JP2001041087A - 内燃機関のアイドル回転数制御装置及びアイドル回転数制御装置の故障診断装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転数制御装置及びアイドル回転数制御装置の故障診断装置

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JP2001041087A
JP2001041087A JP11218010A JP21801099A JP2001041087A JP 2001041087 A JP2001041087 A JP 2001041087A JP 11218010 A JP11218010 A JP 11218010A JP 21801099 A JP21801099 A JP 21801099A JP 2001041087 A JP2001041087 A JP 2001041087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空気密度に関わらずアイドル空気量制御弁をそ
の制御範囲にて制御し、アイドル回転数を制御可能な内
燃機関のアイドル回転数制御装置を提供する。 【解決手段】エンジン1の吸気通路10にはスロットル
バルブ16を迂回するようにバイパス通路19が設けら
れ、同通路19にはアイドル状態において燃焼室6内へ
の吸入空気量を調節するISCV20が設けられてい
る。ECU41は空燃比制御を実施するとともに、IS
CV20を制御して燃焼室6内への吸入空気量を調整す
ることによりエンジン1のアイドル回転数を目標アイド
ル回転数に一致させる。ECU41は吸入空気密度に基
づいて目標アイドル回転数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に搭載される内
燃機関のアイドル時におけるアイドル回転数を制御する
内燃機関のアイドル回転数制御装置及びアイドル回転数
制御装置の故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に搭載されるエンジン
(内燃機関)においては空燃比制御が実施され、この空
燃比制御下においてアイドル時の同エンジンの回転数を
制御するために、スロットルバルブを迂回して吸気通路
の上流側と下流側とを連通させるバイパス通路を設け、
このバイパス通路に燃焼室内への吸入空気量を調節する
ためのアイドルスピードコントロールバルブ(以下、
「ISCV」と記す)を設けたものが知られている。そ
して、スロットルバルブが全閉となるアイドル時に、エ
ンジン冷却水温に応じた、あるいはエアコン等の負荷条
件に応じた所定のアイドルエンジン回転数を得るため
に、ISCV開度のフィードバック制御が行われてい
る。こうしたISCV開度のフィードバック制御を通じ
て上記バイパス通路を介した吸入空気量が最適化され、
この吸入空気量に応じた燃料供給が行われてアイドル回
転数が上記エンジン冷却水温や負荷条件に応じた目標ア
イドル回転数に制御されるようになる。
【0003】エンジンにおいて空燃比制御を実行する
際、吸入空気量とは吸入空気の質量であり、この吸入空
気量に応じて理論空燃比になるような燃料が燃焼室内に
供給される。図14(a)に示すように、吸入空気密度
は外気温(吸入空気温)が低くなればなるほど大きくな
る。例えば、吸入空気温が常温(20℃)から−30℃
に低下すると、空気密度は約1.15倍になる。また、
図14(b)に示すように、吸入空気密度は外気圧が常
圧(一気圧)よりも低くなればなるほど小さくなる。
【0004】このような空気密度の増加は吸入空気量の
増加となり、吸入空気量の増加に応じて燃料供給量も増
加する。従って、ISCV制御において、吸入空気温が
常温(20℃)から−30℃に低下した場合、常温常圧
を基準として設定された基準目標アイドル回転数NRT
0も図14(c)に示すように増加してしまう。
【0005】このように吸入空気温が低くなったり、外
気圧が常圧から変化したりして吸入空気量の変化が所定
の範囲内にある場合には、ISCVの開度の制御範囲内
においてISCVの開度を制御することによって吸入空
気量をほば安定した値にすることができ、アイドル回転
数を目標アイドル回転数に一致させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸入空
気密度が大きくなってISCVの開度がその下限値であ
るときには、さらに吸入空気量を絞ることはできない。
従って、アイドル回転数は基準目標アイドル回転数NR
T0よりも高い値に維持され、しかもISCVは下限開
度に張り付いたままとなる。このようにISCVが張り
付いた状態はISCVの制御不能な状態であり、好まし
い状態ではない。
【0007】また、一般的にエンジンにおいてはブロー
バイガスをスロットルバルブを経由せずに燃焼室内に戻
す処理や、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とと
もにスロットルバルブを経由せずに吸気通路にパージす
る処理が行われている。ブローバイガス中には空気が含
まれており、これらの処理が行われる際、アイドル回転
数は基準目標アイドル回転数NRT0よりも高い値とな
ってしまい、ISCVは下限開度に張り付いたままの制
御不能な状態になってしまう。
【0008】また、上記のように構成されたエンジンに
おいてアイドル回転数制御を行うために、ISCVが正
常であるかどうかを診断する故障診断装置が備えられ
る。このような故障診断装置は、アイドル状態において
ISCVの開度がその下限値であるときにエンジン回転
数と基準目標アイドル回転数NRT0との偏差が所定値
(固定値)以上であるときに、ISCVに異常があると
診断するようになっている。
【0009】しかしながら、ISCVの故障診断におい
て異常判定のための所定値が固定値である。従って、I
SCVの開度をその下限値に制御した場合でも吸入空気
温の低下が大きいときには吸入空気量が多くなり、エン
ジン回転数と基準目標アイドル回転数NRT0との偏差
が所定値(固定値)以上となり易く、ISCVが正常で
あったとしてもISCVに異常があると誤診断してしま
うおそれがある。
【0010】また、ブローバイガスをスロットルバルブ
を経由せずに燃焼室内に戻す処理や、燃料タンク内で発
生した燃料蒸気をパージする処理が行われている場合に
は、ISCVの開度をその下限値に制御した場合でも供
給される空気量が多くなり、エンジン回転数と基準目標
アイドル回転数NRT0との偏差が所定値(固定値)以
上となり易く、ISCVが正常であったとしてもISC
Vに異常があると誤診断してしまうおそれがある。
【0011】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、その目的は、空気密度に関わらずアイドル空気
量制御弁をその制御範囲にて制御し、アイドル回転数を
制御可能な内燃機関のアイドル回転数制御装置、及び誤
診断のおそれを低減することができるアイドル回転数制
御装置の故障診断装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、内燃機関のアイドル状態において
燃焼室内への吸入空気量を調節するアイドル空気量制御
弁と、空燃比制御下において、前記アイドル空気量制御
弁を制御して燃焼室内への吸入空気量を調整して内燃機
関のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させる
制御手段とを備えた内燃機関のアイドル回転数制御装置
であって、前記制御手段は、前記吸入空気密度に基づい
て目標アイドル回転数を設定するようにしたことを要旨
