JP2001041725A - 形状検査装置 - Google Patents

形状検査装置

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JP2001041725A
JP2001041725A JP11213445A JP21344599A JP2001041725A JP 2001041725 A JP2001041725 A JP 2001041725A JP 11213445 A JP11213445 A JP 11213445A JP 21344599 A JP21344599 A JP 21344599A JP 2001041725 A JP2001041725 A JP 2001041725A
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Nobukatsu Machii
暢且 町井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検物の形状のずれが設計上の公差の範囲内か
どうかをディスプレイ上で簡単に判定することができる
形状検査装置を提供する。 【解決手段】ディスプレイ上に表示された被検物のビデ
オ画像に対して、設計図面上の被検物の設計線、その許
容誤差を示す上限公差線及び下限公差線が同じ倍率で重
ねて表示される形状検査装置が提供される。従って、被
検物の形状が公差内に収まっているかどうかの検査を容
易に且つ素早く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品、金型、加
工品などの被検物の形状が寸法どおりか否かを検査する
ための形状検査装置に係り、特に、被検物の形状が設計
上の公差内か否かを検査するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検物の形状を検査する形状検査
装置として、投影機や目視検査装置が知られている。投
影機を使用する場合、被検物の像が投影機のスクリーン
上に定められた倍率で投影される。また、被検物の設計
図面をスクリーンへの投影倍率と同じ大きさで薄い紙に
プロット作図したもの(チャートと呼ばれる)があらか
じめ用意される。そして、オペレータが、スクリーン上
にチャートを重ねて、被検物が設計図面通りに出来上が
っているかどうかを目視で判定する。
【0003】また、目視検査装置は、ワークステーショ
ンのようなコンピュータシステムで構成される。そし
て、CCDのような撮像手段によって撮像された被検物
の画像(ビデオ画像)がディスプレイ上にキャプチャ表
示される。また、目視検査装置は、被検物の設計図面を
図形データとして読み込み、それに基づいた被検物の画
像(グラフィック画像)を、CCDによって撮像された
実際の被検物のキャプチャ画像に重ねて描画する。オペ
レータは、ディスプレイ上で被検物の形状を設計図面と
比較して検査することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記投
影機において、被検物を複数の部分に分割し、その一部
分を拡大してスクリーンに投影する場合、投影された部
分毎に上記チャートを作成する必要がある。即ち、検査
部分を移動させるたびに、スクリーンに貼り付けるチャ
ートを変えなければならず、手間がかかる。
【0005】また、上記目視検査装置において、ディス
プレイ上に表示される被検物の設計図面に対応するグラ
フィック画像は図形線のみである。即ち、寸法や公差な
どの数値は表示されない。また、被検物のビデオ画像の
実倍率は正確に判定できない。そのため、被検物の形状
が設計図面に対してずれを有する場合に、そのずれの大
きさが、設計上の公差に対して許容できる範囲であるか
否かを判断することができない。
【0006】従って、本発明の目的は、被検物の画像と
その設計図面とを重ねて被検物の検査を行う形状検査装
置において、被検物の形状のずれが設計上の公差の範囲
内かどうかをディスプレイ上で簡単に判定することがで
きる形状検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ディスプレイ上に表示された被検物の
ビデオ画像に対して、設計図面上の被検物の設計線、そ
の許容誤差を示す上限公差線及び下限公差線が同じ倍率
で重ねて表示される形状検査装置が提供される。従っ
て、被検物の形状が公差内に収まっているかどうかの検
査を容易に且つ素早く行うことができる。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
形状検査装置は、被検物の形状を検査するための形状検
査装置において、被検物を撮像する撮像部と、その撮像
された被検物の画像を表示する画面を有する表示部と、
被検物の設計上の形状を表す設計線又はその設計線に対
応する公差を表す公差線を、撮像された被検物の画像の
表示サイズと同じサイズで上記画面に表示する表示制御
部とを備えることを特徴とする。
【0009】これにより、オペレータは、同じ画面内
