JP2001041344A - 常開型電磁弁 - Google Patents

常開型電磁弁

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JP2001041344A
JP2001041344A JP11213125A JP21312599A JP2001041344A JP 2001041344 A JP2001041344 A JP 2001041344A JP 11213125 A JP11213125 A JP 11213125A JP 21312599 A JP21312599 A JP 21312599A JP 2001041344 A JP2001041344 A JP 2001041344A
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Japan
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valve
piston
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valve seat
hydraulic pressure
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JP11213125A
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English (en)
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Naoki Masuda
直己 増田
Naotoshi Tamai
尚利 玉井
Takaomi Shirase
隆臣 白勢
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチスキッド制御時におけるピストンの切
換動作が迅速に行え、かつ製造コストの安価な常開型電
磁弁を提供する。 【解決手段】 主弁5はマスタシリンダと車輪ブレーキ
との間の主液圧流路に介装され、樹脂材料製の弁座部材
7に形成された弁孔6に電磁駆動される弁軸に設けられ
た弁球9が接離動して主液圧流路を非連通又は連通にす
る。切換弁41は主弁5よりも上流側の主液圧流路に介
装された樹脂材料製の第2弁座部材50と、常時は第2
弁座部材50から離反する方向へ戻しバネ22によって
弾発付勢される樹脂材料製のピストン42とを有し、マ
スタシリンダ側の主液圧流路Iの液圧と車輪ブレーキ側
の主液圧流路IIの液圧との差が所定の圧力以上になると
ピストン42が第2弁座部材50側に移動して、ピスト
ン42と第2弁座部材50との間にオリフィスが形成さ
れて開状態から絞り状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンチロック制御
やトラクション制御、またはこれら両方の制御を行う車
両用ブレーキ装置に使用する常開型電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ブレーキ制御装置におい
て、ノイズの発生防止や脈動低減のために、マスタシリ
ンダから車輪ブレーキにブレーキ液を供給する主液圧流
路内に、主弁と切換弁とが直列に配置された常開型電磁
弁を介装し、アンチロック動作時に、切換弁が作動する
ようにして主液圧流路内に絞り(オリフィス)を形成
し、ブレーキ液の流量を絞ることが行われていた。かか
る常開型電磁弁は、例えば特開平8-104228号公
報等により既に知られている。
【0003】一例として特開平8-104228号公報
に記載の常開型電磁弁1の構造を図5を用いて、動作と
併せて概説する。通常ブレーキ時には、マスタシリンダ
から送出されたブレーキ液の液圧は、主液圧流路I(常
開型電磁弁1を基準としてマスタシリンダ側の主液圧流
路を言う)、第1液圧流路2、第1フィルタ3、第1液
圧室4、開状態の主弁5(弁孔6を有する弁座部材7と
弁軸8の先端に配置された弁体としての弁球9からな
る)、開状態の切換弁10、下流側液圧室11、第2液
圧室12、第2フィルタ13、第2液圧流路14、主液
圧流路II(常開型電磁弁1を基準として車輪ブレーキ側
の主液圧流路を言う)を通り、車輪ブレーキに供給され
る。
【0004】ここで、弁軸8は、電磁石15の可動コア
