JP2853655B2 - 演算装置間同期方式 - Google Patents

演算装置間同期方式

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JP2853655B2
JP2853655B2 JP8120434A JP12043496A JP2853655B2 JP 2853655 B2 JP2853655 B2 JP 2853655B2 JP 8120434 A JP8120434 A JP 8120434A JP 12043496 A JP12043496 A JP 12043496A JP 2853655 B2 JP2853655 B2 JP 2853655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は演算装置間同期方式
に係り、特にネットワークで接続された複数個の演算装
置間のうちの任意の演算装置間での同期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はネットワークで接続されたシステ
ムを構成するすべての演算装置、若しくは、ネットワー
クの形状によって定まる、ある演算装置のグループ間で
の同期処理のみをハードウェアでサポートしていた。
【0003】例えば、特開平4−236657号公報で
は、複数の演算装置(プロセッサ)をいくつかのサブグ
ループに分割し、それらを木構造状に接続し、サブグル
ープ単位、システム全体での同期をとる手法が記載され
ている。
【0004】また、特開平2−90357号公報でも、
プロセッサを木構造に接続し、構造に応じた範囲内での
高速な同期を行う手法が記載されている。特開平2−1
10742号公報では、アンドゲートを用いて全プロセ
ッサ間の高速な同期をとる手法が記載されている。
【0005】また、特開平1−241662号公報で
は、最上位のプロセッサが特定の同期ポイント識別子付
きの同期ポイント到達信号の出力を検出した場合、同期
ポイント識別子付きの待機解除信号を下位の全プロセッ
サに放送することにより、複数の同期ポイントに対する
プロセッサ間同期を可能とする、放送機能を用いた全プ
ロセッサ間での高速な同期手法が記載されている。更
に、特開昭和62−232065号公報には、プロセッ
サを群にわけ、それらの接続にオープンコレクタを用い
て、群間での同期を行う手法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の演算装置間同期方式はいずれも特定のプロセッサ(演
算装置)間の同期方式であり、任意の演算装置間での同
期を高速に行えないという問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
多段網によって接続された複数の演算装置間のうちの任
意の演算装置間での高速な同期を実現し得る演算装置間
同期方式を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、各演算装置が
高々1回の同期パケットを送信するだけで同期処理が完
了する演算装置間同期方式を提供することにある。
【0009】
【 課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を
達成するため、同期番号を持つ同期パケットの送受信手
段と、受信した同期パケットの取捨選択手段を少なくと
も有する複数の演算装置と、それぞれN個の入力ポート
とM個の出力ポートを有するK段のクロスバースイッチ
からなり(N,M,Kは2以上の整数)、初段のクロス
バースイッチの各入力ポートは複数の演算装置に接続さ
れ、最終段のクロスバースイッチは複数の演算装置のう
ち指示された演算装置へパケットを出力する多段網とを
備え、複数の演算装置はK段のクロスバースイッチのど
のクロスバースイッチを経由して伝送するかを指定する
情報を含む同期パケットを発行すると共に、受信した同
期パケットをその値から取捨選択手段により取捨選択
し、多段網内のK段のクロスバースイッチは、それぞれ
テーブルを有し、入力された同期パケットの同期番号の
値からテーブルを参照し、その参照値からテーブルの値
を更新し、更新後の値から入力された同期パケットの廃
棄又は次段への出力を行う構成としたものである。
【0010】本発明では、多段網により接続された複数
