JP2001042671A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001042671A
JP2001042671A JP11211409A JP21140999A JP2001042671A JP 2001042671 A JP2001042671 A JP 2001042671A JP 11211409 A JP11211409 A JP 11211409A JP 21140999 A JP21140999 A JP 21140999A JP 2001042671 A JP2001042671 A JP 2001042671A
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image forming
forming apparatus
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apparatus main
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Yuzuru Ebara
譲 江原
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作像ユニットにより記録媒体表面にトナー像
を形成し、その記録媒体を、ヒータにより加熱された定
着ローラと加圧ローラの間に通し、このとき熱と圧力の
作用によってトナー像を記録媒体表面に定着する定着装
置を有する画像形成装置であって、定着装置が作像ユニ
ットよりも、開閉カバーから離れた位置に配置された画
像形成装置において、作像ユニットを取り外すことによ
り、ヒータへの通電を遮断できるようにする。 【解決手段】 画像形成装置本体1から作像ユニット1
9を取り出すことによってオフする安全スイッチ30を
設け、そのスイッチ30のオフによって、定着装置14
のヒータ28への通電を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の表面に
トナー像を形成する作像ユニットと、該トナー像を記録
媒体表面に定着する定着装置と、画像形成装置本体内を
開放し、又は閉鎖するように開閉される開閉カバーとを
具備し、前記定着装置は、互いに当接する第1及び第2
の定着部材と、第1の定着部材を加熱するヒータとを有
し、第1及び第2の定着部材の間に記録媒体を通し、該
記録媒体の表面側を第1の定着部材に接触させ、その表
面に担持されたトナー像を当該表面に定着させるように
構成され、前記作像ユニットは、前記開閉カバーを開く
ことにより、画像形成装置本体内から取り出され、又は
画像形成装置本体内に取り付けられるように、画像形成
装置本体内に着脱可能にセットされ、前記定着装置は、
作像ユニットよりも、前記開閉カバーから離れた画像形
成装置本体内の奥側の部位に配置されている画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、各種プリンタ、ファクシミ
リ又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機な
どとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より
周知である。かかる画像形成装置においては、記録媒体
が、定着装置の第1及び第2の定着部材の間に詰まって
しまうジャムを起こすことがある。このような記録媒体
のジャムが発生した場合、開閉カバーを開き、定着装置
に詰まった記録媒体を除去する必要があるが、かかるジ
ャム処理作業を行うとき、定着装置のヒータが通電状態
にあると、作業者に対する安全性を確保することは困難
となる。
【0003】そこで、従来は、開閉カバーの開閉動作に
伴って作動する安全スイッチを設け、開閉カバーを開放
したとき、その安全スイッチの作動によって、ヒータへ
の通電を遮断し、ジャム処理作業を終えて開閉カバーを
閉じると、安全スイッチの作動によって再びヒータが通
電されるように構成していた。
【0004】ところが、冒頭に記載した形式の画像形成
装置のように、定着装置が、作像ユニットよりも、開閉
カバーから離れた画像形成装置本体内の奥側の部位に位
置していると、定着装置において詰まった記録媒体を除
去するには、先ず開閉カバーを開き、さらに作像ユニッ
トを画像形成装置本体外に取り出してから、定着装置に
詰まった記録媒体を取り出す必要があるため、開閉カバ
ーの開放によって即座にヒータへの通電を遮断する必要
はない。開閉カバーは、定着装置に詰まった記録媒体を
除去するときにだけ開放されるものではなく、他の目的
でも開放されるものであるのに対し、従来の構成による
と、この他の目的で開閉カバーを開放したときも、安全
スイッチが作動するので、そのスイッチの作動頻度が高
くなり、当該安全スイッチとして耐久性の高いものを使
用しなければならず、そのコストが上昇する欠点を免れ
なかった。また、開閉カバーの開閉ごとに安全スイッチ
が作動し、このとき開閉カバーは、安全スイッチ側から
