JP2001042281A - ミラー装置 - Google Patents

ミラー装置

Info

Publication number
JP2001042281A
JP2001042281A JP11215132A JP21513299A JP2001042281A JP 2001042281 A JP2001042281 A JP 2001042281A JP 11215132 A JP11215132 A JP 11215132A JP 21513299 A JP21513299 A JP 21513299A JP 2001042281 A JP2001042281 A JP 2001042281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
image
screen
mirror device
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11215132A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ando
邦夫 安藤
Koji Okawachi
考二 大川内
Tomoharu Asahara
伴治 麻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd filed Critical Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd
Priority to JP11215132A priority Critical patent/JP2001042281A/ja
Publication of JP2001042281A publication Critical patent/JP2001042281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクターからの光を反射してスクリー
ンに投影する画像を、コストがかからず、また、頻繁な
メンテナンス等も必要とせずに修正できるミラー装置を
提供する。 【解決手段】 プロジェクター31からの光を反射して
スクリーン33に投影するためのミラー装置10であっ
て、ミラー11の弾性力を利用して、ミラー11を凹面
又は凸面に変形させ、スクリーン33に投影する画像を
修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクターか
らの光を反射するミラーの弾性力を利用して、ミラーを
凹面又は凸面に変形させることで、スクリーンに投影す
る画像を修正するミラー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、40〜50インチで、6〜20
面、又はそれ以上の大画面を造り出す投影方法として
は、以下のものが挙げられる。 (1)三管(ブラウン管)式プロジェクターにより、プ
ロジェクターからの光をストレートに投影する方法。 (2)液晶プロジェクターからの光をストレートに投影
する方法。 (3)液晶パネル(10インチ程度のノートパソコン
等)をつなぎ合わせることで表示する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
投影方法には、それぞれ以下の問題点が挙げられる。 (1)三管(ブラウン管)式プロジェクター:色がずれ
る等の問題が発生し、メンテナンスが大変であるため、
コストがかかる。また、大画面にすることで画面が暗く
なる。 (2)液晶プロジェクター:プロジェクターのレンズに
より、投影された映像が歪み、画面の直角度が出せな
い。また、この直角度は、プロジェクターのレンズが発
生原因となっているため、調整することが難しい。 (3)液晶パネル:大画面にするにはコストが非常にか
かる。 本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、プロジェ
クターからの光をスクリーンに投影する画像を、コスト
を抑え、また、頻繁なメンテナンス等も必要とすること
なしに調整できるミラー装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係るミラー装置は、プロジェクターからの光を反射して
スクリーンに投影するためのミラー装置であって、ミラ
ーの弾性力を利用して凹面又は凸面に変形させ、スクリ
ーンに投影する画像を修正する。これにより、従来使用
しているプロジェクターを利用しても、容易に歪みのな
い画像を、スクリーンに投影することが可能となる。
【0005】ここで、本発明に係るミラー装置におい
て、ミラーの弾性力による変形は、ミラーの周辺部を支
持する第1の支持部材と、ミラーの中央部を支持する第
2の支持部材の相対的位置を調整することによって行う
ことも可能である。これにより、映像の歪みが全体的、
あるいは部分的に発生しても、各部分の支持部材を調整