とする。
【0013】吸入空気密度が変化すると、アイドル空気
量制御弁の開度が一定である場合、アイドル回転数が目
標アイドル回転数から変化してしまい、このアイドル回
転数を目標アイドル回転数にするためにアイドル空気量
制御弁の開度が開側又は閉側に変更されるため、開側又
は閉側への開度変更の余裕がなくなってアイドル空気量
制御弁が制御不能な状態になることがある。請求項1に
記載の発明では、吸入空気密度に基づいて目標アイドル
回転数を設定するようにしているので、アイドル空気量
制御弁の開度を開度又は閉側に変更せずに済み、アイド
ル空気量制御弁の開側又は閉側への開度変更の余裕が維
持され、アイドル空気量制御弁をその制御範囲にて制御
してアイドル回転数を制御することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関のアイドル回転数制御装置において、前記制
御手段は吸入空気密度を吸入空気温度に基づいて算出す
ることを要旨とする。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、吸入空気
温度に基づいて吸入空気密度が算出され、この吸入空気
密度に基づいて目標アイドル回転数を設定することがで
きる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関のアイドル回転数制御装置において、前記制
御手段は吸入空気密度を外気圧に基づいて算出すること
を要旨とする。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、外気圧に
基づいて吸入空気密度が算出され、この吸入空気密度に
基づいて目標アイドル回転数を設定することができる。
請求項4に記載の発明は、内燃機関のアイドル状態にお
いて燃焼室内への吸入空気量を調節するアイドル空気量
制御弁と、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とと
もに吸気通路にパージするパージ機構と、空燃比制御下
において、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とと
もに吸気通路にパージするとともに、燃焼室内への吸入
空気量を調整することにより内燃機関のアイドル回転数
を目標アイドル回転数に一致させるように制御する制御
手段とを備えた内燃機関のアイドル回転数制御装置であ
って、前記制御手段はパージされる燃料蒸気量に基づい
て目標アイドル回転数を設定するようにしたことを要旨
とする。
【0018】パージが実行される内燃機関においては、
パージされる燃料蒸気量が変化すると、アイドル空気量
制御弁の開度が一定である場合、アイドル回転数が目標
アイドル回転数から変化してしまい、このアイドル回転
数を目標アイドル回転数にするためにアイドル空気量制
御弁の開度が開側又は閉側に変更されるため、開側又は
閉側への開度変更の余裕がなくなってアイドル空気量制
御弁が制御不能な状態になることがある。請求項4に記
載の発明では、パージされる燃料蒸気量に基づいて目標
アイドル回転数を設定するようにしているので、アイド
ル空気量制御弁の開度を開度又は閉側に変更せずに済
み、アイドル空気量制御弁の開側又は閉側への開度変更
の余裕が維持され、アイドル空気量制御弁をその制御範
囲にて制御してアイドル回転数を制御することができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明は、内燃機関のアイ
ドル状態において燃焼室内への吸入空気量を調節するア
イドル空気量制御弁を備え、空燃比制御下において、吸
入空気量に基づいて内燃機関のアイドル回転数を目標ア
イドル回転数に一致させるように制御するアイドル回転
数制御装置と、アイドル回転数と目標アイドル回転数と
の偏差が所定値以上になったとき、アイドル回転数制御
装置の異常を検出する診断手段とを備えるアイドル回転
数制御装置の故障診断装置において、前記診断手段は吸
入空気密度に基づいて前記偏差を設定するようにしたこ
とを要旨とする。
【0020】吸入空気密度が変化すると、アイドル空気
量制御弁の開度が一定である場合、アイドル回転数が目
標アイドル回転数から変化してしまう。請求項5に記載
の発明では、吸入空気密度に基づいてアイドル回転数と
目標アイドル回転数との偏差を設定するようにしている
ので、アイドル回転数制御の誤診断のおそれを低減する
ことができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のアイドル回転数制御装置の故障診断装置において、前
記診断手段は吸入空気密度を吸入空気温度に基づいて算
出することを要旨とする。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、吸入空気
温度に基づいて吸入空気密度が算出され、この吸入空気
密度に基づいて偏差を設定することができる。請求項7
に記載の発明は、請求項5に記載のアイドル回転数制御
装置の故障診断装置において、前記診断手段は吸入空気
密度を外気圧に基づいて算出することを要旨とする。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、外気圧に
基づいて吸入空気密度が算出され、この吸入空気密度に
基づいて偏差を設定することができる。請求項8に記載
の発明は、内燃機関のアイドル状態において燃焼室内へ
の吸入空気量を調節するアイドル空気量制御弁と、燃料
タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに吸気通路に
パージするパージ機構とを備え、空燃比制御下におい
て、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに吸
気通路にパージするとともに、燃焼室内への吸入空気量
を調整することにより内燃機関のアイドル回転数を目標
アイドル回転数に一致させるように制御する内燃機関の
アイドル回転数制御装置と、アイドル回転数と目標アイ
ドル回転数との偏差が所定値以上になったとき、アイド
ル回転数制御装置の異常を検出する診断手段とを備える
アイドル回転数制御装置の故障診断装置において、前記
診断手段はパージされる燃料蒸気量に基づいて前記偏差
を設定するようにしたことを要旨とする。
【0024】パージが実行される内燃機関においては、
パージされる燃料蒸気量が変化すると、アイドル空気量
制御弁の開度が一定である場合、アイドル回転数が目標
アイドル回転数から変化してしまう。請求項8に記載の
発明では、パージされる燃料蒸気量に基づいて偏差を設
定するようにしているので、アイドル回転数制御の誤診
断のおそれを低減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を内燃機関としてのガソリンエンジンに適用した第1
の実施の形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1は、本実施形態におけるエンジンシス
テムの概略構成を示している。車両(図示略)に搭載さ
れたエンジン1は、シリンダボア3を有するシリンダブ
ロック2と、シリンダヘッド4とを備えている。シリン
ダボア3内にはピストン5が往復動可能に設けられ、ピ
ストン5とシリンダヘッド4とにより囲まれた空間によ
って燃焼室6が形成されている。
【0027】シリンダヘッド4には、各燃焼室6に対応
して点火プラグ7が設けられている。また、シリンダヘ
ッド4には、各燃焼室6に通じる吸気ポート8及び排気
ポート9がそれぞれ設けられ、これら各ポート8,9に
は吸気通路10及び排気通路11がそれぞれ接続されて