外力を受けるので、開閉カバーがその外力によって変形
しないように、当該開閉カバーの剛性と強度を高める必
要があり、これによって開閉カバーのコストが上昇する
欠点も免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した新規
な認識に基づきなされたものであって、その目的とする
ところは、上記従来の欠点を簡単な構成によって除去し
た冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記作像ユニットを画像形成装置本体から取り出し
たとき、前記ヒータへの通電が遮断され、作像ユニット
を画像形成装置本体内に取り付けたとき、前記ヒータが
通電されるように、作像ユニットの着脱によって作動す
る安全スイッチを設けたことを特徴とする画像形成装置
を提案する(請求項1)。
【0007】その際、前記定着装置のヒータが第1の定
着部材に埋設され、該定着装置が画像形成装置本体内に
セットされているとき、当該定着装置が電気的にフロー
ト状態にされるように構成されていると有利である(請
求項2)。
【0008】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記安全スイッチがマイクロスイッチ
より成り、該マイクロスイッチの作動子が、画像形成装
置本体内にセットされた作像ユニットに対し、当該作像
ユニットを画像形成装置本体から取り出す向きと逆方向
の力を付与するように、当該マイクロスイッチの取付位
置を設定すると有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記安全スイッチは、作
像ユニットが画像形成装置本体内にセットされている
か、又は画像形成装置本体外に取り出されているかを検
知する作像ユニット有無検知スイッチを兼ねていると有
利である(請求項4)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0011】図1は画像形成装置の一例であるプリンタ
の内部構造の概略を示す垂直断面図である。ここに示し
た画像形成装置は、その画像形成装置本体1、すなわち
画像形成装置の筐体の内部に像担持体の一例であるドラ
ム状の感光体2が配置され、画像形成時に感光体2は図
1における時計方向に回転駆動される。このとき、帯電
ローラより成る帯電装置3によって感光体表面が所定の
極性に一様に帯電される。また、露光装置の一例である
レーザ書き込みユニット4からは、画像情報に応じて光
変調されたレーザ光Lが出射し、そのレーザ光Lが感光
体2の帯電面を照射し、これによって感光体表面に所定
の静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置5
を通るとき、トナー像として可視像化される。帯電ベル
ト又は帯電チャージャなどから成る帯電装置を用いるこ
ともできる。
【0012】一方、画像形成装置本体1の下部に配置さ
れた給紙トレイ6には、カット紙や樹脂シートなどから
成る記録媒体Pが収容され、その記録媒体Pは給紙トレ
イ6内に回動可能に配置された底板7上に積載されてい
る。底板7は図示していないばねによって上方に付勢さ
れ、これによって最上位の記録媒体が給紙ローラ10に
押し付けられ、その給紙ローラ10の回転によって最上
位の記録媒体Pが矢印A1方向に送り出される。
【0013】送り出された記録媒体Pはレジストローラ
対11の回転によって、感光体上に形成されたトナー像
と整合できるタイミングで、感光体2とこれに対置され
た転写ローラより成る転写装置12との間に送り込ま
れ、その転写装置12の作用によって、感光体表面のト
ナー像が記録媒体Pの表面に転写される。このようにし
て、記録媒体Pの表面にトナー像が形成される。トナー
像転写後に感光体表面に付着する転写残トナーは、クリ
ーニング装置13によって除去され、次いで、その感光
体表面の電位の絶対値が図示していない除電装置によっ
て基準値に下げられる。転写ベルト又は転写チャージャ
などから成る転写装置を用いることもできる。
【0014】一方、トナー像を転写された記録媒体は、
矢印A2方向に搬送されて定着装置14を通り、このと
き、熱と圧力の作用でトナー像が記録媒体表面に定着さ
れる。定着装置14を通過した記録媒体は、矢印A3,
A4で示すように搬送ローラ対17,18によって機外
に排出され、画像形成装置本体1の上壁により形成され
た排紙トレイ9上にスタックされる。
【0015】前述の帯電装置3、現像装置5及びクリー
ニング装置13は、一体的な作像ユニット19として構
成されている。すなわち、現像装置5は、作像ユニット
19のユニットケース20の一部によって構成された現
像ケース21と、その内部で回転自在に支持された現像
ローラ22を有し、その現像ローラ22が回転駆動され
ることにより、現像ケース21内の粉体状の現像剤Dが
現像ローラ22周面に担持されて搬送され、その現像剤
によって感光体2に形成された静電潜像がトナー像とし