することで、画像の歪みをなくすことが可能となる。そ
して、本発明に係るミラー装置において、第1及び第2
の支持部材は、ボルト及びナットを有するねじ機構によ
ってその進退が行われ、更にボルトに装着されたバネに
よってボルトとナットのガタ発生の防止を成すことも可
能である。これにより、ねじ機構を調整することでミラ
ー装置の進退を行い、ミラーに凹面又は凸面を容易に発
生させることができ、更に、ボルトに装着されたバネに
よってボルトとナットのガタ発生を防止することで、ミ
ラーの凹面又は凸面の状態を常に維持することが可能と
なる。更に、本発明に係るミラー装置において、第1及
び第2の支持部材は、油圧、水圧、空気圧機構によって
その進退を行うことも可能である。これにより、油圧、
水圧、空気圧を調整することでミラー装置の進退を行
い、容易にミラーに凹面又は凸面を発生させることがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここで、図1(A)、(B)、
(C)、(D)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る
ミラー装置の第2の支持部材の側面図、同ミラー装置の
無動作状態の側面図、同ミラー装置のミラーの凹面の側
面図、同ミラー装置のミラーの凸面の側面図、図2は同
ミラー装置の第1の支持部材の側面図、図3(A)、
(B)はそれぞれ同ミラー装置の正面図、背面図、図4
〜図8はそれぞれ同ミラー装置に投影された映像図、図
9は同ミラー装置の使用状態を示す説明図である。図1
(A)、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係
るミラー装置10は、図示しないプロジェクターからの
光を反射するミラー11と、ミラー11の周辺部を支持
する第1の支持部材22と、ミラー11の中央部を支持
する第2の支持部材12と、ミラー11の裏側に隙間を
有して配置されたミラー設置板16とを有している。ま
た、第1及び第2の支持部材22、12は、それぞれボ
ルト13、ナット14を有し、更に、ボルト13にバネ
15を装着している。以下、これらについて詳細に説明
する。
【0007】ミラー11は、光反射性が良好で、弾力性
のある材料の一例であるガラスからなって、ミラー11
の周辺部を支持する第1の支持部材22と、ミラー11
の中央部を裏側から支持する第2の支持部材12が、取
付け手段の一例であるガラス用の接着剤を介してミラー
11に取付けられている。また、第1及び第2の支持部
材22、12はそれぞれ、ミラー11の進退を行えるよ
うに、ボルト13とナット14を有するねじ機構を備え
ている。ボルト13の一端部は、第1及び第2の支持部
材22、12の接着剤を塗布したミラー11側の面と反
対の面にボルト穴を設けて取付けられ、他端部はミラー
設置板16を挿通して、ナット14が取付けられてい
る。そして、ボルト13とナット14のガタ発生の防止
ができるように、ボルト13には第1及び第2の支持部
材22、12とミラー設置板16との間に、バネ15が
装着されている。
【0008】第1及び第2の支持部材22、12はそれ
ぞれ、ミラー11をしっかりと固定できる材料の一例で
ある鉄からなっている。この実施の形態において、第1
及び第2の支持部材22、12の片面は、ガラス用の接
着剤を用いてミラー11に取付け、もう一方の面には1
本のボルト13を取付け可能なようにボルト穴が形成さ
れている。これによりボルト13を第1及び第2の支持
部材22、12に取付けることが可能となり、容易にミ
ラー11に凹面又は凸面を形成する力を与えることが可
能となる。
【0009】また、ミラー設置板16は、ミラー11に
凹面又は凸面を造り出した影響で、曲がったり、歪んだ
り、壊れたりしない材料であればよく、ここでは、鉄を
使用している。このミラー設置板16は、ミラー11と
一定の隙間を有して配置しているため、ボルト13とナ
ット14を有するねじ機構を用いることで、ミラー11
の弾性力を利用して、ミラー11の進退を行うことが容
易となる。例えば、図1(B)に示すように平面状態
(ミラー11とミラー設置板16の間隔がどこも一定と
なる)にあるミラー11を、図1(C)に示すように、
中央部を支持する第2の支持部材12のボルト13とナ
ット14からなるねじ機構を締め(かつ/又は第1の支
持部材22のねじ機構を緩め)て、中央部分のミラー1
1とミラー設置板16の間隔を狭くすることにより、凹
面に変形させることができ、逆に図1(D)に示すよう
に、周辺部を支持する第1の支持部材22のねじ機構を
締め(かつ/又は第2の支持部材12のねじ機構を緩
め)て、周辺部分のミラー11とミラー設置板16の間
隔を狭くすることにより、凸面に変形させることができ
る。このように、第1、第2の支持部材22、12の相
対的位置の調整により、ミラー11の変形を行ってい