の演算装置を結合した並列コンピュータにおいて、多段
網を構成する各クロスバースイッチで同期処理を行う。
各演算装置は、同期処理において、同期パケットを発行
し、同期パケットが受信されることによって同期が成立
したことを知るものとする。
【0011】多段網を構成するクロスバースイッチはN
個の入力ポート、M個の出力ポートを持つ。各同期パケ
ットは、各クロスバースイッチにおいてN個の入力ポー
トのうちのどの入力間で同期処理を行うか、および同期
が成立した場合にM個の出力ポートのうちのどの出力ポ
ートに同期パケットの出力を行うかが指定されている。
また、各同期パケットには同期番号が指定されており、
各クロスバースイッチでは同じ番号を持つパケット間で
のみ同期処理が行われる。このために各クロスバースイ
ッチは同期番号の個数に対応するサイズのテーブルを持
っている。
【0012】あるスイッチのN個の入力ポートのうちJ
個の入力ポート間で同期処理を行う場合を考える。J個
の入力ポートから到着する同期パケットは同じ同期番号
を持っていなければならない。J個の入力ポートのうち
最初にスイッチに到着したパケットの処理において、あ
とどの入力ポートから同期パケットが到着するかがテー
ブルに設定される。このための情報は同期パケット中に
指定されている。この同期パケットは、このスイッチに
おいて廃棄される。
【0013】それ以降、同じ同期番号を持つ同期パケッ
トがJ個の入力ポートのいずれかから到着するごとに、
テーブルの値が変更(更新)される。これらの同期パケ
ットもこのスイッチにおいて廃棄される。最後の同期パ
ケットが到着し、テーブルの値を更新すると、J個の入
力ポートのすべてから同期パケットが到着したことが分
かるので、スイッチは、このパケットをパケット中で指
定されたL個の出力ポート(M出力中の任意のL個)に
複製し出力する。この処理を多段網の各段で繰り返すこ
とによってネットワークによって同期処理が実現され
る。
【0014】同期パケットを発行する演算装置にも同期
番号の個数に対応するサイズのテーブルを持っている。
各演算装置は、同期パケットの発行時に、このテーブル
の同期番号に対応する位置の値をセットする。この同期
パケットによって多段網を構成するスイッチ上で上記の
ように同期処理が行われ、その同期処理に関連する演算
装置に同期パケットが到着する。
【0015】同期パケット中の同期処理の対象となる入
力ポート、同期パケットを複製し出力する出力ポートの
指定によっては、同期処理に参加していない(同期パケ
ットを発行していない)演算装置にも同期パケットが到
着することがある。演算装置は、同期パケットが到着す
ると、テーブルの同期番号に対応する位置の値を参照
し、セットされていれば同期パケットとして受け取りテ
ーブルの値をリセットする。テーブルの値がセットされ
ていない場合は、到着した同期パケットを廃棄する。
【0016】このように、本発明では、多段網を構成す
る各クロスバースイッチにおいて、到着した同期パケッ
トの同期番号を指定することで、クロスバースイッチに
おいて同期パケットの待ち合わせ及び複製を行うことが
できる。また、本発明では、各演算装置が自分が発行し
ていない同期番号を持つ同期パケットを取捨選択手段に
より廃棄する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明方式の一実施の形態の全体
構成図を示す。4つの演算装置(演算装置11,12,
13,14)が多段網15によって接続されている。多
段網15は、それぞれ入力ポートが2個(N=2)、出
力ポートが2個(M=2)の4つのクロスバースイッチ
16,17,18,19によって2段(K=2)のスイ
ッチ構成とされている。図1において、多段網15から
の出力であるデータ線100,101,102,103
は、それぞれ演算装置11,12,13,14の入力ポ
ート(IN)に接続されているものとする。
【0019】図2は演算装置間で送受信されるパケット
のフォーマットの一例を示す。パケットは、ヘッダー2
1とデータフィールド22とからなり、演算装置間での
データ転送に用いられるものと、演算装置間での同期処
理に用いられるものがあり、図2中の「TYPE」の値
によって区別される。
【0020】ヘッダー21中の値T1,T2,...,
Tnは、多段網15を構成する各クロスバースイッチの
