JP3730816B2 - 建築用部材の取付構造及び取付方法 - Google Patents

建築用部材の取付構造及び取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石膏ボードなどの建築用部材の取付構造及び取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
石膏ボードなどの建築用部材を内装材として建物の下地材に取付ける場合、従来は、釘やビスなどが用いられている。或いは、接着剤で取付けることなども行われている。
【0003】
しかしながら、釘やビスなどを用いた従来の建築用部材の取付構造では、釘やビスやそれらの凹凸が目立つので、壁紙などによる内装や装飾の仕上げをする際に、釘打ち部やビス止め部をパテで埋める作業が必要となり、多大な労力を要していた。
【0004】
また、接着剤を用いる場合、接着剤の固化による固定に時間が長くかかるため接着剤単独で用いられることはなく、釘やビスを併用するのが通常であった。しかも、この場合の釘やビスの打点数は、釘やビスを単独で使用した場合に比べて若干少なくなる程度であるため、上述のパテ埋め作業に多大な労力を要することに変わりがなかった。
【0005】
そこで、特開平8−73818号公報には、熱可塑性樹脂からなるホットメルト型の接着剤を用い、誘導加熱により、接着作業を迅速に行なう技術が提案されている。これは酢酸ビニル樹脂などを主成分とするホットメルト型接着剤を用いて、この接着剤を加熱溶融して内装用の建築部材などを接着している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−73818号公報に記載のホットメルト型接着剤を用いて誘導加熱により接着する技術は、接着面の全ての接着剤を溶融しなければならず、しかも、その接着剤の熱可塑性樹脂の特性として、いったん溶融すると周りの温度が低くなるまでは固まらず、接着固定ができない問題があった。特に、隠蔽された場所や、接着対象の鋼材が厚い場合は、なかなか接着剤の加熱や冷却ができず、接着固定が不十分であったり、接着固定に時間がかかる問題が発生する。接着固定を完全にしようとすれば、誘導加熱時間は長くならざるをえず、接着固定に時間がかかる。接着固定を速くしようとして、誘導加熱時間を短くすると、接着剤の溶融が完全に行われず、接着強度の発現が十分ではなくなる。また、全ての接着剤の加熱溶融のためには、接着剤の熱可塑性樹脂の分解温度に近い150〜200℃での厳密な温度管理を必要とし、エネルギーコストが大きくなるとともに、建築現場においては温度管理が十分にできず、接着不良を招く恐れがあった。加えて、耐久性や長期信頼性、耐熱性についても十分なものではなかった。
【0007】
また、これらの問題を解決するために、熱硬化性樹脂や反応性ホットメルト型の接着剤を用いる場合もあるが、これらの接着剤は高価になる問題があった。
【0008】
更に近年、建物の内部における空気中の化学物質による居住者の健康への影響が大きな問題となっている。これは、内装材や家具などから発生するホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発物質や防腐剤、防虫剤を居住者が呼吸により体内に吸い込むことが原因と言われている。このような物質は、特に新築あるいは改築や改装直後の住宅、マンション、アパートにおいて発生量が多く、非常に長い時間をかけて徐々に減っていくと言われている。このため、人体に有害な溶剤を用いた溶剤型の接着剤の使用も問題がある。更に、溶剤型の接着剤は、接着構造物からその溶剤を乾燥除去するために、大掛かりな加熱乾燥炉を必要とする問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来技術の問題を解消し、取付が容易で速くて強度があり、人体の健康に対して安全な建築部材の取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、金属部材と建築用部材との間に初期粘着力を有し、加熱されることなく接着成分の自己架橋により固化する自己架橋型の接着剤が介され、該接着剤には、該接着剤の固化を促進すべく誘導加熱により発熱する無機充填剤が添加されており、この前記金属部材と前記建築用部材とは、前記金属部材の所定の部分が誘導加熱されることによる該金属部材の前記部分における前記接着剤の前記無機充填剤の発熱により前記金属部材の前記部分における前記接着剤が固化することによって部分的に接着固定され、その後、残りの前記接着剤の自己架橋により完全に接着されてなることを特徴とする建築用部材の取付構造である。
【0011】
請求項2記載の本発明は、接着剤が水系接着剤であることを特徴とする請求項1記載の建築用部材の取付構造である。水系接着剤とは、水を溶媒とする接着剤や水を分散媒とするエマルジョン接着剤などのことである。
【0012】
請求項3記載の本発明は、接着剤がエマルジョン系接着剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の建築用部材の取付構造である。
