JP2001040854A - 建築用部材の取付構造及び取付方法 - Google Patents

建築用部材の取付構造及び取付方法

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JP2001040854A JP26745699A JP26745699A JP2001040854A JP 2001040854 A JP2001040854 A JP 2001040854A JP 26745699 A JP26745699 A JP 26745699A JP 26745699 A JP26745699 A JP 26745699A JP 2001040854 A JP2001040854 A JP 2001040854A
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和良 岩根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付が容易で速くて強度があり、人体の健康
に対して安全な建築用部材の取付構造及び取付方法を提
供する。 【解決手段】 金属部材と建築用部材との間に初期粘着
力を有する水系アクリルエマルジョン系接着剤を介し、
この金属部材と建築用部材とを誘導加熱により接着固定
してなる建築用部材の取付構造、及び、部分的に誘導加
熱又は固定具により仮固定し、その後に残りの部分の接
着剤を固化する取付方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石膏ボードなどの
建築用部材の取付構造及び取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石膏ボードなどの建築用部材を内装材と
して建物の下地材に取付ける場合、従来は、釘やビスな
どが用いられている。或いは、接着剤で取付けることな
ども行われている。
【0003】しかしながら、釘やビスなどを用いた従来
の建築用部材の取付構造では、釘やビスやそれらの凹凸
が目立つので、壁紙などによる内装や装飾の仕上げをす
る際に、釘打ち部やビス止め部をパテで埋める作業が必
要となり、多大な労力を要していた。
【0004】また、接着剤を用いる場合、接着剤の固化
による固定に時間が長くかかるため接着剤単独で用いら
れることはなく、釘やビスを併用するのが通常であっ
た。しかも、この場合の釘やビスの打点数は、釘やビス
を単独で使用した場合に比べて若干少なくなる程度であ
るため、上述のパテ埋め作業に多大な労力を要すること
に変わりがなかった。
【0005】そこで、特開平8−73818号公報に
は、熱可塑性樹脂からなるホットメルト型の接着剤を用
い、誘導加熱により、接着作業を迅速に行なう技術が提
案されている。これは酢酸ビニル樹脂などを主成分とす
るホットメルト型接着剤を用いて、この接着剤を加熱溶
融して内装用の建築部材などを接着している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−73818号公報に記載のホットメルト型接着
剤を用いて誘導加熱により接着する技術は、接着面の全
ての接着剤を溶融しなければならず、しかも、その接着
剤の熱可塑性樹脂の特性として、いったん溶融すると周
りの温度が低くなるまでは固まらず、接着固定ができな
い問題があった。特に、隠蔽された場所や、接着対象の
鋼材が厚い場合は、なかなか接着剤の加熱や冷却ができ
ず、接着固定が不十分であったり、接着固定に時間がか
かる問題が発生する。接着固定を完全にしようとすれ
ば、誘導加熱時間は長くならざるをえず、接着固定に時
間がかかる。接着固定を速くしようとして、誘導加熱時
間を短くすると、接着剤の溶融が完全に行われず、接着
強度の発現が十分ではなくなる。また、全ての接着剤の
加熱溶融のためには、接着剤の熱可塑性樹脂の分解温度
に近い150〜200℃での厳密な温度管理を必要と
し、エネルギーコストが大きくなるとともに、建築現場
においては温度管理が十分にできず、接着不良を招く恐
れがあった。加えて、耐久性や長期信頼性、耐熱性につ
いても十分なものではなかった。
【0007】また、これらの問題を解決するために、熱
硬化性樹脂や反応性ホットメルト型の接着剤を用いる場
合もあるが、これらの接着剤は高価になる問題があっ
た。
【0008】更に近年、建物の内部における空気中の化
学物質による居住者の健康への影響が大きな問題となっ
ている。これは、内装材や家具などから発生するホルム
アルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発物質や防腐
剤、防虫剤を居住者が呼吸により体内に吸い込むことが
原因と言われている。このような物質は、特に新築ある
いは改築や改装直後の住宅、マンション、アパートにお
いて発生量が多く、非常に長い時間をかけて徐々に減っ
ていくと言われている。このため、人体に有害な溶剤を
