JPH11109833A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11109833A
JPH11109833A JP9287863A JP28786397A JPH11109833A JP H11109833 A JPH11109833 A JP H11109833A JP 9287863 A JP9287863 A JP 9287863A JP 28786397 A JP28786397 A JP 28786397A JP H11109833 A JPH11109833 A JP H11109833A
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JP
Japan
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shutter
forming apparatus
image carrier
image forming
cover
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Application number
JP9287863A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ookaji
博之 大鍛治
Masaru Tanaka
勝 田中
Haruji Mizuishi
治司 水石
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Mayumi Ohori
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体と、これを収容するユニットケース
と、そのユニットケースの開口を開閉するシャッタとを
有する像担持体ユニットを具備する画像形成装置におい
て、像担持体ユニットを画像形成装置本体内に装填した
まま、画像形成装置を輸送するとき、感光体に転写ロー
ラが強く当って感光体に傷が付けられることを阻止す
る。 【解決手段】 像担持体ユニット20を画像形成装置本
体1に装填したまま画像形成装置を輸送するとき、像担
持体ユニット20のユニットケース19に形成された開
口23をシャッタ22で閉じたままとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトナー像が
形成される像担持体と、その像担持体を収容するユニッ
トケースとを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能
に装填される像担持体ユニットを備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、或い
はその少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして
構成される上記形式の画像形成装置においては、少なく
とも像担持体とそのユニットケースが一体的な像担持体
ユニットとして構成されているので、例えば、その像担
持体が寿命となったようなとき、その像担持体ユニット
を容易に交換することができる。
【0003】像担持体ユニットを画像形成装置本体内に
装填したとき、その像担持体は、ユニットケースに形成
された開口を通して画像形成装置内の他の要素、例えば
転写部材と対向する。このように、ユニットケースには
開口が形成されているのであるが、像担持体ユニットが
画像形成装置本体の外部に位置するとき、例えば新品の
像担持体ユニットをユーザの下に輸送するようなとき
に、開口が開放されたままであると、像担持体に手や物
が触れ、これを損傷させて、その機能を劣化させるおそ
れがある。
【0004】そこで、従来の画像形成装置においても、
ユニットケースに形成された開口を閉鎖又は開放するシ
ャッタをユニットケースに設け、像担持体ユニットが画
像形成装置本体外に存在するとき、又は像担持体ユニッ
トを画像形成装置本体に装填した状態で、画像形成装置
本体に支持されたカバーを開放したとき、ユニットケー
スの開口をシャッタによって閉鎖し、像担持体ユニット
を画像形成装置本体内に装填してカバーを閉じたとき
は、そのシャッタが開き、開口が開放されるように構成
されている。このようにすれば、像担持体ユニットをを
画像形成装置本体内に装填し、かつカバーを閉じたとき
以外は、ユニットケースの開口はシャッタによって閉鎖