各段でのルーティングに用いられる。例えば、図1にお
ける1段目のスイッチ16,17ではT1の値を用いて
2つの出力ポートO1、O2のうちどちらに出力するか
を決める。2段目のスイッチ18,19は、T2の値を
用いてどちらの出力ポートに出力するかを決める。同様
に、多段網内のk段目のスイッチは、Tkの値を用いて
どの出力ポートに出力するかを決定する。また、各段で
は、複数の出力ポートに同時に出力することが可能であ
り、この指定もT1,T2,...,Tnによって行わ
れる。
【0021】図2に示すヘッダー21中の「SID」は
同期処理を行う場合の同期番号を指定するフィールドで
ある。同じ同期番号をもつパケット間で同期処理が行わ
れる。ヘッダー21中の値F1,F2,...,Fn
は、各段のスイッチで同期処理を行う場合に、どの入力
ポートから来たパケット間で同期をとるかを指定するの
に用いる。例えば、図1における1段目のスイッチ1
6,17はF1の値を用いて2つの入力ポートIl,I
2から到着するパケット間での同期処理を行うか、行わ
ないかを指定する。
【0022】図3は図1の演算装置11の一例の構成図
を示す。同図において、演算装置11は、FIFO3
0、31、演算部32、制御装置33及びテーブル34
から構成されている。演算部32は演算を行う部分であ
り、ここからFIFO31に対してパケットの送信が行
われる。パケットは一度FIFO31に入力された後、
ネットワークに出力される。ネットワークから送られて
きたパケットは、FIFO30に受信され、演算部32
に渡される。制御装置33は演算部32と情報を交換し
ながら、送信/受信の制御を行う。テーブル34は、同
期を行う場合に用いる。図1の他の演算装置12〜14
も図3と同様の構成とされている。
【0023】図4は図1中のクロスバースイッチ16の
一例の構成図を示す。クロスバースイッチ16は、FI
FO41、42、バッファ43〜46、制御装置47及
びテーブル48から構成されている。クロスバースイッ
チ16に送られてきたパケットは、まず、FIFO41
もしくはFIFO42に入力される。制御装置47は、
FIFO41又は42中のパケットのヘッダーの値T
1,T2,...,Tnを参照して、どの出力ポートO
1,O2にパケットを送出するかを決める。どの出力ポ
ートに送り出すかは制御装置47の出力によりバッファ
43〜46を選択的にオン/オフすることによって行
う。
【0024】例えば、データ線104からFIFO41
に送られてきたパケットを、出力ポートO2(データ線
107)に出力する場合には、バッファ45をオンし、
かつ、バッファ46をオフとする。また、FIFO41
に送られてきたパケットを両方の出力ポートO1,O2
(データ線106,107)に送り出す場合には、バッ
ファ43及び45の両方をオンにし、バッファ44及び
46をオフにする。テーブル48は、同期処理を行うた
めに用いる。図1の他のクロスバースイッチ17〜19
も図4と全く同じ構成とされている。
【0025】図5は図1中のクロスバースイッチ16の
他の例の構成図を示す。図5において、クロスバースイ
ッチ16はFIFO121〜124と、セレクタ125
及び126と、制御装置127及び128と、テーブル
129及び130とから構成されている。図5におい
て、入力ポートI1から到着したパケットは、まず、F
IFO121,123の両方に入力される。制御装置1
27,128は、パケットのヘッダー中の値(k段目の
スイッチはTkの値)を参照して、パケットの出力先が
出力ポートO1である場合には、FIFO121に到着
したパケットが有効となり、セレタク125によりFI
FO121が選択され出力ポートO1に出力される。F
IFO123に到着したパケットは廃棄される。パケッ
トの出力先が出力ポートO2である場合には、FIFO
121に到着したパケットは廃棄され、FIFO123
に到着したパケットのみが有効となり、セレクタ126
によってFIFO123が選択され出力ポートO2に出
力される。
【0026】同様に、入力ポートI2から到着したパケ
ットは、まず、FIFO122,124の両方に入力さ
れる。ついで制御装置127,128は、パケットのヘ
ッダー中の値(k段目のスイッチはTkの値)を参照し
て、パケットの出力先が出力ポートO1である場合に