16によって、弁座部材7に対して接離動するように駆
動される。また、切換弁10は、下流側液圧室11に形
成され、ピストン17の図5中の右端が電磁石15の固
定コア18の壁面から離れている場合、切換弁10は開
状態にあり、ピストン17の右端が固定コア18の壁面
に当接している場合、切換弁10はピストン17の右端
に形成された第3絞り19が流路となって絞り状態にあ
る。
【0005】ブレーキ制御装置がアンチスキッドまたは
トラクション制御中において、切換弁10が開状態で主
弁5が閉状態となると、主液圧流路Iから供給されるブ
レーキ液は、主弁5で断たれる。すると、主弁5の前後
に液圧差が生じ、これが規定値を超えると、弁座部材7
に形成された第2絞り20を介して上流側液圧室21に
伝えられている液圧と、液圧室11、12の圧力差によ
って、ピストン17が作動(右方向へ移動)する。ピス
トン17の右端が固定コア18の壁面に当接すると、切
換弁10は絞り状態に切換わる。
【0006】その後、主弁5が開状態になると、主液圧
流路Iのブレーキ液は主弁5を通過し、絞り状態の切換
弁10を介して主液圧流路IIを通って車輪ブレーキに供
給される。切換弁10の絞り状態により、ブレーキ液の
液圧の脈動を防止することができる。それと共に、主液
圧流路Iと主液圧流路IIの液圧差が戻しバネ22のバネ
力より小さくなると、このバネ力によってピストン17
が左方向へ移動し、リセット位置に戻り、切換弁10が
開状態に切換わる。
【0007】第1絞り23は、ブレーキ動作中の主弁5
前後の圧力差を減少するように働き、第5絞り24は、
第1絞り23の働きに加えて、通常ブレーキ作動時の車
輪ブレーキへのブレーキ液圧の増圧比を決定し、第2絞
り20はピストン17の動作を緩慢にするように働き、
また第4絞り25はピストン17の逆方向の力を付与す
るように働く。これら絞りにより、ブレーキが急作動し
ても、ピストン17が主液圧流路を閉じることを防止す
る。ブレーキリリース時には、ブレーキ液は、ピストン
17の作動の有無にかかわらず、逆流路26とチェック
弁27を介して第2液圧流路14から第1液圧流路2に
流出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の常開型電磁弁1の構造では、上流側液圧室に液損がな
く、マスタシリンダからの液圧は、第2絞り20を介し
て上流側液圧室21に加わる。したがって、上流側液圧
室21内の液圧が瞬時に昇圧してピストン17が移動し
てしまわないように、第2絞り20の開口面積を微小に
しておく必要がある。このため、アンチスキッド制御に
おいて主弁5が閉状態になって第1液圧室4内の液圧が
十分に高くなっても、第2絞り20が狭いために上流側
液圧室21内の液圧の上昇が鈍くなり、反応の良い切換
動作が行われないという課題がある。また、切換弁10
が、第3絞り19が流路となる絞り状態になった場合で
も、ピストン17の右端と相俟ってこの第3絞り19を
形成する固定コア18が金属材料であり、絞りの精度を
確保しようとすると、ピストン17の右端と当接する固
定コア18の加工精度を高める必要があり、製造コスト
が上昇してしまうという課題もある。また、第4絞り2
5は円筒で形成されているため、加工精度が要求され、
かつ寸法のばらつきも多くなってしまう。
【0009】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、アンチスキッド制
御時におけるピストンの切換動作が迅速に行え、かつ製
造コストの安価な常開型電磁弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係る常
開型電磁弁は、マスタシリンダと車輪ブレーキとの間の
主液圧流路に介装され、弁座部材に形成された弁孔に電
磁駆動される弁軸に設けられた弁体が接離動することに
よって前記主液圧流路を非連通または連通の状態にする
主弁と、該主弁と直列に主液圧流路に介装され、マスタ
シリンダ側と車輪ブレーキ側の主液圧流路の液圧差によ
り、開状態と絞り状態の間で切換わる切換弁とを有する
常開型電磁弁おいて、前記切換弁は、前記主弁よりも前
記マスタシリンダ側に位置する前記主液圧流路に介装さ
れた第2弁座部材と、該第2弁座部材を包囲した状態で
第2弁座部材に対して接離動可能に配置され、常時は第