されるので、例えば像担持体ユニットを輸送するような
ときに、その像担持体に手や物が触れたり、ごみなどの
異物が付着したり、或いは像担持体が光にさらされてこ
れが劣化するような不具合を防止できる。
【0005】上述した構成によると、像担持体ユニット
を単体で梱包してこれをユーザの下に輸送するようなと
き、上述のように像担持体をシャッタで覆い、像担持体
を保護できるので問題はない。ところが、画像形成装置
本体内の所定の位置に像担持体ユニットを装填した状態
で、画像形成装置本体を輸送する場合に問題がある。す
なわち、このときは、当然、カバーは閉じられているの
で、シャッタは開いたままとなり、従ってユニットケー
スの開口は画像形成装置本体内に開放したままとなる。
このため、輸送時に画像形成装置が振動した際、画像形
成装置本体内の像担持体に対向した部品、例えば転写部
材が像担持体に強く当たり、像担持体を傷付けるおそれ
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、像担持体ユニットを画像形成装置本体内に
装填した状態で輸送するとき、像担持体に傷が付けられ
る不具合を阻止した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、表面にトナー像が形成される像担持体、該
像担持体を収容するユニットケース及び該ユニットケー
スに形成された開口を閉鎖する閉位置と該開口を開放す
る開位置との間を作動可能にユニットケースに取付けら
れたシャッタを有していて、画像形成装置本体に着脱可
能に装填される像担持体ユニットと、画像形成装置本体
に開閉可能に支持され、その閉鎖時に前記開口に対向し
て位置し、かつその開放によって、前記像担持体ユニッ
トの開口の側を外部に露出させるカバーと、前記像担持
体ユニットが画像形成装置本体内に装填され、かつ前記
カバーが開放されたときと、像担持体ユニットが画像形
成装置本体外に存在するときに、前記シャッタを閉位置
にもたらし、かつ前記像担持体ユニットが画像形成装置
本体内に装填され、かつ前記カバーが閉鎖されたとき前
記シャッタを開位置にもたらすシャッタ開閉手段とを具
備する画像形成装置において、像担持体ユニットが画像
形成装置本体内に装填され、かつ前記カバーが閉鎖され
たとき、前記シャッタが開位置を占める第1の状態と、
同じく像担持体ユニットが画像形成装置本体内に装填さ
れ、かつ前記カバーが閉鎖されたとき、前記シャッタが
閉位置を占める第2の状態とに、前記シャッタ開閉手段
を切換える切換手段を設けたことを特徴とする画像形成
装置を提案する(請求項1)。
【0008】その際、上記構成において、前記像担持体
表面に形成されたトナー像を転写材に転写する転写部材
を有し、該転写部材は前記カバーに支持され、像担持体
ユニットが画像形成装置本体内に装填されていると共
に、前記シャッタ開閉手段が第1の状態にあり、かつ前
記カバーが閉鎖されたとき、前記転写部材は前記開口を
通して像担持体表面に対向して位置し、像担持体ユニッ
トが画像形成装置本体内に装填されていると共に、前記
シャッタ開閉手段が第2の状態にあり、かつ前記カバー
が閉鎖されたとき、前記転写部材は、前記開口を閉鎖し
たシャッタに遮られて、像担持体表面に接触しないよう
に、像担持体に対する転写部材の位置を設定すると有利
である(請求項2)。
【0009】また上記請求項1又は2に記載の画像形成
装置において、前記シャッタ開閉手段が、シャッタを閉
位置に向けて付勢する付勢部材と、前記カバーに突設さ
れていて、該カバーを閉鎖したとき、画像形成装置本体
内に装填された像担持体ユニットのシャッタを加圧し、
前記付勢部材の付勢力に抗して、当該シャッタを開位置
に作動させる加圧部材とを具備していると有利である
(請求項3)。
【0010】また、上記請求項3に記載の画像形成装置
において、前記シャッタが前記ユニットケースに回動開
閉可能に枢着され、前記シャッタ開閉手段が、前記シャ
ッタの回動中心部に固定された第1のギアと、前記ユニ
ットケースに回転可能に支持され、かつ前記第1のギア
に噛み合う第2のギアと、該第2のギアに一体に設けら
れ、前記加圧部材によって加圧されることにより、第1
のギアとこれに噛み合う第2のギアを回転させ、かつシ
ャッタを開位置に回動させるように作動するレバーを具
備していると有利である(請求項4)。
【0011】さらに、上記請求項3又は4に記載の画像
形成装置において、前記カバーに対する前記加圧部材の
