JP2001042503A - データ処理方法および装置、露光方法および装置、記録媒体 - Google Patents

データ処理方法および装置、露光方法および装置、記録媒体

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JP2001042503A
JP2001042503A JP21695899A JP21695899A JP2001042503A JP 2001042503 A JP2001042503 A JP 2001042503A JP 21695899 A JP21695899 A JP 21695899A JP 21695899 A JP21695899 A JP 21695899A JP 2001042503 A JP2001042503 A JP 2001042503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改版露光データのデータ量や作成工数を削減
することにより、露光データを短時間で作成することが
できるようにする。 【解決手段】 改版設計データ上で修正した部分の位置
を指定する修正位置指定部23と、指定された修正部分
をデータ処理することにより改版露光データを生成する
露光データ生成部25と、改版露光データのヘッダもし
くはフッタに修正部分の位置情報を付加する位置情報付
加部26とを設け、改版設計データから改版露光データ
を生成する際には、改版設計データ上で修正した部分の
位置を指定し、当該指定された修正部分のみをデータ処
理するようにすることにより、改版前の設計データと重
複する部分についてはデータ処理を行わなくても済むよ
うにして、データ処理工数と改版露光データのデータ量
を削減できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理方法およ
び装置、露光方法および装置、更にはこれらをソフトウ
ェアの機能で実現するためのプログラムを格納した記録
媒体に関し、特に、半導体装置・磁気デバイス・液晶・
プリント基板等のLSIを製造するためのレチクル・マ
スクデータ(露光データ)を設計データより生成する方
法、レチクル・マスクに従って露光を行う方法に用いて
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程では、CAD
(Computer-Aided Design )等により回路レイアウトが
シンボリックに設計されたデバイスを製造するために、
ウェハを作る原版となるレイアウトパターンを表したレ
チクルやフォトマスク等が使用される。そして、特に開
発段階においては、そのデバイスの特性改善等のため
に、回路や条件の設計変更が行われる。この変更は、パ
ターンの変更を伴う。
【0003】図5は、設計データをもとにレチクル(レ
チクル・マスク)を作成する際の処理手順の概要を示す
図である。図5には、初版のレチクルを作成する過程
と、改版したレチクルを作成する過程とを示している。
【0004】まず、CADを用いてレチクルのレイアウ
トパターンを表した初版設計データ1を作成し、この初
版設計データ1に対してデータ処理11を行うことによ
り、露光データ2を作成する。データ処理11として
は、初版設計データ1の内部フォーマットデータへの変
換、図形論理演算、サイジング等の処理を含む。このよ
うにして作成された露光データ2は、図示しない記録媒
体に出力され、記憶される。
【0005】次に、作成された露光データ2を露光装置
に供給してレジストの露光12を行うとともに、エッチ
ングを行うことによってレチクル3を作成する。さら
に、このレチクル3を用いてガラス基板上に焼き付け1
3を行うことにより、ウェハー4を作成する。そして、
このようにして作成されたウェハー4に対して、基板上
に形成された回路パターンがきちんとパターニングされ
ているかどうかや特性の試験14を行い、条件を満足す
るものであればレチクル完成7となる。
【0006】一方、特性改善等の必要がある場合は、C
ADを用いてレチクルパターンの設計データの手直し1
5を行い、改版設計データ5を作成する。そして、この
改版設計データ5に対して、上記データ処理11と同様
のデータ処理16を行うことにより、改版露光データ6
を作成する。ここで作成された改版露光データ6も、図
示しない記録媒体に出力され、初版の露光データ2とは
別に記憶される。
【0007】そして、このようにして作成された改版露
光データ6に基づいて露光装置で再び露光12を行うこ
とにより、レチクル3を作成し、更に焼き付け13を行
うことによりウェハー4を作成する。このようにして新
たに作成されたウェハー4に対して試験14を行い、条
件を満足するものであればレチクル完成7となる。一
方、まだ改善の必要がある場合は、以下同様の処理を繰
り返していく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年におけるLSI開
発では、急速な技術開発に伴い、設計データおよび露光
データを短時間で作成することが要求されている。しか