2弁座部材から離反する方向へ戻しバネによって弾発付
勢されるピストンとを有し、前記マスタシリンダ側の主
液圧流路の液圧から該ピストンが受ける圧力が、前記車
輪ブレーキ側の主液圧流路の液圧から受ける圧力に前記
戻しバネの弾発付勢力を加えた圧力を超えることによっ
て、ピストンが前記第2弁座部材側に移動して第2弁座
部材に当接した際に、ピストンと第2弁座部材との間に
絞りが形成されて、前記開状態から前記絞り状態に切換
わることを特徴とする。また、前記ピストンの、前記マ
スタシリンダ側からの液圧を受ける受圧面積を、前記車
輪ブレーキ側からの液圧を受ける受圧面積よりも小さく
した構成とすると、通常のブレーキ動作時にピストンに
マスタシリンダ側から大きな液圧が加わっても、ピスト
ンが誤って第2弁座部材側に移動して絞り状態に切換わ
ることを有効に防止できる。また、前記第2弁座部材は
円筒状に形成され、前記ピストンは外形が有底の円筒体
に形成されると共に、底部の中央に形成されたバルブ挿
入孔と、該バルブ挿入孔に挿入され、ピストンの内部に
突出する先端の突出長が所定長以下に規制された柱状バ
ルブと、該柱状バルブの外面に柱状バルブの長手方向に
沿って先端付近に至るように形成された凹溝と、前記柱
状バルブをピストンの内部方向へ弾発付勢するバルブ用
バネとを有し、前記ピストンが前記第2弁座部材側に移
動して、前記柱状バルブの先端が第2弁座部材に当接し
た際には、前記凹溝が絞りを構成すると共に、柱状バル
ブは前記バルブ用バネの付勢力に抗して若干量だけピス
トンの外方へ移動する構成とすることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る常開型電磁弁
の一実施の形態について添付図面を基に説明する。な
お、従来例で説明した常開型電磁弁と同じ構成について
は同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。まず、常開
型電磁弁が使用される車両用アンチロックブレーキ装置
(以下、単にABS装置)の概略構成について図4を用
いて説明する。各車輪には、左前輪用車輪ブレーキBf
l、右後輪用車輪ブレーキBrr、右前輪用車輪ブレー
キBfr、左後輪用車輪ブレーキBrlが配置されてい
る。また、一対のM/Cはタンデム型マスタシリンダを
構成し、図示しないブレーキペダルの踏み込みに応じた
制動液圧を出力する。ブレーキ液圧制御装置100は、
上述した4つのブレーキBfl,Brr,Bfr,Br
lとタンデム型マスタシリンダM/Cとの間に、ブレー
キBfl,Brr,Bfr,Brlとは主液圧流路IIを
介して、またマスタシリンダM/Cとは主液圧流路Iを
介して接続された状態で介設される。
【0012】さらにブレーキ液圧制御装置100の構成
について詳細に説明する。ブレーキ液圧制御装置100
は、左前輪用車輪ブレーキBfl、右後輪用車輪ブレー
キBrr、右前輪用車輪ブレーキBfrおよび左後輪用
車輪ブレーキBrlに個別に対応した4つの弁手段とし
ての常開型電磁弁Vofl,Vorr,Vofr,Vo
rlと、各常開型電磁弁Vofl〜Vorlにそれぞれ
並列に接続され、マスタシリンダM/Cへの入力を解除
した際に開弁して、対応する車輪ブレーキBfl〜Br
lから該マスタシリンダM/Cへブレーキ液を戻す4つ
のチェック弁Cofl,Corr,Cofr,Corl
と、各車輪ブレーキBfl〜Brlに個別に対応した4
つの常閉型電磁弁Vcfl,Vcrr,Vcfr,Vc
rlと、左前輪用車輪ブレーキBflおよび右後輪用車
輪ブレーキBrr側ならびに右前輪用車輪ブレーキBf
rおよび左後輪用車輪ブレーキBrl側にそれぞれ個別
に対応した一対のリザーバRa,Rbと、両リザーバR
a,Rbに接続される一対の往復動型プランジャポンプ
Pa,Pbと、これらを連通させる複数の液圧流路とを
備え、これらは外形がブロック状に形成された一つの金
属製の基体(不図示)内に収容されている。
【0013】また、ブレーキ液圧制御装置100は、両
プランジャポンプPa,Pbに共通な単一のブレーキ液
圧制御装置用モータ(以下、単にモータ)Mを有し、こ
のモータMは、一対のプランジャポンプPa,Pbを駆
動する。また、各常開型電磁弁Vofl〜Vorlおよ
び各常閉型電磁弁Vcfl〜Vcrlの消磁・励磁を切
り換え制御する電子制御ユニットECUも有する。ま