取付位置を、該加圧部材が前記シャッタを加圧し得る第
1の位置と、該シャッタを加圧し得ない第2の位置とに
選択できる加圧部材取付部によって、前記切換手段が構
成されていると有利である(請求項5)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は画像形成装置の一例を示す垂直断面
図、図2はその一部の拡大断面図であり、ここに示した
画像形成装置はレーザプリンタとして構成されている。
画像形成装置本体1の内部には、像担持体の一例である
ドラム状の感光体2が配置されている。画像形成動作時
に感光体2は図1及び図2における反時計方向に回転駆
動され、このとき、帯電手段の一例である帯電ローラ3
によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電され
る。
【0014】帯電された感光体2の表面には、レーザ光
学系4として構成された像露光装置から出射する光変調
されたレーザ光L1が照射され、これによって感光体表
面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置
5の現像ローラ6に担持されて搬送される粉体状の現像
剤によってトナー像として可視像化される。
【0015】一方、画像形成装置本体1の下部には給紙
装置7が配置され、その給紙カセット8に収容された転
写紙Pより成る転写材が、給紙ローラ9の回転によっ
て、給紙カセット8から1枚ずつ送り出される。送り出
された転写紙Pは、レジストローラ対10によって、感
光体2の表面に形成されたトナー像に整合するタイミン
グで、転写手段の一例である転写ローラ11と感光体2
との間の転写部に向けて給送され、ここを通るとき、感
光体上のトナー像が転写紙Pの表面に転写される。
【0016】転写ローラ11には、感光体2上のトナー
の帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これにより形成
される電界の作用によって、感光体上のトナー像が転写
紙上に転写される。転写ローラ11は感光体2の表面に
当接してトナー像を転写する接触式転写部材の一例をな
すものであるが、転写ブレード又は転写ブラシなどの接
触式転写部材や、感光体2から離間して位置するコロナ
放電器などの非接触式の転写部材を用いることもでき
る。
【0017】転写紙Pに転写されずに感光体表面に残留
するトナーは、クリーニング装置12のクリーニング部
材13によって感光体表面から除去され、その表面が清
掃される。清掃後の感光体表面には、除電ランプから出
射する光L2が照射され、これによって感光体表面の電
位が初期化される。
【0018】転写部を通過した転写紙は、引き続き矢印
A方向に搬送され、定着装置14の定着ローラ15と加
圧ローラ16の間を通り、このとき熱と圧力の作用で、
転写紙上のトナー像がその転写紙に定着される。
【0019】定着装置14を通過した転写紙は、排紙ロ
ーラ対17によって、画像形成装置本体上部の排紙部1
8に排出される。
【0020】ここで、本例の画像形成装置においては、
図2に示すように、前述の感光体2、帯電ローラ3、現
像装置5及びクリーニング装置12がユニットケース1
9に組み込まれ、これらが一体的な像担持体ユニット2
0を構成している。すなわち、感光体2はユニットケー
ス19に回転自在に支持され、像担持体ユニット20が
図2に示すように画像形成装置本体1内に装填された状
態で、当該感光体2は、画像形成装置本体内に設けられ
た図示していない駆動装置によって前述のように回転駆
動される。また帯電ローラ3もユニットケース19に回
転自在に支持されている。さらに、現像装置5とクリー
ニング装置12の現像ケースとクリーニングケースは、
ユニットケース19の外壁と仕切壁とによってそれぞれ
構成され、現像ケース内の現像ローラ6と、クリーニン
グケース内のトナー排出部材21は、それぞれユニット
ケース19に回転自在に支持されている。ユニットケー
ス19には、前述のレーザ光L1と、光L2がそのケー
ス内に入射する窓孔26,27がそれぞれ形成されてい
る。かかる像担持体ユニット20が、画像形成装置本体
1内の所定の位置に図2に示す如く位置決めされてセッ
トされる。このとき、ユニットケース19に形成された
開口23から、感光体2の一部がユニットケース外に露
出し、その露出した感光体表面に転写ローラ11が当接
する。
【0021】本例の像担持体ユニット20は上述のよう
