
【0030】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の発明において、アドレスフィルタ
部に、送信元端末のアドレス毎の送信処理情報を示すス
テータスフィールドテーブルを設け、送信先がブロード
キャストである場合に、受信バッファ格納部では、ステ
ータスフィールドテーブルを参照することにより、送信
元端末のアドレスに対応したステータスフィールドを設
定するようにしたので、アドレスフィルタ部の処理を一
部変更するだけで、LANをグループ化し、ブロードキ
ャストパケットの伝達される部分を限定することができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLANのスイッチング装置の一実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】同上に係るパケットを示すフォーマット図であ
る。
【図3】同上に係るステータスフィールドを示すフォー
マット図である。
【図4】図1の実施形態に係る受信バッファポインタテ
ーブルの構造図である。
【図5】図1の実施形態に係る受信バッファの構造図で
ある。
【図6】図1の実施形態に係るアドレスフィルタ部内の
アドレステーブルを示す模式図である。
【図7】図1の実施形態に係るアドレスフィルタ部の動
作を示すフローチャートである。
【図8】図1の実施形態の動作説明のためのステータス
フィールドを示すフォーマット図である。
【図9】図1の実施形態の動作説明のためのステータス
フィールドを示すフォーマット図である。
【図10】LANのグループされた状態を示す模式図で
ある。
【図11】LANとスイッチング装置との接続状態を示
す模式図である。
【図12】本発明の他の実施形態の動作説明のためのス
テータスフィールドを示すフォーマット図である。
【図13】同上に係るアドレスフィルタ部の動作を示す
フローチャートである。
【図14】本発明のさらに他の実施形態の動作説明のた
めのステータスフィールドを示すフォーマット図であ
る。
【図15】同上に係るアドレスフィルタ部の動作を示す
フローチャートである。
【図16】イーサネットにおける同時送信による衝突の
様子を示す説明図である。
【図17】イーサネットにおけるスイッチング装置の原
理を示す説明図である。
【図18】イーサネットにおける従来のスイッチング装
置のブロック図である。
【符号の説明】
1 ポート送信部 2 受信バッファ格納部 3 受信バッファ 4 送信バッファ格納部 5 ポート送信部 6 アドレスフィルタ部 11 受信部 12 ポート受信バッファ 21 受信バッファ格納手段 22 受信バッファ情報格納手段 23 ステータス付加手段 31 受信バッファポインタテーブル 32 データバッファ 41 送信バッファ格納手段 42 バッファ返信手段 43 ステータス返信手段 51 ポート受信バッファ 52 送信部 P ポート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−293875(JP,A) 特開 平8−265341(JP,A) 特開 平8−18571(JP,A) 特開 平8−8931(JP,A) 特開 平7−336379(JP,A) 特開 平7−202905(JP,A) 特開 平7−58770(JP,A) 特開 平4−175034(JP,A) 特開 昭62−97490(JP,A) 特開 昭62−32797(JP,A) 特開 昭58−120339(JP,A) 特表 平6−510644(JP,A) 米国特許5274631(US,A) 米国特許5784373(US,A) 電子情報通信学会技術研究報告 Vo l.98 No.258,1993(IN93− 57),マリオ・カルドナ他「高速・イン テリジェントなトランスポート・レイ ヤ・プロトコルの様相論理による構成 法」,pages.71−76 松下電工技報 No.49(Dec. 1994),小川温雄 他「ビル内情報配線 システムの動向」,pages.51−58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イーサネットのセグメントに接続された
    ポートを介してパケットを受信してバッファリングする
    ポート受信部と、ポート受信部からのパケットに送信処
    理情報を示すステータスフィールドを付加して受信バッ
    ファへ格納するとともに、その格納番地をアドレスフィ
    ルタ部へ伝達する受信バッファ格納部と、受信バッファ
    格納部によりパケットを格納するデータバッファ及び格
    納番地を示す受信バッファポインタテーブルを有する受
    信バッファと、受信バッファ格納部から伝達されてきた
    格納番地情報をもとに受信バッファからパケットの送信
    元アドレスと送信先アドレスとを読み取りパケットの送
    信先ポートを判定してパケットの格納番地と送信先ポー
    トを送信バッファ格納部へ伝達するアドレスフィルタ部
    と、アドレスフィルタ部からのパケット格納番地と送信
    先ポート情報をもとに受信バッファから該パケットが送
    信されるべき送信ポートのポート送信部へ受信バッファ
    から該パケットを転送するとともに、送信部からの送信
    情報により前記パケットのステータスフィールド内の送
    信処理情報を変更した上でデータバッファに返送し、全
    ての送信が完了した場合には、受信バッファポインタを
    受信バッファポインタテーブルに返送する送信バッファ
    格納部と、受信バッファから転送されたパケットをイー
    サネットのセグメントに接続されたポートを介して送信
    するようにしたポート送信部とを有してなることを特徴
    とするLANのスイッチング装置。
  2. 【請求項2】 前記ポート受信部及びポート送信部を各
    ポート毎に設け、他の各部は装置全体として共有的に設
    けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のLAN
    のスイッチング装置。
  3. 【請求項3】 前記アドレスフィルタ部に、前記ポート
    毎の送信処理情報を示すステータスフィールドテーブル
    を設け、送信先がブロードキャストである場合に、前記
    受信バッファ格納部では、前記ステータスフィールドテ
    ーブルを参照することにより、送信元ポートに対応した
    ステータスフィールドを設定するようにしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のLANのスイッチン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレスフィルタ部に、送信元端末
    のアドレス毎の送信処理情報を示すステータスフィール
    ドテーブルを設け、送信先がブロードキャストである場
    合に、前記受信バッファ格納部では、前記ステータスフ
    ィールドテーブルを参照することにより、送信元端末の
    アドレスに対応したステータスフィールドを設定するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    LANのスイッチング装置。
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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松下電工技報 No.49(Dec.1994),小川温雄 他「ビル内情報配線システムの動向」,pages.51−58
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.98 No.258,1993(IN93−57),マリオ・カルドナ他「高速・インテリジェントなトランスポート・レイヤ・プロトコルの様相論理による構成法」,pages.71−76

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