た、電子制御ユニットECUは、各車輪に設けられた車
輪速度センサ(図示せず)などから車両の走行状態が入
力されるようになっている。電子制御ユニットECU
は、各々の車輪ブレーキBfl〜Brl毎に車両の走行
状態に応じて、各々の常開型電磁弁Vofl〜Vorl
の内、該当車輪に対応するいずれかを消磁・開弁し、各
々の常閉型電磁弁Vcfl〜Vcrlの内、該当車輪に
対応するいずれかを消磁・閉弁してマスタシリンダM/
Cからホイールシリンダ(図示せず)に加わる液圧を増
圧させて制動トルクを増加させる増圧モード、各々の常
開型電磁弁Vofl〜Vorlの内、該当車輪に対応す
るいずれかを励磁・閉弁し、各々の常閉型電磁弁Vcf
l〜Vcrlの内、該当車輪に対応するいずれかを消磁
・閉弁してマスタシリンダM/Cからホイールシリンダ
(図示せず)に液圧を伝わらないようにして制動トルク
を保持する保持モード、各々の常開型電磁弁Vofl〜
Vorlの内、該当車輪に対応するいずれかを励磁・閉
弁し、各々の常閉型電磁弁Vcfl〜Vcrlの内、該
当車輪に対応するいずれかを励磁・開弁してホイールシ
リンダ(図示せず)からリザーバRa,Rbにブレーキ
液を一時的に貯留することで、車輪がロック状態になら
ないように制動トルクを減少させる減圧モードのいずれ
かの指令により制御している。これらのうち、減圧モー
ドに移行した際に、電子制御ユニットECUはモータM
を駆動させて、ポンプPa,Pbを駆動させてリザーバ
Ra,Rbに一時貯留したブレーキ液をマスタシリンダ
M/C側に戻すようになっている。
【0014】次に、本実施の形態の常開型電磁弁30の
構造について図1を用いて説明する。ハウジング主体3
1は、磁性金属により段付の円筒状に形成されている。
この鍔状の段部32はハウジング主体31の中途部分に
形成されており、段部32を挟んで一端側(図1中の右
端側)が電磁石15の固定コア18に形成され、他端側
(図1中の左端側)には、主液圧流路Iと主液圧流路II
とを連通させる連通孔33が形成されている。
【0015】ガイド筒34は、非磁性材料、例えばステ
ンレス鋼により先端を半球状の閉塞端とした薄肉の有底
円筒状に形成されている。ガイド筒34は、その開口端
側が固定コア18に、例えば溶接等により結合されてい
る。ハウジング主体31は、車両用ブレーキ制御装置を
構成する基体35に形成された電磁弁用の嵌合孔36内
に嵌め込まれて固定される。嵌合孔36の開口端寄りの
内面には、ハウジング主体31に係合してハウジング主
体31の嵌合孔36からの離脱を阻止する止め輪37が
嵌着されている。また、ハウジング主体31の嵌合孔3
6への嵌合、固定状態でガイド筒34は嵌合孔36から
突出する状態となる。また、ハウジング主体31の段部
32には第1シール部材38が外嵌され、段部32の外
周面と嵌合孔36の内周面とを液密にシールする。ま
た、ハウジング主体31の他端側の外周面には、断面D
字状の第2シール部材39が外嵌されている。第2シー
ル部材39の外嵌位置は、連通孔33よりもさらにハウ
ジング主体31の他端側の先端寄りに位置している。
【0016】ガイド筒34内には、電磁石15で駆動さ
れる可動コア16が摺動可能に配置されている。ハウジ
ング主体31の連通孔33よりも他端側寄りの内部に
は、弁孔6を有する円筒状の弁座部材7が、弁孔6が連
通孔33付近に位置するように圧入・固定されている。
また、ハウジング主体31の固定コア18側の内部に
は、非磁性材料製の弁軸8が摺動可能に配置されてい
る。弁軸8は、先端に設けられた弁体としての弁球9が
弁座部材7の弁孔6側に向くように配置されている。弁
孔6は弁球9が当接することによって、閉鎖され得る。
また、ハウジング主体31の内部の弁軸8と弁座部材7
との間には、弁軸用バネ40が配置されており、弁軸8
を弁座部材7から常時離反する方向へ弾発付勢してい
る。
【0017】切換弁41について説明する。ピストン4
2は外形が有底の円筒体に形成され、底部42aにはピ
ストン42の内方へ突出する柱状バルブ43が形成され
ている。ピストン42はハウジング主体31の他端側に
被せるように装着されており、ハウジング主体31の軸
線方向に沿って移動自在な状態で嵌合孔36内に収容さ
れている。また、ピストン42の開口端付近の外周面に
は嵌合孔36の内周面に摺動自在に接するリブ部42b