【0013】
請求項4記載の本発明は、接着剤がアクリル系接着剤であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の建築用部材の取付構造である。アクリル系接着剤とは、接着成分としてアクリル系重合体又は共重合体などを用いるものである。
【0014】
請求項5記載の本発明は、接着剤の粘度が500〜100000mPa・sであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の建築用部材の取付構造である。
【0015】
請求項6記載の本発明は、建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の建築用部材の取付構造である。
【0016】
請求項7記載の本発明は、金属部材と建築用部材との接着面の略全面に、加熱されることなく接着成分の自己架橋により固化し、固化を促進すべく誘導加熱により発熱する無機充填剤が添加された自己架橋型の接着剤を塗布し、この金属部材と建築用部材とを、前記金属部材の所定の部分を誘導加熱することにより、該金属部材の誘導加熱された前記部分における前記接着剤を前記無機充填剤を発熱させ、これにより、前記金属部材の前記部分における前記接着剤を固化させることによって、部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接着剤をその自己架橋により固化するようにしたことを特徴とする建築用部材の取付方法である。
【0019】
請求項記載の本発明は、前記建築用部材と建物の下地材との間に前記接着剤を介するとともに前記建築用部材の4隅部を建物の前記下地材に固定具で固定することを特徴とする請求項7に記載の建築用部材の取付方法である。
【0020】
本発明において金属部材とは、建物の下地材など、一般に建築用の部材として用いられるものであり、鉄、炭素鋼の他、鉄とマンガン、ニッケル、クロム、珪素、燐、硫黄、アルミニウムなどとの合金鋼、ステンレス鋼などの鋼板類、亜鉛めっき鋼板などのめっき鋼板類、アルミニウム板、アルミニウムサッシュ、などからなる。金属部材の形状は、板材、形材、管材、桟材、枠材、梁材、柱材などその用途により種々の形状になされてよい。金属部材は、建築用部材を実質的に接着できる平坦な面があるものが好ましい。例えば、枠材などとして用いる場合は、溝形、リップ溝形、Z形、角形、ハット形、山形などの形状になされる。誘導加熱のための誘導発熱体としては、鋼板、めっき鋼板など鋼板類や形鋼類が発熱効率がよく好ましい。金属部材の厚みとしては、0.1〜10mmの範囲が好ましい。特に好ましくは0.5〜9mmの範囲である。薄すぎると金属部材の製造が難しく、強度も低くなり。厚すぎると誘導加熱による加熱温度制御が難しくなる。
【0021】
本発明において建築用部材とは、一般に建築用として用いられる面材、部材などであり、例えば、石膏ボード、合板、珪酸カルシウム板、木片セメント板、ロックウール板、フローリング材、ALC、ガラス、プラスチック、金属及びそれらの加工部材、煉瓦、タイル、石材などがあげられる。
【0022】
本発明において誘導加熱とは、電磁誘導により上記金属部材に渦電流を発生させこれを誘導発熱体として加熱するものであり、高周波のものが加熱効率がよく好ましい。誘導加熱装置としては特に限定されないが、誘導コイルを有する誘導加熱発生部と電源の制御部とを分けたものが、小型になり、持ち運び易く作業性もよいので好ましい。誘導加熱発生部の誘導コイルの形状は誘導加熱の目的対象により円形、長円形、楕円形、長方形などになされる。
【0023】
本発明においる初期粘着力を有する接着剤としては、金属部材と建築用部材とを誘導加熱により接着固定するものであり、このとき誘導加熱する前にある程度両者を粘着保持できるものである。
【0024】
本発明における接着剤として、水系接着剤を用いれば、接着固定性発現のための温度制御が非常に容易となる。即ち、水系接着剤では、水分がある間は温度上昇が100℃に抑えられるので、誘導加熱の温度制御が例えば80〜120℃の範囲のラフなものでも可能となる。
【0025】
また、本発明における接着剤として、エマルジョン系接着剤を用いれば、その分散媒の除去を容易にすることができ、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、環境問題なども生じないものにできる。除去が困難で長期にわたり逸散する溶媒などを用いないので、有利な接着剤となる。
【0026】
更に、本発明における接着剤として、アクリル系接着剤を用いれば、その接着性及び柔軟性により、接着の作業性、接着強度の優れたものにできる。
【0027】