いる。吸気ポート8及び排気ポート9の燃焼室6に通じ
る各開口端には、吸気バルブ12及び排気バルブ13が
それぞれ設けられている。各バルブ12,13は、クラ
ンクシャフトの回転に連動するカムシャフト(図示略)
によって開閉される。
【0028】吸気通路10の上流側にはエアクリーナ1
4が設けられており、同クリーナ14によって吸気通路
10内に導入される吸入空気が清浄化される。吸気ポー
ト8の近傍には各気筒に対応して燃料噴射用のインジェ
クタ15がそれぞれ設けられている。各インジェクタ1
5には図示しない燃料タンクから燃料ポンプによって所
定圧力の燃料が供給されている。
【0029】吸気通路10の途中には、図示しないアク
セルペダルの操作に連動して開閉駆動されるスロットル
バルブ16が設けられている。スロットルバルブ16の
開度、即ちスロットル開度TAに応じて吸気通路10を
介して燃焼室6へ導入される吸入空気量が調節される。
吸気通路10にはスロットルバルブ16の下流側に、吸
入空気流の脈動を平滑化させるサージタンク17が設け
られている。
【0030】スロットルバルブ16の近傍には、スロッ
トル開度TAを検出するためのスロットルセンサ18が
設けられている。スロットルセンサ18はスロットル開
度TAに応じた検出信号を出力する。また、スロットル
センサ18はスロットルバルブ16が全閉位置にあると
きのみON状態となるアイドルスイッチ(図示略)を内
蔵しており、同スイッチのON・OFF状態を示すアイ
ドル信号IDSを出力する。本実施形態におけるスロッ
トルセンサ18は内燃機関(エンジン1)がアイドル状
態にあるか否かを判断するアイドル判断手段に相当す
る。
【0031】吸気通路10には、スロットルバルブ16
を迂回して同バルブ16の上流側と下流側とを連通する
バイパス通路19が設けられている。本実施形態におい
てバイパス通路19も吸気通路を構成する。バイパス通
路19の途中には、同通路19を流れる空気量を調節す
るバイパス空気量調節弁としてのリニアソレノイド式の
アイドルスピードコントロールバルブ(以下、「ISC
V」という)20が設けられている。ISCV20は、
ソレノイドコイル(図示略)に出力されるデューティ駆
動信号のデューティ値の大きさに応じてバルブ(図示
略)を変位させ、空気の流れる通路面積を調節する電磁
弁である。ISCV20は、スロットルバルブ16が全
閉となるエンジン1のアイドル時に、エンジン1の回転
数(アイドル回転数)NEを安定させるために作動する
ものである。ISCV20が所定のデューティ駆動信号
に基づいて制御されることにより、即ちISCV制御が
行われることにより、バイパス通路19を流れる空気量
(以下、「バイパス空気量」という)が調節され、燃焼
室6へ取り込まれる吸入空気量が調節される。
【0032】エアクリーナ14の下流側には、吸入空気
量を検出するエアフローメータ21が設けられている。
エアクリーナ14とエアフローメータ21との間には、
吸気通路10に取り込まれる空気の温度、即ち吸気温T
HAを検出するための吸気温センサ22が設けられてい
る。
【0033】排気通路11の途中には、排気中の酸素濃
度、即ち排気空燃比を検出するための酸素センサ23が
設けられている。また、シリンダブロック2には、エン
ジン1の冷却水の温度、即ち冷却水温THWを検出する
ための水温センサ24が設けられている。
【0034】エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プ
ラグ7には、ディストリビュータ25にて分配された点
火信号が印加される。ディストリビュータ25はイグナ
イタ26から出力される高電圧をクランクシャフトの回
転に同期して各点火プラグ7に分配するためのものであ
る。そして、各点火プラグ7の点火タイミングは、イグ
ナイタ26から高電圧が出力されるタイミングによって
決定される。
【0035】ディストリビュータ25にはクランクシャ
フトの回転に連動して回転する図示しないロータが内蔵
されている。そして、ディストリビュータ25には、そ
のロータの回転からエンジン1の回転数(エンジン回転
数)NEを検出するための回転数検出手段としての回転
数センサ27が設けられている。同じく、ディストリビ
ュータ25には、そのロータの回転に応じてエンジン1
のクランク角基準信号を所定の割合で検出する気筒判別
センサ28が設けられている。
【0036】また、エンジン1に駆動連結された自動変
速機29には、車速センサ30が設けられている。車速
センサ30はそのときどきの車両の速度(車速)SPD
を検出するとともに、その値を示す信号を出力するよう
になっている。また、自動変速機29の内部には、ニュ
ートラルスイッチ31が設けられている。このニュート
ラルスイッチ31は、現在のシフト位置がニュートラル
レンジ(Nレンジ)又はパーキングレンジ(Pレンジ)
にあるときにオンとなる。即ち、現在のシフト位置がN
レンジにあるのかドライブレンジ(Dレンジ)にあるの
かを検出することができるようになっている。
【0037】また、上記吸気通路10にはスロットルバ
ルブ16の下流側においてパージ通路32を介してエバ
ポパージシステム(図示略)が連結されている。このエ
バポパージシステムは、大きくは、燃料タンクから発生
する燃料蒸気を捕集するキャニスタや、その捕集された
燃料蒸気を上記吸気通路10にパージするパージ通路3
2、キャニスタと前記エアクリーナ14とを連通させて
キャニスタ内に大気を導入する大気導入通路等を備えて
構成される。上記パージ通路32の通路途中には電磁弁
からなるパージ制御弁33が設けられており、パージ制
御弁33の開弁動作に応じてそれらキャニスタとスロッ
トルバルブ16下流とが連通されて燃料蒸気が吸気通路
10にパージされる。
【0038】車両には、上述した各インジェクタ15、
ISCV20、パージ制御弁33及びイグナイタ26等
を制御するための電子制御装置(以下単に「ECU」と
いう)41が設けられている。ECU41は、インジェ
クタ15、ISCV20、パージ制御弁33等を駆動制
御して空燃比制御を実行するとともに、空燃比制御下に
おいてパージ制御を実行する。また、ECU41は空燃
比制御下においてISCV制御を実行することによりア
イドル時のエンジン回転数NEを目標アイドル回転数に
一致させるように制御する。また、ECU41は所定の
周期にてISCVシステムに関する故障診断処理を実行
する。
【0039】次にECU41の電気的構成について図2
のブロック図に従って説明する。ECU41は、上記制
御や診断にかかる各種処理を実行する中央処理装置(C
PU)42、所定の制御プログラム等を予め記憶した読
み出し専用メモリ(ROM)43、CPU42の演算結
果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)
44、記憶されたデータを保存するバックアップRAM
45、及びタイマカウンタ46等と、これら各部42〜
46と外部入力回路47及び外部出力回路48等とをバ
ス49によって接続した論理演算回路として構成されて
いる。
【0040】外部入力回路47には、前述したスロット
ルセンサ18、エアフローメータ21、吸気温センサ2
2、酸素センサ23、水温センサ24、回転数センサ2
7、気筒判別センサ28、車速センサ30及びニュート
ラルスイッチ31がそれぞれ電気的に接続されている。
外部出力回路48には、各インジェクタ15、ISCV
20、イグナイタ26及びパージ制御弁33がそれぞれ
電気的に接続されている。CPU42は各センサ等の出
力信号を外部入力回路47を介して入力し、エンジン1
の点火時期制御、燃料噴射量制御、空燃比制御、パージ
制御及びISCV制御等を実行するとともに、ISCV