る。更に、ボルト13には、ボルト13とナット14の
ガタ発生の防止を行うため、第1及び第2の支持部材2
2、21と、ミラー設置板16との間のボルト13部分
にバネ15を装着しているので、ミラー11と、ミラー
設置板16との間隔を調整時の状態のまま維持すること
が可能となる。
【0010】次に、ミラー装置10による画像の修正方
法について説明する。従来の画像の歪みは、球面のレン
ズを使用するために発生している。プロジェクターで使
用しているレンズは球面なので、レンズの中心について
は、光に直線性があるため、ミラーで反射した画像は歪
むことなく投影することが可能であるが、レンズの中心
部から同心円状に広がるにつれて、ミラーにより反射さ
れる画像は、歪んでしまう。
【0011】図1(B)に示すように、ミラー装置10
がねじ機構を作動させない無作動状態(ミラー11が平
面状態)にあるとき、ミラー11は凹面又は凸面を発生
させることなく配置されている。このため、プロジェク
ターからの光はそのまま反射されるので、スクリーンに
投影される画像は、画面が大きくなるに従って、画面周
辺部の歪みが顕著に現れることとなる。ここで、ミラー
11に照射された光が広がっている部分についてはミラ
ー11を凹面とすることで狭め、逆に、ミラー11に照
射された光が狭まっている部分についてはミラー11を
凸面とすることで広める。この凹面又は凸面を利用する
ことで、プロジェクターからの光を反射し、スクリーン
に投影する画像を修正することが可能となる。そこで、
図3〜図8に示すように、ミラー装置10のミラー11
の周辺部を支持する8つの第1の支持部材22を、それ
ぞれ22a、22b、22c、22d、22f、22
g、22h、22iとし、また、ミラー11の中央部を
支持する第2の支持部材12を、12eとして、以下に
示す5つの場合の画面の歪みに対する具体的な調整方法
を説明する。
【0012】(1)画面が広がって歪んでいる場合:プ
ロジェクターからの光がミラー11に照射され、例えば
図4に実線で示すように、支持部材22a、22b、2
2c、22f、12e、22dに囲まれた領域におい
て、画像(映像)が左右(幅)方向に広がっていると
き、二点鎖線で示す画像に戻すには、ボルト13、ナッ
ト14によって、第1及び第2の支持部材22b、12
eを締めることで、画像の中央部分のミラー11とミラ
ー設置板16との間隔を狭くし、ミラー11の支持部材
22a、22b、22c、22f、12e、22dに囲
まれた領域において凹面を造り出す。これによりプロジ
ェクターからミラー11に照射され反射した光は、スク
リーン投影時には画像の広がりを抑えることができるの
で、スクリーンには、歪みのない画像が投影されること
が可能となる。なお、この調整方法とは逆に、ボルト1
3、ナット14によって第1の支持部材22a、22
c、22f、22dを緩めることで、画像の両側部分に
対応するミラー11とミラー設置板16との間隔を広く
し、ミラー11の支持部材22a、22b、22c、2
2f、12e、22dで囲まれた領域において凹面を造
り出すことも可能である。これについては、以下の4つ
のケースについても同様に調整することが可能である。
【0013】(2)画面が狭まって歪んでいる場合:プ
ロジェクターからの光がミラー11に照射され、例えば
図5の実線で示すように、支持部材22a、22b、2
2c、22f、12e、22dで囲まれた領域におい
て、画像が幅方向中央に向けて狭まっているとき、二点
鎖線で示す画像に戻すには、ボルト13、ナット14に
よって第1の支持部材22a、22c、22f、22d
を締めることで、画像の両側部分に対応するミラー11
とミラー設置板16との間隔を狭くし、ミラー11の支
持部材22a、22b、22c、22f、12e、22
dで囲まれた領域において凸面を造り出す。これによ
り、プロジェクターからミラーに照射され反射した光
は、スクリーン投影時には画像の狭まりを抑えることが
できるので、スクリーンには、歪みのない画像が投影さ
れることが可能となる。
【0014】(3)画面に広がりと狭まりが共存して歪
んでいる場合(画像が台形等の形状を呈している):プ
ロジェクターからの光がミラー11に照射され、例えば
図6に実線で示すように、支持部材22a、22b、2
2c、22f、12e、22dに囲まれた領域におい
て、画像の上端側が幅方向に広がり、しかも、支持部材
22d、12e、22f、22i、22h、22gで囲
まれた領域において、画像の下端側が、幅方向中央に向
けて狭まっているとき、ミラー11には、台形型の画像
が発生する。ここで、二点鎖線で示す画像に戻すには、
ボルト13、ナット14によって第1、第2の支持部材
22b、12eを締めることで、画像上端側のミラー1
1とミラー設置板16との間隔を狭くし、ミラー11の
支持部材22a、22b、22c、22f、12e、2
2dに囲まれた領域において凹面を造り出し、一方、ボ
ルト13、ナット14によって第1の支持部材22i、