は、FIFO122に到着したパケットが有効となり、
セレクタ125によって選択され、出力ポートO2に出
力される。FIFO124に到着したパケットは廃棄さ
れる。出力先が出力ポートO2である場合には、FIF
O122に到着したデータは廃棄され、FIFO124
に到着したデータが、セレクタ126で選択され、出力
ポー卜O2に送り出される。テーブル127,128は
同期処理に用いられる。
【0027】次に、データ転送用のパケットがどのよう
に送信されるかについて説明する。図1において、演算
装置11から演算装置13にデータを送信するものとす
る。
【0028】演算装置11から送信されたパケットは、
データ線104によって、クロスバースイッチ16に送
られる。図4に示した例では、パケットは、まずFIF
O41に入力される。制御装置47は、FIFO41中
のパケットのヘッダー中の値T1を参照して、この値に
よって、どの出力ポートO1,O2(データ線106,
107)にパケットを送り出すかを決める。この場合
は、出力ポートO2(データ線107)にパケットを送
り出す。このために制御装置47は、バッファ45をオ
ン状態にし、バッファ43及び46をオフ状態にする。
【0029】一方、クロスバースイッチ16が図5に示
した構成の場合は、まず、パケットは、クロスバースイ
ッチ16中のFIFO121,123に入力される。制
御装置127、128は、ヘッダー中の値T1を参照
し、出力先が出力ポートO2(データ線107)である
ことを知る。制御装置128は、FIFO123に到着
したパケットを、セレクタ126で選択し、出力ポート
O2(データ線107)に送り出す。これに対し、制御
装置127は、FIFO121に到着したパケットを廃
棄する。
【0030】クロスバースイッチ19は、クロスバース
イッチ16と同様にしてパケットをデータ線102経由
で、演算装置13に送り届ける。但し、クロスバースイ
ッチ19中の制御装置は、パケットヘッダー中の値T2
を参照して、出力先ポートを決定する。図1の演算装置
13は、パケットを受信すると図3の演算部32に相当
する演算部にパケット中のデータを渡す。
【0031】このようにネットワーク中の初段スイッチ
(図1では、クロスバースイッチ16,17)は、パケ
ットヘッダー中の値T1を参照して、どの出力ポートに
パケットを送り出すかを決定し、2段目(図1では、ク
ロスバースイッチ18,10)は、T2の値を参照し
て、どの出力ポートにパケットを送出するかを決定す
る。ネットワークの段数がより多い場合には、k段目の
スイッチは、パケットヘッダー中の値Tkの値によって
どの出力ポートにパケットを送り出すかを決定する。
【0032】次に、あるプロセッサから複数のプロセッ
サにデータ転送を行う手順について説明する。図1の演
算装置11から演算装置11,12,13,14に同じ
内容のパケットを送るとする。
【0033】演算装置11から送り出されたパケット
は、まずクロスバースイッチ16に送られる。図4に示
した例では、このパケットは、まずクロスバースイッチ
16中のFIFO41に入力される。次いで、制御装置
47がFIFO41中のパケットヘッダーの値T1を参
照する。この値から両方の出力ポートに出力しなければ
ならないことが分かるので、ドライバー43,45をオ
ン状態とし、ドライバー44,46をオフ状態とする。
こうして、FIFO41に入力されたデータが出力ポー
トO1(データ線106),出力ポートO2(データ線
107)の両方に出力される。
【0034】一方、クロスバースイッチ16が図5に示
した例の場合は、演算装置11から送られてきたパケッ
トは、FIFO121と123にそれぞれ入力される。
制御装置127,128はFIFO121と123から
のパケットヘッダー中の値T1を参照する。この値から
両方の出力ポートに出力しなければならないことが分か
るので、制御装置127,128ともパケットを廃棄し
ない。このため、FIFO121に到着したパケット
は、セレクタ125を経由して、出力ポートO1(デー
タ線106)に、FIFO123に到着したパケット
は、セレクタ126を経由して、出力ポートO2(デー
タ線107)に送り出される。
【0035】この結果、パケットは、データ線106を
介して図1のクロスバースイッチ18に、データ線10
7を介して図1のクロスバースイッチ19に送られる。