用いた溶剤型の接着剤の使用も問題がある。更に、溶剤
型の接着剤は、接着構造物からその溶剤を乾燥除去する
ために、大掛かりな加熱乾燥炉を必要とする問題があ
る。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題を解消し、
取付が容易で速くて強度があり、人体の健康に対して安
全な建築部材の取付構造及び取付方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、金属部材と建築用部材との間に初期粘着力を有する
接着剤が介され、この金属部材と建築用部材とが誘導加
熱により接着固定されてなることを特徴とする建築用部
材の取付構造である。
【0011】請求項2記載の本発明は、接着剤が水系接
着剤であることを特徴とする請求項1記載の建築用部材
の取付構造である。水系接着剤とは、水を溶媒とする接
着剤や水を分散媒とするエマルジョン接着剤などのこと
である。
【0012】請求項3記載の本発明は、接着剤がエマル
ジョン系接着剤であることを特徴とする請求項1又は2
記載の建築用部材の取付構造である。
【0013】請求項4記載の本発明は、接着剤がアクリ
ル系接着剤であることを特徴とする請求項1、2又は3
記載の建築用部材の取付構造である。アクリル系接着剤
とは、接着成分としてアクリル系重合体又は共重合体な
どを用いるものである。
【0014】請求項5記載の本発明は、接着剤の粘度が
500〜100000mPa・sであることを特徴とす
る請求項1、2、3又は4記載の建築用部材の取付構造
である。
【0015】請求項6記載の本発明は、建築用部材の4
隅部が金属部材に固定具で固定されてなることを特徴と
する請求項1、2、3、4又は5記載の建築用部材の取
付構造である。
【0016】請求項7記載の本発明は、金属部材と建築
用部材との接着面の略全面に接着剤を塗布し、この金属
部材と建築用部材とを誘導加熱により部分的に接着固定
させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接
着剤を固化するようにしたことを特徴とする建築用部材
の取付方法である。
【0017】請求項8記載の本発明は、建築用部材と建
物の下地材とを、又は、金属部材を介して建築用部材ど
うしを、接着固定時間を0.1秒以上3分以下としたホ
ットメルト型の接着剤を用いて接着したことを特徴とす
る建築用部材の取付構造である。
【0018】請求項9記載の本発明は、建築用部材と、
ホットメルト型の接着剤を塗布した建物の下地材または
金属部材とを誘導加熱により接着したことを特徴とする
請求項8記載の建築用部材の取付構造である。
【0019】請求項10記載の本発明は、建築用部材と
建物の下地材との間に接着剤を介するとともに建築用部
材の4隅部を建物の下地材に固定具で固定することを特
徴とする建築用部材の取付方法である。
【0020】本発明において金属部材とは、建物の下地
材など、一般に建築用の部材として用いられるものであ
り、鉄、炭素鋼の他、鉄とマンガン、ニッケル、クロ
ム、珪素、燐、硫黄、アルミニウムなどとの合金鋼、ス
テンレス鋼などの鋼板類、亜鉛めっき鋼板などのめっき
鋼板類、アルミニウム板、アルミニウムサッシュ、など
からなる。金属部材の形状は、板材、形材、管材、桟
材、枠材、梁材、柱材などその用途により種々の形状に
なされてよい。金属部材は、建築用部材を実質的に接着
できる平坦な面があるものが好ましい。例えば、枠材な
どとして用いる場合は、溝形、リップ溝形、Z形、角
形、ハット形、山形などの形状になされる。誘導加熱の
ための誘導発熱体としては、鋼板、めっき鋼板など鋼板
類や形鋼類が発熱効率がよく好ましい。金属部材の厚み
としては、0.1〜10mmの範囲が好ましい。特に好
ましくは0.5〜9mmの範囲である。薄すぎると金属
部材の製造が難しく、強度も低くなり。厚すぎると誘導
加熱による加熱温度制御が難しくなる。
【0021】本発明において建築用部材とは、一般に建
築用として用いられる面材、部材などであり、例えば、
石膏ボード、合板、珪酸カルシウム板、木片セメント
板、ロックウール板、フローリング材、ALC、ガラ
ス、プラスチック、金属及びそれらの加工部材、煉瓦、
タイル、石材などがあげられる。
【0022】本発明において誘導加熱とは、電磁誘導に
より上記金属部材に渦電流を発生させこれを誘導発熱体
として加熱するものであり、高周波のものが加熱効率が
よく好ましい。誘導加熱装置としては特に限定されない
が、誘導コイルを有する誘導加熱発生部と電源の制御部
とを分けたものが、小型になり、持ち運び易く作業性も
よいので好ましい。誘導加熱発生部の誘導コイルの形状
は誘導加熱の目的対象により円形、長円形、楕円形、長
方形などになされる。
【0023】本発明においる初期粘着力を有する接着剤
としては、金属部材と建築用部材とを誘導加熱により接
着固定するものであり、このとき誘導加熱する前にある