システムの故障診断を実行する。
【0041】ROM43には、「ISCV制御ルーチ
ン」、「ISCVの故障診断ルーチン」等の制御プログ
ラムや各種関数データ、点火時期のマップ等が予め記憶
されている。タイマカウンタ46は所定時間毎の割り込
み信号を出力すると共に、同時に複数のカウント動作を
行うようになっている。
【0042】次に、CPU42が実行する「ISCV制
御ルーチン」を図3に示すフローチャートに従って説明
する。CPU42は、エンジン1の運転が開始されると
所定の制御周期をもって図3に示す「ISCV制御ルー
チン」を繰り返し実行する。
【0043】先ずステップ102において、CPU42
はエンジン1の完全暖機が終了しているかどうかを、水
温センサ24によって検出された冷却水温THWに基づ
いて判断する。例えば、冷却水温THWが70℃以上で
ある場合に完全暖機が終了していると判断する。ステッ
プ102で完全暖機が終了していると判断すると、CP
U42は処理をステップ104に移行し、完全暖機が終
了していないと判断すると、このルーチンを一旦抜け
る。
【0044】ステップ102において、CPU42はエ
ンジン1がアイドル状態であるかどうかを、スロットル
センサ18の検出信号に基づいてスロットルバルブ16
が全閉であり、ニュートラルスイッチ31からアイドル
信号IDSが入力されているかどうかに基づいて判断す
る。スロットルバルブ16が全閉であり、かつ、アイド
ル信号IDSが入力されていると、CPU42はアイド
ル状態であると判断して処理をステップ106に移行
し、スロットルバルブ16が全閉でない、またはアイド
ル信号IDSが入力されていないと、アイドル状態でな
いと判断して本ルーチンを一旦抜ける。
【0045】ステップ106では吸気温センサ22の検
出信号に基づいて吸気温THAを取り込み、図4に示す
アイドル回転数マップから吸気温THAに応じた目標ア
イドル回転数NRTを算出する。
【0046】次のステップ108において、CPU42
は回転数センサ27によって検出されたエンジン回転数
NEが上記ステップ106で求めた目標アイドル回転数
NRTより大きいかどうかを判定する。エンジン回転数
NEが目標アイドル回転数NRTよりも大きいと判定す
るとCPU42は処理をステップ110に移行し、エン
ジン回転数NEが目標アイドル回転数NRT以下である
と判定するとCPU42は処理をステップ116に移行
する。
【0047】ステップ110において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ小さくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が小さくなり、
ISCV20の開度を小さくしてバイパス空気量を減少
させることができる。
【0048】続くステップ112において、CPU42
はISC学習値DGがISC下限学習値DGL未満かど
うかを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理
をステップ114に移行してISC学習値DGをISC
下限学習値DGLに設定して本ルーチンを終了する。ス
テップ112においてISC学習値DGがISC下限学
習値DGL以上であると判定すると、本ルーチンを一旦
抜ける。
【0049】ステップ116において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ大きくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が大きくなり、
ISCV20の開度を大きくしてバイパス空気量を増加
させることができる。
【0050】続くステップ118において、CPU42
はISC学習値DGがISC上限学習値DGHより大き
いかどうかを判定する。肯定判定であると、CPU42
は処理をステップ118に移行してISC学習値DGを
ISC上限学習値DGHに設定して本ルーチンを終了す
る。ステップ118においてISC学習値DGがISC
上限学習値DGH以下であると判定すると、本ルーチン
を一旦抜ける。
【0051】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば次のような作用及び効果が得られるようになる。 ・ 本実施形態においては、エンジン1のアイドル時の
目標アイドル回転数NRTを外気温の低下に応じて大き
く設定するようにしている。従って、アイドル時におい
て外気温の低下に伴って吸入空気量が増加してアイドル
回転数が大きくなるのであるが、目標アイドル回転数N
RTも外気温の低下に伴って大きくなる。そのため、I
SCV20の開度下限への張り付きを抑制してISCV
20をその制御範囲内にて制御することが可能になり、
よって吸入空気量を調節してアイドル回転数を目標アイ
ドル回転数NRTに一致させるように制御することがで
きるようになる。
【0052】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図5に従って説明する。なお、重複説明を避ける
ため、図3において説明したものと同じ要素について
は、同じ参照番号が付されている。また、前述した第1
実施形態との相違点を中心に説明する。
【0053】本実施形態においてガソリンエンジンの構
成は上記第1実施形態と同様である。本実施形態におい
ては、吸入空気密度は外気圧によっても変化するため、
CPU42は外気圧の変化に応じたISCV制御を実行
するようになっている。
【0054】CPU42は、エンジン1の運転が開始さ
れると所定の制御周期をもって図5に示す「ISCV制
御ルーチン」を繰り返し実行する。先ず、CPU42は
前記ステップ102〜106の処理を実行する。ステッ
プ106では吸気温センサ22の検出信号に基づいて吸
気温THAを取り込み、図4に示す回転数補正値マップ
から吸気温THAに応じた目標アイドル回転数NRTを
算出する。
【0055】次のステップ132において、CPU42
は大気圧に応じた目標アイドル回転数の補正係数kPA
(<1)を算出する。この補正係数kPAには図14
(b)に示される空気密度比が設定される。ステップ1
34においてCPU42は前記ステップ106で算出し
た目標アイドル回転数NRTに補正係数kPAを乗ずる
ことによって最終目標アイドル回転数NRTを算出す
る。
【0056】続くステップ136において、CPU42
は前記ステップ134で算出した最終目標アイドル回転
数NRTが基準目標アイドル回転数NRT0(例えば8
00回転/分)未満かどうかを判定する。最終目標アイ
ドル回転数NRTが基準目標アイドル回転数NRT0以
上であると判定するとCPU42はステップ138に進
んで最終目標アイドル回転数NRTとして基準目標アイ
ドル回転数NRT0を設定する。最終目標アイドル回転
数NRTが基準目標アイドル回転数NRT0未満である
と判定するとCPU42は処理をステップ108に移行
する。
【0057】次のステップ108において、CPU42
は回転数センサ27によって検出されたエンジン回転数
NEが上記ステップ106で求めた目標アイドル回転数
NRTより大きいかどうかを判定する。エンジン回転数
NEが目標アイドル回転数NRTよりも大きいと判定す
るとCPU42は処理をステップ110に移行し、エン
ジン回転数NEが目標アイドル回転数NRT以下である
と判定するとCPU42は処理をステップ116に移行
する。
【0058】ステップ110において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ小さくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が小さくなり、