に構成されているが、この像担持体ユニット20を感光
体2と、ユニットケース19と、後述するシャッタ22
だけで構成してもよいし、上述した要素以外の要素を追
加して像担持体ユニット20を構成することもできる。
【0022】画像形成装置本体1の図1における右側の
部位にはカバー24が配置され、このカバー24は枢ピ
ン25を介して画像形成装置本体1に回動開閉可能に枢
支されている。通常、カバー24は、図1に実線で示す
ように、画像形成装置本体1の右側の部位を覆う閉鎖位
置を占め、このとき、当該カバー24は像担持体ユニッ
ト20のユニットケース19に形成された開口23に対
向して位置する。
【0023】また、カバー24の上部を掴んで、これを
図1における右方に引くと、該カバー24は、枢ピン2
5のまわりを時計方向に回動し、図1に鎖線で示すよう
に開放位置に開く。転写ローラ11と、レジストローラ
対10の一方のローラはカバー24に回転自在に支持さ
れており、従って、カバー24を上述のように開放する
と、転写ローラ11と一方のレジストローラもカバー2
4と共に画像形成装置本体1から離間する。
【0024】このように画像形成装置本体1の右側の部
位を外部に露出させ、像担持体ユニット20の開口23
の側を外部に露出させることができ、これによって、転
写紙の搬送経路が開放されるので、ここに詰まった転写
紙を容易に除去したり、画像形成装置本体内を補修する
ことができる。さらに、像担持体ユニット20について
も、これを図1に矢印Bで示すように画像形成装置本体
1から外し、新たな像担持体ユニットを画像形成装置本
体に装填することができる。像担持体ユニット20を簡
単に交換することができるのである。像担持体ユニット
20の装填後、カバー24を閉じることによって、像担
持体ユニット20は外部から遮断された状態で画像形成
装置本体内に収容される。
【0025】ところで、先にも説明したように、ユニッ
トケース19には開口23が形成されているので、像担
持体ユニット20が画像形成装置本体1の外部にあると
き、開口23が開放されたままであると、その開口23
から外部に露出した感光体2に光が当てられたり、ゴミ
が付着したり、手で触れたりして、その表面が劣化した
り、傷を付けられたりするおそれがある。これは、像担
持体ユニット20を画像形成装置本体に装填した状態で
カバー24を開放したときも同様である。
【0026】このような不具合を除去するため、ユニッ
トケース19には、先に簡単に示したシャッタ22が取
付けられている。このシャッタ22は、図2に実線で示
すようにユニットケース19の開口23を開放する開位
置と、図2に鎖線で示すように開口23を閉鎖する閉位
置との間を回動開閉自在にユニットケース19に枢着さ
れている。
【0027】図3は、シャッタ22が閉鎖位置にあると
きの像担持体ユニット20を示し、図4は、シャッタ2
2が開位置を占めたときの像担持体ユニット20を示し
ている。これらの図から判るように、シャッタ22の基
端部に固定された枢軸28の長手方向各端部が、ユニッ
トケース19の各耳部29,30に回転自在に支持さ
れ、これによってシャッタ22が前述の開位置と閉位置
の間を回動することができる。
【0028】上述のように、本例の画像形成装置は、表
面にトナー像が形成される感光体2より成る像担持体、
該像担持体を収容するユニットケース19、及び該ユニ
ットケース19に形成された開口23を閉鎖する閉位置
と該開口23を開放する開位置との間を回動可能にユニ
ットケース19に取付けられたシャッタ22を有する像
担持体ユニット20を具備し、前述のように、この像担
持体ユニット20は画像形成装置本体1に着脱可能に装
填される。
【0029】しかも、本例の画像形成装置は、その画像
形成装置本体1に開閉可能に支持されたカバー24を具
備し、該カバー24は、その閉鎖時に像担持体ユニット
20のユニットケース19に形成された開口23に対向
して位置し、かつその開放によって、像担持体ユニット
20の開口23の側を外部に露出させる。
【0030】さらに、本例の画像形成装置は、像担持体
ユニット20を図2に示すように画像形成装置本体1の
内部に装填し、しかもカバー24を閉鎖したとき、シャ
ッタ22が図2に実線で示すように開位置にもたらさ
れ、これによって感光体2と転写ローラ11を支障なく
当接させ、また像担持体ユニット20が画像形成装置本
体1の外部に存するとき、或いは像担持体ユニット20
を画像形成装置本体1の内部に装填した状態でカバー2