で、被検物が設計通りかどうかを容易に且つ素早く検査
することができる。
【0010】より具体的には、本発明の形状検査装置
は、例えば、設計線の形状に関するデータを有する第一
のテーブルと、画面における一画素の横方向及び縦方向
それぞれの実長さのデータを有する第二のテーブルとを
備え、表示制御部は、前記設計線の形状に関するデータ
と前記実長さのデータとに基づいて、設計線の前記画面
上での表示サイズを求め、前記設計線を画面上の所定位
置に表示する。
【0011】さらに、形状検査装置は、例えば、設計線
に対応する公差を設定する公差設定部を備え、表示制御
部は、設定された公差と設計線の表示位置と実長さのデ
ータとに基づいて、設計線に対応する公差線の画面上で
の表示位置を求める。
【0012】そして、好ましくは、表示制御部は、設計
線と撮像された被検物の画像とが重なるように、設計線
の前記画面上での表示位置を決定する。これにより、オ
ペレータは、画面上で、被検物の画像に重なるように、
設計線の表示位置を操作する手間がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0014】図1は、本発明の実施の形態における形状
検査装置の構成例を示す図である。図1において、形状
検査装置は、顕微鏡10とコンピュータ装置20とを有
する。顕微鏡10は、被検物12が載置されるステージ
11と、光学系13を通して被検物12を撮像するCC
Dカメラ14とを備える。ステージ11は、被検物12
の所望の位置を撮像するためにXY方向に移動可能であ
る。また、光学系13は、被検物12を所定倍率に拡大
(1倍及び縮小も含む)する。
【0015】コンピュータ装置20は、CPU、メモ
リ、データ格納装置であるハードディスクなどを内蔵す
るコンピュータ本体21と、表示装置であるディスプレ
イ22と、キーボード23やマウス24などの入力装置
とを備える。ハードディスクには、CADで作成された
被検物の設計図面データがファイルとして格納される。
そして、コンピュータ装置20は、CCDカメラ14か
らケーブル線15を通じて(無線でもよい)送られるビ
デオ画像をディスプレイ22上にキャプチャ表示させる
機能を有する。また、コンピュータ装置20は、ハード
ディスクに格納された図面データに基づいたグラフィッ
ク画像を表示する機能を有する。さらに、コンピュータ
装置20は、ディスプレイ22上に、上記ビデオ画像と
上記グラフィック画像の両方を表示する機能を有する。
【0016】図2は、ビデオ画像とグラフィック画像の
両方が表示されているディスプレイ22の画面を示す図
である。図2において、ディスプレイ22は、ビデオ画
像を表示するビデオ画面221と、グラフィック画像を
表示するグラフィック画面222とを有する。ビデオ画
面221には、ビデオ画像1に加えて、本発明に特徴的
な被検物の設計線2及びそれに対応する上限公差線3及
び下限公差線4が表示される。ビデオ画面上の設計線2
は、設計図上の被検物の形状を表す線であって、後述す
るように、その寸法はビデオ画像の倍率(光学系13の
倍率)と同倍率に調整される。また、上限公差線3及び
下限公差線4は、設計線2に対して許容される誤差(公
差)を示す線であって、設計線2と同様に、その寸法は
ビデオ画像の倍率と同率に調整される。
【0017】図3は、上限公差線及び下限公差線を示す
図である。図3(a)には、設計線2が円である場合の
上限公差線3と下限公差線4の例が示され、図3(b)
には、設計線2が直線である場合の上限公差線3及び下
限公差線4の例が示され、図3(c)には、設計線2が
円弧である場合の上限公差線3及び下限公差線4の例が
示される。図3に示されるように、上限公差線3は、設
計線2の寸法に対してプラス方向に許容される誤差の限
界を示す線であって、下限公差線4は、設計線の寸法に
対してマイナス方向に許容される誤差の限界を示す線で
ある。
【0018】図2に戻って、グラフィック画面222に
は、グラフィック画像6、即ち被検物全体の設計線が表
示される。そして、領域5は、被検物の一部分がビデオ
画面に表示されている場合に、ビデオ画面221に表示
されている被検物の部分を示す領域である。従って、領
域5内のグラフィック画像6がビデオ画面上の設計線2
に対応する。
【0019】図4は、本発明の形状検査装置の機能ブロ
ック図である。以下に説明する機能は、コンピュータ装
置20に格納される所定のプログラムをCPUが実行す
ることにより実現される。図4において、ビデオ画像表
示制御部101が、顕微鏡10のCCDカメラ14から
のビデオ画像をディスプレイ22のビデオ画面221に
表示する。一方、図面データ読込部102は、ハードデ
ィスクに格納された被検物の設計図面データファイルを
読み出す。設計図面データファイルは、被検物の設計線
6を構成する直線、円、円弧などの単位図形線ごとの図
形値データを有する。具体的に、直線の図形値データ
は、グラフィック画面における座標系における始点と終
点の座標であり、円の図形値データは、上記座標系にお
ける中心座標と半径であり、円弧の図形値データは、上