ISCV20の開度を小さくしてバイパス空気量を減少
させることができる。
【0059】続くステップ112において、CPU42
はISC学習値DGがISC下限学習値DGL未満かど
うかを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理
をステップ114に移行してISC学習値DGをISC
下限学習値DGLに設定して本ルーチンを終了する。ス
テップ112においてISC学習値DGがISC下限学
習値DGL以上であると判定すると、本ルーチンを一旦
抜ける。
【0060】ステップ116において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ大きくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が大きくなり、
ISCV20の開度を大きくしてバイパス空気量を増加
させることができる。
【0061】続くステップ118において、CPU42
はISC学習値DGがISC上限学習値DGHより大き
いかどうかを判定する。肯定判定であると、CPU42
は処理をステップ118に移行してISC学習値DGを
ISC上限学習値DGHに設定して本ルーチンを終了す
る。ステップ118においてISC学習値DGがISC
上限学習値DGH以下であると判定すると、本ルーチン
を一旦抜ける。
【0062】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態における効果に加えて、大気圧に応じた補正係数
kPAによって外気温に応じた目標アイドル回転数NR
Tを小さくするように補正して最終目標アイドル回転数
NRTを設定するようにした。空気密度は外気圧が低い
高地ほど低下するが、高地ほど目標アイドル回転数NR
Tを小さくするように補正することにより、大気条件に
応じた最適なISCV20の制御を行うことができるよ
うになる。
【0063】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を図6,図7に従って説明する。なお、重複説明を
避けるため、図3において説明したものと同じ要素につ
いては、同じ参照番号が付されている。また、前述した
第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0064】本実施形態においてガソリンエンジンの構
成は上記第1実施形態と同様である。本実施形態におい
ては、燃料蒸気はスロットルバルブ16を経由しない空
気とともにパージされるため、CPU42はパージ燃料
蒸気に含まれる空気の外気温による密度変化に応じたI
SCV制御を実行するようになっている。
【0065】CPU42は、エンジン1の運転が開始さ
れると所定の制御周期をもって図6に示す「ISCV制
御ルーチン」を繰り返し実行する。先ず、CPU42は
前記ステップ102〜106の処理を実行する。ステッ
プ106では吸気温センサ22の検出信号に基づいて吸
気温THAを取り込み、図7に示す回転数補正値マップ
から吸気温THAに応じた目標アイドル回転数NRTを
算出する。
【0066】ステップ152において、CPU42は図
4に示す回転数補正値マップからパージデューティ値に
応じた回転数補正値αを算出し、次のステップ154に
おいてCPU42は前記ステップ106で算出した目標
アイドル回転数NRTに回転数補正値αを加えることに
よって最終目標アイドル回転数NRTを算出する。次の
ステップ136において、CPU42は前記ステップ1
34で算出した最終目標アイドル回転数NRTが基準目
標アイドル回転数NRT0未満かどうかを判定する。最
終目標アイドル回転数NRTが基準目標アイドル回転数
NRT0以上であると判定するとCPU42はステップ
138に進んで最終目標アイドル回転数NRTとして基
準目標アイドル回転数NRT0を設定する。最終目標ア
イドル回転数NRTが基準目標アイドル回転数NRT0
未満であると判定するとCPU42は処理をステップ1
08に移行する。
【0067】次のステップ108において、CPU42
は回転数センサ27によって検出されたエンジン回転数
NEが上記ステップ106で求めた目標アイドル回転数
NRTより大きいかどうかを判定する。エンジン回転数
NEが目標アイドル回転数NRTよりも大きいと判定す
るとCPU42は処理をステップ110に移行し、エン
ジン回転数NEが目標アイドル回転数NRT以下である
と判定するとCPU42は処理をステップ116に移行
する。
【0068】ステップ110において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ小さくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が小さくなり、
ISCV20の開度を小さくしてバイパス空気量を減少
させることができる。
【0069】続くステップ112において、CPU42
はISC学習値DGがISC下限学習値DGL未満かど
うかを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理
をステップ114に移行してISC学習値DGをISC
下限学習値DGLに設定して本ルーチンを終了する。ス
テップ112においてISC学習値DGがISC下限学
習値DGL以上であると判定すると、本ルーチンを一旦
抜ける。
【0070】ステップ116において、CPU42はI
SC学習値DGを所定量だけ大きくする。これにより、
ISCV20の駆動信号のデューティ値が大きくなり、
ISCV20の開度を大きくしてバイパス空気量を増加
させることができる。
【0071】続くステップ118において、CPU42
はISC学習値DGがISC上限学習値DGHより大き
いかどうかを判定する。肯定判定であると、CPU42
は処理をステップ118に移行してISC学習値DGを
ISC上限学習値DGHに設定して本ルーチンを終了す
る。ステップ118においてISC学習値DGがISC
上限学習値DGH以下であると判定すると、本ルーチン
を一旦抜ける。
【0072】従って、本実施形態によれば、上記第1実
施形態における効果に加えて、パージ制御弁33のパー
ジデューティ値の増加に伴って回転数補正値αを大きく
なるように設定し、外気温に応じた目標アイドル回転数
NRTに加算して最終目標アイドル回転数NRTを設定
するようにした。従って、燃料蒸気のパージ処理が行わ
れるエンジンシステムにおいて、最適なISCV20の
制御を行うことができるようになる。
【0073】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態を図8〜図10に従って説明する。本実施形態にお
いてガソリンエンジンの構成は上記第1実施形態と同様
である。本実施形態はCPU42が実行するISC装置
の故障診断について説明する。CPU42は、エンジン
1の運転が開始されると所定の制御周期をもって図8に
示す「ISC異常検出ルーチン」を繰り返し実行する。
【0074】先ずステップ162において、CPU42
はエンジン1の完全暖機が終了しているかどうかを、水
温センサ24によって検出された冷却水温THWに基づ
いて判断する。例えば、冷却水温THWが70℃以上で
ある場合に完全暖機が終了していると判断する。ステッ
プ162で完全暖機が終了していると判断すると、CP
U42は処理をステップ164に移行し、完全暖機が終
了していないと判断すると、このルーチンを一旦抜け
る。
【0075】ステップ164において、CPU42はエ
ンジン1がアイドル状態であるかどうかを、スロットル