4を開放したとき、シャッタ22が図2に鎖線で示すよ
うに閉位置に回動し、開口23を閉鎖するように構成さ
れている。すなわち、当該画像形成装置は、像担持体ユ
ニット20が画像形成装置本体1内に装填され、かつカ
バー24が開放されたときと、像担持体ユニット20が
画像形成装置本体1外に存在するときに、シャッタ22
を閉位置にもたらし、かつ像担持体ユニット20が画像
形成装置本体1内に装填され、かつカバー24が閉鎖さ
れたときシャッタ22を開位置にもたらすシャッタ開閉
手段を具備する。以下に、その具体的構成例を説明す
る。
【0031】ユニットケース19に回動開閉可能に枢着
されたシャッタ22には、そのシャッタ22を閉位置に
向けて付勢する付勢部材、例えばねじりコイルばね(図
示せず)が付設されている。また、図3乃至図4に示す
ように、シャッタ22の回動中心部である枢軸28に
は、これと同心状に配置された第1のギア31が固定さ
れ、ユニットケース19には第2のギア32が回転可能
に支持され、その第2のギア32は第1のギア31に噛
み合っている。さらに、この第2のギア31には、レバ
ー33が一体に形成されている。一方、カバー24の内
側面、すなわち画像形成装置本体側を向く面に突設され
た取付部34には、加圧部材35の基端部が固定されて
いる。
【0032】今、像担持体ユニット20を図2に示すよ
うに画像形成装置本体1内の所定の位置に装填し、しか
もカバー24を図1に鎖線で示すように開放すると、カ
バー24に突設された加圧部材35は像担持体ユニット
20から離間する。図3では便宜上、加圧部材35を像
担持体ユニット20の近傍の位置に示してあるが、カバ
ー24の開放時には、加圧部材35は、図3に示した状
態よりも大きく像担持体ユニット20から離間する。
【0033】このとき、シャッタ22は、前述の付勢部
材の作用によって、図3に示すように閉位置を占め、開
口23を閉鎖する。像担持体ユニット20が画像形成装
置本体1の外部に位置するときも全く同様である。この
ように、像担持体ユニット20が画像形成装置本体1内
に装填され、かつカバー24が開放されたときと、像担
持体ユニット20が画像形成装置本体外に存在するとき
は、シャッタ22は閉位置にもたらされ、これによって
ユニットケース19内の感光体2を保護することができ
る。新品の像担持体ユニット20を単体で梱包してこれ
をユーザの下に輸送するようなときも、感光体2を確実
に保護することができる。
【0034】一方、カバー24を図1に実線で示すよう
に閉鎖すると、そのカバー24に突設された加圧部材3
5が、図4に示すようにレバー33を加圧する。これに
よって、第2のギア32が図4における時計方向に回転
し、その第2のギア32に噛み合う第1のギア31が反
時計方向に回転する。このため、シャッタ22は、前述
の付勢部材の付勢力に抗して、開位置に回動し、開口2
3が開放される。これにより、感光体2と転写部材11
が当接し、前述の画像形成動作を支障なく行うことが可
能となる。このように、像担持体ユニット20が画像形
成装置本体1内に装填され、かつカバー24が閉鎖され
たとき、シャッタ22はその開位置にもたらされるので
ある。この例では、加圧部材35が、レバー33と両ギ
ア32,31を介して、シャッタ22を加圧し、そのシ
ャッタ22を開放させているが、加圧部材35が直にシ
ャッタ22を加圧して、これを開放させるように構成す
ることもできる。
【0035】上述のように、本例の画像形成装置におい
ては、前述のシャッタ開閉手段が、シャッタ22を閉位
置に向けて付勢する付勢部材と、カバー24に突設され
ていて、該カバー24を閉鎖したとき、画像形成装置本
体1内に装填された像担持体ユニット20のシャッタ2
2を加圧し、前記付勢部材の付勢力に抗して、当該シャ
ッタ22を開位置に作動させる加圧部材35とを具備し
ている。しかもシャッタ22がユニットケース19に回
動開閉可能に枢着され、シャッタ開閉手段が、シャッタ
22の回動中心部に固定された第1のギア31と、前記
ユニットケースに回転可能に支持され、かつ前記第1の
ギア31に噛み合う第2のギア32と、該第2のギア3
2に一体に設けられ、加圧部材35によって加圧される
ことにより、第1のギア31とこれに噛み合う第2のギ
ア32を回転させ、かつシャッタ22を開位置に回動さ
せるように作動するレバー33を具備している。
【0036】上述した各構成によれば、シャッタ開閉手
段の構造を簡素化し、かつこれによるシャッタの開閉機