記座標系における中心座標、半径、さらに、開始角及び
終了角である。そして、グラフィック画像表示制御部1
03が、設計図面データファイルの図形値データに基づ
いて、被検物全体のグラフィック画像(設計線6)をグ
ラフィック画面222に表示する。また、顕微鏡10に
おけるステージ11のXY方向の位置を検出する位置検
出手段(例えば、リニアエンコーダ(図示せず))から
の位置情報も、グラフィック画像表示制御部103に入
力される。そして、グラフィック画像表示制御部103
は、位置検出手段からの位置情報に基づいて、CCDカ
メラ14が撮像している領域を図2の領域5として、グ
ラフィック画面222上に表示する。
【0020】図面データ読込部102は、設計図面デー
タファイルの図形値データをメモリ上の図面データテー
ブル104に設定する。さらに、グラフィック画像表示
制御部103は、グラフィック画面222に設定された
座標系における上記領域5の座標情報を図面データテー
ブル104に設定する。また、公差設定部105は、領
域5内の設計線2に対応する公差(上限公差及び下限公
差)の数値を図面データテーブル104に設定する。具
体的には、オペレータが領域5内の設計線2を構成する
各単位図形線をマウス24などで選択し、その公差の数
値を、キーボード23などから入力する。
【0021】画素補正情報テーブル106は、ビデオ画
面の横方向及び縦方向の一画素あたりの実長さのデータ
を有するテーブルである。画面の一画素の実長さは、例
えば以下の方法によりあらかじめ求められ、画素補正情
報テーブル106に設定される。即ち、各辺の寸法が既
知である長方形のような基準形状を所定倍率(例えば1
倍)の光学系13を通じてCCDカメラ14で撮像し、
ビデオ画面に表示する。このとき、基準形状は、ステー
ジ11上でXY方向に合わせて載置されることにより、
基準形状の各辺はビデオ画面の横方向及び縦方向に対応
する。基準形状の各辺の長さは既知であるので、横方向
の辺及び縦方向の辺を表示している画素数で各辺の長さ
を除算することにより、横方向及び縦方向の一画素あた
りの実長さを求めることができる。
【0022】設計線表示制御部107は、画素補正情報
テーブル106に設定された一画素あたりの実長さデー
タと、図面データテーブル104上の図形値データとに
基づいて、設計線2の表示サイズと被検物のビデオ画像
1の表示サイズとが一致するように設計線2を表示す
る。より好ましくは、設計線2とビデオ画像1とが重な
るように、設計線2の表示位置を決定する。さらに、公
差線表示制御部108は、画素補正情報テーブル106
に設定された一画素あたりの実長さデータと、図面デー
タテーブル104上の公差の数値データ(以下、公差デ
ータという)と、上記設計線2の表示位置とに基づい
て、上限公差線3及び下限公差線4を表示する。
【0023】設計線表示制御部107及び公差線表示制
御部108での処理についてさらに詳しく説明する。図
5は設計線表示制御部107での処理フローチャートで
あり、図6は公差線表示制御部108の処理フローチャ
ートである。まず、図5に従って設計線表示制御部10
7の処理について説明する。ステップS1で、図面デー
タテーブル104から、ビデオ表示領域、即ちグラフィ
ック画面222表示領域5の座標情報を取得する。続い
て、ステップS2において、図面データテーブル104
から、図形値データを先頭から順次取得する。ステップ
S3において、全ての図形値データを取得した場合は、
処理を終了する(ステップS9)。ステップS3におい
て、新たな図形値データを取得した場合、ステップS4
において、その図形種類(直線、円、円弧など)を判定
する。そして、ステップS5において、判定された図形
種類に応じて、その図形値データに対応する単位図形線
のビデオ画面221上での表示位置を図形値データと一
画素の実長さを使って計算する。
【0024】図7は、一例として、単位図形線が直線の
場合におけるその直線のビデオ画面上の位置を求める方
法を説明する図である。図7(a)は、グラフィック画
面222に与えられるXY座標系であり、図7(b)
は、ビデオ画面221に与えられるxy座標系である。
図7(a)において、XY座標系におけるビデオ画面表
示領域5の原点Qの座標をQ(XQ、YQ)とする。ま
た、XY座標系上の直線Lの始点P1の座標をP
1(X1、Y1)、終点P2の座標をP2(X2、Y2)とす
る。この直線Lの座標を、XY座標系からxy座標系に
変換することにより、直線Lのビデオ画面221上での
位置が求められる。図7(b)のxy座標系における直
線Lの始点p1の座標をp1(x1、y1)、終点p2の座
標をp2(x2、y2)とすると、各座標は次の式により
求められる。即ち、 x1=(X1−XQ)×Δx y1=(Y1−YQ)×Δy x2=(X2−XQ)×Δx y2=(Y2−YQ)×Δy ここで、Δx、Δyは、上述したように、ビデオ画面2
21上の一画素のそれぞれ横方向実長さ及び縦方向実長
さである。
【0025】このようにして、単位図形線の表示サイズ
がビデオ画面221での表示サイズに変換されて、単位