が周方向に沿って形成され、さらに開口端寄りの外周面
には凹状の溝が周方向に沿って形成され、この溝内に第
3シール部材44が外嵌されている。ピストン42は、
リブ部42bの第3シール部材44と嵌合孔36の大径
部分の内周面とが接し、かつピストン42の内周面42
cと第2シール部材39とが接することによって、嵌合
孔36の軸線、すなわちハウジング主体31の軸線に沿
って摺動できる。また、ピストン42の軸線方向に沿っ
た中途部には、ピストン42の内外を連通させる絞り
(従来例の第4絞りおよび第5絞りに相当)25が形成
されている。そして、この絞り25を取り囲むように第
2フィルタ13がピストン42に外嵌されて固定されて
いる。また、ピストン42の内部には、ハウジング主体
31の他端側に外嵌された状態で、切換弁41を開状態
に戻すための戻しバネ22が配置されている。
【0018】本実施の形態では、柱状バルブ43は、ピ
ストン本体とは別体に形成され、ピストン42の底部4
2a中央に形成されたバルブ挿入孔45内に、半球状の
先端(図1中の右端)がピストン42内部に突出し、か
つピストン42の軸線方向に沿って摺動自在に嵌め込ま
れている。また、柱状バルブ43の後端側(図1中の左
端)の外周面には一例として規制片43aが形成され、
柱状バルブ43のバルブ挿入孔45内への進入量を規制
している。
【0019】また、ピストン42の底部42aには、嵌
合孔36に開口する第1液圧流路2側に向けて延出する
筒状保持部46が形成されており、筒状保持部46の先
端内側に第1フィルタ3が取り付けられ、さらに筒状保
持部46の、ピストン42の底部42a付近の外周面に
は、断面V字状の一方向性シール部材(所謂カップシー
ル)47が外嵌されている。この一方向性シール部材4
7によって、ブレーキリリース時には、ブレーキ液は、
切換弁41や主弁5の状態にかかわらず、ピストン42
外周面と嵌合孔36の内周面との間を流路として、この
一方向性シール部材47を介して第2液圧流路14から
第1液圧流路2に流出する。つまり、本実施の形態の常
開型電磁弁30は、図4で説明したチェック弁(Cof
l等)が常開型電磁弁30に一体に形成された構造とな
っている。また、柱状バルブ43は、その他端側と筒状
保持部46との間に配置されたバルブ用バネ48によっ
て、常時規制片43aが底部42aと当接する方向へ弾
発付勢されている。このように、柱状バルブ43をピス
トン本体とは別体に設け、バルブ用バネ48で付勢する
構成を採用すると、後述する第2弁座部材50との間の
当接が確実に行われ、正確な絞りの形成が可能となる。
【0020】また、柱状バルブ43の外面には後端から
半球状の先端付近(本実施の形態では一例として先端)
に至る凹溝49が形成されている。凹溝49の断面積
は、後述する第2弁座部材50と当接する半球状の先端
部分ではブレーキ液の流量を制限できる程度に小さく、
またハウジング主体31の内周面と接触する外周面部分
ではブレーキ液の流量を制限しない程度に大きく形成さ
れている。これにより、通常は、柱状バルブ43と後述
する第2弁座部材50とが十分な間隔で離間されている
ので、マスタシリンダから車輪ブレーキへブレーキ液が
前記双方の間を通過する際に、ブレーキ液の流量が絞ら
れることがない開状態となるが、柱状バルブ43と第2
弁座部材50とが当接すると、この当接部分ではブレー
キ液は凹溝49でしか通過しなくなる。これによってマ
スタシリンダから車輪ブレーキへブレーキ液が前記双方
の間を通過する際に、ブレーキ液の流量が絞られて絞り
状態に切り換わる。故に、柱状バルブ43の凹溝49と
第2弁座部材50とによって絞りが形成される。柱状バ
ルブ43の先端は、一例としてハウジング主体31の他
端側からハウジング主体31内に摺動可能に進入し、ハ
ウジング主体31内の弁座部材7よりも上流側(主液圧
流路I寄り)に圧入・固定された第2弁座部材50との
間で切換弁41を形成する。
【0021】なお、本実施の形態では、上記理由によ
り、柱状バルブ43とピストン本体とを別体に形成して
いるが、確実な第2弁座部材50との間の当接が確保で
きるのであれば、部品点数の削減のために柱状バルブ4
3をピストン本体と一体化する構成でも良い。また、本
実施の形態では、柱状バルブ43の先端がハウジング主
体31の他端側からハウジング主体31内に進入する構