能を高めることができる。
【0037】以上説明した構成により、像担持体ユニッ
ト20が外部に露出した状態にあるときも、その開口2
3をシャッタ22によって閉鎖し、感光体2を確実に保
護でき、しかも画像形成動作時には、開口23を開放し
て、支障なくその動作を実行することができる。ところ
が、先にも説明したように、例えば新品の像担持体ユニ
ットを、同じく新品の画像形成装置本体内に装填し、カ
バー24を閉じた状態で、これをユーザの下に納品する
こともある。このような場合、上述した構成だけである
と、像担持体ユニット20の開口23が開放し、感光体
2に転写ローラ11が当接したまま、画像形成装置が輸
送されることになるので、このとき画像形成装置に加え
られる振動によって、転写ローラ11が感光体2に強く
当たり、感光体表面に傷が付けられるおそれがある。ま
た長時間に亘って転写ローラ11が感光体2に当接して
いると、その転写ローラ11を構成する成分である可塑
剤が、感光体表面に移行し、これによってトナー像の画
質が劣化したり、感光体に圧接する転写ローラの部分が
局部的に永久変形を起こし、その機能が低下するおそれ
がある。
【0038】そこで、本例の画像形成装置においては、
像担持体ユニット20を画像形成装置本体内に装填し、
カバー24を閉じて、その画像形成装置を輸送するよう
なときは、前述の加圧部材35の機能を無効とし、シャ
ッタ22が開口23を閉鎖した状態を維持できるように
構成されている。
【0039】すなわち、図3に示すように、通常の画像
形成装置使用時には、加圧部材35の基端部は、カバー
24の取付部34に、例えばねじ36によって着脱可能
に固定されている。これに対し、像担持体ユニット20
を画像形成装置本体内に装填したまま画像形成装置を輸
送するときは、ねじ36を外して加圧部材35を取付部
34から離脱し、この取付部34(以下、第1の取付部
と記す)から離間した位置のカバー24の部分に設けら
れた取付部34A(以下、第2の取付部と記す)に、ね
じによって加圧部材35の基端部を図3に鎖線で示す如
く固定する。
【0040】この状態でカバー24を閉鎖すると、加圧
部材35はレバー33に当らず、よってギア32,31
が回転することはなく、シャッタ22は閉位置に保持さ
れたままとなる。カバー24を閉じても、シャッタ22
は図2に鎖線で示した閉位置に留まり、これによって転
写ローラ11が感光体2に当接することはない。このた
め、画像形成装置の輸送中に、これが振動したときも、
転写ローラ11が感光体2に強く当って、これに傷を付
けるような不具合は発生しない。また、転写ローラ11
の可塑剤が感光体表面に移行する不具合を阻止できる。
画像形成装置を使用する際には、加圧部材35を第1の
取付部34に固定し直し、前述の作用が得られるように
する。
【0041】上述のように本例の画像形成装置において
は、その通常の使用時には、加圧部材35を第1の取付
部34に固定し、像担持体ユニット20を画像形成装置
本体1内に装填し、かつカバー24を閉鎖したとき、シ
ャッタ22が開位置を占めるようにする。このときのシ
ャッタ開閉手段の状態を第1の状態とする。また、像担
持体ユニット20を画像形成装置本体内に装填したま
ま、その画像形成装置を輸送するようなときは、加圧部
材35を第2の取付部34Aに固定し、像担持体ユニッ
ト20を画像形成装置本体1内に装填し、カバー24を
閉鎖したとき、シャッタ22が閉位置を占めるようにす
る。このときのシャッタ開閉手段の状態を第2の状態と
すると、本例の画像形成装置には、シャッタ開閉手段を
その第1の状態と第2の状態とに切換える切換手段が設
けられている。
【0042】しかも、カバー24に対する加圧部材35
の取付位置を、該加圧部材35がシャッタ22を加圧し
得る第1の位置と、該シャッタ22を加圧し得ない第2
の位置とに選択できる第1及び第2の加圧部材取付部3
4,34Aによって、上記切換手段が構成されている。
これにより、極く簡単に切換手段を構成することができ
る。
【0043】また図示した画像形成装置は、感光体2よ
り成る像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材に
転写する転写ローラ11より成る転写部材を有し、その
転写部材はカバー24に支持され、像担持体ユニット2
0が画像形成装置本体1内に装填されていると共に、前
述のシャッタ開閉手段が第1の状態にあり、かつカバー
24が閉鎖されたとき、転写部材は開口23を通して像