22gを締めることで、画像の下端側のミラー11とミ
ラー設置板16との間隔を狭くし、ミラー11の支持部
材22d、12e、22f、22i、22h、22gに
囲まれた領域において凸面を造り出す。これによりプロ
ジェクターからミラー11に照射され反射した光を、ス
クリーンに歪みのない画像として投影することが可能と
なる。
【0015】(4)画面が中央部を中心に円周方向に向
けて広がっている場合:プロジェクターからの光がミラ
ー11に照射され、例えば図7に実線で示すように、支
持部材22a、22b、22c、22f、22i、22
h、22g、22dで囲まれた領域において、画像が中
央部の第2の支持部材12eを中心として同心円状に広
がっているとき、二点鎖線で示す画像に戻すには、ボル
ト13、ナット14によって第2の支持部材12eを締
めることで、画像中心部のミラー11とミラー設置板1
6との間隔を狭くし、ミラー11の第1の支持部材22
a、22b、22c、22f、22i、22h、22
g、22dで囲まれた領域において凹面を造り出す。こ
れによりプロジェクターからミラーに照射され反射した
光は、スクリーン投影時には画像の広がりを抑えること
ができるので、スクリーンには、歪みのない画像が投影
されることが可能となる。
【0016】(5)画面が円周から中央方向に向けて狭
まっている場合:プロジェクターからの光がミラー11
に照射され、例えば図8で実線で示すように、支持部材
22a、22b、22c、22f、22i、22h、2
2g、22dで囲まれた領域において、画像が円周から
中心部の第2の支持部材12eに向かって狭まっている
とき、二点鎖線で示す画像に戻すには、ボルト13、ナ
ット14によって第2の支持部材12eを緩めることで
画像中央部のミラー11とミラー設置板16との間隔を
広くし、ミラー11の第1の支持部材22a、22b、
22c、22f、22i、22h、22g、22dで囲
まれた領域において凸面を造り出す。これによりプロジ
ェクターからミラーに照射され反射した光は、スクリー
ン投影時には画像の狭まりを抑えることができるので、
スクリーンには、歪みのない画像が投影されることが可
能となる。
【0017】本実施の形態においては、ミラー11とし
て、光反射性及び弾力性の良好な材料の一例であるガラ
スを用いたが、光反射性及び弾力性の良好である金属
や、鏡等を使用することも可能である。また、ミラー1
1と、第1、第2の支持部材22、12との取付け方法
としては、ガラス用の接着剤を介して取付けているが、
ミラー11の弾性変形や、ねじ機構の調整時に、第1、
第2の支持部材22、12がミラーから剥がれない取付
け手段である、ねじや他の接着剤を用いて取付けること
も可能である。第1、第2の支持部材22、12と、ミ
ラー設置板16の材質としては、ミラー11に凹面又は
凸面を造り出した影響で、曲がったり、歪んだり、壊れ
たりせず、しかも安価な材料である鉄について示した
が、ミラー11の変形時に曲がったり、歪んだり、壊れ
たりしない材料であれば、他の材料でもよい。ミラーへ
の支持部材の取付け個数は、ここでは9個としていた
が、画像の歪みをあまり気にしない場合、逆に精度をよ
くする場合のように、用途に応じて取付け個数や、取付
け位置を変えることも可能である。
【0018】そして、ミラー11を凹面又は凸面に変形
させる調整方法については、調整するボルト13、ナッ
ト14の位置を示したが、調整するボルト13、ナット
14の位置及び締め具合、また緩め具合はこれに限定さ
れるものではなく、スクリーンに投影された画像が歪ま
ないように調整できればよいため、他の位置にあるボル
ト13、ナット14を調整することも可能である。な
お、ミラー11の進退はねじ機構による調整について示
したが、ミラー11に凹面、又は凸面を発生させること
が可能であればよい。よって、油圧、水圧、空気圧機構
によってその進退を行うことも可能であり、例えばミラ
ー裏面にガス等を密封できる容器を取付け、ガスの出し
入れにより、ミラーに凹面又は凸面を発生させることも
可能である。なお、ミラー装置に振動等の力が加わり、
各機構とミラーとの間にガタが発生することを考慮に入
れ、バネ等の弾性部材を取付けることで、ガタを解消す
ることも可能である。更に、ミラー装置10のねじ機構
は、手動により調整したが、各ボルト、ナットにマイク
ロモーター等の調整手段を用いて、スクリーンに投影さ
れる画像の歪みをなくすように自動制御することも可能
である。
【0019】
【実施例】図9に示すように、投影装置30は、1つの
プロジェクター31と、1つのミラー装置10と、1つ
のレンズ32と、1つのスクリーン33を1つのユニッ
トとして、1つの面に投影する。このユニットを6〜2
0面、あるいはそれ以上使用することで大画面の画像を
歪むことなく投影することが可能となる。ここで、ミラ
ー装置10は、プロジェクター31に対して可動できる