程度両者を粘着保持できるものである。
【0024】本発明における接着剤として、水系接着剤
を用いれば、接着固定性発現のための温度制御が非常に
容易となる。即ち、水系接着剤では、水分がある間は温
度上昇が100℃に抑えられるので、誘導加熱の温度制
御が例えば80〜120℃の範囲のラフなものでも可能
となる。
【0025】また、本発明における接着剤として、エマ
ルジョン系接着剤を用いれば、その分散媒の除去を容易
にすることができ、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優
れ、低コストとなり、環境問題なども生じないものにで
きる。除去が困難で長期にわたり逸散する溶媒などを用
いないので、有利な接着剤となる。
【0026】更に、本発明における接着剤として、アク
リル系接着剤を用いれば、その接着性及び柔軟性によ
り、接着の作業性、接着強度の優れたものにできる。
【0027】本発明の請求項4におけるアクリル系接着
剤としては、主成分としてアクリル系重合体又は共重合
体などを用いる。このアクリル系重合体又は共重合体と
は、アルキル(メタ)アクリレート又はこのアルキル
(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマーを重合し
て得られる樹脂である。上記アルキル(メタ)アクリレ
ートとしては、アルキル基の炭素数が1〜12のものが
好ましく。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレートなどがあげられ好適に用いられる。アルキ
ル基の炭素数が小さすぎると、密着性や初期粘着力が不
十分となることがあり、アルキル基の炭素数が大きすぎ
ると、接着強度や耐熱性が不十分となることがある。上
記アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマ
ーとしては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等があ
げられ、好適に用いられる。これらの反応性モノマーを
共重合すると、自己架橋型(自己硬化型)樹脂となり、
接着成分自身が自己架橋して硬化し強固なものになるの
で、耐熱性、耐溶剤性、耐クリープ性などが向上し好ま
しい。
【0028】上記アクリル系接着剤をエマルジョン系接
着剤にするには、上記重合を乳化重合とすればよい。
【0029】本発明に用いる接着剤の粘度としては、5
00〜100000mPa・sの範囲にするのが好まし
い。更に好ましくは、3000〜40000mPa・s
の範囲である。粘度が小さすぎると、接着剤の塗工時に
粘性が低く、たれなどの現象が起こり、また、初期粘着
力も小さくなり、接着の作業性に支障がでる。粘度が大
きすぎると、塗工が難しくなるなど取り扱いが困難にな
る。粘度の測定法は、JIS K 6833 に準拠し、接着剤温
度が23℃時、BH型粘度計(株式会社トキメック製)
を用い、回転数10rpmで測定した値とした。
【0030】本発明に用いる接着剤の構造粘性として
は、2.5以上が好ましく、更に好ましくは3.0〜
5.0の範囲である。構造粘性が小さいとレベリング性
が悪くなる。構造粘性は、上記粘度の測定法により、回
転数2rpmで測定した値と回転数20rpmで測定し
た値の比で表した。
【0031】本発明に用いる接着剤には、無機充填剤を
添加したり、粘度調整や接着力調整のために他の化合物
を添加してよい。無機充填剤は、接着成分に対し5〜5
0重量%の範囲で加えるのが好ましい。接着剤中に無機
充填剤が存在すると粘度の調整ができるだけでなく、耐
熱性を高めることができる。無機充填剤が多すぎると、
接着強度が低下する。無機充填剤としては、クレー、水
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タル
ク、金属粉末などが好適に用いられる。無機充填剤に鉄
やステンレスなどの金属粉末を用いると、接着剤の誘導
加熱発熱体としての作用を発揮し、誘導加熱が促進され
好ましい。
【0032】本発明に用いる固定具としては、建築用部
材を金属部材又は建物の下地材に機械的に固定するもの
であり、釘、ねじ、ビス、タッカー、リベット、ボルト
ナットなどが用いられる。
【0033】本発明の請求項7における接着面の略全面
に接着剤を塗布とは、必要とする接着面に必要量の接着
剤を塗布するものであり、例えば斑点状、縞状、点線状
などに接着剤を塗布するものも含むものである。請求項
7の発明においては、この必要とする接着面のうちの一
部分を誘導加熱により接着固定して仮固定するのであ
る。この誘導加熱により仮固定する部分は、金属部材と
建築用部材の四隅などが仮固定の強度が出て好ましい。
【0034】
【作用】請求項1記載の建築用部材の取付構造は、金属
部材と建築用部材との間に初期粘着力を有する接着剤が
介され、この金属板部材と建築用部材とが誘導加熱によ