て可視像化される。現像剤Dとしては、トナーとキャリ
アを有する二成分系現像剤、又はキャリアを有さない一
成分系現像剤が用いられる。液状の現像剤を用いること
も可能である。
【0016】またクリーニング装置13も、ユニットケ
ース20の一部によって構成されたクリーニングケース
23と、そのケース23に固定されたクリーニング部材
8を有し、該クリーニング部材8が感光体表面に圧接し
て、感光体表面に付着する転写残トナーを除去する。
【0017】さらに帯電ローラより成る帯電装置3は、
ユニットケース20に回転自在に支持されている。現像
ケース21とクリーニングケース23の間の空間を通し
て、レーザ書き込みユニット4から出射したレーザ光L
が感光体表面を露光する。
【0018】上述のように構成された作像ユニット19
は、前述のように記録媒体Pの表面にトナー像を形成す
る用をなすが、その構成は上述したところに限定され
ず、少なくともトナー像の形成される感光体と、これを
支持するユニットケースを有していればよい。また転写
装置12をユニットケース20に組み付けて、その転写
装置を作像ユニットの一構成とすることもできる。
【0019】定着装置14は、図2に拡大して示すよう
に、第1の定着部材の一例である定着ローラ15と、第
2の定着部材の一例である加圧ローラ16と、これらの
ローラ15,16を収容し、かつ該ローラ15,16を
回転自在に支持したケーシング27とを有している。定
着ローラ15と加圧ローラ16は互いに圧接し、図示し
ていない駆動装置によって、定着ローラ15は図1及び
図2における時計方向に回転駆動され、加圧ローラ16
は反時計方向に回転駆動される。
【0020】また、定着装置14は、第1の定着部材、
図示した例では定着ローラ15を加熱するヒータ28を
有しており、図示した例では、そのヒータ28が通電さ
れることにより発熱する抵抗体より成り、かかるヒータ
28が、定着ローラ15に埋設固定されている。ヒータ
28により加熱された定着ローラ15に接触する加圧ロ
ーラ16も、その定着ローラ15を介して加熱される。
加圧ローラ16にもヒータを付設し、これによって加圧
ローラ16を直に加熱することもできる。また定着ロー
ラ15と加圧ローラ16は、第1及び第2の定着部材の
一例を構成しているが、定着ベルトなどから成る定着部
材を用いることもできる。
【0021】定着ローラ15の表面には、温度検知手段
の一例であるサーミスタ29が当接し、このサーミスタ
による温度検知により、定着ローラ15の表面の温度が
定着に適した範囲に維持される。
【0022】図1に示した感光体2からトナー像を転写
され、その未定着トナー像を担持して矢印A2方向に搬
送される記録媒体Pは、図2に示すように、圧接しなが
ら前述のように回転する定着ローラ15と加圧ローラ1
6の間のニップ部を通る。このとき記録媒体Pの表面P
1、すなわち未定着トナー像Tを担持した側の面が定着
ローラ15に接触し、熱と圧力の作用によって、その表
面P1に担持されたトナー像Tが当該記録媒体Pの表面
P1に定着される。図2は、記録媒体Pが定着ローラ1
5と加圧ローラ16の間を通過しているときの様子を示
している。
【0023】また、図1に示すように、画像形成装置本
体1の前面側に形成された開口24には開閉カバー25
が配置され、通常、開口24はこの開閉カバー25によ
って閉じられ、画像形成装置本体内が閉鎖されている。
開閉カバー25は、枢ピン26を介して、画像形成装置
本体1に矢印B方向に回動開閉可能に支持されている。
図3に示すように、開閉カバー25を開くことにより、
開口24が開かれ、画像形成装置本体内が開放される。
この開放状態で作像ユニット19を図1に矢印Cで示す
方向に引くことにより、その作像ユニット19を画像形
成装置本体内から取り出し、また矢印Cと反対方向に作
像ユニット19を押し込むことによって、その作像ユニ
ット19を図1に示した画像形成装置本体内の所定の位
置にセットして装着することができる。このように作像
ユニット19は、画像形成装置本体内に着脱可能にセッ
トされている。図3は、作像ユニット19を画像形成装
置本体外に取り出したあとの画像形成装置の様子を示し
ている。
【0024】上述のように、本例の画像形成装置は、記
録媒体Pの表面P1にトナー像Tを形成する作像ユニッ
ト19と、そのトナー像Tを記録媒体表面P1に定着す
る定着装置14と、画像形成装置本体1内を開放し、又
は閉鎖するように開閉される開閉カバー25とを具備し
ていて、定着装置は、互いに当接する定着ローラ15及
び加圧ローラ16より成る第1及び第2の定着部材と、
第1の定着部材を加熱するヒータ28とを有し、第1及
び第2の定着部材の間に記録媒体Pを通し、その記録媒
体Pの表面P1側を第1の定着部材に接触させ、その表
面に担持されたトナー像を当該表面に定着させるように
構成されている。そして、作像ユニット19は、開閉カ
バー25を開くことにより、画像形成装置本体1内から
取り出され、又は画像形成装置本体1内に取り付けられ
るように、画像形成装置本体1内に着脱可能にセットさ