よう、図示していない設置手段の一例であるアームを介
して溶接により取付けられている。これにより、ミラー
装置10の位置は、アームにより動かすことができるた
め、プロジェクター31の位置を変えてもスクリーン3
3に画像を投影することが可能となる。なお、ミラー装
置10は、アームを介して溶接によりプロジェクター3
1に取付けているが、用途や、使用場所、使用状態に応
じて、壁や天井等に取付けることもでき、床に設置する
ことも可能である。また、アームではなく、他の設置手
段、例えば台等に固定することも可能である。これによ
り、プロジェクター31からの光をミラー装置10が調
整し、スクリーン33に投影できるため、大画面でも、
容易にスクリーン33に歪みのない画像を投影すること
が可能となる。
【0020】
【発明の効果】請求項1〜4記載のミラー装置において
は、ミラーの弾性力を利用して凹面又は凸面に変形さ
せ、スクリーンに投影する画像を修正するので、従来の
プロジェクターを使用でき、容易にミラーの歪みを解消
し、その状態を維持することが可能となるので、画像歪
みが発生しない画像をスクリーンに投影でき、低コスト
で、作業性の良いミラー装置を製造することが可能とな
る。特に、請求項2記載のミラー装置においては、ミラ
ーの弾性力による変形は、ミラーの周辺部を支持する第
1の支持部材と、ミラーの中央部を支持する第2の支持
部材の相対的位置を調整することによって行うので、プ
ロジェクターからの画像が、全体的、あるいは部分的に
歪んでいても、その各部分を調整することで容易に、ま
た短時間で歪みのない画像をスクリーンに投影すること
が可能となる。請求項3記載のミラー装置においては、
第1及び第2の支持部材は、ボルト及びナットを有する
ねじ機構によってその進退が行われるので、容易にミラ
ーに凹面又は凸面を造り出すことが可能となり、歪みの
ない画像を造り出すことができる。更にボルトに装着さ
れたバネによってボルトとナットのガタ発生を防止して
いるので、ミラーに凹面又は凸面を造り出した状態のま
ま維持することができ、ミラー装置に対して、地震等の
揺れが発生しても、その都度ミラーを調整する必要がな
いため、メンテナンス等の回数を減らすことも可能とな
る。請求項4記載のミラー装置においては、第1及び第
2の支持部材は、油圧、水圧、空気圧機構によってその
進退を行うことが可能となるので、容易にミラーに凹面
又は凸面を造り出すことが可能となり、作業性も良好と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ本
発明の一実施の形態に係るミラー装置の第2の支持部材
の側面図、同ミラー装置の無動作状態の側面図、同ミラ
ー装置のミラー凹面の側面図、同ミラー装置のミラーの
凸面の側面図である。
【図2】同ミラー装置の第1の支持部材の側面図であ
る。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ同ミラー装置の正面
図、背面図である。
【図4】同ミラー装置に投影された映像図である。
【図5】同ミラー装置に投影された映像図である。
【図6】同ミラー装置に投影された映像図である。
【図7】同ミラー装置に投影された映像図である。
【図8】同ミラー装置に投影された映像図である。
【図9】同ミラー装置の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10:ミラー装置、11:ミラー、12:第2の支持部
材、12e:第2の支持部材、13:ボルト、14:ナ
ット、15:バネ、16:ミラー設置板、22:第1の
支持部材、22a:第1の支持部材、22b:第1の支
持部材、22c:第1の支持部材、22d:第1の支持
部材、22f:第1の支持部材、22g:第1の支持部
材、22h:第1の支持部材、22i:第1の支持部
材、30:投影装置、31:プロジェクター、32:レ
ンズ、33:スクリーン
フロントページの続き (72)発明者 麻原 伴治 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H021 AA00 2H042 DD14 2H088 EA12 EA19 HA21 HA24 MA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクターからの光を反射してスク
    リーンに投影するためのミラー装置であって、ミラーの
    弾性力を利用して凹面又は凸面に変形させ、前記スクリ
    ーンに投影する画像を修正することを特徴とするミラー
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミラー装置において、前
    記ミラーの弾性力による変形は、前記ミラーの周辺部を
    支持する第1の支持部材と、前記ミラーの中央部を支持
    する第2の支持部材の相対的位置を調整することによっ