図形線のビデオ画面221での表示位置が決定される。
なお、円や円弧についても上述と同様の手法により、そ
の表示位置を決定することができる。
【0026】図5に戻って、上記ステップS5において
各単位図形線のビデオ画面221上の表示位置が求めら
れると、ステップS6において、その位置が画面内か否
か、即ち、xy座標系の所定範囲内か否かが判定され
る。画面内であれば、ステップS7において、その単位
図形線をビデオ画面221上のステップS5で求められ
た位置に描画し、ステップS8に進む。画面外であれ
ば、描画せずにステップS8に進む。ステップS8で
は、図面データテーブル104から次の図形値データを
取得し、ステップS3に戻る。上述の処理が繰り返され
ることにより、設計線2が描画される。なお、ビデオ画
面221に表示された設計線2は、被検物のビデオ画像
1とちょうど重なるように、所定の入力操作による指示
に従って移動及び回転させることができる。また、以下
に説明するビデオ画面221に表示される上限公差線3
及び下限公差線4は、設計線2とともに、所定の指示に
従って移動及び回転させることができる。
【0027】次に、図6に従って公差線表示制御部10
8の処理について説明する。ステップS10では、図5
のステップS1同様に、図面データテーブル104か
ら、ビデオ表示領域、即ちグラフィック画面222にお
ける表示領域5の座標情報を取得する。続いて、ステッ
プS11において、図面データテーブル104から、図
形値データとそれに対応して設定された公差データを先
頭から順次取得する。ステップS12において、全ての
図形値データ及びそれに対応する公差データを取得した
場合は、処理を終了する(ステップS21)。ステップ
S12において、新たな図形値データ及びそれに対応す
る公差データを取得した場合、ステップS13におい
て、その図形種類(直線、円、円弧など)を判定する。
そして、ステップS14において、判定された図形種類
に応じて、その図形値データに対応する単位図形線の上
限公差線のビデオ画面221上での位置を計算する。
【0028】具体的には、まず、各図形値データに対応
する単位図形線のビデオ画面221上の表示位置を設計
線表示制御部107から取得する。または、図5のステ
ップS5と同様に、各単位図形線の表示位置を計算によ
り求めてもよい。そして、単位図形線の直交方向に上限
公差の数値だけ、単位図形線をオフセットすることによ
って上限公差線の表示位置が求められる。
【0029】一例として、単位図形線が直線の場合にお
けるその直線の上限公差線のビデオ画面221上での位
置を求める方法を図7(b)を用いて説明する。図7
(b)のxy座標系において、直線Lをその直交方向に
おけるプラス方向(外側)に公差Δsだけオフセットし
た上限公差線である直線(点線)Mを計算する。具体的
には、直線Lの傾きθと公差Δsとを用いた簡単な幾何
計算から、直線Mの始点p1’と終点p2’の座標が求め
られる。例えば、始点p1’の座標は、p1’(x 1−Δ
ssinθ、y1+Δscosθ)となり、終点p2’の座標
は、p2’(x2−Δssinθ、y2+Δscosθ)とな
る。
【0030】図6に戻って、このようにして各単位図形
線の上限公差線のビデオ画面221上の表示位置が求め
られると、ステップS15において、その表示位置が画
面内か否か、即ち、xy座標系の所定範囲内か否かが判
定される。画面内であれば、ステップS16において、
その上限公差線をビデオ画面221上のステップS14
で求められた位置に描画する。画面外であれば、描画せ
ずにステップS17に進む。
【0031】続いて、ステップS17では、図形の下限
公差線のビデオ画面221上での位置を計算する。計算
方法は、上記上限公差線の場合と同様である。即ち、直
線Lをその直交方向におけるマイナス方向(内側)に公
差Δsだけオフセットすることによって下限公差線(例
えば、図7(b)における直線(点線)N)の表示位置
が求められる。ステップS17において下限公差線の表
示位置が求められると、ステップS18において、その
位置が画面内か否か、即ち、xy座標系の所定範囲内か
否かが判定される。画面内であれば、ステップS19に
おいて、その下限公差線4をビデオ画面221上のステ
ップS17で求められた位置に描画する。画面外であれ
ば、描画せずにステップS20に進む。ステップS20
では、図面データテーブル104から次の図形値データ
及びそれに対応する公差データを取得し、ステップS1
2に戻り、上述の処理が繰り返される。
【0032】なお、上述から明らかなように、上限公差
線3及び下限公差線4は、設計線2と同じ表示サイズ、
即ち、ビデオ画像1と同じ表示サイズで表示される。即
ち、ビデオ画面221には、ビデオ画像1、設計線2上
限公差線3及び下限公差線4全てが同じ表示サイズで表
示される。従って、ビデオ画像1と設計線2とを重ね合
わせて、ビデオ画像1と、設計線2、上限公差線3及び
下限公差線4とを比較することにより、被検物が設計通
りかどうかを判断することができる。
【0033】図8は、被検物が公差内に収まる場合のビ