造として、弁座部材7の弁孔6が形成されていない上流
側の筒状の端部を第2弁座部材50として利用すること
によって、第2弁座部材50と弁座部材7とを一体化し
て部品点数の削減を図った構造であるが、例えば柱状バ
ルブ43の先端がハウジング主体31の他端側からハウ
ジング主体31内に進入しない、若しくは進入しても進
入量は微小であるという構造も採用し得る。この場合に
は、第2弁座部材50はハウジング主体31の他端に配
置しなければならず、弁孔6と柱状バルブ43の先端と
の間の距離が長くなるから、弁座部材7を長くして第2
弁座部材50と一体化せずに、第2弁座部材50を弁座
部材7と別体に形成する構成とすることも考えられる。
【0022】以上の構成により、常開型電磁弁30に
は、主弁5よりも上流側に切換弁41が形成され、また
主液圧流路I(若しくは第1液圧流路2)から主液圧流
路II(若しくは第2液圧流路14)に向けて、複数の液
圧室が直列に形成される。まず、一方向性シール部材4
7が接触して摺動する嵌合孔36の小径部分(図1に示
すように内径がA)の内周面と、第2シール部材39が
接触して摺動するピストン42の内周面42c(図1に
示す内径がC)との間で、第1液圧流路2に連通する第
1液圧室4が形成される。この第1液圧室4は、従来例
の上流側液圧室21も兼ねる。ピストン42はこの第1
液圧室4内のブレーキ液から、嵌合孔36の小径部分の
内径と、内周面42cの内径との内径差(A−C)に対
応する大きさで、かつ図1中の右方向へ移動するように
作用する液圧を受ける。また、絞り25と第3シール部
材44が接触して摺動する嵌合孔36の大径部分(図1
に示すように内径がB)の内周面と、第2シール部材3
9が接触して摺動するピストン42の内周面42c(図
1に示す内径がC)との間に第2液圧室51が形成され
る。この第2液圧室51は従来例の下流側液圧室11と
同じ機能を有する。ピストン42はこの第2液圧室51
内のブレーキ液から嵌合孔36の大径部分の内径と、内
周面42cの内径との内径差(B−C)に対応する大き
さで、図1中の左方向へ移動するように作用する液圧を
受ける。また、一方向性シール部材47と絞り25と第
3シール部材44との間に、第2液圧流路14と連通す
る第3液圧室52が形成される。
【0023】続いて、常開型電磁弁30の動作について
説明する。通常ブレーキ時には図1において矢印で示す
ように、マスタシリンダM/Cから送出されたブレーキ
液の液圧は、主液圧流路I、第1液圧流路2、第1フィ
ルタ3、第1液圧室4、開状態の切換弁41、開状態の
主弁5、第2液圧室51、第3液圧室52、第2フィル
タ13、第2液圧流路14、主液圧流路IIを通り、車輪
ブレーキに供給される。この状態において、急激なブレ
ーキ動作が行われた場合でも、柱状バルブ43の半球状
の先端と第2弁座部材50とが十分な間隔で離間してお
り、またピストン42のバルブ挿入孔45やハウジング
主体31に挿入された柱状バルブ43の外周面に形成さ
れた凹溝49の断面積はブレーキ液の流量を制限しない
程度に大きく設定されているため、第1液圧室4と第2
液圧室51との間の液圧差は微小となる。しかも切換弁
41の下流側には、開状態の切換弁41よりもブレーキ
液の流量を大幅に制限する絞り25があるため、第2液
圧室51内の液圧が瞬時に上昇し、第1液圧室4との液
圧差がさらに微小となる。また、図1において、B>A
の寸法設定となっており、ピストン42の、マスタシリ
ンダM/C側からの液圧を受ける受圧面積が、車輪ブレ
ーキ側からの液圧を受ける受圧面積よりも小さい。この
ために、ピストン42が、第1液圧室4内の圧力により
右側へ押される力に対し、第2液圧室51内の圧力によ
り左側へ押される力と戻しバネ22の付勢力の和が上回
るから、ピストン42が誤って図1中の右側に移動し、
切換弁41が閉状態(絞り状態)となることはない。
【0024】ブレーキ制御装置がアンチスキッドまたは
トラクション制御中において、電磁石15が通電されて
弁軸8が駆動され、切換弁41が開状態で主弁5が閉状
態となると、主液圧流路Iから供給されるブレーキ液
は、主弁5で断たれる。すると、主弁5の前後に液圧差
が生じ、これが規定値を超えると、ピストン42が第1
液圧室4内のブレーキ液から受ける液圧の総和が、第2
液圧室51内のブレーキ液から受ける液圧の総和に戻し
バネ22の付勢力を加えたものを超えるため、ピストン