担持体表面に対向して位置し、像担持体ユニット20が
画像形成装置本体1内に装填されていると共に、シャッ
タ開閉手段が第2の状態にあり、かつカバー24が閉鎖
されたとき、転写部材は、開口23を閉鎖したシャッタ
22に遮られて、像担持体表面に接触しないように、像
担持体に対する転写部材の位置が設定されている。
【0044】これにより、感光体2の傷付きや、感光体
2の表面への転写ローラ11の可塑剤の付着を防止でき
る。
【0045】また、シャッタ開閉手段が第2の状態にあ
り、従って画像形成装置本体1内に装填された像担持体
ユニット20のシャッタ22が閉じているとき、閉鎖状
態にあるカバー24に支持された転写ローラ11の支軸
37の各端が、シャッタ22の外面に形成された突部2
2A,22A(図3に鎖線で示す)にそれぞれ圧接する
ように構成すると有利である。転写ローラ11を固定支
持し、カバー24に回転自在に支持された支軸37は、
感光体2に対して接離する向きに可動にカバー24に支
持され、図示していないばねによって感光体2へ向く方
向に付勢されているが、閉位置にあるシャッタ22に転
写ローラ11が対向したとき、その支軸37の各端部が
シャッタ22に圧接するのである。これにより、ゴムな
どの弾性材より成る転写ローラ11自体は、シャッタ2
2にも接触せず、これが局部的に永久変形する不具合を
阻止できる。
【0046】以上、像担持体の一例として感光体を示し
たが、本発明は、感光体上に形成されたトナー像を転写
される中間転写体より成る像担持体を有する像担持体ユ
ニットを備えた画像形成装置などにも広く適用できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、像担持体ユニットが画像形成装置本体外にあると
き、或いは像担持体ユニットが画像形成装置本体内に装
填され、かつカバーを開いたとき、像担持体ユニットの
開口をシャッタによって閉じ、その内部の像担持体を保
護することができ、しかも像担持体ユニットを画像形成
装置本体内に装填したまま、その画像形成装置を輸送す
るとき、像担持体に傷が付けられる不具合を阻止でき
る。
【0048】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
像担持体ユニットを画像形成装置本体内に装填したまま
画像形成装置を輸送するとき、転写部材が像担持体に当
接して、像担持体に傷が付けられる不具合を阻止でき
る。
【0049】請求項3及び4に記載の画像形成装置によ
れば、シャッタ開閉手段の構成を簡素化でき、そのコス
トを低減できる。
【0050】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
切換手段の構成を簡素化でき、そのコストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図であ
る。
【図2】図1の一部を拡大して示す図である。
【図3】シャッタが閉じた状態にある像担持体ユニット
の斜視図である。
【図4】シャッタが開いた状態にある像担持体ユニット
の斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 19 ユニットケース 20 像担持体ユニット 22 シャッタ 23 開口 24 カバー 31 第1のギア 32 第2のギア 33 レバー 34 取付部 34A 取付部 35 加圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 水沢 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体、
    該像担持体を収容するユニットケース及び該ユニットケ
    ースに形成された開口を閉鎖する閉位置と該開口を開放
    する開位置との間を作動可能にユニットケースに取付け
    られたシャッタを有していて、画像形成装置本体に着脱
    可能に装填される像担持体ユニットと、画像形成装置本
    体に開閉可能に支持され、その閉鎖時に前記開口に対向
    して位置し、かつその開放によって、前記像担持体ユニ
    ットの開口の側を外部に露出させるカバーと、前記像担
    持体ユニットが画像形成装置本体内に装填され、かつ前
    記カバーが開放されたときと、像担持体ユニットが画像
    形成装置本体外に存在するときに、前記シャッタを閉位
    置にもたらし、かつ前記像担持体ユニットが画像形成装