し、回路パターンの高密度化により、設計データ量およ
び露光データ量は増加する傾向にあり、処理負担が増大
している。そのため、設計データおよび露光データを短
時間で作成するためには、扱うデータ量や作成工数を削
減することが必要となってきている。
【0009】しかしながら、従来の手法では、改版設計
データから改版露光データを作成する際に、初版設計デ
ータに対して修正されていない部分も重複してデータ処
理していたため、扱うデータ量や作成工数が初版露光デ
ータを作る場合とほとんど変わらなかった。以下、この
ことを図面を用いて説明する。
【0010】図6は、初版設計データから初版露光デー
タを作成する際の動作を説明するためのイメージ図であ
る。図6において、初版設計データ1中に示される点線
で表した複数のブロックa〜fは、それぞれが半導体デ
バイスのセルの集まりであり、モジュールを構成する。
これらの各モジュールa〜fの中にそれぞれ固有の回路
レイアウトがCADによってシンボリックに描かれる。
【0011】このような初版設計データ1をもとにデー
タ処理11を実行することにより、初版露光データ2を
生成する。この初版露光データ2中に示される点線で表
した複数のブロックA〜Fは、上記初版設計データ1内
の各モジュールa〜fから生成された露光データのモジ
ュールである。これらの各モジュールA〜Fの中は、露
光装置の電子ビームを照射する部分と照射しない部分と
を表したパターンデータが描かれている。
【0012】ここで、初版設計データ1のデータ量を仮
に“100”(データ処理装置において処理するデータ
量が初版設計データ1の全体の100%という意味)と
した場合、データ処理11では、その初版設計データ1
の全てのモジュールa〜fをデータ処理することから、
初版露光データ2を生成する際のデータ処理量は“10
0”である。
【0013】また、図7は、改版設計データから改版露
光データを作成する際の動作を説明するためのイメージ
図である。図7において、改版設計データ5は、図6に
示した初版設計データ1中のモジュールfを修正して、
これを新たなモジュールgとしたものである。他のモジ
ュールa〜eについては修正を加えておらず、初版設計
データ1と同様である。
【0014】このような改版設計データ5をもとにデー
タ処理16を実行することにより、改版露光データ6を
生成する。この改版露光データ6中に示される一点鎖線
で表したブロックGは、上記改版設計データ5内のモジ
ュールgから生成された露光データのモジュールであ
る。他のモジュールA〜Eは、改版設計データ5中の各
モジュールa〜eから生成された露光データのモジュー
ルである。
【0015】この改版設計データ5に対してデータ処理
16を行う場合、手直しを行ったモジュールgを含めて
全てのモジュールをデータ処理装置に入力する。そのた
め、改版設計データ5のデータ量は“100”である。
また、改版設計データ中5の全モジュールa〜e,gを
データ処理するため、初版設計データ1を処理する場合
と変わらない処理工数が必要となり、データ処理量も
“100”となる。
【0016】このように、従来は、改版のデータ処理に
おいて修正の行われていない部分(モジュールa〜e)
も重複して処理していたため、データ処理に無駄が生
じ、露光データの作成時間が長くなってしまう問題があ
った。また、修正のない部分も改版設計データ5中に含
まれるため、これから作成される改版露光データ6のデ
ータ量も大きくなり、記録媒体に保管するデータ量が大
きくなってしまうという問題もあった。また、作成した
露光データを工場に転送して露光を行うような場合、露
光データ量が初版、改版共に大きいため、転送時間が長
くなってしまうという問題もあった。
【0017】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、改版露光データのデータ量や作
成工数を削減することにより、露光データを短時間で作
成することができるようにすること、露光データを少な
いデータ量で保存できるようにすること、露光データの
転送時間を短縮することができるようにすることを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、改版設計データから改版露光デ
ータを生成する際に、上記改版設計データ上で修正した
部分の位置を指定し、当該指定された修正部分のみをデ
ータ処理するようにするとともに、生成された上記改版
露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に、上記修正部
分の位置情報を付加するようにする。
【0019】上記のように構成した本発明によれば、改
版設計データから改版露光データを生成する場合、改版
前の設計データと重複する部分についてはデータ処理を
行わず、改版設計データ上で指定された修正部分のみを
データ処理すれば良いので、データ処理工数を削減する
ことが可能となるとともに、扱うデータ量を削減するこ
とも可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるデータ
処理装置および露光装置の構成例を示すブロック図であ
る。図1において、設計データ21は、製造する半導体
デバイスの回路レイアウトをCADによりシンボリック
に表したデータであり、図5に示した初版設計データ1
および改版設計データ5を含む。
【0021】本実施形態のデータ処理装置100は、設
計データ入力部22と、修正位置指定部23と、データ
処理部24とを備え、ウェハを作る原版となるレチクル
パターンを表した露光データを設計データ21から生成
する。上記設計データ入力部22は、初版もしくは改版
の設計データ21をデータ処理装置100内に入力する
ためのものであり、例えばコンピュータ端末のキーボー
ドやマウス等の入力デバイスを備える。
【0022】修正位置指定部23は、改版の設計データ
21を入力した場合に、その改版の設計データ21中で
修正した部分の位置を指定するものである。具体的に
は、修正を行ったエリアの情報として、改版した設計デ
ータ21の全体の中の座標情報を指定する。これは、露
光データを作成するオペレータがコンピュータ端末の入
力デバイスを用いて座標情報を指定しても良いし、コン
ピュータ端末自身が座標情報を自動的に指定するように
しても良い。座標情報を自動的に指定する場合の動作に
ついては後述する。
【0023】また、データ処理部24は、露光データ生
成部25と、位置情報付加部26と、未露光指定部27
とを備える。上記露光データ生成部25は、初版もしく
は改版の設計データ21に対して、内部フォーマットデ
ータへの変換、図形論理演算、サイジング等のデータ処
理を行うことにより、初版もしくは改版の露光データを
作成する。このようにして作成された露光データは、ハ
ードディスクやフロッピーディスク等の記録媒体から成
る露光データ記憶部28に出力され、各版ごとに記憶さ
れる。
【0024】位置情報付加部26は、上記露光データ生
成部25により生成された改版露光データのヘッダ部も
しくはフッタ部に、上記修正位置指定部23により指定
された修正位置を表す位置情報(座標情報)を付加す
る。また、未露光指定部27は、上記露光データ記憶部
28に記憶されている初版露光データに対して、上記修
正位置指定部23により指定された修正位置を未露光部
として指定する。
【0025】また、本実施形態の露光装置200は、修
正位置認識部29と、未露光認識部30と、露光部31
とを備え、上記露光データ記憶部28に記憶された初版
および改版の露光データに基づいて、レジストの露光を
行うことによってレチクル32を作成する。
【0026】上記修正位置認識部29は、改版露光デー
タのヘッダ部もしくはフッタ部に記述されている位置情
報に基づいて、改版露光データ中で修正が行われている
部分の全体に対する位置を認識する。また、未露光認識
部30は、初版露光データ中で上記未露光指定部27に
より指定された未露光部の位置を認識する。
【0027】露光部31は、上記修正位置認識部29お
よび未露光認識部30による認識結果に基づいて、初版
露光データおよび改版露光データを用いて露光を実行す
る。具体的には、初版のレチクル32を作成するとき
は、初版露光データに従って通常通り露光を行う。ま
た、改版のレチクル32を作成するときは、初版露光デ
ータと改版露光データの両方を用いる。このとき、初版
露光データに基づいて露光するときは、未露光認識部3
0により認識された未露光部を除いた部分を露光する。
また、改版露光データに基づいて露光するときは、修正
位置認識部29により認識された修正位置に対してのみ
露光を行う。
【0028】以下に、設計データから露光データを作成
する際の動作を具体例に即して説明する。まず、初版設
計データから初版露光データを作成する際の動作を説明
する。この場合の動作は、図6に示したものと全く同じ
である。したがって、ここでは重複する説明を省略す
る。
【0029】一方、改版設計データから改版露光データ
を作成する際の動作は、図2のイメージ図に示す通りに
なる。図2において、改版設計データ41は、図6に示
した初版設計データ1中のモジュールfを修正して、こ
れを新たなモジュールgとしたものである。他のモジュ
ールa〜eについては初版設計データ1と同様である。
また、改版設計データ42は、修正したモジュールgの
みから成るデータである。これらの改版設計データ4
1,42は何れも図1の設計データ21に相当する。
【0030】この設計データ21を設計データ入力部2
2から入力する場合、図2(a)のように、実際に修正
したモジュールg以外の未修正モジュールa〜eをも含
む全ての改版設計データ41を入力することも可能であ
るし、図2(b)のように、実際に修正したモジュール
gのみの改版設計データ42を入力することも可能であ
る。
【0031】図2(a)のように全ての改版設計データ
41を入力する場合は、その改版設計データ41のデー
タ量は“100”である。一方、図2(b)のようにモ
ジュールgのみの改版設計データ42を入力する場合
は、その改版設計データ42のデータ量は、モジュール
gに相当する部分のデータ量だけであり、例えば“3