本発明の請求項4におけるアクリル系接着剤としては、主成分としてアクリル系重合体又は共重合体などを用いる。このアクリル系重合体又は共重合体とは、アルキル(メタ)アクリレート又はこのアルキル(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマーを重合して得られる樹脂である。上記アルキル(メタ)アクリレートとしては、アルキル基の炭素数が1〜12のものが好ましく。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどがあげられ好適に用いられる。アルキル基の炭素数が小さすぎると、密着性や初期粘着力が不十分となることがあり、アルキル基の炭素数が大きすぎると、接着強度や耐熱性が不十分となることがある。上記アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等があげられ、好適に用いられる。これらの反応性モノマーを共重合すると、自己架橋型(自己硬化型)樹脂となり、接着成分自身が自己架橋して硬化し強固なものになるので、耐熱性、耐溶剤性、耐クリープ性などが向上し好ましい。
【0028】
上記アクリル系接着剤をエマルジョン系接着剤にするには、上記重合を乳化重合とすればよい。
【0029】
本発明に用いる接着剤の粘度としては、500〜100000mPa・sの範囲にするのが好ましい。更に好ましくは、3000〜40000mPa・sの範囲である。粘度が小さすぎると、接着剤の塗工時に粘性が低く、たれなどの現象が起こり、また、初期粘着力も小さくなり、接着の作業性に支障がでる。粘度が大きすぎると、塗工が難しくなるなど取り扱いが困難になる。粘度の測定法は、JIS K 6833 に準拠し、接着剤温度が23℃時、BH型粘度計(株式会社トキメック製)を用い、回転数10rpmで測定した値とした。
【0030】
本発明に用いる接着剤の構造粘性としては、2.5以上が好ましく、更に好ましくは3.0〜5.0の範囲である。構造粘性が小さいとレベリング性が悪くなる。構造粘性は、上記粘度の測定法により、回転数2rpmで測定した値と回転数20rpmで測定した値の比で表した。
【0031】
本発明に用いる接着剤には、無機充填剤を添加したり、粘度調整や接着力調整のために他の化合物を添加してよい。無機充填剤は、接着成分に対し5〜50重量%の範囲で加えるのが好ましい。接着剤中に無機充填剤が存在すると粘度の調整ができるだけでなく、耐熱性を高めることができる。無機充填剤が多すぎると、接着強度が低下する。無機充填剤としては、クレー、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、金属粉末などが好適に用いられる。無機充填剤に鉄やステンレスなどの金属粉末を用いると、接着剤の誘導加熱発熱体としての作用を発揮し、誘導加熱が促進され好ましい。
【0032】
本発明に用いる固定具としては、建築用部材を金属部材又は建物の下地材に機械的に固定するものであり、釘、ねじ、ビス、タッカー、リベット、ボルトナットなどが用いられる。
【0033】
本発明の請求項7における接着面の略全面に接着剤を塗布とは、必要とする接着面に必要量の接着剤を塗布するものであり、例えば斑点状、縞状、点線状などに接着剤を塗布するものも含むものである。請求項7の発明においては、この必要とする接着面のうちの一部分を誘導加熱により接着固定して仮固定するのである。この誘導加熱により仮固定する部分は、金属部材と建築用部材の四隅などが仮固定の強度が出て好ましい。
【0034】
【作用】
請求項1記載の建築用部材の取付構造は、金属部材と建築用部材との間に初期粘着力を有する接着剤が介され、この金属板部材と建築用部材とが誘導加熱により接着固定されてなるから、接着剤の初期粘着力により金属部材と建築用部材とが保持され、誘導加熱によりこれらが接着固定され、取付が容易で迅速にできるものとなる。
【0035】
請求項2記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤が水系接着剤であるから、誘導加熱の温度制御が100℃近辺のラフなものでよく、更に取付が容易となり、発生するのは水やその蒸気であり人体に無害であるから、人体の健康や環境に対して安全である。しかも、取付に使用する誘導装置は、例えば150℃以下の加熱能力の低いものでよいため、コンパクトで省電力なものにできる。
【0036】
請求項3記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤がエマルジョン系接着剤であるから、その分散媒の除去が容易で確実となり、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものとなる。上記の接着剤が水系エマルジョン接着剤の場合は、発生するのは水やその蒸気であるから、更に人体の健康や環境に対して安全なものとなる。
【0037】
請求項4記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤がアクリル系接着剤であるから、接着性と柔軟性に優れ、地震などによる振動や変位に対して追随性が増し、更に接着強度の優れたものになる。上記の接着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものとなる。
【0038】