バルブ16が全閉であり、ニュートラルスイッチ31か
らアイドル信号IDSが入力されているかどうかに基づ
いて判断する。スロットルバルブ16が全閉であり、か
つ、アイドル信号IDSが入力されていると、CPU4
2はアイドル状態であると判断して処理をステップ16
6に移行し、スロットルバルブ16が全閉でない、また
はアイドル信号IDSが入力されていないと、アイドル
状態でないと判断して本ルーチンを一旦抜ける。
【0076】ステップ166において、CPU42はI
SC学習値DGがISC制御学習値下限DGLかどうか
を判定する。肯定判定であると、CPU42は処理をス
テップ168に移行し、ISC学習値DGがISC制御
学習値下限DGLより大きいと判定すると、CPU42
は処理をステップ176に移行する。
【0077】ステップ168ではCPU42は吸気温セ
ンサ22の検出信号に基づいて吸気温THAを取り込
み、図9に示す異常判定補正値マップから吸気温THA
に応じた補正値Aを算出する。この補正値Aは図9に実
線で示すように外気温の変化に対してステップ状に変化
するように設定してもよいし、破線で示すようにリニア
に変化するように設定してもよい。
【0078】次のステップ170において、CPU42
はエンジン回転数NEが高NE側の異常判定値NRT+
Aよりも大きいかどうかを判定する。エンジン回転数N
EがNRT+Aよりも大きいと判定すると、ステップ1
72に移行する。また、エンジン回転数NEがNRT+
A以下であると判定すると、ステップ184に進んでI
SC正常判定を行うとともに、異常アイドル回数カウン
タの計数値をクリアして本ルーチンを終了する。異常ア
イドル回数カウンタは、アイドル状態になった回数、す
なわちドライブレンジからニュートラルレンジに移行し
た回数をカウントする。
【0079】ステップ172において、CPU42は高
NE異常アイドル回数がC回以上であるかどうかを判定
し、高NE異常アイドル回数がC回以上であると判定す
るとステップ174に進んでISC高NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。高NE異常アイドル回数が
C回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0080】前記ステップ166においてISC学習値
DGがISC制御学習値下限DGLより大きいと判定さ
れたときには、ステップ176において、CPU42は
ISC学習値DGがISC制御学習値上限DGHかどう
かを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理を
ステップ178に移行し、ISC学習値DGがISC制
御学習値上限DGH以下であると判定すると、CPU4
2はステップ184に進んでISC正常判定を行うとと
もに、異常アイドル回数カウンタの計数値をクリアして
本ルーチンを終了する。
【0081】ステップ178において、CPU42はエ
ンジン回転数NEが低NE側の異常判定値NRT−B未
満かどうかを判定する。エンジン回転数NEがNRT−
B未満であると判定すると、ステップ150に移行す
る。また、エンジン回転数NEがNRT−B以上である
と判定すると、ステップ184に進んでISC正常判定
を行うとともに、異常アイドル回数カウンタの計数値を
クリアして本ルーチンを終了する。
【0082】ステップ180において、CPU42は低
NE異常アイドル回数がD回以上であるかどうかを判定
し、低NE異常アイドル回数がD回以上であると判定す
るとステップ182に進んでISC低NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。低NE異常アイドル回数が
D回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0083】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば次のような作用及び効果が得られるようになる。 ・ 本実施形態においては、ISCV20の異常を診断
するための異常判定補正値Aを外気温の低下に応じて大
きく設定し、この異常判定補正値Aを外気温に応じた目
標アイドル回転数NRTに加算して異常判定値としてい
る。従って、ISCV20の故障診断時に外気温の低下
に伴って吸入空気量が増加すると、図10に示すように
アイドル回転数NEが大きくなるのであるが、このアイ
ドル回転数NEは異常判定値未満となり、ISCV20
に異常があると誤診断してしまうおそれを低減すること
ができるようになる。
【0084】・ 本実施形態では、高NE異常アイドル
回数がC回以上となったときISCV20の高NE異常
判定を行い、低NE異常アイドル回数がD回以上となっ
たときISCV20の低NE異常判定を行うようにした
ので、ISCV20が一時的に高NE異常又は低NE異
常となるような場合を省くことができ、故障診断の精度
を向上することができる。
【0085】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施
形態を図11に従って説明する。なお、重複説明を避け
るため、図8において説明したものと同じ要素について
は、同じ参照番号が付されている。また、前述した第4
実施形態との相違点を中心に説明する。
【0086】本実施形態においてガソリンエンジンの構
成は上記第1実施形態と同様である。本実施形態におい
ては、吸入空気密度は外気圧によっても変化するため、
CPU42は外気圧の変化に応じたISCVの故障診断
を実行するようになっている。
【0087】CPU42は、エンジン1の運転が開始さ
れると所定の制御周期をもって図11に示す「ISC異
常検出ルーチン」を繰り返し実行する。先ず、CPU4
2は前記ステップ162〜168の処理を実行する。ス
テップ168において図9に示す異常判定補正値マップ
から吸気温THAに応じた回転数補正値Aを算出する。
【0088】次のステップ190においてCPU42は
大気圧を取り込み、大気圧に応じた補正係数kPAを算
出し、前記ステップ168で算出した回転数補正値Aに
補正係数kPAを乗ずることによって最終補正値Aを算
出する。
【0089】次のステップ170において、CPU42
はエンジン回転数NEが高NE側の異常判定値NRT+
Aよりも大きいかどうかを判定する。エンジン回転数N
EがNRT+Aよりも大きいと判定すると、ステップ1
72に移行する。また、エンジン回転数NEがNRT+
A以下であると判定すると、ステップ184に進んでI
SC正常判定を行うとともに、異常アイドル回数カウン
タの計数値をクリアして本ルーチンを終了する。異常ア
イドル回数カウンタは、アイドル状態になった回数、す
なわちドライブレンジからニュートラルレンジに移行し
た回数をカウントする。
【0090】ステップ172において、CPU42は高
NE異常アイドル回数がC回以上であるかどうかを判定
し、高NE異常アイドル回数がC回以上であると判定す
るとステップ174に進んでISC高NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。高NE異常アイドル回数が
C回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0091】前記ステップ166においてISC学習値
DGがISC制御学習値下限DGLより大きいと判定さ
れたときには、ステップ176において、CPU42は
ISC学習値DGがISC制御学習値上限DGHかどう
かを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理を