れる。また図1から判るように、定着装置14は、作像
ユニット19よりも、前記開閉カバー25から離れた画
像形成装置本体1内の奥側の部位に配置され、定着装置
14と作像ユニット19は隣り合って位置している。
【0025】前述のように画像形成動作が行われている
とき、搬送される記録媒体Pが定着装置14の定着ロー
ラ15と加圧ローラ16の間に詰まることがある。記録
媒体Pがこのように定着装置14にて詰まったときは、
図3に示すように開閉カバー25を開き、次いで作像ユ
ニット19を画像形成装置本体外に引き出す。このよう
にすれば、作業者が開口24から手を入れて定着装置1
4にて詰まった記録媒体を取り出すことができる。かか
る作業がジャム処理作業である。
【0026】ここで、先にも説明したように、上述の如
きジャム処理作業を行うとき、定着装置14のヒータ2
8の通電を遮断して作業者に対する安全性を確保する必
要がある。このため、従来は開閉カバーの開放に伴って
安全スイッチを作動させ、これによってヒータ28への
通電を遮断していた。ところが、従来のこの構成による
と、ジャム処理以外の目的で開閉カバーを開いたとき
も、安全スイッチが作動するので、安全スイッチの作動
頻度が高くなり、そのスイッチとして耐久性の高いもの
を使用したり、開閉カバーの剛性と強度を高める必要が
あり、画像形成装置のコストが上昇する欠点を免れなか
った。
【0027】そこで、本例の画像形成装置においては、
図3に示すように作像ユニット19を画像形成装置本体
1から取り出したとき、ヒータ28への通電が遮断さ
れ、図1に示したように作像ユニット19を画像形成装
置本体1内に取り付けたとき、ヒータ28が通電される
ように、作像ユニット19の着脱によって作動する安全
スイッチ30が画像形成装置本体1内に設けられてい
る。図4及び図5は安全スイッチ30の拡大図であり、
ここに例示した安全スイッチ30はマイクロスイッチよ
り成り、そのスイッチケース31が画像形成装置本体1
に対して不動に固定され、該スイッチ30の作動子32
がスイッチケース31に対して出没する向きに可動に配
置されている。また図示した例では、アーム部材33が
設けられ、その基端部がピン34を介して画像形成装置
本体1に対して枢着され、アーム部材33がそのピン3
4のまわりに揺動可能となっている。
【0028】図1及び図4に示すように作像ユニット1
9が画像形成装置本体1内の所定の位置にセットされて
いるとき、アーム部材33の自由端側がその作像ユニッ
ト19のユニットケース20によって加圧され、アーム
部材33が安全スイッチ30の作動子32を押圧する。
これにより安全スイッチ30がオンされ、定着装置14
のヒータ28が通電される。このようにしてヒータ28
が昇温し、定着ローラ15が所定温度範囲に加熱され
る。
【0029】一方、図3及び図5に示すように、開閉カ
バー25を開いて作像ユニット19を画像形成装置本体
外に取り出すと、アーム部材33への加圧が解除され、
その自重によってアーム部材33が図5に示した位置に
回動し、安全スイッチ30の作動子32への押圧が解除
される。これにより、作動子32は、スイッチケース3
1内の図示していないばねの作用によって、図5に示す
ように突出し、安全スイッチ30がオフされる。これに
よりヒータ28への通電が遮断される。これにより、作
業者が画像形成装置本体1内に手を入れてジャム処理作
業を行うとき、安全性が確保される。
【0030】開閉カバー25を開いただけで、作像ユニ
ット19を画像形成装置本体1外に取り出さないとき
は、安全スイッチ30はオフしないが、定着装置14
は、作像ユニット19の奥側の部位に配置され、定着装
置14の手前側が作像ユニット19によって覆われてい
るので、作業者がその定着装置14に手を触れることは
なく、安全上問題はない。
【0031】上述のように、安全スイッチ30は開閉カ
バー25の開閉によってオン,オフするのではなく、作
像ユニット19の着脱によってオン,オフしてヒータ2
8への通電とその遮断が制御されるので、安全スイッチ
30の作動頻度が下がり、従ってそのスイッチ30とし
て、特に耐久性の高い高価なスイッチを用いる必要はな
い。また、開閉カバー25の開閉時に、当該カバー25
に対してスイッチからの外力が作用することはないの
で、特に剛性が高く、高強度の開閉カバーを用いる必要
はない。このようにして作業者の安全性を確保しつつ、
画像形成装置のコストを低減することができる。
【0032】図示した例では、作像ユニット19の着脱
に伴って、アーム部材33を介して安全スイッチ30の
作動子32を作動させ、そのスイッチ30をオン,オフ
させたが、かかるアーム部材33を廃止し、直接、作像
ユニット19によって安全スイッチ30を作動させるこ
ともできる。
【0033】ところで、図1及び図2に示した定着装置
14は、そのヒータ28が定着ローラ15自体に埋設固
定されている。このため、定着ローラ15自体に電流が
流れることになり、その電流が定着装置14を支持する
画像形成装置本体1又はその内部の他の要素にリークす