り接着固定されてなるから、接着剤の初期粘着力により
金属部材と建築用部材とが保持され、誘導加熱によりこ
れらが接着固定され、取付が容易で迅速にできるものと
なる。
【0035】請求項2記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤が水系接着剤であるから、誘導加熱の温度
制御が100℃近辺のラフなものでよく、更に取付が容
易となり、発生するのは水やその蒸気であり人体に無害
であるから、人体の健康や環境に対して安全である。し
かも、取付に使用する誘導装置は、例えば150℃以下
の加熱能力の低いものでよいため、コンパクトで省電力
なものにできる。
【0036】請求項3記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤がエマルジョン系接着剤であるから、その
分散媒の除去が容易で確実となり、耐久性、耐熱性、長
期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に
対して安全なものとなる。上記の接着剤が水系エマルジ
ョン接着剤の場合は、発生するのは水やその蒸気である
から、更に人体の健康や環境に対して安全なものとな
る。
【0037】請求項4記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤がアクリル系接着剤であるから、接着性と
柔軟性に優れ、地震などによる振動や変位に対して追随
性が増し、更に接着強度の優れたものになる。上記の接
着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合は、更
に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとな
り、人体の健康や環境に対して安全なものとなる。
【0038】請求項5記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤の粘度が500〜100000mPa・s
であるから、取り扱いが容易で初期粘着力に優れ、接着
取付の作業性がよいものとなる。上記の接着剤が水系ア
クリルエマルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐
熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康
や環境に対して安全なものとなる。
【0039】請求項6記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてな
るから、建築用部材の固定がより確実で固定精度の良い
ものとなり、加えて上記接着剤による接着固定も確実で
強度のあるものになる。また、固定具の本数も少なくて
すむ。
【0040】請求項7記載の建築用部材の取付方法は、
金属部材と建築用部材との接着面の略全面に接着剤を塗
布し、この金属部材と建築用部材とを誘導加熱により部
分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に
残りの部分の接着剤を固化するようにしたから、金属部
材と建築用部材との仮固定を極めて迅速に行なえるとと
もに、釘やビスを併用する必要がなくなり、仕上げのた
めに面倒で労力を要するパテ埋め作業を行う必要をなく
すことが可能となる。
【0041】請求項8記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材と建物の下地材とを、または、金属部材を介
して建築用部材どうしを、接着固定時間を0.1秒以上
3分以下としたホットメルト型の接着剤を用いて接着し
た。ホットメルト型の接着剤は、安価で取扱いが容易で
あるため、生産性を向上し低コスト化を図ることができ
る。固定時間が0.1秒以上3分以下と短いホットメル
ト型の接着剤を用いるため、釘やビスを併用する必要が
なくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め
作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0042】請求項9記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材と、ホットメルト型の接着剤を塗布した建物
の下地材または金属部材とを誘導加熱により接着したか
ら、誘導加熱を利用することにより、短時間で且つ確実
に接着を行わせることができる。
【0043】請求項10記載の建築用部材の取付方法
は、建築用部材と建物の下地材との間に接着剤を介する
とともに建築用部材の4隅部を建物の下地材に固定具で
固定するから、固定具により建築用部材の仮固定が極め
て迅速且つ確実に行なえるとともに、接着剤による固定
も確実強固になり、固定具の必要本数も少なくてすみ、
仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業も減少
できる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例である建築用部材の取付構造を示す側面図、図2
は本発明の実施例の建築用部材の取付構造における取付
方法を説明する斜視図、図3は同上の取付方法において
誘導加熱を説明する斜視図である。図4は本発明の他の
実施例の建築用部材の取付構造における取付方法を説明
する斜視図である。
【0045】図1の建築用部材の取付構造は間仕切パネ
ルMでの実施例を示すものである。枠材である金属部材
1、1、1、1とその両側の内装面材である建築用部材
2、2との間に初期粘着力を有する接着剤3、3…が介
され、誘導加熱により接着固定され、間仕切パネルMが
形成されている。
【0046】金属部材1は、厚み0.5mmの亜鉛めっ
き鋼板からなる50mm角の角形鋼管であり、その長さ
が270cmである。
【0047】建築用部材2は、厚み12mmの石膏ボー
ドであり、幅が90cm、長さが270cmである。
【0048】接着剤3は、粘度が12000mPa・s
の自己架橋型(自己硬化型)の水系アクリルエマルジョ
ン系接着剤を、金属部材1の接着面に200g/m2
割合で塗布し、誘導加熱して固化させたものである。
【0049】この間仕切パネルMの製造方法(建築用部
材の取付方法)を説明する。図2に示すように、金属部
材1の上面の全面に上記水系アクリルエマルジョン系接
着剤からなる接着剤3を200g/m2 の割合で塗布し
た。接着剤3は、エチルアクリレートと少量のメチルメ
タクリレートとメタクリル酸と2−ヒドロキシエチルア
クリレートを乳化重合したものに無機充填剤としてクレ
ーを25重量%と粘度調整剤としてポリビニルアルコー
ル等を添加し、粘度が12000mPa・sでPHが
7.0に調整したものを用いた。PHを7.0に調整し
たのは、接着剤3が金属部材1の発錆に影響しないよう
に配慮したのである。
【0050】この金属部材1の接着剤3の上から、石膏
ボードからなる建築用部材2を被せて接着した。そうす
ると、図3に示すように、金属部材1と建築用部材2と
が接着剤3の初期粘着力により所定の位置に保持され
る。
【0051】次いで、2台の誘導加熱装置4、4を用い
て誘導加熱を行なった。誘導加熱装置4は、誘導コイル
を有する誘導加熱発生部41と高周波電源の制御部42
とが分かれたハンディー型のものを使用した。誘導加熱
発生部41により、建築用部材2の側から金属部材1及
び接着剤3の誘導加熱を行ない接着剤3を固化させ、金
属部材1と建築部材2とを接着固定させた。
【0052】この誘導加熱発生部41による誘導加熱
は、制御部42の設定温度が約110℃で、1回の加熱
時間が約10秒であり、金属部材1上の接着剤3を約2
5cm2 の範囲にわたり加熱し固化させた。各金属部材
1、1、1、1の両端部と約90cmの間隔をおいて中
間部2箇所を誘導加熱して急速に固化させ完全接着させ
た。すなわち、計16箇所(点線箇所)を2台の誘導加
熱装置4、4により、80秒で接着固定した。
【0053】次いで、この金属部材1と建築用部材2と
が接着固定されたものを裏返し、金属部材1の反対側に
同様に接着剤3を塗布し、新たな建築用部材2を被せて
接着し、上記と同様にして、誘導加熱装置4、4により
16箇所を80秒で誘導加熱して接着固定した。こうし
て、図1に示す間仕切パネルMを製造した。
【0054】この間仕切パネルMは、建築用部材2の1
6箇所のみが接着剤3により完全に接着固定されたもの
であるが、この段階で十分に運搬などに耐えられるもの
になった。残りの接着剤3は常温(約20℃)で約20
時間後に完全固化し、完全な強度の間仕切パネルMとな
った。
【0055】この建築用部材の取付構造は、金属部材1
と建築用部材2との間に初期粘着力を有する接着剤3が
介され、この金属板部材1と建築用部材2とが誘導加熱
により接着固定されてなるから、接着剤3の初期粘着力
により金属部材1と建築用部材2とが保持され、誘導加
熱によりこれらが接着固定され、取付が容易で迅速にで
きるものとなる。したがって、接着固定のために大掛か
りな加熱乾燥炉を必要とすることもなく、生産性が向上
する。
【0056】しかも、上記の接着剤3が水系接着剤であ
るから、誘導加熱の温度制御が容易で、人体の健康や環
境に対して安全である。そして、接着剤3がエマルジョ
ン系接着剤であるから、その分散媒としての水の除去が
容易で確実となり、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優
れ、低コストとなっている。更に、上記の接着剤3がア
クリル系接着剤であるから、接着性と柔軟性に優れ、地
震などによる振動や変位に対して追随性が増す。
【0057】この建築用部材の取付構造は、上記の接着
剤の粘度が500〜100000mPa・sの範囲内の
12000mPa・sであるから、取り扱いが容易で初