0”である。
【0032】図2(a)および(b)の何れの方法で改
版設計データを入力する場合も、セルまたはモジュール
単位で修正した部分のエリアを座標等により指定する。
図2の例では、、で示す位置の座標を指定する。こ
れは、上述したように露光データを作成するオペレータ
がコンピュータ端末の入力デバイスを用いて行っても良
いし、コンピュータ端末自身が自動的に行っても良い。
【0033】座標情報を自動的に指定する場合、改版設
計データ41中に修正したモジュールgのエリア(一点
鎖線で示す枠)を実データとして記述する。そして、そ
の枠内の回路パターン(図示せず)はデータ処理に使用
し、枠のデータ自体は座標データとして使用する旨を指
定することにより、コンピュータ端末が枠のデータから
その座標情報を修正位置を表す情報として自動的に指定
する。
【0034】データ処理を行う際は、改版設計データ上
で修正した部分として指定されたエリア(座標情報、
で示されるモジュールgの部分)のみを処理対象とす
る。このとき、作成した改版露光データ43のヘッダも
しくはフッタには、修正エリアを表す位置情報として
、の座標情報を記述する。
【0035】例えば、図2(a)のように全ての改版設
計データ41を入力した場合は、改版設計データ41中
に含まれる各モジュールa〜e,gのうち、修正箇所で
あるモジュールgのみをデータ処理し、改版露光データ
43のモジュールGを作成する。一方、図2(b)のよ
うにモジュールgのみの改版設計データ42を入力した
場合は、その入力したモジュールgをデータ処理し、改
版露光データ43のモジュールGを作成する。したがっ
て、改版設計データ41もしくは42から改版露光デー
タ43を生成する際のデータ処理量は、何れのパターン
で設計データを入力した場合も“30”となる。
【0036】次に、上記のように作成された露光データ
を用いて露光を行うことにより改版レチクルを作成する
際の露光装置200の動作を、図3のフローチャートに
従って説明する。露光装置200は、まず最初にステッ
プS1で、初版および改版の露光データを露光データ記
憶部28から入力する。そして、ステップS2で、上記
入力した改版露光データのヘッダもしくはフッタに記述
されている修正部分の座標を修正位置認識部29によっ
て認識する。
【0037】また、次のステップS3では、未露光認識
部30により、上記入力した改版露光データのヘッダも
しくはフッタに記述されている修正部分の座標を、初版
露光データ中の未露光部として認識する。そして、ステ
ップS4で、初版露光データに基づいて、未露光部とし
て認識された修正部エリア以外(図6に示す初版露光デ
ータ2中のモジュールA〜Eに相当する部分)を露光す
る。さらに、ステップS5で、改版露光データに基づい
て、修正部エリア内(図2に示すモジュールGに相当す
る部分)を露光することにより、改版レチクルを完成さ
せる。
【0038】なお、ここでは、初版露光データに基づく
露光を行った後に改版露光データに基づく露光を行った
が、この順番は逆でも良い。また、初版露光データと改
版露光データとを適宜切り換えながら露光を行うように
しても良い。すなわち、露光装置200はチップの左端
から横方向への走査を上から順次下方へと繰り返してい
くが、例えば、モジュールA〜FのうちモジュールBの
部分が修正されているような場合に、露光装置200の
走査がモジュールBの部分に来たときには改版露光デー
タを用い、走査が他のモジュールの部分に来たときには
初版露光データを用いるといった具合に切り換えを行う
ようにしても良い。
【0039】以上のように、本実施形態では、改版設計
データから改版露光データを作成する際に、改版設計デ
ータの全てを処理するのではなく、実際に修正をしたエ
リアのみを処理対象とするため、処理工数を大幅に削減
することができる。また、作成される改版露光データ
は、修正エリアのデータだけであるため、露光データ記
憶部28にて少ないデータ量で露光データを保存および
管理することができる。また、作成した露光データをネ
ットワークを介して転送する場合は、その転送時間を短
くすることができる。
【0040】また、本実施形態では、改版露光データの
ヘッダもしくはフッタに任意の座標情報を記述すること
により、初版露光データ上で未露光にする部分を任意に
指定することができるというメリットも有する。図4
は、このことを説明するための図である。図4におい
て、51〜53は全て初版露光データ中に存在する回路
パターンである。このうち、斜線で示した部分53は、
ヘッダもしくはフッタに座標情報を記述することによっ
て、未露光部として指定した部分である。
【0041】このように、本実施形態では、初版露光デ
ータ中から任意の一部分を削除した改版露光データを作
成したいような場合に、改版露光データを実際に作らな
くても、ヘッダもしくはフッタに対応する座標情報を記
述するだけで簡単に対応することができる。したがっ
て、所望の部分を削った改版設計データを全て作り直し
てそれをデータ処理することによって改版露光データを
作成していた従来に比べて、改版露光データを作成する