るおそれがある。そこで、ヒータ28が埋設された定着
ローラ15を用いた定着装置14においては、従来よ
り、画像形成装置本体内にセットされた定着装置14の
全体を電気的にフロート状態にし、定着装置14のアー
スを取らぬようにしている。これにより、定着装置14
外に電流が流れるおそれをなくすことができる。
【0034】上述のように、定着装置14のヒータ28
が、例えば定着ローラ15より成る第1の定着部材に埋
設され、その定着装置14が画像形成装置本体内にセッ
トされているとき、当該定着装置14が電気的にフロー
ト状態にされる形式の画像形成装置においては、その定
着装置14に記録媒体が詰まり、そのジャム処理作業を
行うとき、必ず、ヒータ28への通電を遮断して、作業
者が定着装置14に手を触れても安全性が確保されるよ
うにしなければならない。
【0035】従って、ヒータ28が埋設された定着ロー
ラ15を有する定着装置14を用いた場合、前述の安全
スイッチ30の構成を採用することは特に有効である。
これに対し、図6に示すように、定着ローラ15の内部
に、ヒータ128を設けた定着装置も周知であり、かか
る定着装置を用いた場合には、画像形成装置本体内にセ
ットされた定着装置から直に画像形成装置本体又はその
内部に設けられた要素に電流が流れるおそれはなく、従
って、かかる定着装置は、通常、電気的にフロート状態
にされることはない。このため、かかる記録媒体が詰ま
り、そのジャム処理作業を行うときは、ヒータ128へ
の通電を遮断しなくとも、通常は特に問題は発生しない
が、かかる定着装置に対しても、前述の安全スイッチ3
0の構成を採用することにより、作業者に対する安全性
をより一層確実に高めることができる。
【0036】ところで、図1乃至図5に示した例では、
安全スイッチ30がマイクロスイッチより成り、その作
動子32は、前述のばねの作用によって、図4に矢印F
で示すように、当該作動子32が外方に突出する方向に
付勢されている。図示した画像形成装置においては、こ
の力を利用して、画像形成装置本体内にセットされた作
像ユニット19を保持できるように構成されている。
【0037】すなわち、図4に示すように作像ユニット
19が画像形成装置本体内の所定の位置にセットされて
いるとき、安全スイッチ30の作動子32が、アーム部
材33を介して作像ユニット19のユニットケース20
を加圧する方向(矢印F方向)と、作像ユニット19を
取り出す方向Cとのなす角度αが、90°よりも大きな
角度となるように、安全スイッチ30の取り付け姿勢が
設定されている。この構成により、画像形成装置本体1
内にセットされた作像ユニット19は、作動子32によ
って、その取り出し方向Cとは逆方向の力を受ける。こ
のため、作像ユニット19は、画像形成装置本体内の所
定の位置に押し付けられ、当該ユニット19がその位置
から動くことが阻止される。しかもその作像ユニット1
9が振動することも防止され、感光体2の表面に形成さ
れる画像にブレができる不具合を阻止できる。
【0038】上述のように、本例の画像形成装置におい
ては、安全スイッチ30がマイクロスイッチより成り、
そのマイクロスイッチの作動子32が、画像形成装置本
体1内にセットされた作像ユニット19に対し、その作
像ユニット19を画像形成装置本体1から取り出す向き
Cと逆方向の力を付与するように、当該マイクロスイッ
チの取付位置が設定されている。これにより作像ユニッ
トを安定状態で画像形成装置本体内に収容することがで
きる。この構成は、アーム部材33を省略したときも支
障なく採用することができる。
【0039】また、本例の安全スイッチ30は、作像ユ
ニット19が画像形成装置本体1内にセットされている
か、又は画像形成装置本体外に取り出されているかを検
知する作像ユニット有無検知スイッチを兼ねている。こ
のため、専用の作像ユニット有無検知スイッチを設けず
とも、作像ユニット19が画像形成装置本体1内にセッ
トされたこと、すなわち画像形成動作可能であることを
検知できると共に、作像ユニット19が画像形成装置本
体1から外されたときは、画像形成動作を禁止すべきこ
とを検知することができる。このように、スイッチの数
を減らし、画像形成装置のコストを低減することができ
る。
【0040】本発明は、図示した画像形成装置以外の各
種形態の画像形成装置にも広く適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、安全ス
イッチのオン,オフを作像ユニットの着脱によって行う
ので、定着装置に詰まった記録媒体を除去するジャム処
理作業時に作業者の安全性を確保できると共に、安全ス
イッチと開閉カバーとして、従来よりも安価なものを採
用することができ、画像形成装置のコストを効果的に低
減できる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、安全スイ
ッチの構成を特に効果的に採用できる。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、安全スイ