期粘着力に優れ、接着取付の作業性がよいものとなって
いる。
【0058】この建築用部材の取付方法は、金属部材1
と建築用部材2との接着面の全面に接着剤3を塗布し、
この金属部材1と建築用部材2とを誘導加熱により部分
的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残
りの部分の接着剤3を固化するようにしたから、金属部
材1と建築用部材2との仮固定を80秒という極めて迅
速に行なえるとともに、建築用部材2を釘やビスで仮止
めして傷つけることがない。したがって、パテ埋め作業
を必要としない。
【0059】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図は上記と同様である。ここでは、金属部材1と建
築用部材2とをホットメルト型の接着剤3を用いて接着
する。金属部材1は、上記と同様に角形鋼管からなり、
建築用部材2は、厚み15mmの木片セメント板からな
る。
【0060】ホットメルト型の接着剤3は、固定時間が
0.1秒以上3分以下のものを使用する。例えば、EV
A系ホットメルトであるエスダイン8512 JS−1
(積水化学工業(株)製)などを用いる。なお、ホット
メルト型の接着剤3には反応性ホットメルトも含まれ
る。
【0061】そして、建築用部材2と、ホットメルト型
の接着剤3を塗布した建物の下地材である金属部材1と
を誘導加熱により接着する。誘導加熱は、図3に示すよ
うな、高周波電源を有する制御部42と誘導コイルを備
えた誘導加熱発生部41とからなる高周波誘導加熱装置
4を用いる。
【0062】建築用部材2と建物の下地材である金属部
材1とを接着する場合、先ず、金属部材1にホットメル
ト型の接着剤3を塗布し、その上から所定の位置に建築
用部材2をセットする。
【0063】次に、高周波電源によって高周波を発生し
ている誘導コイルを有する誘導加熱発生部41を、金属
部材1に沿って移動させることにより、ホットメルト型
の接着剤3を溶融・凝固させ金属部材1に建築用部材2
を固定させる。
【0064】ホットメルト型の接着剤3は、安価で取扱
いが容易であるため、生産性を向上し低コスト化を図る
ことができる。
【0065】また、固定時間が0.1秒以上3分以下と
短いホットメルト型の接着剤3を用いるため、釘やビス
を併用する必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力
を要するパテ埋め作業を行う必要をなくすことが可能と
なる。
【0066】更に、誘導加熱を利用することにより、短
時間で且つ確実に接着を行わせることができる。
【0067】金属部材1の両面に建築用部材2を取付け
るようにして、間仕切パネルMとしても良い。
【0068】次に本発明の更に他の実施例について図4
を参照して説明する。ここでは、金属部材1、1…から
なる枠材と、建築用部材2、2とを、接着剤3に加え
て、建築用部材2の4隅部にビスからなる固定具5、5
…を用いて固定して内壁パネルを製造した。金属部材1
は、同様に角形鋼管からなり、建築用部材2は、厚み1
2mmの石膏ボードからなる。
【0069】接着剤3は、前記と同じ粘度が12000
mPa・sの自己架橋型(自己硬化型)の水系アクリル
エマルジョン系接着剤を、枠材の接着面に200g/m
2 の割合で塗布した。
【0070】固定具5は長さが25mmのビスであり、
建築用部材2の4隅部、すなわち建築用部材の側端から
30mmで且つ縦枠となる金属部材1の上下端から30
mmとなる位置に固定した。このため、枠材と建築用部
材2とが固定具5の固定力により所定の位置に保持固定
される。
【0071】次いで、2台の誘導加熱装置を用いて誘導
加熱を行ない、枠材と建築部材2とを接着固定させた。
この誘導加熱は、制御部の設定温度が約110℃で、1
回の加熱時間を約10秒として、2台の誘導加熱装置を
移動させながら金属部材1上の接着剤3を加熱して固化
させ、内壁パネルを製造した。
【0072】この内壁パネルは、建築用部材2の4隅部
が固定具5、5…で固定され、しかも接着剤3により完
全に接着固定されたから、建築用部材2の固定がより確
実で固定精度の良いものとなり、加えて上記接着剤3に
よる接着固定も確実で強度のあるものになる。また、固
定具5の使用本数も8本と少なくてすむ。
【0073】この建築用部材2の取付方法は、建築用部
材2と建物の下地材である枠材との間に接着剤3を介す
るとともに建築用部材2の4隅部を枠材に固定具5、5
…で固定するから、固定具5、5…により建築用部材2
の仮固定が極めて迅速に行なえるとともに、接着剤3に
よる固定も確実になる。しかも、固定具の必要本数が少
なくてすむから、仕上げのために面倒で労力を要するパ
テ埋め作業も減少できる。
【0074】しかも、上記の接着剤3が水系アクリルエ
マルジョン接着剤であるから、誘導加熱の温度制御が容
易で、人体の健康や環境に対して安全であり、耐久性、