クロスバースイッチ18,19ではクロスバースイッチ
16と同様の処理を行うことにより、パケットは、デー
タ線100,101,102,103を介して演算装置
11,12,13,14に送られる。
【0036】次に、演算装置11,12,13,14間
で同期処理を行う場合について説明する。演算装置1
1,12,13,14は、それぞれ同期パケットを送出
する。パケットが同期パケットであることはパケットヘ
ッダー中のTYPEの値によって示される。各同期パケ
ットには、同期番号として、同一の同期番号SがSID
として、各演算装置11,12,13,14の演算部に
よって割り振られる。
【0037】まず、演算装置11では、この同期パケッ
トを送る際に、制御装置33によって、テーブル34中
の同期番号Sに対応する位置の値がセットされる。テー
ブル34の値は予めリセットされているものとする。同
期パケットを送信しようとした場合に、既にテーブル3
4中の同期番号Sに対応する位置の値がセットされてい
た場合には、制御装置33によって例外処理等の何らか
の処置が行われる。
【0038】演算装置11が同期パケットを受信する
と、制御装置33はパケットヘッダー中の同期番号Sを
参照し、同期番号Sに対応するテーブル34中の値を参
照する。この値がセットされていた場合には、パケット
受信の処理を行う。テーブル34中の値がセットされて
いなかった場合には、その演算装置は同期パケットを発
行していない(同期処理に参加していない)から制御装
置33は到着した同期パケットを廃棄する。
【0039】次に、クロスバースイッチ16で行われる
処理を図4に示した例について説明する。まず、演算装
置11からFIFO41に到着したパケットが制御装置
47によって処理されるものとする。同期パケットがF
IFO41に到着すると、制御装置47はパケットヘッ
ダー中の値F1を参照する。F1にはどの入力ポートか
ら到着する同期パケットと同期処理を行うかが指定され
ている。
【0040】どのポートからの同期パケットとも同期処
理を行うよう指定されていない場合には、通常のパケッ
トと同様にパケットヘッダー中の値T1によって指定さ
れた出力ポートに対して出力を行う。同期処理を行うよ
う指定されていた場合には、パケットヘッダー中の同期
番号Sを参照し、テーブル48中の同期番号Sに対応す
る値を参照する。
【0041】テーブル48は、入力ポートの数と同じ2
ビット幅であるものとする。この値が”00”ならば制
御装置47は、パケットヘッダー中の値F1によって指
定された入力ポートに対応する位置のビットをセットす
る。但し、自分自身の到着したポート番号に対応するビ
ットはリセットする。この場合には、F1として”1
1”が指定されており、入力ポートI1に到着した同期
パケットの処理なので、テーブル48中の同期番号Sに
対応する2ビットの値の1ビット目をリセットし、値”
01”をテーブル48に書き込む(更新する)。また、
FIFO41に到着したこの同期パケットは、テーブル
48中の同期番号Sに対応する更新前の値が”00”で
あるので廃棄される。
【0042】一般に入力ポートがL個ある場合には、同
期パケットの到着が待たれる入力ポートに対応する位置
のビットを”1”にセットし、同期処理とは関係のない
ポートに対応する位置のビットを”0”にする。このビ
ットをどうセットするかはパケットヘッダー中のF1の
値によって指定される。
【0043】また、テーブル48の幅をlogLビット
にすることもできる。この場合には、どの入力ポートか
らの同期パケットの到着が待たれるのかを指定するので
はなく、同期成立に必要なパケットの個数−1をセット
する。この値もパケットヘッダー中の値F1によって指
定される。この場合には、2入力であり、あと1個の同
期パケットの到着が必要であるため、テーブル48のビ
ット幅は1であり、値は”1”がセットされる。
【0044】次に、FIFO42に演算装置12からの
同期パケットが到着したとする。制御装置47は、同期
パケットが到着すると、パケットヘッダー中の同期番号
Sを参照し、テーブル48中の同期番号Sに対応する値
を参照する。この値が”00”でない場合には、入力位
置に応じたビットを”0”にリセットする。この場合に
は入力ポートI2からFIFO42に到着した同期パケ
ットの処理であるので、テーブル48中の同期番号Sに