ッチによって、作像ユニットを画像形成装置本体内に確
実に保持することができる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、専用の作
像ユニット有無検知スイッチを設ける必要がなくなり、
その分、画像形成装置のコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。
【図2】定着装置の拡大断面図である。
【図3】開閉カバーを開き、作像ユニットを取り出した
あとの画像形成装置を示す垂直断面図である。
【図4】作像ユニットが画像形成装置本体内にセットさ
れたときの安全スイッチの様子を示す説明図である。
【図5】作像ユニットを画像形成装置本体外に取り出し
たときの安全スイッチの状態を示す説明図である。
【図6】定着装置のヒータの他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 14 定着装置 19 作像ユニット 25 開閉カバー 28 ヒータ 30 安全スイッチ 32 作動子 128 ヒータ P 記録媒体 P1 表面 T トナー像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の表面にトナー像を形成する作
    像ユニットと、該トナー像を記録媒体表面に定着する定
    着装置と、画像形成装置本体内を開放し、又は閉鎖する
    ように開閉される開閉カバーとを具備し、前記定着装置
    は、互いに当接する第1及び第2の定着部材と、第1の
    定着部材を加熱するヒータとを有し、第1及び第2の定
    着部材の間に記録媒体を通し、該記録媒体の表面側を第
    1の定着部材に接触させ、その表面に担持されたトナー
    像を当該表面に定着させるように構成され、前記作像ユ
    ニットは、前記開閉カバーを開くことにより、画像形成
    装置本体内から取り出され、又は画像形成装置本体内に
    取り付けられるように、画像形成装置本体内に着脱可能
    にセットされ、前記定着装置は、作像ユニットよりも、
    前記開閉カバーから離れた画像形成装置本体内の奥側の
    部位に配置されている画像形成装置において、 前記作像ユニットを画像形成装置本体から取り出したと
    き、前記ヒータへの通電が遮断され、作像ユニットを画
    像形成装置本体内に取り付けたとき、前記ヒータが通電
    されるように、作像ユニットの着脱によって作動する安
    全スイッチを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着装置のヒータが第1の定着部材
    に埋設され、該定着装置が画像形成装置本体内にセット
    されているとき、当該定着装置が電気的にフロート状態
    にされる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記安全スイッチがマイクロスイッチよ
    り成り、該マイクロスイッチの作動子が、画像形成装置
    本体内にセットされた作像ユニットに対し、当該作像ユ
    ニットを画像形成装置本体から取り出す向きと逆方向の
    力を付与するように、当該マイクロスイッチの取付位置
    を設定した請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記安全スイッチは、作像ユニットが画
    像形成装置本体内にセットされているか、又は画像形成
    装置本体外に取り出されているかを検知する作像ユニッ
    ト有無検知スイッチを兼ねている請求項1乃至3のいず
    れかに記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7245862B2 (en) 2004-03-17 2007-07-17 Ricoh Company, Limited Method of adjusting rotational phase of image carrying members in image forming apparatus
US7664425B2 (en) 2004-08-10 2010-02-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having power source circuit board arranged on side portion thereof

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US7937019B2 (en) 2004-08-10 2011-05-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having power circuit board arranged on side thereof

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