42が作動(右方向へ移動)する。そして、ピストン4
2と共に移動した柱状バルブ43の先端が弁座部材7の
左端側に当接する。その後、ピストン42はさらにその
底部42aがハウジング主体31の他端側の端部31a
に当接するまで、若干さらに右方向へ移動する。よっ
て、図2に示すように柱状バルブ43はバルブ挿入孔4
5から若干第1液圧室4側へ突出した状態となり、第1
液圧室4内のブレーキ液からの液圧に加え、バルブ用バ
ネ48の付勢力も加わった状態となる。この状態では、
弁座部材7と当接する柱状バルブ43の外面に形成され
た凹溝49の断面積は少なくなるため、この凹溝49を
通過するブレーキ液の流量が制限されて切換弁10は絞
り状態に切換わる。
【0025】その後、図3に示すように主弁5が開状態
になると、主液圧流路Iのブレーキ液は、絞り状態にあ
る切換弁41を介した後に主弁5を通過し、主液圧流路
IIを通って車輪ブレーキに供給される。よって、従来例
と同様に、切換弁41の絞り状態により、ブレーキ液の
液圧の脈動を防止することができる。なお、主液圧流路
Iと主液圧流路IIの液圧差が小さくなり、ピストン42
が第1液圧室4内のブレーキ液から受ける液圧の総和
が、第2液圧室51内のブレーキ液から受ける液圧の総
和に戻しバネ22の付勢力を加えたもの未満となると、
ピストン17が左方向へ移動し、リセット位置(図1に
示す位置)に戻り、切換弁41が開状態に切換わる。
【0026】ブレーキリリース時には、ブレーキ液は、
ピストン42の作動の有無にかかわらず、一方向性シー
ル部材47を介して、第2液圧流路14→第3液圧室5
2→第1液圧室4→第1液圧流路2という経路で流出す
る。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る常開型電磁弁によれば、切
換弁は主弁よりもマスタシリンダ側に配置され、しかも
従来例と異なり、絞りを介さないで切換動作用の液圧が
ピストンに加わるから、アンチスキッド制御動作への移
行の応答性が良い。また、本常開型電磁弁は、通常の常
開型電磁弁の外周にピストンを嵌合するのみで絞りの切
換弁付常開型電磁弁を成り立たせることができる。よっ
て、全体のレイアウトが容易であり、また通常の組み立
ての際にも、常開型電磁弁の作業工程の後に、絞りに切
り替わるピストンを後から組み付けるだけで本発明を達
成することができる。また、請求項2記載の構成とし、
ピストンの、マスタシリンダ側からの液圧を受ける受圧
面積を、車輪ブレーキ側からの液圧を受ける受圧面積よ
りも小さくすると、ピストンが、マスタシリンダ側の主
液圧流路からの液圧により押される力に対し、車輪ブレ
ーキ側の主液圧流路の液圧により押される力と戻しバネ
の弾発付勢力の和が上回るから、ピストンが誤って第2
弁座部材側に移動し、切換弁が閉状態(絞り状態)とな
ることはない。また、請求項3記載の構成とすると、ピ
ストンに設けられた柱状バルブの外面に形成された凹溝
の断面積は自由に設定できるから、バルブ挿入孔に対応
する部位の断面積を十分に大きく取ることによって、切
換弁が開状態での通常のブレーキ動作における急ブレー
キ時においても、この凹溝を介してブレーキ液が十分に
切換弁を通過できる。よって、ピストンの前後の液圧差
が微小となって、ピストンが誤動作することも回避でき
るという効果がある。また、柱状バルブはピストン本体
とは別体に設けられ、バルブ用バネで付勢されるため、
第2弁座部材との間の当接が確実に行われ、正確な絞り
の形成が可能となる。また、従来例では切換弁は、金属
材料製の固定コアとピストンとで構成され、切換弁の絞
りの精度を高めるためには、金属製の固定コア側の加工
精度を高める必要があり、製造コストが上昇していた
が、本発明ではピストンや柱状バルブは合成樹脂材料を
使用して樹脂成形にて製造できるため、精度の高い加工
を安価に実現できる。したがって、製品コストの低減が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る常開型電磁弁の構成を説明するた
めの断面図である(通常ブレーキ動作時)。
【図2】主弁が閉状態となって、ピストンが作動し、切
換弁も閉状態となった状態を示す断面図。
【図3】主弁は開状態であるが、切換弁が閉状態にある
状態を示す断面図である。
【図4】常開型電磁弁が使用される車両用アンチロック
