JP2001040062A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JP2001040062A
JP2001040062A JP11241957A JP24195799A JP2001040062A JP 2001040062 A JP2001040062 A JP 2001040062A JP 11241957 A JP11241957 A JP 11241957A JP 24195799 A JP24195799 A JP 24195799A JP 2001040062 A JP2001040062 A JP 2001040062A
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acrylate
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Takashi Sugihara
敬 杉原
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Hitachi Kasei Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光等の光暴露使用時においても合板等木
質の基材に対して密着性が良好で、光沢、耐割れ性にも
優れるウレタン(メタ)アクリレート樹脂系の光硬化性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 1分子当り2個以上のイソシアネート基
を有するポリイソシアネート化合物、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール、3価以上の多価アルコール及び
水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得られ
る、末端に(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート
基を有するウレタン(メタ)アクリレート樹脂からなる
光硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業性が良好で、基
材に対して密着性が良好な木工塗料用光硬化性樹脂組成
物に関し、さらに詳しくは基材である木材、木質系合板
の塗装に供せられる光速硬化の、耐光性良好な塗膜の得
られる木工塗料用光硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線等の光照射によって硬化す
る樹脂組成物は、プラスチック、紙、木工等の塗料や、
接着剤や、印刷インキ等の用途に実用化されている。
【0003】紫外線等の光による硬化は、(1)速硬化
性であり、生産性が高い、(2)溶剤を含まない、ほぼ
100%硬化塗膜となる光硬化性樹脂組成物を設計する
こともでき、低公害である、(3)加熱硬化させる必要
がないので基材に対する熱の影響が少ない、等の特長を
有する。光硬化性樹脂組成物としては不飽和ポリエステ
ル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレ
ート樹脂等が用いられ、それらの中で特に木工塗装にお
いては速硬化性であり、樹脂設計の自由度が大きいこと
からウレタンアクリレート樹脂が多く使用されている。
【0004】近年木工塗装分野において材質の悪い安価
な輸入木材からなる木質系合板が増えている。このよう
な木質系合板に適用できるものとして軟質タイプのウレ
タンアクリレート樹脂を用いた光硬化性樹脂組成物が開
発されている(特開平10−130345号公報参
照)。この樹脂組成物は塗膜が短時間で硬化し、過酷な
寒熱条件下などでも塗膜に割れを生じにくいという特長
がある。しかし、軟質ウレタンアクリレート樹脂を用い
た光硬化性樹脂組成物より得られる塗膜は耐割れ性は良
好になる傾向にあるものの、太陽光等の光暴露条件下に
おいて塗膜の耐光性に劣るという点が問題になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の従来技
術の欠点をなくした、太陽光等の光暴露使用時において
も塗膜の耐光性に優れるウレタンアクリレート樹脂系光
硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
を解決するために鋭意研究を行った。その結果、1分子
当り2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシア
ネート化合物(a)、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール(b)、3価以上の多価アルコール(c)及び水
酸基含有(メタ)アクリレート(d)を反応させて得ら
れる、末端に(メタ)アクリロイル基及びイソシアネー
ト基を有するウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A)
並びに光重合開始剤(B)を含有してなる光硬化性樹脂
組成物を用いれば、この課題を達成できることを見出し
本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は1分子当り2個以上のイソ
シアネート基を有するポリイソシアネート化合物
(a)、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(b)、3価以上の多価アルコール(c)及び水酸基含
有(メタ)アクリレート(d)を反応させて得られる、
末端に(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を
有するウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A)並びに
光重合開始剤(B)を含有してなる光硬化性樹脂組成物
に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においてポリイソシアネー