請求項5記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤の粘度が500〜100000mPa・sであるから、取り扱いが容易で初期粘着力に優れ、接着取付の作業性がよいものとなる。上記の接着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものとなる。
【0039】
請求項6記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてなるから、建築用部材の固定がより確実で固定精度の良いものとなり、加えて上記接着剤による接着固定も確実で強度のあるものになる。また、固定具の本数も少なくてすむ。
【0040】
請求項7記載の建築用部材の取付方法は、金属部材と建築用部材との接着面の略全面に接着剤を塗布し、この金属部材と建築用部材とを誘導加熱により部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接着剤を固化するようにしたから、金属部材と建築用部材との仮固定を極めて迅速に行なえるとともに、釘やビスを併用する必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0041】
請求項8記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材と建物の下地材とを、または、金属部材を介して建築用部材どうしを、接着固定時間を0.1秒以上3分以下としたホットメルト型の接着剤を用いて接着した。ホットメルト型の接着剤は、安価で取扱いが容易であるため、生産性を向上し低コスト化を図ることができる。固定時間が0.1秒以上3分以下と短いホットメルト型の接着剤を用いるため、釘やビスを併用する必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0042】
請求項9記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材と、ホットメルト型の接着剤を塗布した建物の下地材または金属部材とを誘導加熱により接着したから、誘導加熱を利用することにより、短時間で且つ確実に接着を行わせることができる。
【0043】
請求項10記載の建築用部材の取付方法は、建築用部材と建物の下地材との間に接着剤を介するとともに建築用部材の4隅部を建物の下地材に固定具で固定するから、固定具により建築用部材の仮固定が極めて迅速且つ確実に行なえるとともに、接着剤による固定も確実強固になり、固定具の必要本数も少なくてすみ、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業も減少できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例である建築用部材の取付構造を示す側面図、図2は本発明の実施例の建築用部材の取付構造における取付方法を説明する斜視図、図3は同上の取付方法において誘導加熱を説明する斜視図である。図4は本発明の他の実施例の建築用部材の取付構造における取付方法を説明する斜視図である。
【0045】
図1の建築用部材の取付構造は間仕切パネルMでの実施例を示すものである。枠材である金属部材1、1、1、1とその両側の内装面材である建築用部材2、2との間に初期粘着力を有する接着剤3、3…が介され、誘導加熱により接着固定され、間仕切パネルMが形成されている。
【0046】
金属部材1は、厚み0.5mmの亜鉛めっき鋼板からなる50mm角の角形鋼管であり、その長さが270cmである。
【0047】
建築用部材2は、厚み12mmの石膏ボードであり、幅が90cm、長さが270cmである。
【0048】
接着剤3は、粘度が12000mPa・sの自己架橋型(自己硬化型)の水系アクリルエマルジョン系接着剤を、金属部材1の接着面に200g/m2 の割合で塗布し、誘導加熱して固化させたものである。
【0049】
この間仕切パネルMの製造方法(建築用部材の取付方法)を説明する。
図2に示すように、金属部材1の上面の全面に上記水系アクリルエマルジョン系接着剤からなる接着剤3を200g/m2 の割合で塗布した。接着剤3は、エチルアクリレートと少量のメチルメタクリレートとメタクリル酸と2−ヒドロキシエチルアクリレートを乳化重合したものに無機充填剤としてクレーを25重量%と粘度調整剤としてポリビニルアルコール等を添加し、粘度が12000mPa・sでPHが7.0に調整したものを用いた。PHを7.0に調整したのは、接着剤3が金属部材1の発錆に影響しないように配慮したのである。
【0050】
この金属部材1の接着剤3の上から、石膏ボードからなる建築用部材2を被せて接着した。そうすると、図3に示すように、金属部材1と建築用部材2とが接着剤3の初期粘着力により所定の位置に保持される。
【0051】
次いで、2台の誘導加熱装置4、4を用いて誘導加熱を行なった。誘導加熱装置4は、誘導コイルを有する誘導加熱発生部41と高周波電源の制御部42とが分かれたハンディー型のものを使用した。誘導加熱発生部41により、建築用部材2の側から金属部材1及び接着剤3の誘導加熱を行ない接着剤3を固化させ、金属部材1と建築部材2とを接着固定させた。