ステップ178に移行し、ISC学習値DGがISC制
御学習値上限DGH以下であると判定すると、CPU4
2はステップ184に進んでISC正常判定を行うとと
もに、異常アイドル回数カウンタの計数値をクリアして
本ルーチンを終了する。
【0092】ステップ178において、CPU42はエ
ンジン回転数NEが低NE側の異常判定値NRT−B未
満かどうかを判定する。エンジン回転数NEがNRT−
B未満であると判定すると、ステップ150に移行す
る。また、エンジン回転数NEがNRT−B以上である
と判定すると、ステップ184に進んでISC正常判定
を行うとともに、異常アイドル回数カウンタの計数値を
クリアして本ルーチンを終了する。
【0093】ステップ180において、CPU42は低
NE異常アイドル回数がD回以上であるかどうかを判定
し、低NE異常アイドル回数がD回以上であると判定す
るとステップ182に進んでISC低NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。低NE異常アイドル回数が
D回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0094】従って、本実施形態によれば、前記第4実
施形態における効果に加えて、大気圧に応じた補正係数
kPAによって外気温に応じた回転数補正値Aを小さく
するように補正するようにした。空気密度は外気圧が低
い高地ほど低下するが、高地ほど回転数補正値Aを小さ
くするように補正することにより、大気条件に応じた最
適なISCV20の故障診断を行うことができるように
なる。
【0095】(第6実施形態)次に、本発明の第6実施
形態を図12,図13に従って説明する。なお、重複説
明を避けるため、図8において説明したものと同じ要素
については、同じ参照番号が付されている。また、前述
した第4実施形態との相違点を中心に説明する。
【0096】本実施形態においてガソリンエンジンの構
成は上記第1実施形態と同様である。本実施形態におい
ては、燃料蒸気はスロットルバルブ16を経由しない空
気とともにパージされるため、CPU42はパージ燃料
蒸気に含まれる空気の外気温による密度変化に応じたI
SCVの故障診断を実行するようになっている。
【0097】CPU42は、エンジン1の運転が開始さ
れると所定の制御周期をもって図12に示す「ISC異
常検出ルーチン」を繰り返し実行する。先ず、CPU4
2は前記ステップ162〜168の処理を実行する。ス
テップ168において図9に示す異常判定補正値マップ
から吸気温THAに応じた回転数補正値Aを算出する。
【0098】次のステップ200においてCPU42は
パージカットを実行する。次のステップ170におい
て、CPU42はエンジン回転数NEが高NE側の異常
判定値NRT+Aよりも大きいかどうかを判定する。エ
ンジン回転数NEがNRT+Aよりも大きいと判定する
と、ステップ172に移行する。また、エンジン回転数
NEがNRT+A以下であると判定すると、ステップ1
84に進んでISC正常判定を行うとともに、異常アイ
ドル回数カウンタの計数値をクリアして本ルーチンを終
了する。異常アイドル回数カウンタは、アイドル状態に
なった回数、すなわちドライブレンジからニュートラル
レンジに移行した回数をカウントする。
【0099】ステップ172において、CPU42は高
NE異常アイドル回数がC回以上であるかどうかを判定
し、高NE異常アイドル回数がC回以上であると判定す
るとステップ174に進んでISC高NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。高NE異常アイドル回数が
C回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0100】前記ステップ166においてISC学習値
DGがISC制御学習値下限DGLより大きいと判定さ
れたときには、ステップ176において、CPU42は
ISC学習値DGがISC制御学習値上限DGHかどう
かを判定する。肯定判定であると、CPU42は処理を
ステップ178に移行し、ISC学習値DGがISC制
御学習値上限DGH以下であると判定すると、CPU4
2はステップ184に進んでISC正常判定を行うとと
もに、異常アイドル回数カウンタの計数値をクリアして
本ルーチンを終了する。
【0101】ステップ178において、CPU42はエ
ンジン回転数NEが低NE側の異常判定値NRT−B未
満かどうかを判定する。エンジン回転数NEがNRT−
B未満であると判定すると、ステップ150に移行す
る。また、エンジン回転数NEがNRT−B以上である
と判定すると、ステップ184に進んでISC正常判定
を行うとともに、異常アイドル回数カウンタの計数値を
クリアして本ルーチンを終了する。
【0102】ステップ180において、CPU42は低
NE異常アイドル回数がD回以上であるかどうかを判定
し、低NE異常アイドル回数がD回以上であると判定す
るとステップ182に進んでISC低NE異常判定を行
って本ルーチンを終了する。低NE異常アイドル回数が
D回未満であると判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0103】従って、本実施形態によれば、上記第4実
施形態における効果に加えて、ISCV20の故障診断
時においてパージカットを実行するようにしている。I
SCV20の故障診断時にパージ処理が行われている場
合には、図13に鎖線で示すようにアイドル回転数NE
が大きくなり階段状の異常判定値以上となるおそれがあ
る。これに対し本実施形態ではパージカットを行うこと
によりアイドル回転数NEは図13に実線で示すように
低下し、このアイドル回転数NEは異常判定値未満とな
り、ISCV20に異常があると誤診断してしまうおそ
れを低減することができるようになる。
【0104】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ・上記第6実施形態ではISCV20の故障診断時にパ
ージカットを行うように構成したが、パージ量を絞るよ
うにしてもよい。
【0105】・上記第6実施形態ではISCV20の故
障診断時にパージカットを行うように構成したが、パー
ジデューティ値に応じて回転数補正値βを求め、目標ア
イドル回転数に回転数補正値α及びβを加算して異常判
定値とするようにしてもよい。
【0106】・第1〜第3実施形態においてエアコンや
電気負荷のオン・オフを考慮して目標アイドル回転数を
設定したり、第4〜第6実施形態において異常判定のた
めの回転数補正値αを設定するようにしてもよい。
【0107】・本実施形態ではISCV20としてリニ
アソレノイド式のものを使用したが、ロータリソレノイ
ド式のものを使用してもよい。また、バイパス通路19
に絞り弁を設け、同絞り弁をステップモータによって駆
動制御する構成のISCVを採用してもよい。
【0108】・上記各実施形態では、スロットルバルブ
16をバイパスするISCV20の開度を変更するバイ
パスエア方式のアイドル回転数の制御を行ったが、スロ
ットルバルブ16の開度を変更することによりアイドル
回転数を制御する構成としてもよい。例えば、電子制御
式のスロットルバルブを用いた場合には、バイパス通路
19及びISCV20を省略し、代わりに当該スロット
ルバルブの開度を調節してアイドル回転数を制御するよ
うにしてもよい。
【0109】・第4〜第6実施形態では、異常判定回数
をドライブレンジからニュートラルレンジに移行するご
とにその回数をカウントするようにしたが、所定時間ご
とにカウントするようにしてもよい。
【0110】・上記各実施形態ではベーン式のエアフロ
ーメータ21を用いたが、空気流量としての質量流量が