ブレーキ装置の一般的な液圧回路図である。
【図5】従来の常開型電磁弁の構造を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
I 主液圧流路(マスタシリンダ側) II 主液圧流路(車輪ブレーキ側) 5 主弁 6 弁孔 7 弁座部材 8 弁軸 9 弁体としての弁球 22 戻しバネ 41 切換弁 42 ピストン 50 第2弁座部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白勢 隆臣 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB28 CC02 JJ19 LL23 LL25 LL29 LL44 LL55 3H106 DA08 DA12 DA23 DA33 DB02 DB12 DB23 DB32 DC04 DD03 EE04 EE35 GC29 KK22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダと車輪ブレーキとの間の
    主液圧流路に介装され、弁座部材に形成された弁孔に電
    磁駆動される弁軸に設けられた弁体が接離動することに
    よって前記主液圧流路を非連通または連通の状態にする
    主弁と、該主弁と直列に主液圧流路に介装され、マスタ
    シリンダ側と車輪ブレーキ側の主液圧流路の液圧差によ
    り、開状態と絞り状態の間で切換わる切換弁とを有する
    常開型電磁弁において、 前記切換弁は、 前記主弁よりも前記マスタシリンダ側に位置する前記主
    液圧流路に介装された第2弁座部材と、該第2弁座部材
    を包囲した状態で第2弁座部材に対して接離動可能に配
    置され、常時は第2弁座部材から離反する方向へ戻しバ
    ネによって弾発付勢されるピストンとを有し、 前記マスタシリンダ側の主液圧流路の液圧から該ピスト
    ンが受ける圧力が、前記車輪ブレーキ側の主液圧流路の
    液圧から受ける圧力に前記戻しバネの弾発付勢力を加え
    た圧力を超えることによって、ピストンが前記第2弁座
    部材側に移動して第2弁座部材に当接した際に、ピスト
    ンと第2弁座部材との間に絞りが形成されて、前記開状
    態から前記絞り状態に切換わることを特徴とする常開型
    電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記ピストンの、前記マスタシリンダ側
    からの液圧を受ける受圧面積を、前記車輪ブレーキ側か
    らの液圧を受ける受圧面積よりも小さくしたことを特徴
    とする請求項1記載の常開型電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記第2弁座部材は円筒状に形成され、 前記ピストンは外形が有底の円筒体に形成されると共
    に、底部の中央に形成されたバルブ挿入孔と、該バルブ
    挿入孔に挿入され、ピストンの内部に突出する先端の突
    出長が所定長以下に規制された柱状バルブと、該柱状バ
    ルブの外面に柱状バルブの長手方向に沿って先端付近に
    至るように形成された凹溝と、前記柱状バルブをピスト
    ンの内部方向へ弾発付勢するバルブ用バネとを有し、 前記ピストンが前記第2弁座部材側に移動して、前記柱
    状バルブの先端が第2弁座部材に当接した際には、前記
    凹溝が絞りを構成すると共に、柱状バルブは前記バルブ
    用バネの付勢力に抗して若干量だけピストンの外方へ移
    動することを特徴とする請求項1または2記載の常開型
    電磁弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303645A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Koganei Corp Mr流体バルブ
JP2010223364A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Hitachi Automotive Systems Ltd 電磁弁

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