    て行うことを特徴とするミラー装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のミラー装置において、前
    記第1及び第2の支持部材は、ボルト及びナットを有す
    るねじ機構によってその進退が行われ、更に前記ボルト
    に装着されたバネによって前記ボルトとナットのガタ発
    生の防止が成されていることを特徴とするミラー装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のミラー装置において、前
    記第1及び第2の支持部材は、油圧、水圧、空気圧機構
    によってその進退が行われていることを特徴とするミラ
    ー装置。
JP11215132A 1999-07-29 1999-07-29 ミラー装置 Pending JP2001042281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11215132A JP2001042281A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 ミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11215132A JP2001042281A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 ミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001042281A true JP2001042281A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16667247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11215132A Pending JP2001042281A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 ミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001042281A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152982B2 (en) 2003-03-10 2006-12-26 Seiko Epson Corporation Optical component casing and projector
JP2007171703A (ja) * 2005-12-23 2007-07-05 Mitsubishi Electric Corp 形状可変鏡及び形状可変鏡を用いるレーザ加工装置
JP2008287037A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp 背面投写型映像表示装置の映像歪補正機構及び背面投写型映像表示装置
JP2011002610A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Seiko Epson Corp プロジェクター天吊り装置
JP2011028122A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Nsk Ltd 露光装置及び露光方法
JP2011123461A (ja) * 2009-11-16 2011-06-23 Nsk Ltd 露光装置及び露光方法
JP2013225129A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Christie Digital Systems Usa Inc デュアルプロジェクタクロスミラーアクチュエータ機構
JP2015146417A (ja) * 2013-12-09 2015-08-13 株式会社Vnシステムズ 露光装置、露光方法及びミラー曲げ機構付き反射鏡
WO2015159989A1 (ja) * 2014-04-17 2015-10-22 Nskテクノロジー株式会社 露光装置用反射鏡ユニット及び露光装置
JP2015222417A (ja) * 2014-04-28 2015-12-10 株式会社ブイ・テクノロジー 露光装置及び露光方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152982B2 (en) 2003-03-10 2006-12-26 Seiko Epson Corporation Optical component casing and projector
JP2007171703A (ja) * 2005-12-23 2007-07-05 Mitsubishi Electric Corp 形状可変鏡及び形状可変鏡を用いるレーザ加工装置