ト化合物(a)は、トリレンジイソシアネート、水添ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、トリ
ジンジイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレ
ンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物;
【0009】さらには、上記されたような各種のジイソ
シアネート化合物と水とを反応させて得られるビュレッ
ト型ポリイソシアネート化合物、または、上記されたよ
うな各種のジイソシアネート化合物とトリメチロールプ
ロパン等の多価アルコールとを反応させて得られるアダ
クト型ポリイソシアネート化合物、あるいは、上記され
たような各種のジイソシアネート化合物をイソシアヌレ
ート化せしめて得られる多量体等が挙げられる。
【0010】本発明においてポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールはテトラヒドロフランをカチオン重合して
造られる公知慣用のものが挙げられる。
【0011】 本発明においてポリテトラメチレンエー
テルグリコール(b)の数平均分子量は500〜300
0であることが望ましい。数平均分子量が500未満だ
と硬化塗膜が脆くなり、3000を超えると硬化性及び
硬化塗膜の強度が不充分である。
【0012】本発明において3価以上の多価アルコール
(c)はグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリスリトール等公知慣用のも
のが挙げられる。
【0013】また、必要に応じて2価の多価アルコール
もしくは2価のポリアミンを鎖伸長剤として使用しても
よい。
【0014】2価の多価アルコールとしてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、3−メチル1,5−ペンタンジオール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサ
イド付加物等公知慣用のものが挙げられる。
【0015】2価のポリアミンとしてはエチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミン、水添
トリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、水添ジ
フェニルメタンジアミン、トリジンジアミン、ナフタリ
ンジアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミ
ン、水添キシリレンジアミン等公知慣用のものが挙げら
れる。
【0016】本発明において水酸基含有(メタ)アクリ
レート(d)は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートのカプロラクトン
変性物、グリシドールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート等公知慣用の
ものが挙げられる。
【0017】本発明においてはポリイソシアネート化合
物(a)、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(b)、3価以上の多価アルコール(c)及び水酸基含
有(メタ)アクリレート(d)を反応させる必要があ
る。その方法としては、ポリエステルポリオール(b)
及び3価以上の多価アルコール(c)の水酸基を利用
し、ポリイソシアネート化合物(a)を介して水酸基含
有(メタ)アクリレート(d)を分子末端に付加するこ
とができる。この際に、(I)(b)及び(c)とポリ
イソシアネート化合物(a)を反応させて末端イソシア
ネートオリゴマーとし、水酸基含有(メタ)アクリレー
ト(d)を付加させる方法、(II)(b)及び(c)
と水酸基含有(メタ)アクリレート(d)を混合し、ポ
リイソシアネート化合物(a)を加えて反応させる方法
のどちらを行なってもよい。
【0018】本発明においてウレタン(メタ)アクリレ
ート樹脂(A)はイソシアネート基含有量が樹脂固形分
当り1〜10質量%であることが望ましい。イソシアネ
ート基含有量が1質量%より少ないと基材との密着性が
充分ではなく、10質量%より多いと粘度が高くなり、
硬化性も悪くなる。
【0019】本発明において光重合開始剤(B)は、ベ
ンジルジメチルケタール、ベンゾイン、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベ
ンゾフェノン等の公知慣用のものが挙げられる。これら
の光重合開始剤は、単独でまたは2種類以上組合せて用
いることができる。
【0020】これらの光重合開始剤(B)は上記100
質量部に対して、通常1〜10質量部、望ましくは2〜
7質量部使用することが望ましい。この量が1質量部未
満であると、硬化性が充分でなく、10質量部を超える
と、得られた塗膜の物性が低下する。
【0021】本発明の光硬化性樹脂組成物には、重合性
単量体を配合することができる。この重合性単量体とし
ては、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニル
カプロラクタム、(メタ)アクリロイルモルホリン、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート、イソボルニルアクリレート、フェノ
キシエチルアクリレート、ジエチレングリコールジアク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリプロピレ
ングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート等の公知慣用の
ものが挙げられる。
【0022】さらに、必要に応じて各種の有機溶剤、重
合禁止剤、脱水剤を添加することもできる。
【0023】有機溶剤としてはトルエン、キシレン等の