対応する位置の値の、入力位置に応じた2ビット目を”
0”に更新する。
【0045】制御装置47はこのテーブル48の更新後
の結果が”00”でなければ、FIFO42に到着した
同期パケットが同期処理する最後の同期パケットでない
ので、その到着同期パケットを廃棄する。テーブル更新
後の結果が”00”となった場合には、FIFO42に
到着したパケットが2個の入力ポートのすべてから同期
パケットが到着したことを示しているので、その同期パ
ケットのパケットヘッダー中の送信先の値T1を参照
し、パケットの出力を行う。
【0046】この場合には、パケットヘッダー中の値T
1によって出力ポートO1,O2の両方に出力するよう
に指定されているため、バッファ44,46がそれぞれ
オン状態、ドライバー43,245がそれぞれオフ状態
に制御され、出力ポートO1,O2に同期パケットが出
力され、クロスバースイッチ18,19に送られる。
【0047】テーブル48がlogLビット幅の場合
(この場合には1ビット)には、FIFO42に同期パ
ケットが到着すると、制御装置47は、パケットヘッダ
ー中の同期番号Sを参照し、テーブル48中の同期番号
Sに対応する値を”1”減らす。この値が”0”でなけ
ればパケットを廃棄する。この値が”0”となった場合
には、パケットヘッダー中の送信先の値T1を参照し、
上記と同様にパケットヘッダーによって指定された出力
ポートに出力を行う。
【0048】クロスバースイッチ17においても同じ処
理が行われ、同期パケットがクロスバースイッチ18,
19に送られる。クロスバースイッチ18,19におい
てもクロスバースイッチ16と同じ処理が行われ、デー
タ線100,101,102,103を介して演算装置
11,12,13,14に同期パケットが送られる。
【0049】次に、図5に示した構成例におけるクロス
バースイッチ16の動作について説明する。まず、演算
装置11からの同期パケットがFIFO121,123
に到着したとする。制御装置127,128は同期パケ
ットが到着したことを知ると、パケットヘッダー中の送
信先T1の値を参照する。この場合には、出力ポートO
1、O2の両方に出力するように指定されているため、
FIFO121,123の両方のデータが制御装置12
7,128によって処理される。各制御装置127,1
28はパケットヘッダー中の同期番号Sを参照し、テー
ブル129,130中の同期番号Sに対応する位置の値
を参照し、図4に示した例と同じ処理をテーブル12
9,130に対して行う。この後、FIFO121,1
23中の同期パケットを廃棄する。
【0050】次いで、演算装置12からの同期パケット
がFIFO122,124に到着する。到着した同期パ
ケットのヘッダーの送信先T1が、両方の出力ポートO
1,O2に出力するように指定されているため、演算装
置127,128は、これらのパケットを廃棄せずに、
図4の例で述べたものと同じ処理をテーブルに対して行
う。この結果、制御装置127は、FIFO122に到
着した同期パケットをセレクタ125で選択し、出力ポ
ートO1へ出力する。また、制御装置128は、FIF
O124に到着した同期パケットをセレクタ126で選
択し、出力ポートO2へ出力する。この結果、同期パケ
ットが出力ポートO1,O2両方に対して出力される。
他のクロスバースイッチ17,18,19でも同様の処
理が行われ、演算装置11,12,13,14に同期パ
ケットが送られる。
【0051】演算装置11に到着した同期パケットは、
まず、図3のFIFO30に入力される。制御装置33
は、到着したパケットが同期パケットであると、パケッ
トヘッダー中の同期番号Sを参照し、テーブル34中の
同期番号Sに対応する位置の値を参照する。この値が既
にセットされていた場合には、制御装置33は、同期パ
ケットの到着を演算部32に知らせる。テーブル34中
の値がセットされていなかった場合には、制御装置33
は到着した同期パケットを廃棄する。この場合には、テ
ーブル34中の同期番号Sに対応する位置の値はセット
されているため同期パケットが演算部32に渡される。
これにより演算部32は、同期が成立したことを知る。
【0052】他の演算装置12,13,14でも同じ処
理が行われる。
【0053】次に、演算装置11,13,14の間で同
期処理を行う場合について述べる。
【0054】演算装置11から同期番号Sを持つ同期パ