耐熱性、長期信頼性、柔軟性などに優れ、低コストにな
っている。
【0075】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。例えば、間仕切パネルMを製造する場合は、金
属部材1の両面の建築用部材2、2を同時に誘導加熱に
より接着固定してもよい。また、接着剤3は建築用部材
2側に塗布してもよいし、建築用部材2と金属部材1の
両方に塗布してもよい。接着剤3に水系アクリルエマル
ジョン系接着剤を用いた場合でも、接着剤3の全面を誘
導加熱により固化させてもよい。
【0076】また、建築用部材2の4隅部を固定具で固
定する場合は、建物の下地材は金属部材に限らず、接着
剤は誘導加熱接着するものでなくてもよい。例えば酢酸
ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、変性シリコーン系
接着剤などを用いてもよい。
【発明の効果】請求項1記載の建築用部材の取付構造
は、金属部材と建築用部材とが初期粘着力を有する接着
剤の誘導加熱により接着固定されてなるから、金属部材
と建築用部材とが保持され、取付が容易で迅速にでき、
生産性のよいものとなる。しかも、建築用部材を釘やビ
スで仮止めする必要やパテ埋め作業も必要としない。
【0077】請求項2記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤が水系接着剤であるから、誘導加熱の温度
制御が容易で、取付作業が更に容易となり、人体の健康
や環境に対して安全である。
【0078】請求項3記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤がエマルジョン系接着剤であるから、耐久
性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体
の健康や環境に対して安全なものとなる。上記の接着剤
が水系エマルジョン接着剤の場合は、更に人体の健康や
環境に対して安全なものにできる。
【0079】請求項4記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤がアクリル系接着剤であるから、地震など
による振動や変位に対して追随性が増し、更に接着強度
の優れたものになる。上記の接着剤が水系アクリルエマ
ルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐熱性、長期
信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対
して安全なものにできる。
【0080】請求項5記載の建築用部材の取付構造は、
上記の接着剤の粘度が500〜100000mPa・s
であるから、接着取付の作業性がよいものとなる。上記
の接着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合
は、更に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コスト
となり、人体の健康や環境に対して安全なものにでき
る。
【0081】請求項6記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてな
るから、建築用部材の固定がより確実で固定精度の良い
ものとなり、加えて上記接着剤による接着固定も確実で
強度のあるものにできる。
【0082】請求項7記載の建築用部材の取付方法は、
金属部材と建築用部材とを誘導加熱により部分的に接着
固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分
の接着剤を固化するようにしたから、金属部材と建築用
部材との仮固定を極めて迅速に行なうことができる。し
たがって、建築用部材を釘やビスで仮止めする必要やパ
テ埋め作業も必要とせず、大掛かりな加熱乾燥炉なども
必要としない。
【0083】請求項8記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材と建物の下地材とを、又は、金属部材を介し
て建築用部材どうしを、接着固定時間を0.1秒以上3
分以下としたホットメルト型の接着剤を用いて接着した
から、生産性を向上し低コスト化を図ることができ、固
定時間が短い接着剤を用いるため、釘やビスを併用する
必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパ
テ埋め作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0084】請求項9記載の建築用部材の取付構造は、
建築用部材と、ホットメルト型の接着剤を塗布した建物
の下地材または金属部材とを誘導加熱により接着したか
ら、誘導加熱を利用することにより、短時間で且つ確実
に接着を行わせることができる。