    置本体内に装填され、かつ前記カバーが閉鎖されたとき
    前記シャッタを開位置にもたらすシャッタ開閉手段とを
    具備する画像形成装置において、 像担持体ユニットが画像形成装置本体内に装填され、か
    つ前記カバーが閉鎖されたとき、前記シャッタが開位置
    を占める第1の状態と、同じく像担持体ユニットが画像
    形成装置本体内に装填され、かつ前記カバーが閉鎖され
    たとき、前記シャッタが閉位置を占める第2の状態と
    に、前記シャッタ開閉手段を切換える切換手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体表面に形成されたトナー像
    を転写材に転写する転写部材を有し、該転写部材は前記
    カバーに支持され、像担持体ユニットが画像形成装置本
    体内に装填されていると共に、前記シャッタ開閉手段が
    第1の状態にあり、かつ前記カバーが閉鎖されたとき、
    前記転写部材は前記開口を通して像担持体表面に対向し
    て位置し、像担持体ユニットが画像形成装置本体内に装
    填されていると共に、前記シャッタ開閉手段が第2の状
    態にあり、かつ前記カバーが閉鎖されたとき、前記転写
    部材は、前記開口を閉鎖したシャッタに遮られて、像担
    持体表面に接触しないように、像担持体に対する転写部
    材の位置を設定した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ開閉手段が、シャッタを閉
    位置に向けて付勢する付勢部材と、前記カバーに突設さ
    れていて、該カバーを閉鎖したとき、画像形成装置本体
    内に装填された像担持体ユニットのシャッタを加圧し、
    前記付勢部材の付勢力に抗して、当該シャッタを開位置
    に作動させる加圧部材とを具備している請求項1又は2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッタが前記ユニットケースに回
    動開閉可能に枢着され、前記シャッタ開閉手段が、前記
    シャッタの回動中心部に固定された第1のギアと、前記
    ユニットケースに回転可能に支持され、かつ前記第1の
    ギアに噛み合う第2のギアと、該第2のギアに一体に設
    けられ、前記加圧部材によって加圧されることにより、
    第1のギアとこれに噛み合う第2のギアを回転させ、か
    つシャッタを開位置に回動させるように作動するレバー
    を具備している請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーに対する前記加圧部材の取付
    位置を、該加圧部材が前記シャッタを加圧し得る第1の
    位置と、該シャッタを加圧し得ない第2の位置とに選択
    できる加圧部材取付部によって、前記切換手段が構成さ
    れている請求項3又は4に記載の画像形成装置。
JP9287863A 1997-10-03 1997-10-03 画像形成装置 Pending JPH11109833A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2626751A1 (en) 2012-01-16 2013-08-14 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus
JP2018155977A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社リコー 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2626751A1 (en) 2012-01-16 2013-08-14 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus
US8948651B2 (en) 2012-01-16 2015-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2018155977A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社リコー 画像形成装置

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