手間も時間も大幅に削減することができる。
【0042】なお、以上に説明した本実施形態のデータ
処理装置および露光装置は、コンピュータのCPUある
いはMPU、RAM、ROMなどで構成されるものであ
り、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作する
ことによって実現できる。したがって、コンピュータが
上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例え
ばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュー
タに読み込ませることによって実現できるものである。
上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−R
OM以外に、フロッピーディスク、ハードディスク、磁
気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を
用いることができる。
【0043】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0044】なお、以上に説明した実施形態は、本発明
を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過
ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はそ
の精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、
様々な形で実施することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述したように、改版設計デー
タから改版露光データを生成する際に、改版設計データ
上で修正した部分の位置を指定し、当該指定された修正
部分のみをデータ処理するようにするとともに、生成さ
れた改版露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に修正
部分の位置情報を付加するようにしたので、改版設計デ
ータから改版露光データを生成する場合、改版前の設計
データと重複する部分についてはデータ処理を行わず、
改版設計データ上で指定された修正部分のみをデータ処
理すれば良くなり、データ処理工数を削減して露光デー
タの作成時間を短くすることができるとともに、改版露
光データのデータ量を削減することができる。このよう
にデータ量を削減できるので、データを保存する場合は
少ないデータ量で保存することができるようになるとと
もに、データを転送する場合はその転送時間を短くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるデータ処理装置および露光装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による改版露光データの作成手法を
説明するための図である。
【図3】本実施形態による露光装置の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】初版露光データ中の任意の部分を未露光部とし
て指定した例を示す図である。
【図5】設計データからレチクルを作成するまでの流れ
を示す図である。
【図6】初版露光データの作成手法を説明するための図
である。
【図7】従来による改版露光データの作成手法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 初版設計データ 2 初版露光データ 3 レチクル 4 ウェハー 5 改版設計データ 6 改版露光データ 21 設計データ 22 設計データ入力部 23 修正位置指定部 24 データ処理部 25 露光データ生成部 26 位置情報付加部 27 未露光指定部 28 露光データ記憶部 29 修正位置認識部 30 未露光認識部 31 露光部 32 レチクル 100 データ処理装置 200 露光装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計データをデータ処理して露光データ
    を生成するための方法であって、 改版設計データから改版露光データを生成する際に、上
    記改版設計データ上で修正した部分の位置を指定し、当
    該指定された修正部分のみをデータ処理するようにする
    とともに、生成された上記改版露光データのヘッダ部も
    しくはフッタ部に、上記修正部分の位置情報を付加する
    ようにしたことを特徴とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 上記改版露光データのヘッダ部もしくは
    フッタ部に付加された上記修正部分の位置情報に従い、
    改版前露光データの対応する位置を未露光部として認識
    させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方