炭化水素系、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系等の公知慣用のものが挙げられる。
【0024】重合禁止剤としてはハイドロキノン、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル、ベンゾキノン、p−t
−ブチルカテコール、2,6−ジブチル−4−メチルフ
ェノール等の公知慣用のものが挙げられる。
【0025】脱水剤としてはイソシアネート類(商品
名:アディティブTI)、オルソギ酸メチル、オルソ酢
酸メチル等のオルソエステル類、オルソほう酸エステル
類、シリケート類、合成ゼオライト系吸着剤(商品名:
モレキュラーシーブ3A等)等の公知慣用のものが挙げ
られる。
【0026】また、必要に応じて、上記以外の各種添加
剤、たとえば、酸化防止剤、消泡剤、レベリング剤、紫
外線吸収剤、顔料等の公知慣用のものを添加することも
できる。
【0027】
【実施例】以下に、実施例を具体的に挙げて説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、以下「部」、「%」とは、特に断りのない限
り「質量部」、「質量%」のことである。
【0028】
【製造例1】(ウレタンアクリレート樹脂Aの合成)撹
拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を装備したフ
ラスコに、「PTMG2000」[三菱化学(株)製の
ポリテトラメチレンエーテルグリコール、数平均分子量
2000]2000部、トリメチロールプロパン402
部、トルエン2375部を仕込んだ。次に窒素ガスを吹
き込みながら系内を60℃まで昇温し、均一に溶解した
後、イソホロンジイソシアネート1776部を加え、さ
らに100℃まで昇温し、4時間保温した。この時点で
の反応液のイソシアネート基含有量は3.2%であっ
た。さらに90℃に降温し、窒素ガスの吹き込みを中止
し、2−ヒドロキシエチルアクリレート232部、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル2.2部を加え、7時間
保温してイソシアネート基含有量が1.9%となったと
ころで、冷却し、取り出した。加熱残分が約65%、イ
ソシアネート基含有量が1.9%、数平均分子量が38
00であるウレタンアクリレート樹脂Aを得た。
【0029】
【製造例2】(ウレタンアクリレート樹脂Bの合成)実
施例1と同じ合成装置に、「PTMG1000」[三菱
化学(株)製のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、数平均分子量1000]1000部、グリセリン2
76部、トルエン1412部を仕込んだ。次に窒素ガス
を吹き込みながら系内を60℃まで昇温し、均一に溶解
した後、イソホロンジイソシアネート1776部を加
え、さらに100℃まで昇温し、4時間保温した。この
時点での反応液のイソシアネート基含有量は4.7%で
あった。さらに90℃に降温し、窒素ガスの吹き込みを
中止し、2−ヒドロキシエチルアクリレート232部、
ハイドロキノンモノメチルエーテル2.0部を加え、7
時間保温してイソシアネート基含有量が2.2%となっ
たところで、冷却し、取り出した。加熱残分が約70
%、イソシアネート基含有量が2.7%、数平均分子量
が3300であるウレタンアクリレート樹脂Bを得た。
【0030】
【製造例3】(ウレタンアクリレート樹脂Cの合成)実
施例1と同じ合成装置に、「PTMG2000」[三菱
化学(株)製のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、数平均分子量2000]2000部、トリメチロー
ルプロパン268部、ネオペンチルグルコール104
部、トルエン1782部を仕込んだ。次に窒素ガスを吹
き込みながら系内を60℃まで昇温し、均一に溶解した
後、イソホロンジイソシアネート1554部を加え、さ
らに100℃まで昇温し、4時間保温した。この時点で
の反応液のイソシアネート基含有量は3.0%であっ
た。さらに90℃に降温し、窒素ガスの吹き込みを中止
し、2−ヒドロキシエチルアクリレート232部、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル2.2部を加え、7時間
保温してイソシアネート基含有量が1.4%となったと
ころで、冷却し、取り出した。加熱残分が約65%、イ
ソシアネート基含有量が1.4%、数平均分子量が36
00であるウレタンアクリレート樹脂Cを得た。
【0031】
【製造例4】(ウレタンアクリレート樹脂Dの合成)実
施例1と同じ合成装置に「PTMG2000」[三菱化
学(株)製のポリテトラメチレンエーテルグリコール、
数平均分子量2000]2000部、ネオペンチルグリ
コール312部、トルエン1566部を仕込んだ。次に
窒素ガスを吹き込みながら系内を60℃まで昇温し、均
一に溶解した後、イソホロンジイソシアネート1110
部を加え、さらに100℃まで昇温し、4時間保温し
た。この時点での反応液のイソシアネート基含有量は
1.7%であった。さらに90℃に降温し、窒素ガスの
吹き込みを中止し、2−ヒドロキシエチルアクリレート
232部、ハイドロキノンモノメチルエーテル1.8部
を加え、8時間反応させたところIR測定の結果イソシ
アネートが消失したことを確認して冷却し、取り出し
た。加熱残分が約70%、イソシアネート基含有量が0
%、数平均分子量が3100のウレタンアクリレート樹
脂Dを得た。
【0032】
【製造例5】(ウレタンアクリレート樹脂Eの合成)実
施例1と同じ合成装置に、「PTMG2000」[三菱
化学(株)製のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、数平均分子量2000]2000部、トリメチロー
ルプロパン67部、ネオプロピレングルコール260
部、トルエン1620部を仕込んだ。次に窒素ガスを吹
き込みながら系内を60℃まで昇温し、均一に溶解した