JP4552848B2 (ja) * 2005-12-23 2010-09-29 三菱電機株式会社 形状可変鏡及び形状可変鏡を用いるレーザ加工装置
US8733943B2 (en) 2007-05-18 2014-05-27 Mitsubishi Electric Corporation Image distortion correcting mechanism of back-projection image display device and back-projection image display device
JP2008287037A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp 背面投写型映像表示装置の映像歪補正機構及び背面投写型映像表示装置
JP2011002610A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Seiko Epson Corp プロジェクター天吊り装置
JP2011028122A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Nsk Ltd 露光装置及び露光方法
JP2011123461A (ja) * 2009-11-16 2011-06-23 Nsk Ltd 露光装置及び露光方法
JP2013225129A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Christie Digital Systems Usa Inc デュアルプロジェクタクロスミラーアクチュエータ機構
JP2015146417A (ja) * 2013-12-09 2015-08-13 株式会社Vnシステムズ 露光装置、露光方法及びミラー曲げ機構付き反射鏡
WO2015159989A1 (ja) * 2014-04-17 2015-10-22 Nskテクノロジー株式会社 露光装置用反射鏡ユニット及び露光装置
JP2015212811A (ja) * 2014-04-17 2015-11-26 株式会社ブイ・テクノロジー 露光装置用反射鏡ユニット及び露光装置
CN106687866A (zh) * 2014-04-17 2017-05-17 株式会社V技术 曝光装置用反射镜单元及曝光装置
JP2015222417A (ja) * 2014-04-28 2015-12-10 株式会社ブイ・テクノロジー 露光装置及び露光方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7527385B2 (en) Adjustable lens module and image projector applied with the same
JP2001042281A (ja) ミラー装置
JPH10319501A (ja) リアプロジェクションモニタ
US6412955B1 (en) Apparatus for compensating engine location for projection monitor
US20060050252A1 (en) Optical projection apparatus and assembling method thereof
JP2000162709A (ja) 背面投写型プロジェクター
JP2002228905A (ja) 投射ミラー及び投射ミラーの取付構造
JP2002077777A (ja) 投写型映像表示装置の映像歪補正機構
JP3972915B2 (ja) 背面投写型映像表示装置の映像歪補正機構
US5375016A (en) Concave mirror
JP2004309529A (ja) 背面投写型映像表示装置の映像歪補正機構及び背面投写型映像表示装置
JP2893877B2 (ja) 投射型表示装置
JPH07270914A (ja) マルチスクリーンディスプレイ
JP3018561B2 (ja) プロジェクター
JP4921212B2 (ja) 背面投射型表示装置
JPH11153760A (ja) 反射鏡調整機構及びこれを用いた投写形表示装置
JP3031329B2 (ja) コンバーゼンス機構及びそれを使用したプロジェクタ
JP2980441B2 (ja) 投写形液晶表示装置
US7019897B2 (en) Rear projection type projector device
JP2006154424A (ja) ミラー支持機構
JP2001033872A (ja) 画像表示装置
JP2009216814A (ja) 投写型映像表示システム
JP2007503620A (ja) リアプロジェクションディスプレイ用薄型ミラー調節システム
JP2006337802A (ja) 背面投射型映像表示装置の映像歪補正機構
JP2001100185A (ja) 液晶プロジェクターにおける液晶表示素子の取付け構造および取付け方法