デオ画面221の例を示す図である。図8において、ビ
デオ画像1として表示される被検物は、設計線2と完全
に一致しないが、上限公差線3と下限公差線4内に収ま
って表示される。従って、オペレータは、被検物の表示
されている部分について、検査合格と判断する。
【0034】一方、図9は、被検物が公差内に収まらな
い場合のビデオ画面221の例を示す図である。図9に
おいて、ビデオ画像1として表示される被検物は、上限
公差線3を超える部分を有する。従って、オペレータ
は、被検物の表示されている部分について、検査不合格
と判断する。
【0035】なお、上述の実施の形態において、顕微鏡
10のCCDカメラ14が被検物全体を撮影できる場合
は、ステージ11を用いる必要はない。この場合、ビデ
オ画面221には、被検物全体が表示されるので、グラ
フィック画面222における表示領域5は表示されな
い。
【0036】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ディスプレイ上
に表示された被検物のビデオ画像に対して、設計図面上
の被検物の設計線、その許容誤差を示す上限公差線及び
下限公差線が同じ表示サイズで重ねて表示される形状検
査装置が提供される。従って、被検物の形状が公差内に
収まっているかどうかの検査を容易に且つ素早く行うこ
とができる。また、投影機を使用する場合に用いられる
チャートを作成する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における形状検査装置の構
成例を示す図である。
【図2】ビデオ画像とグラフィック画像の両方が表示さ
れているディスプレイ22の画面を示す図である。
【図3】上限公差線及び下限公差線を示す図である。
【図4】本発明の形状検査装置の機能ブロック図であ
る。
【図5】設計線表示制御部107での処理フローチャー
トである。
【図6】公差線表示制御部108での処理フローチャー
トである。
【図7】図形種類が直線の場合における図形のビデオ画
面上の位置を求める方法を説明する図である。
【図8】被検物が公差内に収まる場合のビデオ画面22
1の例を示す図である。
【図9】被検物が公差内に収まらない場合のビデオ画面
221の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオ画像 2 設計線 3 上限公差線 4 下限公差線 5 ビデオ画面表示領域 10 顕微鏡 12 被検物 14 CCDカメラ 20 コンピュータ装置 21 コンピュータ本体 22 ディスプレイ 104 図面データテーブル 105 公差設定部 106 画素補正情報テーブル 107 設計線表示制御部 108 公差線表示制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検物の形状を検査するための形状検査装
    置において、被検物を撮像する撮像部と、 該撮像された被検物の画像を表示する画面を有する表示
    部と、被検物の設計上の形状を表す設計線又は該設計線
    に対応する公差を表す公差線を、前記撮像された被検物
    の画像の表示サイズと同じサイズで前記画面に表示する
    表示制御部とを備えることを特徴とする形状検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記設計線の形状に関するデータを有する第一のテーブ
    ルと、 前記画面における一画素の横方向及び縦方向それぞれの
    実長さのデータを有する第二のテーブルとを備え、 前記表示制御部は、前記設計線の形状に関するデータと
    前記実長さのデータとに基づいて、前記設計線の前記画
    面上での表示サイズを求め、前記設計線を画面上の所定
    位置に表示することを特徴とする形状検査装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記設計線に対応する公差を設定する公差設定部を備
    え、 前記表示制御部は、前記設定された公差と前記設計線の
    表示位置と前記実長さのデータとに基づいて、前記設計
    線に対応する公差線の前記画面上での表示位置を求める
    ことを特徴とする形状検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記表示制御部は、前記設計線と前記撮像された被検物
    の画像とが重なるように、前記設計線の前記画面上での
    表示位置を決定することを特徴とする形状検査装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116392A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Tokyo Seimitsu Co Ltd 被測定物の幾何学的性状算出方法及び幾何学的性状プログラム、並びに輪郭形状測定装置
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