【0085】請求項10記載の建築用部材の取付方法
は、建築用部材と建物の下地材との間に接着剤を介する
とともに建築用部材の4隅部を建物の下地材に固定具で
固定するから、固定具により建築用部材の仮固定が極め
て迅速に且つ確実に行なえるとともに、接着剤による固
定も確実強固になり、固定具の必要本数も少なくてす
み、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業も
減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である建築用部材の取付構造を
示す側面図である。
【図2】本発明の実施例の建築用部材の取付構造におけ
る取付方法を説明する斜視図である。
【図3】同上の取付方法において誘導加熱を説明する斜
視図である。
【図4】本発明の他の実施例の建築用部材の取付構造に
おける取付方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
M 間仕切パネル 1 金属部材 2 建築用部材 3 接着剤 4 誘導加熱装置 41 誘導加熱発生部 5 固定具
フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA42 AA61 BA12 CA09 DC21 GA24W GA33W GB02Y GB03Y GB13W GB16W GB17W GB23W GB28W GB32W GB42W GB44Z GB62W 2E125 AA51 CA81 2E162 CA05 CA08 CA09 CA10 CA24 CB01 CC01 4J040 DF041 DF051 JB01 JB02 LA01 LA02 LA03 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 MA06 MA08 MA10 NA12 PA20 PA31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材と建築用部材との間に初期粘着
    力を有する接着剤が介され、この金属部材と建築用部材
    とが誘導加熱により接着固定されてなることを特徴とす
    る建築用部材の取付構造。
  2. 【請求項2】 接着剤が水系接着剤であることを特徴と
    する請求項1記載の建築用部材の取付構造。
  3. 【請求項3】 接着剤がエマルジョン系接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の建築用部材の取付
    構造。
  4. 【請求項4】 接着剤がアクリル系接着剤であることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の建築用部材の取付
    構造。
  5. 【請求項5】 接着剤の粘度が500〜100000m
    Pa・sであることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の建築用部材の取付構造。
  6. 【請求項6】 建築用部材の4隅部が金属部材に固定具
    で固定されてなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4又は5記載の建築用部材の取付構造。
  7. 【請求項7】 金属部材と建築用部材との接着面の略全
    面に接着剤を塗布し、この金属部材と建築用部材とを誘
    導加熱により部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行
    ない、その後に残りの部分の接着剤を固化するようにし
    たことを特徴とする建築用部材の取付方法。
  8. 【請求項8】 建築用部材と建物の下地材とを、又は、
    金属部材を介して建築用部材どうしを、接着固定時間を
    0.1秒以上3分以下としたホットメルト型の接着剤を
    用いて接着したことを特徴とする建築用部材の取付構
    造。
  9. 【請求項9】 建築用部材と、ホットメルト型の接着剤
    を塗布した建物の下地材又は金属部材とを誘導加熱によ
    り接着したことを特徴とする請求項8記載の建築用部材
    の取付構造。
  10. 【請求項10】 建築用部材と建物の下地材との間に接
    着剤を介するとともに建築用部材の4隅部を建物の下地
    材に固定具で固定することを特徴とする建築用部材の取
    付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008115260A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Toyota Motor Corp 部材の固定方法

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