ケットがクロスバースイッチ16に対して送られる。こ
の同期パケットには、パケットヘッダー中の値T1によ
って、出力ポートO1,O2両方への出力が指定されて
いる。また、パケットヘッダー中の値F1では、待ち合
わせが指定されていない。このため、このパケットは、
直ちに複製され、クロスバースイッチ18,19へと送
られる。
【0055】演算装置13,14からは、クロスバース
イッチ17に同期番号Sを持つ同期パケットが送られ上
記の処理が行われる。この結果、同期パケットがクロス
バースイッチ18,19に送られ、クロスバースイッチ
18,19においても上記同期処理と同様の処理が行わ
れる。その結果、演算装置11,12,13,14に対
して同期パケットが送られる。
【0056】演算装置12においては、同期パケットの
送信が行われていないため、テーブル中の同期番号Sに
該当する位置の値がセットされていない。このため、演
算装置12に到着した同期パケットは廃棄される。他の
演算装置11,13,14ではテーブル中の同期番号S
に該当する位置の値がセットされているため同期パケッ
トが受信される。
【0057】次に、演算装置11,12,14間で同期
パケットを発行し、同期が成立したことを演算装置13
に通知する場合について説明する。
【0058】まず、演算装置11,12から送られた同
期パケットがスイッチ16に到着する。上記の同期処理
と同様にして、パケットの待ち合わせが行われる。待ち
合わせが成立すると同期パケットが出力されるが、上記
の場合は両方の出力ポートO1,O2に対して出力が行
われたのに対して、この場合には出力ポートO2にのみ
出力するようにパケットヘッダー中の値T1で指定され
ている点が異なる。この結果、パケットはクロスバース
イッチ19のみに送られる。
【0059】演算装置14から同期パケットがクロスバ
ースイッチ17に対して送られる。この同期パケットに
関してはパケットヘッダー中の値T1から出力ポートが
O2であり、F1からクロスバースイッチ17では、同
期処理を行わないよう指定されているため、通常のパケ
ットのように、出力ポートO2にのみ出力され、クロス
バースイッチ19に送られる。
【0060】上記のようにして、クロスバースイッチ1
9に同期パケットが送られる。これらの同期パケット
は、ヘッダー中の値F2によって、同期処理を行うこと
が指定されており、また、T2によって、出力先として
は出力ポートO1のみが指定されている。このため、ク
ロスバースイッチ19においてクロスバースイッチ16
と同様の同期処理が行われることにより、同期パケット
がクロスバースイッチ16の出力ポートO1にのみ送ら
れ、データ線102を介して演算装置13に同期パケッ
トが送られる。
【0061】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば図1では、2×2のスイッチ
2段(クロスバースイッチ16,17が1段目、クロス
バースイッチ18、19が2段目)からなる多段ネット
ワークを示したが、クロスバースイッチのサイズ、多段
ネットワークの段数が違っても本発明は適用可能であ
る。
【0062】また、図2に示したパケットフォーマット
の例では、各段でルーティングに用いる情報が各段毎に
明確に分離されているものを示したが、この情報が分離
されておらず、各段のスイッチで何らかの計算を行っ
て、各段毎のルーティング情報を計算する場合も同様の
処理が可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多段網を構成する各クロスバースイッチにテーブルを設
け、同期番号を指定し、クロスバースイッチにおいて同
期パケットの待ち合わせ及び複製を行うため、同期処理
を高速化できる。
【0064】また、本発明によれば、各演算装置が自分
が発行した同期パケットの同期番号を記録するためのテ
ーブルを設け、自分が発行していない同期番号を持つ同
期パケットを廃棄するようにしたため、任意の演算装置
間での同期処理が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式の一実施の形態の全体構成図であ
る。
【図2】パケットのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図3】図1の演算装置の一例の構成図である。