【0052】
この誘導加熱発生部41による誘導加熱は、制御部42の設定温度が約110℃で、1回の加熱時間が約10秒であり、金属部材1上の接着剤3を約25cm2 の範囲にわたり加熱し固化させた。各金属部材1、1、1、1の両端部と約90cmの間隔をおいて中間部2箇所を誘導加熱して急速に固化させ完全接着させた。すなわち、計16箇所(点線箇所)を2台の誘導加熱装置4、4により、80秒で接着固定した。
【0053】
次いで、この金属部材1と建築用部材2とが接着固定されたものを裏返し、金属部材1の反対側に同様に接着剤3を塗布し、新たな建築用部材2を被せて接着し、上記と同様にして、誘導加熱装置4、4により16箇所を80秒で誘導加熱して接着固定した。こうして、図1に示す間仕切パネルMを製造した。
【0054】
この間仕切パネルMは、建築用部材2の16箇所のみが接着剤3により完全に接着固定されたものであるが、この段階で十分に運搬などに耐えられるものになった。残りの接着剤3は常温(約20℃)で約20時間後に完全固化し、完全な強度の間仕切パネルMとなった。
【0055】
この建築用部材の取付構造は、金属部材1と建築用部材2との間に初期粘着力を有する接着剤3が介され、この金属板部材1と建築用部材2とが誘導加熱により接着固定されてなるから、接着剤3の初期粘着力により金属部材1と建築用部材2とが保持され、誘導加熱によりこれらが接着固定され、取付が容易で迅速にできるものとなる。したがって、接着固定のために大掛かりな加熱乾燥炉を必要とすることもなく、生産性が向上する。
【0056】
しかも、上記の接着剤3が水系接着剤であるから、誘導加熱の温度制御が容易で、人体の健康や環境に対して安全である。そして、接着剤3がエマルジョン系接着剤であるから、その分散媒としての水の除去が容易で確実となり、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなっている。更に、上記の接着剤3がアクリル系接着剤であるから、接着性と柔軟性に優れ、地震などによる振動や変位に対して追随性が増す。
【0057】
この建築用部材の取付構造は、上記の接着剤の粘度が500〜100000mPa・sの範囲内の12000mPa・sであるから、取り扱いが容易で初期粘着力に優れ、接着取付の作業性がよいものとなっている。
【0058】
この建築用部材の取付方法は、金属部材1と建築用部材2との接着面の全面に接着剤3を塗布し、この金属部材1と建築用部材2とを誘導加熱により部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接着剤3を固化するようにしたから、金属部材1と建築用部材2との仮固定を80秒という極めて迅速に行なえるとともに、建築用部材2を釘やビスで仮止めして傷つけることがない。したがって、パテ埋め作業を必要としない。
【0059】
次に本発明の他の実施例について説明する。図は上記と同様である。
ここでは、金属部材1と建築用部材2とをホットメルト型の接着剤3を用いて接着する。金属部材1は、上記と同様に角形鋼管からなり、建築用部材2は、厚み15mmの木片セメント板からなる。
【0060】
ホットメルト型の接着剤3は、固定時間が0.1秒以上3分以下のものを使用する。例えば、EVA系ホットメルトであるエスダイン8512 JS−1(積水化学工業(株)製)などを用いる。なお、ホットメルト型の接着剤3には反応性ホットメルトも含まれる。
【0061】
そして、建築用部材2と、ホットメルト型の接着剤3を塗布した建物の下地材である金属部材1とを誘導加熱により接着する。誘導加熱は、図3に示すような、高周波電源を有する制御部42と誘導コイルを備えた誘導加熱発生部41とからなる高周波誘導加熱装置4を用いる。
【0062】
建築用部材2と建物の下地材である金属部材1とを接着する場合、先ず、金属部材1にホットメルト型の接着剤3を塗布し、その上から所定の位置に建築用部材2をセットする。
【0063】
次に、高周波電源によって高周波を発生している誘導コイルを有する誘導加熱発生部41を、金属部材1に沿って移動させることにより、ホットメルト型の接着剤3を溶融・凝固させ金属部材1に建築用部材2を固定させる。
【0064】
ホットメルト型の接着剤3は、安価で取扱いが容易であるため、生産性を向上し低コスト化を図ることができる。
【0065】
また、固定時間が0.1秒以上3分以下と短いホットメルト型の接着剤3を用いるため、釘やビスを併用する必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0066】
更に、誘導加熱を利用することにより、短時間で且つ確実に接着を行わせることができる。
【0067】
金属部材1の両面に建築用部材2を取付けるようにして、間仕切パネルMとしても良い。
【0068】
次に本発明の更に他の実施例について図4を参照して説明する。