後、イソホロンジイソシアネート1221部を加え、さ
らに100℃まで昇温し、4時間保温した。この時点で
の反応液のイソシアネート基含有量は2.0%であっ
た。さらに90℃に降温し、窒素ガスの吹き込みを中止
し、2−ヒドロキシエチルアクリレート232部、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル2.0部を加え、7時間
保温してイソシアネート基含有量が0.4%となったと
ころで、冷却し、取り出した。加熱残分が約70%、イ
ソシアネート基含有量が0.4%、数平均分子量が33
00のウレタンアクリレート樹脂Eを得た。
【0033】
【表1】 製造例1〜5における配合モル数を表1に示
す。
【0034】
【実施例1】製造例1で得られたウレタンアクリレート
樹脂Aにトルエンを加熱残分が50%となる量を加え、
さらに光重合開始剤(チバガイギー社製、イルガキュア
ー651)を3%加えて均一に混合することにより試験
用光硬化性樹脂組成物を調製した。
【0035】
【実施例2〜3】、
【比較例1〜2】
【表2】に示すように、実施例1と同様にして試験用光
硬化性樹脂組成物を調製した。
【0036】
【表2】
【0037】(1)硬化性試験 試験用光硬化性樹脂組成物をガラス板にアプリケーター
で厚み25μmに塗布し、高圧水銀灯(80W/cm)
1灯、照射距離15cm、コンベアースピード20m/
分の条件でUV照射して、硬化するまでのパス回数を調
べた。
【0038】(2)光沢試験 目視にて塗膜表面の光沢の状態を評価した。
【0039】(3)密着性 15cm角の突板合板にバーコーターで試験用光硬化性
樹脂組成物を25g/mで塗布し、高圧水銀灯(80
W/cm)1灯、照射距離15cm、コンベアースピー
ド20m/分の条件で上記硬化性試験にて得られたパス
回数だけUV照射し、試験板とした。この試験板にカッ
ターナイフで100個の2mm角の碁盤目を付け、セロ
テープ剥離試験を行い、初期の密着性を調べた。更に、
この碁盤目を付けた試験板にサンシャインウェザーオメ
ーターで紫外線を100時間連続照射した後、セロテー
プ剥離を行い、耐光性試験後の密着性を調べた。
【0039】(4)耐割れ性 密着性試験時と同様に作製した試験板を80℃で2時間
及び−20℃で2時間の寒熱繰返し条件で2回処理した
後、塗膜に発生した割れの長さを測定した。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明の光硬化性樹脂組成物は、実施例
に示すように従来のものと比較して紫外線の光照射によ
る硬化は速く、初期及びサンシャイン100時間後とも
に光沢及び密着性が良好という効果を奏することができ
る。尚、表2の実施例と比較例との比較から、本発明の
光硬化性樹脂組成物より得られる塗膜は耐割れ性にも優
れることが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA01 AA05 QA03 QA08 QA09 QA13 QA17 QA22 QA23 QA24 QA31 QA33 QA37 QA38 QA39 QA45 QB24 SA22 SA32 SA34 SA54 TA01 TA07 UA01 VA01 WA02 4J027 AG04 AG12 AG14 AG15 AG23 AG24 AG25 BA04 BA05 BA07 BA10 BA13 BA15 BA19 BA25 BA26 BA28 CB10 CC04 CD08 4J034 CA01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA14 CA15 CB01 CB03 CB04 CB05 CB07 CC03 CC08 CC12 CC13 CC23 CC26 CC45 CC52 CC61 CC62 CC67 CD04 DA01 DB04 DF01 DG03 DG04 DG06 FA02 FB01 FC01 FD01 FE03 HA01 HA07 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC34 HC35 HC46 HC52 HC53 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 JA42 LA23 QA05 RA07 4J038 DG052 DG131 DG212 JA29 JA33 JA34 KA04 KA06 MA09 NA01 NA03 PB05 PC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子当り2個以上のイソシアネート基
    を有するポリイソシアネート化合物(a)、ポリテトラ
    メチレンエーテルグリコール(b)、3価以上の多価ア
    ルコール(c)及び水酸基含有(メタ)アクリレート
    (d)を反応させて得られる、末端に(メタ)アクリロ
    イル基及びイソシアネート基を有するウレタン(メタ)
    アクリレート樹脂(A)並びに光重合開始剤(B)を含
    有してなる光硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記ポリテトラメチレンエーテルグリコ
    ール(b)の数平均分子量が500〜3000であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂
    (A)のイソシアネート基含有量が樹脂固形分当り1〜
    10質量%であることを特徴とする請求項1〜2に記載
    の光硬化性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011241356A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Toagosei Co Ltd 硬化型組成物及びコーティング剤
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