    法。
  3. 【請求項3】 設計データをデータ処理して露光データ
    を生成するデータ処理装置であって、 上記設計データを入力する設計データ入力手段と、 改版設計データ上で修正した部分の位置を指定する修正
    位置指定手段と、 上記修正位置指定手段により修正位置が指定されたとき
    に、その修正部分をデータ処理することにより改版露光
    データを生成する露光データ生成手段と、 上記露光データ生成手段により生成された上記改版露光
    データのヘッダ部もしくはフッタ部に、上記修正部分の
    位置情報を付加する位置情報付加手段とを備えたことを
    特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 設計データから生成された露光データに
    従って露光を行うための方法であって、 改版設計データ上で指定された修正部分のみをデータ処
    理することによって生成された改版露光データと、改版
    前露光データとに従って露光を行い、 上記改版露光データに従って露光を行うときは、当該改
    版露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に付加された
    上記修正部分の位置情報に基づいて対応する位置のみを
    露光し、 上記改版前露光データに従って露光を行うときは、上記
    改版露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に付加され
    た上記修正部分の位置情報に基づいて対応する位置を未
    露光部として認識して露光を行うことを特徴とする露光
    方法。
  5. 【請求項5】 設計データから生成された露光データに
    従って露光を行う露光装置であって、 改版設計データから生成された改版露光データのヘッダ
    部もしくはフッタ部に付加されている位置情報に基づい
    て、上記改版露光データの修正位置を認識する修正位置
    認識手段と、 上記改版露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に付加
    されている位置情報に基づいて、改版前露光データ上の
    対応する位置を未露光部として認識する未露光認識手段
    と、 上記修正位置認識手段により認識された修正位置の露光
    を上記改版露光データに従って行うとともに、上記未露
    光認識手段により認識された未露光部以外の露光を上記
    改版前露光データに従って行う露光手段とを備えること
    を特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 設計データから生成された露光データに
    従って露光を行う露光装置であって、 改版設計データから生成された改版露光データのヘッダ
    部もしくはフッタ部に付加されている位置情報に基づい
    て、改版前露光データ上の対応する位置を未露光部とし
    て認識する未露光認識手段と、 上記未露光認識手段により認識された未露光部以外を上
    記改版前露光データに従って露光する露光手段とを備え
    ることを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 設計データを入力する設計データ入力手
    段と、 改版設計データ上で修正した部分の位置を指定する修正
    位置指定手段と、 上記修正位置指定手段により修正位置が指定されたとき
    に、その修正部分をデータ処理することにより改版露光
    データを生成する露光データ生成手段と、 上記露光データ生成手段により生成された上記改版露光
    データのヘッダ部もしくはフッタ部に、上記修正部分の
    位置情報を付加する位置情報付加手段としてコンピュー
    タを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 改版設計データから生成された改版露光
    データのヘッダ部もしくはフッタ部に付加されている位
    置情報に基づいて、上記改版露光データの修正位置を認
    識する修正位置認識手段と、 上記改版露光データのヘッダ部もしくはフッタ部に付加
    されている位置情報に基づいて、改版前露光データ上の
    対応する位置を未露光部として認識する未露光認識手段
    と、 上記修正位置認識手段により認識された修正位置の露光
    を上記改版露光データに従って行うとともに、上記未露
    光認識手段により認識された未露光部以外の露光を上記
    改版前露光データに従って行う露光手段としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラムを記録したことを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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