検出可能な熱線式エアフローメータを使用してもよい。
・上記各実施形態では、ISCV20の駆動信号として
デューティ値制御される電圧信号を使用したがこれに限
定されるものではない。例えば、駆動信号としてリニア
制御される電流信号等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のガソリンエンジンシステムを示
す概略構成図。
【図2】同じくECU等の電気的構成を示すブロック
図。
【図3】同じく「ISCV制御ルーチン」の処理手順を
示すフローチャート。
【図4】外気温と目標アイドル回転数との関係を示すア
イドル回転数マップの説明図。
【図5】第2実施形態の「ISCV制御ルーチン」の処
理手順を示すフローチャート。
【図6】第3実施形態の「ISCV制御ルーチン」の処
理手順を示すフローチャート。
【図7】パージデューティ値と回転数補正値との関係を
示す回転数補正値マップの説明図。
【図8】第4実施形態の「ISC異常検出ルーチン」の
処理手順を示すフローチャート。
【図9】同じく外気温と回転数補正値との関係を示す回
転数補正値マップの説明図。
【図10】同じくアイドル回転数判定時の作用説明図。
【図11】第5実施形態の「ISC異常検出ルーチン」
の処理手順を示すフローチャート。
【図12】第6実施形態の「ISC異常検出ルーチン」
の処理手順を示すフローチャート。
【図13】同じくアイドル回転数判定時の作用説明図。
【図14】図14(a)は外気温と空気密度との関係を
示す線図、図14(b)は外気圧と空気密度との関係を
示す線図、図14(c)は外気温とアイドルアイドル回
転数との関係を示す線図。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、6…燃焼室、20…ア
イドル空気量制御弁としてのアイドルスピードコントロ
ールバルブ(ISCV)、33…パージ機構を構成する
パージ制御弁、41…制御手段及び診断手段としてのE
CU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA03 BA05 BA06 BA09 BA27 CA03 DA27 DA33 EA11 EB12 EB17 EB22 EC06 EC08 FA00 FA01 FA02 FA06 FA10 FA11 FA28 FA33 FA39 3G301 HA01 HA14 JA08 JB02 JB08 KA07 KA24 KB05 LA00 LA03 LA04 LC01 LC02 MA01 NA08 NC08 ND02 ND17 ND21 ND41 NE17 NE19 PA01Z PA07Z PA09Z PA10Z PA11Z PA14Z PA15A PB09Z PD03A PE01A PE01Z PE05Z PF01Z PF10Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のアイドル状態において燃焼室
    内への吸入空気量を調節するアイドル空気量制御弁と、 空燃比制御下において、前記アイドル空気量制御弁を制
    御して燃焼室内への吸入空気量を調整して内燃機関のア
    イドル回転数を目標アイドル回転数に一致させる制御手
    段とを備えた内燃機関のアイドル回転数制御装置であっ
    て、 前記制御手段は、前記吸入空気密度に基づいて目標アイ
    ドル回転数を設定するようにした内燃機関のアイドル回
    転数制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のアイドル回
    転数制御装置において、 前記制御手段は吸入空気密度を吸入空気温度に基づいて
    算出する内燃機関のアイドル回転数制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の内燃機関のアイドル回
    転数制御装置において、 前記制御手段は吸入空気密度を外気圧に基づいて算出す
    る内燃機関のアイドル回転数制御装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関のアイドル状態において燃焼室
    内への吸入空気量を調節するアイドル空気量制御弁と、
    燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに吸気通
    路にパージするパージ機構と、空燃比制御下において、
    燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに吸気通
    路にパージするとともに、燃焼室内への吸入空気量を調
    整することにより内燃機関のアイドル回転数を目標アイ
    ドル回転数に一致させるように制御する制御手段とを備
    えた内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、 前記制御手段はパージされる燃料蒸気量に基づいて目標
    アイドル回転数を設定するようにした内燃機関のアイド
    ル回転数制御装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関のアイドル状態において燃焼室
    内への吸入空気量を調節するアイドル空気量制御弁を備
    え、空燃比制御下において、吸入空気量に基づいて内燃
    機関のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させ
    るように制御するアイドル回転数制御装置と、 アイドル回転数と目標アイドル回転数との偏差が所定値
    以上になったとき、アイドル回転数制御装置の異常を検
    出する診断手段とを備えるアイドル回転数制御装置の故
    障診断装置において、 前記診断手段は吸入空気密度に基づいて前記偏差を設定
    するようにした内燃機関の故障診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のアイドル回転数制御装
    置の故障診断装置において、 前記診断手段は吸入空気密度を吸入空気温度に基づいて
    算出するアイドル回転数制御装置の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のアイドル回転数制御装
    置の故障診断装置において、 前記診断手段は吸入空気密度を外気圧に基づいて算出す
    るアイドル回転数制御装置の故障診断装置。
  8. 【請求項8】 内燃機関のアイドル状態において燃焼室
    内への吸入空気量を調節するアイドル空気量制御弁と、
    燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに吸気通
    路にパージするパージ機構とを備え、空燃比制御下にお
    いて、燃料タンク内で発生した燃料蒸気を空気とともに
    吸気通路にパージするとともに、燃焼室内への吸入空気
    量を調整することにより内燃機関のアイドル回転数を目
    標アイドル回転数に一致させるように制御する内燃機関
    のアイドル回転数制御装置と、 アイドル回転数と目標アイドル回転数との偏差が所定値
    以上になったとき、アイドル回転数制御装置の異常を検
    出する診断手段とを備えるアイドル回転数制御装置の故
    障診断装置において、 前記診断手段はパージされる燃料蒸気量に基づいて前記
    偏差を設定するようにしたアイドル回転数制御装置の故
    障診断装置。
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