ここでは、金属部材1、1…からなる枠材と、建築用部材2、2とを、接着剤3に加えて、建築用部材2の4隅部にビスからなる固定具5、5…を用いて固定して内壁パネルを製造した。金属部材1は、同様に角形鋼管からなり、建築用部材2は、厚み12mmの石膏ボードからなる。
【0069】
接着剤3は、前記と同じ粘度が12000mPa・sの自己架橋型(自己硬化型)の水系アクリルエマルジョン系接着剤を、枠材の接着面に200g/m2 の割合で塗布した。
【0070】
固定具5は長さが25mmのビスであり、建築用部材2の4隅部、すなわち建築用部材の側端から30mmで且つ縦枠となる金属部材1の上下端から30mmとなる位置に固定した。このため、枠材と建築用部材2とが固定具5の固定力により所定の位置に保持固定される。
【0071】
次いで、2台の誘導加熱装置を用いて誘導加熱を行ない、枠材と建築部材2とを接着固定させた。この誘導加熱は、制御部の設定温度が約110℃で、1回の加熱時間を約10秒として、2台の誘導加熱装置を移動させながら金属部材1上の接着剤3を加熱して固化させ、内壁パネルを製造した。
【0072】
この内壁パネルは、建築用部材2の4隅部が固定具5、5…で固定され、しかも接着剤3により完全に接着固定されたから、建築用部材2の固定がより確実で固定精度の良いものとなり、加えて上記接着剤3による接着固定も確実で強度のあるものになる。また、固定具5の使用本数も8本と少なくてすむ。
【0073】
この建築用部材2の取付方法は、建築用部材2と建物の下地材である枠材との間に接着剤3を介するとともに建築用部材2の4隅部を枠材に固定具5、5…で固定するから、固定具5、5…により建築用部材2の仮固定が極めて迅速に行なえるとともに、接着剤3による固定も確実になる。しかも、固定具の必要本数が少なくてすむから、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業も減少できる。
【0074】
しかも、上記の接着剤3が水系アクリルエマルジョン接着剤であるから、誘導加熱の温度制御が容易で、人体の健康や環境に対して安全であり、耐久性、耐熱性、長期信頼性、柔軟性などに優れ、低コストになっている。
【0075】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、間仕切パネルMを製造する場合は、金属部材1の両面の建築用部材2、2を同時に誘導加熱により接着固定してもよい。また、接着剤3は建築用部材2側に塗布してもよいし、建築用部材2と金属部材1の両方に塗布してもよい。接着剤3に水系アクリルエマルジョン系接着剤を用いた場合でも、接着剤3の全面を誘導加熱により固化させてもよい。
【0076】
また、建築用部材2の4隅部を固定具で固定する場合は、建物の下地材は金属部材に限らず、接着剤は誘導加熱接着するものでなくてもよい。例えば酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、変性シリコーン系接着剤などを用いてもよい。
【発明の効果】
請求項1記載の建築用部材の取付構造は、金属部材と建築用部材とが初期粘着力を有する接着剤の誘導加熱により接着固定されてなるから、金属部材と建築用部材とが保持され、取付が容易で迅速にでき、生産性のよいものとなる。しかも、建築用部材を釘やビスで仮止めする必要やパテ埋め作業も必要としない。
【0077】
請求項2記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤が水系接着剤であるから、誘導加熱の温度制御が容易で、取付作業が更に容易となり、人体の健康や環境に対して安全である。
【0078】
請求項3記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤がエマルジョン系接着剤であるから、耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものとなる。上記の接着剤が水系エマルジョン接着剤の場合は、更に人体の健康や環境に対して安全なものにできる。
【0079】
請求項4記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤がアクリル系接着剤であるから、地震などによる振動や変位に対して追随性が増し、更に接着強度の優れたものになる。上記の接着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものにできる。
【0080】
請求項5記載の建築用部材の取付構造は、上記の接着剤の粘度が500〜100000mPa・sであるから、接着取付の作業性がよいものとなる。上記の接着剤が水系アクリルエマルジョン系接着剤の場合は、更に耐久性、耐熱性、長期信頼性に優れ、低コストとなり、人体の健康や環境に対して安全なものにできる。
【0081】
請求項6記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてなるから、建築用部材の固定がより確実で固定精度の良いものとなり、加えて上記接着剤による接着固定も確実で強度のあるものにできる。
【0082】