【図4】図1の多段網を構成するクロスバースイッチの
一例の構成図である。
【図5】図1の多段網を構成するクロスバースイッチの
他の例の構成図である。
【符号の説明】
11、12、13、14 演算装置 15 多段網 16、17、18、19 クロスバースイッチ 21 ヘッダー 22 データフィールド 30、31、41、42、121、122、123、1
24 FIFO 32 演算部 33、47、127、128 制御装置 34、48、129、130 テーブル 43、44、45、46 バッファ 100、101、102、103、104、105、1
06、107 データ線 125、126 セレクタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期番号を持つ同期パケットの送受信手
    段と、受信した同期パケットの取捨選択手段を少なくと
    も有する複数の演算装置と、 それぞれN個の入力ポートとM個の出力ポートを有する
    K段のクロスバースイッチからなり(N,M,Kは2以
    上の整数)、初段のクロスバースイッチの各入力ポート
    は前記複数の演算装置に接続され、最終段のクロスバー
    スイッチは前記複数の演算装置のうち指示された演算装
    置へパケットを出力する多段網とを備え、前記複数の演
    算装置は前記K段のクロスバースイッチのどのクロスバ
    ースイッチを経由して伝送するかを指定する情報を含む
    同期パケットを発行すると共に、受信した同期パケット
    をその値から前記取捨選択手段により取捨選択し、前記
    多段網内の前記K段のクロスバースイッチは、それぞれ
    テーブルを有し、入力された前記同期パケットの同期番
    号の値からテーブルを参照し、その参照値から前記テー
    ブルの値を更新し、更新後の値から入力された同期パケ
    ットの廃棄又は次段への出力を行うことを特徴とする演
    算装置間同期方式。
  2. 【請求項2】 前記取捨選択手段は、テーブルと、前記
    同期パケットの発行に際し該テーブルをセットし、該同
    期パケットの受信時は該テーブルの値に応じてその演算
    装置に到着した同期パケットを廃棄するかどうかを決定
    する制御装置を含むことを特徴とする請求項1記載の演
    算装置間同期方式。
  3. 【請求項3】 前記多段網を構成する前記K段のクロス
    バースイッチのそれぞれは、N個の入力ポートを介して
    入力されるパケットをそれぞれ記憶するN個のメモリ
    と、前記入力ポートの個数に対応したサイズのテーブル
    と、前記メモリに記憶されたパケットが同期パケットで
    あるときは、該同期パケットの同期番号で前記テーブル
    を参照し、その参照値から該テーブルの値を更新し、そ
    の更新後のテーブルの値からその同期パケットを廃棄又
    は複製出力する制御装置と、該同期パケットの複製出力
    時に該制御装置の制御のもとで前記N個のメモリのうち
    指示されたメモリから記憶同期パケットを選択出力する
    選択回路とからなることを特徴とする請求項1記載の演
    算装置間同期方式。
  4. 【請求項4】 前記多段網を構成する前記K段のクロス
    バースイッチのそれぞれは、N個の入力ポートのうち一
    の入力ポートを介して入力されるパケットと他の(N−
    1)個の入力ポートを介して入力されるパケットをそれ
    ぞれ記憶するN個のメモリと、前記入力ポートの個数に
    対応したサイズのテーブルと、前記メモリに記憶された
    パケットが同期パケットであるときは、該同期パケット
    の同期番号で前記テーブルを参照し、その参照値から該
    テーブルの値を更新し、その更新後のテーブルの値から
    その同期パケットを廃棄又は複製出力する制御装置と、
    該同期パケットの複製出力時に該制御装置の制御のもと
    で前記N個のメモリのうち指示されたメモリから記憶同
    期パケットを選択出力する選択回路とを、M個の出力ポ
    ートに対応してM組設けた構成であることを特徴とする
    請求項1記載の演算装置間同期方式。
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