請求項7記載の建築用部材の取付方法は、金属部材と建築用部材とを誘導加熱により部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接着剤を固化するようにしたから、金属部材と建築用部材との仮固定を極めて迅速に行なうことができる。したがって、建築用部材を釘やビスで仮止めする必要やパテ埋め作業も必要とせず、大掛かりな加熱乾燥炉なども必要としない。
【0083】
請求項8記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材と建物の下地材とを、又は、金属部材を介して建築用部材どうしを、接着固定時間を0.1秒以上3分以下としたホットメルト型の接着剤を用いて接着したから、生産性を向上し低コスト化を図ることができ、固定時間が短い接着剤を用いるため、釘やビスを併用する必要がなくなり、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業を行う必要をなくすことが可能となる。
【0084】
請求項9記載の建築用部材の取付構造は、建築用部材と、ホットメルト型の接着剤を塗布した建物の下地材または金属部材とを誘導加熱により接着したから、誘導加熱を利用することにより、短時間で且つ確実に接着を行わせることができる。
【0085】
請求項10記載の建築用部材の取付方法は、建築用部材と建物の下地材との間に接着剤を介するとともに建築用部材の4隅部を建物の下地材に固定具で固定するから、固定具により建築用部材の仮固定が極めて迅速に且つ確実に行なえるとともに、接着剤による固定も確実強固になり、固定具の必要本数も少なくてすみ、仕上げのために面倒で労力を要するパテ埋め作業も減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である建築用部材の取付構造を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例の建築用部材の取付構造における取付方法を説明する斜視図である。
【図3】同上の取付方法において誘導加熱を説明する斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の建築用部材の取付構造における取付方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
M 間仕切パネル
1 金属部材
2 建築用部材
3 接着剤
4 誘導加熱装置
41 誘導加熱発生部
5 固定具

Claims (8)

  1. 金属部材と建築用部材との間に初期粘着力を有し、加熱されることなく接着成分の自己架橋により固化する自己架橋型の接着剤が介され、該接着剤には、該接着剤の固化を促進すべく誘導加熱により発熱する無機充填剤が添加されており、この前記金属部材と前記建築用部材とは、前記金属部材の所定の部分が誘導加熱されることによる該金属部材の前記部分における前記接着剤の前記無機充填剤の発熱により前記金属部材の前記部分における前記接着剤が固化することによって部分的に接着固定され、その後、残りの前記接着剤の自己架橋により完全に接着されてなることを特徴とする建築用部材の取付構造。
  2. 接着剤が水系接着剤であることを特徴とする請求項1記載の建築用部材の取付構造。
  3. 接着剤がエマルジョン系接着剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の建築用部材の取付構造。
  4. 接着剤がアクリル系接着剤であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の建築用部材の取付構造。
  5. 接着剤の粘度が500〜100000mPa・sあることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の建築用部材の取付構造。
  6. 建築用部材の4隅部が金属部材に固定具で固定されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の建築用部材の取付構造。
  7. 金属部材と建築用部材との接着面の略全面に、加熱されることなく接着成分の自己架橋により固化し、固化を促進すべく誘導加熱により発熱する無機充填剤が添加された自己架橋型の接着剤を塗布し、この金属部材と建築用部材とを、前記金属部材の所定の部分を誘導加熱することにより、該金属部材の誘導加熱された前記部分における前記接着剤を前記無機充填剤を発熱させ、これにより、前記金属部材の前記部分における前記接着剤を固化させることによって、部分的に接着固定させ、両者の仮固定を行ない、その後に残りの部分の接着剤をその自己架橋により固化するようにしたことを特徴とする建築用部材の取付方法。
  8. 前記建築用部材と建物の下地材との間に前記接着剤を介するとともに前記建築用部材の4隅部を建物の前記下地材に固定具で固定することを特徴とする請求項7に記載の建築用部材の取付方法。
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